-------- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

2012-02-29 00:02
前記事【原発に関するとんでも未来予測】の続きです。

国やそれに準ずる機関などが予測した未来像は、その不確実な実態に反し、多くの政策の基本、根拠として使われています。予測を受けたマスコミ報道なども、何年後にはどうなると断言的な報道になってしまっています。地球温暖化予測や人口動態予測、エネルギー需要予測などかなり断定的な報道のされ方が多く、殆どの人がそれを前提にエネルギー政策などを論じているのが非常に気になるところです。これらの予測は、あくまで「予測」の範疇で、実際はそれほど信憑性、確実性の高いものではありません。そればかりか、これらは純粋な「予測」以外にかなりな「恣意」も含まれています。【原発に関するとんでも未来予測】で言及した通りです。
他の例を挙げれば、例えば二酸化炭素地球温暖化予測は原発推進の為に大々的にプロパガンガンダされてきました。実際はまだ「仮説」の範疇です。
予測がかなり外れてしまっても、外れた段階で既に「過去」の事ですから殆ど反省がなされません。予測する連中も懲りない面々が多いようです。
国やマスコミのエネルギーに関する予測も、需要予測から代替予測まで外れた予測は枚挙に暇がありません。しっかり当たる事のほうが珍しいと考えておいたほうがいいでしょう。一般庶民のアバウトな推測とあまり変わらないレベルの場合も多いような感じです。
当たる未来予測は、日食や月食、彗星の接近などのような摩擦の無い宇宙空間の天体の運行など、ほぼ理想的にニュートン力学を当てはめる事が出来る特殊な場合だけでしょう。それに対し、地上での出来事、人間社会での出来事は、複雑系カオスですから、月食やすい星の接近のように予測通りになるほうが稀と考えるべきでしょう。
例えば20世紀の終わり頃(1990年代あたり)から期待されていた燃料電池自動車は、今頃(2012年あたり)は既に、コストも十分に安くなり一般にも普及し、路上を沢山走っている・・・などと予測がなされていましたが、実際は、全然普及していません。燃料電池車を見た事さえない国民が殆どでしょう。
国立社会保障・人口問題研究所の発表する人口動態予測などの結果もマスコミでは殆ど断定的に論じられていますが、実態はかなり外しています。旧社会保険庁は、右上がりの人口増加が続くと予測して、後から集めたお金で年金を払えばいいと言って、先に集めた年金を使い込み、人口は予想以上に伸びずに年金が不足しました。現在破綻しそうな勢いです。「少子化問題」と言う言葉が出てきたのが実はこの年金問題からです。現在色々なことが言われていますが、政府、官僚の予測ミス、いい加減に使ってしまったから年金不足の危機が起こったのです。使ってしまった政府の責任は非常に重いと言えましょう。



高度経済成長時代以降、エネルギー消費予想は、いつも以下の調子でした。
「△△年後には人口も◇倍になり、一人当たりのエネルギー需要も◇倍になるから、◇の2乗倍のエネルギーが必要である。だから、エネルギーの開発が急がれている・・」
これは「予想」ではなく、エネルギー政策の願望、もっと具体的に言えば原発推進派のプロパガンダの1つと言えましょう。
以上のように、エネルギーに関する未来予測、需要予測や実用化見込みなどは、原発推進など色々な思惑が反映されたもので、元来のニュートラルな「予測」ではありません。需要予測というよりも政府や産業界が構築するモデルプランと言う性格のものとも言えましょう。需要見込みがいまだに増えていくなんて、完全に21世紀と言う時代を読み違えています。

世の中にエコカーやエコ家電が氾濫し、節電を呼びかけている政府や電気会社が、一方では、エネルギー需要が指数関数的に増えると予測しているのです。省エネ技術が進み、人口も減っているのに、何故にエネルギー需要見込みを増やさなければならないのでしょうか?・・それは省エネ技術が進んだとしても、政府や産業界が経済活動、工業を活発にする為に、エネルギー需要を増やしたいからでしょう。特に原発を動かしたいのです。実際には、エコカーやエコ家電もしょっちゅう買い替えさせられているのですから、逆効果で資源の浪費になっているのが実情です。

