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2008-10-05 00:02
 歴史の中で、その時代時代のエネルギー環境が文明の骨格を作り上げてきた・・・と言う洞察は、近年様々な人が行っています。「エントロピーの法則」のジェレミー・リフキンが元祖でしょうか?日本では槌田敦さんの「新石油文明論」もなかなか鋭い指摘で興味深い面白い内容です。

 人力の利用だけから、畜力(馬力、牛力・・・)を取り入れ人力の十倍以上の力を出せるようになりました。かつては人力、畜力、木(主に燃料)が利用できるエネルギーでした。・・全て再生可能な自然のエネルギーを使っていました。内燃機関が人の体であったり、家畜の体であったり、はたまた木を燃やす暖炉やストーブ・・・と違えども、燃料は植物の光合成による太陽エネルギーの蓄積・・・炭水化物などでした。だからこの時代は簡単に言えば生物のエネルギーの文明、もう少し根本を辿れば太陽エネルギーの文明・・と言う事になりましょう。
・・・・・・・・・・・
 燃料の薪の使い過ぎで森林破壊が進んで、石炭を使うようになり、石炭文明の時代に突入します。
 そして、石炭よりも扱いやすく便利な石油文明の時代の現代に続きます。・・・勿論その間、生物のエネルギーはずっと併存していきます。

 時代のスパンを考えてみます。人力、蓄力、木 の生物のエネルギーの時代が数千年、石炭エネルギーの時代が数百年、石油エネルギーの時代が数十年、ってところでしょうか?・・・エネルギーがシフトする度に間隔が桁違いに短くなってきています。現代の石油文明はまだ数十年・・なのです。石油はエネルギーとしてだけではなく、様々な物も作られています。(それらも大きく考えればエネルギーとも言えましょう)現代はまさに石油漬け・・・ですが、この石油漬けの石油文明は、始まってまだ数十年、高々百年くらいで終わりを告げるであろう刹那的な文明なのです。

 それぞれのエネルギーのシフトは、それぞれのエネルギーの危機や必要に迫られて上手くシフトして来た、と言う人が沢山いますが、それは浅はかな洞察と言うものでしょう。人類は石炭、石油と言う(人類の歴史の長さと比べて)再生不可能な資源にシフトした時点で、パンドラの箱を開けてしまったのです。「エネルギー開発」などと言う言葉を使いますが、単にエネルギーのストックを浪費したに過ぎません。そして、それだけではありません。それによって、地球は大きく汚染されたのです。
 そして石炭、石油などの炭化水素による必ず無くなる再生不可能な地下資源によって、人間社会はドーピングされ、人口もエネルギー使用レベルも持続可能な限界を超えて増え続けているのです。エネルギーのシフトの度に、より大きなエネルギーを使うようになり、エネルギーの浪費が始まったのです。同じことをするのに、時間は速くなりましたが使用するエネルギーの量は極端に増えました
 「環境危機を煽ってはいけない」のロンボルグのように、「人類は今までもエネルギーシフトをして上手くやって来たのだからこれからも経済成長しても大丈夫」などとぬかす人達がでかい顔をしていますが(このような事を鵜呑みにしている知識人ぶった軽率な人達にも困ったものです。)彼らはエントロピーの本質も考察できない愚か者でしょう。
 人類は、石炭・石油に手を付けた時点で破滅への道を進み始めたのです。エネルギーのシフトに成功したと言うよりも、破局へ加速度を早めたと言うべきでしょう。 自立出来ない原子力は、石油の代替になる筈もありません。危険性の観点からも論外です。
 人類は、エネルギーシフトに成功してきたと言うよりも、前のエネルギーの枯渇などにより、より大きなエネルギーを求めて、再生不可能な刹那的な石油エネルギーにシフトし、それに合わせて文明を築いたのです。非常にもろく、必ず破局がやってくる砂上の楼閣を築いて、沈みゆくタイタニックのような文明を謳歌しているのです。
 
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【2008/10/05 00:02】 | エネルギー トラックバック(0) |

破滅の道へまっしぐら?
BEM
石炭・石油がパンドラの箱とは、恐ろしいけれど納得ですね。
石炭、石油、原子力ときて、もう残されたエネルギー資源は地球にありませんよね?太陽、風力、地熱…なんでもいいのですが、今の生活を維持するにはまったく無力なものばかりで、本当にそれらが無くなった時どうなるのでしょう。
今、焼け石に水のように省エネだエコだと騒いでいますが、武田邦彦教授は「境問題はなぜウソがまかり通るのか」の中で、今のうち石油をドンドン使って次世代エネルギーの開発を研究・開発するべきだと言っていました。ある意味なるほどな~と思いました。色々反論される事も多い武田教授ですが、基本的に物を大事にすることを訴えているので、私は好感がもてます。
自給率も上げなければと今また農業が見直されていますが、農業生産までも石油に頼ってしまっているのですから、農業生産者人口を増やす政策でもない限りなかなか難しいのではと思います。
また50年、100年前に戻って牛や馬の力を借りて農業や輸送なんてできたら面白いだろうな~なんて考えながら口元が緩んでしまいます(笑)大量生産、遠方への輸送などがなくなれば小さい集落で、自分たちと周辺の街の分の農作物を作ることができればエネルギーも小さくて済み生きていけるし、ゆくゆくは北海道独立もできるなあ~なんてどんどん変な方へ考えが行ってしまいました。
変なコメントをしてしまい申し訳ありません(^^;
でもたまにテレビで自給自足をしている家を見ると正直、羨ましいって感じるようになってきたこの頃なんです~。

先の展開までコメントされてしまいました(笑)
雑草Z
BEMさん

>石炭・石油がパンドラの箱とは、恐ろしいけれど納得ですね

 自然の循環をしない地下資源はパンドラの箱ですね。石油石炭を燃やしたときの水や二酸化炭素などは循環しますが、全く循環しない放射性廃棄物を出す原発は最悪のパンドラの箱ですね。

>もう残されたエネルギー資源は地球にありませんよね?

