-------- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

2006-10-23 00:04
最近、電力会社(や住宅会社)は、「オール電化」を煩いくらいに宣伝している。 例えばレンジとかヒーターとか熱を発生させる装置に電力を使うのは変換 効率から言っておかしくないか? というメールを、元雑誌編集長で現フリーライターの友人からメールが来たので、書かせて頂く。

電力と言うのはクリーンで安全だが高いと言うのが今までのイメージだった。
 先ず、クリーンと言うのは、使う段階の話であって、発電所では、火力はCO2を出すし、水力だって発電所建設はかなりの環境破壊だ。原子力に至っては人類の歴史と比べて半永久的になくならない最悪の放射性核廃棄物を出すのでとんでもない。 
  
 エネルギーのロスは、エネルギーの変換の時と、輸送の時に大きい。
基本的に発熱装置に電力を使う事は、本当に馬鹿げた話である。(コタツは別・・別の機会に書く)

 発電所で化石燃料を燃やしてエネルギーの60%くらいは熱となってロスし、40%くらいが電気になる。そして、電気の輸送で更にロスがあり、その電力をさらに熱に戻す時にロスが生じるわけである。
始めから化石燃料を燃やして発熱させるガスの方が、輸送コスト(ロス)を考えてもエネルギー効率はいいに決まっている。
 つまり比較すればガスのほうが地球環境により優しい。

 オール電化は環境に優しい、経済的と言うのは、かなり眉唾ものだ。経済面はどうでもいいが、地球環境にはかなり悪い。電力会社では省エネをうたっている癖にとんでもない環境破壊をする。
 
 お得なような深夜電力の利用がもっとも危険だ。
 最近エコキュートという給湯システムが出来て従来のヒーター式電気温水器の3倍の熱効率だと謳われている。
 エコキュートってなんかキュートな名前で得体が知れなかったので調べてみたら、単に今までのエアコンと同様のヒートポンプであった。名前をキュートにしただけらしい。従来のヒートポンプと違って、フロンガスの変わりに二酸化炭素を使用するので、オゾン層を破壊しないから「エコ」なんだろう。それとも「エコノミーのエコ」か?でもフロンのかわりに二酸化炭素を使うのは、ヒートポンプでより高温に出来るかららしい。
 まあ、理由がどうであれ、地球に優しければ文句はないが、今までのヒーター式の電気温水器の3倍の熱効率でさえも、エネルギー効率は、直接ガスで熱するよりは悪い。つまり、地球環境にはガスで直接沸かすよりいいわけではない。経済的には安いとの話もあるが、 エコと言う事で国から補助が出ているにも関わらず、導入コストを考えれば普通10年以上かからないと元は取れそうもない。そのうちに装置も寿命が来るかもしれない。しかし、そんな経済の事はどうでもいい。環境コストだ。
 深夜電力は、原子力発電の割合が高くなる。つまり、火力発電や水力発電は深夜に調整して発電量を減らせるが、フットワークの重い原発はそんなわけにはいかないのだ。
つまり、エコキュートなどの深夜電力依存は、原子力発電依存ということになる。
現在30%くらいを占める原発は、それだけの省エネをすればやめる事が出来る計算なのだが
 このような深夜電力依存によって、原発が生活に密着してくるのは恐ろしい事である。
オール電化住宅は間接的に原発肯定ということにさえなってくる。
 
 脱原発の為にも電力の省エネに勤めよう!!

特に深夜電力!!


 このブログをアップする為にも深夜電気を使っている。
これから寒くなるが、大きな電力を消費する暖房の使用だけでも控えようと思う。
スポンサーサイト
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2006/10/23 00:04】 | 原子力 トラックバック(0) |


スモールイズビューティフル
私も雑草さんの言うとおり、エコキュートはおかしいと思っていました。給湯器具が70万円くらいもし、それに対して国から補助金が出ています。

エコキュートのランニングコストが安いのは、深夜電力の料金設定が昼より6~7割安いため(エコキュートは夜にお湯を沸かす)。要するに主に原発で余っている夜の電気(原発は夜も止めることができない)を使わせたいために、電力会社と国がキャンペーンを張っているように思えるのです。

環境にやさしいといいながら、実際にはエコロジーですらないとしたら、とんでもない話ですね。

節電のCM
雑草
 電力会社は、節電のCMをやる一方、非常に多くの電力を使うオール電化のCMもして矛盾してますね。『40パーセントの節電(実現は難しくない。)をして原発をやめよう!』くらいの宣伝したら褒めてあげたいのですが。
 エコキュートはエアコンと比べて高すぎますね。しかもその水は飲用にするなと言うことです。飲めもしない水を暖めておくのは省エネとは言い難いですね。
中々止められない原発って怖いですね。 
スモールイズビューティフル氏は、いつも的確なコメントですね。

 

書き込みします。
翠雨
こんにちは。
オール電化についての記事が上がっていましたので、
早速拝見させて頂きました。

さて、オール電化についてですが、
環境負荷が大きいか小さいかというのは大変難しい議論です。
実際に私もオール電化の給湯とコンロについて
CO2排出量を試算したことがあるのですが、
確かにIHクッキングヒーターと都市ガスコンロについて試算しても
都市ガスコンロの方がCO2排出量が少ないということがわかりました。


記事中に効率について書いてありました。
その中で気になった点がありましたので書かせて頂きます。
まず言えることとして、再生不可能資源を使って且つ排熱ロスが出るのは
「火力発電所」と「原子力発電所」であって、
全発電所から同じだけロスが出るということではないということです。
実際にグラフなどを見ておおよそ効率を計算したところ、
(火力発電と電力発電以外の変換効率は1とした)
全体の電気エネルギーの大体40%程度が排熱ロス+送電ロスであると考えられます。


次にエコキュートについてですが、
実際にCO2排出量を求めてみると、都市ガスやLPガスを使うより
エコキュートで給湯する方がCO2排出量が少なくなりました。
ちなみにこれらは調理時及び給湯時の熱効率も含めて計算しています。
またコンロのCO2排出量とエコキュートのCO2排出量は
環境省・経済産業省が公開している「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」の
CO2排出係数を用いて求めています。


ここで注意しなければならないことは、電力会社によって、また時間帯によって
CO2排出量が変化してしまうということです。
特に時間帯や季節が大きくCO2排出係数を変えるため、
一概に正しいかどうか考え深いものがあります。
この季節と時間帯によるCO2排出係数の変化は現在公開されていません。

