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2007-11-25 00:01
エコロジカル・フットプリント[Ecological Footprint]
とは、直訳すると「生態学的足跡」、つまり人間が生活活動をする時に、地球の自然環境、生態系をどれだけ踏みつけているかと言う目安です。人間が生活する上で消費する自然資源を面積で表した量です。あるエリアの経済活動などの規模を、食料のための農牧地や海、木材・紙資源やCO2吸収の為の森林などの面積に換算した値です。

 単位はグローバル・ヘクタール[GHA]で、1GHA は、生物学的生産能力が世界平均と等しい1ヘクタールです。
 エコロジカル・・フットプリントの試算方法もいろいろあり、計算式が不完全だとかの批判もあるようですが、有限の地球上での計算値ですから、誤差範囲は大きくとも、持続可能な社会の為に人間が生活活動をどこまでしていいかの目安になることは確かです。

 エコロジカル・・フットプリントは人口と一人当たりの資源消費量、資源効率によって変化します。これから未来は資源効率は向上するでしょうが、それは徐々にでしょうし、飛躍的な技術革新があったとしても限界は存在するでしょう。だから人口抑制と一人当たりの消費の抑制は必須です。

 例えば、エコロジカル・・フットプリントジャパンの試算では、日本人のエコロジカル・フットプリントは、一人当たり4.4GHAですが、日本の環境収容能力は、国土の広さから(海洋を含むかどうかは不明ですが)一人当たり0.7GHAしかありません。つまり、日本は許容収容能力の6倍の消費、5倍オーバーと言うことになります。今の消費水準(生活水準)では、6分の1の人口、2000万人ぐらいしか持続可能に養えないと言うことです。人口を現在の水準の1億2000万を保つなら、消費水準GDPを6分の1に下げよと言うことになります。
 この、許容量より5倍オーバーしている分は、海外の国からの輸入に頼って、間接的に海外の土地を消費したり、日本の環境を再生不可能なレベルまで過剰に荒らしていることになるわけです。
 エネルギーや資源の消費レベルは6分の1まで下げるのは可能ですが、食料を食べる量は、そこまで下げるのは無理でしょう。だから、たとえ消費レベルを落としたとしても、人口抑制は必要でしょう。
 早急に人口を2分の1の6000万、ひとり当たりの消費レベルを3分の1くらいにしなければならないでしょう。余裕を持たせて考えれば、それぞれ4分の1レベルってところでしょうか?

 ちなみにアメリカ人のエコロジカル・フットプリントは、一人当たり日本人の2倍以上の9.6GHAですが、環境収容能力は4.7GHAで、あの広大なアメリカでさえ、収容能力を超えています。

 2001年の世界のエコロジカル・フットプリントは、一人当たり2.2GHAです。許容収容能力は1.8GHA(公平な割り当て)ですから、地球の生物生産能力を20%以上回っています。この地球規模の超過は、1980年代にはじまり、それ以降ずっと拡大しています。この超過は、自然の再生能力よりも消費の速さが速いと言う事ですから、地球の再生可能な生物資源・・・森林や水産資源・・動植物を減少させ、枯渇に向かわせると言うことです。従ってこの超過は限られた期間しか続けられない事になります。
これが限界を超えたと言われるゆえんです。
 最近良く言われている地球何個分の消費量と言うのはこの事です。
世界中の人々が日本人や並の暮らし(浪費レベル)をはじめたら、地球が2.4個必要(4.3÷1.8)必要だとか、アメリカ人並なら5.3個 (9.5÷1.8)だとか言うものです。
現在の多くの国は、そんな事を無視して勝手にエコロジカル・フットプリントの許容能力を超えていたり、これから超えようとしています。

 数値的なものは、不確かだからかなりの誤差範囲があるとは思いますが、楽観的な予測でも、そろそろ持続可能な社会の限界は超えているでしょう。
限界ぎりぎりの生活でもかなり危険で恐ろしいではないですか!やはり、自然の再生能力の許容量内、限界の何分の一のレベルで押さえるべきでしょう。

だから、人口も経済も成長路線からは脱しなければならないのです。 
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【2007/11/25 00:01】 | 環境総論 トラックバック(0) |
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