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2009-10-09 00:12
 前回【自動車というドーピング】で述べたように、現代社会は自動車と言う大きなドーピングをされた社会です。 

 アメリカでは、GMなどの大手自動車会社は、石油会社やタイヤ会社、トラック会社などと組んで、ダミー会社を設立し、弱小鉄道会社を買収しては閉鎖していきました。【GMはどうやって巨大企業にのし上がったか?】日本の自動車会社は、そこまで悪どくはなかったかも知れませんが、やはりゼネコンなどと一緒になって、無理やりニーズを作り出しては自動車を販売してきました。
・・日本人のみならず、世界中の人々が自動車と言うドーピングをされて自動車依存症にされてきました。
 自動車会社の戦略や国の方針で、公共交通機関よりも自家用車が推進され、日本もアメリカのような自動車社会になってしまいました。・・まだアメリカほど酷くはありませんが、欧米諸国よりは酷い状態になってしまったでしょう。・・日本や欧米諸国に限らず、新興国と呼ばれている国々、発展途上国と言われている国々も自動車社会になんなんとしています。
東南アジアの都市などで、日本よりも酷い交通渋滞になっている映像もよく目にするところです。これらも欧米や日本の自動車会社の戦略によるものが多いでしょう。

 渋滞するから道を作り、道が出来たからまた自動車を普及させる・・・現代経済成長論理の構図の典型です。・・悪循環と呼ばせて戴きましょう。

 自動車社会が持続可能か・・・と考えれば、議論の余地なく持続不可能でしょう。

 自動車を作る場合の地下資源等の消費は大変な量でしょう。地下資源を精錬する為に、出来る製品の何倍もの量の地下資源を掘り出す必要があります。その際、資源の浪費と言う事ばかりでなく、大きな環境汚染を引き起こします。そうやって、作る段階でも多くの資源を浪費し、環境に大きな負荷を与える自動車は、使われる段階でも、どんどん石油を消費します。
 ハイブリッドカーは、テレビなどで盛んにエコだ・・・って宣伝していますが、普通のガソリン車の燃費の2倍程度ですから、大したエコではありません。ハイブリッド車のバッテリー等を作る時、普通の車を作る場合よりも資源やエネルギーを多く使います。自家用車を持たずに電車やバスなど公共交通機関を利用したほうが遥かにエコと言うものです。
 電気自動車は高級なエネルギーである電気を常に使うのですから、もっとお話になりません。ライフサイクルでトータルに考えれば普通のガソリン車より資源の浪費であり、環境負荷が大きいでしょう。

 自動車は燃料の消費も半端ではありません。・・それだけの石油を使って車を使う必要があるのでしょうか・・?。必要のない事に石油を使っている事が大半です。・・・仕事の為に使うのはそれぞれの生活があるから仕方がない・・・とも思いますが、社会全体で見れば、その仕事事態が必要ない場合が殆どです。・・この事に関しては、今までにも何度か言及していますが、また近々記事をアップします。【労働の価値】

普通の新車が廃車になるまでに、20万km走り、燃費が良くて、20km/ℓ だとしても、ガソリンは1万リットル使うのです。つまり実際にはもっと燃費も悪い場合が多いでしょうから、一台当たりの車が、その車の質量の10倍程度のガソリンを使うのです。

 大抵のドライバーは、一生のうちに車を数台乗り換えるでしょう。・・つまり、1人のドライバーは自動車だけで、一生の間でかなりの地下資源と石油を使うのです。10t 否、100t のオーダーではないでしょうか?
 自動車道楽で、一人で何台もの自動車を所有している人など言語道断です。

 
 1人の人間の体重の何十倍ものオーダーの重さの自動車を動かす・・・て、非常に非合理的です。勿論、車輪が付いた車の水平方向の移動では、その重さに対する力を加える訳ではありませんが、(・・上り坂では重さに抗して仕事をしなければなりません。)それでも、1人の人間の体重の10倍以上の重さの乗り物を使うって非常に非合理に感じます。車輪の付いた乗り物を使うにしても、せいぜい乗る人の体重と同じオーダーで十分でしょう。・・・小さいものの技術は日本が得意な筈です。50ccカーとか、かなり小さな移動手段を検討するべきでしょう。石油などのエネルギーを使わないで人力利用の自転車が一番いいでしょう。徒歩で十分の場合もかなりあるでしょう。
 
