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2013-03-23 00:01
福島県川俣町に、自給自足、自然農を営む『やまなみ農場』を夫婦で作り、30年間(有機農業10年、自然農業20年)百姓をしてきた佐藤幸子さんが、昨年講演会で話されたと言う内容の中に、学歴に関するとても興味深い面白い発言がありました。(ちなみに『やまなみ農場』の豊かな自然は、3.11の原発事故で失われ、現在佐藤幸子さんは「子供たちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表を務めています。)

その内容は・・・
 佐藤家は教育費にお金を掛けない方針。教育は義務教育で十分。それで足りなければ高校へ行き、それでも足りないくらい出来が悪ければ大学、更に大学院に行くしかない・・
    ・・・と言うものでした。


 聞いた事がないような新鮮な発言でした。これは確かに言い得ているなと思いました。昔は農家や商家などで、「学問なんかで遊んでないで、さっさと働け」と言う風潮があり、それを現代では、「昔の親は理解が無く無知だった」みたいな言い方をします。しかし、学校だけが学びの場ではありません。上級学校へ行かずに早く社会人になる事は、それはそれで一つの理がある事でしょう。学校に行った方が賢くなる・・・と言った考え方は、逆に偏見に満ちているのではないでしょうか?。
 学歴を付け、知識を沢山身につけても、社会にとって役に立たないばかりか、社会の害毒になる人間はごまんといます。東大を卒業してシロアリ官僚になり、財界と癒着して税金を泥棒するような人達はその典型例でしょうう。

 書物も沢山発行され、インターネット等の情報メディアの発達した現代では、大学で学ぶような知識も自宅にいて簡単に身に付けられます。ネットで講義を受けたり議論したりする事も簡単に出来ます。特に実験や実習の必要のない文系の学部などでは、高等な学問する為には大学に行かなければならない・・・と言う事はもはやないでしょう。同じ分野でも、下手な教授の講義を受講するよりも、ネットの動画や文章で良いものを選んで面白く学ぶ事ほうが遥かに有意義でしょう。
「学歴」の文字から受ける意味は「学んだ履歴」くらいでいいのではないかと思いますが、今ではすっかり「(出た)学校の履歴」の意味になってしまってます。学んだ内容などどうでもよく、そこの学校を出る事にのみ意味を見出している人が沢山います。その意味では、大学は形式的な「学歴」を取得するだけの所になり下がってしまった感もあります。そして、その「学歴」を持っている人が優秀なわけでも人類の為に役に立っているわけでもありません。ただ、いわゆる「学歴」が高い人は要職について社会を動かしている場合が多いと言う相関関係はあるでしょう。そしてその彼らが中心となって作った社会のシステムが現代社会です。まともないい社会と言えましょうか??

 上級学校へ行っても実力を付けずに卒業する学生の多い昨今です。実力主義が必ずしも平等な最良の選択だとは思いませんが、形骸化している学歴社会は、遥かに不公平、不平等で理不尽な社会でしょう。(現在は、日本よりも中国や韓国などのほうがもっと学歴偏重のようですね。)
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【2013/03/23 00:01】 | 社会・経済 トラックバック(0) |

うーん、出来が「悪ければ」…
ST
いやぁ、「悪ければ上の学校へ…」凄い逆転的発想です。
私も私なりの一寸独創的なやり方(小学生時代から「大学生的方法」に近いものをやっていただけかも知れませんが…)
で“学んで”来ましたけど、一寸吃驚の発想と思います。
翻って考えるに「今の学校は“思考停止法”を叩き込む機関と成り下がっていて、言い方を変えれば「洗脳機関」です。
真に良き進歩を齎らす人材を育成するためではなくて、単に
“ロボット”を生産するだけの工場の意味しかありません。
返って本来のより良き方法をとった指導者や生徒は「排斥」されてしまいかねない。 私もその被害者の一人かもなぁ…



Re:うーん、出来が「悪ければ」…
雑草Z
    STさん

 早速のコメント有難う御座います。

>凄い逆転的発想です。

あっ・・「逆転的発想」と言う言葉いいですね。本文を書いているときに何かしっくりする表現が見つからなかったのですが、この表現、適してましたね。
 研究機関としての大学ならば、優れたやる気のある学生を集めて研究するるのがいいでしょうけれど、教養とか仕事をする為の知識を得る機関と言う役割では、IT機器が発達した現代では大学の意義も薄れてきていますね。

>「今の学校は“思考停止法”を叩き込む機関と成り下がっていて、言い方を変えれば「洗脳機関」です。

原子力に関する学科などその典型ですね。小出裕章さんや今中哲二さんなど優れて良心的な学者達を追いやって、無能か良心を捨てて出世の道を選んだ御用学者を優遇して、彼等に原子力の「恩恵」をプロパガンダさせているのですから、本当に腐った組織です。経済学も然りでしょうか?
 大学は皮肉られて「企業戦士養成機関」と呼ばれますが、知人は工学部や経済学部の学生を「兵隊さん」と呼んでました。


>小学生時代から「大学生的方法」に近いものをやっていた

と言う「一寸独創的なやり方」と言うのが気になります。もしも宜しければ少し御紹介を・・・。

断片的な知識を詰め込む機関
guyver1092
 現在の教育機関は、断片的な知識を詰め込むのみで、その知識の活かし方は注意深く教えない、自分で考えつく生徒は排除する等の強固な仕組みが出来ているようですね。たとえばねエネルギー産出比と電気料金の関係を深く考えればどちらかが嘘であることは丸わかりですが、世の中のほとんどは考えたこともないようです。
 これ以外にも関連付けて考えれば、「絶対にどちらかが嘘だろう」ということを平気で両方とも本当と教えているのでしょうね。

