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2010-08-13 00:12
・~ソフトかハードか~・

 21世紀に入って暫く経って、いまだに経済成長主義者が世の中の絶対多数派で世の主流ですが、それでもいい加減、経済成長主義の愚かさに気付いてきた人は増えて来たように感じます。人間の感覚から言って指数関数的に成長しなければ感じられないし(金融などの)意味もなさなくなるような経済成長を続ける事は不可能であるし、その不可能を追い求めれば破局が待ち受けている事は、理性で考えれば直ぐにわかる筈です。ちょっと足を止めてしっかり考えれば、経済成長を続ける事が、人類の幸福に繋がる筈がない事には簡単に気付く事でしょう。そして、現代文明の脆弱性に身震いする事でしょう。
これからあと100年も経済成長は続けられる筈も御座いません。せいぜい長くても数十年がいいところでしょうから、21世紀は降りる世紀、その降り方を考える世紀になる事に間違いありません。何故なら、経済レベル=物資の浪費レベル は持続可能なレベル、成長の限界をとっくに超えているからです。

降りるのであれば、誰しもソフトランディングしたいと思うでしょうが、その為にはすぐさま降りはじめなければならないでしょう。降りはじめるのが遅れれば遅れるほど、ソフトランディング出来る可能性は小さくなっていくでしょう。勿論今現在世界では、降りる合意は出来ていません。合意まではまだまだ長い道のりでしょう。(個人的には、そんなにかからないかとも思いますが・・。)それに経済縮小をはじめたとしても、ソフトランディングしようと徐々に経済縮小していく場合、縮小をはじめてからも暫く環境は悪化します。【経済縮小政策の効果の一試算例】で論じたように(・・非常にアバウトな計算で、定量的には信頼出来ませんが・・)年に数パーセントの経済縮小でも、肥大し過ぎた経済規模と環境負荷により、環境破壊と回復の差し引きが環境回復のレベルまで降りるまでのこれから数十年間はさらに環境は悪化します。(・・そして再生不可能資源は無くなる一方です・・)だから、【崩壊は突然顕著になる】でも論じたように、ソフトランディングは極めて難しく、ハードランディングする事になりましょう。そのハードランディングの衝撃の大きさが問題です。最悪なのは、制御不可能な崩壊が始まるまで、降りる政策をはじめず、急激なハードランディングをはじめることでしょう。ハードランディングというよりも墜落と言った方がより当てはまるでしょう。この場合、人類は他の多くの生物も巻き添えにして絶滅してしまう可能性も高いでしょう。
その崩壊はいつ始まってもおかしくない状態ではないでしょうか?・・・それこそ今回のメキシコ湾の原油流出事故だって引き金になるかも知れません。・・・
さて、何年先のことかは分かりませんが制御不可能な崩壊をはじめる前に降りる合意が出来たとします。・・・その場合、ソフトランディングを目指すべきであると大多数の人は考えるでしょうが、その時はそんな悠長なことを言ってられない状態になっている可能性が極めて高いでしょう。何故なら、現在の世界の指導者達は、本当に危機を目前にしてやっと経済成長の愚かさに気付くだろうからです。(・・・だから現在の指導者達は早く一掃しなければなりませんが、それは別のお話ですから今は論じません・・・)環境破壊のレベルが差し引き環境回復のレベルまで落ちるまでは、環境負荷は高まる一方ですから、経済縮小の合意が出来ても、ソフトランディングしようと慎重にしているうちに、環境カタストロフィーが始まってしまい、墜落する可能性だってあるのです。