 自動車も道路も環境破壊の象徴の大きな一つです。現代の自動車社会は、流通に革命を起こしましたが、どんな革命かと分析すれば、持続不可能な社会をしっかり築いた・・と言う評価になりましょうか。世界中で道路が整備されて、各家庭で自家用車を数台持つ自動車社会・・・世界の大手自動車会社はそのような事を目論んで戦略を立てて来たのでしょうが、そうやって作られた道路は、便利なインフラではなくて世界の破滅への道でしょう。
このような自動車社会は持続可能な筈がありません。
 脱自動車社会は、持続可能な社会への必須条件でしょう。
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【2009/10/09 00:12】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

できませんね
guyver1092
成長を続ける巨大文明を維持しようとすると、大きな輸送力が必要で、具体的には日本の隅々まで道路網を整備し、自由度の高いトラックが走り回り、その一方で自家用車をはじめとする麻薬が蔓延する社会になるでしょうが、地球の有限という限界がこれを許しません。成長の限界に突き当たってしまいます。無策のままこれに突き当たると(ハードランディング)一説によれば日本の人口のは4分の1に減少するとのことです。

 ソフトランディングのためにすべきことは、輸送力に制限をかけるのが良いのではないかと考えています。具体的には石油類を多く使えば使うほど税金が多くなる税制というわけです。(前回の意見)

 ちなみに日本のフードマイレージは世界一で二位の韓国の二倍ということなので、このような税制になれば地産地消が多くなり、食料品についてはあまり値上がりしないのではないかと考えています。

蛇足
 一般的なガソリンエンジンは熱効率30%ほどですが、走行時間の90%以上を占める定速走行時(約6分の1負荷)は15%以下(正確な資料見つかりませんでした。どこかにはあるはずですが。)ほどだそうです。ただし、変則比20以上のトランスミッションを作ることができれば、ほぼ全ての運転域で最高効率での走行が可能だそうです。
 ハイブリッド車はこの差をバッテリーにため、部分的にエンジンを止めて燃費を向上させています。追加資源についてはご指摘のとおり。ちなみにプリウスはアトキソンサイクルを採用していて、熱効率は30%以上あるはずです。(当然約6分の1負荷時の効率も普通のエンジンより高い)

 

 電気自動車は発電所で40%、送電の効率が95%、充電効率70%、放電効率70%(鉛電池について。リチウム電池は効率見つかりませんでした)で最終効率は19%弱です。欠点は電池の重さあたりのエネルギー密度で、リチウム電池でもガソリンの1%で航続距離の点から化石燃料車の代わり(トラック等の輸送力)はほぼ不可能なことです。


2009/10/10(Sat) 01:10 | URL | guyver1092 # 元文受信
2009/10/10(Sat) 01:18           訂正文受信 

--------------------------------------------------


>できませんね
雑草Z
    guyver1092さん

>成長を続ける巨大文明を維持しようとすると、大きな輸送力が必要で、具体的には日本の隅々まで道路網を整備し、自由度の高いトラックが走り回り、その一方で自家用車をはじめとする麻薬が蔓延する社会になるでしょう

 そうですね。これまで日本のみならず世界の政府が持続可能性の検討もなく、自動車会社や道路族に踊らされて、そういった愚かで危険な方向に突き進んで来ましたね。

>ソフトランディングのためにすべきことは、輸送力に制限をかけるのが良い

そうですね。それも有効なひとつの手段だと考えます。
名前は『炭素税』ではなく、『地下資源税』とか、もっと広く『環境税』とかがいいと思います。

兎も角、大量生産大量消費に伴う国際分業、地方分業・・・などと言う非常な資源の無駄遣いや環境破壊を止める為にも、食料だけでなく、色々な生活物資を地産地消する事が必要になるでしょう。持続可能な社会にソフトランディングする為の必要条件ですね。


 ++++++++   +++++++   ++++  +++++

こちらで、guyver1092さんのコメントを元文をコピペして訂正箇所を直して、元文は削除させて戴きました。事後承諾になってすみません。
 ・・こちらの管理上の問題です。
・・一つのコメントに一つの返事で対応させておくと、1つの記事に対するコメントが偶数個になり、管理画面で、未対応のコメントや、頂いたコメント数がすぐにわかって便利なので、昨年末あたりからそうしています。

以前も書きましたが、訂正がある場合、訂正したコメント全文を後ろに入れて下されば、前のを削除して対応します。宜しくお願い致します。

  +++++++++

そうそう、訂正された部分

>当然約6分の1負荷時の効率

と言う事は解りませんでした。どういう定義の概念なのでしょうか?宜しければご説明願います。

6分の1負荷
guyver1092
 わかりにくいことを書いてすみません。たとえば2000回転時の全負荷の出力が30馬力のエンジンがあったと考えてください。このエンジンを積んだ車を運転していてエンジンの回転数が2000回転であっても、エンジンいつも30馬力出しているわけではないのです。トランスミッションをはじめとする動力伝達経路の出来にもよりますが、5~8馬力しか出していないばあいもあるそうです。(一定速度で流している場合)5~8馬力しか出していない場合、熱効率は12~13%前後しかないということです。
 
