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2006-10-16 23:04
 "カーボンニュートラル"とネットで検索すると、日本ではまだ、この言葉が「定着していない新しい言葉」なので、その概念を説明するページに出合う。または、カーボンニュートラルとしてバイオマスやぺレット等のグリーンエネルギーに取り組んでいる会社のHPに辿り付く場合が多い。これはこれで、今まで私が危惧してきた問題点も内包している。


 さて、「Carbon Neutral"と英語で検索したら、凄い事になっていた。かなり、日本と事情が違う。ヨーロッパは勿論、アメリカでさえ日本より環境意識は数段高い事もわかった。
 しかし、ビジネスの方向に向かっているものがかなり多い。
 どのようなHPかと言うと、『貴方個人の生活や家族、または、貴方の会社の環境負荷を、CO2排出量に換算しましょう。そしてそれをカーボンニュートラルにするサポートをしましょう』というような企業のオンパレードだ。
 こういう会社がどんどん出て来ている欧米はある意味素晴らしい。今の日本でこんな会社をやっても潰れてしまうかもしれない。
 
 自分のCO2排出量を知り、自分1人で、あるいは自分の会社で未開の国の人の何倍(何百倍)ものCO2排出をしているかを思い知るのはいいことだ。自分1人で、どの位の雑草なり大木なりの光合成とつり合うか自覚するのはいいことだ。そうすれば経済縮小しなければならない事も痛感するだろう

 しかしこれで終わりではない。何でもビジネスチャンスに結び付けるアメリカだ!
『貴方や貴方の会社がカーボンニュートラルを達成するお手伝いをする』と言う事らしい。
 これも一見素晴らしい事だ。自分の家なり自分の会社がカーボンニュートラルでCO2排出量0なら、社会に貢献している気にもなれるし、社会評価もいいだろう。きっと欧米ではそう言う風潮が出来つつあるのだろう。
省エネをしっかり実施するようになっただけでも素晴らしい。

しかし、それだけでは、カーボンニュートラル請負会社は儲からないだろう。だから次に、グリーンエネルギーの導入や、植樹、CO2排出権の購入となるわけだ。

 先ず、グリーンエネルギーとしてバイオマス燃料のサトウキビなどを、砂漠やゴルフ場や、さら地に植えていって緑を増やしてゆくなら結構だ。しかし、そんなに土地があるのだろうか?不良国債のように、乱発行して、実体のないものにならないか?または、逆にその為にもともとの草地をサトウキビ畑に変えたり、どんどん木を切ってバイオマスにしていったら森や林がなくなってしまう。

 次に、植樹でCO2排出をカバーする事について考える。アバウトに、そこそこの大きさの木1本が人1人のCO2を吸収してくれる。営業で絶えず走っている車1台のCO2なら、木100本じゃ足りないだろう。トラック1台にもさらに何百本の木。
 植樹でカバーするなら、そこここで、空き地という空き地、砂漠、に植樹されなければならないし、それでもその木が生長するまでは、借金だ!

 CO2排出権の購入については前回「金融機関のCN」に書かせて戴いた通りだ。100%とは言わないが、かなりにマネーゲームになっている。


 以上、カーボンニュートラルを達成させる為には、今のエネルギー使用状況では無理がある事を述べたい。今の状態だったら、カーボンニュートラルは不良債券のように、ただの紙切れと同じくなり、カーボンニュートラルの会社に任せた個人なり企業も自己満足で終わる可能性が高いと見る。

 カーボンニュートラル請負会社をはじめたいくつかの企業は純粋に地球環境を憂慮して始めたのだと信じたいが、ビジネスチャンスとして、CO2排出権の売買会社のように起業した人達も多いのではなかろうか?彼等は本当に地球環境を考慮したカーボンニュートラルを責任を持って実行してくれるのだろうか?

CN(カーボンニュートラル)
CM(コマーシャル)になってゆく事を憂慮する。
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【2006/10/16 23:04】 | CO2 トラックバック(0) |


かんちゃん
NPOで木質バイオマスに関っています。カーボンニュートラルを謳いペレットストーブを売ったりもしています(笑)。最近良く売れています。NPOの内部でもバイオマスの方向付けでいろんな意見があり、本気で議論したらいずれ分解するのではという危惧もあります(笑)。で、カーボンニュートラルなのですが、私自身、以前からホンマにそうかいな!?という気はしており、にもかかわらず知ったかぶりでストーブやペレットを売ったりしていて後ろ暗さをなんとなく感じていたしだいです。まさに木をガンガン切り倒してバイオマス燃料にしていたらそれこそ環境破壊の何者でもありません。私たちがやろうとしているのは日本の森林に膨大に放置されている林地残材を何とか有用なエネルギーに利用して、里山地域の再生を図ろうとするものです。ですから木質バイオマスは地域で再生産できる自前の熱エネルギーとして活路を見出していこうと考えています。カーボンニュートラルはこの範囲で良いのではないのでしょうか。でもペレットを運ぶにも化石燃料を使うのですから今の時点では完全ではないですよね(笑)。

かんちゃん様にこそバイオマスを扱って欲しいですね
雑草Z
 初めまして。ご訪問感謝致します。こんな前の記事にコメント戴きまして恐縮です。NPOで木質バイオマスに関っている方から、内部のお話をお聞き致しまして、非常に参考になります。内部でもカーボンニュートラルに疑問を持っていらっしゃる方がいらっしゃる事は、健全な事で嬉しく思います。かんちゃん様のおっしゃるとおり、放置されている林地残材の有効利用や里山地域の再生を図る範囲でのカーボンニュートラルはいい事だと思います。
 しかし、カーボンニュートラルだろうが、勿体無いものは勿体無いし、節約が大切ですよね。

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コメント
この記事へのコメント
NPOで木質バイオマスに関っています。カーボンニュートラルを謳いペレットストーブを売ったりもしています(笑)。最近良く売れています。NPOの内部でもバイオマスの方向付けでいろんな意見があり、本気で議論したらいずれ分解するのではという危惧もあります(笑)。で、カーボンニュートラルなのですが、私自身、以前からホンマにそうかいな!?という気はしており、にもかかわらず知ったかぶりでストーブやペレットを売ったりしていて後ろ暗さをなんとなく感じていたしだいです。まさに木をガンガン切り倒してバイオマス燃料にしていたらそれこそ環境破壊の何者でもありません。私たちがやろうとしているのは日本の森林に膨大に放置されている林地残材を何とか有用なエネルギーに利用して、里山地域の再生を図ろうとするものです。ですから木質バイオマスは地域で再生産できる自前の熱エネルギーとして活路を見出していこうと考えています。カーボンニュートラルはこの範囲で良いのではないのでしょうか。でもペレットを運ぶにも化石燃料を使うのですから今の時点では完全ではないですよね(笑)。
2006/12/01(Fri) 11:17 | URL  | かんちゃん #-[ 編集]
かんちゃん様にこそバイオマスを扱って欲しいですね
 初めまして。ご訪問感謝致します。こんな前の記事にコメント戴きまして恐縮です。NPOで木質バイオマスに関っている方から、内部のお話をお聞き致しまして、非常に参考になります。内部でもカーボンニュートラルに疑問を持っていらっしゃる方がいらっしゃる事は、健全な事で嬉しく思います。かんちゃん様のおっしゃるとおり、放置されている林地残材の有効利用や里山地域の再生を図る範囲でのカーボンニュートラルはいい事だと思います。
 しかし、カーボンニュートラルだろうが、勿体無いものは勿体無いし、節約が大切ですよね。
2006/12/02(Sat) 11:44 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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