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2015-04-23 23:52
~誰が入りたいのか?誰を入らせたいのか?~

TPP[Trans-Pacific Partnership]交渉は、現在難航し先行き不透明と言われています。それが本当のことならば喜ぶべきことですが、実情は藪の中です。実質まともなメリットも無く、大きなデメリットだらけで、さまざまな危険の可能性を孕んでいるTPPはこのまま交渉が決裂して締結しないで欲しいと切実に感じます。突然TPPの締結が発表された場合、その内容、本当の姿に唖然とする多くの国民の姿も想像されます。そして、締結後は「後の祭り」で、日本は海外企業、投資家たちにいいように利用され、財産を剥ぎ取られ、環境を破壊されていくでしょう。TPP参加で当初は得をする者もある程度多く出現するかも知れませんが、数年もすれば、得をする者は人口のほんの1%足らずで、多くの国民がハゲタカ企業にさまざまな財産を奪われてゆくことになるでしょう。
参加のメリットと言われている、「グローバル化が加速され、関税の撤廃により貿易の自由化が進み日本製品の輸出が拡大する、海外に進出しやすくなる」などは、すべて逆も言えることで(海外製品の輸入が増える、海外企業が進出してくる・・・)、本当にメリットとは考えられません。
それに対し、デメリットは明白に複数指摘出来ます。
ISD条約[Investor State Dispute Settlement 投資家対国家間の紛争解決条項]は、海外の投資家を保護する為の仕組みです。企業・投資家が損失・不利益を被った場合、国内法を無視して世界銀行傘下の国際投資紛争解決センターに提訴することが可能・・・と言う条約です。(2013年11月6日、訴訟の乱発を防ぐことを条件に合意に至る。)
これで、その国の主権はないがしろにされます。国際投資紛争解決センターで、一度判決が決まれば上訴することはできず、それが最終判決となるのです。ほとんどの審査は秘密で行われるため、存在すら公表されないことが多いのです。
実際、過去15年間にアメリカ企業が127回も外国政府を訴え、それによって数十億ドルもの賠償金を得ていることが国連の発表で明らかにされています。そんな大企業の訴訟にお墨付きを与えるのがISD条約でしょう。ISD条約は国家の中の国民よりも、企業の利益を守る条約なのです。

ラチェット規定は、一度自由化・規制緩和された条件は、当該国の不都合・不利益に関わらず取り消すことができないという制度です。(2013年11月23日、日本を含む参加12カ国により合意に至る。)これはTPP締結後、その内容が自国の不利益になることを知った国家が、抜けたいと申し出ても抜けられないと言う事です。その国の(国民の)財産を絞り取ろうと言う魂胆ではないでしょうか?


TPP交渉は企業やそのロビイストによって行われているのです。あらゆる交渉が秘密の中で行われ、途中経過は明かさないというルールです。つまり途中経過を知って、その内容の不公正な酷さで途中脱退出来ないようにする為でしょう。非常にいかがわしい交渉と言えましょう。。
以上のように、TPP条約は、交渉の段階で既に公正さは無く酷過ぎます。ISD条約、ラチェット規定のどちらか一方だけで十分に不参加の理由になるでしょう。不公正なTPPに縛り付ける為の罠でしょう。こんな詐欺的な交渉に参加しようとする政府は、それによって利権を貪ろうとしている一部の者達・・・巨大企業や投資家の回し者と言えましょう。


日本では参加に反対の人々もかなりいましたが、なし崩し的にTPP交渉に参加してしまいました。実際にTPP参加した場合、当初は得をする者もある程度の割合で出現するでしょうが、数年もすれば、得をする者はほんの一握り、1%足らずの人々で、その他大勢の国民がハゲタカ企業にさまざまな財産を奪われることになるでしょう。

日本国内の参加反対者の多くは、TPPはアメリカの仕掛けたトラップであると考えている人が多いようです。しかし現実にはアメリカでもTPP推進派はごく一握りの人々です。アメリカ国民にも参加反対者が非常に多いのです。アメリカ国内での反TPPデモの規模も頻度も日本よりも遥かに大きいのです。


では、本当にTPPの参加推進をしているのは誰でしょうか?
・・・それは、大企業の経営陣、投資家、多国籍企業の経営陣でしょう。それはアメリカに限らず、日本でも、そうでしょう。そう、TPPで利権を得て、大儲けを企んでいるのは、アメリカ国民ではなく、ほんの一握りの人々なのです。他のTPP参加賛成派は、彼らの体のいいプロパガンダに踊らされているだけでしょう。
TPPで交渉されている29項目のうち、関税など貿易に関するものは5つだけで、残りは法的ルールや環境など企業の権利を守るためのものだと言われています。
つまり、TPPはこれまで政府が持っていた権利を自分たちの企業に移行させる為の手段と言えましょう。これは多国籍企業が、政府より上の支配権を握る為の陰謀と言えましょう。。
TPPを推進しているのは、アメリカの一般国民ではなくて、アメリカの利益などどうでもいいと考える多国籍企業などの資本家が中心と言えましょう。
その証拠に日本のみならず、アメリカでもTPP反対のデモが、大規模に、頻繁に行われてきました。
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【2015/04/23 23:52】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