 前回では普通のエンジンの全負荷時の熱効率が30%で6分の1負荷時の効率が13%と仮定した場合、アトキソンサイクルのエンジンは運転域の全域において高く、全負荷時の熱効率が33%で6分の1負荷時の効率が16%になるといいたかったのです。(33%と16%は適当な数字です。実際のプリウスの熱効率は知りません)


ご丁寧に有難う御座います。
雑草Z
    guyver1092さん

 随分自動車のメカニズムにお詳しいですね。・・・ご説明は何となくわかりました。有難う御座います・・・まだ不明の部分もあります。

>アトキソンサイクルのエンジン

・・初めて目にする言葉でどんなサイクルか見当がつきません。

 

現代社会の恐怖
社枯
雑草Z様
おはようございます。(今朝は早起きです)
最近の記事をいくつか拝見させていただいた後で、
時間に追われ、自分自身のことで一杯になり、
無意識ながらも世の中や社会のことが
どこか他人事のようになってしまっていた自分に気づき、
愚かというか情けなく思いました。
今後しばしば記事を拝見しに参りたいです。

確かに話題のハイブリッドカーなど、大したエコではないと思います。
漠然とした見解ではありますが、
そういった新たな技術やエネルギーを用いた車の開発は、
何だか表面的な解決策に走っているのではないか
と感じます。
科学技術が発展し、豊かになり過ぎた現代社会において、
経済活動などの規模の縮小は、
容易に実現可能なものではないかもしれません。
さらなる発明や発展が、さらなる幸せをつくる
かのような認識さえ存在しているような気もします。

ですが本来、自然の摂理に則った生活というものがベストだと思います。
どんな技術を駆使してどんな素晴らしいものを開発しようが、所詮、人工のものは人工のものです。
物を作り出すために必要な資源。
その資源は自然の物であり、
決して人間の物ではないのだと思います。

神様でも何でもない人間は、全くの無から資源を生み出すことなどできないと思います。
その人間が、自然に逆らいながら、
一体いかに持続可能な社会をつくることができるのだろうかと考えたら、壊滅は目に見えていると感じました。

これまで日頃の生活の中で、現代社会の恐ろしさや
問題の行き着く先の不安などあまり考えずにおりました。
私は(貧乏)学生という身分ではありますが、
とりあえず最低限の衣・食・住には困らず生活しており、
社会問題の恐怖や不安を日頃強く肌身で感じることは
ほとんどありませんでした。しかし、とても怖いですね。
現代社会の問題は、
本当に取り返しのつかない、
もうどうしようもないレベルにまで達しているのでしょうか。
一人の力で社会に革命を起こすことは難しいかもしれませんが、
一人ひとりの自覚や意識づけにより変えられるとしたら、
自分にできることは何か。
微力ながらも真剣に考え、感じて行きたいと思います。

近々アップなさるご予定という記事【労働の価値】ですが、
内容に関心があります。楽しみにしております。
また訪問させていただきます。


現代社会・・という一瞬の花火
雑草Z
    社枯さん

 お久し振りの(・・100年振りくらいでしょうか?)コメントですね。丁寧で誠意ある長いコメント有難う御座います。


>自分自身のことで一杯になり、 無意識ながらも世の中や社会のことが どこか他人事のようになってしまっていた自分

これは誰にでもある事でしょう。自分の事ばかりで胸を張って生きている人も沢山いるでしょう。他人事ではない・・と感じて、持続出来ない現代社会の問題を認識して下さった事だけでも記事を描いている甲斐があると言うものです。


>新たな技術やエネルギーを用いた車の開発は、 何だか表面的な解決策

そうですね。解決策と言うよりも、ただ売る為の方便に使っているような感じですね。経済対策であって、有効な環境対策ではありませんね。


>経済活動などの規模の縮小は、 容易に実現可能なものではないかもしれません。

 そうですね。いまだに経済成長主義が多数派ですからね。ただ有限の地球に於いてそれは無理な事であり、経済の発展は社会の崩壊を早める事になるでしょう。ただ、最近、経済成長主義・・・と言うのはおかしい・・と感じる人も増えて来たように感じています。