Re:断片的な知識を詰め込む機関
雑草Z
    guyver1092さん

 断片的な知識を詰め込む方式は、マークシートや答えのみの記述式テストには有利でしょうね。クイズは得意になるでしょうが、その知識でどれだけ社会に貢献できるかは疑問ですね。

>エネルギー産出比と電気料金の関係を深く考えればどちらかが嘘であることは丸わかりですが

これは原発の経済性の事ですね!?・・・いまだに原発で電気料金が安くなるなどと言っている連中は(・・高学歴な方々も沢山います)嘘つきで無ければ真性の馬鹿者ですね。

「一寸独創的なやり方」と言えるかなぁ…
ST
まぁ、小学1年位の時から学校の教科書より本とか新聞を“教科書”にしてましたね。
小2か小3位で当時の「当用漢字」ならスラスラ読み書き出来ましたので正直「教科書もただの“読み物”でしかありませんでした。
あとは「百科事典」のサーフィンとかしてました。
中学入学時「平凡社」の“世界大百科辞典”を買って貰い、3年足らずでかなり「読み込み」ました。
あと… 学校の図書館(高校)、市の図書館かな…
方式は「芋蔓式」と言うか今はネットサーフィンに応用してます。
結構Wikiも利用しますが「ディープでコアな部分は専門家に直に聞いても解らなかったり」しますね…
特に「殆ど専門家さえいない分野」では結構困ったりしますね、私の場合は「超心理学の分野」かな…

ところで…
雑草Zさんは理系でしょうか、それとも違いますか?


Re:「一寸独創的なやり方」と言えるかなぁ…
雑草Z
    STさん

 なるほど、それは凄いやり方ですね。大学生的方法と言うよりも研究者的方法に近いかも知れません。随分と多読だったのですね。
>小2か小3位で当時の「当用漢字」ならスラスラ読み書き出来ました
と言うのも凄いです。

「芋蔓式」はなかなかいい方法だと思います。私もその方法は良くやりますが、枝分かれ(根分かれ?)して収拾がつかなくなる時がありますね。(笑)
「芋蔓式」で何か特に嵌ったトピックはありましたか?


 私は確かに一応理系です。専攻は物理で、統計物理学が好きでした。でも、もう一度やり直すのなら生物か農業がいいですね。

Re:Re:断片的な知識を詰め込む機関
guyver1092
 補足します。
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-date-201110.html
で議論した、原子力のエネルギー産出比が28以上なのに別の資料では発電原価がほぼ同じなどというばかげた計算の事です。
 未だに「原子力発電のほうが安い」「原発がなければ日本の経済は立ち行かない」等と言う嘘つきに原発のエネルギー産出比と電気料金との関係を説明させたいです。

Re:Re:Re:断片的な知識を詰め込む機関
雑草Z
    guyver1092 さん

 やはり原発の経済性のお話でしたね。件の記事でguyver1092 さん御指摘のように、この様な計算結果は原子力村の常套手段でコストの付け替え、除外で下駄を履かせた結果ですね。
 彼らの計算は、常に「はじめに結論ありき」で、その為に何でもありの無茶苦茶な計算法をしていますね。経済産業省が率先してそのような出鱈目な計算をしているのですから、酷いものです。原発は日本を破滅させますね。

「統計物理」と言うと“半減期”…
ST
についての「論」が私には一番エキサイティングですね、何と言っても究極の所が「謎」なのが面白いです。
「芋蔓式」トピックで今でも嵌りっ放しな部分は「意識についてのハードプロブレム」についてですかね…
これも究極的ですね。「グッと砕けた身近なモノ」だと“グレートコラボレーション”辺りの事でしょうか?

Re:「統計物理」と言うと“半減期”…
雑草Z
    STさん

>「意識についてのハードプロブレム」

はクオリアってやつですか!?・・ちょっと疎い分野です。ただ、昔からよく考えた事は、例えば、苦痛と快感の表現と感じ方が逆だったら、困るな・・・って事です。笑っている行為は楽しいからなのですが、ある人は苦痛で笑いの表情をしているのかも知れません。でも、「苦痛」「快感」等の言葉も全て違って個人毎に認識されているのですから(・・脳波まで・・)その違いはお互いに最後まで分からないでしょう。

“グレートコラボレーション”についても、よくは知りませんが、これから注目されて行く概念でしょう。関連する内容はここの記事にもあるでしょうから、機会があればコメント戴ければ幸いです。

統計力学は、御存じのようですが、圧力や温度などマクロな熱力学をミクロな分子・原子からアプローチする物理学です。例えば、温度は分子一個当たりの平均の(直進の)運動エネルギーで定義されます。

半減期も統計物理で扱えますね。面白いのは、放射性元素の原子には古い、新しいが無くて、いつでもその時点から半減期の時間の間に、その原子核が崩壊する確率が2分の1ですね。
その、半減期の時間がどうやって決まるかが、

>究極の所が「謎」

と言う事でしょうか?確かに謎です。・・個人的には、その原子核を作る素粒子などに周期現象があって、その特別な時期と外部からの刺激(例えば衝突とか・・)などが一致すれば原子核が崩壊するのではないかと考えますが謎ですね。


 私の好きな統計物理学は、何と言っても、協同現象[Synergetics]です。エネルギーを散逸する為に自然が自ら美しい組織構造を作る事に魅せられたのですが、まともに取り組む機会を逸してしまった感じです。 協同現象の研究をしたいと考えた時期もあったのですけどね。 

