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2013-08-17 00:01
 自由経済社会では、新たなビジネスモデルを考えて起業し、儲けた人物は「成功者」と呼ばれます。古今東西多くの企業家の成功例が立志伝となって美談的に伝えられています。
例えば、誰でもお金など払わずに只で飲んでいた美味しい山の湧き水があったとしましょう。ある者がその土地の権利を買い取って湧き水の場所を囲って他の人が勝手に飲めなくして、瓶に詰めて売って大儲けすれば、彼は成功した起業家です。
例えば誰かが美味しい料理を考案したとします。彼がその美味しい料理の材料と作り方をみんなに教えて広めれば多くの人が喜びましょう。しかしその場合、彼は立志伝中の人物にはなりません。場合によっては、そんな素晴らしい人物がいた・・・と後世に伝えられるかも知れませんが、それだけでは立志伝中の人物にはなりません。立志伝になる人物はもっと貪欲、強欲なエゴイストでなければならないでしょう。彼がそのレシピを秘密にして起業し、自分達だけで作って販売して、大儲けして、拡大再生産を繰り返し、チェーン店を世界中に沢山作った段階で、彼も立志伝中の人物になるのです。(実際ありますね!・そんな例?)

起業して「成功」した人々を、財界や資本家の御用組織になり下がってしまったマスコミなどが「成功者」「勝ち組」「セレブ」等と持ち上げて、立志伝は作られるのでしょう。起業家本人が望んで立志伝を自ら書いたり、ライターに書かせるケースも多々あるでしょう。強欲な人々がモラルを欠いた強引な商売で儲け、「成功者」と呼ばれて、本人やその一族が「名士」として蔓延るのです。例えばアメリカは、そんな成り上り者達が支配している国家の典型例と言えなくもないでしょう。

全ての起業を否定する積りは毛頭御座いません。ただ、起業しなければ、人類共有の財産であったものまでもが、一部の強欲な輩の起業によって、その人物に所有権が移ると言う理不尽な事も沢山起こっているのです。その典型例が遺伝子特許でしょう。起業して「成功者」となった人が社会に貢献しているかと言えば、そんな筈も無く、逆にお金を儲けて「成功者」となった起業家の中で、社会の害毒になっている連中がごまんといるのです。生業としての仕事は必要ですが、起業して大きく儲ける野心を持つ必要は無く、そんな野心を持つ事は、偉くもなんともない事です。彼等は強欲なギャンブラーと言えましょう。そして、一端手にした財産を守る為に、とんでもない事を次々に行ってきた「伝説の起業家」も沢山います。「起業」して大儲けした人は、一人の人間が必要とする衣食住の為のお金の何百、何千、何万倍の(場合によっては、一国の国家予算以上に)富を蓄えたのです。彼は富を独占した強欲な人物とは言えても、社会に貢献した人物とは言えないでしょう。(しばしば、起業で成功した人物は、社会に貢献して、沢山の人を幸福にしたと言う美談が作られます。一部は真実でも、その多くが虚構ではないでしょうか?)
近代から現代にかけて、長い目で見ると、社会に導入すべきでなかったものを作った起業家があまりに多かったように感じます。不要で無駄、環境破壊をもたらす仕事を次々と作ってきたのです。そして、伝統的な文化、職業が壊されていったのです。肯定的に論じられることのほうが多い、産業革命もその一つだと思いますし、高度経済成長時代もになってきました。その結果、現代文明は、崩壊に近づいているのです。現代社会は、起業によって無駄な仕事が次々に量産されてきたと感じるのは私だけではないでしょう。そろそろそのような無駄な起業に終止符を打ちませんか?
これから本当に必要とされる起業は、生態系をしっかり維持し、資源の浪費を止める方向の経済縮小の為の起業ではないでしょうか。
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【2013/08/17 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

狩猟採取社会では
guyver1092
 つい最近、NHKスペシャルの「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」を読みました。そのなかに狩猟採取社会の事が書かれていましたが、狩猟採取社会で起業した者が居ればその者は確実に追放刑ですね。最初の例の水の話になると場合によっては直接死刑になるかもしれませんね。
 狩猟採取社会では、採取した物は全員で分かち合うのが基本で、最も嫌われるのはケチと自慢だそうです。

Re:
雑草Z
    guyver1092さん

 いつも興味深いコメント、有難う御座います。今回も私の知らない情報について、オリジナリティ溢れるコメント頂き、感謝致します。

>狩猟採取社会で起業した者が居ればその者は確実に追放刑ですね。

ここまで遡って考察した事は御座いませんでしたが、確かに、原始社会、狩猟採取社会では、企業なんて最低の奴のやる事ですね。

>狩猟採取社会では、採取した物は全員で分かち合うのが基本

これぞ、原始共産社会ですね。この頃のほうが平等で公平な社会でしたね。

>最も嫌われるのはケチと自慢

なるほど、面白いですね。このあたりのお話、よく知りたいです。その本を読んでみたいですが、この事に関してguyver1092さんの論文を読んでみたいとも思います。

>「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」

何故人は人間になれたと結論付けているのでしょうか?