>全くの無から資源を生み出すことなどできない

 地球は物質に関しては宇宙とのやり取りはほとんどなく、エネルギーだけ出入りのある『閉じた系』である事と、熱力学の法則(・・エネルギー保存則やエントロピーの法則・・)から考えれば、使える地下資源などは減って行く一方で、太陽起源のエネルギーの範囲でしか再生可能なエネルギーはない・・・という基本を認識して資源やエネルギーの利用を考えなければなりません。しかし、そう言った観点での議論がないままに科学万能主義、工業化が進んできたからこんな持続可能でない、一瞬の花火のような社会になってしまったのでしょう。


>自分にできることは何か。 微力ながらも真剣に考え、感じて行きたいと思います。
>今後しばしば記事を拝見しに参りたいです。

有難う御座います。これからも宜しくお願い致します。 

アトキソンサイクル
guyver1092
 一般的なガソリンエンジンは、オットーさんの考えたオットーサイクルといいます。これは圧縮比と膨張比が同じエンジンです。これに対してアトキソンサイクルというはアトキソンさんの考えたもので、複雑なリンク機構で圧縮比と膨張比を別になるようにしたものです。(圧縮比が10で膨張比が15とか)

 熱効率は当時のエンジンの中で群を抜いていたそうですが、突如生産打ち切りになったそうです。ねたにした本の著者は複雑さで故障等が多く、商売としては難しかったのではないかと推測していました。

 このアトキソンサイクルエンジンを簡単に実現する方法を、ミラーさんという人が考えました。方法はふつうのオットーサイクルのエンジンの吸気弁をたとえば半分吸い込んだとこで閉じてしまうのです。この欠点は排気量あたりの出力が小さくなることです。プリウスは一度吸いこんだ吸気を吸気管に押しもどして実現しているようです。

>アトキソンサイクル
雑草Z
    guyver1092さん

 またまたご丁寧なご説明有難う御座います。
本当に自動車のエンジンのメカニズムにお詳しいですね。ご専門ですか?


>圧縮比と膨張比を別になるようにした

ってなかなか素晴らしい発想ですね。



ちょっと最初のコメントへの質問ですが

>一般的なガソリンエンジンは熱効率30%ほどですが、走行時間の90%以上を占める定速走行時(約6分の1負荷)は15%以下

と言う事は、「熱効率30%ほど」と言うのはどういう状態での熱効率を指すのですか?

>変則比20以上のトランスミッションを作ることができれば、ほぼ全ての運転域で最高効率での走行が可能だそうです。

この場合の最高効率と言うのが30%程度・・・と言う事ですか?

次々に質問すみません。

熱効率
guyver1092
 専門ではありません。昔、好きで雑誌を読んで覚えました。

>、「熱効率30%ほど」と言うのはどういう状態での熱効率を指すのですか?

 オットーサイクルエンジンは、スロットルバルブで吸入する空気の量を調節して出力を変えていますが、出力を絞るためにスロットルバルプを閉じるとエンジンに空気を吸い込むために余分な力が必要になります。(細いストローと太いストローで思い切り息を吸い込んでみれば違いが解りますよね)
 熱効率30%ほどという場合は、スロットルバルブ全開でこの損失がない状態です。(全開加速中のことです)

>>変則比20以上のトランスミッションを作ることができれば、ほぼ全ての運転域で最高効率での走行が可能だそうです。

>この場合の最高効率と言うのが30%程度・・・と言う事ですか?

 効率ですが、どうも全ての回転数でスロットルバルプ全開時の効率が同じ30%ということはないようです。(たとえば1000回転のとき26%で4000回転のとき30%とか)
 通常のトランスミッションではスロットルバルプ全開では大概の場合どんどん加速して行ってしまいますが、荷物満載で急な坂を上る場合、加速していかない場合があります。

 変則比20以上のトランスミッションを使えばギア比を非常に高い状態まで持っていけるので、平坦地の定則走行時でも全開加速時でもスロットルバルプ全開にできるそうです。

 ちなみに内燃機関の理論上最高効率はカルノーサイクルの70%で、実現している内燃機関の最高効率は、大型船舶用の50%だそうです。



>熱効率
雑草Z
    guyver1092さん

>熱効率30%ほどという場合は、スロットルバルブ全開でこの損失がない状態です。

なるほど・・・
「エンジンの純粋な入力と出力の理想的な瞬間的熱効率」
みたいなイメージで理解してよろしいでしょうか?

そうすると、実際の燃費みたいなものはまた別の概念で、遥かに低くなる・・・と考えてもいいのでしょうか?

それにしても

>実現している内燃機関の最高効率は、大型船舶用の50%だそうです。

はちょっと意外でした。大型船の熱効率は何故にこんなにいいのでしょうね?・・・カルノー・サイクルからのずれが少ないのでしょうか?