「半減期」の“謎”…
ST
まぁ「1/2になるまでの時間を」が半減期なのですが…

例えば、同一・単一元素(同位体)中の非放射性各種の数をM、放射性核種の数をN(全原子核数は当然M+N)とし、
それが如何にして各々の原子核(原子?)が「どちらであるか」を判別し、また各々の原子核が「如何にして原子核自体(原子が?)がM、及びNを“観測”し集計して」その「観測不可能?な原子数を基に崩壊する!?」のだろうか? というような“究極の部分”は「永遠の謎」なのではないでしょうかねぇ、「統計のなせる技」なのかな?
つまり原子核自体、なぜ測定者と観察者になり得るのか? と言う問いでもある訳です。考えるととても不思議…
もしかしてクォークレベル以上の部分で解析や考察をすれば“答え”が導きだせるのでしょうか、難問ですね。

「意識のハードプロブレム」についても“これくらいのレベル”での謎解きに挑戦中なのですが、難問ですね…

一寸物理論議に偏ってしまいましたがご迷惑でしょうか?

「非放射性各種」は「非放射性核種」…
ST
の誤りでした。お詫びして訂正させて頂きます。

それとついで?ですが…
グレートコラボレーション等その他の分野についても議論を深められればいいなぁと思っておりますので今後共宜しくお願い致します。

なお文章上解り難い部分がありましたら遠慮なくご指摘頂ければと思っておりますので…

Re:「半減期」の“謎”…
雑草Z
    STさん

 同一元素で放射性核種かどうかは、中性子の数で単純に決まりますよ。同じ元素とは陽子の数が同じと定義されています。陽子の数によって原子核が安定する為の中性子の数も決まるわけで、安定している原子核よりも中性子の多い、即ち質量数の多い元素は不安定で、放射線を(何度か)放出して安定するのです。ウラニウムのように原子番号が大きければ原子核が不安定でどの同位体も放射性核種です。
一般に放射性同位体は原子核の中性子の数(質量数)で簡単に判別できますが。何か勘違いされてませんか? 

確かにそうなのですが…
ST
人間が判別する時にはそうですけど原子そのものがどうやって判別するのでしょうか?
人間の存在が無くても「半減期は存在します。」要は“究極は観測者問題”なのですから…
ちょっとこの再質問は難解過ぎますか、半分哲学かなぁ…
私の書き方が下手で言いたい事が伝わってないのかも知れません、
数式で表せるものでも無いので難しいですね…
問題の本質は半減期の場合は集合体の原子数に依存して崩壊のスピードが違う
(数が半分なら時間あたりの崩壊数も統計的に半分)のはどうして? と言う事です。
まだ勘違いしてますかね…

Re:確かにそうなのですが…
雑草Z
    STさん

 人間の存在は関係ありません。

>各々の原子核(原子?)が「どちらであるか」を判別し、また各々の原子核が「如何にして原子核自体(原子が?)がM、及びNを“観測”し集計して」

の必要も全くありません。放射性核種の原子核が、半減期で半分になるだけで、そこにある非放射性各種の数は全く関係ないですよ。放射性核種同士もその崩壊は全く独立で、他の放射性元素が崩壊するかしないかなど全く関係ありません。

最初の御返事に書いたように
放射性元素一個につき、いつでもその時点から半減期の時間の間に、その原子核が崩壊する確率が2分の1

で難しい事なく全て説明出来ますよ。
STさんの誤解の原因は想像がつきました。

どうもしつこ気味になってしまい…
ST
申し訳ありませんでした。
本音としては何故
「放射性元素一個につき…崩壊する確率が2分の1」になるのかが解らなかったものですから、と言うかまだイマイチ、何故に“指数関数”として表されるのかが未だ疑問ですが…
まぁ、この辺は一度棚上げして宿題にしておきます。
話題とは外れた部分なのに丁寧なご返事有難うございました。

2項分布と大数の法則
雑草Z
 簡単に説明致します。

例えばある放射性核種の数がたった2個だとします。この場合、この時点から半減期の時間が経てば、どうなるかと言いますと、2つの放射性核種が相談してぴったり1個だけ崩壊するとは限りません。
 0個(0%)崩壊、1個(50%)だけ崩壊、2個とも(100%)崩壊、
の確率はそれぞれ、25%、50%、25% になります。

つまり、丁度半分崩壊するわけでは無くて、全く崩壊しない場合も、全て崩壊する場合も大きな確率であるのです。
2つの放射性核種がそれぞれ、崩壊した場合を× しない場合を○で表わせば
○○
○×
×○
××
の4(2の2乗)パターンで、2つの原子核の崩壊するしないは独立ですからこの4パターンの確率は全て等しく1/4ずつです。

0個(0%)崩壊、1個(50%)だけ崩壊、2個とも(100%)崩壊
の確率はそれぞれ 1/4=25%、2/4=50% 1/4=25%
って事です。

では、次に数を増やして10個の放射性元素がある場合、半減期の時間が経ったらどうなるかを考えます。1024(2の10乗)パターンありますから先ほどの○×では書き切れません。から計算します。
例えば全部崩壊する、0個崩壊する(1個も崩壊しない) それぞれ1パターンですから、
確率はそれぞれ0.1%程度です(1/1024)。
それに対して、丁度半分の5個崩壊する確率は一番高くなります。
10C5/1024=252/1024
でほぼ25%になります。・・”丁度ぴったり半分”の可能性は2個の放射性元素を考えた時よりは減りました。
一方、崩壊する原子の数が40%~60%
つまり4個か5個か6個になる確率は、計算してみると
10C4+10C5+10C6=672  ですから確率は
672/1024 で凡そ65%になります。

