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2013-10-11 00:01
前回の記事 【『経済成長』考 <前半>】 の続きです

さて、前段で仮定した社会では、極相林の生産力の上限まで人口が増えた場合、人々はどのような反応をするでしょうか。自分たちの財産である極相林が劣化することは、自分の財産の減少であると認識し(会計の貸借対照表上、資産額が減る)、江戸時代享保あたりの日本人のように人口増加をやめる選択をしたとすれば、社会システムに人口の暴走を止めるマイナスフィードバックをかけたということになるのではないでしょうか。
 極相林の劣化を資産額の減少とする基準は、江戸時代後期の社会の、森林は畑であり、財産であったことと共通する価値基準と見ることが出来ると考えます。これに対し、現代社会は会計基準をはじめとした法律上には、人間社会の入れ物である自然環境の状態を表す方法が何も無く、全く無価値であることと対照的です。
現代社会の自滅的行動を制限し、文明崩壊を防ぐ方法を見つけた気がします。何らかの方法で、会計の貸借対照表に人間社会の入れ物である自然環境を組み込めば良いのです。貨幣自体を自然環境の太陽エネルギー蓄積能力に連動させる、またはエコロジカルフットプリントと税金を連動させ、環境悪化すればするほど税金が高くなり、景気を抑制する等が考えられます。

ここまで考えた経済成長は、現在の石油文明の経済成長とは根本の部分で違っています。違う部分は一人当たりのエネルギー消費量の増加です。ここまで考えてきた経済成長では、社会全体の規模拡大のみを考えており、一人当たりのエネルギー消費量の増加は考えに入っていないのです。
社会の拡大と、一人当たりのエネルギー消費の拡大が同時に起こる我々の知る経済成長が始まったのは、産業革命当時のイギリスです。この当時のイギリスの社会を分析し、なぜイギリスで産業革命が起こったかを考察したページを見つけました。

何故イギリスで産業革命が起こったのか?>  
『なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』産業革命と国の「仕事力」

貨幣進化論ではいろいろ条件を挙げ、考察して結論は不明としていましたが、このページによると労働者の賃金が高かったこと及び安い石炭価格により、労働賃金を機械に置き換えようとしたとあります。
しかし同時期のフランスの例を考えれば「嘘ではないが事実すべてでもない」でしょう。動機としては正しいでしょうが、真の理由としては、労働者の高賃金により、市場がもともと大きかったからこそ工業製品が売れ、投下資本の回収が出来て、拡大再生産に繋がったのだと考えます。これは現代日本の経済成長がストップした時期と賃金の増加が鈍った時期から考えても明らかだと考えます。経済成長は安いエネルギー価格と高い労働者賃金によりはじまり、高くなったエネルギー価格と、安くなった労働者賃金により終わるのです。
 加えて言うなら、石炭価格が安くなったのは、石炭のエネルギー産出比が大きかったからでしょう。たとえばその当時のイギリスにあったのがシェールオイル、またはタールサンドであったなら燃料価格は安くならず、結果として産業革命は起きず、森林の消失によりいずれは文明崩壊を起こしたでしょう。また、現代日本では画期的な技術革新によりエネルギー及び資源の利用率が劇的に高まれば、その恩恵が社会の隅々までいきわたるまでは経済成長できる期間も延長するでしょうが、これは物質、物理法則の制限により現実には非常に難しいでしょう。
消費支出と可処分所得
国民可処分所得推移
賃上げ率と賃金水準上昇率


上記リンクを三つ合わせて考えてみると、91年までは日本の家計の可処分所得が順調に伸びていたのが、92年には伸び率が減少しています。しかしそれに先立ち、賃金の伸び率は90年を頂点として低下を続けています。この差は、サラリーマン世帯の可処分所得が減って、資本家等の世帯の収入が増え、結果として国民全世帯の可処分所得は増えたということなのでしょう。この可処分所得と賃金の増加率の減少の時期のずれと経済成長率の低下(下記リンクによると91年から経済成長率は大きく低下します)から考えると、資本家等の収入が増えることは国全体の経済成長には寄与しないということがうかがえます。経済成長率にもっとも大事なことは国民の多数派を占めるサラリーマン世帯の可処分所得の伸び率であると考えられます。実際に可処分所得の総額のグラフと経済成長率のグラフを重ねても一致しませんが、経済成長率と賃金の伸び率のグラフを重ねると傾向として良く一致します。