国際分業制
爽風上々
TPPを見ているとこれまでに進められてきた「国際分業制」というものを究極にまで高めようという方向であるものと思います。
これまでも「世界の工場」として日本が活躍し、それが中国やベトナムに移行していくとか、「世界の金融センター」がイギリスやアメリカであるとか、そういった「分業」が存在してきたのですが、まだまだ未熟な段階ではあったものと言えます。それをさらに推進しようとしています。

それ自体が「絶対の悪」と言うことは難しいでしょう。すでにその方向性で長い間進んできていますから。
それに慣らされているのが政財界の中心メンバーでもあり、経済学者という連中でもあります。

だとしたら、その究極の国際分業制推進を止めさせる論理は何か。
効率化という点ではさらに積極的な分業推進を行ない、工場は一つ、銀行も一つ、農場も一つといった具合に進める方が理想的でしょう。しかし、分業をしていくと「何の役にも立たない地域」という分業化もあり得るわけですし、「施しを受けるだけの地域」という分業も出てくることになります。

こういった分業は「道義的ではない」という論理が会います。論理というよりは倫理というべきかもしれません。
してみるとTPPを押し止める論理は「効率」と「道義」のせめぎ合いなのでしょうか。

まあ現状の議論の中ではその方向に向かうのはやむを得ないことかもしれません。
ただし、私が以前から主張している面から見れば非常に危険なのが「エネルギー依存のグローバル化」であるということです。
国際分業が成り立つのはあくまでも移動や輸送コストが非常に安い時だけです。これが崩れれば維持することは不可能です。
いくら世界の工場を一つにまとめても輸送コストが高ければ配送ができません。世界の農場も同様ですが、これは輸送が不安定になれば直接人々の命に関わります。

TPPは経済しか考えていません。輸送や食糧供給問題、エネルギー問題など危険なことは数多くあるのですが、総合的に捉えられる人はほとんど居ないのでしょう。

推進する者
guyver1092
 おっしゃる通り、推進の者は、他人の利益を合法的に自分に付け替えることを画策する、資本主義社会の真の支配者達でしょうね。対する国民は、彼らの長年の教育により、深く考える能力を失っており、意図的にリークされた撒き餌にのみ反応し、賛成という物も一定数います。過去の文明崩壊の歴史を検証する限り、富を一部の者が独占しすぎると文明は崩壊しているようです。やはり彼らの目的は文明の自滅であるという気がしてしまいます。

Re:国際分業制
雑草Z
国際分業制の歴史は良くは把握していませんが、他の歴史を見ても明らかなように、自然の成り行きで進められたのではなく、一部の利権の為にもっともらしい理由を付けられて推し進められたのではないかと想像します。だから、
>「絶対の悪」
とは言えないまでも、
>すでにその方向性で長い間進んできています
と言うのが、正当化の理由にはならないでしょう。

>効率化という点ではさらに積極的な分業推進を行ない、工場は一つ、銀行も一つ、農場も一つといった具合に進める方が理想的でしょう。

とは思いません。なので、

>TPPを押し止める論理は「効率」と「道義」のせめぎ合い

ではないと思います。推進の本音は多国籍企業などの経済成長目的のもっと汚い手段を選ばない方法で

「利権と不公正条約で罠に嵌める」だと思います。
だから
「罠に掛けるか掛らぬか?」だと考えています。

爽風上々御指摘のように、

>国際分業が成り立つのはあくまでも移動や輸送コストが非常に安い時だけ

と言うのが現実的かも知れませんが、例えコストが安くても、エネルギーの浪費であり、環境問題を悪化するので、将来に悪影響を及ぼす負の遺産となるでしょう。

>総合的に捉えられる人はほとんど居ないのでしょう。

そうですね。先ずは狂った現代経済学の洗脳から抜け出さなければなりませんね。脱グローバル化は理性で考えれば当然の帰着点でしょう。




Re:推進する者
雑草Z
>推進の者は、他人の利益を合法的に自分に付け替えることを画策する、資本主義社会の真の支配者達
>対する国民は、彼らの長年の教育により、深く考える能力を失っており、意図的にリークされた撒き餌にのみ反応し、賛成という物も一定数います。

要点を盛り込んでしっかりまとめて戴いて有難う御座います。私の書いた本文よりもすっきりしますね。

>過去の文明崩壊の歴史を検証する限り、富を一部の者が独占しすぎると文明は崩壊しているようです。

この辺り、興味深いです。是非記事にまとめて欲しいと思います。

>やはり彼らの目的は文明の自滅であるという気がしてしまいます。

いつもの、guyver1092さん一流の持論ですね。
これまでguyver1092さんが何度も繰り返し述べてきたことであり、私はその、文明の自滅を目的にする理由をお尋ねして来ました。もう一度しつこくお聞きします。
彼らが
「文明の自滅を目的にする理由」をどのように想像されますか?西洋文明(も社会主義国家も)破壊して、台頭しようとする勢力の陰謀でしょうか?それとも・・・
しつこくてすみません。