政府発表のエネルギー需要予測に従って、エネルギー政策を決める事は、一見理がありそうですが、実際には非常に危険な事です。「エネルギー需要は「予測」でなくて、電気会社や産業界、財界の「要望」の面も否定出来ない事をしっかり認識すべきです。「予測」と言う名で「恣意的に作られたもの」なのです。政府等のエネルギーに関する未来予測は、どうせ色々なところの思惑が入ったものですから、思い切って縮小の見込みにすべきでしょう。世の中が省エネ省資源の方向に進み、日本の人口も減っているのですから、需要見込みは減らして行って然るべきです。その為にも、先ずは浪費ばかりで役に立たない原発を廃止しなければなりません。

これからの日本のエネルギー需要見通しは減って行って然るべきですし、減らさなければなりません。望むと望まざるとに関らず減らすしかあり得ません。エネルギー保存則とエントロピーの法則から帰着するところは、地球の循環内で収まるまで減らすしかないと言う事です。
スポンサーサイト
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2012/02/29 00:02】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

未来予測
guyver1092
 正確な未来予測はどのようにすべきでしょうか。やはり、人間のこうあるべきという希望とか、こうすればもうかるという欲望を排除して予測すべきでしようね。具体的方法は、さまざまな物理法則、特にエネルギー産出比を基本にすべきでしょうね。歴史を研究し、過去に起きたことで近い事態があれば、参考にするのも必要ですね。また、エネルギー産出比を会計法に置き換えて考えるのもよいでしょう。

Re: 未来予測
雑草Z
> 人間のこうあるべきという希望とか、こうすればもうかるという欲望を排除して予測すべきでしようね。具体的方法は、さまざまな物理法則、特にエネルギー産出比を基本にすべきでしょうね。

そうですね。ニュートラルな立場で予測しなければなりませんが、現在の、電力などのエネルギー需要見込み予測は、予測ではなく、政府の政策に近いものがありますね。
そして、エントロピーの法則などをしっかり考慮に入れないから、やろうとしても出来ず、予測が大きく間違うのでしょうね。核燃料サイクルなんてのも、物理的考察がしっかり出来ずに希望的予測が見事に破綻した例ですね。


>エネルギー産出比を会計法に置き換えて考えるのもよいでしょう。

これは興味深い御提案です。もう少し具体的に示して頂けますか?


Re: 会計法
guyver1092
 大したことではないのですが、エネルギー産出比となると、ジュールとかワットとか、価値が分からない単位を使いますし、それが得か損かわからない場合が多いです。金額に仮定して、投入エネルギーを必要経費、産出エネルギーが粗利益と仮定すると、エネルギー産出比の悪いものほど利益が少なく、原子力発電等は赤字と仮定でき、より多くの人に理解しやすく、より多くの知恵を集結した予測が可能になるのではないかとの考えです。
 なお、実際の金額で計算しても良いですね。

Re:Re:Re: 会計法
雑草Z
>エネルギー産出比となると、ジュールとかワットとか、価値が分からない単位を使いますし、それが得か損かわからない場合が多いです。

確かにそれは言えるかも知れません。おっしゃるように金額に置き換えた方がイメージし易い方が多いでしょうね。つまり、費用対効果と言う意味に捉えていいと言う事でしょうか。

>原子力発電等は赤字

ここのところをみんなしっかり理解すべきですね。

未来予測は難しい。
Power
雑草Zさん


エネルギー予測などは、「将来、こうなればいいなぁ」といった希望的観測が含まれているため、殆ど当たることはないですよね。景気予測も然り。


最も、希望的観測を排除し物理・数学などを用いて科学的に予測を立てたとしても、外れることが多いでしょうが…予測を立てると、当然ながら立てた予測を見越して“対策“や“妨害“や“競争“などが発生するため、 予測通りには行かないのです。


