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2013-04-29 00:01
 これまで、農薬の化学物質を売ってお金を儲けてきたモンサントをはじめとするバイオ化学企業は、その過去を反省せずに棚に上げて、今や農薬に反対する立場に翻りました。曰く
「殺虫剤や除草剤が環境に大きな負荷をかけながら食料生産を続けてきましたが、植物バイオテクノロジーが工業と化学物質の地球に対する汚染を抑制できると信じています。例えば、害虫に対する耐性を持った作物を産み出した事により、殺虫剤が殆どいらなくなったと言って過言ではありません・・。」

つまり、バイオテクノロジーで儲ける為に、これまでに自ら先頭に立って大量に地上に撒き散らして来た農薬、除草剤等の毒物を使う農業をやめようと主張しているのです。何とも身勝手な企業です。長年の検証もなく、バイオテクノロジーが工業と化学物質の地球に対する汚染を抑制できると本当に信じているのならば、かなり御目出度い人々です。信じていずにこのような美辞麗句を並べているならば、相当な偽善企業です。


遺伝子組み換え作物も、「従来の生態系の中に入り込んでくる新たな生物」と言う意味で、外来種による生物汚染と似ています。そして外来種よりも遥かに脅威があり、「遺伝子組み換え汚染」と言われています。

外来種による生態系への侵略問題には色々なケースがあります。もともとそこにいた生物を食べしまったり(ブラックバスやマングースなど)、在来の種から食べものや生息環境を奪ったり(タイワンリスなど)して、その土地の在来種を駆逐し生態系を壊してしまいます。また交雑によって、遺伝子汚染が起こり、種としての純血と病気等に対する抗体が失われる恐れもあります。(タイワン猿と日本猿の交雑など)。それまでその場所に存在しなかった他の地域の病気や寄生性の生物を持ち込む事も起こります。生物多様性の破壊や、農業漁業への影響、人間の健康への影響などが心配されています。
 しかし、これらの外来種は、その土地では外来種でも、地球のどこかに生息していた「地上の在来種」と考える事も出来ます。それに対し、遺伝子組み換え生物は、今まで地上のどこにも存在しなかった種です。地球の「在来種」とは言えません。生態系への影響は、外来種よりも遥かに大きいと考えて然りでしょう。モンサントなどのバイオ企業は、これから沢山の遺伝子組み換え生物・・・微生物から、大きな動植物まで・・・を野生に放とうとしているのです。その中で、ほとんどの・・・99.9%以上の遺伝子組み換え作物が安全だとしても、たった1種の危険な遺伝子組み換え作物が1つだけ世界に放たれただけで、生態系は取り返しのつかない状況まで追い込まれる可能性がある事は想像に難くないでしょう。非常に恐ろしい事です。
そこまで危険ではなくとも、例えば害虫耐性遺伝子が、交雑などによって雑草に移る可能性も十分にあり得るでしょう。そうなれば、害虫耐性も農業にとっては害悪に変わるのです。そして、その雑草を殺す為の更なる除草剤や別の害虫耐性遺伝子の開発など、多国籍バイオ化学企業が更なる商品を売り出して儲ける事になりましょう。・・・彼等ははじめからそれを目論んでいるのかも知れません。つまり、遺伝子組み換えは、バイオ化学企業のマッチポンプの繰り返しパターンを作るのに最適と言えましょう。

モンサントなどの多国籍バイオ企業は、「十分に安全性が確認されてから、栽培して売り出している。」と、言うでしょうが、そんな筈がありません。まともに安全性が確認されるまでには、長い年月を必要とされるでしょう。その作物自体も、人間をはじめとする他の生物への影響も、何世代も先まで見なければ結論は出せませんから、少なくとも10年単位の年月(数十年~百年以上)は必要でしょう。だから、本来遺伝子組み換え作物は、利潤を追求する民間企業でやるのは無理でしょうし、やるべきでもないでしょう。実験的農場も、かなりしっかりと隔離されなければ、在来種との交雑も十分に起こり得るでしょう(実際に起こっています。・・・)。
 

さて、化学物質による汚染と遺伝子組み換え作物とどっちが恐ろしいか考えてみます。
石油化学物質による広範な使用による汚染は、既に取り返しのつかない状況まで来ています。その意味では、現時点では化学物質の汚染のほうが深刻でしょう。しかし、化学物質による汚染の場合は、製造をやめて放出を止めれば、拡散はあってもそこで拡大は止まります。(薄められて濃度が下がったとしても拡散する事は、それはそれで問題ですが・・・)
遺伝子組み換え汚染の恐ろしいところは、たとえ環境への放出が少量だとしても、遺伝子操作された生物が自ら増殖して行くところです。最初は指数関数的に増加して行くと言えましょう。1年で10倍に増えたら、2年で100倍、3年で1000倍です。(彼等にとって増加の空間が無限とみなされなくなった途中からジグモイド関数的に増加は緩やかになります。)生態系への影響は計り知れないものがあるでしょう。化学物質のように、放出をやめたからと言って拡大が止まるわけではありません。増殖能力と生命力が強く、環境に大きな悪影響を及ぼす種が一つでも環境中に放出されただけで、生態系は大きく破壊され人類は存亡の危機に立たされることになるでしょう。その可能性を誰が否定出来ましょうか?バイオテクノロジーはそこまでのリスクを冒してやるべきことではないでしょう。
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【2013/04/29 00:01】 | 生態系 トラックバック(0) |

遺伝子組み換え汚染
guyver1092
 ネット上で検索したところでは見つけられませんでしたが、過去に新聞記事か何かで既に雑草への遺伝子汚染が確認されたというのを読んだ気がします。これが私の記憶違いなら良いのですが・・・・

Re:遺伝子組み換え汚染
雑草Z
    guyver1092さん

 雑草への遺伝子汚染が進んだら大変ですね。モンサントなどバイオ企業は、遺伝子に特許を取って、農家を訴えたりしているのだから、逆に遺伝子汚染が起こった場合、遺伝子を調べてバイオ企業に対して損害賠償を起こす権利もあると思います。・・・お金で解決のつく話ではありませんが・・。


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コメント
この記事へのコメント
遺伝子組み換え汚染
 ネット上で検索したところでは見つけられませんでしたが、過去に新聞記事か何かで既に雑草への遺伝子汚染が確認されたというのを読んだ気がします。これが私の記憶違いなら良いのですが・・・・
2013/05/01(Wed) 20:39 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:遺伝子組み換え汚染
    guyver1092さん

 雑草への遺伝子汚染が進んだら大変ですね。モンサントなどバイオ企業は、遺伝子に特許を取って、農家を訴えたりしているのだから、逆に遺伝子汚染が起こった場合、遺伝子を調べてバイオ企業に対して損害賠償を起こす権利もあると思います。・・・お金で解決のつく話ではありませんが・・。
2013/05/03(Fri) 09:03 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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