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2007-09-13 00:01
 日本に限らず、何故、無駄な公共工事が無くならないのか?財政が破綻しそうになっても何故借金をしてまで、環境破壊の公共工事に投資するのか?
 それは勿論、公共の福祉の為であろう筈はなく、一部の人間のエゴ、欲望によるものです。一方、それを構造として考えた場合、拡大した組織が、工事が終わっても規模を縮小しないで生き残るために、次々と工事を作り出して自己増殖を続けようとするからです。・・・という解釈をもっと一般化して説明しようと考えていたら、丁度いい法則を見つけました。

パーキンソンの法則です。

パーキンソンの第一法則の出だしの一文は
 「仕事は、その遂行のために利用できる時間をすべて埋めるように拡大する」
というものです。・・・言い得てますね!

 そして官僚組織の非合理性について、
 「組織が拡大するのは業務が増化するからではなく、組織が役人を増やすメカニズムを内包しているからであり、組織が拡大するから、無用な業務も増える」と(ユーモアと皮肉を交えて)指摘しています。

 官僚組織の肥大化の本質を鋭く分析しています。官僚に限らず、この手の組織に広く当てはまる法則でしょう。

 政・官・民 癒着の公共工事はその典型で、高度経済成長時代と言うとんでもない勘違いの時代に、公共事業を増やして・・・実態は、いつの時代でも、不要な公共工事、やってはいけない環境破壊の公共工事だらけだった筈ですが・・・ゼネコン業者や関連業者を拡大してしまったから、その肥大化した業者や官公庁、天下り組織の為に、もう十分過剰で食傷気味な公共工事をやり続けているのです。次々と道路を造り、ダムを造り、護岸工事をして・・・・

つまり、官僚組織、政治家、ゼネコン業者の成長の為に、経済も成長しなくてはならないと言う滅茶苦茶な論理になっていくのです。

 政官と癒着していない一般企業では、リストラ(もともとの意味は、「構造の再編成」ですが、日本では「人員整理」の意味で使われる場合がほとんどです。)をして苦労しているのに、有り余る税金(実質はもう借金なんですが・・)を使った公共工事は、いまだに出鱈目な事を屁理屈をつけてやっているのです・・・最近やっと止まり始めましたが、まだまだ増やそうと画策されています。

 そして、経済成長は行き詰まったのに、事業だけ肥大化させて、日本は借金大国になってしまいました。今の政府はその借金を、さらなる経済成長で乗り切ろうとあがいています
 それって、ギャンブルで大きな借金を作ってしまった愚か者が、さらに借金を重ねてギャンブルを続けるのに似ていませんか?



 さらにパーキンソンの第一法則が当てはまるのは、公共工事だけではありません。(特にアメリカは)肥大化した軍需産業もさらに自己拡大すべく政官と癒着して、戦争を仕掛けるのです・・・・

 パーキンソンの第一法則は、広く一般に当てはまる法則でしょう。こんな事・・・組織の自己拡大の維持・・の為に地球環境は人間が住めないくらいに破壊されていくのです。  


 余談ですが、パーキンソンの法則は、有名な第一法則だけでなく、第2、第3法則・・・とあり、どれも興味深い面白い法則です。そして、パーキンソンは、ユーモアと皮肉たっぷりにこれらの法則を説明しているのです。
 特に、社会学者や経済学者ではなく、原子核物理学者 森永 晴彦 氏 が訳した日本語版は、面白そうです。
 私も『パーキンソンの法則』を書物としては読んでいませんので、是非購入して読もうと考えています。
 