経済成長率の推移

それでは、可処分所得の総額のグラフと傾向として一致するグラフは何になるでしょうか。それは日本の一次エネルギー消費量及び、経済の規模であると考えられます。

増大する日本のエネルギー消費量

経済規模は国民の可処分所得と相関関係があり、突き詰めると入手した一次エネルギーの総量という、物理的なものに制限されるのです。

景気回復を実感できない理由

もし経済成長をしようと考えるのなら、サラリーマン世帯の可処分所得を増やさなければ何をしても無駄と考えます。
 
 さて、今までの考察では、現在いろいろ言われている以上の結論は出てこない気がします。今までと異なる視点から考え、いわば立体的な視点から見なければ、経済の真実は見えてこないでしょう。たとえば万年単位で経済というものを見てみればどうでしょうか。
人類が交換(経済の発生)を始めたのは約7万5千年前で、この頃は物々交換でした。その後、交換の増大とともに、都市の発生(分業)、原始貨幣の発生、貨幣(硬貨)の発明、貨幣の物質からの切り離し等を経て現在社会に至ったわけですが、注目すべきは分業と考えます。分業は都市の発達した初期から行われていたのですが、メソポタミアのウルクでは職業が120種類あったようです。そして現代日本では、2011年版職業分類によると17209種類まで職業が細分化しています。ところで人間も生物の一種類ですから、食料が必要です。狩猟採取の時代は狩人という一種類の職業で食料を得ていたのが、現代では2万近くの職業がなければ食料を得られなくなったということになります。経済が成長するという事は文明が発達することと不可分で、分業の細分化と考えます。
さて、分業はなぜ発生したのでしょうか。

分業と企業の論理

上記のページに限らず、効率化のためと説明されています。しかし行きすぎによる弊害も下記リンクのように言われているようです。

組織構造改革に見られる問題点

私の結論は出ました。経済成長とは、分業の発達過程と考えます。そして重要なことは、現代に至って、行き過ぎた分業による効率悪化が起きてしまっていることです(雑草Zさんはこれを浪費ととらえていますね)。この分業の行き過ぎは、文明の暴走と考えて良いでしょう。最も効率のよいところまで文明を後退させなければ、人類は文明崩壊という悲惨な結末しかないでしょう。

参考
槌田エントロピー理論
貨幣進化論
ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか


以上、このサイトの常連である HN guyver1092さんに書いて頂いた記事<『経済成長』考>を2回に分けて掲載させて頂きました。この記事はもともと一つの記事であったものです。
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【2013/10/11 00:01】 | Sustainability トラックバック(0) |

経済成長とは、分業の発達過!?
雑草Z
 今回の記事は、中身の濃いguyver1092さんの記事の中でも、内容的にも最も大作になったと思います。リンクのページも合わせて読むとかなり時間もかかります。私自身、経済成長に関しては色々考えていましたが、今回の記事には今まで考えた事が無かった切り口からの洞察もあり、かなり参考になりました。コメントも一回では無理だと思いますので部分別に何度かに分けて描かせて頂きます。今回は最初と最後の部分に関するコメントです。

guyver1092さんが以前から示唆されていたように、極相林の生産力の上限が人口や経済成長の上限である事は非常に大切な事であると再認識致しました。これを越えるとフロー収支は赤字になり、自然環境が破壊されていきますね。社会の持続可能性が無くなると言う事ですね。多くの人が認識すべき重要事項でしょう。

>江戸時代後期の社会の、森林は畑であり、財産であったことと共通する価値基準

これほど重要な価値観が、短期的な経済成長の為に壊されてしまった事は、日本人にとっても世界中の人類にとっても最も大きな痛手です。後悔する日も近いでしょう。

>経済成長とは、分業の発達過程と考えます。

これはまた、guyver1092さんらしい大胆な考察です。

>行き過ぎた分業による効率悪化が起きてしまっている

と言う事に関しては同意致しますが、

>分業の発達過程

に関してはちょっと考えてしまします。

現代は、不要な(・・と言うよりは「あってはならない」)仕事の創出や物の生産、サービスの供給(押し売り)によって、経済成長を続けようとしているとは言えましょうが、

>経済成長とは、分業の発達過程

は、かなり踏み込んだ洞察でインパクトがあります。今のところ賛成とも反対とも言えません。

興味深いと思います。
でなしNo.146
>経済規模は国民の可処分所得と相関関係があり、突き詰めると入手した一次エネルギーの総量という、物理的なものに制限されるのです。

