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2010-11-23 00:01
現代の産業社会というのはイギリスの産業革命から大きく進みだしたと言うことは間違いないでしょう。そこでは機械工業の大きな進歩があったためにそちらに目が向きがちですが、実際はそれよりも大きな要因は石炭の使用、そしてそれに継ぐ石油の使用です。
それまでの人類はエネルギー源として木材を主に使っていました。それは、一応は再生可能な資源でした。(実際は再生する前に使い果たした例が多いのですが。)
それが古代の遺産というべき石炭石油を使いだしたことで、非常に大きなエネルギーを使えるようになったのです。

エネルギーはさまざまな方面で使われてきました。直接石油を使う自動車・飛行機、また電力として情報機器などとして使われ、人類の生活を大きく変えてしまいました。それが進歩かどうか、進歩と捉える人が多いのは事実ですが本当にそうかどうか、数千年経った後の歴史家の評価はどうなるか判りません。そこまで人類の文明が残っているかどうかも判りませんが。

しかし、実は極めて大きなエネルギーの使い道でしかも人類の在り方自体を大きく変えてしまったのは食糧増産です。農業の機械化、水産業の高効率化は見えやすいのですが、それよりさらに大きな要因は肥料の大量生産です。肥料成分としては窒素(N)、リン(P)、カリ(K)が重要ですが、そのうちの窒素はマメ科植物の根粒という要素もありますが、それよりもはるかに大きいのが空中窒素からのアンモニア合成です。発明者の名前をとってハーバーボッシュ法と呼びますが、大量のエネルギーを使って作り出します。すでに100年近い歴史がありますが、これから作り出す硫安、塩安がなければここまでの食糧増産は無かったでしょう。リン酸成分、カリ成分は鉱山から掘り出して使われるものが多いのですが、この生産にも重機が使われ、輸送にもエネルギーが使われます。

食糧増産の結果、どうなったかというと人口の爆発的増加です。人口増加の要因には医療の発達も関係しますが、何より食糧が影響を大きく及ぼします。いくら高度に機械化された産業社会であっても食糧がなければ人口は増えません。現在でも食糧は偏在はしていますが、総量としてはまだ余裕があるようです。しかし土地の広さ、水の供給など不安要素がかなり出てきている状況です。

しかし、実は食糧の供給にとっての問題は「いつまで続くか」です。エネルギーは実はバブルに過ぎないということが判ってきました。地下の化石燃料の供給に限りがあることが知られてきました。石油ピークは2006年だったという説があります。石炭はまだしばらくはあるでしょうが、石油が減っていく中で代わりに使用量が増えて行けばいつまで持つか判りません。天然ガスも気体であるがために急激に産出量が減っていく可能性があります。
エネルギーバブルはそのうちにはじける可能性が強いと言うことです。エネルギーに依存してきた人口増加も実は「人口バブル」と言うべきものかもしれません。そうなると人口バブルもはじける可能性があるのかもしれません。経済バブルははじけても不景気になるだけでしたが、人口バブルがはじけたら一体どういうことになるのでしょう。想像するも怖ろしい事態と言わざるを得ません。

今すぐに社会の変革をしなければなりません。食糧をめぐっての戦争だけは避けなければなりません。

* *** ***** ******* ********* ***********


 以上、ここのサイトにレギュラーに沢山のコメントを頂いている HN 上々 さんに執筆して頂いた記事です。【電化社会の罠】に次いで4つ目の執筆です。

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【2010/11/23 00:01】 | 食料と人口 トラックバック(0) |

エネルギーバブルと人口バブルの関係
雑草Z
 エネルギーと人口にも敢えて「バブル」と言う表現を使ったところが凄いですね。的を得た表現です。

 人口バブルは食料バブルに因るもので、食料バブルの大きな要因は肥料の大量生産であり、肥料の大量生産はエネルギーバブルに因る・・・と言う構造がこの記事によりはっきり認識出来ました。つまりエネルギーバブルが人口バブルの大きな要因であると言う事になりますね。
 利用可能なエネルギー(エクセルギー)は確かにバブルであり、供給にも限界があるでしょう。エネルギーバブルがはじければ人口バブルもはじけると言う危うい状況にありましょう。

>経済バブルははじけても不景気になるだけでしたが、人口バブルがはじけたら一体どういうことになるのでしょう。想像するも怖ろしい事態と言わざるを得ません

全く以てその通りだと思いました。現在の経済対策の方策はエネルギーバブルを加速していますから、その意味でも愚の骨頂でしょう。いつか現在の景気対策を後悔する時が来るでしょうね。

バブルがはじける前に。。。
でなしNo.146
現在、日本に暮らしていると、石油がなくなるという想像ができないような状況ですが、少なくとも数十年後には今ほど気安く石油を使えない状況がきますよね。

そういえば、昨日、「世界まる見え」という番組で石油がなくなった世界のシュミレーションしていました。

テレビ番組にしては、まともな着眼点が多くありまして…

・食料輸送網の崩壊→自給自足の確立
・首都圏の崩壊(食物を地方からの輸送に頼っているため)
・電力供給の大幅な低下
・食料の奪い合い→治安の悪化 などなど…
(すべてこのブログに書いてあることなので得るものはそれほどありませんでしたが、テレビがこのネタを放送しているという驚きがありました。)

感想は石油供給がストップするまでのプロセスがかなり適当だったので、「石油がなくなる」という現実味はありませんでしたが、なくなったら相当困る。という印象は受けました。

「石油は使えなくなる→石油がなくなったら今の社会構造では困る→石油に頼らない社会を構築する」という一連の考えがもっと世間に浸透して、人々が行動する必要があると思います。

バブルがはじける前にです。

ハーパーは極悪人
そりゃないよ獣医さん
時折ブログを見ていますが、今回は全く農業の歴史と現状を知らない方の発言としか思えません。
リービッヒの肥料の3要素は中学の試験問題に出る、とても容認できない農業を知らない方の分析です。
作物には他に重要な要素がふんだんにあります。
少し前に書いた私のブログを紹介します。
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/2010/10/post_9fcb.html

エネルギーと農業は先進国の問題でしかありません。食料問題は後進国で起きています。
食糧で最も大切なことは、自国の生産したものを食べるというシステムが、環境や食糧問題にとって最も重要なことです。
昨年は国際イモ年でした。イモは作ったところでしか食べられませんから、穀物のように戦略にならないし、富の蓄積とも無縁です。
食べ物は自らが生産することで、人口を抑制することになります。食糧支援は飢餓国の人口を増やす結果にしかならないからです。

単純化
上々
かなり話を単純化して書いていますので誤解される要素はあるかと思いますが、今現在の食糧問題を扱っているわけではありません。
現在の先進国を主とした世界の食糧生産はエネルギーに大きく依存しており、それが無くなったら大変だよと言うことを言っているだけで、なんでリービッヒまで持ち出されるのか意味不明です。

食糧支援はかえって悲劇を大きくするばかりと言うのはまさにその通りです。

常連の皆様は知っていますが
guyver1092
 人口バブルがはじけた後は、過去の滅びた古代文明の断末魔を地球全部で演じることになるでしょうね。たぶん過去のどの断末魔より激しい修羅場を演じることになるでしょうね。
 現代人が祖先より優れているのなら、この危機を乗り越えるための準備を今すぐ始めて見せてほしいものです。

シャドウ・ボクシング
雑草Z
>そりゃないよ獣医さん

初めてのコメントですね。はじめまして。
>時折ブログを見ている
との事ですが、流して眺めているだけで内容を読んではいらっしゃらないのでしょうか?

はじめから、挨拶も無く

>今回は全く農業の歴史と現状を知らない方の発言としか思えません。

と書かれていたので、その後にその根拠が示されているのかと思いきや、全く説明になってません。こう書かれた以上、その根拠をしっかり書くべきでしょう。
URL貼り付けた御自分のブログの記事にその根拠が示されていると思いきや、記事の内容に相対する内容は見出せませんでした。

失礼ながら(・・・ってあなたのほうが失礼でしたね?)そりゃないよ獣医さんよりも上々さんのほうが遥かに農業の歴史も現状も御存じでしょう。


コメントのタイトルを

>ハーパーは極悪人

としたのは、記事でハーバーボッシュ法を紹介したから、フリッツ・ハーバーを讃えていると思われたから反論したお積りなら、かなりの誤読です。ただ事実を紹介しているだけですし、記事の主題からすれば、空中窒素からのアンモニア合成が、食料バブル(=持続不可能な食料増産・・)を招いた要因であると言う事を書いています。つまり、ハーバーボッシュ法を賛美している筈もなく、どちらかと言えば批判的に書いています。記事をしっかり読み直して下さいな。・・あなたの持論と矛盾はしていないと思います。

>食糧で最も大切なことは、自国の生産したものを食べるというシステムが、環境や食糧問題にとって最も重要なこと

とこれも反論の積りで書かれているのでしょうか?その事に関しても相対する内容は記事に書かれていません。カテゴリー【食料と人口】の過去記事を読んで戴ければわかりますが、小地域毎の自給自足、地産地消はこのサイトの主張でもあります。


反論されるなら、もっとしっかり記事を読んで内容を把握してからにして下さい。
上々さんは、

>かなり話を単純化して書いていますので誤解される要素はあるかと思いますが、

と、控え目にお返事されていますが、私から見れば、内容をよく読まず、ミスリードして、先入観から御自分の知識を披露しているだけにしか見えません。少なくとも私を含めた、この上にコメントをした他の3人は、記事の内容を把握してその内容に則したコメントをしています。
 それに対して、そりゃないよ獣医さんのようなコメントをシャドウ・ボクシングと呼ぶようです。久々に頂いたシャドウ・ボクシングのようなコメントでした。


 

人口は未だにはじけていますよ
そりゃないよ獣医さん
アンモニア態を初めて人工で生産した、フリッツ・ハーパーはノーベル賞を言受賞した。彼の技術は化学兵器に利用され、ユダヤ人を理由に第2次大戦ではヒットラーに貢献したが捨てられました。
化学で作物が作れると奢ったの化学者の誤解の象徴が、植物の三大要素です。
食糧を増産したのは産業革命の技術ですが、提供したのは植民地の労働力と土地です。
先住民を凌駕し未だ残っている、豪州や米国が世界の穀物価格を先導しています。植民地に抵抗され独立されてしまったのが欧州諸国です。
人口ははじけています。文明と資源と富を略奪された地域の人たちは新たな時代を自ら作るべきです。
それに上手く乗っているのが中国です。


論点
雑草Z
そりゃないよ獣医さんへ

素早いリアクションでしょうか?・・私のお返事を読む前に投稿されたのではないでしょうか?

