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2007-08-07 02:07
 私の住んでいる福島県会津地方に、会津高田という町がありました。この前の平成の大合併で3町村が合併して、現在は会津美里町の一部です。そこに、伊佐須美神社という田舎にしては結構大きな神社があります。
 その敷地内だと思うのですが、神社からは離れたはずれの部分に、ひょうたんプールという名の非常に魅力的で神秘的で面白い池がありました。・・そう、プールというよりは池と呼ぶべきでしょうけど・・池というよりも自然な感じで、沢と沼という感じでした。・・・・?沢と沼?・・その理由はこれからかきます。

 子供の頃、夏場に高田町の親戚の家に行く一番の楽しみは、このひょうたんプールに行く事でした。いとこの男の子数名で、水泳パンツ一丁のような格好で行くのですが、泳ぐわけではありません。泳ぐにはちと冷た過ぎる温度です。
 
 かつて、プールとしてひょうたん形に作られたという事です。水は土手を挟んだ反対側の大川(阿賀川の支流)から、地下を通して引かれ、ひょうたんの二つのこぶの小さい方の真ん中の部分から、沸き出すように作られたとの事です。沸き出し口は、直径2mほどのコンクリで囲んであって、きれいな砂利が敷き詰められていました。湧き出してくる水は川の水よりもずっと冷たく感じられました。はじめ、プールとして作られましたが、冷たすぎて泳げなくて放置されているうちに、自然豊かな神秘的な池に変わっていったらしいのです。


 このひょうたんの小さい方のこぶは、底が石場で、沢の生物・・・カジカ(魚のほう)、沢ガニなどが棲んでいました。水が湧き出ているきれいな沢のイメージそのものでした。 
 そして、真ん中のくびれから大きいこぶ方向に水が流れ出して、こぶの下の向こう端から、小川になって流れ出していました。その大きいこぶの方は、回りにうっそうと茂った木の陰の部分が多く、底が泥で、藻が沢山浮いていて、沼の雰囲気でした。そして、いとこが会津の方言でいうところの「トゲチョ」、巣作り魚で有名な「イトヨ」の生息地でした。

 つまり、この池は、沢と沼がくびれの部分でくっついたような不思議な池だったのです。川の水が湧き出す小さなこぶ部分は、底が砂利で、沢の生物が棲み、それがくびれ部分まで続き、そこで、大きなこぶの、底が泥の部分に水が流れ出しているさまは、沢の水が沼に流れ込む感じです。そして、大きなこぶの沼部には、巣作り魚のイトヨが、群れていました・・・。

 はじめのうちは、小さいこぶの方の沢ガニやカジカとりに夢中になっていましたが、だんだん大きなこぶの沼に入って「とげチョ」を網で追うようになりましたが、トゲチョは逃げてなかなか網に入らなかった記憶があります。

 このひょうたんプールを数年前懐かしくなって見にいきました。・・ちゃんと存在したのですが、残念なことに、かつての魅力は失われていました。・・・今日も見に行きましたが濁った水で水量が多く、くびれの部分に鳥小屋が作られ小さい方の楕円には、水鳥が放され泳いでいました。周りの木も切られたのか、間引きされ、池の周りは歩けるように小ぎれいに整備されていました。川の水質の変化もあったでしょうが、何故こういうことを平気でしてしまうのでしょうか?ただのよくある公園の池に成り下がっていました
カニもカジカもトゲチョもいなくなってしまったでしょう。

 ひょうたんプールは、本当の沢や沼ではなかったけれど、沢と沼がくっついていて、その限られた部分に(プールとしては大きなプールでしょう)神秘的で野趣溢れる自然を体現していました。現在もあの状態だったら、天然記念物に指定されてもいいくらいでしょう!
 それを見事に人工のつまらない池に改修されてしまいました。
 大規模工事だけでなく、全国の小さな沢や沼でこういう酷い改修がなされているのです。


 あの、かつての神秘的なひょうたんプールの素晴らしい自然を現在の子供たちにも体験させたいものです。 
070807_1317~0002.jpg

現在のひょうたん池…普通の池にしては趣があるほうでしょうが…かつてはずっと野趣溢れる神秘の池…

070807_1316~0001.jpg

手前が水が湧き出している小さいほうのこぶ

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【2007/08/07 02:07】 | 思い出 トラックバック(0) |

感性
天地 はるな
たぶん、雑草さんの日記を読まないで、写真を見たら、いいとこだなと思うかもしれません。
でも、ほんと、鳥小屋は、ちょっといだだけませんね。
私たちの感性が違うのでしょうか。
どこも過剰な装飾をしたり、木を伐ったりします。
なにを基準にそんなことをするのかと不思議です。



かつての野趣溢れる神秘的な姿を知らない人は
雑草Z
 素敵な池だと思うかもしれませんが、かつての姿を知っている私が現在の変わり果てた姿を見たときには、愕然ときました。

 水鳥の泳ぐ小さいほうのこぶの水は、かつては透き通って沢の生き物が棲んでいました。・・もうカジカも沢ガ二もいないでしょう。
 向こうの大きなこぶには、かつては藻が沢山浮いていて、トゲチョが巣を作って泳いでいました。・・そのとげちょも、もういないでしょう。

 >過剰な装飾をしたり、木を伐ったり

するのは、感性が狂っていますね。
それだけではなく、単に税金などをつかって、業者に儲けさせたい場合もあるのでしょう。
 そのままにしていれば素晴らしい自然を、いじくりまわして滅茶苦茶にするのが人間では、悲しすぎますね。 

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コメント
この記事へのコメント
感性
たぶん、雑草さんの日記を読まないで、写真を見たら、いいとこだなと思うかもしれません。
でも、ほんと、鳥小屋は、ちょっといだだけませんね。
私たちの感性が違うのでしょうか。
どこも過剰な装飾をしたり、木を伐ったりします。
なにを基準にそんなことをするのかと不思議です。

2007/08/08(Wed) 18:38 | URL  | 天地 はるな #-[ 編集]
かつての野趣溢れる神秘的な姿を知らない人は
 素敵な池だと思うかもしれませんが、かつての姿を知っている私が現在の変わり果てた姿を見たときには、愕然ときました。

 水鳥の泳ぐ小さいほうのこぶの水は、かつては透き通って沢の生き物が棲んでいました。・・もうカジカも沢ガ二もいないでしょう。
 向こうの大きなこぶには、かつては藻が沢山浮いていて、トゲチョが巣を作って泳いでいました。・・そのとげちょも、もういないでしょう。

 >過剰な装飾をしたり、木を伐ったり

するのは、感性が狂っていますね。
それだけではなく、単に税金などをつかって、業者に儲けさせたい場合もあるのでしょう。
 そのままにしていれば素晴らしい自然を、いじくりまわして滅茶苦茶にするのが人間では、悲しすぎますね。 
2007/08/08(Wed) 22:16 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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