-------- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

2006-10-02 23:05
 「東北原子力懇談会」とかいう団体の作ったテレビCMは、振り込め詐欺よりたちが悪い。あんな出鱈目を子供や、核エネルギーをよく知らない人は信じてしまうではないか!
(それが目的なんだろうけれど・・)


 数年前、この団体のテレビCMは、「原子力は、リサイクル可能なエネルギーです。」と言って、
 砂が落ち切った砂時計を逆さまにして、また砂が落ちてくるアニメCMを流して原子力エネルギーもこう言うものだと主張していた。
 初めて見た時、こんなに酷い詐欺行為許していいのかと、いいようのない怒りが込み上げて来た。他からエネルギーを貰わなくてリサイクル可能なエネルギーなんてある筈ない(エネルギー保存法則及び、エントロピーの法則に反する)。そもそも、プルサーマル、核燃料の再処理とは、はじめの原子力発電で使い切れなかったウランやプルトニウムを核廃棄物の中から集めて、また核反応(分裂)させると言うもの。いわば、不完全燃焼の燃えかすを集めて来て燃やすようなもの。(核反応は、燃えるのではないので、「核燃料を燃やす」という表現も正しくないが・)
 これはリサイクルではない。リサイクルとは、使えなくなったものを、別の用途に使ったり、資源に戻してまた使う事である。核廃棄物は、再利用するどころか,大量の放射能を帯びていて、これはどのような化学処理でも決してなくならない。何故なら、分子レベルよりもっと小さな原子核レベルの話なので、化学処理をしても原子核レベルは変わらない。放射能の減少は、単に時間だけの関数。それも、例えばプルトニウム235で半減期が24000年とか言うレベルだから、人類の文明の歴史から見れば、一旦出来た核廃棄物は、半永久的になくならない。これは恐ろしい事だ。(半減期が長いと放射線を出す量も減けれど・・)
 最もリサイクル出来ない物質だ。これをどうやって再利用すると言うのだ!『劣化ウラン弾』のように非人道的な兵器でも作る気か?本州の北のはずれの青森県の六ヶ所村になど持って行かずにこの推進派の人たちの家の庭で是非とも再利用して欲しいものだ。まあ、半径100km以内くらいの御近所さんから、クレーム殺到だろうけれど・・
 ちなみに日本はプルサーマルの原料をフランスから輸入していた。フランスは、厄介な核廃棄物を一緒に引き取って貰えるのだから、最高に嬉しいだろうし、
日本は何と間抜けな国だと思っている事だろう。

 最近のCMは、「地球温暖化を防ぐ」に変わった。つまり、核反応は燃焼でないから、炭素の酸化もないので、CO2を排出しないとの事である。確かに、完成した原発施設での核反応自体では、CO2は排出しない。
 しかし、原子力発電施設は凄く大きな施設だ。作る時に、コストと共に、エネルギーをかなり使う。トラックやブルドーザーなどを沢山使って、CO2をかなり排出する。原子力は、安全性にかなり気を使う。安全にする為には、さらに厚い鉄板を使い、大きな施設になるだろう。この、原子力発電施設を作る時に使う石油で直接火力発電するだけでも、その原発施設の作り出す電力量の数年分になる。つまり、CO2は、発電所の稼働前に相当排出されている。そして、プルサーマルで使う核廃棄物の輸送にも、精製にも普通以上ののCO2を排出する。それに原子力発電施設の熱放出量は凄く多い。まして、事故でも起きたら放熱も凄いし、その時は CO2 排出も半端じゃないだろう。

それに、温暖化は確かに恐ろしいが、
 CO2排出より、放射能排出のほうが遥かに恐ろしいではないか!!!


  まあ、でも原子力発電の本当の恐さはこれからだ。     <続く>

スポンサーサイト
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2006/10/02 23:05】 | 原子力 トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。