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2012-05-17 00:01
 東日本大震災の復興支援として、瓦礫の広域処理と除染作業が計画され実行されつつあります。
瓦礫の広域処理に関しては、放射能の拡散を防ぐという原則はしっかり守るべきです。
膨大な瓦礫を膨大な石油を消費して遠くまで運ぶ事には反対です。
瓦礫の広域処理問題】2012-3-29 に描いたとおりです。

除染作業はどうでしょう?
福島県では、原発震災復興支援の一つとして除染作業が行われています。
現在人が住んでいる、放射能汚染が比較的小さい地域・・・福島県の周辺の県のちょっとしたホットスポットや福島県内でも福島第一原発からは比較的遠い会津地方などでは、除染作業も有効でしょう。中通り・・福島市や郡山市、須賀川市、白川市・やいわき市・・本来ならば避難しなければならないエリアもあるでしょう。・・・など、人が普通に生活している地域も、小中学校の校庭や通学路などを中心にしっかり除染すべきでしょう。
しかし、原発20km圏内の警戒区域は勿論の事、避難指示区域の除染作業は早急にやる必要があるのでしょうか?放射能は時間の関数でしか減少しないものです。「除染作業」とは、実際は「移染作業」であり、放射能を他に移動させる作業です。小中学校の校庭の表土を剥ぎ取って、埋める作業は子供の被曝を小さくすると言う大きな意味があります。ある程度放射能の拡散を防ぐ事にも繋がります。(作業の最中に砂埃が立って拡散もするでしょう。)一方水による除染作業は、大部分は放射能の希釈と拡散です。(・・一部、側溝などへの濃縮と言う見方も出来るでしょうが・・)放射性物質を、土などと一緒に地中や側溝に流し、より標高の低い土地に流出させます。そのまま地中深く沈む分も何割かはあるでしょうが、それはそれで地下水を汚染します。海に取り囲まれた日本では、最終的には海に拡散させる事になりましょう。つまり、放射性物質の、下流地域や海への拡散です。半減期の長い放射性物質は、原子番号が大きく、原子の質量が大きいものが多いので、海溝深くに沈んでいけばまだ直近の被害は少ないと言えましょうか・・・?このような形で放射性物質を海に流す事は、ある程度仕方が無い事でしょうが、国際法にも違反するでしょう。

さて、避難指示解除準備区域などで進んでいる除染作業は、少なく見積もって一軒当たり500万円です。しかし、それで完璧に除染されるわけではなく、放射能汚染量が何割か減るだけです。除染作業をしてもまだまだ済む事の出来ない家もあるでしょう。家だけではなく、道路や耕地、山林など広大な地域を除染しなければなりません。福島県の何分の一かの汚染地域を、ある程度除染するだけで、10兆円は軽く超えると言う試算もあります。これだけで東電が現在原発事故で賠償すると提示している金額の5兆円前後よりも大きい金額です。そして、除染したからと言って、直ちに人が住めるわけでもありません。作業員の被曝問題もあります。実際に雨が多い日本では、放水による除染作業をしなくても、早晩、放射性物質は洗い流される事にもなるでしょう。
除染は、現在人が住んでいる地域などを優先すべきです。人が避難してしまった警戒区域や避難指示区域を除染して早急に人を戻す事は、非常に危険な事です。人体実験していると言われても仕方ないでしょう。

では何故、政府や自治体が現在人が住んでいない地域の除染作業に拘るのかと言えば、いくつか理由が考えられます。

先ずは、政府のパフォーマンス。汚染地域の人々を励まし、地元に戻れると言う希望を抱かせ、政府への非難をかわす事でしょう。このような軽率な行為は、後から更に絶望を生む事にも繋がるでしょう。
現在停止している原発の再稼働も視野にあるでしょう。もし、ここで政府が、ある程度の汚染地域で何年も住めないから除染はしない・・と宣言したら、他の原発立地地域も、再稼動にしり込みするでしょう。・・福島原発事故のような深刻な事故が起きたら、その地域は見捨てられ、生きている間は地元に戻れなくなる・・と言う事実を知ったら、殆どの人は再稼働は認めないでしょう。だから、再稼働の為に高汚染地域を除染して、故郷に戻れる・・と言う希望を持たせるパフォーマンスをしていると見るのは穿った見方でしょうか?