そもそも、電気エネルギーのような用途の広いエネルギーを
わざわざ熱エネルギーに変換する必要があるのかどうか、
私もこれはかなり疑問であります。
また電力需要が上がることによって
核廃棄物の排出量を上昇させる恐れが出てくるため、
やはり省エネに尽きるのではないかということも考えられます。
そうなると倫理学的な話になるような気はしますが・・・

稼動時のCO2排出量のみ着目するのは
雑草Z
 連続のコメント書き込み有難う御座います。
 環境負荷の議論なのに、CO2排出量にのみ着目してませんか?CO2などより、放射性核廃棄物のほうがずっと環境負荷は大きいので、その議論は、あまり意味がないと考えます。
 単なるエネルギー効率の話ならば、稼動時のみに着目したCO2排出量で比較してもあくまでそれは原発推進派や電力会社の都合のいい短絡的なデータで、トータルなCO2排出量ではないし、ましてやエネルギー効率ではないでしょう。

>特に時間帯や季節が大きくCO2排出係数を変えるため

と言いますが、その考慮は、あまり意味がないかと考えます。原発は止める事が出来ないので、使ったほうがお得という論理の先にオール電化があるわけですから、危険です。
「水力発電」も作るときは石油を使っていて、耐久年数があります。また、川の生態系を変え、栄養循環を止めるという大きな環境負荷もあります。(それでも原発よりは遥かにいいですが・・)

その他、例えば太陽光発電は、エネルギー産出比が低すぎて、製作時のエネルギーも回収出来ないでしょうが、仮にそれが可能でも、ソーラー発電して、エコキュートで暖めるより、直接ソーラーで暖めた(太陽光発熱)ほうがエネルギー効率はいいでしょう。まあどっちにしても飲料に適さない水ですが(笑)

>火力発電と電力発電以外の変換効率は1とした

とは、どういうことでしょうか?変換効率1は、あり得ないと思いますが?

 原発でCO2削減と言うのは、電力会社や国の詭弁です。原発の費用対効果(アバウトには、エネルギー効率にも考えられるでしょう)は、積み上げ方式で、半永久的な放射性廃棄物の管理には、いくらかかるかわからないのです。(CO2排出量も同様)

>環境省・経済産業省が公開している「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」のCO2排出係数
 
に、放射性核廃棄物の処理まで考慮しているとは、到底考えられません。環境省・経済産業省なら、その処理にはCO2を排出しないなんてとんでもない事を言い出しそうですね。
 
 単純なエネルギー効率を考えるにしても、電力は、2次エネルギーですし、エネルギーのロスが大きいのは、変換時と輸送時ですから、エコキュートが従来の電気温水器よりずっと効率がよくても、直接石油やガスで熱するよりいい効率が得られるとは、考えられません。特に最近のガス湯沸かし器はかなり効率がいい筈です。
電気エネルギーは、高品位のエネルギーで、電子機器や照明機器に使うのは分かりますが、発熱に使うのは、コタツなど、特殊な使い方以外は、愚かでしょう。


ご返答、ありがとうございます。
翠雨
まず、原子力発電所に関する影響と環境負荷については、ほとんど雑草Zさんのおっしゃる通りだと思いますので、ここでは記述させて頂かない事を先に述べます。
以下がコメントです。長々と申し訳ないです。

>環境負荷の議論なのに、CO2排出量にのみ着目してませんか?

オール電化が環境に優しいかどうか(環境負荷はどうか)という話になりますと、核廃棄物以外にも、CO2排出なども考慮しなければならないと考えられます。「CO2などより、放射性核廃棄物のほうがずっと環境負荷は大きい」という環境影響評価についても、確かに核廃棄物による汚染も大きな問題ですが、CO2など温室効果ガス排出によって地球温暖化を引き起こされるというのも大きな問題です。これらを踏まえると、CO2排出量と核廃棄物のどちらが環境負荷が大きいかという問題ではなく、それぞれ独立した状態で、オール電化の環境負荷を考えるのが妥当だと考えられます。


>単なるエネルギー効率の話を、稼動時のみに着目したCO2排出量で比較してもあまり意味がありません。

「始めから化石燃料を燃やして発熱させるガスの方が、輸送コスト(ロス)を考えてもエネルギー効率はいいに決まっている。つまり比較すればガスのほうが地球環境により優しい。オール電化は環境に優しい、経済的と言うのは、かなり眉唾ものだ。」とあります。ということは、調理及び給湯、及び冷暖房に関するエネルギー効率についてと解釈しても宜しいでしょうか。また鍵括弧内の文面から読み取るに、稼動時のエネルギーについて着目していると考えられるのではないでしょうか。
では「オール電化は環境に優しい」について、CO2排出量の観点から考えればどうでしょう。以下は電力会社さんから以前頂いた試算例です。(調理器具が100MJの仕事をする際に出るCO2排出量)

電気:CO2排出量(kg-CO2)=100(MJ)÷(機器効率)÷MJ/kWh(1kWhあたり発生する熱量MJ)×{CO2排出係数(kg-CO2/kWh) }
ガス:CO2排出量(kg-CO2)=100(MJ)÷(機器効率)×{CO2排出係数(t-C/GJ)}×44/12

調理器具の熱効率も含めて考えると、環境負荷が少ないといえるのは都市ガス(主にLNガス)のみであって、逆にLPガスだとCO2排出量は電気を上回ってしまいます。ですから一概にもオール電化の方がCO2に関する環境負荷が大きいとは言いがたいです。
またエコキュートとエコジョーズを比較した場合は、エコキュートの方がCO2排出量が少なくなります。


>>火力発電と電力発電以外の変換効率は1とした
>とは、どういうことでしょうか?変換効率1は、あり得ないと思いますが?

