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2009-02-13 00:01
 ここのところの経済不況、恐慌に対して、輸入品に高い関税をかけたり、輸出補助金を出したり、自動車会社に対する公的資金の導入など広く自国の産業を保護する動き・・・保護主義の流れがあります。
 この流れに対し、経済の縮小を起こし、更なる不景気を招くから、保護主義に走ってはいけない・・・現在の世界の流れは自由貿易であり、公正な国際競争、国際分業、の為にも保護主義に陥ってはいけない・・・と繰り返す経済評論家や経済研究所の権威(・・の振りをした、旧態依然とした経済至上主義者・・)が増えて来ました。
 彼らはグローバル化の進んだ現代の世界では、この恐慌下でも、国益の為にも世界経済の為にも自由貿易を推し進め、保護主義に陥ることなく国際協力を推し進めよう・・・などと一つ覚えのオウムのように保護主義批判を繰り返します。市場原理主義を導入して、弱い国を経済で支配する事を市場原理主義者は『国際協力』と言うようです。

 WTO[世界貿易機構]は、自由貿易を促進する事を主たる目的で作られた国際機関ですが、経済の強い国、多国籍企業の商売を有利にするように強国が作った組織でしょう。公正な機関の筈が御座いません。
 保護主義やナショナリズムが、大二次世界大戦を招いた過去があるから、その過ちを繰り返してはならない・・・と言われますが、このような単純な因果関係に帰着するのは如何なものでしょう。当時保護主義政策をとった国家とそれに反発する国家がそれぞれに覇権争いをしていましたが、利害関係で対立したところの延長線上に保護主義もあっただけでしょう。第2次世界大戦の根本原因ではないでしょう。

 主権国家と言うものが存在する限り、対外管理は当然の事です。何でも無差別に国内に入り込む事を放置していては、主権国家とは言えないでしょう。外国に武力進攻されないようにするように、経済支配されないように動く事は、ある意味当然の事でしょう。それを悪と言い切れるでしょうか?・・・経済だけは自由競争・・・とばかりに経済の強い国や多国籍企業が入り込んできたら、武力で支配されなくても経済で支配されてしまいます。・・・・実際そういう状況になっている発展途上国と呼ばれる国は少なくありません。だから、保護貿易を安易に批判して、自由貿易が正義だなんて考え方は軽薄過ぎるというものです。自由貿易なんて、経済支配を考えている経済強国や儲けるだけ儲けようと躍起になっている多国籍企業のエゴの賜物でしょう。


 食料に関しては自由貿易なんて以ての外でしょう。国家が主権国家としてしっかりした安定基盤を持つためには食料は自給自足するべきものです。

 貿易には輸送のエネルギーがかかるし、ある土地の物を他に移動する訳ですから、土地が荒れて痩せたり、逆に偏った栄養過多になったり廃棄物で溢れたりと、自由貿易は環境にも負荷をかけ過ぎます。自由貿易・・・と言う方向性は、時代の流れ・・・と言うよりも、ドーピング社会の象徴の一つ・・・環境負荷をかけながら、市場を切り開いて儲ける事にしか目がいかないエゴイストの発想でしょう。今こそ自由貿易を推奨するよりも、逆に鎖国を奨励すべきでしょう。



 まあ、確かに自動車産業の保護やら金融機関の保護やら、どうしようもない保護は枚挙に暇はありません。不公平な企業保護、補助金事業などすぐにでも見直すべき保護政策は山積みです。・・・・それはそれで、それぞれの国内で見直すべきでしょう。

 しかし、今回の恐慌は、経済レベルの不況などよりも環境崩壊が恐ろしいのです。保護主義に走るな・・・なんて言っている場合じゃありません。保護貿易~鎖国・・の流れが、時代に逆行する古い考え・・としか捉えられないのは、逆に発想が貧しく、既成概念の範疇から抜け出せない市場原理に洗脳された考えです。望む望まざるに関わらず、現在のような大規模な貿易は、エネルギーの面からも、環境負荷の面からも持続不可能です。保護貿易~鎖国・・の流れが、環境負荷を少なくし、持続可能な社会構築となるでしょう。

