-------- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

2008-05-17 00:12
 ヨーロッパでの産業革命以降の急激な発展・・と呼ばれるものは、科学技術の発展に負う部分も大きいのですが、それだけでは、現代のこれだけ大きな経済成長はなかったでしょう。ここ200年ばかりの経済成長には他の大きな要因がありました。それは、新世界の存在です。そう、イギリス、スペインをはじめとするヨーロッパの国々は、新世界と呼ばれた南米、北米、中米・・のアメリカ大陸を強奪することで、経済を膨張させる事が出来たのです。ヨーロッパの白人たちはアメリカ大陸の先住民を滅ぼして、土地・・農地も住む場所も略奪したのです。

 余談ですが、・・スペイン人達は鉄砲も馬も持っていたのに、最初は原住民のマヤ、アステカ、インカ人などとの戦いに破れ、はね返されていたと言う事です。白人たちがヨーロッパから意図せず体内で持ってきた病原菌・・天然痘、ペスト、インフルエンザ、はしか等の免疫を持っていなかった先住民は、それらの病原菌に負けたのです。結果として、白人たちは先住民達の資産・・開墾された耕地、建物、財宝の数々・・をほとんど無傷で手に入れたのです。奴隷として働かせる先住民も足りなくなったから、アフ リカの先住民をその代わりに運んだというのですから酷いものです・・・。 
 後にヨーロッパ自体の余剰人口もアメリカ大陸に送り込まれたのです。産業革命の資金源も、アメリカ大陸から略奪した有り余る金銀などを投資に回したのです。これらの金銀、貴金属による資本の蓄積がなければ、産業革命はずっと遅れただろうと言う研究がなされています。

 アメリカ大陸だけではありません。アフリカ、アジア・・・多くの国が植民地化されて、ヨーロッパ各国の経済成長を支え続けました。
 その後、それらの植民地、インドや中国などのアジア諸国、アフリカ、中南米諸国が独立した後も、欧米は、(日本も)それらの国々を経済的に支配してきましたし、それらの国々自身の経済成長は、自国内の未開の地域の開発などによって達成されてきました。 
 そう、経済成長は、科学技術や生活水準の向上(・・物質の浪費を生活水準の向上と呼ぶ当たりが洗脳ですが・・・)だけではそんなに伸びません。・・これだけの経済成長・・・200年で数百倍以上・・・狂ったような経済の伸び・・は、これまで経済領域に入っていなかった場所、人々を経済活動に組み入れる事によって達成されて来たのです。そしてさらに石油資源を使い尽くす事で成り立ってきたのです。・・だから、自給自足的な生き方をしていた先住民達を経済圏に組み込み、新たな需要と労働者を増やす為に、人口の増加も必要だったのです。
・・・『経済成長』は、まさにファシズムであり、狂った洗脳です。『経済成長』は、環境破壊の根本原因です。

 さて、現在、これから新たに経済領域に組み入れられる新世界・・なんてありゃしません。
新世界からの強奪も支配も幕を閉じました。・・わずかに残された先住民たちに未だに経済の甘い罠を仕掛けているとんでもない輩はあっちこっちにいますが・・・食料の確保だって難しくなってきた今、人口だって増やせません・・・増やすのは史上最悪の愚作です。アマゾンや南極大陸、やグリーンランドなどの開発は人類の死活問題であることは、論ずるまでもないでしょう。宇宙開発は、地球を著しく環境破壊し、人類の滅亡を早めるだけです。【宇宙開発を語るほどの馬鹿じゃなし】石油に代わる有効なエネルギーの開発だって進んではいませんし、世間でプロパガンダされているほど見込みもありません。・・期待できません。原子力も石油の浪費ですし、なにより悪魔の技術です。・・・これはエントロピーの法則を論じるまでもない事でしょう。・・・だから最近石炭でさえ見直されている現実があります。

   つまり、ここ200年ほどの非常に急激な経済成長は、新たな新世界の組み込みと、人口増加と石油がもたらしたつかの間のバブル花火だった訳で、持続可能な筈が御座いません
 こんな事は、もう二度と起こる筈がありません
こんな経済成長に捕われるほど人間は愚かな存在なのでしょうか?



 参考文献;暴走する文明 A Short History Of Progress 第5章
            :ロナルド・ライト Ronald Wright 著 
スポンサーサイト
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2008/05/17 00:12】 | Economic Fascism トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。