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【2007/09/13 00:01】 | 社会・経済 トラックバック(0) |


nao
自然保護のために林野庁の公式ホームページをコンクリート詰めにしましょう。事のついでに土建屋のご家族様が大事にされている鉢植えや庭木も経済成長の一つとしてアスファルト舗装をしましょう。そうすれば全国の鉢植えを愛する方々の大事な緑が灰色のコンクリート詰めになって素晴らしい経済大国になるでしょう。
そして経済成長至上主義の皆さまには趣味で飼っている犬やら猫やら熱帯魚に至るまで「経済成長の為に」生コンで固めて下さい。経済成長の為にはペットを愛するなんて一円の利益もありません。
それから畳もコンクリートで固めましょう。経済成長の為には畳なんて必要ありません。皆さまは冷たいコンクリートの上で就寝しましょう。それから経済成長の為にオール電化を進めましょう。そうすれば将来「火の使い方を知らない」立派な大人だらけになって火事が蔓延するでしょう。

まだまだ言いたい事はあるのですが(笑)。

僕は今後、川について考えて行きます。
雑草Zさん、これからも更新、頑張って下さい。

冗談ではなく・・まじめに
雑草Z
 経済成長至上主義者、大企業の財界人やその犬の官僚の皆さまには、naoさんの言うような事を言ってやるべきですね。彼らは、自分で日本を動かしている社会のリーダーだと言う不遜な自負心があるから始末に終えません。やっている事は、モラルもないだけでなく、非常に低レベルなのに、自分では賢いと思ってやっているところも愚かです。そして、”美しい日本”の国土を破壊し、借金を無責任なまでに増やしているのは他でもない彼ら自身です。一つ覚えの経済成長の悪臭を放つ彼らがいないほうが、日本はずっと美しいでしょう。

 川でも道でも、コンクリートで覆うのは、非常に短絡的な理に適わないやり方です。勉強しなくても感覚でわからない奴が道を作ったり川の整備をしてはいけないでしょう。
 インディアンやアイヌなど先住民族の知恵をもう少し見習うべきです・・・。

 nao さんお久しぶりのパンチの効いたコメントありがとう御座います。

エントロピー経済学の紹介
TheorySurgery
こんにちは。ペットボトル行政など、これから環境にかかわる仕事も、どんどん増えていくのはまず間違いないのかもしれませんね。それが、どれだけ資源の無駄遣いになったとしても。

ところで、槌田さんの最新作として『弱者のための「エントロピー経済学」入門』が発売されたようです。物理学用語であるエントロピーが経済学に冠しており、まさに文理融合を目指した意欲作だと思います。

本物のエントロピー学者がこれまで経済学を論じた書は皆無ではないかと思います。一味もふた味も違う槌田さんの文明論のファン待望の書として宣伝しておきます。

ご紹介有難う御座います。
雑草Z
 お久しぶりのご訪問有難う御座います。

 槌田敦さんの本に関しては、禁断症状が治まって、他の本を読んでいるところでしたが、久々に槌田さんの新書が出るのは嬉しいものです。是非買わせて読ませて戴きます。情報有難う御座います。
その内容に関してまた色々議論したいですね。

 余談ですが、以前『文明崩壊』の上巻を読んで、槌田さんの本のほうが遥かに面白い等と書きましたが、現在読んでいる下巻のほうは、予想外に面白いからおススメです。訳者が理系的素養がないらしく、多少お門違いの訳をしているのが少々気になりますが・・・


 PS
パーキンソンの法則だけではなく、自己拡大を内包している現代の資本主義と一緒にされた自由主義は、経済成長し続けなければシステムが機能できないと言う致命的な欠陥を露呈しています。この範疇で持続可能な社会を論じるのは、無理だと思いますが、如何でしょう?

ブレーキのない車
TheorySurgery
市場経済の拡大路線ではもたない、私もそう思います。一番いいのはそれに参加しないことですが、残念ながら、いまやほとんどの民族がその巨大なシステムに組み込まれて(飲み込まれて)しまっています。

むしろ今の現状は欧米が環境問題などを錦の御旗に掲げ、途上国という名で呼ばれる国々にまで強制参加させようとしているようにも思います。その土地には固有の民族と文化があります。それを守って暮らしている人の土地を奪い、資源を掘り尽くすつもりなのでしょう。

私は資本主義はブレーキのない車だと思います。このまま行けば、崖に落っこちることが分かりながら、それを誰もとめることができない。私は槌田さんの文明論などにその解決法の糸口となるものがないかと期待しています。