では100個の放射性元素の場合はどうかと申しますと、パターン(分母)数が31ケタ桁の数(2の100乗)になります。以下計算が面倒(難しいと言う意味では無く、数が非常に大きく、計算回数も増えると言う事です。)ですので、概念だけを御説明しますが、
崩壊する原子の数が40%~60%つまり40個から60個になる確率は、10個の場合と同じように65%程度では無く、もっとずっと高くなります。おそらく99%以上でしょう。(ここが2項分布で誤解され易い部分です。)
つまり100個の原子の場合、半減期が経てば99%以上の高い確率で、崩壊する原子の数は40%~60%の範囲に収まると言う事です。

ではもっとずっと数を増やして放射性元素の数が1億個の場合どうかと考えます。
丁度5000万個崩壊する確率は非常に小さいですが、崩壊する原子の数を範囲を狭めて49%~51% (4900万個~5100万個)としても、確率を考えますと99.9%以上、ほぼ100%と考えていいくらいの数値となります。

 では、実際に論じている放射性核種の半減期の場合に相手にする放射性元素の数は何個かと言いますと、数molのレベルですから、20桁以上、1兆の1兆倍レベルの数です。(1億個も「ほんのわずか」と表現される対象です。)半減期が過ぎた時の崩壊する元素の数は、ぴったり半分で無くとも割合から言えば、ほぼ50%・・・50%ぴったりと言えるほどの範囲に収まるでしょう。


つまり、半減期でぴったり丁度半分の元素が崩壊する訳ではありません。考える対象が数個レベルの話なら、かなりばらつきのある結果となります。しかし非常に大きなmolレベルの数の粒子を扱う場合は、数の誤差はあれど、割合、パーセンテージから言えば、ぴったり50%崩壊する・・・と考えても支障が無いと言う事です。
 これを”大数の法則によって”・・・等と説明されます。・・実際、私が中高生の頃も(数学では)そう説明為されていて解せない感じでしたが、「法則」と言うよりも、しっかり計算してもそうなる”理”があるのです。粒子同士互いに連携して、半減期で丁度ぴったり半分崩壊するように調整するのではなく、粒子の数がmolレベルになりますと互いに独立に(気まぐれに)崩壊するかどうか決まっても、全体としては確率的にほぼ・・と言うかぴったり50%(と言えるくらい正確に)崩壊すると考えて支障ないのです。

いくつか補足事項
雑草Z
    STさん

 この場合の 2項分布とは、崩壊する、崩壊しないの2パターンで100%になる事象を基本として、それが繰り返される、若しくは沢山ある場合の分布の様子です。それぞれの場合の確率は2項定理で計算できます。
 この例の場合の “大数の法則” は、対象とする放射性元素の粒子の数を増やせば増やすほど、割合(パーセンテージ)として確率密度が50%の付近に集中してくると言う事です。平均値を中心とするどんなに狭い範囲(40%~60% ⇒ 49%~51% ⇒ 49.9%~50.1% ⇒ 49.99%~50.01%・・・)に範囲を絞っても、粒子の数をどんどん増やして行けば、その狭い範囲に入る確率を限りなく100%に近付けられると言う事です。


“指数関数”として表されるものは、自然現象の一つの基本で、次のステップが、現在の数に比例する場合に指数関数になります。原子核の崩壊のように1/2に減る場合とは逆に、
1時間で1回分裂して2個体になるバクテリアの個体数で考えると。底が2の指数関数になります。

>いつでもその時点から半減期の時間の間に

の意味するところは、例えば注目している1個の放射性元素が、ある時間が過ぎても崩壊しなかったからと言って、崩壊し易くなる事は無く、その時点でも更に半減期の時間が経てば1/2の確率で崩壊すると言う事です。つまり、崩壊していない放射性元素は、いつ出来たとか新しいとか古いとかに関係せずに、崩壊前は、いつでもその時点で更に半減期の時間が経てば1/2の確率で崩壊すると言う事です。
古いという概念は、例えば酸化してくるとか言う問題で、原子核にはそれがないと言う事です。



分かりやすい例え
雑草Z
    STさん

 ・・分かりやすい例えを思いつきましたのでしつこく書かせて頂きます。

コインを2個投げた場合には、100%裏(2個とも裏)とか100%表(2個とも表)と言う結果も高い割合で出現します(共に25%ずつ)
しかし、非常に沢山のコインを投げた場合には、裏の枚数は、数から言えば丁度ぴったり半分・・とはならなくても、割合から考えれば、裏が出ているコインがほぼ50%になると言う事です。

コインを投げる⇒半減期の時間が経つ
コインが裏が出る⇒放射性元素が崩壊する

のような対応を考えれば、離散分布と連続分布の違いはありますが、半減期のイメージ、原理はお分かり頂けるでしょう。
それぞれのコインの裏表は、他のコインの裏表とは独立しています。コイン同士が半分表で半分裏と話し合って調整する必要はありません。

さらにこれから、半減期毎に半分になる指数関数(底が1/2)もイメージ出来るでしょう。(さいころの例は、公比1/2の等比数列ですが、この離散分布を連続分布と見なせば、指数関数です。)

どうも大変ご丁寧に説明して下さり…
ST
大変恐縮しております。
二項分布や対数の事は理解出来ていたのですがその先の
「1/2」となる過程をどうも頭の中で端折っていたようで…
その他残りの事はおりを見てじっくりやりたいと思います。
本当に丁寧な対応をして頂きどうもありがとうございました。
そろそろ「元の題」に話題を戻してもいいのではないでしょうか? それとも…
まぁ、それにしても何時までたっても何処まで言っても“再勉強”は必要ですね…