エネルギー予測なんて、科学的な方法でも無理に近いのではないかと…

省エネが本当の意味で実現すれば
2lyuna5
省エネ製品を使うことで、エネルギー消費を抑えられるのはこれからも続けたほうがいいと思います。

そうすれば、電力供給量も減っていくはずなので、発電所を閉鎖する動機になります。

しかし、国としての経済力の維持と、働き口がなくならないようにするために、そうならないと思います。

どの産業でもそうですが、縮小されることで雇用が無くなり、生活が危ぶまれるので縮小に反対する人が大半だと思います。生活を保障する方法があれば、財界も雇用のためという言い訳が通らなくなるはずです。

省エネも、地球のためと言いつつ経済のためが本当の目的ですね。

Re:未来予測は難しい。
雑草Z
    Powerさん

>景気予測も然り。

そうですね。景気予想も本当に当たりませんね。
例えば、昨年の震災後の景気予想で、「これほどヨーロッパの景気後退が影響するとは想定外だった・・・」などと「言い訳」してますが、予測するならそこまで含めよ・・・と言う事ですね。結果論としてただ、想定が甘くて外れただけですね。景気予想はいつも財界や政府の作為が含まれていると考えた方がいいですね。

>希望的観測を排除し物理・数学などを用いて科学的に予測を立てたとしても、外れることが多いでしょう

これもおっしゃる通りだと思います。

>エネルギー予測なんて、科学的な方法でも無理に近いのではないかと…

エネルギー予測は、景気予測や気候の予測よりはカオス性が小さいように感じますが、それでも無理だと言う事ですね。
予測は予測であって、それを完全な前提として政策を進めるから、おかしな事が沢山起きるのですよね。予測事態「作為」なのですから、世界が破綻しない方向で縮小方向の作為な予測をして、それに向かって進むべきです。

Re:省エネが本当の意味で実現すれば
雑草Z
    2lyuna5さん

>省エネも、地球のためと言いつつ経済のためが本当の目的ですね。

これは、エコ替えやエコポイントのように、本当の省エネ省資源になって無くて、逆にエネルギー資本の無駄遣いになる場合が大半だからですね。消費者を騙した行為と言えましょう。

>省エネ製品

もそれを作る段階から廃棄の段階までライフサイクルで考えなければ本当の省エネ製品とは言えません。

>縮小されることで雇用が無くなり、生活が危ぶまれるので縮小に反対する人が大半

その為に地球環境が破壊されて人類の存亡にかかわっています。優先順位が間違っています。それはシステムが間違っているからです。関連して
【ろうそくの燃え尽きる寸前】のコメントにしっかりお答えしている筈ですが、2lyuna5 さんのお返事がありません。

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
未来予測
 正確な未来予測はどのようにすべきでしょうか。やはり、人間のこうあるべきという希望とか、こうすればもうかるという欲望を排除して予測すべきでしようね。具体的方法は、さまざまな物理法則、特にエネルギー産出比を基本にすべきでしょうね。歴史を研究し、過去に起きたことで近い事態があれば、参考にするのも必要ですね。また、エネルギー産出比を会計法に置き換えて考えるのもよいでしょう。
2012/02/29(Wed) 21:23 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re: 未来予測
> 人間のこうあるべきという希望とか、こうすればもうかるという欲望を排除して予測すべきでしようね。具体的方法は、さまざまな物理法則、特にエネルギー産出比を基本にすべきでしょうね。

そうですね。ニュートラルな立場で予測しなければなりませんが、現在の、電力などのエネルギー需要見込み予測は、予測ではなく、政府の政策に近いものがありますね。
そして、エントロピーの法則などをしっかり考慮に入れないから、やろうとしても出来ず、予測が大きく間違うのでしょうね。核燃料サイクルなんてのも、物理的考察がしっかり出来ずに希望的予測が見事に破綻した例ですね。


>エネルギー産出比を会計法に置き換えて考えるのもよいでしょう。

これは興味深い御提案です。もう少し具体的に示して頂けますか?
2012/02/29(Wed) 22:15 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re: 会計法
 大したことではないのですが、エネルギー産出比となると、ジュールとかワットとか、価値が分からない単位を使いますし、それが得か損かわからない場合が多いです。金額に仮定して、投入エネルギーを必要経費、産出エネルギーが粗利益と仮定すると、エネルギー産出比の悪いものほど利益が少なく、原子力発電等は赤字と仮定でき、より多くの人に理解しやすく、より多くの知恵を集結した予測が可能になるのではないかとの考えです。
 なお、実際の金額で計算しても良いですね。
2012/03/01(Thu) 21:39 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re:Re: 会計法
>エネルギー産出比となると、ジュールとかワットとか、価値が分からない単位を使いますし、それが得か損かわからない場合が多いです。