では、どうするか・・・混乱は覚悟で一挙にシフトする事です。降りる合意が出来たら、墜落しない範囲で、転がるように素早く降りることです。轟音を響かせ噴火をはじめそうな火山の火口から、今にも溶岩流が流れ出して追いかけて来ることを想定しながら、出来るだけ早く山を下るのです。経済規模で言えば、年2~3%の縮小では危険でしょう。突然吹き出た溶岩に飲み込まれてしまうかもしれません。一挙に年10%以上の縮小を行うのです。最初の一年は半減以下でも構わないでしょう。・・・と言うよりも理想は、数年以内で持続可能なレベル以下まで一挙に下げる事です。つまり、国によっては一年で10分の1以下のレベルまで経済を落とすのです。「無茶だ」なんて言ってる余裕はありません。勿論金融業などは潰れるでしょうし、資本家も致命的な打撃を受けるでしょうが、経済縮小しても物資、資源は残るのです。・・・残るどころかかえって浪費が無くなるでしょう。持続不可能な経済成長主義の象徴とも言える金融制度と資本主義が崩壊する事は、持続可能な社会の達成の為には通らなければならない道でしょう。
人口は数年で持続可能なレベルまで下げる・・・と言うわけにはいきませんが、持続可能なレベルまで減少するまでは、出生率は低く押さえられて然るべきでしょう。(・・・現在の日本の出生率は低くていい筈なのに、『少子化対策』という世紀の愚作で出生率を上げようとしています。(・・・現在のマスコミと政策による世論操作は本当に行き当たりばったりで視野の狭い愚作です。・・・)これから数世代間は、出生率も1前後(1カップルで1人という事)で仕方が無いでしょう。そうやって人口も持続可能なレベルまで減らすべきでしょう。相対的に高齢人口の割合が増えてもそれは移行期のやむを得ない事です。

おそらく、「成長の限界」が出た1970年代に経済成長を止めていれば、現在はこれほど深刻な危機には至らなかったでしょう。そんな忠告を全く無視して経済優先とばかりに経済成長戦略を推し進めた結果、環境負荷、エコロジカル・フットプリントは持続可能な限界を超えてしまいました。環境カタストロフィーがいつ始まってもおかしくない状況です。だからこそ、持続可能なレベル以下まで早急に下げなければなりません。定量的な事は断言出来ませんが、もうそんなに猶予は無い筈です。だから一挙に降りるべきであると考えるのです。
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【2010/08/13 00:12】 | Sustainability トラックバック(0) |

文明の暴走
guyver1092
 何度かコメントしていますが、解っていても止められないのが暴走ですから現代文明はすでに暴走しているのでしょうね。
 暴走でないと主張するなら、大好きな科学技術ですべての問題を解決する技術を示すべきです。最も、真の科学者なら、不可能は不可能というでしょうから、疑似科学者を連れてくるでしょうが。
 一気にシフトするなら、準備を整えてからしましょう。すなわち食料として家庭菜園と、煮炊き用の太陽炉、雨水タンクも良いでしょうし、バイオトイレの類も必須でしょう。服は今あるものを大事に使えば十分でしょう。荷物の運搬手段として、自転車とか、自転車にひかせるリアカーも用意しましょう。

Re:文明の暴走
雑草Z
 やはり、制御不可能な崩壊が始まるまで、文明の暴走は止められないとお考えでしょうか?


>大好きな科学技術ですべての問題を解決する技術を示すべきです。

殆ど部分的な解決方法しか提示されていませんね。それも全体から見ると全く解決になっていないどころか逆効果ばかりですね。

>疑似科学者を連れてくるでしょうが。

現在の開発推進派、疑似環境対策推進派は似非科学者ばかりですね。


>一気にシフトするなら、準備を整えてからしましょう。すなわち・・・・・・用意しましょう。

この準備、いいですね。私が本文で描いた一気のシフトよりももっと一気かも知れませんね。即ち、数ヵ月後なり一年後なり指定した日に自家用車の使用を禁止→また数ヵ月後に農業での石油使用の禁止→石油利用の禁止 と言った具合にどんどん一気に利用を禁止していくのですね。
 勿論抵抗が大き過ぎて簡単には行かないでしょう・・・だから崩壊まで文明の暴走は止められない・・・と悲観論になってしまうのですが・・
選択肢は二つ
 ・制御不可能な崩壊まで暴走するか
 ・人類自らの手で止めて降りるか



Re:Re:文明の暴走
guyver1092
 脱経済成長を支持する人が人類の多数派にならなければ破局の可能性は高いでしょうが、資本主義の暴走により、経済システムが生物の生存環境が残っているうちに崩壊すれば、かつてのキューバのように強制的に脱経済成長を強いられ、結果として文明崩壊を回避できるかもしれないと考えています。

>即ち、数ヵ月後なり一年後なり指定した日に自家用車の使用を禁止→また数ヵ月後に・・・・・・
 私が考えていたのは禁止ではなく、指定した日以後定期的に(一年とか二年おきに)、原油に何パーセントの税金をかけるので、こんなものを準備しておけば・・・・・
と考えていました。