 そりゃないよ獣医さんの今回のコメントの内容にも特に反論はありませんし、大筋でその通りだと思います。上々さんもそうでしょう。つまり、そりゃないよ獣医さんの主張は大体私や上々さんと似ていると考えます。
・・細かい部分では、違う部分もあります。例えば
>それに上手く乗っているのが中国です。
とかは、違う解釈をしています。


 何に対して、反論されているのでしょうか?
 記事のどの部分が間違っているとか違う意見だとか明確に書いて下されば上々さんも具体的にお答えするでしょう。
 私から見れば、そりゃないよ獣医さんが御指摘の部分は大部分は上々さんも否定していないと思います。同じご意見なら対立する必要はありません。記事をしっかり読まれて再度コメント下さい。

追伸

今回の そりゃないよ獣医さんのコメントのタイトル

>人口は未だにはじけていますよ

も脈絡が良く分かりません。本文記事の「はじける」の意味と違う意味(逆の意味?)でお使いではないでしょうか?「はじける」では文脈によって意味あいも180度変わるようです。




常連の皆様
上々
ちょっと混乱していますが、常連の皆様にお答えしておきます。
でなしNo.146様
 石油がなくなった世界という番組があったそうですが、残念ながら知らぬままでした。ただ問題は無くなるより前にやってきます。なにしろ今まで使った分はまだ残っているのですから。
 無くなりそうということがはっきりした段階で石油だけでなく石炭・天然ガスまで含めたエネルギー源の価格が高騰していくものと考えられます。そうなると経済的に弱いものから脱落(というか、正常化かも)していくことになります。
 残るのは今でいえば中国と産油国でしょうか。アメリカやヨーロッパは軍事力を使わない限り無理でしょう。
 いずれにせよ高騰しただけで番組で紹介された事態には陥っていくものと思われます。

guyver1092様
 文明の断末魔というのはこれまでも世界各地で起こっていたのでしょうが、世界全体と言うのは今回が初めてです。したがって最初で最後という可能性も強いかと思います。
 願わくば、エネルギーの減少スピードが緩やかで、価格上昇も穏やかであること、そうすれば否応なしに人間も対応を考え、抜本的な社会改革をすることが可能かもしれません。
 そこに絡んでくるのがここで述べた食糧生産なので、危険性もはらんできます。家族が飢え出した時に黙って見ていられるかどうか、そういう事態もあり得ます。

雑草Z様
 いつもお世話になっています。これまでと変わらない内容なのですが、ちょっと刺激的だったかな。

そりゃないよ
雑草Z
    そりゃないよ獣医さんへ

 お返事お待ちしていたのですが有りませんね?
これまで、スパムコメント以外は、シャドウ・ボクシング的なコメントにも大抵お返事していたのですが、シャドウ・ボクシング的な方はその旨書くと流石に恥ずかしくなってか、それっきりが多いのですが、そりゃないよ獣医さん もその類と考えてよろしいのでしょうか?
 今まではシャドウ・ボクシング的な方にはお返事催促した事はありません。時間の無駄ですし意味がありませんから・・。しかし、今回の そりゃないよ獣医さん の場合はしっかり御自分の意見を持たれていらっしゃる方かと思いましたので、反論があればまた書くと思いました。若しくは御自分のミスリードとシャドウ・ボクシングを御認めなら、御自分のサイトも紹介された そりゃないよ獣医さん なら、きっと潔く 上々さんに謝罪すると思いました。最初にあれだけの事を書いたのですから・・。
 このままなら他のシャドウ・ボクサー同様に、シャドウ・ボクシングだけして書き逃げ・・と考えてよろしいのでしょうか?もしそうなら残念な事です。「そりゃないよ」獣医さん。 

>文明の断末魔を地球全部で演じる
雑草Z
    guyver1092さん
    上々さん

以前、世界がグローバルになる前に、地球上の色々な地域で部分的に起きていた文明崩壊が、今回は
>地球全部で演じることに
なりましょう。そして
>最初で最後という可能性も強い
ですから恐ろしい事です。
まさしく
>過去のどの断末魔より激しい修羅場
です。
人間は歴史に学ぶ生き物ではないのでしょうか?歴史に学ぶなら、現在のように経済対策に躍起になっているのは愚の骨頂でしょう。社会を根本から改革して経済中心を脱し、真の循環型社会に移行する事が最優先でしょう。(勿論、パーフェクトな循環型社会は無理でしょうが・・)
 ここで何度も言及しているように、経済成長に洗脳された人々ばかりが世界を動かしている現状を早く脱しなければならないでしょう。
 


ゼロ成長では収まらない
上々
経済成長を求める態度にはもはや何の根拠もなく共感できる点はありませんが、実は現在の経済そのままでのゼロ成長でも世界の先進国という国々ではすでに成り立たないことになっています。
すでにエネルギー大量注入のバブル経済ですので、かなり縮小しなければやはり破局に向かってまっしぐらということが見えています。

石油はまだ半分、石炭は相当残っているとはいえ、これをあと50年で使いきるとしてもかなりの縮小、100年でなら相当縮小せざるを得ないのではないでしょうか。
しかも100年でと言っても100年で使い切ってしまって良いものかどうか、子孫に対して道義的な責任は必ずや存在します。
そうすればさらに縮小しなければならないものと言えます。

言ってみれば(かなり感覚的なものですが)戦後すぐの頃のエネルギー使用状況がせいぜいではないかと思うのですが、それに耐えられるわけはないですね。

Re:ゼロ成長では収まらない
雑草Z
全くおっしゃる通りです。20世紀に人類社会は持続可能なレベルを越してしまったわけですから、持続可能なレベルまでダウンしなければなりませんね。
 発展途上国(と言う呼び方をして・・)のGDPを先進国レベルに引き上げる・・・なんて、地球上の人類の集団自殺行為でしょう。

>戦後すぐの頃のエネルギー使用状況がせいぜいではないかと思うのですが、それに耐えられるわけはないですね。

それが人類全体の死活問題ともなれば耐えるしかないでしょう。(物質的)豊かな生活に慣れたから降りられない・・・と言うのは破局の恐怖を感知していないからでしょう。


肥料の価格
上々
しばらく出張でネットが見られない間にまだごたごたしてますね。

さて、出張先で今回は農林関係の方に話を聞く機会がありましたが、この前のガソリン高騰の時には肥料価格が3倍に上昇したので、現在も肥料の過剰使用を抑える方策検討がかなりの重要度で実施されているようです。
現場の情報が少なかったので、肥料の価格にはそこまで石油高騰の影響は出ないのではと思っていたのですが、実際は全く逆で非常に敏感に出てくるとのことです。

ちょっと言ってる本人が怖くなってきますね。

Re:肥料の価格
雑草Z
    上々さん のコメントがしばらく途絶えると寂しいですね。

>ガソリン高騰の時には肥料価格が3倍に上昇した

それは驚きです。(化学)肥料が如何に石油漬けかと言う証ですね。でも、石油価格は2倍にもなっていなかったのに、肥料価格が3倍と言うのはちょっと変ですね?

 まあ、上々さんの 警鐘がかなり早く現実になりそうだと言う事ですね。今回の記事は 預言的です。

>肥料の過剰使用を抑える方策検討がかなりの重要度で実施されているようです

これはいい事ですね。これを機会に農業も脱石油を検討するべきですね。早く石油漬けの農業から脱しなければかなり深刻な破局が来るでしょうね。

 エネルギー(石油)バブル → 食料バブル → 人口バブル
 ととんでもない方向に進んできてしまいました。まさに石油は文明のドーピングです。 

石油漬け農業
上々
石油漬け農業という言葉から連想されるのは、重油で加温されるハウス栽培とか、農耕機械でないと何もできない大規模農業かと思います。
しかし、一番怖いのは肥料の高騰です。ハウスの問題は日本特有と言えるかもしれませんし、農業機械は日本の場合さほど動いているわけではありません。(シーズン限定)
しかし、肥料、特に硫安などの窒素肥料が高騰した場合は全世界が影響を受けます。(使っていない開発途上国も含め)
価格が3倍と言うのは色々な事情が重なったと思いますが、基本的にはエネルギー高騰はそのまま肥料価格高騰につながるものと思います。

肥料の使用に関する技術開発といっても過剰施肥を防止するための土壌診断の改良とか、家畜屎尿の堆肥化とか、やらないよりは良いけれど抜本的とは言えないことが多いように思います。

Re:石油漬け農業
雑草Z
確かに 上々 さんの御指摘がなければ、石油漬け農業のイメージは

>重油で加温されるハウス栽培とか、農耕機械でないと何もできない大規模農業

それから遠くに運ぶための大規模輸送のイメージが強かったですね。

 しかし実際はそれ以上に肥料が石油を沢山喰うと言うのは盲点に近いかも知れません。ハーバーボッシュ法によるアンモニアの合成以外にも、いくつか例を教えて頂ければ有難いです。石油は農薬等の原料にも使われるのでしょうか?

余談ですが

>使っていない開発途上国も含め

と、さり気に軽薄な輩に釘を差しているところが上手いですね。

>肥料の使用に関する技術開発といっても過剰施肥を防止するための土壌診断の改良とか、家畜屎尿の堆肥化とか、

確かにそんな甘い方法では根本解決にはなりませんね。やはり完全脱石油を目指すべきでしょうね。


農薬や肥料
上々
「石油が原料」というとプラスチックみたいにそれを合成原料として使うと言う風にイメージされそうですが、実際にそういう場合も多いですし、また加熱・加圧するためにエネルギー源として使用される場合も多いと思います。

そもそも農薬といっても多種多様で、とても一口には言えません。農薬にアレルギーと言う人も多いようですが、どの農薬なのかはっきりしないと何も言えません。「どんな農薬でも反応」というのは逆に心因性であることを表しているのかもしれません。

肥料ではリン・カリが大量に使われていますが、リン鉱石はやはり太古の微生物などに由来する鉱山から掘り出されます。そういう意味では石油と同様の由来と言えます。
しかしだいたい値段が安いものなので集中してあるところから掘り出すという流れで現在でも産地が限定されていますが、そこでは枯渇と言う心配もあるようです。
掘り出すエネルギー、運ぶエネルギーはかかります。
カリ鉱石はナトリウムと同じ由来で岩塩と似た形態で産出するようです。これも採掘・運搬エネルギーです。

肥料・農薬ともに一口でいえばエネルギーの塊とも言えるものです。エネルギー価格が上がればそれらの価格も上がります。それらがもっとも注ぎ込まれているのが日本の農業です。
TPPの脅威などを言い募る前にエネルギー価格を心配した方が良いと思います。

Re:農薬や肥料
雑草Z
    上々さん

 農薬や肥料に関する色々知らなかった情報、有難う御座います。やはり石油が原料の農薬もあったのですね。洗剤や化粧品などにも石油が使われている事は結構あるみたいですからね。

>農薬といっても多種多様で、

自然農薬と言うのもありますからね。肥料にせよ農薬にせよ、自然に循環する、再生可能な物質で出来ていなければ、枯渇の方向に向かいますね。

肥料の枯渇の不安は、最近色々な産地で言われているようですね。確かに枯渇してしまった鉱山のお話は聞いた事があります。

>肥料・農薬ともに一口でいえばエネルギーの塊とも言えるもの

なかなか的を得た表現ですね!