確かにそれは言えるかも知れません。おっしゃるように金額に置き換えた方がイメージし易い方が多いでしょうね。つまり、費用対効果と言う意味に捉えていいと言う事でしょうか。

>原子力発電等は赤字

ここのところをみんなしっかり理解すべきですね。
2012/03/02(Fri) 20:48 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
未来予測は難しい。
雑草Zさん


エネルギー予測などは、「将来、こうなればいいなぁ」といった希望的観測が含まれているため、殆ど当たることはないですよね。景気予測も然り。


最も、希望的観測を排除し物理・数学などを用いて科学的に予測を立てたとしても、外れることが多いでしょうが…予測を立てると、当然ながら立てた予測を見越して“対策“や“妨害“や“競争“などが発生するため、 予測通りには行かないのです。


エネルギー予測なんて、科学的な方法でも無理に近いのではないかと…
2012/03/02(Fri) 22:31 | URL  | Power #qbq6I53Q[ 編集]
省エネが本当の意味で実現すれば
省エネ製品を使うことで、エネルギー消費を抑えられるのはこれからも続けたほうがいいと思います。

そうすれば、電力供給量も減っていくはずなので、発電所を閉鎖する動機になります。

しかし、国としての経済力の維持と、働き口がなくならないようにするために、そうならないと思います。

どの産業でもそうですが、縮小されることで雇用が無くなり、生活が危ぶまれるので縮小に反対する人が大半だと思います。生活を保障する方法があれば、財界も雇用のためという言い訳が通らなくなるはずです。

省エネも、地球のためと言いつつ経済のためが本当の目的ですね。
2012/03/03(Sat) 11:51 | URL  | 2lyuna5 #j0rLZRog[ 編集]
Re:未来予測は難しい。
    Powerさん

>景気予測も然り。

そうですね。景気予想も本当に当たりませんね。
例えば、昨年の震災後の景気予想で、「これほどヨーロッパの景気後退が影響するとは想定外だった・・・」などと「言い訳」してますが、予測するならそこまで含めよ・・・と言う事ですね。結果論としてただ、想定が甘くて外れただけですね。景気予想はいつも財界や政府の作為が含まれていると考えた方がいいですね。

>希望的観測を排除し物理・数学などを用いて科学的に予測を立てたとしても、外れることが多いでしょう

これもおっしゃる通りだと思います。

>エネルギー予測なんて、科学的な方法でも無理に近いのではないかと…

エネルギー予測は、景気予測や気候の予測よりはカオス性が小さいように感じますが、それでも無理だと言う事ですね。
予測は予測であって、それを完全な前提として政策を進めるから、おかしな事が沢山起きるのですよね。予測事態「作為」なのですから、世界が破綻しない方向で縮小方向の作為な予測をして、それに向かって進むべきです。
2012/03/03(Sat) 11:55 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:省エネが本当の意味で実現すれば
    2lyuna5さん

>省エネも、地球のためと言いつつ経済のためが本当の目的ですね。

これは、エコ替えやエコポイントのように、本当の省エネ省資源になって無くて、逆にエネルギー資本の無駄遣いになる場合が大半だからですね。消費者を騙した行為と言えましょう。

>省エネ製品

もそれを作る段階から廃棄の段階までライフサイクルで考えなければ本当の省エネ製品とは言えません。

>縮小されることで雇用が無くなり、生活が危ぶまれるので縮小に反対する人が大半

その為に地球環境が破壊されて人類の存亡にかかわっています。優先順位が間違っています。それはシステムが間違っているからです。関連して
【ろうそくの燃え尽きる寸前】のコメントにしっかりお答えしている筈ですが、2lyuna5 さんのお返事がありません。
2012/03/03(Sat) 12:06 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。