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2009-06-13 00:01
今年に入って、クライスラー社に続いて、アメリカ自動車最大手GMも経営破綻しました。ほんの数年前まで世界の自動車産業のトップを走っていたと言われるアメリカ自動車業界のビッグ3のうち2社が今年そろって経営破綻した事になります。。
GMは、アメリカ巨大産業の象徴で、「絶対に沈まない」と言われて来ましたから、今回の破綻をタイタニック号の悲劇の如く言うマスコミもあります。アメリカの象徴産業が破綻したという事は、アメリカと言う国事態も破綻するという予兆かもしれません。
オバマ大統領は
「(GMの再建に)本当は全く関与したくなかったが、(支援しなければ)米経済にとって極めて重要な巨大企業が解体されることになってしまう」
と言いました。・・そう言うのであれば、アメリカは、儲ける為には何でもするアンモラルな国家だという事になってしまうでしょう。
米経済にとって極めて重要な巨大企業は、多くのアメリカ庶民の生活をフェアとは言えない方法で犠牲にしてBigになっていったのです。

・・・そのあたりについての事、及び私のスタンスは、昨年末【Big3は救済すべきか】にしっかり書いています。
 もう一度改めてGMが儲ける為にどういう手段を選びアメリカを象徴する巨大企業になって行ったかを振り返るべきでしょう。・・・それでも救済の必要があるのか・・・?・・と

 1920年代初頭、車を持っているアメリカ人は10人に1人でした。・・・この頃、日本では車を持っている人など殆どいなかったでしょう。・・・ここで、アメリカ自動車産業は行き詰ります。・・・何故なら、この時点で、アメリカ国内の人口2,500人以上の全ての都市に電車が走っていたからです。乗物での移動の10回に9回は市電を利用したものでした。アメリカ国内には、何と、1200もの市電と都市間鉄道があったのです。
 そこで、GMは、石油会社やタイヤ会社、トラック会社などと組んで、ダミー会社を設立し、弱小鉄道会社を買収しては閉鎖していきました。各都市の市電の殆どは破壊され、ロサンゼルスでは電車は灯油をかけられ焼却されました。・・・庶民の足を奪っておいて、車が売られたのです。
鉄道会社が正義で自動車会社などが悪・・などと言う積もりはありませんが、庶民の乗り物であった電車を廃止して、自動車を売りつけるというやり方が「適正な自由競争」と言えるのでしょうか?こんな事が許されていいのでしょうか?


 これだけでは、ありません。当時のアメリカ最大手企業であるGM、スタンダード石油、デュポンは、エンジンのノッキング解消の為のガソリン添加剤(4エチル鉛)を売るエチル社を設立しました。エチルと言う名のセクシーな女性を使って大胆でセクシーなPRキャンペンを展開し、莫大な利益を得ました。
 スタンダード石油の工場で四エチル鉛中毒で発狂死した者が出ても、働き過ぎのせいにしました。
 鉛の害を研究して告発した学者に対しては、無視させたり圧力をかけたり脅迫したり、誹謗中傷して無能呼ばわりしました。
 御用学者を雇って四エチル鉛が原因とは言えない・・・環境中に存在するガソリン由来の鉛レベルなど、人間の健康にとっては取るに足りないものだ・・・と反論させました。
 これによって、何百万と言う人々が数十年間も大気汚染のもたらす危機にさらされて来ました。実際、この大気汚染によって癌に侵されたりして亡くなった人間の数は100万人以上と推測されていますが、殆ど把握されていません。・・・そのデータを取ることすら妨害されたからです。

要するにGMはフェアとは言えないギャングのような悪行を繰り返してBigになったのです。こうやって成り上がって来た巨大企業も、従業員を沢山抱え、社会にとってなくてはならないような錯覚を抱かせるようなアメリカを象徴する企業に成長したのです。

フェアじゃないやり方でどんどん巨大になって行った企業はGMだけではないでしょう。・・・今回の恐慌の原因にもなった証券会社等は勿論の事、巨大企業の多くは、そのフェアじゃない卑怯なやり方ゆえに巨大になれたのかも知れません。
・・・・アメリカは、そもそも建国の段階で、フェアじゃないやり方で国土を先住民から搾取してきました。