少し文章の書き方がまずかったかもしれません。申し訳ございません。
これはエネルギー効率についての記述です。今回申し上げた変換効率の定義は「再生不可能資源を使って且つ排熱ロスが出る」ことについての変換効率です。よって自然エネルギーを利用するものに関しては変換効率を考慮しないということです。ですから変換効率1としました。で、割合計算をして、これら電気エネルギーに送電ロス(%)を乗算して出た結果が「全体の電気エネルギーの大体40%程度が排熱ロス+送電ロスであると考えられます。」ということです。



>単純なエネルギー効率を考えるにしても、電力は、2次エネルギーですし、エネルギーのロスが大きいのは、変換時と輸送時ですから、エコキュートが従来の電気温水器よりずっと効率がよくても、直接石油やガスで熱するよりいい効率が得られるとは、考えられません。

エコキュートに関して、発電時のエネルギーのみをエネルギー保存則で考えると、エコキュートがガスの効率を超えることがないと考えられますが、実際に電気エネルギー以外にも大気の熱エネルギーを利用しているので、効率と言う観点から見ても、必ずしもエネルギー的にガスより劣っているとはいえないのではないでしょうか。


>>環境省・経済産業省が公開している「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」のCO2排出係数
>に、放射性核廃棄物の処理まで考慮しているとは、到底考えられません。環境省・経済産業省なら、その処理にはCO2を排出しないなんてとんでもない事を言い出しそうですね。

設備設置及び管理運営に関して言うと複雑になってくるのであまり深入りしたくないのですが。まず都市ガスは地下に張り巡らされたガス管の設置及び管理にもエネルギーを使っているのは明らかです。またガス管が拡大していけばしていくほど管理が複雑になっていくことでしょう。LPガスに関しても、各家庭に配達するエネルギーが必要です。
オール電化とガスに関して言えば、あまりに多すぎるインプットとアウトプット、もしくはLCA全てを考え出すときりがないのではと思います。


結論として、オール電化に関して環境負荷が大きいか小さいか、判断しがたいというのが私の考えです。と言いますよりは、未だにオール電化の方が環境負荷が大きいのではないかと疑っています。
何度も申し上げますが、雑草Zさんのおっしゃる通り核廃棄物に関してはオール電化の方が環境負荷が大きく環境に優しくないのではないかと考えます。しかし資源消費はまだしも、CO2排出量を考え出すとオール電化の方が全体的に(厨房はガスによってそう言えない)CO2排出量が少ないと言うことが言え、CO2排出量という観点から見ると、環境に優しいと言えるのではないかと。



オール電化について考えていらっしゃるページがありますので、
こちらに紹介させて頂きます。すでにご存知でしたら申し訳ございません。

「市民のための環境学ガイド」より「オール電化再考」
http://www.yasuienv.net/AllElecReturns.htm




長々とご返答有難う御座います
雑草Z
 翠雨さんの議論もその観点では理路整然としていますね。
  
 純粋に科学で考えれば翠雨さんのおっしゃるとおり、

>CO2排出量と核廃棄物それぞれ独立した状態で、オール電化の環境負荷を考えるのが妥当だと考えられます。

ですが、実際環境問題を考えるにあたって、両者は天秤にかけなければ、意味がありません。難しいとかそういう問題ではなく、実際2者(3者、4者・・)択一の選択になっているわけですから・・

実際CO2温暖化脅威説を背景に原発推進しているということは、CO2のほうが環境負荷は大きいと言う前提でなければならない筈です。でも、そこは無視しています。
そこが、電力会社や国の出鱈目な点です。と言うか、環境評価などしないで、先ず原発ありきでしょう。何度も述べていますが、放射性核廃棄物は、最悪の環境汚染物質で、人類の手に負えませんが、CO2は、生態系を循環し、それ自体は全く恐ろしくありません。
私の
>CO2などより、放射性核廃棄物のほうがずっと環境負荷は大きい
と言う主張に揺るぎはありません。この根拠はこのブログの色々なところに書きましたが、この日の後の(7/21、7/23、7/25・)の翠雨氏がさらにコメント下さったところにも書いています。

>鍵括弧内の文面から読み取るに、

とは、どの部分でしょうか?

>あまりに多すぎるインプットとアウトプット、もしくはLCA全てを考え出すときりがないのではと思います。

との事ですが、翠雨さんのおっしゃるとおりそこまで考えなければ実際は意味がないでしょう。個人には面倒でも、時間とお金と人手がちょっとあれば大した事ではないでしょう。 実際そんな議論がなく原発を推進しているのは、愚かだと考えませんか?それにそんな議論がなくとも、廃棄物処理だけ考えても、原発のほうが議論の余地がないほど効率は悪いでしょう。

>自然エネルギーを利用するものに関しては変換効率を考慮しないということです。ですから変換効率1としました

という翠雨さんの考え方はわかりました。しかし、そこには落とし穴があります。自然エネルギーを利用するものに関しては、それを作ったりメンテナンスする分を石油で行うと(換算すると)エネルギー算出費が1以下になる場合があるからです。1以下でなくとも、そこでの石油の投入は無視できません。結果として、石油の無駄遣いになっている例は沢山あるからです。・・・原発もです。

>CO2排出量についてではなく、これは単にエネルギー効率についての記述です。
 の表現は逆かと思いますが。

>実際にエコキュートのインプットを考えると、電気エネルギー以外にも大気の熱エネルギーを利用しているので

という表現も疑問です。大気のエネルギーを使えるのは温度差が生じたときで、それは外からヒートポンプになした仕事以上にはなれません。その仕事を現場で発動エンジン等で行ったほうが効率はよいでしょう。

私の主張は、都市ガスだとか、LPガスだとか、石油だとかそういう燃料の問題ではなく、どれも、燃やして発電してから、さらに電気エネルギーを熱に変えるより、直接発熱させたほうがいいに決まっているという事です。こういう基本的感覚は大切だと考えます。

  

こんばんは
翠雨
返答が順不同で申し訳ないです。


>実際環境問題を考えるにあたって、両者は天秤にかけなければ、意味がありません。難しいとかそういう問題ではなく、実際2者(3者、4者・・)択一の選択になっているわけですから・・

私の考えとしては、両方を考慮して(或いはまぜこぜにして)白黒を付け出すと、かえって複雑になり、また価値観の違いによって中立的な立場(難しいですが)を失いやすくなるのではという考えを持っています。「CO2排出量と核廃棄物のどちらが環境負荷が大きいかという問題ではなく、それぞれを独立させて考える(CO2はどうか、核廃棄量はどうか・・・)」ことが必要だと述べた理由には、オール電化の「メリット」と「デメリット」を項目別に分けることによって、どのような環境影響があり、それはどうなのかということが明確になり、且つ通常簡単に理解しやすくなるのではと考えたからということも含んでいます(これはあまりに長かったので、1つ前のコメントでは削除していましたが)。特に一般の方々に理解しやすい方法で示すのがいいですから。

>実際CO2温暖化脅威説を背景に原発推進しているということは、CO2のほうが環境負荷は大きいと言う前提でなければならない筈です。

あまり深く考えていません。私はオール電化の経済的、国家及び社会的背景は全く考えていません。つまりオール電化のエコ云々がどうかではなく、オール電化によるアウトプットの評価しか行わないという姿勢を呈しているつもりです。上にも述べたとおり、物事には何らかのメリットとデメリットが存在するわけですから、それを探りたいという気持ちの下、この問題を今扱っています。
しかし話は変わりますが、考えてみると、オール電化も原発推進になるというのは10年、20年単位で考えれば未来的に言えることになるかもしれませんね。



>CO2は、生態系を循環し、それ自体は全く恐ろしくありません。

確かに雑草Zさんのおっしゃるとおりです。しかし、CO2の絶対量が増えているということを考えると、それそのものが恐ろしくはなくとも、それによる影響が脅威といえるのではないでしょうか。また一般家庭から排出されるCO2は、1世帯辺りは大した量でなくとも、世界的に見れば圧倒的に多い量であることが言えます。現に増加しているということは、少なくとも地球の浄化力を上回っているということが言えると思います。

>>鍵括弧内の文面から読み取るに、
>とは、どの部分でしょうか?