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コメント
この記事へのコメント
国際分業制
TPPを見ているとこれまでに進められてきた「国際分業制」というものを究極にまで高めようという方向であるものと思います。
これまでも「世界の工場」として日本が活躍し、それが中国やベトナムに移行していくとか、「世界の金融センター」がイギリスやアメリカであるとか、そういった「分業」が存在してきたのですが、まだまだ未熟な段階ではあったものと言えます。それをさらに推進しようとしています。

それ自体が「絶対の悪」と言うことは難しいでしょう。すでにその方向性で長い間進んできていますから。
それに慣らされているのが政財界の中心メンバーでもあり、経済学者という連中でもあります。

だとしたら、その究極の国際分業制推進を止めさせる論理は何か。
効率化という点ではさらに積極的な分業推進を行ない、工場は一つ、銀行も一つ、農場も一つといった具合に進める方が理想的でしょう。しかし、分業をしていくと「何の役にも立たない地域」という分業化もあり得るわけですし、「施しを受けるだけの地域」という分業も出てくることになります。

こういった分業は「道義的ではない」という論理が会います。論理というよりは倫理というべきかもしれません。
してみるとTPPを押し止める論理は「効率」と「道義」のせめぎ合いなのでしょうか。

まあ現状の議論の中ではその方向に向かうのはやむを得ないことかもしれません。
ただし、私が以前から主張している面から見れば非常に危険なのが「エネルギー依存のグローバル化」であるということです。
国際分業が成り立つのはあくまでも移動や輸送コストが非常に安い時だけです。これが崩れれば維持することは不可能です。
いくら世界の工場を一つにまとめても輸送コストが高ければ配送ができません。世界の農場も同様ですが、これは輸送が不安定になれば直接人々の命に関わります。

TPPは経済しか考えていません。輸送や食糧供給問題、エネルギー問題など危険なことは数多くあるのですが、総合的に捉えられる人はほとんど居ないのでしょう。
2015/04/27(Mon) 07:46 | URL  | 爽風上々 #-[ 編集]
推進する者
 おっしゃる通り、推進の者は、他人の利益を合法的に自分に付け替えることを画策する、資本主義社会の真の支配者達でしょうね。対する国民は、彼らの長年の教育により、深く考える能力を失っており、意図的にリークされた撒き餌にのみ反応し、賛成という物も一定数います。過去の文明崩壊の歴史を検証する限り、富を一部の者が独占しすぎると文明は崩壊しているようです。やはり彼らの目的は文明の自滅であるという気がしてしまいます。
2015/04/28(Tue) 21:12 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:国際分業制
国際分業制の歴史は良くは把握していませんが、他の歴史を見ても明らかなように、自然の成り行きで進められたのではなく、一部の利権の為にもっともらしい理由を付けられて推し進められたのではないかと想像します。だから、
>「絶対の悪」
とは言えないまでも、
>すでにその方向性で長い間進んできています
と言うのが、正当化の理由にはならないでしょう。

>効率化という点ではさらに積極的な分業推進を行ない、工場は一つ、銀行も一つ、農場も一つといった具合に進める方が理想的でしょう。

とは思いません。なので、

>TPPを押し止める論理は「効率」と「道義」のせめぎ合い

ではないと思います。推進の本音は多国籍企業などの経済成長目的のもっと汚い手段を選ばない方法で

「利権と不公正条約で罠に嵌める」だと思います。
だから
「罠に掛けるか掛らぬか?」だと考えています。

爽風上々御指摘のように、

>国際分業が成り立つのはあくまでも移動や輸送コストが非常に安い時だけ

と言うのが現実的かも知れませんが、例えコストが安くても、エネルギーの浪費であり、環境問題を悪化するので、将来に悪影響を及ぼす負の遺産となるでしょう。

>総合的に捉えられる人はほとんど居ないのでしょう。

そうですね。先ずは狂った現代経済学の洗脳から抜け出さなければなりませんね。脱グローバル化は理性で考えれば当然の帰着点でしょう。


2015/04/29(Wed) 01:13 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:推進する者
>推進の者は、他人の利益を合法的に自分に付け替えることを画策する、資本主義社会の真の支配者達
>対する国民は、彼らの長年の教育により、深く考える能力を失っており、意図的にリークされた撒き餌にのみ反応し、賛成という物も一定数います。

要点を盛り込んでしっかりまとめて戴いて有難う御座います。私の書いた本文よりもすっきりしますね。

>過去の文明崩壊の歴史を検証する限り、富を一部の者が独占しすぎると文明は崩壊しているようです。

この辺り、興味深いです。是非記事にまとめて欲しいと思います。

>やはり彼らの目的は文明の自滅であるという気がしてしまいます。

いつもの、guyver1092さん一流の持論ですね。
これまでguyver1092さんが何度も繰り返し述べてきたことであり、私はその、文明の自滅を目的にする理由をお尋ねして来ました。もう一度しつこくお聞きします。
彼らが
「文明の自滅を目的にする理由」をどのように想像されますか?西洋文明(も社会主義国家も)破壊して、台頭しようとする勢力の陰謀でしょうか?それとも・・・
しつこくてすみません。
2015/04/29(Wed) 01:26 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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