 保護貿易~鎖国の流れで最も困る国家の一つが日本でしょう。江戸時代に鎖国をした経験があるにも拘らず、今ではすっかり貿易依存。貿易立国なんて言って、食糧をはじめとして、資源を輸入に依存し、工業製品を輸出する『加工貿易』・・・だから日本の政府も企業も他国の保護主義を恐れています。よその国の保護主義を批判している前に、自国の貿易依存の体質改善こそ早急の課題でしょう。

WTO[世界貿易機構]なんて解体して、自由貿易促進なんてやめて、世界経済を縮め込ませて抜本的な構造改革を行うべきです。・・・貿易に頼らなくても自給自足で生き伸びられる社会が健全な社会と言うものでしょう
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【2009/02/13 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |


でなしNo.146
ある国の大臣が「保護主義は悪だ」と言っていましたが、エリート階級の人たちの頭は経済成長以外、人類繁栄の公式はないようです。

私たちは、資本主義の下、競争に勝ては明日が開けると思ってがんばっています(いました?)が、本当に明日は開けるのか?と疑問に思います。

あとは、消費を増やせば好景気になるという妄想でしょうか。

いずれにせよ、経済は二極化の方向に走り始めていますから、すでに自由でも平等でもないんですよね。

さらに言えば、
明日が開けるも何も、地球に誰も住めなくなったら意味がないんですけどね。

ホント、自国で十分循環させられる、ミニマム経済へソフトランディングできればいいんですが…

今になって、チェ・ゲバラが映画化された理由がわかる気がします。

体制に従順なエリート
雑草Z
 世の中の進む方向を
開発~経済成長~グローバル化
と思い込んで、それに邁進している人の何て多い事でしょう。それが一国の首相だったり企業のトップだったりするから始末に負えません。・・・と言うよりもその流れがまだまだ主流だから、そう言う考えの輩がトップに立つと言う悪循環ですね。



>ある国の大臣が「保護主義は悪だ」と言っていましたが

大不況の現在、この手の発言する政治家だらけです。


>明日が開けるも何も、地球に誰も住めなくなったら意味がないんですけどね。

そんな明白な事まで考えが及ばない政治家だらけです。結局環境問題も、経済効果の一つとしか考えていない状況ですね。

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この記事へのコメント
ある国の大臣が「保護主義は悪だ」と言っていましたが、エリート階級の人たちの頭は経済成長以外、人類繁栄の公式はないようです。

私たちは、資本主義の下、競争に勝ては明日が開けると思ってがんばっています(いました?)が、本当に明日は開けるのか?と疑問に思います。

あとは、消費を増やせば好景気になるという妄想でしょうか。

いずれにせよ、経済は二極化の方向に走り始めていますから、すでに自由でも平等でもないんですよね。

さらに言えば、
明日が開けるも何も、地球に誰も住めなくなったら意味がないんですけどね。

ホント、自国で十分循環させられる、ミニマム経済へソフトランディングできればいいんですが…

今になって、チェ・ゲバラが映画化された理由がわかる気がします。
2009/02/14(Sat) 21:25 | URL  | でなしNo.146 #89zBIK8s[ 編集]
体制に従順なエリート
 世の中の進む方向を
開発~経済成長~グローバル化
と思い込んで、それに邁進している人の何て多い事でしょう。それが一国の首相だったり企業のトップだったりするから始末に負えません。・・・と言うよりもその流れがまだまだ主流だから、そう言う考えの輩がトップに立つと言う悪循環ですね。



>ある国の大臣が「保護主義は悪だ」と言っていましたが

大不況の現在、この手の発言する政治家だらけです。


>明日が開けるも何も、地球に誰も住めなくなったら意味がないんですけどね。

そんな明白な事まで考えが及ばない政治家だらけです。結局環境問題も、経済効果の一つとしか考えていない状況ですね。
2009/02/15(Sun) 12:24 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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