Re:「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
guyver1092
 この本はNHK特集を作るための取材を本にしたもので、番組とは完全には一致していません。しかし番組ではほぼ断定したと思える部分も、反対の見解があることかが書かれており、こちらのほうがより質が高いと言えると思います。
 この本は、人類の肉体的な進化は言っていません。人類が普遍的にもつ心は何かということを、チンパンジーを使った実験と、人間を使った実験、人類が経験した絶滅の危機、文明の発達による生活の変化等から追及しています。
 アマゾンの書評に
チンパンジーの実験は相当興味深いものでしたが(ネタバレするので書きません)、京大霊長類研究所の山本真也教授の「もし、お皿に苺が山盛りになっていたとしましょう。2歳の子どもの口にお母さんが苺を入れる。喜んで子どもは食べます。すると、必ず子どもは苺を持って『お母さんにもあげる』ってやりますよ。これは人間の本質です」・・・
とのくだりがありますが、番組では、これは絶滅の危機を少ない食料を分かち合って乗り切った人類の遺伝子に刻み込まれた心であるのではないと推測していました。
 「なぜ人間になれたか?」との問いに対しては、「さまざまな歴史を経験し、現在の心を持つようになった。」となる気がします。


Re:Re;Re:「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
雑草Z
    guyver1092さん

 お返事有難う御座います。

>「もし、お皿に苺が山盛りになっていたとしましょう。2歳の子どもの口にお母さんが苺を入れる。喜んで子どもは食べます。すると、必ず子どもは苺を持って『お母さんにもあげる』ってやりますよ。これは人間の本質です」

これって、人間特有の事なのでしょうか?・・言われてみれば、他の動物は親から子への一方通行の愛情なのかとも思いますが、子が親を思う気持ちは、他の動物にもあると思いますが・・。


>「なぜ人間になれたか?」との問いに対しては、「さまざまな歴史を経験し、現在の心を持つようになった。」となる気がします。


なるほど、
 人間=助け合う心を持った理想的な生物集団

との解釈ですね。しかし、現代社会を見るとかなり弱肉強食的要素も否定出来ませんね。ある程度進むと、「人間らしさ」は支配欲や身勝手さに進むのでしょうか?
…でもそれは、強欲なエゴイストが社会を動かしているからかもしれませんね。一部の、悪人が大きく社会を動かしているのが現代社会でしょうか??


>なぜヒトは人間になれたのか

に関連した  guyver1092 さんの論文が読みたいです。



Re:Re:「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
guyver1092
 この本の一部だけをを読めば人間は理想的な生物となりますが、歴史はそう単純でもないようです。いろいろな歴史事実から人間の性質をこのように発達したのではないかと考えた研究がいろいろ紹介されていましたが、私にとっていちばん興味深かった章は貨幣の発明の部分です。以前に書いた、「欲望を数値に変換する装置」とかなりかぶっています。
 書くのならば「欲望を数値に変換する装置」その2としてとなると考えていますが、順番としては書きかけの経済成長の後にしたいと関得ています。

Re:Re:Re:「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
雑草Z
 なるほど、貨幣の発達は欲望も助長したと言う事でしょうか?
>「欲望を数値に変換する装置」その2
楽しみにしております。その前に
>経済成長
ですね!このタイトルはここのサイトの大きなテーマですね。大きな内容過ぎて一回では書き切れないのでは?
私もこのテーマで数え切れないほど記事を書いています。
どんな風にまとめるのか興味津津期待しています。

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コメント
この記事へのコメント
狩猟採取社会では
 つい最近、NHKスペシャルの「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」を読みました。そのなかに狩猟採取社会の事が書かれていましたが、狩猟採取社会で起業した者が居ればその者は確実に追放刑ですね。最初の例の水の話になると場合によっては直接死刑になるかもしれませんね。
 狩猟採取社会では、採取した物は全員で分かち合うのが基本で、最も嫌われるのはケチと自慢だそうです。
2013/08/19(Mon) 22:23 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:
    guyver1092さん

