2008-05-01 00:02
 環境問題は全ての人間の環境負荷の総計です。エコロジカル・フットプリント(地球に対する負荷)を考えるまでもないでしょう。環境問題の専門家達が使う事がある環境悪化の原因の IPAT公式は

 影響[Impact]
    =人口[Population]×豊かさ[Affluence]×技術[Technology]

つまり、地球の供給源や吸収源に対する影響=環境負荷[Impact]は、
人口[Population]と豊かさの水準[Affluence]とその豊かさを支えるために用いた技術が与えるダメージ[Technology]  にそれぞれ比例、つまり、それらの積に比例すると言うことです。
(余談ですが、個人的には、豊かさ[Affluence]×技術[Technology] を一つにまとめて、一人あたりの環境負荷・・・とでもしたほうがいいと感じます。)

 積に比例する訳ですから、豊かさAや用いた技術Tが大きくても、人口Pが極端に少なければ、環境負荷Iは少なく、大問題にはなかなかならないと言うことです。・・・当然の事です。
 地球全体に数百万人しか住んでなかったら、一人あたりの環境負荷が現在の数百倍になったり、マッドサイエンティストかなんかが、危険な試みでもしない限り(それらの可能性がある事も否定出来ないのが恐いところです・・)環境問題は、地球規模での大問題にはならないであろうと言うことです。

これは、地球全体でなくとも、閉鎖系とみなせる限られた地域を見ても言える事でしょう。
 
 古代文明が滅んでしまった原因には色々な複合要因が有りますが、主要な原因の一つが人口が増え過ぎた事による人口圧であった例は枚挙にいとまがありません。イースター島、マヤ文明、古代シュメールの都市、エジプト・・・砂漠化だって、人口の過剰による農地の過剰使用が原因である場合が度々です。

 世界の人口は、1万年前はたった1000万人と推定されています。
それが、2000年前で1億人、1000年前で2億人、500年前で5億人、200年前で10億人、現在60億人以上・・・と、指数関数以上・・・超指数関数的に増えています。もう十分に多過ぎるでしょう。
 一人一人の環境負荷が小さくても、これほど人口が多ければ地球に対する環境負荷は大きくなるのは当然です。
 地球は、人口を100億人まで養えるとかも言いますが、限界まで人口を増やす事は、具の骨頂です。ここ200年ばかりの人口の増加は、脅威と言うべきでしょう。

 環境問題の根本は、経済の成長であり、それは人口の増加を伴っている・・と言う図式である事をしっかり認識すべきです。
 人口爆発は、環境問題の根本原因の一つです。増えすぎた現在の人口に対して、少子化は望ましい方向に違いありません。
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【2008/05/01 00:02】 | 食料と人口 トラックバック(0) |
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