熱効率その2
guyver1092
>そうすると、実際の燃費みたいなものはまた別の概念で、遥かに低くなる・・・と考えてもいいのでしょうか?

 実際の燃費は、スロットルバルプ全開時は加速中ですから、重さ1トンとか二トンの重量物を速度ゼロから時速60キロとか100キロまで加速する仕事をしていますので熱効率は良くても仕事量が多いので燃料消費は多いです。瞬間燃費計のついている車を運転するとわかりますがこういう場合はリッターあたりの走行距離が3キロとかになったりもします。

 これに対してたとえば100キロの定速走行時は、自動車内部の摩擦抵抗とか、タイヤの転がり抵抗と同じだけの仕事をすればよいので(車の出来にも因るでしょうが5~8馬力しか必要ないようです)熱効率が悪くても消費する燃料は少ないということです。

>大型船の熱効率は何故にこんなにいいのでしょうね?・・・カルノー・サイクルからのずれが少ないのでしょうか?

 カルノーサイクルは誰も実現の方法を知らない理論上のサイクルです。ですのでたぶん似ていないのではないかと。

 大型船舶用のエンジンの効率の良さは、アトキソンサイクルであること、超低速回転による摩擦損失の少なさ、過給による排気量あたりの高出力化、過給に使ってもエネルギーがあまるのでこれをギアでクランク軸に戻すなどを行って実現しているそうです。

>熱効率その2
雑草Z
    guyver1092さん

 エンジンの熱効率に対する色々な知識有難う御座いました。今回のコメントは

>大型船舶用のエンジンの効率の良さ

についてが特に面白く読めました。大型船舶も
>アトキソンサイクル
なのですね。

 また他の記事でも色々な情報を盛り込んだコメント期待しています。

モーターの効率を忘れていました
guyver1092
 電気自動車の効率に、モーターの効率をかけるのを忘れていましてた。

 モーターにもいろいろ種類があり、効率もいろいろのようです。中には50%という低い効率のモーターもありました。

・・・って事は・・・
雑草Z
    guyver1092さん

 最終的な効率は10%程度って事でしょうか・・?
まあ、電気は高品位のエネルギーですから、電子機器や照明に使うのは仕方がないにしても、発動や発熱に使うのは、非常に非効率な愚かな行為・・・と言う事ですね。

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この記事へのコメント
できませんね
成長を続ける巨大文明を維持しようとすると、大きな輸送力が必要で、具体的には日本の隅々まで道路網を整備し、自由度の高いトラックが走り回り、その一方で自家用車をはじめとする麻薬が蔓延する社会になるでしょうが、地球の有限という限界がこれを許しません。成長の限界に突き当たってしまいます。無策のままこれに突き当たると(ハードランディング)一説によれば日本の人口のは4分の1に減少するとのことです。

 ソフトランディングのためにすべきことは、輸送力に制限をかけるのが良いのではないかと考えています。具体的には石油類を多く使えば使うほど税金が多くなる税制というわけです。(前回の意見)

 ちなみに日本のフードマイレージは世界一で二位の韓国の二倍ということなので、このような税制になれば地産地消が多くなり、食料品についてはあまり値上がりしないのではないかと考えています。

蛇足
 一般的なガソリンエンジンは熱効率30%ほどですが、走行時間の90%以上を占める定速走行時(約6分の1負荷)は15%以下(正確な資料見つかりませんでした。どこかにはあるはずですが。)ほどだそうです。ただし、変則比20以上のトランスミッションを作ることができれば、ほぼ全ての運転域で最高効率での走行が可能だそうです。
 ハイブリッド車はこの差をバッテリーにため、部分的にエンジンを止めて燃費を向上させています。追加資源についてはご指摘のとおり。ちなみにプリウスはアトキソンサイクルを採用していて、熱効率は30%以上あるはずです。(当然約6分の1負荷時の効率も普通のエンジンより高い)

 

 電気自動車は発電所で40%、送電の効率が95%、充電効率70%、放電効率70%(鉛電池について。リチウム電池は効率見つかりませんでした)で最終効率は19%弱です。欠点は電池の重さあたりのエネルギー密度で、リチウム電池でもガソリンの1%で航続距離の点から化石燃料車の代わり(トラック等の輸送力)はほぼ不可能なことです。


2009/10/10(Sat) 01:10 | URL | guyver1092 # 元文受信
2009/10/10(Sat) 01:18           訂正文受信 

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2009/10/10(Sat) 09:30 | URL  | guyver1092 #SAV8FvZY[ 編集]
>できませんね
    guyver1092さん