石油化学工業
上々
石油は様々な有機化合物の混合物ですので、現代の有機化学の合成物の原料のほとんどと言っても良いくらいです。
合成樹脂などは言うまでもありません。
農薬も有機化合物であるものが多いので当然石油から作られていると言えるものが多いということです。
農薬には無機化合物もありますが、これは石油が原料とは言えませんが、なんらかのエネルギー源は使っていますから無関係とは言えません。

石油化学と言う項目をウィキペディアで調べたら、石油化学業界では石油の供給減少に備えて「燃料源としての需要を抑え、化学工業原料として使うべき」と言っている人もいるそうです。
そりゃ逆で、最低限の運送用に最後の石油は取っておくべきだと思いますが。

いずれにせよ、石油供給減少になれば化学工業は壊滅的打撃を受けるでしょうし、その製品も高騰すれば現代の生活のほとんどは維持できなくなります。

Re:石油化学工業
雑草Z
石油は、燃料源としても、化学工業の原料としても、現代社会で大きく使われていますね。石油無しでは現代の産業の殆どが成り立たないと言う事になりましょうか?そして、それは持続不可能なものですから、石油はまさに現代社会のドーピングでしょうね。
 その石油が有限なもので枯渇に向かっている事をしっかり認識すべきですね。枯渇に向かっていないとしても、自然の循環に回らない物質を沢山作り出して環境汚染を生み出しているので、早く脱石油すべきですね。

 そう言えばかつて石油から人工肉を作ったなんて事も話題になっていましたが、どうなったのでしょうね?

 燃料源としても、物質の材料としても、石油の代替として、再生可能な・・つまり自然の循環に回るものを使わなければなるでしょう。その場合、供給のフローは限定されますから、それで賄えるまでエネルギー使用量も物資の生産も縮小しなければなりませんね。化学技術で能率をよくしても現在の浪費量は供給し切れないでしょうから、何分の一レベルまでの縮小はしなければなりませんね。
 その意味でも、代替エネルギー、物資の開発などとよりも、縮小が人類社会にとって早急に必要な事でしょう。

石油タンパク
上々
人工肉というか、石油タンパクのことですね。
これは合成で作り出すと言うことではなく、石油を栄養源として生育する酵母の成分を食用にするという技術です。
もう30年以上前、学生の頃にはそういった話もありましたが、石油というイメージの悪さから実用化には全く進みませんでした。
石油には発がん性の成分も含まれますし、それが完全に分離除去されなければそこからの物質も食用には難しいでしょう。
とはいえ、当時は石油が1バレル数ドルという時代でしょうから、現在ではまったく検討にも値しません。

石油が各方面に使われているということは、供給が減り価格が上がって来ると取り合いになることは明らかです。
価格競争力がある業界が一番有利でしょうが、それがどこになるかです。
農家とか漁業者は一番に脱落しそうです。
運送業者も厳しいでしょう。
化学工業界が強そうですが、そんなことをして物を作っても誰が買うのか、消費者が消えそうです。

Re:石油タンパク
雑草Z
 私の子供の頃の記憶では、「人工肉」で石油から作ると、思っていました。その肉を試食した人が評価していたような記憶です。しかし、そうではなくて、
>石油を栄養源として生育する酵母の成分を食用にするという技術
だったわけですか!?

>現在ではまったく検討にも値しません。

なるほど、政府やマスコミなどが「夢の技術」などと謳った「未来の技術」というもので、その後、検討にも値しない技術って多々ありますね。現在期待されている技術の中でも、将来的に見向きもされなくなるであろう似非技術が蔓延っていますね。「期待」も自ら煽って相見せかけているものが多いように感じます。

>石油が各方面に使われているということは、供給が減り価格が上がって来ると取り合いになることは明らかです

そうですね。もう取り合いは始まっているのでしょうね。20世紀後半から21世紀初頭にかけては、どの業界も何でもかんでも石油漬けにして来たと言えましょう。その付けがこれからの社会にシビアな現実として重くのしかかってくるでしょうね。

>化学工業界が強そうですが、そんなことをして物を作っても誰が買うのか、消費者が消えそう

鋭い御指摘です。つまり、早く脱石油した業界のほうが世の中に受け入れられてくるし、持続可能と言う事になりましょうね。

脱石油化
上々
「もはやかえりみられなくなった技術」というのには、石油タンパクのように石油価格上昇という時代背景で捨て去られる場合と、技術の内容が不十分なことが判って廃棄される場合とありますね。
石油タンパクはちょうど学生時代に同じ分野の研究者がやっていたこともありますが、それ自体別に悪いものではなかったと思います。今でも安い原料があれば適用可能と思いますが、当時の石油のような原料はもうないですね。
他の有機質原料だったらそのまま食べたほうが良いし。

技術自体の内容が不十分で捨て去る技術というか、捨て去るべき技術は原発、太陽光発電、風力発電等、ここで話題にしている数々のものがあります。

さて脱石油化ですが、確かに急ぐべきではありますが注意しないとかえって悪くなるものもあります。
バイオエタノールなんていうのもそのものズバリですし、植物由来プラスチックなどもその可能性が高いかと思います。
こういう所にこそ本当は「予防原則」を使うべきなんでしょうが、もたもたしていると間に合わないのも事実です。

脱石油で今のままのことをしようとするのは難しいということを理解したうえで、何が本当にできるのか、しなければならないのかを選別する必要があるでしょう。

Re:脱石油化
雑草Z
>捨て去るべき技術は原発、太陽光発電、風力発電等、ここで話題にしている数々のものがあります

これらの似非技術は、企業が提案し、政府がEPRなどしっかりした検証もせずに、企業を儲けさせるためにやらせているだけですね。確信犯か、愚かなのか?

>脱石油化ですが、確かに急ぐべきではありますが注意しないとかえって悪くなるものもあります

おっしゃる通りですね。上々さんが挙げられた例のようにここにも捨て去るべき似非技術が蔓延っていますね。

>脱石油で今のままのことをしようとするのは難しい

この認識こそ現代人にとって見落としがちであり、非常に必要な事ですね。この部分を放置して、技術革新で現代の浪費を続けようとするからどうしようもない似非技術が次々に現れるのでしょうね。上々さんが挙げられた例の他に、二酸化炭素の地下貯留なんて技術は冗談としか思えません。そんなプロジェクトが進行している事が信じられません。

真剣に考えるほど
上々
考えれば考えるほど石油と言う資源は非常に優れていたということが判ります。
そんな中でたとえ価格がかなり上がっても石油を使い続ける方が有利な産業と他の原料で代替できるものを選別して行かなければなりません。
市場原理とやらの勝手にさせると購買競争力のある分野ばかりに流れ公正な配分にならない可能性が強いと思います。

やはり一番は自動車ですが、これも内容を考えてできるだけ鉄道・船舶に交換すべきでしょう。さらにあまり移動しなくても済むような社会構造に変えていく(戻していく)ことが絶対に必要になります。
次には、化学工業原料ですね。これが現在のもろもろの製品の大部分の原料を占めていますので、なかなか変えられないでしょうが、価格が上がってくれば仕方なしに変更されるかもしれません。(市場原理で)

発電、蒸気発生等の据置型のエネルギー発生はとりあえず石炭を主にすべきでしょうが、現状でもかなりその方向に向かっているようですのでさほど抵抗はないでしょう。
しかしここも省エネと言う言葉では足りないほどの削減をする必要があります。

とにかく民主主義社会ですので色々なことを考える人が居るのは当然ですが、今はあまりにも他人への批判というのが無い時代です。金を出すか出さないか、買うか買わないかという方法でしかコントロールできませんので、バカな技術でも誰かが金を出せば続いてしまいます。
税金であれば一応は納税者は抗議をする権利はあるはずですが、日本人はその権利を全く有効に使って来なかったようです。

優れているだけ中毒性
雑草Z
>市場原理とやらの勝手にさせると購買競争力のある分野ばかりに流れ公正な配分にならない可能性が強い

仰る通りです。「神の見えざる手」なんてしっかり働かず、浪費を煽っています。この手の経済理論はことごとく特別な条件、特殊な仮定が必要でしょう。市場原理主義は非常に危険です。現代社会は石油を市場原理主義に委ねているから、取り返しの効かない「浪費」が続いているのでしょう。

>できるだけ鉄道・船舶に交換すべきでしょう。さらにあまり移動しなくても済むような社会構造に変えていく(戻していく)ことが絶対に必要

全くそうですね。民主党の高速道路無料化とか定額乗り放題政策は、公共交通機関を弱らせ、石油の浪費を進める愚策ですね。アメリカの酷い部分を真似ています。

>省エネと言う言葉では足りないほどの削減

政府や国民はここの部分をしっかり認識すべきですね。エネルギー消費を数パーセントレベルで削減しても焼け石に水ですね。現在奨励されているエコ替え レベルではお話になりません。(エコ替え は、実際は資源の更なる浪費にもなっています。)替えるのではなく出来るだけ使わない方向を目指すべきです。

>今はあまりにも他人への批判というのが無い時代です。金を出すか出さないか、買うか買わないかという方法でしかコントロールできませんので、バカな技術でも誰かが金を出せば続いてしまいます。

この部分が本質ですね。本来はそこの判断をしっかりして、逆効果の技術は止めるべき政府が、補助金を出して推進するという真に情けない状態です。愚かなだけではなく、国民の事をしっかり考えずに大企業と癒着しています。


中国
上々
IEA(国際エネルギー機関)によれば2009年にすでに中国のエネルギー消費がアメリカを上回って世界1になったそうです。
2000年よりの10年たらずで2倍と言う大変な増え方ですが、これでも一人当たりでは世界平均並みになっただけとのことなので、さらに増加圧力が増すでしょう。
いよいよこれまで話してきたシナリオが現実味を帯びてきたように思います。

10年で2倍といっても実は年あたりにしてみるとわずか7%余りの成長に過ぎません。中国の成長率は10%とか言っていたのですから、なんら驚くにはあたらないかと思います。

対策を急がなければならない事態になりつつあると感じています。

Re:中国
雑草Z
中国の脅威は、やはりあの国土の広さであの人口で、これまでの先進国の後を追って・・・引き継いで愚行を行おうとしているところでしょうね。
経済優先策による、資源の浪費、食料不足、環境汚染、環境破壊・・・これは中国だけではなく、殆どの国でやっている事ですね。今は中国が一番の脅威ですが、いわゆるRRICs 諸国などの現在高度経済成長している国もみんなそうですね。

経済を超越したところでの対策を急ぐべきですね。

ところで、この話題は、ここの記事のコメント欄と言うよりも寧ろ本日もう一つのコメント頂いた、【経済成長で解決するのか?】の議論の部分ですね。

筋違い
上々
仰せの通り、コメント付けの記事が筋違いなんですが、あちらではちょっと趣味に走った話をしてますので、混乱を避けるためこちらを使わせて頂きました。

中国の一人あたりのエネルギー使用量はまだアメリカの1/3以下ということですから、経済成長以上にエネルギー使用量増加は増える可能性があるようです。
中国も政策的に経済開放を許す階層と許さない層を分けているようなのでまだ伸びが低いのかもしれません。インドでも階層性が厳しく、一部の国民のみにとどまっているのでまだこの程度で済んでいるのでしょう。
ただし、当然格差が広がれば広がるほど社会矛盾の圧力が強まり政権基盤が揺さぶられるでしょうから、さらに解放速度は上がるかもしれません。
それと同時に国民の不満を対外矛盾に向けさせる恐れも強いのでそちらの危険性も強まります。