「対数」ではなく…
ST
「大数の法則」…でしたね。6.02×10の23乗と言うアボガドロ数って確かに“大数”ですしね…
確かに統計等の計算をする中で階乗なんてのも時折出て来ますから、例えば100の階乗でさえ大変な桁数ですよね。それが自然界でアボガドロ数に対応した(と言うか)例えば数式の中にアボガドロ数の階乗なんてのが出てきてそれを全桁細かく求めるとしたらそれこそPCのメモリに格納しきれなくなるのではないでしょうかね…


こちらこそ、御理解して頂き有難う御座います。
雑草Z
    STさん

 丁寧に説明した甲斐があると言うものです。
ネット上の会話、議論では伝えにくいニュアンスと言うのもありますね。

>そろそろ「元の題」に話題を戻してもいいのではないでしょうか?

はい、元々私の書いた記事の主題に戻って頂くのは結構な事です。他に何かコメントあればの話ですが。





 

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コメント
この記事へのコメント
うーん、出来が「悪ければ」…
いやぁ、「悪ければ上の学校へ…」凄い逆転的発想です。
私も私なりの一寸独創的なやり方(小学生時代から「大学生的方法」に近いものをやっていただけかも知れませんが…)
で“学んで”来ましたけど、一寸吃驚の発想と思います。
翻って考えるに「今の学校は“思考停止法”を叩き込む機関と成り下がっていて、言い方を変えれば「洗脳機関」です。
真に良き進歩を齎らす人材を育成するためではなくて、単に
“ロボット”を生産するだけの工場の意味しかありません。
返って本来のより良き方法をとった指導者や生徒は「排斥」されてしまいかねない。 私もその被害者の一人かもなぁ…

2013/03/23(Sat) 12:21 | URL  | ST #oTy1E5II[ 編集]
Re:うーん、出来が「悪ければ」…
    STさん

 早速のコメント有難う御座います。

>凄い逆転的発想です。

あっ・・「逆転的発想」と言う言葉いいですね。本文を書いているときに何かしっくりする表現が見つからなかったのですが、この表現、適してましたね。
 研究機関としての大学ならば、優れたやる気のある学生を集めて研究するるのがいいでしょうけれど、教養とか仕事をする為の知識を得る機関と言う役割では、IT機器が発達した現代では大学の意義も薄れてきていますね。

>「今の学校は“思考停止法”を叩き込む機関と成り下がっていて、言い方を変えれば「洗脳機関」です。

原子力に関する学科などその典型ですね。小出裕章さんや今中哲二さんなど優れて良心的な学者達を追いやって、無能か良心を捨てて出世の道を選んだ御用学者を優遇して、彼等に原子力の「恩恵」をプロパガンダさせているのですから、本当に腐った組織です。経済学も然りでしょうか?
 大学は皮肉られて「企業戦士養成機関」と呼ばれますが、知人は工学部や経済学部の学生を「兵隊さん」と呼んでました。


>小学生時代から「大学生的方法」に近いものをやっていた

と言う「一寸独創的なやり方」と言うのが気になります。もしも宜しければ少し御紹介を・・・。
2013/03/23(Sat) 17:17 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
断片的な知識を詰め込む機関
 現在の教育機関は、断片的な知識を詰め込むのみで、その知識の活かし方は注意深く教えない、自分で考えつく生徒は排除する等の強固な仕組みが出来ているようですね。たとえばねエネルギー産出比と電気料金の関係を深く考えればどちらかが嘘であることは丸わかりですが、世の中のほとんどは考えたこともないようです。
 これ以外にも関連付けて考えれば、「絶対にどちらかが嘘だろう」ということを平気で両方とも本当と教えているのでしょうね。
2013/03/23(Sat) 21:54 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:断片的な知識を詰め込む機関
    guyver1092さん

 断片的な知識を詰め込む方式は、マークシートや答えのみの記述式テストには有利でしょうね。クイズは得意になるでしょうが、その知識でどれだけ社会に貢献できるかは疑問ですね。

>エネルギー産出比と電気料金の関係を深く考えればどちらかが嘘であることは丸わかりですが

これは原発の経済性の事ですね!?・・・いまだに原発で電気料金が安くなるなどと言っている連中は(・・高学歴な方々も沢山います)嘘つきで無ければ真性の馬鹿者ですね。
2013/03/24(Sun) 01:18 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
「一寸独創的なやり方」と言えるかなぁ…
まぁ、小学1年位の時から学校の教科書より本とか新聞を“教科書”にしてましたね。
小2か小3位で当時の「当用漢字」ならスラスラ読み書き出来ましたので正直「教科書もただの“読み物”でしかありませんでした。
あとは「百科事典」のサーフィンとかしてました。
中学入学時「平凡社」の“世界大百科辞典”を買って貰い、3年足らずでかなり「読み込み」ました。
あと… 学校の図書館(高校)、市の図書館かな…
方式は「芋蔓式」と言うか今はネットサーフィンに応用してます。
結構Wikiも利用しますが「ディープでコアな部分は専門家に直に聞いても解らなかったり」しますね…
特に「殆ど専門家さえいない分野」では結構困ったりしますね、私の場合は「超心理学の分野」かな…

ところで…
雑草Zさんは理系でしょうか、それとも違いますか?
2013/03/24(Sun) 16:17 | URL  | ST #oTy1E5II[ 編集]
Re:「一寸独創的なやり方」と言えるかなぁ…
    STさん

 なるほど、それは凄いやり方ですね。大学生的方法と言うよりも研究者的方法に近いかも知れません。随分と多読だったのですね。
>小2か小3位で当時の「当用漢字」ならスラスラ読み書き出来ました
と言うのも凄いです。

「芋蔓式」はなかなかいい方法だと思います。私もその方法は良くやりますが、枝分かれ(根分かれ?)して収拾がつかなくなる時がありますね。(笑)
「芋蔓式」で何か特に嵌ったトピックはありましたか?