この箇所は完全に同意いたします。

僕は、現代の経済成長の正体は、政府(国)が税収(財源=国力)を充実させるための詭弁だと思っています。

実際に、国民のサラリーマンレベルが所得が増えていた時代は経済成長こそが幸せになる(欲望を満たす)近道という刷り込みが可能だったと思いますが、現在では資本家層(役員レベル以上)の所得は景気などによって増減しますが、サラリーマンレベルは好景気を感じることはほぼできなくなったと考えております。
ちなみに、付け加えると不景気になると影響を受けやすいという状況です。

なお、この意見についても、記事中にて同じような趣旨の箇所(部分一致ですが)があり、概ね同意するところであります。

結論とされた行き過ぎた分業については、前回の記事と今回の記事を踏まえた上で、分業過程が経済成長であるということでしたら、そういう側面は間違いなくあると思います。

もちろん分業最適化による持続可能な社会形成には、人口調整の問題などもセットで解決していくべきだと考えます。

記事を通して読ませていただいて、人口と経済・環境への影響について・エネルギーについて、洞察を深めることに加え新しい視点を得ることができました。ありがとうございます。

江戸時代の価値基準
guyver1092
 江戸時代は森林も畑云々は経済学では外部経済、外部不経済として把握されているようですがこれを内部化する、具体例の一つとして考えていただければと思います。
 実はこの会計法等は、企業に代表される現代人の思考を制御していると考えています。「欲望を数値に変換する装置」の続編として書くつもりでいます。
 「分業は文明の発達過程」は「ヒトはなぜ人間になれたのか」で都市と集落の区別のくだりで思いつきました。階級(分業)があり、必要な物を交換し合い、これを管理する機構が整った複雑な社会が都市だそうです。

でなしNo.146さん、お久しぶりです。
guyver1092
 いろいろ賛成していただきありがとうございます。この記事は、正月ごろからずっと考えていたのですが、「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」を読んで新しい視点を見つけ(後で気がつきましたが、「貨幣進化論」にもヒントはありました)やっと形になったのです。
 人口調節も考えなければならないものですね。とてつもなく難しそうと言う気はしますが。


雑草Z
>階級(分業)があり、必要な物を交換し合い、これを管理する機構が整った複雑な社会が都市

この定義は非常に面白いですね。納得致します。そしてそれ故にやはり都市は、社会の持続可能性を破壊していると思いますが、如何でしょうか?

>会計法等は、企業に代表される現代人の思考を制御していると考えています。

なるほど!「制御」ですか。経済の枠組みを規定言う事でしょうか。会計法等によってどこまで社会を変えられるか(・・guyver1092 さんの記事を読んでいるとかなり出来そうな気がします。)御呈示頂けることは非常に興味深いです。
>「欲望を数値に変換する装置」
の続編、非常に期待しております。


>経済成長は安いエネルギー価格と高い労働者賃金によりはじまり、高くなったエネルギー価格と、安くなった労働者賃金により終わる

なるほど、これは言えていますね。歴史も証明しています。そして現在その終末状態が日本に限らず、世界中で起こりつつあると言えましょうか。

>政府が税収を充実させるための詭弁
雑草Z
    でなしNo.146さん

 のコメントの中の

>現代の経済成長の正体は、政府(国)が税収(財源=国力)を充実させるための詭弁だと思っています。

は、非常に面白いと思いました。guyver1092 とはまた違った観点からのユニークな発想で、なるほど一理あると思います。現在進行形の世紀の愚策、アベノミクスが正にそれですね。まあ、安倍本人は、それで本当に経済が上手くいくと思っているのでしょうかね。




文明
guyver1092
 都市の機構は文明そのものと考えられるのでしょうね。文明は野放しにすると、自滅に向かうようですね。たとえば江戸時代の日本は、植物の生産性を上限に自己制御したと考えられるのではないでしょうか(石川英輔氏の意見です)。
 持続可能性を歴史的には、ほとんど壊してきたのではないでしょうか。