Re:Re:Re:文明の暴走
雑草Z
 なるほど、資本主義の暴走により、現在の資本主義のシステム崩壊が生態系の壊滅より早ければ、強制的に脱成長を強いられる事になりましょうね。その可能性は高いですね。ただ、その場合、資本主義経済システムの復活を図ろうとする動きは強くなるでしょうね。資本主義金融経済システムの崩壊と共にいくつかの環境カタストロフィー・・・・農業や水産業の大打撃による世界的な食料不足、チェルノブイリ級の原発事故、今回のような大きな海底油田事故、化学物質による汚染被害の拡大・・等で、これから何度も痛めつけられて、文明崩壊の危機を実感しないと降り方を議論する段階まで世界が合意するのは難しいかも知れません。

 ただ、脱成長派はこれからどんどん超指数関数的に増え、これから数年で、1割以上の人間が脱成長派になると思います。しかし、それから先は、ジグモイド関数的に伸び悩むかも知れません。兎も角、人間の理性を信じれば、あと何年かすれば、脱成長の議論が頻繁にされるようになると思います。

 現在の地球の環境破壊の酷さを直視すれば、一気にパラダイムシフトする必要があるでしょう。強欲で愚かな財閥や資本家を封じ込めなければなりませんね。
 税金も一つの方法ですが、禁止も必要になるでしょう。
 辛いですけど、ジェットコースター的ダウンになるでしょうか。

民主的方法
上々
石油や資源が先行き不安であるからと言ってもまだある段階で禁止はできないでしょうね。
税金のかけ方、使い方で誘導するしかないと思います。とはいえ、これも下記のように実現不可能ではあるのですが。

実現すべきは「食べていけるだけの社会+少しの余裕」です。
江戸時代がイメージされます。

まずエネルギー依存の工業・運輸に高率の税金をかけます。この時点で民主体制では実現不可能です。国民のほとんど全員に反対されるでしょう。
その収入で都市住民の地方移転と地方の農業・最低限の工業の基盤作成を行ない、さらに積年の大愚行の忘れ物の国債償還をできるだけ行ないます。

企業や経済発展志向の高所得者は海外に逃れるでしょう。
できるだけ人口を減らす必要がありますので、海外移住は望むところです。

まだ細部は固まりませんが、全体のイメージはできるでしょうか。
このような政策で100年先の日本の生き残りを図る指導者は何と呼ばれるでしょうか。日本のポルポトか、日本の毛沢東でしょうか。

誰がその役をできるかですが。

実現方法
雑草Z
    上々さん

 ここのサイトは、持続可能な社会を実現する為には、これはしてはいけない、こうしなければならない・・と言う事を書いていますが、それを実現する具体的方法に関しては殆ど書いていません。それはかなり難しい事です。ここに沢山コメントを頂いている上々さんだからこそ、その部分には気付かれていらっしゃった事でしょう。

さて、今回の上々さんのおっしゃるところの

>実現すべきは「食べていけるだけの社会+少しの余裕」です。

は私も理性的に妥当な判断だと思います。
洗脳された現代社会から言えば貧困ではないか・・・といわれそうですが、現代のワーキングプアとの違いは、あんまり働かない事でしょうね。つまり、お金を稼ぐ労働を尊いものだと考えない事でしょうか?


>企業や経済発展志向の高所得者は海外に逃れるでしょう。
できるだけ人口を減らす必要がありますので、海外移住は望むところです。

いやあ、恐れ入りました。上々さんの考え方と私の考え方は似ているとは思っていましたが、ここまで一致するとは思いませんでした。・・「優秀な人材の海外流出」なんていいますが、それは勘違いで「貪欲なエゴイストの海外放出」になると考えています。・・実はこの内容をいつか記事にしたいなと考えていませた。

>まだ細部は固まりませんが、全体のイメージはできるでしょうか。

はい、しっかりイメージ出来ます。細部についても固まった部分ら書いて頂けますか?

>日本の生き残りを図る指導者は何と呼ばれるでしょうか。日本のポルポトか、日本の毛沢東でしょうか。

ここのご推測は、歴史にお詳しい上々さんならではの一流の皮肉ですね・・・人類の生き残りをかけて尽力して、挙げ句は非情な独裁者呼ばわりされるのでしょうね。・・・ポルポトなんて、昔は、カンボジアの非情な独裁者で大量虐殺者・・みたいな情報しか流されていませんでしたからそう思っていましたが、当初は理想に燃えていたのかも知れません。世紀の変わり目頃にNHKでやっていた「20世紀の映像」という番組にポルポトが映った時、そう感じました。徹底してやらなければならないでしょうけれど、ポルポトや毛沢東のようにやったらやはりまずいでしょうね。

実現不可能と思われる降りる方向への誘導、石油をはじめとする資源の掘り出しの禁止方法は、やはりこのまま使い続けた場合、上り詰めた時の崩壊、環境カタストロフィーの恐怖を知って頂く事でしょう。私がここで恐怖を煽っているように見えるのも、その恐怖を感知しているからでしょう。預言者としての上々さんはどうお考えでしょうか? 