 私は確かに一応理系です。専攻は物理で、統計物理学が好きでした。でも、もう一度やり直すのなら生物か農業がいいですね。
2013/03/24(Sun) 20:32 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:Re:断片的な知識を詰め込む機関
 補足します。
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-date-201110.html
で議論した、原子力のエネルギー産出比が28以上なのに別の資料では発電原価がほぼ同じなどというばかげた計算の事です。
 未だに「原子力発電のほうが安い」「原発がなければ日本の経済は立ち行かない」等と言う嘘つきに原発のエネルギー産出比と電気料金との関係を説明させたいです。
2013/03/24(Sun) 20:53 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re:Re:断片的な知識を詰め込む機関
    guyver1092 さん

 やはり原発の経済性のお話でしたね。件の記事でguyver1092 さん御指摘のように、この様な計算結果は原子力村の常套手段でコストの付け替え、除外で下駄を履かせた結果ですね。
 彼らの計算は、常に「はじめに結論ありき」で、その為に何でもありの無茶苦茶な計算法をしていますね。経済産業省が率先してそのような出鱈目な計算をしているのですから、酷いものです。原発は日本を破滅させますね。
2013/03/24(Sun) 23:03 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
「統計物理」と言うと“半減期”…
についての「論」が私には一番エキサイティングですね、何と言っても究極の所が「謎」なのが面白いです。
「芋蔓式」トピックで今でも嵌りっ放しな部分は「意識についてのハードプロブレム」についてですかね…
これも究極的ですね。「グッと砕けた身近なモノ」だと“グレートコラボレーション”辺りの事でしょうか?
2013/03/25(Mon) 18:43 | URL  | ST #oTy1E5II[ 編集]
Re:「統計物理」と言うと“半減期”…
    STさん

>「意識についてのハードプロブレム」

はクオリアってやつですか!?・・ちょっと疎い分野です。ただ、昔からよく考えた事は、例えば、苦痛と快感の表現と感じ方が逆だったら、困るな・・・って事です。笑っている行為は楽しいからなのですが、ある人は苦痛で笑いの表情をしているのかも知れません。でも、「苦痛」「快感」等の言葉も全て違って個人毎に認識されているのですから(・・脳波まで・・)その違いはお互いに最後まで分からないでしょう。

“グレートコラボレーション”についても、よくは知りませんが、これから注目されて行く概念でしょう。関連する内容はここの記事にもあるでしょうから、機会があればコメント戴ければ幸いです。

統計力学は、御存じのようですが、圧力や温度などマクロな熱力学をミクロな分子・原子からアプローチする物理学です。例えば、温度は分子一個当たりの平均の(直進の)運動エネルギーで定義されます。

半減期も統計物理で扱えますね。面白いのは、放射性元素の原子には古い、新しいが無くて、いつでもその時点から半減期の時間の間に、その原子核が崩壊する確率が2分の1ですね。
その、半減期の時間がどうやって決まるかが、

>究極の所が「謎」

と言う事でしょうか?確かに謎です。・・個人的には、その原子核を作る素粒子などに周期現象があって、その特別な時期と外部からの刺激(例えば衝突とか・・)などが一致すれば原子核が崩壊するのではないかと考えますが謎ですね。


 私の好きな統計物理学は、何と言っても、協同現象[Synergetics]です。エネルギーを散逸する為に自然が自ら美しい組織構造を作る事に魅せられたのですが、まともに取り組む機会を逸してしまった感じです。 協同現象の研究をしたいと考えた時期もあったのですけどね。 
2013/03/26(Tue) 00:20 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
「半減期」の“謎”…
まぁ「1/2になるまでの時間を」が半減期なのですが…

例えば、同一・単一元素(同位体)中の非放射性各種の数をM、放射性核種の数をN(全原子核数は当然M+N)とし、
それが如何にして各々の原子核(原子?)が「どちらであるか」を判別し、また各々の原子核が「如何にして原子核自体(原子が?)がM、及びNを“観測”し集計して」その「観測不可能?な原子数を基に崩壊する!?」のだろうか? というような“究極の部分”は「永遠の謎」なのではないでしょうかねぇ、「統計のなせる技」なのかな?
つまり原子核自体、なぜ測定者と観察者になり得るのか? と言う問いでもある訳です。考えるととても不思議…
もしかしてクォークレベル以上の部分で解析や考察をすれば“答え”が導きだせるのでしょうか、難問ですね。

「意識のハードプロブレム」についても“これくらいのレベル”での謎解きに挑戦中なのですが、難問ですね…

一寸物理論議に偏ってしまいましたがご迷惑でしょうか?
2013/03/26(Tue) 08:43 | URL  | ST #ukmR3SMc[ 編集]
「非放射性各種」は「非放射性核種」…
の誤りでした。お詫びして訂正させて頂きます。

それとついで?ですが…
グレートコラボレーション等その他の分野についても議論を深められればいいなぁと思っておりますので今後共宜しくお願い致します。

なお文章上解り難い部分がありましたら遠慮なくご指摘頂ければと思っておりますので…
2013/03/26(Tue) 08:51 | URL  | ST #oTy1E5II[ 編集]
Re:「半減期」の“謎”…
    STさん