 天然ガスとかメタンハイドレードだとか色々やってますが、地下資源は何を開発しようが、本文にも書いたようにストックの浪費であり、汚染になりますね。

>武田邦彦教授
>基本的に物を大事にすることを訴えている

は賛成ですが

>今のうち石油をドンドン使って次世代エネルギーの開発を研究・開発するべき

は研究内容にもよりますが、石油の開発、浪費は生態系に色々な悪影響を及ぼしますから、あまり賛成出来ません。武田氏は「環境危機を煽ってはいけない」の軽率なロンボルグみたいな事を言ってますね。受け売りかもしれませんが・。核エネルギーの開発などは、核融合発電であってもやるべきではありませんしね。

>変なコメントをしてしまい申し訳ありません

 いえいえどうして、今回の記事は布石で、次回から数回の記事を見て戴くとわかりますが(とりあえず2回分ストックしてますが)今回のBEMさんのコメントの後半はこれからの記事の内容を先取りしたコメント内容ですよ!(笑)
後半のコメント内容は私の意見そのままです。望む望まざるとに関わらず、そうせざるを得ないと言う事を書いていきますのでまた読んで下さいね。


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この記事へのコメント
破滅の道へまっしぐら?
石炭・石油がパンドラの箱とは、恐ろしいけれど納得ですね。
石炭、石油、原子力ときて、もう残されたエネルギー資源は地球にありませんよね?太陽、風力、地熱…なんでもいいのですが、今の生活を維持するにはまったく無力なものばかりで、本当にそれらが無くなった時どうなるのでしょう。
今、焼け石に水のように省エネだエコだと騒いでいますが、武田邦彦教授は「境問題はなぜウソがまかり通るのか」の中で、今のうち石油をドンドン使って次世代エネルギーの開発を研究・開発するべきだと言っていました。ある意味なるほどな~と思いました。色々反論される事も多い武田教授ですが、基本的に物を大事にすることを訴えているので、私は好感がもてます。
自給率も上げなければと今また農業が見直されていますが、農業生産までも石油に頼ってしまっているのですから、農業生産者人口を増やす政策でもない限りなかなか難しいのではと思います。
また50年、100年前に戻って牛や馬の力を借りて農業や輸送なんてできたら面白いだろうな~なんて考えながら口元が緩んでしまいます(笑)大量生産、遠方への輸送などがなくなれば小さい集落で、自分たちと周辺の街の分の農作物を作ることができればエネルギーも小さくて済み生きていけるし、ゆくゆくは北海道独立もできるなあ~なんてどんどん変な方へ考えが行ってしまいました。
変なコメントをしてしまい申し訳ありません(^^;
でもたまにテレビで自給自足をしている家を見ると正直、羨ましいって感じるようになってきたこの頃なんです~。
2008/10/08(Wed) 00:17 | URL  | BEM #hszQL7r.[ 編集]
先の展開までコメントされてしまいました(笑)
BEMさん

>石炭・石油がパンドラの箱とは、恐ろしいけれど納得ですね

 自然の循環をしない地下資源はパンドラの箱ですね。石油石炭を燃やしたときの水や二酸化炭素などは循環しますが、全く循環しない放射性廃棄物を出す原発は最悪のパンドラの箱ですね。

>もう残されたエネルギー資源は地球にありませんよね?

 天然ガスとかメタンハイドレードだとか色々やってますが、地下資源は何を開発しようが、本文にも書いたようにストックの浪費であり、汚染になりますね。

>武田邦彦教授
>基本的に物を大事にすることを訴えている

は賛成ですが

>今のうち石油をドンドン使って次世代エネルギーの開発を研究・開発するべき

は研究内容にもよりますが、石油の開発、浪費は生態系に色々な悪影響を及ぼしますから、あまり賛成出来ません。武田氏は「環境危機を煽ってはいけない」の軽率なロンボルグみたいな事を言ってますね。受け売りかもしれませんが・。核エネルギーの開発などは、核融合発電であってもやるべきではありませんしね。

>変なコメントをしてしまい申し訳ありません

 いえいえどうして、今回の記事は布石で、次回から数回の記事を見て戴くとわかりますが(とりあえず2回分ストックしてますが)今回のBEMさんのコメントの後半はこれからの記事の内容を先取りしたコメント内容ですよ!(笑)
後半のコメント内容は私の意見そのままです。望む望まざるとに関わらず、そうせざるを得ないと言う事を書いていきますのでまた読んで下さいね。
2008/10/09(Thu) 01:03 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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