「始めから化石燃料を燃やして発熱させるガスの方が、輸送コスト(ロス)を考えてもエネルギー効率はいいに決まっている。つまり比較すればガスのほうが地球環境により優しい。オール電化は環境に優しい、経済的と言うのは、かなり眉唾ものだ。」のことです。

>>あまりに多すぎるインプットとアウトプット、もしくはLCA全てを考え出すときりがないのではと思います。
>との事ですが、翠雨さんのおっしゃるとおりそこまで考えなければ実際は意味がないでしょう。

個人的にも明確にしたいところですが、計算するのはあれなので、データがあれば是非見てみたいという気持ちでいっぱいです。


>実際そんな議論がなく原発を推進しているのは、愚かだと考えませんか?それにそんな議論がなくとも、廃棄物処理だけ考えても、原発のほうが議論の余地がないほど効率は悪いでしょう。

おっしゃる通りです。しかし本当に議論なく推していると言うことはあり得ないでしょう。少なくとも中には懸念していらっしゃる方はいるはずです。

>それを作ったりメンテナンスする分を石油で行うと(換算すると)エネルギー算出費が1以下になる場合があるからです。1以下でなくとも、そこでの石油の投入は無視できません。

それは否めません。しかし考慮したとしても、効率計算をしている上で割合計算をしているので、それぞれの発電所の基数にもよりますが、絶対的に排熱量の多い火力発電と原子力発電の比率から考えると、割合には影響を与えても大きく値が変わるとは考えられないです。


>大気のエネルギーを使えるのは温度差が生じたときで、それは外からヒートポンプになした仕事以上にはなれません。

ヒートポンプの構造上で、通常大気に触れる部分はかなり冷たい状態です(どの程度かはちょっと)。つまり管内と大気に温度差が生じているので、結果エネルギーを得ていると言うことが言えます。効率は構造を工夫すれば十分上げられます。たとえるならば、一種の空冷の逆といえるのではないでしょうか。ちなみに、そういった構造をしているわけですから、現に通常のエコキュートは寒冷地で使えません。寒冷地仕様もあるそうですが。



>直接発熱させたほうがいいに決まっているという事です。こういう基本的感覚は大切だと考えます。

私自身、なぜこの問題を扱ったかという理由として、「IHクッキングヒーターは2次エネルギーを使用している。こんな熱→運動→電気→熱なんて無駄な変換をするより、調理は直接ガスで熱した方が効率がいいに決まっている。」という考えからでした。実際にこの問題に関してレポートを作成し、理解と議論を深めた経験、また調べていった結果、自分の「絶対そうだ」という考えを打ち消されたという経験を持っています。

また、雑草Zさんの話も踏まえて、私の考えでオール電化を評価するなら。

メリット
CO2排出量は少ない(年単位など長期的に見れば大きく値が出るのではないかと考えます)

デメリット
・資源消費は大きい
・核廃棄物の排出量大きい

ただし、一般家庭でも十分電気は使っているので、大きい小さいという言葉は比較しているだけだということを忘れてはいけませんね。

順不同でも構いませんが、
雑草Z
 あまり意味が通じていませんね。ほぼ全内容に異議がありますが、絞って返答いたします。

 本文にもはっきり書いていますが、私は脱原発の必要性をかいています。「火力発電も環境負荷は大きいけれど、原発よりは遥かにまし」と言う事を論じています。

>両方を考慮して(或いはまぜこぜにして)白黒を付け出すと

って、そうして脱原発を主張するのです。
「それぞれメリットはあり甲乙つけがたい」なんてレベルではありません。


>つまりオール電化のエコ云々がどうかではなく、オール電化によるアウトプットの評価しか行わないという姿勢を呈しているつもりです

ならば、議論の余地はありませんね。アウトプットの評価しかしなくては、ほとんど意味がありませんので、議論するつもりはありません。時間の無駄です。記事の趣旨をご確認の上、コメント下さい。

>メリット CO2排出量は少ない

とコメントしてますが、一方この後に
【地震より遥かに恐ろしい災害】にコメントして
原発について

>かえって石油消費とウラン消費を同時にしているような気になって、
あんまり有用的でないなというのが今の私の考えです。

とかいているでしょう。そのとおりです。そしてなおかつ最高に危険です。


エコキュート(ヒートポンプ)について、

>ヒートポンプの構造上で、通常大気に触れる部分はかなり冷たい状態です

って、それは断熱膨張によるものです。外部からした仕事の結果です。温度差でその仕事の効率を1に近づけようとしているだけで、1を超えません。カルノー サイクルです。
 電力会社の人はあたかも大気の熱エネルギーを吸収しているような事を書いているようですが、システムで考えると、差し引きの系の熱は放出しています。熱力学の基本を理解していないのでしょう。そんなことが出来たら、エントロピーの法則に反します。第2種永久運動機関です。まあ、第2種永久運動機関は夢はありますが・・・

 


翠雨
>本文にもはっきり書いていますが、私は脱原発の必要性をかいています。

それはおっしゃる通りですが、オール電化はクリーンかどうかという題から、私はそれ以外の環境負荷を考えるべきではと述べるつもりで書いています。

>「それぞれメリットはあり甲乙つけがたい」なんてレベルではありません。

いえ、私はメリットのみを主張したいのではないのですが・・・
それぞれのメリットとは原発をさしているわけではなく、
あくまでオール電化を指していっています。

>アウトプットの評価しかしなくては、ほとんど意味がありませんので、議論するつもりはありません。記事の趣旨をご確認の上、コメント下さい。

アウトプットの評価をすると言っているのですが。文面的にちょっと意図が伝わってきません。
また記事の内容にもあるように、原発以外に
オール電化はクリーンかどうか疑うという旨がありますね。
確かに雑草Zさんの意図に反したコメントであったかもしれませんが、
オール電化がクリーンかどうかという話が書いてあるので、
それに対してCO2排出量はどうなのかという話を書きました。