 同一元素で放射性核種かどうかは、中性子の数で単純に決まりますよ。同じ元素とは陽子の数が同じと定義されています。陽子の数によって原子核が安定する為の中性子の数も決まるわけで、安定している原子核よりも中性子の多い、即ち質量数の多い元素は不安定で、放射線を(何度か)放出して安定するのです。ウラニウムのように原子番号が大きければ原子核が不安定でどの同位体も放射性核種です。
一般に放射性同位体は原子核の中性子の数(質量数)で簡単に判別できますが。何か勘違いされてませんか? 
2013/03/27(Wed) 00:06 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
確かにそうなのですが…
人間が判別する時にはそうですけど原子そのものがどうやって判別するのでしょうか?
人間の存在が無くても「半減期は存在します。」要は“究極は観測者問題”なのですから…
ちょっとこの再質問は難解過ぎますか、半分哲学かなぁ…
私の書き方が下手で言いたい事が伝わってないのかも知れません、
数式で表せるものでも無いので難しいですね…
問題の本質は半減期の場合は集合体の原子数に依存して崩壊のスピードが違う
(数が半分なら時間あたりの崩壊数も統計的に半分)のはどうして? と言う事です。
まだ勘違いしてますかね…
2013/03/27(Wed) 07:51 | URL  | ST #oTy1E5II[ 編集]
Re:確かにそうなのですが…
    STさん

 人間の存在は関係ありません。

>各々の原子核(原子?)が「どちらであるか」を判別し、また各々の原子核が「如何にして原子核自体(原子が?)がM、及びNを“観測”し集計して」

の必要も全くありません。放射性核種の原子核が、半減期で半分になるだけで、そこにある非放射性各種の数は全く関係ないですよ。放射性核種同士もその崩壊は全く独立で、他の放射性元素が崩壊するかしないかなど全く関係ありません。

最初の御返事に書いたように
放射性元素一個につき、いつでもその時点から半減期の時間の間に、その原子核が崩壊する確率が2分の1

で難しい事なく全て説明出来ますよ。
STさんの誤解の原因は想像がつきました。
2013/03/27(Wed) 20:03 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
どうもしつこ気味になってしまい…
申し訳ありませんでした。
本音としては何故
「放射性元素一個につき…崩壊する確率が2分の1」になるのかが解らなかったものですから、と言うかまだイマイチ、何故に“指数関数”として表されるのかが未だ疑問ですが…
まぁ、この辺は一度棚上げして宿題にしておきます。
話題とは外れた部分なのに丁寧なご返事有難うございました。
2013/03/27(Wed) 20:24 | URL  | ST #oTy1E5II[ 編集]
2項分布と大数の法則
 簡単に説明致します。

例えばある放射性核種の数がたった2個だとします。この場合、この時点から半減期の時間が経てば、どうなるかと言いますと、2つの放射性核種が相談してぴったり1個だけ崩壊するとは限りません。
 0個(0%)崩壊、1個(50%)だけ崩壊、2個とも(100%)崩壊、
の確率はそれぞれ、25%、50%、25% になります。

つまり、丁度半分崩壊するわけでは無くて、全く崩壊しない場合も、全て崩壊する場合も大きな確率であるのです。
2つの放射性核種がそれぞれ、崩壊した場合を× しない場合を○で表わせば
○○
○×
×○
××
の4(2の2乗)パターンで、2つの原子核の崩壊するしないは独立ですからこの4パターンの確率は全て等しく1/4ずつです。

0個(0%)崩壊、1個(50%)だけ崩壊、2個とも(100%)崩壊
の確率はそれぞれ 1/4=25%、2/4=50% 1/4=25%
って事です。

では、次に数を増やして10個の放射性元素がある場合、半減期の時間が経ったらどうなるかを考えます。1024(2の10乗)パターンありますから先ほどの○×では書き切れません。から計算します。
例えば全部崩壊する、0個崩壊する(1個も崩壊しない) それぞれ1パターンですから、
確率はそれぞれ0.1%程度です(1/1024)。
それに対して、丁度半分の5個崩壊する確率は一番高くなります。
10C5/1024=252/1024
でほぼ25%になります。・・”丁度ぴったり半分”の可能性は2個の放射性元素を考えた時よりは減りました。
一方、崩壊する原子の数が40%~60%
つまり4個か5個か6個になる確率は、計算してみると
10C4+10C5+10C6=672  ですから確率は
672/1024 で凡そ65%になります。

では100個の放射性元素の場合はどうかと申しますと、パターン(分母)数が31ケタ桁の数(2の100乗)になります。以下計算が面倒(難しいと言う意味では無く、数が非常に大きく、計算回数も増えると言う事です。)ですので、概念だけを御説明しますが、
崩壊する原子の数が40%~60%つまり40個から60個になる確率は、10個の場合と同じように65%程度では無く、もっとずっと高くなります。おそらく99%以上でしょう。(ここが2項分布で誤解され易い部分です。)
つまり100個の原子の場合、半減期が経てば99%以上の高い確率で、崩壊する原子の数は40%~60%の範囲に収まると言う事です。

ではもっとずっと数を増やして放射性元素の数が1億個の場合どうかと考えます。
丁度5000万個崩壊する確率は非常に小さいですが、崩壊する原子の数を範囲を狭めて49%~51% (4900万個~5100万個)としても、確率を考えますと99.9%以上、ほぼ100%と考えていいくらいの数値となります。

 では、実際に論じている放射性核種の半減期の場合に相手にする放射性元素の数は何個かと言いますと、数molのレベルですから、20桁以上、1兆の1兆倍レベルの数です。(1億個も「ほんのわずか」と表現される対象です。)半減期が過ぎた時の崩壊する元素の数は、ぴったり半分で無くとも割合から言えば、ほぼ50%・・・50%ぴったりと言えるほどの範囲に収まるでしょう。