>成長を続ける巨大文明を維持しようとすると、大きな輸送力が必要で、具体的には日本の隅々まで道路網を整備し、自由度の高いトラックが走り回り、その一方で自家用車をはじめとする麻薬が蔓延する社会になるでしょう

 そうですね。これまで日本のみならず世界の政府が持続可能性の検討もなく、自動車会社や道路族に踊らされて、そういった愚かで危険な方向に突き進んで来ましたね。

>ソフトランディングのためにすべきことは、輸送力に制限をかけるのが良い

そうですね。それも有効なひとつの手段だと考えます。
名前は『炭素税』ではなく、『地下資源税』とか、もっと広く『環境税』とかがいいと思います。

兎も角、大量生産大量消費に伴う国際分業、地方分業・・・などと言う非常な資源の無駄遣いや環境破壊を止める為にも、食料だけでなく、色々な生活物資を地産地消する事が必要になるでしょう。持続可能な社会にソフトランディングする為の必要条件ですね。


 ++++++++   +++++++   ++++  +++++

こちらで、guyver1092さんのコメントを元文をコピペして訂正箇所を直して、元文は削除させて戴きました。事後承諾になってすみません。
 ・・こちらの管理上の問題です。
・・一つのコメントに一つの返事で対応させておくと、1つの記事に対するコメントが偶数個になり、管理画面で、未対応のコメントや、頂いたコメント数がすぐにわかって便利なので、昨年末あたりからそうしています。

以前も書きましたが、訂正がある場合、訂正したコメント全文を後ろに入れて下されば、前のを削除して対応します。宜しくお願い致します。

  +++++++++

そうそう、訂正された部分

>当然約6分の1負荷時の効率

と言う事は解りませんでした。どういう定義の概念なのでしょうか?宜しければご説明願います。
2009/10/10(Sat) 10:07 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
6分の1負荷
 わかりにくいことを書いてすみません。たとえば2000回転時の全負荷の出力が30馬力のエンジンがあったと考えてください。このエンジンを積んだ車を運転していてエンジンの回転数が2000回転であっても、エンジンいつも30馬力出しているわけではないのです。トランスミッションをはじめとする動力伝達経路の出来にもよりますが、5~8馬力しか出していないばあいもあるそうです。(一定速度で流している場合)5~8馬力しか出していない場合、熱効率は12~13%前後しかないということです。
 
 前回では普通のエンジンの全負荷時の熱効率が30%で6分の1負荷時の効率が13%と仮定した場合、アトキソンサイクルのエンジンは運転域の全域において高く、全負荷時の熱効率が33%で6分の1負荷時の効率が16%になるといいたかったのです。(33%と16%は適当な数字です。実際のプリウスの熱効率は知りません)
2009/10/11(Sun) 23:36 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
ご丁寧に有難う御座います。
    guyver1092さん

 随分自動車のメカニズムにお詳しいですね。・・・ご説明は何となくわかりました。有難う御座います・・・まだ不明の部分もあります。

>アトキソンサイクルのエンジン

・・初めて目にする言葉でどんなサイクルか見当がつきません。

 
2009/10/12(Mon) 00:43 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
現代社会の恐怖
雑草Z様
おはようございます。(今朝は早起きです)
最近の記事をいくつか拝見させていただいた後で、
時間に追われ、自分自身のことで一杯になり、
無意識ながらも世の中や社会のことが
どこか他人事のようになってしまっていた自分に気づき、
愚かというか情けなく思いました。
今後しばしば記事を拝見しに参りたいです。

確かに話題のハイブリッドカーなど、大したエコではないと思います。
漠然とした見解ではありますが、
そういった新たな技術やエネルギーを用いた車の開発は、
何だか表面的な解決策に走っているのではないか
と感じます。
科学技術が発展し、豊かになり過ぎた現代社会において、
経済活動などの規模の縮小は、
容易に実現可能なものではないかもしれません。
さらなる発明や発展が、さらなる幸せをつくる
かのような認識さえ存在しているような気もします。

ですが本来、自然の摂理に則った生活というものがベストだと思います。
どんな技術を駆使してどんな素晴らしいものを開発しようが、所詮、人工のものは人工のものです。
物を作り出すために必要な資源。
その資源は自然の物であり、
決して人間の物ではないのだと思います。

神様でも何でもない人間は、全くの無から資源を生み出すことなどできないと思います。
その人間が、自然に逆らいながら、
一体いかに持続可能な社会をつくることができるのだろうかと考えたら、壊滅は目に見えていると感じました。