Re:文明
雑草Z
 確かに

>都市の機構は文明そのもの

と考えられますね。つまり、

>文明は野放しにすると、自滅に向かう

を言いかえれば

「都市は野放しにすると、自滅に向かう」

となりますね。激しく同意です。そのように考えると、江戸の町は大都市にも関わらず持続可能性を維持した稀な素晴らしい例ですね。その持続可能性が、明治維新で少し破壊され
、第二次世界大戦の敗戦後にアメリカによって完璧に破壊されましたね。
 江戸と比べれば、現在日本中の都市が行っているリサイクル運動や緑化、都市計画など、幼稚な子供だましレベルですね。

まさしく子供だましですが
guyver1092
 その幼稚な子供だましにころっと騙されてしまうのがなさけないですね。弱肉強食の世の中ですので、日本国民には、ころっと騙される程度の頭では食い物にされるだけと理解して、賢くなってほしいものです。

弱肉強食が人間の本性か?
雑草Z
 アメリカが手本を作った自由主義、アメリカ型資本主義はまさしく弱肉強食ですね。それを世界中に押し付けているのがグローバリズムの隠された本質ではないでしょうか?・・ただ、主導者はアメリカと言うよりも多国籍企業と言うべきでしょう。各国の政府は多国籍企業の傀儡となり下がりました。


>狩猟採取の時代は狩人という一種類の職業で食料を得ていたのが、現代では2万近くの職業がなければ食料を得られなくなったということになります。経済が成長するという事は文明が発達することと不可分で、分業の細分化と考えます。

この議論の流れを読むと確かに

>経済成長とは、分業の発達過程

と言えるかも知れませんね。然し、分業と言うよりも、やはり無駄で不要な仕事と言った方がしっくりくると思います。
金融業をはじめとして、食料生産など基本的な産業に直接関係ない「都市型」の職業とは、寄生、若しくは中間搾取と解釈してもいいかも知れません。如何でしょう?



多面的な見方
guyver1092
 何を基準に見るかにより、物事は複数の見方が出来ると考えます。人が自分の食料を得るのに、どれだけのエネルギーを消費したかという見方をすれば、過去のどの時代よりも無駄な回り道をして食料を得ているのが現代と考えますが、過去から現在までのそれぞれの時代に食料を得るためにどれだけ交換をしてきたかの歴史として考えると、分業の発達過程と言えると考えます。
 都市型の職業については、槌田氏の化石燃料サイクルは補助動力サイクルであるという議論が参考になるのではないでしょうか。人間も生物であることから、食料を得ることこそが絶対であり、食料を得るための補助動力により膨れ上がった人間社会を維持するために出来た職業は、基本的に余分に発生したエントロピーであると考えてよいのではないでしようか。

Re:多面的な見方
雑草Z
そうですね。おっしゃる通り、物事は複数の見方が出来ますね。

>経済成長とは、分業の発達過程

もその一つでしょうね。

>過去のどの時代よりも無駄な回り道をして食料を得ているのが現代

私もその通りだと思います。現代は昔よりも合理的になっているなんて思われてますが、不合理になっている事のほうが多いと思います。時間的効率化の為に大量にエネルギーを投入します。これ先の省エネテクニックで、大きくエネルギーを浪費していますね。

>食料を得るための補助動力により膨れ上がった人間社会を維持するために出来た職業は、基本的に余分に発生したエントロピーであると考えてよい

なるほど、非常に面白い、本質を突いた洞察ですね。

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コメント
この記事へのコメント
経済成長とは、分業の発達過!?
 今回の記事は、中身の濃いguyver1092さんの記事の中でも、内容的にも最も大作になったと思います。リンクのページも合わせて読むとかなり時間もかかります。私自身、経済成長に関しては色々考えていましたが、今回の記事には今まで考えた事が無かった切り口からの洞察もあり、かなり参考になりました。コメントも一回では無理だと思いますので部分別に何度かに分けて描かせて頂きます。今回は最初と最後の部分に関するコメントです。

guyver1092さんが以前から示唆されていたように、極相林の生産力の上限が人口や経済成長の上限である事は非常に大切な事であると再認識致しました。これを越えるとフロー収支は赤字になり、自然環境が破壊されていきますね。社会の持続可能性が無くなると言う事ですね。多くの人が認識すべき重要事項でしょう。