預言者再来
上々
私は預言者にはなれそうもありません。まだ神の言葉が聞こえてきません。
いろいろな情報を総合して判断していると、こうなったら困る、大変だと言う方向がうっすらと見えるにすぎません。
それでもどうやらその方向性を取る可能性が強いのではと思えてしまいます。

それと、どうも想像力が強いもので、数千年・数万年・数十万年前のことでもありありと見えるように感じてしまいます。数千年に一度の巨大地震や数万年に一度のカルデラ噴火も今起こったらどうなるかと言う想像をしてしまいます。
それと比べれば高々数百年の内に起こって衰えてしまう(であろう)石油文明など泡のように感じてしまいます。

それでもその泡のはじけ方によっては戦争と言う悲惨な終結を迎える可能性が強いとなっては放ってもおけないか。

8月15日の周辺では年に1度だけですが、戦争特集で色々の番組をテレビでやっていました。もう65年もたっているので、経験者もほとんど残っておらず、しかもほとんどが被害者だけです。
被害者だけで嫌だ嫌だといくら言っても戦争は防げません。

戦争から何年経ったと言っているだけでなく、次の戦争まであと何年かと言う予測ができないものでしょうか。

Re:預言者再来
雑草Z
上々さんの定義では、預言者とは

いろいろな情報を総合して判断して、こうなったら困る、大変だと言う方向が見える方の事だと解釈しています。だからその意味では上々さんは預言者でしょう。

>高々数百年の内に起こって衰えてしまう(であろう)石油文明など泡のように感じてしまいます

そうかも知れませんが、その石油文明の真っ只中(もしかして晩年)に生きている我々に襲いかかってくる可能性が高い危機は、

>数千年に一度の巨大地震や数万年に一度のカルデラ噴火

ではなく、やはり石油がもたらす環境汚染や環境破壊ではないでしょうか?確実に今世紀中に文明崩壊の危機のレベルまで深刻になるでしょう。

>被害者だけで嫌だ嫌だといくら言っても戦争は防げません。

非情でシビアな現実ですね。

飢餓
上々
私が真に恐れているのは食糧の不足から世界的な飢餓に陥り、戦争に発展することです。
申し訳ないけれど、雑草Zさんの環境破壊に対する警戒心とはここが異なるかと思います。
私も資源の有限性に関する危機に考えが及ぶ以前は環境破壊に対し危険視をしておりました。しかし、これはあくまでも「健康で文化的な生活を送る人間に対しての危機」であり、その存立が危ぶまれている場合は問題の大きさが相対的に軽くなってしまいます。

私がカルデラ噴火のような巨大自然災害の話を持ち出しているのは、かえってそのような災害でほとんど一瞬のうちに命を奪われる方が食糧の奪い合いの戦争で命を落とすよりまだ幸せと言えるかもしれないと考えるからです。

飢餓による戦争と言うのはこれまでもずっとその歴史を積み重ねており、現代でもアフリカの局地戦はその側面があるのかもしれませんが、現代の食料の大生産国(=先進国でもあります)がその基盤であるエネルギー依存の肥料農薬が使えなくなった場合の世界戦争というのはまだ起こっていません。
それが起こった時と言うのが本当の人類の危機になります。食糧危機の戦争と言うのは非戦闘員がどうのこうのと言うことは言っていられません。殺し合いの効率化を競う戦争になるでしょう。

黙示録に近くなってきました。預言は控えておきます。

Re:飢餓
雑草Z
    上々さん

 食料危機は私も大きく懸念するところです。
今までも、カテゴリー【食料と人口】等に何度も書いています。確かに食料問題は環境問題とは言えないかも知れませんが、人口や経済との絡みで環境問題と一緒に考えていました。生態系の問題とは切っても切り離せないでしょう。