これまで日頃の生活の中で、現代社会の恐ろしさや
問題の行き着く先の不安などあまり考えずにおりました。
私は(貧乏)学生という身分ではありますが、
とりあえず最低限の衣・食・住には困らず生活しており、
社会問題の恐怖や不安を日頃強く肌身で感じることは
ほとんどありませんでした。しかし、とても怖いですね。
現代社会の問題は、
本当に取り返しのつかない、
もうどうしようもないレベルにまで達しているのでしょうか。
一人の力で社会に革命を起こすことは難しいかもしれませんが、
一人ひとりの自覚や意識づけにより変えられるとしたら、
自分にできることは何か。
微力ながらも真剣に考え、感じて行きたいと思います。

近々アップなさるご予定という記事【労働の価値】ですが、
内容に関心があります。楽しみにしております。
また訪問させていただきます。
2009/10/12(Mon) 05:56 | URL  | 社枯 #-[ 編集]
現代社会・・という一瞬の花火
    社枯さん

 お久し振りの(・・100年振りくらいでしょうか?)コメントですね。丁寧で誠意ある長いコメント有難う御座います。


>自分自身のことで一杯になり、 無意識ながらも世の中や社会のことが どこか他人事のようになってしまっていた自分

これは誰にでもある事でしょう。自分の事ばかりで胸を張って生きている人も沢山いるでしょう。他人事ではない・・と感じて、持続出来ない現代社会の問題を認識して下さった事だけでも記事を描いている甲斐があると言うものです。


>新たな技術やエネルギーを用いた車の開発は、 何だか表面的な解決策

そうですね。解決策と言うよりも、ただ売る為の方便に使っているような感じですね。経済対策であって、有効な環境対策ではありませんね。


>経済活動などの規模の縮小は、 容易に実現可能なものではないかもしれません。

 そうですね。いまだに経済成長主義が多数派ですからね。ただ有限の地球に於いてそれは無理な事であり、経済の発展は社会の崩壊を早める事になるでしょう。ただ、最近、経済成長主義・・・と言うのはおかしい・・と感じる人も増えて来たように感じています。


>全くの無から資源を生み出すことなどできない

 地球は物質に関しては宇宙とのやり取りはほとんどなく、エネルギーだけ出入りのある『閉じた系』である事と、熱力学の法則(・・エネルギー保存則やエントロピーの法則・・)から考えれば、使える地下資源などは減って行く一方で、太陽起源のエネルギーの範囲でしか再生可能なエネルギーはない・・・という基本を認識して資源やエネルギーの利用を考えなければなりません。しかし、そう言った観点での議論がないままに科学万能主義、工業化が進んできたからこんな持続可能でない、一瞬の花火のような社会になってしまったのでしょう。


>自分にできることは何か。 微力ながらも真剣に考え、感じて行きたいと思います。
>今後しばしば記事を拝見しに参りたいです。

有難う御座います。これからも宜しくお願い致します。 
2009/10/12(Mon) 11:10 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
アトキソンサイクル
 一般的なガソリンエンジンは、オットーさんの考えたオットーサイクルといいます。これは圧縮比と膨張比が同じエンジンです。これに対してアトキソンサイクルというはアトキソンさんの考えたもので、複雑なリンク機構で圧縮比と膨張比を別になるようにしたものです。(圧縮比が10で膨張比が15とか)

 熱効率は当時のエンジンの中で群を抜いていたそうですが、突如生産打ち切りになったそうです。ねたにした本の著者は複雑さで故障等が多く、商売としては難しかったのではないかと推測していました。

 このアトキソンサイクルエンジンを簡単に実現する方法を、ミラーさんという人が考えました。方法はふつうのオットーサイクルのエンジンの吸気弁をたとえば半分吸い込んだとこで閉じてしまうのです。この欠点は排気量あたりの出力が小さくなることです。プリウスは一度吸いこんだ吸気を吸気管に押しもどして実現しているようです。
2009/10/12(Mon) 12:52 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
>アトキソンサイクル
    guyver1092さん

 またまたご丁寧なご説明有難う御座います。
本当に自動車のエンジンのメカニズムにお詳しいですね。ご専門ですか?


>圧縮比と膨張比を別になるようにした

ってなかなか素晴らしい発想ですね。



ちょっと最初のコメントへの質問ですが

>一般的なガソリンエンジンは熱効率30%ほどですが、走行時間の90%以上を占める定速走行時(約6分の1負荷)は15%以下

と言う事は、「熱効率30%ほど」と言うのはどういう状態での熱効率を指すのですか?

>変則比20以上のトランスミッションを作ることができれば、ほぼ全ての運転域で最高効率での走行が可能だそうです。

この場合の最高効率と言うのが30%程度・・・と言う事ですか?