>石油消費とウラン消費を同時に消費している
とは申し上げました。確かにCO2は余計に排出してはいますが、だからと言って、
たとえCO2排出係数にそれらが含まれていない状態であっても、
或いは原発の基数と世帯数との比から考えても、1世帯に対するCO2排出量に対するの変化量が大きいとは
私の考えの範囲ではあまり考えられないのですが。

とりあえず、特に気になったことを抜粋して書かせて頂きました。

翠雨氏の姿勢は、ある程度理解致しました
雑草Z
 オール電化はクリーンか?ということに対して、深夜電力を使い、原発に繋がるから、クリーンでないと言う主張だけでも十分かと考えますが、確かに、翠雨氏の言うようにそれ以外の部分で比べて書いた部分を受けてのコメントである事が上のコメントでわかりました。

>オール電化のエコ云々がどうかではなく、オール電化によるアウトプットの評価しか行わないという姿勢

と言う意味はそう意味ですね。分かりました。確かに

>経済的、国家及び社会的背景

を考えないで純粋に科学するのもひとつの方法で、逆に真実が見える場合もあるでしょう。


それで、CO2排出量の部分に着目したのも理解できました。
 私の着目している部分が翠雨氏の意図と違っていたわけですね。それは失礼致しました。

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
私も雑草さんの言うとおり、エコキュートはおかしいと思っていました。給湯器具が70万円くらいもし、それに対して国から補助金が出ています。

エコキュートのランニングコストが安いのは、深夜電力の料金設定が昼より6~7割安いため(エコキュートは夜にお湯を沸かす)。要するに主に原発で余っている夜の電気(原発は夜も止めることができない)を使わせたいために、電力会社と国がキャンペーンを張っているように思えるのです。

環境にやさしいといいながら、実際にはエコロジーですらないとしたら、とんでもない話ですね。
2006/10/24(Tue) 14:58 | URL  | スモールイズビューティフル #-[ 編集]
節電のCM
 電力会社は、節電のCMをやる一方、非常に多くの電力を使うオール電化のCMもして矛盾してますね。『40パーセントの節電(実現は難しくない。)をして原発をやめよう!』くらいの宣伝したら褒めてあげたいのですが。
 エコキュートはエアコンと比べて高すぎますね。しかもその水は飲用にするなと言うことです。飲めもしない水を暖めておくのは省エネとは言い難いですね。
中々止められない原発って怖いですね。 
スモールイズビューティフル氏は、いつも的確なコメントですね。

 
2006/10/26(Thu) 00:55 | URL  | 雑草 #SAV8FvZY[ 編集]
書き込みします。
こんにちは。
オール電化についての記事が上がっていましたので、
早速拝見させて頂きました。

さて、オール電化についてですが、
環境負荷が大きいか小さいかというのは大変難しい議論です。
実際に私もオール電化の給湯とコンロについて
CO2排出量を試算したことがあるのですが、
確かにIHクッキングヒーターと都市ガスコンロについて試算しても
都市ガスコンロの方がCO2排出量が少ないということがわかりました。


記事中に効率について書いてありました。
その中で気になった点がありましたので書かせて頂きます。
まず言えることとして、再生不可能資源を使って且つ排熱ロスが出るのは
「火力発電所」と「原子力発電所」であって、
全発電所から同じだけロスが出るということではないということです。
実際にグラフなどを見ておおよそ効率を計算したところ、
(火力発電と電力発電以外の変換効率は1とした)
全体の電気エネルギーの大体40%程度が排熱ロス+送電ロスであると考えられます。


次にエコキュートについてですが、
実際にCO2排出量を求めてみると、都市ガスやLPガスを使うより
エコキュートで給湯する方がCO2排出量が少なくなりました。
ちなみにこれらは調理時及び給湯時の熱効率も含めて計算しています。
またコンロのCO2排出量とエコキュートのCO2排出量は
環境省・経済産業省が公開している「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」の
CO2排出係数を用いて求めています。


ここで注意しなければならないことは、電力会社によって、また時間帯によって
CO2排出量が変化してしまうということです。
特に時間帯や季節が大きくCO2排出係数を変えるため、
一概に正しいかどうか考え深いものがあります。
この季節と時間帯によるCO2排出係数の変化は現在公開されていません。

そもそも、電気エネルギーのような用途の広いエネルギーを
わざわざ熱エネルギーに変換する必要があるのかどうか、
私もこれはかなり疑問であります。
また電力需要が上がることによって
核廃棄物の排出量を上昇させる恐れが出てくるため、
やはり省エネに尽きるのではないかということも考えられます。
そうなると倫理学的な話になるような気はしますが・・・
2007/07/24(Tue) 15:42 | URL  | 翠雨 #DyttvPNA[ 編集]
稼動時のCO2排出量のみ着目するのは
 連続のコメント書き込み有難う御座います。
 環境負荷の議論なのに、CO2排出量にのみ着目してませんか?CO2などより、放射性核廃棄物のほうがずっと環境負荷は大きいので、その議論は、あまり意味がないと考えます。
 単なるエネルギー効率の話ならば、稼動時のみに着目したCO2排出量で比較してもあくまでそれは原発推進派や電力会社の都合のいい短絡的なデータで、トータルなCO2排出量ではないし、ましてやエネルギー効率ではないでしょう。

>特に時間帯や季節が大きくCO2排出係数を変えるため

と言いますが、その考慮は、あまり意味がないかと考えます。原発は止める事が出来ないので、使ったほうがお得という論理の先にオール電化があるわけですから、危険です。
「水力発電」も作るときは石油を使っていて、耐久年数があります。また、川の生態系を変え、栄養循環を止めるという大きな環境負荷もあります。(それでも原発よりは遥かにいいですが・・)

その他、例えば太陽光発電は、エネルギー産出比が低すぎて、製作時のエネルギーも回収出来ないでしょうが、仮にそれが可能でも、ソーラー発電して、エコキュートで暖めるより、直接ソーラーで暖めた(太陽光発熱)ほうがエネルギー効率はいいでしょう。まあどっちにしても飲料に適さない水ですが(笑)

>火力発電と電力発電以外の変換効率は1とした

とは、どういうことでしょうか?変換効率1は、あり得ないと思いますが?