 さて、食料争奪戦の戦争の危機は上々さんをはじめ、今までも何人かの方かコメントで御指摘して来た事です。世界事情にお詳しい上々さんの懸念は当たる可能性も高いでしょう。だから異論と言う訳ではありませんが、私の見解では戦争よりもそれぞれの国内で暴動が起こり、発展すれば内戦状態までなると思います。食料不足になったら、それで儲けようと食料を貯め込み、高く売りつけようとする投資家が出てきます。そして、財力のあるものは食料を十分に購入出来、格差社会の底辺にいる多くの人々が飢餓の危機に瀕するからです。そのような事態で、財界の傀儡の政府が他国に戦争を仕掛けないで、国内の暴動の鎮圧に武力を使うかもしれません。
 内戦を通り越して戦争になったら、核施設への攻撃も考える事になりましょうが、その場合、実質の核戦争です。勝っても負けても放射能汚染で安全な食料の絶対量は減るでしょう。


>かえってそのような災害でほとんど一瞬のうちに命を奪われる方が食糧の奪い合いの戦争で命を落とすよりまだ幸せと言えるかもしれない

かなりシビアな見方ですね。世の大多数の人もそこまでシビアに考えて、「足る事を知る」べきだとも思いますが、

>カルデラ噴火のような巨大自然災害

はあって欲しくない事です。

そこまで食料危機をシビアに考えるなら環境破壊のシビアさも同等くらいにも考えられるのではないでしょうか?

>あくまでも「健康で文化的な生活を送る人間に対しての危機」

環境問題をそのレベルで論じる場合もあるでしょうが、当サイトではあまりそのレベルでは論じていません。少なくとも今回の【降り方を考える】では人類の存亡の危機を想定しての記事です。環境問題の本質は生態系の破壊と考えていますが、それは人間の生存環境も破壊されると言う意味で使っています。それはこれまでの議論でもお分かり頂いている事と思います。。『環境問題』と言ったから語弊があったのかも知れません。
兎も角、経済でも人口でも成長主義のもとでは、食料の深刻な問題が必ず起こるでしょう。

>食料の大生産国(=先進国でもあります)がその基盤であるエネルギー依存の肥料農薬が使えなくなった場合の世界戦争というのはまだ起こっていません。

これは本当に避けたいものですね。元を辿れば

>エネルギー依存の肥料農薬

の農業が人口の急増を招き、それが石油ピークと共に終焉を迎える訳ですね。正に社会へのドーピング効果ですね。人口(出産の数)は減らしていく方向に進まないと食料危機は非常にシビアになるでしょう。その人口を減らす方向が、出産の自粛ならいいのですが、「戦争で減らす」では悲惨過ぎます。

>飢餓による戦争と言うのはこれまでもずっとその歴史を積み重ねており、

歴史にお詳しい上々さんのこの洞察はその通りだと思います。そして飢饉が来そうな兆候はここのところ色々出ていますね。今年も世界の色々な場所でシビアな兆候が出てきました。  

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この記事へのコメント
文明の暴走
 何度かコメントしていますが、解っていても止められないのが暴走ですから現代文明はすでに暴走しているのでしょうね。
 暴走でないと主張するなら、大好きな科学技術ですべての問題を解決する技術を示すべきです。最も、真の科学者なら、不可能は不可能というでしょうから、疑似科学者を連れてくるでしょうが。
 一気にシフトするなら、準備を整えてからしましょう。すなわち食料として家庭菜園と、煮炊き用の太陽炉、雨水タンクも良いでしょうし、バイオトイレの類も必須でしょう。服は今あるものを大事に使えば十分でしょう。荷物の運搬手段として、自転車とか、自転車にひかせるリアカーも用意しましょう。
2010/08/13(Fri) 22:12 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:文明の暴走
 やはり、制御不可能な崩壊が始まるまで、文明の暴走は止められないとお考えでしょうか?


>大好きな科学技術ですべての問題を解決する技術を示すべきです。

殆ど部分的な解決方法しか提示されていませんね。それも全体から見ると全く解決になっていないどころか逆効果ばかりですね。

>疑似科学者を連れてくるでしょうが。

現在の開発推進派、疑似環境対策推進派は似非科学者ばかりですね。


>一気にシフトするなら、準備を整えてからしましょう。すなわち・・・・・・用意しましょう。

この準備、いいですね。私が本文で描いた一気のシフトよりももっと一気かも知れませんね。即ち、数ヵ月後なり一年後なり指定した日に自家用車の使用を禁止→また数ヵ月後に農業での石油使用の禁止→石油利用の禁止 と言った具合にどんどん一気に利用を禁止していくのですね。
 勿論抵抗が大き過ぎて簡単には行かないでしょう・・・だから崩壊まで文明の暴走は止められない・・・と悲観論になってしまうのですが・・
選択肢は二つ
 ・制御不可能な崩壊まで暴走するか
 ・人類自らの手で止めて降りるか

