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2007-05-15 00:01
 山や森、川や湿原など、自然が残された場所では、ゴミ箱が設置されていない所が多く、ゴミの持ち帰り運動が定着しています
 私は以前より、このゴミの持ち帰り運動には疑問を持っていました。いや、普通にゴミ箱を設置せよという積もりは毛頭ありません。人がこんな所まで持ってきたゴミを、わざわざ税金を使って回収する必要はないでしょう。それなら自分達で持ち帰るべきです。
 私の疑問は、こういう場所からゴミを持ち帰る事が、果たしていい事だろうか?という事です。根本的な解決策になっていないどころか、余分な環境汚染を作り出しています。

 確かに残された大自然を大切にするべきです。現在の形態のゴミを山や森、川や湿原に置いて来たら、それこそ不法投棄現場のように、すぐに酷く荒れた状態になってしまうでしょう。
 しかし、その特殊な場所・・・壮大な自然の残された場所だけをサンクチュアリーとして、ゴミは持ち帰って別の場所に捨てる・・・っ て、ゴミ問題から言えば何の解決にもなっていません。ゴミの絶対量は減らないどころか増やしています。・・あちこちにばら撒くよりはいいでしょうが・・・。こう言う手法は、環境問題対策とは言えないと考えます。
 それだけではありません。地上の栄養分は重力によって下へ下へと落ちていきます。程度問題では有りますが、山の上へ生ゴミを置いてくるのはあながち悪くもないことではないでしょうか?
 缶やペットボトル、ビニール袋などの人工物質は持ち帰るべきでしょうが、生ゴミ、糞尿は、目立たぬように置いてくるのも決して悪いことではないと考えます。・・・自然に腐る過程で、ほかの生き物の栄養になっていくのです。

 例えば、最近携帯トイレを登山口とかで売って、山でした便の持ち帰り運動がなされていますが、私はこれには反対です。それならば、バイオトイレの方がずっといいでしょう。自然の循環に流せる糞尿を、携帯トイレの容器に入れて麓に帰ってから捨てれば、その容器は人工物質で、自然に循環はしませんから、折角の栄養分たっぷりの糞尿を自然の循環から隔離して、結果として余分なゴミを増やすのです。

 - かつて、5年ほど前「東北自然保護の集い」とかに出席してみた時、この携帯トイレを推進している方がいて、この携帯トイレ推進運動を大会アピールの一つとして採択する事に私が一人で反対して、採択が流れた事があります。(その時以来もうその集会には出ていませんが・・)
採択しようと言う方達は、
「赤ちゃんの紙おむつと同じようなものだから、山を汚さずにいいではないか・・・」
と言ってましたが、私は、「だからこそ駄目だ!」と反対しました。紙おむつは、利便性だけ求めて家庭をきれいにして、環境汚染物質を増やしているのです。まさに、携帯トイレは紙おむつと同様に、局所を汚すのを防ぐ代わりに、もっと広域を環境汚染するのです。


 犬の糞の持ち帰り運動も同様です。確かに犬の糞を道ばたや玄関先に置いていかれたら酷いと思うだろうし、マナー知らずだと思うでしょう。しかし、家に持ち帰った糞は、大抵ゴミとして袋に入れて出すそうです。極端な場合は、化学物質で固めて燃えないゴミに出すと言うのを聞いたことがあります。

 こんな事がマナーになったのも、どこもかしこもコンクリートやアスファルトで鋪装したり、側溝までもU字溝を使うからです。犬の糞くらい、土をちょっとかぶせるくらいが適当な処置でしょう・・・そんな余裕のない都市部は、人口過剰過ぎるのです。森で犬が糞をしても目くじら立てて騒がないでしょう。
 余談ですが、私が育った岩手県の田舎では、通学路などに馬や牛の大きな糞が落ちていたものですが、誰も文句は言いませんでした。

 こう言う局所的な環境保護運動は、地球規模と言わずとも、もう少しマクロに見れば、環境汚染を増やしているだけの事だと思います。こんな事は環境問題対策と呼ぶべきではありません。

 山で便意をもよおしたら、「花摘み」と言って、木陰などで用を足して、土を少しかけてくる・・・そういう大らかな伝統が、下方の海に流れてしまう栄養を山の上に戻していたのでしょう。、山の上から、ずうっと下って下の地区までの栄養供給にもなるのです。

 確かに過剰な場合は山の生態系に影響はあるので良くないでしょう。
尾瀬の水芭蕉も人間の捨てた生ゴミで肥大化しています。人間の糞尿は栄養分が強すぎて、低い養分で生きている高山植物に過分な養分を与えると言う危険性もかなり有ります。しかしそれも程度問題でしょう。オーバ ーユースを制限すればいいのです。万年雪の残る山とかを除けば、
多少の「野グソ」は、生態系にとっては「恵み」ではないでしょうか?


 - 以上、昔からの私の持論は、槌田敦氏の以下の文献が後押ししてくれました。

『熱学外論 ー 生命・環境を含む開放系の熱力学』
・・・これが、物理の熱力学の本だと言うからびっくりです。本書については後日また色々書きますが、こんなに面白い熱力学の本を書く槌田敦さんは、それ
だけでも素晴らしいと思ってしまいます。

『エコロジー神話の功罪 ー サルとして感じ、人として歩め』
・・・槌田氏の得意とする似非環境保護についての本です。サブタイトルもGoooo!!
     
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【2007/05/15 00:01】 | ゴミ・廃棄物 トラックバック(0) |
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