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2014-09-23 00:01
~成長を強いることこそ暗い~

最近あるところで成長の限界に関して話し、脱成長の必要性を述べた時「成長を望めない社会は、希望、夢がなくなるようなイメージがある」のようなことを言った人が何人もいました。今の社会では(経済)成長が是とされ、それに経済成長志向派が大多数である事を再認識しました。
そういえばかつて、脱成長を柱の一つとする団体の話し合いの席でさえ、「脱成長という言葉は、暗いイメージがあるから、他の表現がないものか・・・」などという話題が上がってきました。
「成長がないのが暗い」という発想する事自体が、現代の(経済)成長絶対志向に洗脳された発想でしょう。

経済成長[Economic growth] の定義は、GDPの増加です。これを成長[Growth] ということ自体が混乱の原因の大きな一つの要因でしょう。この定義では、昨年と同じ事をするのに、昨年よりも余計経費がかかったら、「成長」です。・・・普通の感覚では逆ではないでしょうか?つまり、同じ事をするのに要領よく、経費も削減できれば「成長」でしょう。
つまり、GDPの増加で定義される「経済成長」は、無駄の増加、浪費の増加のイメージです。GDPの増加によって、物の消費も増えますし、それに伴い廃棄物の量も増えます。そのような「経済成長」の先にあるものは、明るい活気のある社会と捉えているのでしょうか?仮にそんな事になろうともそれはほんの一瞬の事で、その後には、環境や社会の悪化が起こり、廃棄物が溜まるのです。「経済成長」と言う言葉を非常に不快と感じるのは私だけでしょうか?

一般の企業で考えて見ますと経済成長は、売り上げを伸ばすことになります。毎年毎年売り上げを伸ばしていくことが強いられれば、プレッシャーが大きく苦痛と感じる社員のほうが多いでしょう。売り上げをも伸ばさなくていいのなら、遥かに楽でしょう。
売り上げを伸ばさなければ給料が下がる・・・としたら、それはおかしな話です。昨年と同じ売り上げなら、昨年と同じ給料・・・が基本のはずです。そうではなく、ある程度売り上げを伸ばさないと昨年と同じ給料を貰えないとしたら、それは中間搾取されるからです。具体的には、銀行、投資家、経営者に搾取されるのです。


このようなことを話すと、「それでは進歩がない、他の動物と違って、進歩や夢があるのが人間である・・・・」のようなことを言う輩が必ずと言っていいほど現れますが、そんな肥大化膨張だけが「進歩や夢」だとするのなら発想が貧し過ぎます。『そんなこと』が「進歩や夢」だとしたならば進歩や夢なんてないほうがいいでしょう。
ここで言う『そんなこと』を具体的に表現してみましょう。
食事ならば、毎年毎年、高い高カロリーのものを食べていってぶくぶく太ること・・・
旅で例えるならば、近場から、他県、外国、果ては宇宙まで旅行すること・・・
所有物ならば毎年毎年所有物が増えて膨大になっていくこと。その増加率自体も毎年毎年増えること・・・

私は、毎年昨年よりも高価なものを食べたいとは思わないし、宇宙旅行もしたくないし、所有物も必要以上に増やしたくありません。

お金をどんどん使って資源を浪費して達成するそんな物事が「進歩や夢」なのでしょうか?・・・そんなことを求めなくても、同じ食材で工夫によって美味しくいただけますし、そんなに遠くに行かなくても、身近なところに新たな発見はありますし、所有物もほどほどで十分です。
「大きな幸せは必要なく、そこそこの幸せで十分だ」という事ではありません。それはそれで悪くはない発想ですが、「お金が有り余るほど無ければ、大きな幸せは掴めない」「お金や物を沢山所有すれば、それに比例した大きな幸せが得られる」・・・と考える事がかなり貧しい発想だと言う事です。

 今日のように物資が有り余るようになった社会、成長の限界に直面した社会に達しても、経済成長しなければならない・・・と強いるのは大きなプレッシャーです。明るくも楽しくもないし、希望も見いだせません。経済成長する事の必要もありません。経済成長は、環境を破壊し、人類を追い詰めるだけです。
「脱成長」は決して暗いイメージや希望を失う言葉ではありません。それどころか逆に、固定観念のがんじがらめのプレッシャーから開放され、自由が得られる事でしょう。


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【2014/09/23 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