 いつも興味深いコメント、有難う御座います。今回も私の知らない情報について、オリジナリティ溢れるコメント頂き、感謝致します。

>狩猟採取社会で起業した者が居ればその者は確実に追放刑ですね。

ここまで遡って考察した事は御座いませんでしたが、確かに、原始社会、狩猟採取社会では、企業なんて最低の奴のやる事ですね。

>狩猟採取社会では、採取した物は全員で分かち合うのが基本

これぞ、原始共産社会ですね。この頃のほうが平等で公平な社会でしたね。

>最も嫌われるのはケチと自慢

なるほど、面白いですね。このあたりのお話、よく知りたいです。その本を読んでみたいですが、この事に関してguyver1092さんの論文を読んでみたいとも思います。

>「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」

何故人は人間になれたと結論付けているのでしょうか?
2013/08/20(Tue) 19:39 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
 この本はNHK特集を作るための取材を本にしたもので、番組とは完全には一致していません。しかし番組ではほぼ断定したと思える部分も、反対の見解があることかが書かれており、こちらのほうがより質が高いと言えると思います。
 この本は、人類の肉体的な進化は言っていません。人類が普遍的にもつ心は何かということを、チンパンジーを使った実験と、人間を使った実験、人類が経験した絶滅の危機、文明の発達による生活の変化等から追及しています。
 アマゾンの書評に
チンパンジーの実験は相当興味深いものでしたが(ネタバレするので書きません)、京大霊長類研究所の山本真也教授の「もし、お皿に苺が山盛りになっていたとしましょう。2歳の子どもの口にお母さんが苺を入れる。喜んで子どもは食べます。すると、必ず子どもは苺を持って『お母さんにもあげる』ってやりますよ。これは人間の本質です」・・・
とのくだりがありますが、番組では、これは絶滅の危機を少ない食料を分かち合って乗り切った人類の遺伝子に刻み込まれた心であるのではないと推測していました。
 「なぜ人間になれたか?」との問いに対しては、「さまざまな歴史を経験し、現在の心を持つようになった。」となる気がします。
2013/08/21(Wed) 21:05 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re;Re:「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
    guyver1092さん

 お返事有難う御座います。

>「もし、お皿に苺が山盛りになっていたとしましょう。2歳の子どもの口にお母さんが苺を入れる。喜んで子どもは食べます。すると、必ず子どもは苺を持って『お母さんにもあげる』ってやりますよ。これは人間の本質です」

これって、人間特有の事なのでしょうか?・・言われてみれば、他の動物は親から子への一方通行の愛情なのかとも思いますが、子が親を思う気持ちは、他の動物にもあると思いますが・・。


>「なぜ人間になれたか?」との問いに対しては、「さまざまな歴史を経験し、現在の心を持つようになった。」となる気がします。


なるほど、
 人間=助け合う心を持った理想的な生物集団

との解釈ですね。しかし、現代社会を見るとかなり弱肉強食的要素も否定出来ませんね。ある程度進むと、「人間らしさ」は支配欲や身勝手さに進むのでしょうか?
…でもそれは、強欲なエゴイストが社会を動かしているからかもしれませんね。一部の、悪人が大きく社会を動かしているのが現代社会でしょうか??


>なぜヒトは人間になれたのか

に関連した  guyver1092 さんの論文が読みたいです。

2013/08/22(Thu) 21:17 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:Re:「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
 この本の一部だけをを読めば人間は理想的な生物となりますが、歴史はそう単純でもないようです。いろいろな歴史事実から人間の性質をこのように発達したのではないかと考えた研究がいろいろ紹介されていましたが、私にとっていちばん興味深かった章は貨幣の発明の部分です。以前に書いた、「欲望を数値に変換する装置」とかなりかぶっています。
 書くのならば「欲望を数値に変換する装置」その2としてとなると考えていますが、順番としては書きかけの経済成長の後にしたいと関得ています。
2013/08/25(Sun) 20:38 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re:Re:「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
 なるほど、貨幣の発達は欲望も助長したと言う事でしょうか?
>「欲望を数値に変換する装置」その2
楽しみにしております。その前に
>経済成長
ですね!このタイトルはここのサイトの大きなテーマですね。大きな内容過ぎて一回では書き切れないのでは?
私もこのテーマで数え切れないほど記事を書いています。
どんな風にまとめるのか興味津津期待しています。
2013/08/25(Sun) 21:56 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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