 アンフェアな企業は巨大になる前に潰しておくべきだったのかもしれません。この手の企業が蔓延っているからモラルハザードが次々に起こるのでしょう。

今回のGMの破綻は、アメリカ社会に大きな波紋をもたらしています。そこで働く多くの労働者にとっては、大変な事です。彼らにはそれほど罪はないでしょう。・・災難だった・・と言うべきでしょう・・
 しかし、経営陣や株主達はもっとしっかり責任をとって然るべきです。・・しかし、実際には沈む船から財産だけを奪って逃げている経営陣、資本家の何と多い事・・・!。こんな企業の救済などと言う税金の無駄遣い・・・モラルハザード・・はやめて・・・・無節操でモラルの崩壊した資本主義体制を崩壊させていくべきでしょう。


参考文献

煙が水のように流れるとき  ;  デヴラ・デイヴィス
[ When Smoke Ran Like Water ; Devra Davis ]





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【2009/06/13 00:01】 | 社会・経済 トラックバック(0) |

資本主義社会の日常…
でなしNo.146
資本主義の世界でNo1になるには、周りの連中を出し抜く必要があるようです。

そもそも、資本主義の思想の下では、ただの水でさえもできるだけ高く売れば評価されるという、意味のわからないことがまかり通っています。

GMで言えば、鉄道を駆逐して自動車を使うように仕向ける…
証券会社で言えば、ある程度の人々をアジテートし、株価を上げて利ざやを抜く…
もしくは、ファンドぐるみで株価を操作するとかでしょうか。

保険はちょっとわかりませんが、アメリカの三大基幹産業と呼ばれる「自動車」「金融」「保険」の中の2つは、ほぼ詐欺的手法でBigにのし上がったという事ですかね^^;

そして、
これらの基幹産業のすべてがガタガタになっていて税金を注入されています。

しかも、政府の管理下から抜ける際、自力での再建はほぼできず、同業他社との資本提携などで国有化から脱出するのが精一杯という状況…

平家物語の一説を吟じつつ、因果応報という言葉もプレゼントしたいです。
ただ、経営トップの責任をもう少し追及できないものかとも思います。

どんなに汚い手を使っても、勝てばいい…そんなことがあっていいはずがない!!

資本主義はそろそろお仕舞いの獅子舞
雑草Z
    でなしNo.146さん

 いつも的確なコメント有難う御座います。
資本主義とは、元々お金が余ってそれを更にもっともっと増やたい、労働者から搾取してまで吸い上げたい・・・と言う強欲から生まれたものでしょう。・・とんでもない仕組みです。不公平で持続不可能で、破綻に突進している社会の仕組みです。
 そろそろお仕舞いにしなければ、人類社会がお仕舞いになるでしょう。・・・維持しようとすればするほど至る所で歪が大きくなっています。

 今度また近いうちにこの資本主義の矛盾、酷さについて、論じたいと思います。





BEM
アメリカビッグ3の繁栄は単純にモータリゼーションが進んだだけ、アメリカは国土が広いから鉄道より車だったんだろうなって思っていましたが、こんなウラがあるとは知りませんでした。

つくづく卑怯なヤツらが世界の金融をにぎっているんだと感じます。
資本主義の行く末というのは結局こういうことになるのかと思うと、今日本でも大不況の中の勝ち組!なんて企業も似たり寄ったりかなあと考えてしまいます。

モラル崩壊の資本主義
雑草Z
    BEMさん

 私もこんなに酷い事をしてアメリカの自動車会社が台頭した事を件の本で知りました。・・・よく、アメリカは自動車社会などと言われるから、昔からそうなのかと錯覚してしまいますが、西部開拓史でも鉄道をひいてましたよね。・・・まあ西部開拓自体、先住民を追い出して土地を奪った酷い歴史ですね。