まあ国際序列の並べ替えと言う大きな動きなので相当な危険性があるのは仕方のないことですが。

大転換か大崩壊か?
雑草Z
>あちらではちょっと趣味に走った話をしてますので、

了解です。実はあちらの上々さんの趣味のお話も私の趣味であったりします。趣味と言うよりも認識と言うべきでしょうか。

 中国のあれだけの人口がみんなアメリカ人並みの物質消費を始めたら、地球のキャパシティも直ぐに限界を突破するでしょう。滅ぶ危険を冒してまでも経済成長しなければならないと考える輩は、気が狂っているとしか思えませんが、それが世界の多数派と言う事実は愕然とします。人類の愚かさを示してますね。

21世紀は経済成長から脱成長への大転換が起こるか、文明の大崩壊がおこるか二者択一の状態でしょう。

二者択一
上々
中国の政府は結局政権の継続のみを考えているのではないかと思います。
したがって貧富の差が大きくなりすぎて貧困層の不満が増加し、仮想敵国への不満振り替えも上手く行かなくなれば成長開放を進めるしかないでしょう。
インドは政府が何かをしていると言う報道が何もないですが、何かやっているんでしょうか。昔の日本の自民党政府並みに何もしないのが良い政府と言うことでしょうか。

というわけで、理性的な大転換などはまったく考えられず、大崩壊が起こるというのがほぼ100%の確率ではないかと思います。
そのあとで、運よく生き延びた一部の人類が仕方なく脱成長社会を作っていくという筋道です。

Re:二者択一
雑草Z
 上々さんの読みはかなり的を得ていると思います。私の希望的推測よりも冷徹でかつ現実的でしょう。

どのくらいの確率をもって

>大崩壊が起こるというのがほぼ100%の確率

と言うかは定かではないでしょうが、宝くじで高額賞金を当てるほど低い確率ではないと考えます(苦笑)

>運よく生き延びた一部の人類が仕方なく脱成長社会を作っていくという筋道

も最も確からしい筋書きに感じます。同じ大崩壊でも少しでも規模が小さければ助かる人も多いでしょう。大崩壊の衝撃を出来るだけ減らすように頑張る・・・といったところでしょうか?
 理性的な大転換を望みたいところですが・・・脱成長が解決策である事は、大多数の人が理性ではわかる筈です。
 

またまた話題を飛ばしますが
上々
エネルギーピーク関連なんでお許しください。

リック・タナカというオーストラリア在住の方がいまして、「南十字星通信」という記事を書いておられますが、エネルギーピーク関係の情報が非常に詳しく以前から大変参考にさせて貰っています。
しばらく更新が無かったのですが最近頻繁に更新されています。
その中で、中国の石炭がピークを越えたという記事がありました。
中国では石炭が主要なエネルギー源で発電の大部分は石炭によりますが、その供給が増加不可能となり、政府は今後は一定量以上の使用を認めないとのことです。最近、中国国内で停電が相次ぎ工場操業に差し支えているという報道がありましたが、その理由が判りました。
今後どのような方向に向かって行くかですが、原発建設推進も当然考えるでしょうが今から建設しても稼働は相当先の話になります。やはり海外からの燃料買い付けでしょう。

さらに大崩壊の道が見えてきたように感じます。

本来の内容に戻りましたね。
雑草Z
 コメントの内容が、、【経済成長で解決するのか?】のコメントの内容と重複するようになって来たので、あちらに一本化しようかと考えていましたが、また本来のここの記事の内容に近付いたコメントになりましたね。

>「南十字星通信」

も訪れてみたいと思います。

>中国の石炭がピークを越えたという記事

は確かに中国が海外から燃料を買い付ける量が増えて、燃料価格の高騰や奪い合いが始まる兆しが見えてきたわけですね。

確かに大崩壊が近づいてきたと言えますね。しかし、いつか崩壊するなら、早いところ崩壊した方が規模が少しでも小さいかも知れません。

 中国の石炭の埋蔵量が更に多かったとしても、石炭ピークがちょっとずれるだけで、環境負荷はもっと酷いものになるでしょう。
 心構えが出来ていなくても、早いところ資源のピークが過ぎたほうがいいかも知れません。成長の限界を実感すべきときでしょうね。

中国電力
上々
中国電力と言ってしまうと広島の電力会社ですね。
さて、中国の発電用石炭はこれまでのところ国内産のみのようですが、前記の南十字星通信にはかなり詳しい埋蔵量と消費量の関係が出ていますので、是非ご覧ください。

国内産石炭が足りなくなれば発電量も制限せざるを得ず、諸産業の製造に影響が出てくれば世界中に影響が広まっていくことになります。
発電所の増設も必要でしょうが、その燃料を石炭にするのか、天然ガスや石油にするのか、原子力にするのか、非常に将来の見通しが難しく、厳しい判断になるでしょう。
(そして、たいてい外れるのですが。)

中国がなりふり構わず燃料確保に乗り出し、軍事力増強もそのためという論調もありますが、現在の中国は輸出産業主体で成長していますので、あまり無理なこともしないでしょう。
ただし、いよいよ追い詰められれば何をするかわからないとも言えます。それは他の国も同じことです。どの国も北朝鮮並みのことをするようになる可能性は秘めています。
しかし、その時には現在の北朝鮮のように脅せば妥協してくれる他国というのはもう存在しないでしょう。

Re:中国電力
雑草Z
 お勧めの南十字星通信、拝見させて戴きました。

>人間の生活や経済を律する「見えざる手」は市場ではなくエネルギーなのです。

なんて、なかなかしゃれた本質的な事が描かれていて気に入りました。

中国に経済成長を止めて戴かないと大変な事になりますね。眠れる獅子だった中国を揺り起こした責任の一端は先進国の資本家達でしょうね。
 成長の限界を無視してどんどん開発成長して、破局に突き進んでいます。

>現在の中国は輸出産業主体で成長していますので、あまり無理なこともしないでしょう。

そうあって欲しいものです。これからの世界は、もう資源を開発する余地はそれほどないと言う事を踏まえた上での政策を考えるべきでしょう。 

中国内需
上々
中国がすごいスピードで成長しているといってもちょっと前に日本がやってきたようなことをしているだけで、その先も見えているような気がする人はたくさんいるのではないでしょうか。
もうその次の中国役がどこになるのかも見えてきているし。
ただ、没落していく日本は武力がないから文句も言わずに衰退していくだけですが、武力を持った国はなかなかすんなりとは衰退していってくれません。今のアメリカやロシア、そのうち中国ですが。

なぜ衰退するか、そこが判らなければ見当外れに残った貴重な財産を無駄遣いするばかりなんですが、その方向に各国とも突っ走っております。

中国の暴走
雑草Z
 そう、高度経済成長時代は、大抵の先進国と呼ばれる国が経てきた道でしょう。
 しかし、中国は人口が多過ぎます。ざっと日本の10倍ですから、環境負荷も日本を遥かに凌ぐでしょう。日本の高度経済成長時代でさえ、自国の経済発展の為に多くの国・・・とりわけ東南アジアの国々を犠牲にして来ました。フィリピン、インドネシア、マレーシア・・・と次々に木を伐採して森林を壊滅に近い状態まで破壊して来ました。中国がこれ以上の環境破壊をして行くとすると(・・もうしていますが・・)ぞっとします。地球の生態系はずたずたになり、人口崩壊も起こるでしょう。
 昨日見たTV番組(報道特集)では、中国などが北海道の土地を買いあさっているとか・・・特に湧水地を買って水不足の中国に送るとか。・・・日本の土地を外国に売るのは禁止すべきでしょうね・・。まあ、上々さんのおっしゃるように石油価格の高騰があれば、水の輸出もままならなくなるでしょうが、水を石油で作った容器(ペットボトル)で海外まで輸送するとはとんでもない事です。そんな事がもう既に広く一般に行われています。

>なぜ衰退するか、そこが判らなければ見当外れに残った貴重な財産を無駄遣いするばかり

おっしゃる通りです。今まで何度も言及しているように、成長の限界を踏まえた脱成長型経済に早く切り替えなければ人類は滅びますね。

水の買い占め
上々
噂はともかく、本気で湧水池を買い占めているとすれば、ペットボトルに詰めて飲料用でしょう。
一般的な水不足で影響の出る農業・工業用には全くコストが合いません。
大型タンカーで運ぶ所だけは辛うじてコストが見合う可能性がありますが、そこまでどうやって運ぶか、パイプライン設置しかあり得ませんがそれは無理でしょう。
タンクローリーを走らせるなんて言うのはお笑い草です。
どんなに安い運送料でも10tで数万円は取るでしょうから、1万tタンカーを一杯にするにはローリー代だけで数千万。

まあバブルで栄えた気になっている今のうちだけの話でしょう。

最近見たオイルピーク関係の文章の中に、オイルピークの影響なんてどこにも出ていないじゃないかと言う一般の疑問に答えているものに、「リーマンショックが関係ないと思っているのか」というのがありました。
まさにその通りと感じます。(出典はどこだか、判りません。すぐにメモする癖を付けなきゃ)

Re:水の買い占め
雑草Z
>本気で湧水池を買い占めているとすれば、ペットボトルに詰めて飲料用

本気でそんな事を考えている中国などの外人投資家は増えてきているようです。どこの国でも投資家は儲かればいいという考えなのでしょう。
 上々さんの的確な分析は恐れ入りました。

>バブルで栄えた気になっている今のうちだけの話

でしょうね。あんまり環境を破壊して欲しくないですね。

ペットボトル水
上々
私は水をペットボトルで買う気は全くありませんが、結構買う人はいるようです。
しかし、ご承知のようにあの値段の内の原水の価格はほとんど0に近く、ボトル価格、流通経費、利潤のみと言っても良いくらいです。
したがって、いくら原水の権利を手に入れたからと言ってもそれでペットボトル水ができるわけじゃないんですけどね。

前記のように水を運ぶというのは全くコストが合わないので取水地にボトル詰め工場を設置する以外にはないのですが、そうするとボトル納入業者、できたボトル製品の運送業者を儲けさせるだけですね。
衛生管理コンサルタントなんていう連中も手ぐすね引いて待っているでしょうから、食い物にされるだけです。

しかも日本の原水であっても中国資本のメーカー製品だったら、肝心の中国消費者が信頼して買ってくれるのかどうか。
おとなしくハウスやサントリーから買い付けた方がよっぽど売れると思います。