 原発でCO2削減と言うのは、電力会社や国の詭弁です。原発の費用対効果(アバウトには、エネルギー効率にも考えられるでしょう)は、積み上げ方式で、半永久的な放射性廃棄物の管理には、いくらかかるかわからないのです。(CO2排出量も同様)

>環境省・経済産業省が公開している「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」のCO2排出係数
 
に、放射性核廃棄物の処理まで考慮しているとは、到底考えられません。環境省・経済産業省なら、その処理にはCO2を排出しないなんてとんでもない事を言い出しそうですね。
 
 単純なエネルギー効率を考えるにしても、電力は、2次エネルギーですし、エネルギーのロスが大きいのは、変換時と輸送時ですから、エコキュートが従来の電気温水器よりずっと効率がよくても、直接石油やガスで熱するよりいい効率が得られるとは、考えられません。特に最近のガス湯沸かし器はかなり効率がいい筈です。
電気エネルギーは、高品位のエネルギーで、電子機器や照明機器に使うのは分かりますが、発熱に使うのは、コタツなど、特殊な使い方以外は、愚かでしょう。
2007/07/26(Thu) 00:31 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
ご返答、ありがとうございます。
まず、原子力発電所に関する影響と環境負荷については、ほとんど雑草Zさんのおっしゃる通りだと思いますので、ここでは記述させて頂かない事を先に述べます。
以下がコメントです。長々と申し訳ないです。

>環境負荷の議論なのに、CO2排出量にのみ着目してませんか?

オール電化が環境に優しいかどうか(環境負荷はどうか)という話になりますと、核廃棄物以外にも、CO2排出なども考慮しなければならないと考えられます。「CO2などより、放射性核廃棄物のほうがずっと環境負荷は大きい」という環境影響評価についても、確かに核廃棄物による汚染も大きな問題ですが、CO2など温室効果ガス排出によって地球温暖化を引き起こされるというのも大きな問題です。これらを踏まえると、CO2排出量と核廃棄物のどちらが環境負荷が大きいかという問題ではなく、それぞれ独立した状態で、オール電化の環境負荷を考えるのが妥当だと考えられます。


>単なるエネルギー効率の話を、稼動時のみに着目したCO2排出量で比較してもあまり意味がありません。

「始めから化石燃料を燃やして発熱させるガスの方が、輸送コスト(ロス)を考えてもエネルギー効率はいいに決まっている。つまり比較すればガスのほうが地球環境により優しい。オール電化は環境に優しい、経済的と言うのは、かなり眉唾ものだ。」とあります。ということは、調理及び給湯、及び冷暖房に関するエネルギー効率についてと解釈しても宜しいでしょうか。また鍵括弧内の文面から読み取るに、稼動時のエネルギーについて着目していると考えられるのではないでしょうか。
では「オール電化は環境に優しい」について、CO2排出量の観点から考えればどうでしょう。以下は電力会社さんから以前頂いた試算例です。(調理器具が100MJの仕事をする際に出るCO2排出量)

電気:CO2排出量(kg-CO2)=100(MJ)÷(機器効率)÷MJ/kWh(1kWhあたり発生する熱量MJ)×{CO2排出係数(kg-CO2/kWh) }
ガス:CO2排出量(kg-CO2)=100(MJ)÷(機器効率)×{CO2排出係数(t-C/GJ)}×44/12

調理器具の熱効率も含めて考えると、環境負荷が少ないといえるのは都市ガス(主にLNガス)のみであって、逆にLPガスだとCO2排出量は電気を上回ってしまいます。ですから一概にもオール電化の方がCO2に関する環境負荷が大きいとは言いがたいです。
またエコキュートとエコジョーズを比較した場合は、エコキュートの方がCO2排出量が少なくなります。


>>火力発電と電力発電以外の変換効率は1とした
>とは、どういうことでしょうか?変換効率1は、あり得ないと思いますが?

少し文章の書き方がまずかったかもしれません。申し訳ございません。
これはエネルギー効率についての記述です。今回申し上げた変換効率の定義は「再生不可能資源を使って且つ排熱ロスが出る」ことについての変換効率です。よって自然エネルギーを利用するものに関しては変換効率を考慮しないということです。ですから変換効率1としました。で、割合計算をして、これら電気エネルギーに送電ロス(%)を乗算して出た結果が「全体の電気エネルギーの大体40%程度が排熱ロス+送電ロスであると考えられます。」ということです。



>単純なエネルギー効率を考えるにしても、電力は、2次エネルギーですし、エネルギーのロスが大きいのは、変換時と輸送時ですから、エコキュートが従来の電気温水器よりずっと効率がよくても、直接石油やガスで熱するよりいい効率が得られるとは、考えられません。

エコキュートに関して、発電時のエネルギーのみをエネルギー保存則で考えると、エコキュートがガスの効率を超えることがないと考えられますが、実際に電気エネルギー以外にも大気の熱エネルギーを利用しているので、効率と言う観点から見ても、必ずしもエネルギー的にガスより劣っているとはいえないのではないでしょうか。


>>環境省・経済産業省が公開している「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」のCO2排出係数
>に、放射性核廃棄物の処理まで考慮しているとは、到底考えられません。環境省・経済産業省なら、その処理にはCO2を排出しないなんてとんでもない事を言い出しそうですね。

設備設置及び管理運営に関して言うと複雑になってくるのであまり深入りしたくないのですが。まず都市ガスは地下に張り巡らされたガス管の設置及び管理にもエネルギーを使っているのは明らかです。またガス管が拡大していけばしていくほど管理が複雑になっていくことでしょう。LPガスに関しても、各家庭に配達するエネルギーが必要です。
オール電化とガスに関して言えば、あまりに多すぎるインプットとアウトプット、もしくはLCA全てを考え出すときりがないのではと思います。


結論として、オール電化に関して環境負荷が大きいか小さいか、判断しがたいというのが私の考えです。と言いますよりは、未だにオール電化の方が環境負荷が大きいのではないかと疑っています。
何度も申し上げますが、雑草Zさんのおっしゃる通り核廃棄物に関してはオール電化の方が環境負荷が大きく環境に優しくないのではないかと考えます。しかし資源消費はまだしも、CO2排出量を考え出すとオール電化の方が全体的に(厨房はガスによってそう言えない)CO2排出量が少ないと言うことが言え、CO2排出量という観点から見ると、環境に優しいと言えるのではないかと。