洗脳
guyver1092
 日本人(おそらくは世界中の人)の大多数は、経済成長は絶対的な善という洗脳がしみわたっているのは間違いないと考えます。たとえば、エネルギー問題に関して知人と議論したことがあるのですが、新エネルギーの開発によって、石油代替は成ると考えているようでした。新エネルギーは人類の科学的知見からすると、絵空事であることを説明すると、絵空事を納得した後の言葉は「原子力しかないのか」でした。原子力も絵空事であることを説明し、経済成長は地下資源が無くなるまでであろうと言うと、「随分暗い未来しかない」との感想を持ったようでした。
 私の好きな小説の中に「進歩や夢」ではありませんが、あらゆる変化から保護された社会に対して「進化も発展もないではないか」との疑問を発したのに対し、「人類はすぐに進化とか発展とかを口にするが、そのためにこのように破滅に付け込まれることになったのではないか」と応答するシーンを思い出してしまいました。事実、現代社会は、進歩という名の破滅の坂を転がり落ちている最中で、崖はあと数十年との研究もあるようです。

http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11839715029.html


Re:洗脳
雑草Z
>経済成長は地下資源が無くなるまでであろうと言うと、「随分暗い未来しかない」との感想を持ったようでした。

記事の冒頭のケースと同じ反応ですね。私は、地下資源が無くなる以前に環境汚染で破局を迎えると考えています。その汚染の酷さを少なくする為に、石油を筆頭に地下資源は少ない方がいいと考えています。

>経済成長は絶対的な善という洗脳がしみわたっているのは間違いないと考えます。

ですね。私は今回の記事で経済成長の呪縛のほうが人間を苦しめると言う事を描いているのですが、そんな「当然のこと」にも気が付かないほどに、経済成長洗脳は常識化してますね。

>「人類はすぐに進化とか発展とかを口にするが、そのためにこのように破滅に付け込まれることになったのではないか」と応答するシーン

私もまさにそのような事を言いたいのです。この小説のタイトルと作者を教えて下さい。

>崖はあと数十年との研究もあるようです。

これまでの記事で何度か述べているように、私も同じような見解です。つまり21世紀は「夢の世紀」ではなくて、「破局の世紀」であると。

それを避ける方法として

>自然からの資源の一人あたりの配分量を環境維持可能なレベルにまで減らし、また、資源が合理的な範囲で公平に分配された場合


と描かれていますが、これまた私も同じ見解です。そしてその有力な方法が、以前からguyver1092されている、ゲゼルの減価するお金ではないかと気が付きました。
関連の記事を描こうと考えています。guyver1092 さんは今までに何度か描かれていますが、また違った角度から描いて下さいますか?
「リアルマネー、原価するお金が世界を破局から救う」






破滅に付け込まれる
guyver1092
 この小説は、私がたまにコメントのネタにしている「百億の昼と千億の夜」です。作者は光瀬龍といいます。テーマは神、終末等です。
 エントロピー会計基準は、企業についてはめどがついた気がしますが、自然人の成長しないための税制を思いつかず苦戦しています。
「リアルマネー、減価するお金が世界を破局から救う」 について、まだ読んでははいないのですが、似たようなことを書かれているであろう本もあるようです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4062183897/ref=wl_it_dp_o_pC_nS_ttl?_encoding=UTF8&colid=1643M2WQ7QKJ3&coliid=I3BZRRH3IGA5RF
 順番は後になりますが、書いてみます。

Re:破滅に付け込まれる
雑草Z
私は小説は殆ど読みませんが(いちばん近いところで読み通した小説は「2050年は江戸時代」かも知れません。)

>「百億の昼と千億の夜」

は、guyver1092さんがネタにも使っているということですし、読んでみたいです。今回の内容も非常に興味があります。作者の光瀬龍は、私の通った高校の先輩にあたる方ですので名前だけは高校の時から知っていました。これも何かの縁ですので、彼の作品も一つくらいは読んでみようと思いました。この作品が妥当ですね。

当方は、金融の仕組みを調べているうちにお金の仕組みの不合理にも行き着き、ゲゼルの洞察の鋭さにやっと気がつきました。guyver1092さんにかなり遅ればせながら、ゲゼルはちょっとしたマイブームです。