2010/08/14(Sat) 08:53 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:Re:文明の暴走
 脱経済成長を支持する人が人類の多数派にならなければ破局の可能性は高いでしょうが、資本主義の暴走により、経済システムが生物の生存環境が残っているうちに崩壊すれば、かつてのキューバのように強制的に脱経済成長を強いられ、結果として文明崩壊を回避できるかもしれないと考えています。

>即ち、数ヵ月後なり一年後なり指定した日に自家用車の使用を禁止→また数ヵ月後に・・・・・・
 私が考えていたのは禁止ではなく、指定した日以後定期的に(一年とか二年おきに)、原油に何パーセントの税金をかけるので、こんなものを準備しておけば・・・・・
と考えていました。
2010/08/15(Sun) 19:46 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re:Re:文明の暴走
 なるほど、資本主義の暴走により、現在の資本主義のシステム崩壊が生態系の壊滅より早ければ、強制的に脱成長を強いられる事になりましょうね。その可能性は高いですね。ただ、その場合、資本主義経済システムの復活を図ろうとする動きは強くなるでしょうね。資本主義金融経済システムの崩壊と共にいくつかの環境カタストロフィー・・・・農業や水産業の大打撃による世界的な食料不足、チェルノブイリ級の原発事故、今回のような大きな海底油田事故、化学物質による汚染被害の拡大・・等で、これから何度も痛めつけられて、文明崩壊の危機を実感しないと降り方を議論する段階まで世界が合意するのは難しいかも知れません。

 ただ、脱成長派はこれからどんどん超指数関数的に増え、これから数年で、1割以上の人間が脱成長派になると思います。しかし、それから先は、ジグモイド関数的に伸び悩むかも知れません。兎も角、人間の理性を信じれば、あと何年かすれば、脱成長の議論が頻繁にされるようになると思います。

 現在の地球の環境破壊の酷さを直視すれば、一気にパラダイムシフトする必要があるでしょう。強欲で愚かな財閥や資本家を封じ込めなければなりませんね。
 税金も一つの方法ですが、禁止も必要になるでしょう。
 辛いですけど、ジェットコースター的ダウンになるでしょうか。
2010/08/15(Sun) 21:51 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
民主的方法
石油や資源が先行き不安であるからと言ってもまだある段階で禁止はできないでしょうね。
税金のかけ方、使い方で誘導するしかないと思います。とはいえ、これも下記のように実現不可能ではあるのですが。

実現すべきは「食べていけるだけの社会+少しの余裕」です。
江戸時代がイメージされます。

まずエネルギー依存の工業・運輸に高率の税金をかけます。この時点で民主体制では実現不可能です。国民のほとんど全員に反対されるでしょう。
その収入で都市住民の地方移転と地方の農業・最低限の工業の基盤作成を行ない、さらに積年の大愚行の忘れ物の国債償還をできるだけ行ないます。

企業や経済発展志向の高所得者は海外に逃れるでしょう。
できるだけ人口を減らす必要がありますので、海外移住は望むところです。

まだ細部は固まりませんが、全体のイメージはできるでしょうか。
このような政策で100年先の日本の生き残りを図る指導者は何と呼ばれるでしょうか。日本のポルポトか、日本の毛沢東でしょうか。

誰がその役をできるかですが。
2010/08/17(Tue) 08:40 | URL  | 上々 #-[ 編集]
実現方法
    上々さん

 ここのサイトは、持続可能な社会を実現する為には、これはしてはいけない、こうしなければならない・・と言う事を書いていますが、それを実現する具体的方法に関しては殆ど書いていません。それはかなり難しい事です。ここに沢山コメントを頂いている上々さんだからこそ、その部分には気付かれていらっしゃった事でしょう。

さて、今回の上々さんのおっしゃるところの

>実現すべきは「食べていけるだけの社会+少しの余裕」です。

は私も理性的に妥当な判断だと思います。
洗脳された現代社会から言えば貧困ではないか・・・といわれそうですが、現代のワーキングプアとの違いは、あんまり働かない事でしょうね。つまり、お金を稼ぐ労働を尊いものだと考えない事でしょうか?


