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2009-02-05 00:01
 普通、人間には向上心があり、昨年より今年、今年より来年は良くなろう・・・と考えます。現状と比較して、次はもっとよく・・・と言う成長志向はある意味向上心を持った人間の普通の欲求でしょう。勿論私もかつては野心の塊でした(笑)『人間の欲望は切りが無い』と言われる所以です。

 さて、経済、GDPは成長率ばかりが注目されます。これは成長志向の人間の性[さが]として当然のことと言えば当然ですが、非常に危険な発想です。GDPの成長は、生産と消費と廃棄の拡大です。それが目標って、とんでもない事と考えて当然ではないでしょうか?。
財産を十分持つ事が目標と言うほうがまだましでしょう。その場合、みんなが裕福になっても、節約して財産の動きが小さくなればGDPは縮小します。
 GDPを大きくするには資源、財産をどんどん浪費する・・・と云う行為が必要ですし、GDPを成長させる・・とは、その浪費を毎年毎年増やしていく・・・と言う事です。成長率を上げると言う事を目的にした場合、節約は悪で、浪費が美徳という事になりましょう。それも、毎年毎年前年よりも浪費が増えていくことが美徳となるのです。・・・十分に愚かな事でしょう。【使い捨ての時代】なんて言われた愚かな時代もありました。
 例えばみんなの衣食住が必要十分にある・・・と言う事が目標ならまだ理解出来ます。・・・GDPを上げるとは、それが目標ではありません。その消費レベルを上げると言う事です。さらに経済を成長させる・・・とは、消費を毎年増やすという事です。・・・それが経済成長主義の本質でしょう。・・・・経済成長主義者は、経済を成長させなければ世界の人々の衣食住も満足にする事は出来ない・・・と反論するでしょう。・・・でもそれは、そういう経済システムに作り上げたからある意味当然です。特に経済成長が必要な金融システムは、無節操に利益を上げる為にお金に余裕のある資本家連中が作った資本家の為の集金システムです。

 『成長が目標』という事は、有限の地球では危険な破滅への哲学です。狂気の哲学です。
先ず、衣食住+αの生活レベル・・・と言う経済目標を設定したとしても、物質レベルに関してはあるレベル・・・持続可能なレベル・・で終わりにしなければ、人類の歴史が終わりになってしまいます。それ以上の成長目標は切りがありません。・・切りが無い目標でも達成は不可能です。有限の地球で浪費レベルを切り無く上げる事は、人間が実感する為には、指数関数的に上げなければなりませんから、正に破滅のシステムでしょう。


ここで、
1人当たりのGDPの歴史的推移を見てみましょう。定義によっても違うでしょうが、購買力で考えます。
日本を考えた場合、1700年を1とすると、100年後の1800年は2,3割アップです。
ところが1900年には2倍。1950年には4倍、そして2000年には、36倍です。指数関数に加速のついた超指数関数的に成長してきた訳です。そして頭打ちになったのが現在の状況です。
人間の感覚は対数関数的【対数関数的感覚】ですから、この間豊かさが36倍になったとは感じないでしょう。そもそも、豊かになったと感じているのでしょうか?・・・勿論この経済成長で人類はドーピングされているので、もう昔に戻れないと感じている人は多いでょう。しかし、環境負荷は持続可能なレベルは超えています。これからは、人口が減少しない限り、1人当たりのGDPを増やしていくことは困難になっていくだろうし、これまで只だったものを有料にするといった方法・・・社会が住みにくくなるでしょう。・・を実行するしかなくなっていくでしょう。【経済成長の本質】・・にも書いたとおり、只だったものを有料化すると言う行為は経済成長の為の基本的な方法です。

 物質的生産・消費・廃棄を目標にするGDP信仰はそもそも愚かな洗脳です。
百歩譲ってGDPの達成目標を掲げたとしても、それはある一定のレベルが目標になる事でしょう。GDPがどんどん増え続ける「経済成長」が目標なんて、愚か者の発想です。生活に困らない衣食住のレベルまで達したら、あとは物質的レベルを追求する事はやめて、別な幸福を追求するべきでしょう。物質的豊かさを目標にするとしても、 “経済の成長“自体を目標にする事は本末転倒甚だしい事でしょう。物質消費レベルの水準をだんだん上げていく事に価値を見出すなんて、狂気の沙汰です。一人の人間が必要十分な物質レベル以上を望むと言う事は、有限な地球上では、未来に生まれてくるべく人間も含めて、他の人の分け前を取る・・・と言う意味でも罪と言うべきでしょう。

経済成長志向・・・物質の生産・消費・廃棄の成長を望むなどと言う事を目標にするほど人間は愚かな存在なのでしょうか?