Re:ペットボトル水
雑草Z
私もペットボトルであろうが無かろうが飲み水を買う気はありませんが、現在は買う人がかなり多いですね。
 記事にもした事がありますが、この水の豊かな日本で飲み水までボトルに入れて売るなんてしょうもない時代になりました。
 最近は会議の席などでも出席者にペットボトルの水を配っているシーンをよく見かけます。地球温暖化対策会議、COP○○ とかでも、ペットボトルの水が配られていたのではないかと思います。笑っちゃいますね。

>水を運ぶというのは全くコストが合わないので取水地にボトル詰め工場を設置する以外にはないのですが、そうするとボトル納入業者、できたボトル製品の運送業者を儲けさせるだけ
>日本の原水であっても中国資本のメーカー製品だったら、肝心の中国消費者が信頼して買ってくれるのかどうか

なるほど、理性的で妥当な読みですね。御指摘の通りだと思います。結局、おっしゃるように日本の業者から買った方がいいという事になりましょうか。日本の業者を買収しようと言う企業や投資家も現れてきているようです。 

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コメント
この記事へのコメント
エネルギーバブルと人口バブルの関係
 エネルギーと人口にも敢えて「バブル」と言う表現を使ったところが凄いですね。的を得た表現です。

 人口バブルは食料バブルに因るもので、食料バブルの大きな要因は肥料の大量生産であり、肥料の大量生産はエネルギーバブルに因る・・・と言う構造がこの記事によりはっきり認識出来ました。つまりエネルギーバブルが人口バブルの大きな要因であると言う事になりますね。
 利用可能なエネルギー(エクセルギー)は確かにバブルであり、供給にも限界があるでしょう。エネルギーバブルがはじければ人口バブルもはじけると言う危うい状況にありましょう。

>経済バブルははじけても不景気になるだけでしたが、人口バブルがはじけたら一体どういうことになるのでしょう。想像するも怖ろしい事態と言わざるを得ません

全く以てその通りだと思いました。現在の経済対策の方策はエネルギーバブルを加速していますから、その意味でも愚の骨頂でしょう。いつか現在の景気対策を後悔する時が来るでしょうね。
2010/11/23(Tue) 20:05 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
バブルがはじける前に。。。
現在、日本に暮らしていると、石油がなくなるという想像ができないような状況ですが、少なくとも数十年後には今ほど気安く石油を使えない状況がきますよね。

そういえば、昨日、「世界まる見え」という番組で石油がなくなった世界のシュミレーションしていました。

テレビ番組にしては、まともな着眼点が多くありまして…

・食料輸送網の崩壊→自給自足の確立
・首都圏の崩壊(食物を地方からの輸送に頼っているため)
・電力供給の大幅な低下
・食料の奪い合い→治安の悪化 などなど…
(すべてこのブログに書いてあることなので得るものはそれほどありませんでしたが、テレビがこのネタを放送しているという驚きがありました。)

感想は石油供給がストップするまでのプロセスがかなり適当だったので、「石油がなくなる」という現実味はありませんでしたが、なくなったら相当困る。という印象は受けました。

「石油は使えなくなる→石油がなくなったら今の社会構造では困る→石油に頼らない社会を構築する」という一連の考えがもっと世間に浸透して、人々が行動する必要があると思います。

バブルがはじける前にです。
2010/11/23(Tue) 22:04 | URL  | でなしNo.146 #89zBIK8s[ 編集]
ハーパーは極悪人
時折ブログを見ていますが、今回は全く農業の歴史と現状を知らない方の発言としか思えません。
リービッヒの肥料の3要素は中学の試験問題に出る、とても容認できない農業を知らない方の分析です。
作物には他に重要な要素がふんだんにあります。
少し前に書いた私のブログを紹介します。
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/2010/10/post_9fcb.html

エネルギーと農業は先進国の問題でしかありません。食料問題は後進国で起きています。
食糧で最も大切なことは、自国の生産したものを食べるというシステムが、環境や食糧問題にとって最も重要なことです。
昨年は国際イモ年でした。イモは作ったところでしか食べられませんから、穀物のように戦略にならないし、富の蓄積とも無縁です。
食べ物は自らが生産することで、人口を抑制することになります。食糧支援は飢餓国の人口を増やす結果にしかならないからです。
2010/11/23(Tue) 22:49 | URL  | そりゃないよ獣医さん #RbQvinRU[ 編集]
単純化
かなり話を単純化して書いていますので誤解される要素はあるかと思いますが、今現在の食糧問題を扱っているわけではありません。
現在の先進国を主とした世界の食糧生産はエネルギーに大きく依存しており、それが無くなったら大変だよと言うことを言っているだけで、なんでリービッヒまで持ち出されるのか意味不明です。

食糧支援はかえって悲劇を大きくするばかりと言うのはまさにその通りです。
2010/11/24(Wed) 08:38 | URL  | 上々 #-[ 編集]
常連の皆様は知っていますが
 人口バブルがはじけた後は、過去の滅びた古代文明の断末魔を地球全部で演じることになるでしょうね。たぶん過去のどの断末魔より激しい修羅場を演じることになるでしょうね。
 現代人が祖先より優れているのなら、この危機を乗り越えるための準備を今すぐ始めて見せてほしいものです。
2010/11/24(Wed) 20:36 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
シャドウ・ボクシング
>そりゃないよ獣医さん

初めてのコメントですね。はじめまして。
>時折ブログを見ている
との事ですが、流して眺めているだけで内容を読んではいらっしゃらないのでしょうか?

はじめから、挨拶も無く

>今回は全く農業の歴史と現状を知らない方の発言としか思えません。

と書かれていたので、その後にその根拠が示されているのかと思いきや、全く説明になってません。こう書かれた以上、その根拠をしっかり書くべきでしょう。
URL貼り付けた御自分のブログの記事にその根拠が示されていると思いきや、記事の内容に相対する内容は見出せませんでした。

失礼ながら(・・・ってあなたのほうが失礼でしたね?)そりゃないよ獣医さんよりも上々さんのほうが遥かに農業の歴史も現状も御存じでしょう。


コメントのタイトルを

>ハーパーは極悪人

としたのは、記事でハーバーボッシュ法を紹介したから、フリッツ・ハーバーを讃えていると思われたから反論したお積りなら、かなりの誤読です。ただ事実を紹介しているだけですし、記事の主題からすれば、空中窒素からのアンモニア合成が、食料バブル(=持続不可能な食料増産・・)を招いた要因であると言う事を書いています。つまり、ハーバーボッシュ法を賛美している筈もなく、どちらかと言えば批判的に書いています。記事をしっかり読み直して下さいな。・・あなたの持論と矛盾はしていないと思います。

>食糧で最も大切なことは、自国の生産したものを食べるというシステムが、環境や食糧問題にとって最も重要なこと

とこれも反論の積りで書かれているのでしょうか?その事に関しても相対する内容は記事に書かれていません。カテゴリー【食料と人口】の過去記事を読んで戴ければわかりますが、小地域毎の自給自足、地産地消はこのサイトの主張でもあります。


反論されるなら、もっとしっかり記事を読んで内容を把握してからにして下さい。
上々さんは、

>かなり話を単純化して書いていますので誤解される要素はあるかと思いますが、

と、控え目にお返事されていますが、私から見れば、内容をよく読まず、ミスリードして、先入観から御自分の知識を披露しているだけにしか見えません。少なくとも私を含めた、この上にコメントをした他の3人は、記事の内容を把握してその内容に則したコメントをしています。
 それに対して、そりゃないよ獣医さんのようなコメントをシャドウ・ボクシングと呼ぶようです。久々に頂いたシャドウ・ボクシングのようなコメントでした。


 
2010/11/24(Wed) 22:13 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
人口は未だにはじけていますよ
アンモニア態を初めて人工で生産した、フリッツ・ハーパーはノーベル賞を言受賞した。彼の技術は化学兵器に利用され、ユダヤ人を理由に第2次大戦ではヒットラーに貢献したが捨てられました。
化学で作物が作れると奢ったの化学者の誤解の象徴が、植物の三大要素です。
食糧を増産したのは産業革命の技術ですが、提供したのは植民地の労働力と土地です。
先住民を凌駕し未だ残っている、豪州や米国が世界の穀物価格を先導しています。植民地に抵抗され独立されてしまったのが欧州諸国です。
人口ははじけています。文明と資源と富を略奪された地域の人たちは新たな時代を自ら作るべきです。
それに上手く乗っているのが中国です。
2010/11/24(Wed) 22:21 | URL  | そりゃないよ獣医さん #RbQvinRU[ 編集]
論点
そりゃないよ獣医さんへ

素早いリアクションでしょうか?・・私のお返事を読む前に投稿されたのではないでしょうか?

 そりゃないよ獣医さんの今回のコメントの内容にも特に反論はありませんし、大筋でその通りだと思います。上々さんもそうでしょう。つまり、そりゃないよ獣医さんの主張は大体私や上々さんと似ていると考えます。
・・細かい部分では、違う部分もあります。例えば
>それに上手く乗っているのが中国です。
とかは、違う解釈をしています。


 何に対して、反論されているのでしょうか?
 記事のどの部分が間違っているとか違う意見だとか明確に書いて下されば上々さんも具体的にお答えするでしょう。
 私から見れば、そりゃないよ獣医さんが御指摘の部分は大部分は上々さんも否定していないと思います。同じご意見なら対立する必要はありません。記事をしっかり読まれて再度コメント下さい。

追伸

今回の そりゃないよ獣医さんのコメントのタイトル

>人口は未だにはじけていますよ

も脈絡が良く分かりません。本文記事の「はじける」の意味と違う意味(逆の意味?)でお使いではないでしょうか?「はじける」では文脈によって意味あいも180度変わるようです。


2010/11/24(Wed) 22:41 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
常連の皆様
ちょっと混乱していますが、常連の皆様にお答えしておきます。
でなしNo.146様
 石油がなくなった世界という番組があったそうですが、残念ながら知らぬままでした。ただ問題は無くなるより前にやってきます。なにしろ今まで使った分はまだ残っているのですから。
 無くなりそうということがはっきりした段階で石油だけでなく石炭・天然ガスまで含めたエネルギー源の価格が高騰していくものと考えられます。そうなると経済的に弱いものから脱落(というか、正常化かも)していくことになります。
 残るのは今でいえば中国と産油国でしょうか。アメリカやヨーロッパは軍事力を使わない限り無理でしょう。
 いずれにせよ高騰しただけで番組で紹介された事態には陥っていくものと思われます。

guyver1092様
 文明の断末魔というのはこれまでも世界各地で起こっていたのでしょうが、世界全体と言うのは今回が初めてです。したがって最初で最後という可能性も強いかと思います。
 願わくば、エネルギーの減少スピードが緩やかで、価格上昇も穏やかであること、そうすれば否応なしに人間も対応を考え、抜本的な社会改革をすることが可能かもしれません。
 そこに絡んでくるのがここで述べた食糧生産なので、危険性もはらんできます。家族が飢え出した時に黙って見ていられるかどうか、そういう事態もあり得ます。

雑草Z様
 いつもお世話になっています。これまでと変わらない内容なのですが、ちょっと刺激的だったかな。
2010/11/25(Thu) 08:43 | URL  | 上々 #-[ 編集]
そりゃないよ
    そりゃないよ獣医さんへ