>企業や経済発展志向の高所得者は海外に逃れるでしょう。
できるだけ人口を減らす必要がありますので、海外移住は望むところです。

いやあ、恐れ入りました。上々さんの考え方と私の考え方は似ているとは思っていましたが、ここまで一致するとは思いませんでした。・・「優秀な人材の海外流出」なんていいますが、それは勘違いで「貪欲なエゴイストの海外放出」になると考えています。・・実はこの内容をいつか記事にしたいなと考えていませた。

>まだ細部は固まりませんが、全体のイメージはできるでしょうか。

はい、しっかりイメージ出来ます。細部についても固まった部分ら書いて頂けますか?

>日本の生き残りを図る指導者は何と呼ばれるでしょうか。日本のポルポトか、日本の毛沢東でしょうか。

ここのご推測は、歴史にお詳しい上々さんならではの一流の皮肉ですね・・・人類の生き残りをかけて尽力して、挙げ句は非情な独裁者呼ばわりされるのでしょうね。・・・ポルポトなんて、昔は、カンボジアの非情な独裁者で大量虐殺者・・みたいな情報しか流されていませんでしたからそう思っていましたが、当初は理想に燃えていたのかも知れません。世紀の変わり目頃にNHKでやっていた「20世紀の映像」という番組にポルポトが映った時、そう感じました。徹底してやらなければならないでしょうけれど、ポルポトや毛沢東のようにやったらやはりまずいでしょうね。

実現不可能と思われる降りる方向への誘導、石油をはじめとする資源の掘り出しの禁止方法は、やはりこのまま使い続けた場合、上り詰めた時の崩壊、環境カタストロフィーの恐怖を知って頂く事でしょう。私がここで恐怖を煽っているように見えるのも、その恐怖を感知しているからでしょう。預言者としての上々さんはどうお考えでしょうか? 
2010/08/17(Tue) 20:22 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
預言者再来
私は預言者にはなれそうもありません。まだ神の言葉が聞こえてきません。
いろいろな情報を総合して判断していると、こうなったら困る、大変だと言う方向がうっすらと見えるにすぎません。
それでもどうやらその方向性を取る可能性が強いのではと思えてしまいます。

それと、どうも想像力が強いもので、数千年・数万年・数十万年前のことでもありありと見えるように感じてしまいます。数千年に一度の巨大地震や数万年に一度のカルデラ噴火も今起こったらどうなるかと言う想像をしてしまいます。
それと比べれば高々数百年の内に起こって衰えてしまう(であろう)石油文明など泡のように感じてしまいます。

それでもその泡のはじけ方によっては戦争と言う悲惨な終結を迎える可能性が強いとなっては放ってもおけないか。

8月15日の周辺では年に1度だけですが、戦争特集で色々の番組をテレビでやっていました。もう65年もたっているので、経験者もほとんど残っておらず、しかもほとんどが被害者だけです。
被害者だけで嫌だ嫌だといくら言っても戦争は防げません。

戦争から何年経ったと言っているだけでなく、次の戦争まであと何年かと言う予測ができないものでしょうか。
2010/08/18(Wed) 14:58 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:預言者再来
上々さんの定義では、預言者とは

いろいろな情報を総合して判断して、こうなったら困る、大変だと言う方向が見える方の事だと解釈しています。だからその意味では上々さんは預言者でしょう。

>高々数百年の内に起こって衰えてしまう(であろう)石油文明など泡のように感じてしまいます

そうかも知れませんが、その石油文明の真っ只中(もしかして晩年)に生きている我々に襲いかかってくる可能性が高い危機は、

>数千年に一度の巨大地震や数万年に一度のカルデラ噴火

ではなく、やはり石油がもたらす環境汚染や環境破壊ではないでしょうか?確実に今世紀中に文明崩壊の危機のレベルまで深刻になるでしょう。

>被害者だけで嫌だ嫌だといくら言っても戦争は防げません。

非情でシビアな現実ですね。
2010/08/19(Thu) 00:05 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
飢餓
私が真に恐れているのは食糧の不足から世界的な飢餓に陥り、戦争に発展することです。
申し訳ないけれど、雑草Zさんの環境破壊に対する警戒心とはここが異なるかと思います。
私も資源の有限性に関する危機に考えが及ぶ以前は環境破壊に対し危険視をしておりました。しかし、これはあくまでも「健康で文化的な生活を送る人間に対しての危機」であり、その存立が危ぶまれている場合は問題の大きさが相対的に軽くなってしまいます。