オール電化について考えていらっしゃるページがありますので、
こちらに紹介させて頂きます。すでにご存知でしたら申し訳ございません。

「市民のための環境学ガイド」より「オール電化再考」
http://www.yasuienv.net/AllElecReturns.htm


2007/07/26(Thu) 20:07 | URL  | 翠雨 #DyttvPNA[ 編集]
長々とご返答有難う御座います
 翠雨さんの議論もその観点では理路整然としていますね。
  
 純粋に科学で考えれば翠雨さんのおっしゃるとおり、

>CO2排出量と核廃棄物それぞれ独立した状態で、オール電化の環境負荷を考えるのが妥当だと考えられます。

ですが、実際環境問題を考えるにあたって、両者は天秤にかけなければ、意味がありません。難しいとかそういう問題ではなく、実際2者(3者、4者・・)択一の選択になっているわけですから・・

実際CO2温暖化脅威説を背景に原発推進しているということは、CO2のほうが環境負荷は大きいと言う前提でなければならない筈です。でも、そこは無視しています。
そこが、電力会社や国の出鱈目な点です。と言うか、環境評価などしないで、先ず原発ありきでしょう。何度も述べていますが、放射性核廃棄物は、最悪の環境汚染物質で、人類の手に負えませんが、CO2は、生態系を循環し、それ自体は全く恐ろしくありません。
私の
>CO2などより、放射性核廃棄物のほうがずっと環境負荷は大きい
と言う主張に揺るぎはありません。この根拠はこのブログの色々なところに書きましたが、この日の後の(7/21、7/23、7/25・)の翠雨氏がさらにコメント下さったところにも書いています。

>鍵括弧内の文面から読み取るに、

とは、どの部分でしょうか?

>あまりに多すぎるインプットとアウトプット、もしくはLCA全てを考え出すときりがないのではと思います。

との事ですが、翠雨さんのおっしゃるとおりそこまで考えなければ実際は意味がないでしょう。個人には面倒でも、時間とお金と人手がちょっとあれば大した事ではないでしょう。 実際そんな議論がなく原発を推進しているのは、愚かだと考えませんか?それにそんな議論がなくとも、廃棄物処理だけ考えても、原発のほうが議論の余地がないほど効率は悪いでしょう。

>自然エネルギーを利用するものに関しては変換効率を考慮しないということです。ですから変換効率1としました

という翠雨さんの考え方はわかりました。しかし、そこには落とし穴があります。自然エネルギーを利用するものに関しては、それを作ったりメンテナンスする分を石油で行うと(換算すると)エネルギー算出費が1以下になる場合があるからです。1以下でなくとも、そこでの石油の投入は無視できません。結果として、石油の無駄遣いになっている例は沢山あるからです。・・・原発もです。

>CO2排出量についてではなく、これは単にエネルギー効率についての記述です。
 の表現は逆かと思いますが。

>実際にエコキュートのインプットを考えると、電気エネルギー以外にも大気の熱エネルギーを利用しているので

という表現も疑問です。大気のエネルギーを使えるのは温度差が生じたときで、それは外からヒートポンプになした仕事以上にはなれません。その仕事を現場で発動エンジン等で行ったほうが効率はよいでしょう。

私の主張は、都市ガスだとか、LPガスだとか、石油だとかそういう燃料の問題ではなく、どれも、燃やして発電してから、さらに電気エネルギーを熱に変えるより、直接発熱させたほうがいいに決まっているという事です。こういう基本的感覚は大切だと考えます。

  
2007/07/26(Thu) 22:58 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
こんばんは
返答が順不同で申し訳ないです。


>実際環境問題を考えるにあたって、両者は天秤にかけなければ、意味がありません。難しいとかそういう問題ではなく、実際2者(3者、4者・・)択一の選択になっているわけですから・・

私の考えとしては、両方を考慮して(或いはまぜこぜにして)白黒を付け出すと、かえって複雑になり、また価値観の違いによって中立的な立場(難しいですが)を失いやすくなるのではという考えを持っています。「CO2排出量と核廃棄物のどちらが環境負荷が大きいかという問題ではなく、それぞれを独立させて考える(CO2はどうか、核廃棄量はどうか・・・)」ことが必要だと述べた理由には、オール電化の「メリット」と「デメリット」を項目別に分けることによって、どのような環境影響があり、それはどうなのかということが明確になり、且つ通常簡単に理解しやすくなるのではと考えたからということも含んでいます(これはあまりに長かったので、1つ前のコメントでは削除していましたが)。特に一般の方々に理解しやすい方法で示すのがいいですから。

>実際CO2温暖化脅威説を背景に原発推進しているということは、CO2のほうが環境負荷は大きいと言う前提でなければならない筈です。

あまり深く考えていません。私はオール電化の経済的、国家及び社会的背景は全く考えていません。つまりオール電化のエコ云々がどうかではなく、オール電化によるアウトプットの評価しか行わないという姿勢を呈しているつもりです。上にも述べたとおり、物事には何らかのメリットとデメリットが存在するわけですから、それを探りたいという気持ちの下、この問題を今扱っています。
しかし話は変わりますが、考えてみると、オール電化も原発推進になるというのは10年、20年単位で考えれば未来的に言えることになるかもしれませんね。



>CO2は、生態系を循環し、それ自体は全く恐ろしくありません。

確かに雑草Zさんのおっしゃるとおりです。しかし、CO2の絶対量が増えているということを考えると、それそのものが恐ろしくはなくとも、それによる影響が脅威といえるのではないでしょうか。また一般家庭から排出されるCO2は、1世帯辺りは大した量でなくとも、世界的に見れば圧倒的に多い量であることが言えます。現に増加しているということは、少なくとも地球の浄化力を上回っているということが言えると思います。

>>鍵括弧内の文面から読み取るに、
>とは、どの部分でしょうか?