 お返事お待ちしていたのですが有りませんね?
これまで、スパムコメント以外は、シャドウ・ボクシング的なコメントにも大抵お返事していたのですが、シャドウ・ボクシング的な方はその旨書くと流石に恥ずかしくなってか、それっきりが多いのですが、そりゃないよ獣医さん もその類と考えてよろしいのでしょうか?
 今まではシャドウ・ボクシング的な方にはお返事催促した事はありません。時間の無駄ですし意味がありませんから・・。しかし、今回の そりゃないよ獣医さん の場合はしっかり御自分の意見を持たれていらっしゃる方かと思いましたので、反論があればまた書くと思いました。若しくは御自分のミスリードとシャドウ・ボクシングを御認めなら、御自分のサイトも紹介された そりゃないよ獣医さん なら、きっと潔く 上々さんに謝罪すると思いました。最初にあれだけの事を書いたのですから・・。
 このままなら他のシャドウ・ボクサー同様に、シャドウ・ボクシングだけして書き逃げ・・と考えてよろしいのでしょうか?もしそうなら残念な事です。「そりゃないよ」獣医さん。 
2010/11/29(Mon) 01:00 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
>文明の断末魔を地球全部で演じる
    guyver1092さん
    上々さん

以前、世界がグローバルになる前に、地球上の色々な地域で部分的に起きていた文明崩壊が、今回は
>地球全部で演じることに
なりましょう。そして
>最初で最後という可能性も強い
ですから恐ろしい事です。
まさしく
>過去のどの断末魔より激しい修羅場
です。
人間は歴史に学ぶ生き物ではないのでしょうか?歴史に学ぶなら、現在のように経済対策に躍起になっているのは愚の骨頂でしょう。社会を根本から改革して経済中心を脱し、真の循環型社会に移行する事が最優先でしょう。(勿論、パーフェクトな循環型社会は無理でしょうが・・)
 ここで何度も言及しているように、経済成長に洗脳された人々ばかりが世界を動かしている現状を早く脱しなければならないでしょう。
 
2010/11/29(Mon) 06:53 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
ゼロ成長では収まらない
経済成長を求める態度にはもはや何の根拠もなく共感できる点はありませんが、実は現在の経済そのままでのゼロ成長でも世界の先進国という国々ではすでに成り立たないことになっています。
すでにエネルギー大量注入のバブル経済ですので、かなり縮小しなければやはり破局に向かってまっしぐらということが見えています。

石油はまだ半分、石炭は相当残っているとはいえ、これをあと50年で使いきるとしてもかなりの縮小、100年でなら相当縮小せざるを得ないのではないでしょうか。
しかも100年でと言っても100年で使い切ってしまって良いものかどうか、子孫に対して道義的な責任は必ずや存在します。
そうすればさらに縮小しなければならないものと言えます。

言ってみれば(かなり感覚的なものですが)戦後すぐの頃のエネルギー使用状況がせいぜいではないかと思うのですが、それに耐えられるわけはないですね。
2010/11/29(Mon) 08:23 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:ゼロ成長では収まらない
全くおっしゃる通りです。20世紀に人類社会は持続可能なレベルを越してしまったわけですから、持続可能なレベルまでダウンしなければなりませんね。
 発展途上国(と言う呼び方をして・・)のGDPを先進国レベルに引き上げる・・・なんて、地球上の人類の集団自殺行為でしょう。

>戦後すぐの頃のエネルギー使用状況がせいぜいではないかと思うのですが、それに耐えられるわけはないですね。

それが人類全体の死活問題ともなれば耐えるしかないでしょう。(物質的)豊かな生活に慣れたから降りられない・・・と言うのは破局の恐怖を感知していないからでしょう。
2010/12/02(Thu) 23:41 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
肥料の価格
しばらく出張でネットが見られない間にまだごたごたしてますね。

さて、出張先で今回は農林関係の方に話を聞く機会がありましたが、この前のガソリン高騰の時には肥料価格が3倍に上昇したので、現在も肥料の過剰使用を抑える方策検討がかなりの重要度で実施されているようです。
現場の情報が少なかったので、肥料の価格にはそこまで石油高騰の影響は出ないのではと思っていたのですが、実際は全く逆で非常に敏感に出てくるとのことです。

ちょっと言ってる本人が怖くなってきますね。
2010/12/05(Sun) 09:04 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:肥料の価格
    上々さん のコメントがしばらく途絶えると寂しいですね。

>ガソリン高騰の時には肥料価格が3倍に上昇した

それは驚きです。(化学)肥料が如何に石油漬けかと言う証ですね。でも、石油価格は2倍にもなっていなかったのに、肥料価格が3倍と言うのはちょっと変ですね?

 まあ、上々さんの 警鐘がかなり早く現実になりそうだと言う事ですね。今回の記事は 預言的です。

>肥料の過剰使用を抑える方策検討がかなりの重要度で実施されているようです

これはいい事ですね。これを機会に農業も脱石油を検討するべきですね。早く石油漬けの農業から脱しなければかなり深刻な破局が来るでしょうね。

 エネルギー(石油)バブル → 食料バブル → 人口バブル
 ととんでもない方向に進んできてしまいました。まさに石油は文明のドーピングです。 
2010/12/05(Sun) 11:48 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
石油漬け農業
石油漬け農業という言葉から連想されるのは、重油で加温されるハウス栽培とか、農耕機械でないと何もできない大規模農業かと思います。
しかし、一番怖いのは肥料の高騰です。ハウスの問題は日本特有と言えるかもしれませんし、農業機械は日本の場合さほど動いているわけではありません。(シーズン限定)
しかし、肥料、特に硫安などの窒素肥料が高騰した場合は全世界が影響を受けます。(使っていない開発途上国も含め)
価格が3倍と言うのは色々な事情が重なったと思いますが、基本的にはエネルギー高騰はそのまま肥料価格高騰につながるものと思います。

肥料の使用に関する技術開発といっても過剰施肥を防止するための土壌診断の改良とか、家畜屎尿の堆肥化とか、やらないよりは良いけれど抜本的とは言えないことが多いように思います。
2010/12/06(Mon) 08:33 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:石油漬け農業
確かに 上々 さんの御指摘がなければ、石油漬け農業のイメージは

>重油で加温されるハウス栽培とか、農耕機械でないと何もできない大規模農業

それから遠くに運ぶための大規模輸送のイメージが強かったですね。

 しかし実際はそれ以上に肥料が石油を沢山喰うと言うのは盲点に近いかも知れません。ハーバーボッシュ法によるアンモニアの合成以外にも、いくつか例を教えて頂ければ有難いです。石油は農薬等の原料にも使われるのでしょうか?

余談ですが

>使っていない開発途上国も含め

と、さり気に軽薄な輩に釘を差しているところが上手いですね。

>肥料の使用に関する技術開発といっても過剰施肥を防止するための土壌診断の改良とか、家畜屎尿の堆肥化とか、

確かにそんな甘い方法では根本解決にはなりませんね。やはり完全脱石油を目指すべきでしょうね。
2010/12/07(Tue) 00:16 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
農薬や肥料
「石油が原料」というとプラスチックみたいにそれを合成原料として使うと言う風にイメージされそうですが、実際にそういう場合も多いですし、また加熱・加圧するためにエネルギー源として使用される場合も多いと思います。

そもそも農薬といっても多種多様で、とても一口には言えません。農薬にアレルギーと言う人も多いようですが、どの農薬なのかはっきりしないと何も言えません。「どんな農薬でも反応」というのは逆に心因性であることを表しているのかもしれません。

肥料ではリン・カリが大量に使われていますが、リン鉱石はやはり太古の微生物などに由来する鉱山から掘り出されます。そういう意味では石油と同様の由来と言えます。
しかしだいたい値段が安いものなので集中してあるところから掘り出すという流れで現在でも産地が限定されていますが、そこでは枯渇と言う心配もあるようです。
掘り出すエネルギー、運ぶエネルギーはかかります。
カリ鉱石はナトリウムと同じ由来で岩塩と似た形態で産出するようです。これも採掘・運搬エネルギーです。

肥料・農薬ともに一口でいえばエネルギーの塊とも言えるものです。エネルギー価格が上がればそれらの価格も上がります。それらがもっとも注ぎ込まれているのが日本の農業です。
TPPの脅威などを言い募る前にエネルギー価格を心配した方が良いと思います。
2010/12/07(Tue) 09:35 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:農薬や肥料
    上々さん

 農薬や肥料に関する色々知らなかった情報、有難う御座います。やはり石油が原料の農薬もあったのですね。洗剤や化粧品などにも石油が使われている事は結構あるみたいですからね。

>農薬といっても多種多様で、

自然農薬と言うのもありますからね。肥料にせよ農薬にせよ、自然に循環する、再生可能な物質で出来ていなければ、枯渇の方向に向かいますね。

肥料の枯渇の不安は、最近色々な産地で言われているようですね。確かに枯渇してしまった鉱山のお話は聞いた事があります。

>肥料・農薬ともに一口でいえばエネルギーの塊とも言えるもの

なかなか的を得た表現ですね!
2010/12/07(Tue) 21:39 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
石油化学工業
石油は様々な有機化合物の混合物ですので、現代の有機化学の合成物の原料のほとんどと言っても良いくらいです。
合成樹脂などは言うまでもありません。
農薬も有機化合物であるものが多いので当然石油から作られていると言えるものが多いということです。
農薬には無機化合物もありますが、これは石油が原料とは言えませんが、なんらかのエネルギー源は使っていますから無関係とは言えません。

石油化学と言う項目をウィキペディアで調べたら、石油化学業界では石油の供給減少に備えて「燃料源としての需要を抑え、化学工業原料として使うべき」と言っている人もいるそうです。
そりゃ逆で、最低限の運送用に最後の石油は取っておくべきだと思いますが。

いずれにせよ、石油供給減少になれば化学工業は壊滅的打撃を受けるでしょうし、その製品も高騰すれば現代の生活のほとんどは維持できなくなります。
2010/12/08(Wed) 10:26 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:石油化学工業
石油は、燃料源としても、化学工業の原料としても、現代社会で大きく使われていますね。石油無しでは現代の産業の殆どが成り立たないと言う事になりましょうか?そして、それは持続不可能なものですから、石油はまさに現代社会のドーピングでしょうね。
 その石油が有限なもので枯渇に向かっている事をしっかり認識すべきですね。枯渇に向かっていないとしても、自然の循環に回らない物質を沢山作り出して環境汚染を生み出しているので、早く脱石油すべきですね。

 そう言えばかつて石油から人工肉を作ったなんて事も話題になっていましたが、どうなったのでしょうね?