私の実家は農家でしたが、人糞も肥料に使っていました。いまの時代は、糞尿を循環できずして、リサイクルもヘッタクレもないと思います。江戸時代に戻ることはできなくても、過去の時代から学ぶことはいくらでもある気がします。「文明崩壊」は注文しました(中古)。

リサイクル行政の連中には糞尿のリサイクルを真剣に考えてもらいたいものだと思います。うちの婆ちゃんが農家をしているときに、役人の無能ぶりや嫌がらせを、いろいろと聞かされたので、私の役人嫌いは直りそうにもありません(笑)。

>強制参加
雑草Z
>途上国という名で呼ばれる国々にまで強制参加させようとしている

 そうですね。かつて、十数年くらい前まで未開のイメージの民族の方々がいつの間にか、欧米化している映像をよく目にして愕然とします。

>固有の民族と文化

を尊重せずに、キリスト教の人々をはじめ、”先進国”と名乗っている国々が、市場経済の拡大路線に組み入れています。その行為自体が経済成長な訳です。
その事によって、自分達の文明も崩壊に早く近づく事も考えずに、目先の利益追求している姿は、本当に愚かです。

 大規模下水処理施設は、本当にしょうもないですね。糞尿を他のものと混ぜてリサイクル出来なくしているのですから。

 CO2削減なんて言う前に、糞尿くらいリサイクルしろよ!
ですね。

 多くの役人は、未だに、お金を使う必要ないものにお金を使っています。ちゃんと考えていれば夕張市みたく財政破綻しそうな町が沢山あるわけありません。

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この記事へのコメント
自然保護のために林野庁の公式ホームページをコンクリート詰めにしましょう。事のついでに土建屋のご家族様が大事にされている鉢植えや庭木も経済成長の一つとしてアスファルト舗装をしましょう。そうすれば全国の鉢植えを愛する方々の大事な緑が灰色のコンクリート詰めになって素晴らしい経済大国になるでしょう。
そして経済成長至上主義の皆さまには趣味で飼っている犬やら猫やら熱帯魚に至るまで「経済成長の為に」生コンで固めて下さい。経済成長の為にはペットを愛するなんて一円の利益もありません。
それから畳もコンクリートで固めましょう。経済成長の為には畳なんて必要ありません。皆さまは冷たいコンクリートの上で就寝しましょう。それから経済成長の為にオール電化を進めましょう。そうすれば将来「火の使い方を知らない」立派な大人だらけになって火事が蔓延するでしょう。

まだまだ言いたい事はあるのですが(笑)。

僕は今後、川について考えて行きます。
雑草Zさん、これからも更新、頑張って下さい。
2007/09/14(Fri) 00:12 | URL  | nao #-[ 編集]
冗談ではなく・・まじめに
 経済成長至上主義者、大企業の財界人やその犬の官僚の皆さまには、naoさんの言うような事を言ってやるべきですね。彼らは、自分で日本を動かしている社会のリーダーだと言う不遜な自負心があるから始末に終えません。やっている事は、モラルもないだけでなく、非常に低レベルなのに、自分では賢いと思ってやっているところも愚かです。そして、”美しい日本”の国土を破壊し、借金を無責任なまでに増やしているのは他でもない彼ら自身です。一つ覚えの経済成長の悪臭を放つ彼らがいないほうが、日本はずっと美しいでしょう。

 川でも道でも、コンクリートで覆うのは、非常に短絡的な理に適わないやり方です。勉強しなくても感覚でわからない奴が道を作ったり川の整備をしてはいけないでしょう。
 インディアンやアイヌなど先住民族の知恵をもう少し見習うべきです・・・。

 nao さんお久しぶりのパンチの効いたコメントありがとう御座います。
2007/09/14(Fri) 14:08 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
エントロピー経済学の紹介
こんにちは。ペットボトル行政など、これから環境にかかわる仕事も、どんどん増えていくのはまず間違いないのかもしれませんね。それが、どれだけ資源の無駄遣いになったとしても。