私がカルデラ噴火のような巨大自然災害の話を持ち出しているのは、かえってそのような災害でほとんど一瞬のうちに命を奪われる方が食糧の奪い合いの戦争で命を落とすよりまだ幸せと言えるかもしれないと考えるからです。

飢餓による戦争と言うのはこれまでもずっとその歴史を積み重ねており、現代でもアフリカの局地戦はその側面があるのかもしれませんが、現代の食料の大生産国(=先進国でもあります)がその基盤であるエネルギー依存の肥料農薬が使えなくなった場合の世界戦争というのはまだ起こっていません。
それが起こった時と言うのが本当の人類の危機になります。食糧危機の戦争と言うのは非戦闘員がどうのこうのと言うことは言っていられません。殺し合いの効率化を競う戦争になるでしょう。

黙示録に近くなってきました。預言は控えておきます。
2010/08/20(Fri) 09:17 | URL  | 上々 #-[ 編集]
Re:飢餓
    上々さん

 食料危機は私も大きく懸念するところです。
今までも、カテゴリー【食料と人口】等に何度も書いています。確かに食料問題は環境問題とは言えないかも知れませんが、人口や経済との絡みで環境問題と一緒に考えていました。生態系の問題とは切っても切り離せないでしょう。

 さて、食料争奪戦の戦争の危機は上々さんをはじめ、今までも何人かの方かコメントで御指摘して来た事です。世界事情にお詳しい上々さんの懸念は当たる可能性も高いでしょう。だから異論と言う訳ではありませんが、私の見解では戦争よりもそれぞれの国内で暴動が起こり、発展すれば内戦状態までなると思います。食料不足になったら、それで儲けようと食料を貯め込み、高く売りつけようとする投資家が出てきます。そして、財力のあるものは食料を十分に購入出来、格差社会の底辺にいる多くの人々が飢餓の危機に瀕するからです。そのような事態で、財界の傀儡の政府が他国に戦争を仕掛けないで、国内の暴動の鎮圧に武力を使うかもしれません。
 内戦を通り越して戦争になったら、核施設への攻撃も考える事になりましょうが、その場合、実質の核戦争です。勝っても負けても放射能汚染で安全な食料の絶対量は減るでしょう。


>かえってそのような災害でほとんど一瞬のうちに命を奪われる方が食糧の奪い合いの戦争で命を落とすよりまだ幸せと言えるかもしれない

かなりシビアな見方ですね。世の大多数の人もそこまでシビアに考えて、「足る事を知る」べきだとも思いますが、

>カルデラ噴火のような巨大自然災害

はあって欲しくない事です。

そこまで食料危機をシビアに考えるなら環境破壊のシビアさも同等くらいにも考えられるのではないでしょうか?

>あくまでも「健康で文化的な生活を送る人間に対しての危機」

環境問題をそのレベルで論じる場合もあるでしょうが、当サイトではあまりそのレベルでは論じていません。少なくとも今回の【降り方を考える】では人類の存亡の危機を想定しての記事です。環境問題の本質は生態系の破壊と考えていますが、それは人間の生存環境も破壊されると言う意味で使っています。それはこれまでの議論でもお分かり頂いている事と思います。。『環境問題』と言ったから語弊があったのかも知れません。
兎も角、経済でも人口でも成長主義のもとでは、食料の深刻な問題が必ず起こるでしょう。

>食料の大生産国(=先進国でもあります)がその基盤であるエネルギー依存の肥料農薬が使えなくなった場合の世界戦争というのはまだ起こっていません。

これは本当に避けたいものですね。元を辿れば

>エネルギー依存の肥料農薬

の農業が人口の急増を招き、それが石油ピークと共に終焉を迎える訳ですね。正に社会へのドーピング効果ですね。人口(出産の数)は減らしていく方向に進まないと食料危機は非常にシビアになるでしょう。その人口を減らす方向が、出産の自粛ならいいのですが、「戦争で減らす」では悲惨過ぎます。

>飢餓による戦争と言うのはこれまでもずっとその歴史を積み重ねており、

歴史にお詳しい上々さんのこの洞察はその通りだと思います。そして飢饉が来そうな兆候はここのところ色々出ていますね。今年も世界の色々な場所でシビアな兆候が出てきました。  
2010/08/20(Fri) 22:44 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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