 燃料源としても、物質の材料としても、石油の代替として、再生可能な・・つまり自然の循環に回るものを使わなければなるでしょう。その場合、供給のフローは限定されますから、それで賄えるまでエネルギー使用量も物資の生産も縮小しなければなりませんね。化学技術で能率をよくしても現在の浪費量は供給し切れないでしょうから、何分の一レベルまでの縮小はしなければなりませんね。
 その意味でも、代替エネルギー、物資の開発などとよりも、縮小が人類社会にとって早急に必要な事でしょう。
2010/12/08(Wed) 22:31 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
石油タンパク
人工肉というか、石油タンパクのことですね。
これは合成で作り出すと言うことではなく、石油を栄養源として生育する酵母の成分を食用にするという技術です。
もう30年以上前、学生の頃にはそういった話もありましたが、石油というイメージの悪さから実用化には全く進みませんでした。
石油には発がん性の成分も含まれますし、それが完全に分離除去されなければそこからの物質も食用には難しいでしょう。
とはいえ、当時は石油が1バレル数ドルという時代でしょうから、現在ではまったく検討にも値しません。

石油が各方面に使われているということは、供給が減り価格が上がって来ると取り合いになることは明らかです。
価格競争力がある業界が一番有利でしょうが、それがどこになるかです。
農家とか漁業者は一番に脱落しそうです。
運送業者も厳しいでしょう。
化学工業界が強そうですが、そんなことをして物を作っても誰が買うのか、消費者が消えそうです。
2010/12/09(Thu) 11:26 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:石油タンパク
 私の子供の頃の記憶では、「人工肉」で石油から作ると、思っていました。その肉を試食した人が評価していたような記憶です。しかし、そうではなくて、
>石油を栄養源として生育する酵母の成分を食用にするという技術
だったわけですか!?

>現在ではまったく検討にも値しません。

なるほど、政府やマスコミなどが「夢の技術」などと謳った「未来の技術」というもので、その後、検討にも値しない技術って多々ありますね。現在期待されている技術の中でも、将来的に見向きもされなくなるであろう似非技術が蔓延っていますね。「期待」も自ら煽って相見せかけているものが多いように感じます。

>石油が各方面に使われているということは、供給が減り価格が上がって来ると取り合いになることは明らかです

そうですね。もう取り合いは始まっているのでしょうね。20世紀後半から21世紀初頭にかけては、どの業界も何でもかんでも石油漬けにして来たと言えましょう。その付けがこれからの社会にシビアな現実として重くのしかかってくるでしょうね。

>化学工業界が強そうですが、そんなことをして物を作っても誰が買うのか、消費者が消えそう

鋭い御指摘です。つまり、早く脱石油した業界のほうが世の中に受け入れられてくるし、持続可能と言う事になりましょうね。
2010/12/09(Thu) 21:44 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
脱石油化
「もはやかえりみられなくなった技術」というのには、石油タンパクのように石油価格上昇という時代背景で捨て去られる場合と、技術の内容が不十分なことが判って廃棄される場合とありますね。
石油タンパクはちょうど学生時代に同じ分野の研究者がやっていたこともありますが、それ自体別に悪いものではなかったと思います。今でも安い原料があれば適用可能と思いますが、当時の石油のような原料はもうないですね。
他の有機質原料だったらそのまま食べたほうが良いし。

技術自体の内容が不十分で捨て去る技術というか、捨て去るべき技術は原発、太陽光発電、風力発電等、ここで話題にしている数々のものがあります。

さて脱石油化ですが、確かに急ぐべきではありますが注意しないとかえって悪くなるものもあります。
バイオエタノールなんていうのもそのものズバリですし、植物由来プラスチックなどもその可能性が高いかと思います。
こういう所にこそ本当は「予防原則」を使うべきなんでしょうが、もたもたしていると間に合わないのも事実です。

脱石油で今のままのことをしようとするのは難しいということを理解したうえで、何が本当にできるのか、しなければならないのかを選別する必要があるでしょう。
2010/12/10(Fri) 10:26 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:脱石油化
>捨て去るべき技術は原発、太陽光発電、風力発電等、ここで話題にしている数々のものがあります

これらの似非技術は、企業が提案し、政府がEPRなどしっかりした検証もせずに、企業を儲けさせるためにやらせているだけですね。確信犯か、愚かなのか?

>脱石油化ですが、確かに急ぐべきではありますが注意しないとかえって悪くなるものもあります

おっしゃる通りですね。上々さんが挙げられた例のようにここにも捨て去るべき似非技術が蔓延っていますね。

>脱石油で今のままのことをしようとするのは難しい

この認識こそ現代人にとって見落としがちであり、非常に必要な事ですね。この部分を放置して、技術革新で現代の浪費を続けようとするからどうしようもない似非技術が次々に現れるのでしょうね。上々さんが挙げられた例の他に、二酸化炭素の地下貯留なんて技術は冗談としか思えません。そんなプロジェクトが進行している事が信じられません。
2010/12/11(Sat) 01:15 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
真剣に考えるほど
考えれば考えるほど石油と言う資源は非常に優れていたということが判ります。
そんな中でたとえ価格がかなり上がっても石油を使い続ける方が有利な産業と他の原料で代替できるものを選別して行かなければなりません。
市場原理とやらの勝手にさせると購買競争力のある分野ばかりに流れ公正な配分にならない可能性が強いと思います。

やはり一番は自動車ですが、これも内容を考えてできるだけ鉄道・船舶に交換すべきでしょう。さらにあまり移動しなくても済むような社会構造に変えていく(戻していく)ことが絶対に必要になります。
次には、化学工業原料ですね。これが現在のもろもろの製品の大部分の原料を占めていますので、なかなか変えられないでしょうが、価格が上がってくれば仕方なしに変更されるかもしれません。(市場原理で)

発電、蒸気発生等の据置型のエネルギー発生はとりあえず石炭を主にすべきでしょうが、現状でもかなりその方向に向かっているようですのでさほど抵抗はないでしょう。
しかしここも省エネと言う言葉では足りないほどの削減をする必要があります。

とにかく民主主義社会ですので色々なことを考える人が居るのは当然ですが、今はあまりにも他人への批判というのが無い時代です。金を出すか出さないか、買うか買わないかという方法でしかコントロールできませんので、バカな技術でも誰かが金を出せば続いてしまいます。
税金であれば一応は納税者は抗議をする権利はあるはずですが、日本人はその権利を全く有効に使って来なかったようです。
2010/12/11(Sat) 09:52 | URL  | 上々 #-[ 編集]
優れているだけ中毒性
>市場原理とやらの勝手にさせると購買競争力のある分野ばかりに流れ公正な配分にならない可能性が強い

仰る通りです。「神の見えざる手」なんてしっかり働かず、浪費を煽っています。この手の経済理論はことごとく特別な条件、特殊な仮定が必要でしょう。市場原理主義は非常に危険です。現代社会は石油を市場原理主義に委ねているから、取り返しの効かない「浪費」が続いているのでしょう。

>できるだけ鉄道・船舶に交換すべきでしょう。さらにあまり移動しなくても済むような社会構造に変えていく(戻していく)ことが絶対に必要

全くそうですね。民主党の高速道路無料化とか定額乗り放題政策は、公共交通機関を弱らせ、石油の浪費を進める愚策ですね。アメリカの酷い部分を真似ています。

>省エネと言う言葉では足りないほどの削減

政府や国民はここの部分をしっかり認識すべきですね。エネルギー消費を数パーセントレベルで削減しても焼け石に水ですね。現在奨励されているエコ替え レベルではお話になりません。(エコ替え は、実際は資源の更なる浪費にもなっています。)替えるのではなく出来るだけ使わない方向を目指すべきです。

>今はあまりにも他人への批判というのが無い時代です。金を出すか出さないか、買うか買わないかという方法でしかコントロールできませんので、バカな技術でも誰かが金を出せば続いてしまいます。

この部分が本質ですね。本来はそこの判断をしっかりして、逆効果の技術は止めるべき政府が、補助金を出して推進するという真に情けない状態です。愚かなだけではなく、国民の事をしっかり考えずに大企業と癒着しています。
2010/12/12(Sun) 15:36 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
中国
IEA(国際エネルギー機関)によれば2009年にすでに中国のエネルギー消費がアメリカを上回って世界1になったそうです。
2000年よりの10年たらずで2倍と言う大変な増え方ですが、これでも一人当たりでは世界平均並みになっただけとのことなので、さらに増加圧力が増すでしょう。
いよいよこれまで話してきたシナリオが現実味を帯びてきたように思います。

10年で2倍といっても実は年あたりにしてみるとわずか7%余りの成長に過ぎません。中国の成長率は10%とか言っていたのですから、なんら驚くにはあたらないかと思います。

対策を急がなければならない事態になりつつあると感じています。
2010/12/13(Mon) 11:40 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:中国
中国の脅威は、やはりあの国土の広さであの人口で、これまでの先進国の後を追って・・・引き継いで愚行を行おうとしているところでしょうね。
経済優先策による、資源の浪費、食料不足、環境汚染、環境破壊・・・これは中国だけではなく、殆どの国でやっている事ですね。今は中国が一番の脅威ですが、いわゆるRRICs 諸国などの現在高度経済成長している国もみんなそうですね。

経済を超越したところでの対策を急ぐべきですね。

ところで、この話題は、ここの記事のコメント欄と言うよりも寧ろ本日もう一つのコメント頂いた、【経済成長で解決するのか?】の議論の部分ですね。
2010/12/13(Mon) 23:44 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
筋違い
仰せの通り、コメント付けの記事が筋違いなんですが、あちらではちょっと趣味に走った話をしてますので、混乱を避けるためこちらを使わせて頂きました。

中国の一人あたりのエネルギー使用量はまだアメリカの1/3以下ということですから、経済成長以上にエネルギー使用量増加は増える可能性があるようです。
中国も政策的に経済開放を許す階層と許さない層を分けているようなのでまだ伸びが低いのかもしれません。インドでも階層性が厳しく、一部の国民のみにとどまっているのでまだこの程度で済んでいるのでしょう。
ただし、当然格差が広がれば広がるほど社会矛盾の圧力が強まり政権基盤が揺さぶられるでしょうから、さらに解放速度は上がるかもしれません。
それと同時に国民の不満を対外矛盾に向けさせる恐れも強いのでそちらの危険性も強まります。

まあ国際序列の並べ替えと言う大きな動きなので相当な危険性があるのは仕方のないことですが。
2010/12/14(Tue) 10:25 | URL  | 上々 #-[ 編集]
大転換か大崩壊か?
>あちらではちょっと趣味に走った話をしてますので、

了解です。実はあちらの上々さんの趣味のお話も私の趣味であったりします。趣味と言うよりも認識と言うべきでしょうか。

 中国のあれだけの人口がみんなアメリカ人並みの物質消費を始めたら、地球のキャパシティも直ぐに限界を突破するでしょう。滅ぶ危険を冒してまでも経済成長しなければならないと考える輩は、気が狂っているとしか思えませんが、それが世界の多数派と言う事実は愕然とします。人類の愚かさを示してますね。