次々に質問すみません。
2009/10/12(Mon) 13:06 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
熱効率
 専門ではありません。昔、好きで雑誌を読んで覚えました。

>、「熱効率30%ほど」と言うのはどういう状態での熱効率を指すのですか?

 オットーサイクルエンジンは、スロットルバルブで吸入する空気の量を調節して出力を変えていますが、出力を絞るためにスロットルバルプを閉じるとエンジンに空気を吸い込むために余分な力が必要になります。(細いストローと太いストローで思い切り息を吸い込んでみれば違いが解りますよね)
 熱効率30%ほどという場合は、スロットルバルブ全開でこの損失がない状態です。(全開加速中のことです)

>>変則比20以上のトランスミッションを作ることができれば、ほぼ全ての運転域で最高効率での走行が可能だそうです。

>この場合の最高効率と言うのが30%程度・・・と言う事ですか?

 効率ですが、どうも全ての回転数でスロットルバルプ全開時の効率が同じ30%ということはないようです。(たとえば1000回転のとき26%で4000回転のとき30%とか)
 通常のトランスミッションではスロットルバルプ全開では大概の場合どんどん加速して行ってしまいますが、荷物満載で急な坂を上る場合、加速していかない場合があります。

 変則比20以上のトランスミッションを使えばギア比を非常に高い状態まで持っていけるので、平坦地の定則走行時でも全開加速時でもスロットルバルプ全開にできるそうです。

 ちなみに内燃機関の理論上最高効率はカルノーサイクルの70%で、実現している内燃機関の最高効率は、大型船舶用の50%だそうです。

2009/10/12(Mon) 14:00 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
>熱効率
    guyver1092さん

>熱効率30%ほどという場合は、スロットルバルブ全開でこの損失がない状態です。

なるほど・・・
「エンジンの純粋な入力と出力の理想的な瞬間的熱効率」
みたいなイメージで理解してよろしいでしょうか?

そうすると、実際の燃費みたいなものはまた別の概念で、遥かに低くなる・・・と考えてもいいのでしょうか?

それにしても

>実現している内燃機関の最高効率は、大型船舶用の50%だそうです。

はちょっと意外でした。大型船の熱効率は何故にこんなにいいのでしょうね?・・・カルノー・サイクルからのずれが少ないのでしょうか?
2009/10/12(Mon) 14:35 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
熱効率その2
>そうすると、実際の燃費みたいなものはまた別の概念で、遥かに低くなる・・・と考えてもいいのでしょうか?

 実際の燃費は、スロットルバルプ全開時は加速中ですから、重さ1トンとか二トンの重量物を速度ゼロから時速60キロとか100キロまで加速する仕事をしていますので熱効率は良くても仕事量が多いので燃料消費は多いです。瞬間燃費計のついている車を運転するとわかりますがこういう場合はリッターあたりの走行距離が3キロとかになったりもします。

 これに対してたとえば100キロの定速走行時は、自動車内部の摩擦抵抗とか、タイヤの転がり抵抗と同じだけの仕事をすればよいので(車の出来にも因るでしょうが5~8馬力しか必要ないようです)熱効率が悪くても消費する燃料は少ないということです。

>大型船の熱効率は何故にこんなにいいのでしょうね?・・・カルノー・サイクルからのずれが少ないのでしょうか?

 カルノーサイクルは誰も実現の方法を知らない理論上のサイクルです。ですのでたぶん似ていないのではないかと。

 大型船舶用のエンジンの効率の良さは、アトキソンサイクルであること、超低速回転による摩擦損失の少なさ、過給による排気量あたりの高出力化、過給に使ってもエネルギーがあまるのでこれをギアでクランク軸に戻すなどを行って実現しているそうです。
2009/10/12(Mon) 22:48 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
>熱効率その2
    guyver1092さん

 エンジンの熱効率に対する色々な知識有難う御座いました。今回のコメントは

>大型船舶用のエンジンの効率の良さ

についてが特に面白く読めました。大型船舶も
>アトキソンサイクル
なのですね。

 また他の記事でも色々な情報を盛り込んだコメント期待しています。
2009/10/12(Mon) 23:15 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
モーターの効率を忘れていました
 電気自動車の効率に、モーターの効率をかけるのを忘れていましてた。

 モーターにもいろいろ種類があり、効率もいろいろのようです。中には50%という低い効率のモーターもありました。
2009/10/27(Tue) 22:44 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
・・・って事は・・・
    guyver1092さん

 最終的な効率は10%程度って事でしょうか・・?
まあ、電気は高品位のエネルギーですから、電子機器や照明に使うのは仕方がないにしても、発動や発熱に使うのは、非常に非効率な愚かな行為・・・と言う事ですね。
2009/10/27(Tue) 23:26 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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