「始めから化石燃料を燃やして発熱させるガスの方が、輸送コスト(ロス)を考えてもエネルギー効率はいいに決まっている。つまり比較すればガスのほうが地球環境により優しい。オール電化は環境に優しい、経済的と言うのは、かなり眉唾ものだ。」のことです。

>>あまりに多すぎるインプットとアウトプット、もしくはLCA全てを考え出すときりがないのではと思います。
>との事ですが、翠雨さんのおっしゃるとおりそこまで考えなければ実際は意味がないでしょう。

個人的にも明確にしたいところですが、計算するのはあれなので、データがあれば是非見てみたいという気持ちでいっぱいです。


>実際そんな議論がなく原発を推進しているのは、愚かだと考えませんか?それにそんな議論がなくとも、廃棄物処理だけ考えても、原発のほうが議論の余地がないほど効率は悪いでしょう。

おっしゃる通りです。しかし本当に議論なく推していると言うことはあり得ないでしょう。少なくとも中には懸念していらっしゃる方はいるはずです。

>それを作ったりメンテナンスする分を石油で行うと(換算すると)エネルギー算出費が1以下になる場合があるからです。1以下でなくとも、そこでの石油の投入は無視できません。

それは否めません。しかし考慮したとしても、効率計算をしている上で割合計算をしているので、それぞれの発電所の基数にもよりますが、絶対的に排熱量の多い火力発電と原子力発電の比率から考えると、割合には影響を与えても大きく値が変わるとは考えられないです。


>大気のエネルギーを使えるのは温度差が生じたときで、それは外からヒートポンプになした仕事以上にはなれません。

ヒートポンプの構造上で、通常大気に触れる部分はかなり冷たい状態です(どの程度かはちょっと)。つまり管内と大気に温度差が生じているので、結果エネルギーを得ていると言うことが言えます。効率は構造を工夫すれば十分上げられます。たとえるならば、一種の空冷の逆といえるのではないでしょうか。ちなみに、そういった構造をしているわけですから、現に通常のエコキュートは寒冷地で使えません。寒冷地仕様もあるそうですが。



>直接発熱させたほうがいいに決まっているという事です。こういう基本的感覚は大切だと考えます。

私自身、なぜこの問題を扱ったかという理由として、「IHクッキングヒーターは2次エネルギーを使用している。こんな熱→運動→電気→熱なんて無駄な変換をするより、調理は直接ガスで熱した方が効率がいいに決まっている。」という考えからでした。実際にこの問題に関してレポートを作成し、理解と議論を深めた経験、また調べていった結果、自分の「絶対そうだ」という考えを打ち消されたという経験を持っています。

また、雑草Zさんの話も踏まえて、私の考えでオール電化を評価するなら。

メリット
CO2排出量は少ない(年単位など長期的に見れば大きく値が出るのではないかと考えます)

デメリット
・資源消費は大きい
・核廃棄物の排出量大きい

ただし、一般家庭でも十分電気は使っているので、大きい小さいという言葉は比較しているだけだということを忘れてはいけませんね。
2007/07/27(Fri) 22:39 | URL  | 翠雨 #DyttvPNA[ 編集]
順不同でも構いませんが、
 あまり意味が通じていませんね。ほぼ全内容に異議がありますが、絞って返答いたします。

 本文にもはっきり書いていますが、私は脱原発の必要性をかいています。「火力発電も環境負荷は大きいけれど、原発よりは遥かにまし」と言う事を論じています。

>両方を考慮して(或いはまぜこぜにして)白黒を付け出すと

って、そうして脱原発を主張するのです。
「それぞれメリットはあり甲乙つけがたい」なんてレベルではありません。


>つまりオール電化のエコ云々がどうかではなく、オール電化によるアウトプットの評価しか行わないという姿勢を呈しているつもりです

ならば、議論の余地はありませんね。アウトプットの評価しかしなくては、ほとんど意味がありませんので、議論するつもりはありません。時間の無駄です。記事の趣旨をご確認の上、コメント下さい。

>メリット CO2排出量は少ない

とコメントしてますが、一方この後に
【地震より遥かに恐ろしい災害】にコメントして
原発について

>かえって石油消費とウラン消費を同時にしているような気になって、
あんまり有用的でないなというのが今の私の考えです。

とかいているでしょう。そのとおりです。そしてなおかつ最高に危険です。


エコキュート(ヒートポンプ)について、

>ヒートポンプの構造上で、通常大気に触れる部分はかなり冷たい状態です

って、それは断熱膨張によるものです。外部からした仕事の結果です。温度差でその仕事の効率を1に近づけようとしているだけで、1を超えません。カルノー サイクルです。
 電力会社の人はあたかも大気の熱エネルギーを吸収しているような事を書いているようですが、システムで考えると、差し引きの系の熱は放出しています。熱力学の基本を理解していないのでしょう。そんなことが出来たら、エントロピーの法則に反します。第2種永久運動機関です。まあ、第2種永久運動機関は夢はありますが・・・

 
2007/07/28(Sat) 00:52 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
>本文にもはっきり書いていますが、私は脱原発の必要性をかいています。

それはおっしゃる通りですが、オール電化はクリーンかどうかという題から、私はそれ以外の環境負荷を考えるべきではと述べるつもりで書いています。

>「それぞれメリットはあり甲乙つけがたい」なんてレベルではありません。

いえ、私はメリットのみを主張したいのではないのですが・・・
それぞれのメリットとは原発をさしているわけではなく、
あくまでオール電化を指していっています。

>アウトプットの評価しかしなくては、ほとんど意味がありませんので、議論するつもりはありません。記事の趣旨をご確認の上、コメント下さい。

アウトプットの評価をすると言っているのですが。文面的にちょっと意図が伝わってきません。
また記事の内容にもあるように、原発以外に
オール電化はクリーンかどうか疑うという旨がありますね。
確かに雑草Zさんの意図に反したコメントであったかもしれませんが、
オール電化がクリーンかどうかという話が書いてあるので、
それに対してCO2排出量はどうなのかという話を書きました。

>石油消費とウラン消費を同時に消費している
とは申し上げました。確かにCO2は余計に排出してはいますが、だからと言って、
たとえCO2排出係数にそれらが含まれていない状態であっても、
或いは原発の基数と世帯数との比から考えても、1世帯に対するCO2排出量に対するの変化量が大きいとは
私の考えの範囲ではあまり考えられないのですが。

とりあえず、特に気になったことを抜粋して書かせて頂きました。
2007/07/28(Sat) 01:12 | URL  | 翠雨 #DyttvPNA[ 編集]
翠雨氏の姿勢は、ある程度理解致しました
 オール電化はクリーンか?ということに対して、深夜電力を使い、原発に繋がるから、クリーンでないと言う主張だけでも十分かと考えますが、確かに、翠雨氏の言うようにそれ以外の部分で比べて書いた部分を受けてのコメントである事が上のコメントでわかりました。

>オール電化のエコ云々がどうかではなく、オール電化によるアウトプットの評価しか行わないという姿勢

と言う意味はそう意味ですね。分かりました。確かに

>経済的、国家及び社会的背景

を考えないで純粋に科学するのもひとつの方法で、逆に真実が見える場合もあるでしょう。


それで、CO2排出量の部分に着目したのも理解できました。
 私の着目している部分が翠雨氏の意図と違っていたわけですね。それは失礼致しました。
2007/07/28(Sat) 02:44 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。