21世紀は経済成長から脱成長への大転換が起こるか、文明の大崩壊がおこるか二者択一の状態でしょう。
2010/12/14(Tue) 19:44 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
二者択一
中国の政府は結局政権の継続のみを考えているのではないかと思います。
したがって貧富の差が大きくなりすぎて貧困層の不満が増加し、仮想敵国への不満振り替えも上手く行かなくなれば成長開放を進めるしかないでしょう。
インドは政府が何かをしていると言う報道が何もないですが、何かやっているんでしょうか。昔の日本の自民党政府並みに何もしないのが良い政府と言うことでしょうか。

というわけで、理性的な大転換などはまったく考えられず、大崩壊が起こるというのがほぼ100%の確率ではないかと思います。
そのあとで、運よく生き延びた一部の人類が仕方なく脱成長社会を作っていくという筋道です。
2010/12/15(Wed) 10:54 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:二者択一
 上々さんの読みはかなり的を得ていると思います。私の希望的推測よりも冷徹でかつ現実的でしょう。

どのくらいの確率をもって

>大崩壊が起こるというのがほぼ100%の確率

と言うかは定かではないでしょうが、宝くじで高額賞金を当てるほど低い確率ではないと考えます(苦笑)

>運よく生き延びた一部の人類が仕方なく脱成長社会を作っていくという筋道

も最も確からしい筋書きに感じます。同じ大崩壊でも少しでも規模が小さければ助かる人も多いでしょう。大崩壊の衝撃を出来るだけ減らすように頑張る・・・といったところでしょうか?
 理性的な大転換を望みたいところですが・・・脱成長が解決策である事は、大多数の人が理性ではわかる筈です。
 
2010/12/15(Wed) 21:26 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
またまた話題を飛ばしますが
エネルギーピーク関連なんでお許しください。

リック・タナカというオーストラリア在住の方がいまして、「南十字星通信」という記事を書いておられますが、エネルギーピーク関係の情報が非常に詳しく以前から大変参考にさせて貰っています。
しばらく更新が無かったのですが最近頻繁に更新されています。
その中で、中国の石炭がピークを越えたという記事がありました。
中国では石炭が主要なエネルギー源で発電の大部分は石炭によりますが、その供給が増加不可能となり、政府は今後は一定量以上の使用を認めないとのことです。最近、中国国内で停電が相次ぎ工場操業に差し支えているという報道がありましたが、その理由が判りました。
今後どのような方向に向かって行くかですが、原発建設推進も当然考えるでしょうが今から建設しても稼働は相当先の話になります。やはり海外からの燃料買い付けでしょう。

さらに大崩壊の道が見えてきたように感じます。
2010/12/16(Thu) 08:37 | URL  | 上々 #-[ 編集]
本来の内容に戻りましたね。
 コメントの内容が、、【経済成長で解決するのか?】のコメントの内容と重複するようになって来たので、あちらに一本化しようかと考えていましたが、また本来のここの記事の内容に近付いたコメントになりましたね。

>「南十字星通信」

も訪れてみたいと思います。

>中国の石炭がピークを越えたという記事

は確かに中国が海外から燃料を買い付ける量が増えて、燃料価格の高騰や奪い合いが始まる兆しが見えてきたわけですね。

確かに大崩壊が近づいてきたと言えますね。しかし、いつか崩壊するなら、早いところ崩壊した方が規模が少しでも小さいかも知れません。

 中国の石炭の埋蔵量が更に多かったとしても、石炭ピークがちょっとずれるだけで、環境負荷はもっと酷いものになるでしょう。
 心構えが出来ていなくても、早いところ資源のピークが過ぎたほうがいいかも知れません。成長の限界を実感すべきときでしょうね。
2010/12/16(Thu) 22:47 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
中国電力
中国電力と言ってしまうと広島の電力会社ですね。
さて、中国の発電用石炭はこれまでのところ国内産のみのようですが、前記の南十字星通信にはかなり詳しい埋蔵量と消費量の関係が出ていますので、是非ご覧ください。

国内産石炭が足りなくなれば発電量も制限せざるを得ず、諸産業の製造に影響が出てくれば世界中に影響が広まっていくことになります。
発電所の増設も必要でしょうが、その燃料を石炭にするのか、天然ガスや石油にするのか、原子力にするのか、非常に将来の見通しが難しく、厳しい判断になるでしょう。
(そして、たいてい外れるのですが。)

中国がなりふり構わず燃料確保に乗り出し、軍事力増強もそのためという論調もありますが、現在の中国は輸出産業主体で成長していますので、あまり無理なこともしないでしょう。
ただし、いよいよ追い詰められれば何をするかわからないとも言えます。それは他の国も同じことです。どの国も北朝鮮並みのことをするようになる可能性は秘めています。
しかし、その時には現在の北朝鮮のように脅せば妥協してくれる他国というのはもう存在しないでしょう。
2010/12/17(Fri) 12:14 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:中国電力
 お勧めの南十字星通信、拝見させて戴きました。

>人間の生活や経済を律する「見えざる手」は市場ではなくエネルギーなのです。

なんて、なかなかしゃれた本質的な事が描かれていて気に入りました。

中国に経済成長を止めて戴かないと大変な事になりますね。眠れる獅子だった中国を揺り起こした責任の一端は先進国の資本家達でしょうね。
 成長の限界を無視してどんどん開発成長して、破局に突き進んでいます。

>現在の中国は輸出産業主体で成長していますので、あまり無理なこともしないでしょう。

そうあって欲しいものです。これからの世界は、もう資源を開発する余地はそれほどないと言う事を踏まえた上での政策を考えるべきでしょう。 
2010/12/18(Sat) 11:20 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
中国内需
中国がすごいスピードで成長しているといってもちょっと前に日本がやってきたようなことをしているだけで、その先も見えているような気がする人はたくさんいるのではないでしょうか。
もうその次の中国役がどこになるのかも見えてきているし。
ただ、没落していく日本は武力がないから文句も言わずに衰退していくだけですが、武力を持った国はなかなかすんなりとは衰退していってくれません。今のアメリカやロシア、そのうち中国ですが。

なぜ衰退するか、そこが判らなければ見当外れに残った貴重な財産を無駄遣いするばかりなんですが、その方向に各国とも突っ走っております。
2010/12/19(Sun) 09:14 | URL  | 上々 #-[ 編集]
中国の暴走
 そう、高度経済成長時代は、大抵の先進国と呼ばれる国が経てきた道でしょう。
 しかし、中国は人口が多過ぎます。ざっと日本の10倍ですから、環境負荷も日本を遥かに凌ぐでしょう。日本の高度経済成長時代でさえ、自国の経済発展の為に多くの国・・・とりわけ東南アジアの国々を犠牲にして来ました。フィリピン、インドネシア、マレーシア・・・と次々に木を伐採して森林を壊滅に近い状態まで破壊して来ました。中国がこれ以上の環境破壊をして行くとすると(・・もうしていますが・・)ぞっとします。地球の生態系はずたずたになり、人口崩壊も起こるでしょう。
 昨日見たTV番組(報道特集)では、中国などが北海道の土地を買いあさっているとか・・・特に湧水地を買って水不足の中国に送るとか。・・・日本の土地を外国に売るのは禁止すべきでしょうね・・。まあ、上々さんのおっしゃるように石油価格の高騰があれば、水の輸出もままならなくなるでしょうが、水を石油で作った容器(ペットボトル)で海外まで輸送するとはとんでもない事です。そんな事がもう既に広く一般に行われています。

>なぜ衰退するか、そこが判らなければ見当外れに残った貴重な財産を無駄遣いするばかり

おっしゃる通りです。今まで何度も言及しているように、成長の限界を踏まえた脱成長型経済に早く切り替えなければ人類は滅びますね。
2010/12/19(Sun) 22:27 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
水の買い占め
噂はともかく、本気で湧水池を買い占めているとすれば、ペットボトルに詰めて飲料用でしょう。
一般的な水不足で影響の出る農業・工業用には全くコストが合いません。
大型タンカーで運ぶ所だけは辛うじてコストが見合う可能性がありますが、そこまでどうやって運ぶか、パイプライン設置しかあり得ませんがそれは無理でしょう。
タンクローリーを走らせるなんて言うのはお笑い草です。
どんなに安い運送料でも10tで数万円は取るでしょうから、1万tタンカーを一杯にするにはローリー代だけで数千万。

まあバブルで栄えた気になっている今のうちだけの話でしょう。

最近見たオイルピーク関係の文章の中に、オイルピークの影響なんてどこにも出ていないじゃないかと言う一般の疑問に答えているものに、「リーマンショックが関係ないと思っているのか」というのがありました。
まさにその通りと感じます。(出典はどこだか、判りません。すぐにメモする癖を付けなきゃ)
2010/12/20(Mon) 12:06 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:水の買い占め
>本気で湧水池を買い占めているとすれば、ペットボトルに詰めて飲料用

本気でそんな事を考えている中国などの外人投資家は増えてきているようです。どこの国でも投資家は儲かればいいという考えなのでしょう。
 上々さんの的確な分析は恐れ入りました。

>バブルで栄えた気になっている今のうちだけの話

でしょうね。あんまり環境を破壊して欲しくないですね。
2010/12/22(Wed) 00:07 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
ペットボトル水
私は水をペットボトルで買う気は全くありませんが、結構買う人はいるようです。
しかし、ご承知のようにあの値段の内の原水の価格はほとんど0に近く、ボトル価格、流通経費、利潤のみと言っても良いくらいです。
したがって、いくら原水の権利を手に入れたからと言ってもそれでペットボトル水ができるわけじゃないんですけどね。

前記のように水を運ぶというのは全くコストが合わないので取水地にボトル詰め工場を設置する以外にはないのですが、そうするとボトル納入業者、できたボトル製品の運送業者を儲けさせるだけですね。
衛生管理コンサルタントなんていう連中も手ぐすね引いて待っているでしょうから、食い物にされるだけです。

しかも日本の原水であっても中国資本のメーカー製品だったら、肝心の中国消費者が信頼して買ってくれるのかどうか。
おとなしくハウスやサントリーから買い付けた方がよっぽど売れると思います。
2010/12/22(Wed) 09:55 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:ペットボトル水
私もペットボトルであろうが無かろうが飲み水を買う気はありませんが、現在は買う人がかなり多いですね。
 記事にもした事がありますが、この水の豊かな日本で飲み水までボトルに入れて売るなんてしょうもない時代になりました。
 最近は会議の席などでも出席者にペットボトルの水を配っているシーンをよく見かけます。地球温暖化対策会議、COP○○ とかでも、ペットボトルの水が配られていたのではないかと思います。笑っちゃいますね。

>水を運ぶというのは全くコストが合わないので取水地にボトル詰め工場を設置する以外にはないのですが、そうするとボトル納入業者、できたボトル製品の運送業者を儲けさせるだけ
>日本の原水であっても中国資本のメーカー製品だったら、肝心の中国消費者が信頼して買ってくれるのかどうか

なるほど、理性的で妥当な読みですね。御指摘の通りだと思います。結局、おっしゃるように日本の業者から買った方がいいという事になりましょうか。日本の業者を買収しようと言う企業や投資家も現れてきているようです。 
2010/12/22(Wed) 19:51 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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