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2006-12-07 21:41
 古代に栄華を誇った文明が滅んだ直接の原因は様々でしょう。戦争、天災、政治腐敗、・・・でもその多くの、根本的な原因が、土の荒廃にあるるのです。
 エジプト文明は、ナイル川の氾濫を制御しようとして、巨大な治水、灌漑を行いました。その結果、下流流域の生態系を壊し、循環を断ち切った為に土地が劣化して砂漠化したといわれています。あのエジプトがもともとは砂漠ではなかったのです。ナイル川流域は豊かな土地だったのです。そう、文明が砂漠を作ったのです。
 メソポタミア文明もインダス文明も黄河文明も衰退の理由は大筋で似た様なものです。つまり、4大河文明はみんな治水工事によって自然の循環を断ち切ったことによって生態系が破滅されて、砂漠化してゆき、その結果文明が崩壊していったのです。
 ギリシア文明は当初は自給自足の農耕から始まりました。都市型文明が花開いて、主食の穀物を周辺の植民地で安く作らせ、自国の畑ではより商品価値の高いオリーブオイルをとる為のオリーブやワインを作るためのブドウ等を栽培しました。その結果土壌浸食が速くなり、生態系の破壊がすすみ、食料不足や社会不安が起こって滅びました。ローマ文明の盛衰もギリシャ文明と似たようなものです。
(商品価値の高いオリーブやワインを、工業製品に置き換えると、まるで日本ですね。)
 いずれも、自然の循環を無視して土を荒廃させたことが原因です。
 現代文明は、石油と科学技術があるだけ、古代文明よりも、自然の循環の破壊の、速さと質がずっと大きいので、古代文明のように滅亡まで数千年も続く筈はありません。もう滅亡の兆しは始まっています。
 持続せずに滅んでいった古代文明に学ぶどころか、模範としているかのように、同じ道をもっと速くずっと大きな破壊をしながら辿っている自称「先進諸国」は、日本に限らずかなりの愚かものです。現代の文明を優れているとは、とても思えません。
 
参考文献;『地球環境を土から見ると』 松尾嘉郎、奥薗壽子 共著 
 
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【2006/12/07 21:41】 | 環境総論 トラックバック(0) |
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