経済だけではなく、現代社会で肯定的に捉えられている成長志向そのものも、そんなに素晴らしい観念とは思えません。上昇志向の若者が減って下流志向の若者が増えてきたといわている事もあながち悪いことではないように思えます。
ただ、いつの世でも、上昇志向の物質的欲望を持った者に、そんな欲望を持たない人々が踏み台にされてきました。そこのところのセイフティネットを張る事もこれからの社会に必要な事でしょう。
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【2009/02/05 00:01】 | 社会・経済 トラックバック(0) |

経済で不幸になる。
でなしNo.146
>1900年には2倍。1950年には4倍、そして2000年には、36倍

これほどとは、ひどいですね。
無駄使いして地球を36倍痛めつけてるんですね。

決して、幸せが36倍になった気はしません。
(といっても、1700年に生きていたわけではありませんが)

むしろ、
金融関係をここまでいろいろいじくったせいで、こんがらがったヒモがほどけなくなった感すらあります。


最近の企業のニュースでは赤字修正報告ばかりですが、
この一年で、「え、この会社が?」みたいな企業が1、2コ潰れるかもしれません。

早く世の中が正しい方へいくことを願ってやみません。

消費レベルはもっと酷いでしょう。
雑草Z
    でなしNo.146 さん

 ここでの「1人当たりのGDPの歴史的推移」は
1人当たり実質GDを超長期的に推計していることで著名なアンガス・マディソン氏のデータを使って書かせて戴きました。1人当たりGDPの単位は購買力平価で換算した実質ドルです。購買力で考えましたが、物やエネルギーでの消費レベルで考えると、20世紀の成長の伸びはもっと極端な超指数関数的でしょう。(こんな事に『成長』という言葉を使うのですからとんでもありません。)1700年を1としたときの2000年の値も、一桁ぐらい大きいのではないでしょうか?



>金融関係をここまでいろいろいじくったせいで、こんがらがったヒモがほどけなくなった感

全くその通りだと思います。はじめから金持ちがさらなる儲けを目的で始めた金融でしょうから、不公平で穴だらけでだったでしょう。・・・だから色々いじって滅茶苦茶な状態になってしまっていますね。一度御破算にして、システムを新たにしなければ、理不尽な金融支配から抜け出せませんね。


>この一年で、「え、この会社が?」みたいな企業が1、2コ潰れるかもしれません

1,2個じゃ済まないんじゃないでしょうか・・・?。

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コメント
この記事へのコメント
経済で不幸になる。
>1900年には2倍。1950年には4倍、そして2000年には、36倍

これほどとは、ひどいですね。
無駄使いして地球を36倍痛めつけてるんですね。

決して、幸せが36倍になった気はしません。
(といっても、1700年に生きていたわけではありませんが)

むしろ、
金融関係をここまでいろいろいじくったせいで、こんがらがったヒモがほどけなくなった感すらあります。


最近の企業のニュースでは赤字修正報告ばかりですが、
この一年で、「え、この会社が?」みたいな企業が1、2コ潰れるかもしれません。

早く世の中が正しい方へいくことを願ってやみません。
2009/02/06(Fri) 23:23 | URL  | でなしNo.146 #89zBIK8s[ 編集]
消費レベルはもっと酷いでしょう。
    でなしNo.146 さん

 ここでの「1人当たりのGDPの歴史的推移」は
1人当たり実質GDを超長期的に推計していることで著名なアンガス・マディソン氏のデータを使って書かせて戴きました。1人当たりGDPの単位は購買力平価で換算した実質ドルです。購買力で考えましたが、物やエネルギーでの消費レベルで考えると、20世紀の成長の伸びはもっと極端な超指数関数的でしょう。(こんな事に『成長』という言葉を使うのですからとんでもありません。)1700年を1としたときの2000年の値も、一桁ぐらい大きいのではないでしょうか?



>金融関係をここまでいろいろいじくったせいで、こんがらがったヒモがほどけなくなった感

全くその通りだと思います。はじめから金持ちがさらなる儲けを目的で始めた金融でしょうから、不公平で穴だらけでだったでしょう。・・・だから色々いじって滅茶苦茶な状態になってしまっていますね。一度御破算にして、システムを新たにしなければ、理不尽な金融支配から抜け出せませんね。


>この一年で、「え、この会社が?」みたいな企業が1、2コ潰れるかもしれません

1,2個じゃ済まないんじゃないでしょうか・・・?。
2009/02/07(Sat) 03:42 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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