ところで、槌田さんの最新作として『弱者のための「エントロピー経済学」入門』が発売されたようです。物理学用語であるエントロピーが経済学に冠しており、まさに文理融合を目指した意欲作だと思います。

本物のエントロピー学者がこれまで経済学を論じた書は皆無ではないかと思います。一味もふた味も違う槌田さんの文明論のファン待望の書として宣伝しておきます。
2007/09/24(Mon) 23:19 | URL  | TheorySurgery #7uLS4I8I[ 編集]
ご紹介有難う御座います。
 お久しぶりのご訪問有難う御座います。

 槌田敦さんの本に関しては、禁断症状が治まって、他の本を読んでいるところでしたが、久々に槌田さんの新書が出るのは嬉しいものです。是非買わせて読ませて戴きます。情報有難う御座います。
その内容に関してまた色々議論したいですね。

 余談ですが、以前『文明崩壊』の上巻を読んで、槌田さんの本のほうが遥かに面白い等と書きましたが、現在読んでいる下巻のほうは、予想外に面白いからおススメです。訳者が理系的素養がないらしく、多少お門違いの訳をしているのが少々気になりますが・・・


 PS
パーキンソンの法則だけではなく、自己拡大を内包している現代の資本主義と一緒にされた自由主義は、経済成長し続けなければシステムが機能できないと言う致命的な欠陥を露呈しています。この範疇で持続可能な社会を論じるのは、無理だと思いますが、如何でしょう?
2007/09/25(Tue) 21:35 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
ブレーキのない車
市場経済の拡大路線ではもたない、私もそう思います。一番いいのはそれに参加しないことですが、残念ながら、いまやほとんどの民族がその巨大なシステムに組み込まれて(飲み込まれて)しまっています。

むしろ今の現状は欧米が環境問題などを錦の御旗に掲げ、途上国という名で呼ばれる国々にまで強制参加させようとしているようにも思います。その土地には固有の民族と文化があります。それを守って暮らしている人の土地を奪い、資源を掘り尽くすつもりなのでしょう。

私は資本主義はブレーキのない車だと思います。このまま行けば、崖に落っこちることが分かりながら、それを誰もとめることができない。私は槌田さんの文明論などにその解決法の糸口となるものがないかと期待しています。

私の実家は農家でしたが、人糞も肥料に使っていました。いまの時代は、糞尿を循環できずして、リサイクルもヘッタクレもないと思います。江戸時代に戻ることはできなくても、過去の時代から学ぶことはいくらでもある気がします。「文明崩壊」は注文しました(中古)。

リサイクル行政の連中には糞尿のリサイクルを真剣に考えてもらいたいものだと思います。うちの婆ちゃんが農家をしているときに、役人の無能ぶりや嫌がらせを、いろいろと聞かされたので、私の役人嫌いは直りそうにもありません(笑)。
2007/09/25(Tue) 22:35 | URL  | TheorySurgery #7uLS4I8I[ 編集]
>強制参加
>途上国という名で呼ばれる国々にまで強制参加させようとしている

 そうですね。かつて、十数年くらい前まで未開のイメージの民族の方々がいつの間にか、欧米化している映像をよく目にして愕然とします。

>固有の民族と文化

を尊重せずに、キリスト教の人々をはじめ、”先進国”と名乗っている国々が、市場経済の拡大路線に組み入れています。その行為自体が経済成長な訳です。
その事によって、自分達の文明も崩壊に早く近づく事も考えずに、目先の利益追求している姿は、本当に愚かです。

 大規模下水処理施設は、本当にしょうもないですね。糞尿を他のものと混ぜてリサイクル出来なくしているのですから。

 CO2削減なんて言う前に、糞尿くらいリサイクルしろよ!
ですね。

 多くの役人は、未だに、お金を使う必要ないものにお金を使っています。ちゃんと考えていれば夕張市みたく財政破綻しそうな町が沢山あるわけありません。
2007/09/26(Wed) 06:55 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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