>つくづく卑怯なヤツらが世界の金融をにぎっている

その通りだと思います。金融制度=金権主義 とも言えますね。


>資本主義の行く末というのは結局こういうこと

そうですね。現在は資本主義の末期症状ですね。・・・この無節操でモラルのない資本主義体制を維持しようとすると、社会が崩壊するでしょうね。・・・社会が崩壊するか資本主義を崩壊させるかのどちらかでしょうね。
 資本主義の矛盾、不正、出鱈目さについては近々まとめたいと考えています。

>今日本でも大不況の中の勝ち組!なんて企業も似たり寄ったり

私も同感です。


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コメント
この記事へのコメント
資本主義社会の日常…
資本主義の世界でNo1になるには、周りの連中を出し抜く必要があるようです。

そもそも、資本主義の思想の下では、ただの水でさえもできるだけ高く売れば評価されるという、意味のわからないことがまかり通っています。

GMで言えば、鉄道を駆逐して自動車を使うように仕向ける…
証券会社で言えば、ある程度の人々をアジテートし、株価を上げて利ざやを抜く…
もしくは、ファンドぐるみで株価を操作するとかでしょうか。

保険はちょっとわかりませんが、アメリカの三大基幹産業と呼ばれる「自動車」「金融」「保険」の中の2つは、ほぼ詐欺的手法でBigにのし上がったという事ですかね^^;

そして、
これらの基幹産業のすべてがガタガタになっていて税金を注入されています。

しかも、政府の管理下から抜ける際、自力での再建はほぼできず、同業他社との資本提携などで国有化から脱出するのが精一杯という状況…

平家物語の一説を吟じつつ、因果応報という言葉もプレゼントしたいです。
ただ、経営トップの責任をもう少し追及できないものかとも思います。

どんなに汚い手を使っても、勝てばいい…そんなことがあっていいはずがない!!
2009/06/14(Sun) 22:01 | URL  | でなしNo.146 #89zBIK8s[ 編集]
資本主義はそろそろお仕舞いの獅子舞
    でなしNo.146さん

 いつも的確なコメント有難う御座います。
資本主義とは、元々お金が余ってそれを更にもっともっと増やたい、労働者から搾取してまで吸い上げたい・・・と言う強欲から生まれたものでしょう。・・とんでもない仕組みです。不公平で持続不可能で、破綻に突進している社会の仕組みです。
 そろそろお仕舞いにしなければ、人類社会がお仕舞いになるでしょう。・・・維持しようとすればするほど至る所で歪が大きくなっています。

 今度また近いうちにこの資本主義の矛盾、酷さについて、論じたいと思います。


2009/06/14(Sun) 22:20 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
アメリカビッグ3の繁栄は単純にモータリゼーションが進んだだけ、アメリカは国土が広いから鉄道より車だったんだろうなって思っていましたが、こんなウラがあるとは知りませんでした。

つくづく卑怯なヤツらが世界の金融をにぎっているんだと感じます。
資本主義の行く末というのは結局こういうことになるのかと思うと、今日本でも大不況の中の勝ち組!なんて企業も似たり寄ったりかなあと考えてしまいます。
2009/06/17(Wed) 22:18 | URL  | BEM #hszQL7r.[ 編集]
モラル崩壊の資本主義
    BEMさん

 私もこんなに酷い事をしてアメリカの自動車会社が台頭した事を件の本で知りました。・・・よく、アメリカは自動車社会などと言われるから、昔からそうなのかと錯覚してしまいますが、西部開拓史でも鉄道をひいてましたよね。・・・まあ西部開拓自体、先住民を追い出して土地を奪った酷い歴史ですね。

>つくづく卑怯なヤツらが世界の金融をにぎっている

その通りだと思います。金融制度=金権主義 とも言えますね。


>資本主義の行く末というのは結局こういうこと

そうですね。現在は資本主義の末期症状ですね。・・・この無節操でモラルのない資本主義体制を維持しようとすると、社会が崩壊するでしょうね。・・・社会が崩壊するか資本主義を崩壊させるかのどちらかでしょうね。
 資本主義の矛盾、不正、出鱈目さについては近々まとめたいと考えています。

>今日本でも大不況の中の勝ち組!なんて企業も似たり寄ったり

私も同感です。
2009/06/18(Thu) 21:10 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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