>江戸時代後期の社会の、森林は畑であり、財産であったことと共通する価値基準

これほど重要な価値観が、短期的な経済成長の為に壊されてしまった事は、日本人にとっても世界中の人類にとっても最も大きな痛手です。後悔する日も近いでしょう。

>経済成長とは、分業の発達過程と考えます。

これはまた、guyver1092さんらしい大胆な考察です。

>行き過ぎた分業による効率悪化が起きてしまっている

と言う事に関しては同意致しますが、

>分業の発達過程

に関してはちょっと考えてしまします。

現代は、不要な(・・と言うよりは「あってはならない」)仕事の創出や物の生産、サービスの供給(押し売り)によって、経済成長を続けようとしているとは言えましょうが、

>経済成長とは、分業の発達過程

は、かなり踏み込んだ洞察でインパクトがあります。今のところ賛成とも反対とも言えません。
2013/10/13(Sun) 01:13 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
興味深いと思います。
>経済規模は国民の可処分所得と相関関係があり、突き詰めると入手した一次エネルギーの総量という、物理的なものに制限されるのです。

この箇所は完全に同意いたします。

僕は、現代の経済成長の正体は、政府(国)が税収(財源=国力)を充実させるための詭弁だと思っています。

実際に、国民のサラリーマンレベルが所得が増えていた時代は経済成長こそが幸せになる(欲望を満たす)近道という刷り込みが可能だったと思いますが、現在では資本家層(役員レベル以上)の所得は景気などによって増減しますが、サラリーマンレベルは好景気を感じることはほぼできなくなったと考えております。
ちなみに、付け加えると不景気になると影響を受けやすいという状況です。

なお、この意見についても、記事中にて同じような趣旨の箇所(部分一致ですが)があり、概ね同意するところであります。

結論とされた行き過ぎた分業については、前回の記事と今回の記事を踏まえた上で、分業過程が経済成長であるということでしたら、そういう側面は間違いなくあると思います。

もちろん分業最適化による持続可能な社会形成には、人口調整の問題などもセットで解決していくべきだと考えます。

記事を通して読ませていただいて、人口と経済・環境への影響について・エネルギーについて、洞察を深めることに加え新しい視点を得ることができました。ありがとうございます。
2013/10/13(Sun) 21:47 | URL  | でなしNo.146 #89zBIK8s[ 編集]
江戸時代の価値基準
 江戸時代は森林も畑云々は経済学では外部経済、外部不経済として把握されているようですがこれを内部化する、具体例の一つとして考えていただければと思います。
 実はこの会計法等は、企業に代表される現代人の思考を制御していると考えています。「欲望を数値に変換する装置」の続編として書くつもりでいます。
 「分業は文明の発達過程」は「ヒトはなぜ人間になれたのか」で都市と集落の区別のくだりで思いつきました。階級(分業)があり、必要な物を交換し合い、これを管理する機構が整った複雑な社会が都市だそうです。
2013/10/14(Mon) 23:25 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
でなしNo.146さん、お久しぶりです。
 いろいろ賛成していただきありがとうございます。この記事は、正月ごろからずっと考えていたのですが、「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」を読んで新しい視点を見つけ(後で気がつきましたが、「貨幣進化論」にもヒントはありました)やっと形になったのです。
 人口調節も考えなければならないものですね。とてつもなく難しそうと言う気はしますが。
2013/10/14(Mon) 23:34 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
>階級(分業)があり、必要な物を交換し合い、これを管理する機構が整った複雑な社会が都市

この定義は非常に面白いですね。納得致します。そしてそれ故にやはり都市は、社会の持続可能性を破壊していると思いますが、如何でしょうか?

>会計法等は、企業に代表される現代人の思考を制御していると考えています。

なるほど!「制御」ですか。経済の枠組みを規定言う事でしょうか。会計法等によってどこまで社会を変えられるか(・・guyver1092 さんの記事を読んでいるとかなり出来そうな気がします。)御呈示頂けることは非常に興味深いです。
>「欲望を数値に変換する装置」
の続編、非常に期待しております。


>経済成長は安いエネルギー価格と高い労働者賃金によりはじまり、高くなったエネルギー価格と、安くなった労働者賃金により終わる

なるほど、これは言えていますね。歴史も証明しています。そして現在その終末状態が日本に限らず、世界中で起こりつつあると言えましょうか。
2013/10/16(Wed) 18:05 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
>政府が税収を充実させるための詭弁
    でなしNo.146さん