そして更に、震災復興を経済対策に結びつける事でしょう。落ち目の日本の景気を回復する一つの手段にしているのでしょう。最近経営の厳しかったゼネコン業者などがこぞって除染ビジネスに名乗りを挙げています。日本の大手ゼネコンが、原発立地から避難している自治体の仮庁舎に、連日やってきていたのが昨年地元で目撃されています。除染ビジネスは巨額の利権のある瓦礫の広域処理よりも更に一桁以上大きな利権です。しかし、この利権の元は殆どが国などのお金です。現在でも借金で破綻しそうな日本が更に膨大な借金を増やす事になります。原発震災で国の借金がある程度増える事は仕方が無いにしても、無闇な除染ビジネスの利権に食い物にされるのは絶対に避けるべきでしょう。福島県の広大な高汚染地域全域の除染は不可能と考えるべきでしょう。

原発で東電や経済産業省に抗議する人の決まり文句には「福島をかえせ!」と言うのがあります。確かに故郷が汚染されて住めなくなった事は許されざる事です。しかし、これから当分の間・・数十年は、福島県内には人間が居住出来ない地域が残るのです。それが原発の実体です。その事をしっかりと認識して、居住不可能な地域に「除染」と言う美名で、お金を湯水の如く投入し、放射能を拡散するのは止めるべきです。そのお金は、しっかり別な補償や脱原発の為に使うべきです。
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【2012/05/17 00:01】 | 原子力 トラックバック(0) |

まったくもってその通り!
アルテミス^^
<除染でなく移染
この言葉を周知しないといけませんね
自分たちに都合が良い言葉を政府は使いたがります^^;

放射性廃棄物として取り扱わなくてはならず。
そもそも密封されていない放射性物質は、一部の人しか扱えないように法律で規定されています。

パフォーマンスというのは別に穿った見方ではないと私は思います。この事故の問題は日本レベルでなく世界レベルの問題となっていることを関係者は充分自覚しなければなりませんね。

経済対策
guyver1092
 今朝のラジオのニュースで、今年の第一四半期のGDPが、年率換算で4%程と言っていました。除染も瓦礫処理も確実に経済対策ですね。この経済対策で国民が支払う対価は、日本全土に放射性物質の拡散で、結果としては、生物集団としての日本人の遺伝子情報の劣化でしょうね。ただでさえ、日本中にじわじわと放射性物質が拡散中だと言うのにきちがい沙汰ですね。

http://www.seturi.net/blog/2012/05/001095.html

Re:まったくもってその通り!
雑草Z
いつも賛同のコメント感謝致します。政府は、「避難者の救援」の美名の下に、非常に無駄なお金の使い方をしていますね。その代表例が、警戒区域や避難指示区域の除染作業でしょう。これらの地域の人々が「一刻も早く地元に戻りたい」と言っているような報道振りですが、それは年取った人々の一部であり、若い人々は除染しても戻りたくないという人のほうが多いようです。意外なことに、有機無農薬農法など、土地に愛着を持っていた人も、自分が、手塩にかけて育てた土地を放射性廃棄物の置き場にしてもらっても言いとさえ言っています。有機無農薬農法をやってしていた人ほど、放射能汚染された土地は使い物にならない現実を直視しているのかも知れません。私が本人達から直接聞いたお話です。
 除染ビジネスで儲けたい人々が結託して世論を操作してる部分も感じられます。そんな余裕は全く無い筈です。