つまり、半減期でぴったり丁度半分の元素が崩壊する訳ではありません。考える対象が数個レベルの話なら、かなりばらつきのある結果となります。しかし非常に大きなmolレベルの数の粒子を扱う場合は、数の誤差はあれど、割合、パーセンテージから言えば、ぴったり50%崩壊する・・・と考えても支障が無いと言う事です。
 これを”大数の法則によって”・・・等と説明されます。・・実際、私が中高生の頃も(数学では)そう説明為されていて解せない感じでしたが、「法則」と言うよりも、しっかり計算してもそうなる”理”があるのです。粒子同士互いに連携して、半減期で丁度ぴったり半分崩壊するように調整するのではなく、粒子の数がmolレベルになりますと互いに独立に(気まぐれに)崩壊するかどうか決まっても、全体としては確率的にほぼ・・と言うかぴったり50%(と言えるくらい正確に)崩壊すると考えて支障ないのです。
2013/03/27(Wed) 21:36 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
いくつか補足事項
    STさん

 この場合の 2項分布とは、崩壊する、崩壊しないの2パターンで100%になる事象を基本として、それが繰り返される、若しくは沢山ある場合の分布の様子です。それぞれの場合の確率は2項定理で計算できます。
 この例の場合の “大数の法則” は、対象とする放射性元素の粒子の数を増やせば増やすほど、割合(パーセンテージ)として確率密度が50%の付近に集中してくると言う事です。平均値を中心とするどんなに狭い範囲(40%~60% ⇒ 49%~51% ⇒ 49.9%~50.1% ⇒ 49.99%~50.01%・・・)に範囲を絞っても、粒子の数をどんどん増やして行けば、その狭い範囲に入る確率を限りなく100%に近付けられると言う事です。


“指数関数”として表されるものは、自然現象の一つの基本で、次のステップが、現在の数に比例する場合に指数関数になります。原子核の崩壊のように1/2に減る場合とは逆に、
1時間で1回分裂して2個体になるバクテリアの個体数で考えると。底が2の指数関数になります。

>いつでもその時点から半減期の時間の間に

の意味するところは、例えば注目している1個の放射性元素が、ある時間が過ぎても崩壊しなかったからと言って、崩壊し易くなる事は無く、その時点でも更に半減期の時間が経てば1/2の確率で崩壊すると言う事です。つまり、崩壊していない放射性元素は、いつ出来たとか新しいとか古いとかに関係せずに、崩壊前は、いつでもその時点で更に半減期の時間が経てば1/2の確率で崩壊すると言う事です。
古いという概念は、例えば酸化してくるとか言う問題で、原子核にはそれがないと言う事です。

2013/03/27(Wed) 22:34 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
分かりやすい例え
    STさん

 ・・分かりやすい例えを思いつきましたのでしつこく書かせて頂きます。

コインを2個投げた場合には、100%裏(2個とも裏)とか100%表(2個とも表)と言う結果も高い割合で出現します(共に25%ずつ)
しかし、非常に沢山のコインを投げた場合には、裏の枚数は、数から言えば丁度ぴったり半分・・とはならなくても、割合から考えれば、裏が出ているコインがほぼ50%になると言う事です。

コインを投げる⇒半減期の時間が経つ
コインが裏が出る⇒放射性元素が崩壊する

のような対応を考えれば、離散分布と連続分布の違いはありますが、半減期のイメージ、原理はお分かり頂けるでしょう。
それぞれのコインの裏表は、他のコインの裏表とは独立しています。コイン同士が半分表で半分裏と話し合って調整する必要はありません。

さらにこれから、半減期毎に半分になる指数関数(底が1/2)もイメージ出来るでしょう。(さいころの例は、公比1/2の等比数列ですが、この離散分布を連続分布と見なせば、指数関数です。)
2013/03/27(Wed) 23:47 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
どうも大変ご丁寧に説明して下さり…
大変恐縮しております。
二項分布や対数の事は理解出来ていたのですがその先の
「1/2」となる過程をどうも頭の中で端折っていたようで…
その他残りの事はおりを見てじっくりやりたいと思います。
本当に丁寧な対応をして頂きどうもありがとうございました。
そろそろ「元の題」に話題を戻してもいいのではないでしょうか? それとも…
まぁ、それにしても何時までたっても何処まで言っても“再勉強”は必要ですね…
2013/03/28(Thu) 07:37 | URL  | ST #oTy1E5II[ 編集]
「対数」ではなく…
「大数の法則」…でしたね。6.02×10の23乗と言うアボガドロ数って確かに“大数”ですしね…
確かに統計等の計算をする中で階乗なんてのも時折出て来ますから、例えば100の階乗でさえ大変な桁数ですよね。それが自然界でアボガドロ数に対応した(と言うか)例えば数式の中にアボガドロ数の階乗なんてのが出てきてそれを全桁細かく求めるとしたらそれこそPCのメモリに格納しきれなくなるのではないでしょうかね…
2013/03/28(Thu) 07:47 | URL  | ST #-[ 編集]
こちらこそ、御理解して頂き有難う御座います。
    STさん

 丁寧に説明した甲斐があると言うものです。
ネット上の会話、議論では伝えにくいニュアンスと言うのもありますね。

>そろそろ「元の題」に話題を戻してもいいのではないでしょうか?

はい、元々私の書いた記事の主題に戻って頂くのは結構な事です。他に何かコメントあればの話ですが。





 
2013/03/28(Thu) 23:02 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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