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2008-03-25 00:03
 かつて、SF小説を読んでも映画を観てもマンガを見ても、未来の社会では、科学、文明が発展し、生活はどんどんと良くなるようなことばかり描いてありました。勿論、文明や科学に警鐘を鳴らすSF小説、映画、漫画、も存在しましたが、多くの場合、未来は現在よりもバラ色でした。私たちは昔でなく、現代に生まれてきて良かった・・・現代でなく、もっと素敵な未来に生まれたかった・・・などと思わせる未来に対する理想化がありました。人間社会は、紆余曲折があろうとも大局的にはより良い理想の方向に進んでいると考えられていました。
 だから、未来に対しては、すぐに「進歩」というポジティブな表現が使われ、「後退」と言うネガティブな言葉は、「進歩」と言うポジティブな言葉と比べ れば使用頻度もずっと少なかったのです。
   
 国家体制が成長するという事も、信じられていました。社会もどんどんどんどんより良い方向へ進歩していくと信じられていました・・・民主主義国家、自由主義国家、社会主義国家・・・でもそれも今のところ結果的には、かなり怪しい事でした。現在、多くの国で一般の国民にとって、公平で住みやすい社会体制が確立されて来ているとは、言えません。


 現在でも、未来はより良い方向へ進歩していると信仰している人も沢山います。・・・多くの人が理想に向って社会をよりよい方向へ向かわせようと努力しています。

 20世紀半ば過ぎ・・1970年代頃まで・・多くの人が想定していた21世紀は、概して現在の実際の姿よりは素晴らしかったのではないでしょうか?人類、社会の崩壊の可能性を描くSF小説、映画、漫画も沢山ありましたが、それはあくまでフィクションの世界・・・現実はもっと素晴らしい方向へ進むに違いない・・・と信じていた人が多かったのではないでしょうか?
 でもそんなバラ色の未来は、来ませんでした・・・少なくとも21世紀初頭は、貧困も増え、格差も広がり、そして何より多くの環境問題は悪化しました。
バラ色の未来どころか、文明崩壊の危機が現実的なリアルさを見せ始めています。確かにもっと悪い想定もありました。・・核戦争が起きていたら、21世紀を迎える前に、人類は滅んでいたかも知れません。それよりはましです。・・そう、最悪よりはずっとましなのですが・・・。
 現代は・・21世紀初頭は、過去のどの時代よりも素晴らしい・・・なんて胸を張って言える人がいれば、それはかなり御目出度い・・・と言うべきでしょう。現在の環境問題の悲惨さに対してかなり無知と言うべきでしょう。
 未来が、より良い方向へ進んでいると言う発想が、支配者や指導者の支配体制に利用する為に有効だ・・・等と陰謀説を持ち出す積もりは毛頭御座いません。人間に元来備わっているオプティミズムを否定する積もりもありません。何より希望は生きる為のエネルギーですから。ネガティブに性悪説を説く積もりも御座いません。

 しかし、人類の行う行為を何でも安易に肯定すべきではないでしょう。特に産業革命以後の科学信仰、自由資本主義は、決して、自然の摂理に沿っているものではなく、社会を好ましい方向へ導いていると考えるほどにオプティミストでは困ります。あくまで未来は未定です。社会を構成する人々が、私利私欲に走らず、勇気を持って持続可能な理想社会を目指さなければ、バラ色の未来なんて遠のくばかりでしょう。。科学妄信、無節操自由主義経済と決別しなければ、環境問題をはじめとして、多くの社会問題が悪化し、バラ色の未来なんて絵空事のまま、人類はその短い歴史に幕を下ろすのではないでしょうか?。
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【2008/03/25 00:03】 | 社会・経済 トラックバック(0) |
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