Re:経済対策
雑草Z
>除染も瓦礫処理も確実に経済対策ですね。

guyver1092 さんが単刀直入に仰るとおりですね。そして、経済対策と言っても、税金を浪費して食い潰すだけですね。儲けるのは決して被災地という訳ではなく日本の大企業。

>この経済対策で国民が支払う対価は、日本全土に放射性物質の拡散で、結果としては、生物集団としての日本人の遺伝子情報の劣化

全く以ってその通りですね。放射性物質の拡散防止の原則が無視されています。まさしく
>きちがい沙汰

ですね。一つ前の記事【全機停止でもあまり祝えない現実】にも描いたように、かなり絶望的な展望です。・・このひとつ前のお返事は遅れましたが、あちらにも書いたとおり、
guyver1092さんもこの現実は、厳し過ぎるとお考えでしょうか?・・よろしければあちらにお返事下さい。

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コメント
この記事へのコメント
まったくもってその通り!
<除染でなく移染
この言葉を周知しないといけませんね
自分たちに都合が良い言葉を政府は使いたがります^^;

放射性廃棄物として取り扱わなくてはならず。
そもそも密封されていない放射性物質は、一部の人しか扱えないように法律で規定されています。

パフォーマンスというのは別に穿った見方ではないと私は思います。この事故の問題は日本レベルでなく世界レベルの問題となっていることを関係者は充分自覚しなければなりませんね。
2012/05/18(Fri) 20:46 | URL  | アルテミス^^ #-[ 編集]
経済対策
 今朝のラジオのニュースで、今年の第一四半期のGDPが、年率換算で4%程と言っていました。除染も瓦礫処理も確実に経済対策ですね。この経済対策で国民が支払う対価は、日本全土に放射性物質の拡散で、結果としては、生物集団としての日本人の遺伝子情報の劣化でしょうね。ただでさえ、日本中にじわじわと放射性物質が拡散中だと言うのにきちがい沙汰ですね。

http://www.seturi.net/blog/2012/05/001095.html
2012/05/18(Fri) 21:01 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:まったくもってその通り!
いつも賛同のコメント感謝致します。政府は、「避難者の救援」の美名の下に、非常に無駄なお金の使い方をしていますね。その代表例が、警戒区域や避難指示区域の除染作業でしょう。これらの地域の人々が「一刻も早く地元に戻りたい」と言っているような報道振りですが、それは年取った人々の一部であり、若い人々は除染しても戻りたくないという人のほうが多いようです。意外なことに、有機無農薬農法など、土地に愛着を持っていた人も、自分が、手塩にかけて育てた土地を放射性廃棄物の置き場にしてもらっても言いとさえ言っています。有機無農薬農法をやってしていた人ほど、放射能汚染された土地は使い物にならない現実を直視しているのかも知れません。私が本人達から直接聞いたお話です。
 除染ビジネスで儲けたい人々が結託して世論を操作してる部分も感じられます。そんな余裕は全く無い筈です。
2012/05/19(Sat) 07:43 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:経済対策
>除染も瓦礫処理も確実に経済対策ですね。

guyver1092 さんが単刀直入に仰るとおりですね。そして、経済対策と言っても、税金を浪費して食い潰すだけですね。儲けるのは決して被災地という訳ではなく日本の大企業。

>この経済対策で国民が支払う対価は、日本全土に放射性物質の拡散で、結果としては、生物集団としての日本人の遺伝子情報の劣化

全く以ってその通りですね。放射性物質の拡散防止の原則が無視されています。まさしく
>きちがい沙汰

ですね。一つ前の記事【全機停止でもあまり祝えない現実】にも描いたように、かなり絶望的な展望です。・・このひとつ前のお返事は遅れましたが、あちらにも書いたとおり、
guyver1092さんもこの現実は、厳し過ぎるとお考えでしょうか?・・よろしければあちらにお返事下さい。
2012/05/19(Sat) 07:53 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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