>順番は後になりますが、書いてみます。

ぜひお願いします。


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この記事へのコメント
洗脳
 日本人(おそらくは世界中の人)の大多数は、経済成長は絶対的な善という洗脳がしみわたっているのは間違いないと考えます。たとえば、エネルギー問題に関して知人と議論したことがあるのですが、新エネルギーの開発によって、石油代替は成ると考えているようでした。新エネルギーは人類の科学的知見からすると、絵空事であることを説明すると、絵空事を納得した後の言葉は「原子力しかないのか」でした。原子力も絵空事であることを説明し、経済成長は地下資源が無くなるまでであろうと言うと、「随分暗い未来しかない」との感想を持ったようでした。
 私の好きな小説の中に「進歩や夢」ではありませんが、あらゆる変化から保護された社会に対して「進化も発展もないではないか」との疑問を発したのに対し、「人類はすぐに進化とか発展とかを口にするが、そのためにこのように破滅に付け込まれることになったのではないか」と応答するシーンを思い出してしまいました。事実、現代社会は、進歩という名の破滅の坂を転がり落ちている最中で、崖はあと数十年との研究もあるようです。

http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11839715029.html
2014/09/24(Wed) 21:51 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:洗脳
>経済成長は地下資源が無くなるまでであろうと言うと、「随分暗い未来しかない」との感想を持ったようでした。

記事の冒頭のケースと同じ反応ですね。私は、地下資源が無くなる以前に環境汚染で破局を迎えると考えています。その汚染の酷さを少なくする為に、石油を筆頭に地下資源は少ない方がいいと考えています。

>経済成長は絶対的な善という洗脳がしみわたっているのは間違いないと考えます。

ですね。私は今回の記事で経済成長の呪縛のほうが人間を苦しめると言う事を描いているのですが、そんな「当然のこと」にも気が付かないほどに、経済成長洗脳は常識化してますね。

>「人類はすぐに進化とか発展とかを口にするが、そのためにこのように破滅に付け込まれることになったのではないか」と応答するシーン

私もまさにそのような事を言いたいのです。この小説のタイトルと作者を教えて下さい。

>崖はあと数十年との研究もあるようです。

これまでの記事で何度か述べているように、私も同じような見解です。つまり21世紀は「夢の世紀」ではなくて、「破局の世紀」であると。

それを避ける方法として

>自然からの資源の一人あたりの配分量を環境維持可能なレベルにまで減らし、また、資源が合理的な範囲で公平に分配された場合


と描かれていますが、これまた私も同じ見解です。そしてその有力な方法が、以前からguyver1092されている、ゲゼルの減価するお金ではないかと気が付きました。
関連の記事を描こうと考えています。guyver1092 さんは今までに何度か描かれていますが、また違った角度から描いて下さいますか?
「リアルマネー、原価するお金が世界を破局から救う」




2014/09/25(Thu) 06:31 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
破滅に付け込まれる
 この小説は、私がたまにコメントのネタにしている「百億の昼と千億の夜」です。作者は光瀬龍といいます。テーマは神、終末等です。
 エントロピー会計基準は、企業についてはめどがついた気がしますが、自然人の成長しないための税制を思いつかず苦戦しています。
「リアルマネー、減価するお金が世界を破局から救う」 について、まだ読んでははいないのですが、似たようなことを書かれているであろう本もあるようです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4062183897/ref=wl_it_dp_o_pC_nS_ttl?_encoding=UTF8&colid=1643M2WQ7QKJ3&coliid=I3BZRRH3IGA5RF
 順番は後になりますが、書いてみます。
2014/09/26(Fri) 00:39 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:破滅に付け込まれる
私は小説は殆ど読みませんが(いちばん近いところで読み通した小説は「2050年は江戸時代」かも知れません。)

>「百億の昼と千億の夜」

は、guyver1092さんがネタにも使っているということですし、読んでみたいです。今回の内容も非常に興味があります。作者の光瀬龍は、私の通った高校の先輩にあたる方ですので名前だけは高校の時から知っていました。これも何かの縁ですので、彼の作品も一つくらいは読んでみようと思いました。この作品が妥当ですね。

当方は、金融の仕組みを調べているうちにお金の仕組みの不合理にも行き着き、ゲゼルの洞察の鋭さにやっと気がつきました。guyver1092さんにかなり遅ればせながら、ゲゼルはちょっとしたマイブームです。

>順番は後になりますが、書いてみます。

ぜひお願いします。
2014/09/26(Fri) 20:24 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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