 のコメントの中の

>現代の経済成長の正体は、政府(国)が税収(財源=国力)を充実させるための詭弁だと思っています。

は、非常に面白いと思いました。guyver1092 とはまた違った観点からのユニークな発想で、なるほど一理あると思います。現在進行形の世紀の愚策、アベノミクスが正にそれですね。まあ、安倍本人は、それで本当に経済が上手くいくと思っているのでしょうかね。


2013/10/16(Wed) 18:28 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
文明
 都市の機構は文明そのものと考えられるのでしょうね。文明は野放しにすると、自滅に向かうようですね。たとえば江戸時代の日本は、植物の生産性を上限に自己制御したと考えられるのではないでしょうか(石川英輔氏の意見です)。
 持続可能性を歴史的には、ほとんど壊してきたのではないでしょうか。
2013/10/16(Wed) 23:32 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:文明
 確かに

>都市の機構は文明そのもの

と考えられますね。つまり、

>文明は野放しにすると、自滅に向かう

を言いかえれば

「都市は野放しにすると、自滅に向かう」

となりますね。激しく同意です。そのように考えると、江戸の町は大都市にも関わらず持続可能性を維持した稀な素晴らしい例ですね。その持続可能性が、明治維新で少し破壊され
、第二次世界大戦の敗戦後にアメリカによって完璧に破壊されましたね。
 江戸と比べれば、現在日本中の都市が行っているリサイクル運動や緑化、都市計画など、幼稚な子供だましレベルですね。
2013/10/17(Thu) 22:11 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
まさしく子供だましですが
 その幼稚な子供だましにころっと騙されてしまうのがなさけないですね。弱肉強食の世の中ですので、日本国民には、ころっと騙される程度の頭では食い物にされるだけと理解して、賢くなってほしいものです。
2013/10/19(Sat) 11:48 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
弱肉強食が人間の本性か?
 アメリカが手本を作った自由主義、アメリカ型資本主義はまさしく弱肉強食ですね。それを世界中に押し付けているのがグローバリズムの隠された本質ではないでしょうか?・・ただ、主導者はアメリカと言うよりも多国籍企業と言うべきでしょう。各国の政府は多国籍企業の傀儡となり下がりました。


>狩猟採取の時代は狩人という一種類の職業で食料を得ていたのが、現代では2万近くの職業がなければ食料を得られなくなったということになります。経済が成長するという事は文明が発達することと不可分で、分業の細分化と考えます。

この議論の流れを読むと確かに

>経済成長とは、分業の発達過程

と言えるかも知れませんね。然し、分業と言うよりも、やはり無駄で不要な仕事と言った方がしっくりくると思います。
金融業をはじめとして、食料生産など基本的な産業に直接関係ない「都市型」の職業とは、寄生、若しくは中間搾取と解釈してもいいかも知れません。如何でしょう?

2013/10/21(Mon) 00:12 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
多面的な見方
 何を基準に見るかにより、物事は複数の見方が出来ると考えます。人が自分の食料を得るのに、どれだけのエネルギーを消費したかという見方をすれば、過去のどの時代よりも無駄な回り道をして食料を得ているのが現代と考えますが、過去から現在までのそれぞれの時代に食料を得るためにどれだけ交換をしてきたかの歴史として考えると、分業の発達過程と言えると考えます。
 都市型の職業については、槌田氏の化石燃料サイクルは補助動力サイクルであるという議論が参考になるのではないでしょうか。人間も生物であることから、食料を得ることこそが絶対であり、食料を得るための補助動力により膨れ上がった人間社会を維持するために出来た職業は、基本的に余分に発生したエントロピーであると考えてよいのではないでしようか。
2013/10/22(Tue) 20:52 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:多面的な見方
そうですね。おっしゃる通り、物事は複数の見方が出来ますね。

>経済成長とは、分業の発達過程

もその一つでしょうね。

>過去のどの時代よりも無駄な回り道をして食料を得ているのが現代

私もその通りだと思います。現代は昔よりも合理的になっているなんて思われてますが、不合理になっている事のほうが多いと思います。時間的効率化の為に大量にエネルギーを投入します。これ先の省エネテクニックで、大きくエネルギーを浪費していますね。

>食料を得るための補助動力により膨れ上がった人間社会を維持するために出来た職業は、基本的に余分に発生したエントロピーであると考えてよい

なるほど、非常に面白い、本質を突いた洞察ですね。
2013/10/22(Tue) 21:02 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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