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2007-03-30 23:59
食料不足5

 一昔前までは、マグロの消費大国と言えば日本でしたが、最近はアメリカをはじめ世界各国での需要量が増えています。特に日本食ブームの中国での消費は、日本を抜く勢いのようです。
 最近、乱獲による、マグロの食料資源としての枯渇問題が心配されています。マグロ漁獲量の規制も議論になっています。

 しかし、それが、大変な問題でしょうか?

 マグロは、海洋における食物連鎖の頂点に近い部分に位置します。まあ、マグロの上に人間がいる訳ですが・・・一般に食物連鎖においては、1段階進むとエネルギーは10分の1レベルに下がると言われています。つまり、食う食われるの関係に於いて、食われる魚の10のエネルギーが、食う魚の1のエネルギーになると言うことです。食われる小魚なら10㎏食べれるところ、それを餌にした魚なら1㎏しか食べれないと言う事です。そう言う意味では、野菜や穀物など食物連鎖の一番はじめにある植物を食べるベジタリアンが、一番食物のエネルギー取得の能率がいいわけです。
 だから、マグロが食えなくなるのを大問題にして騒いでいるのは甘いと考えます。マグロが食えなくなるのは、日本人として寂しいことかも知れませんが、寂しいくらいのレベルです。もっと言えば、贅沢な食べ物が一つ食べられなくなるだけです。
 マグロが食べれなくとも、食物連鎖のもう少し下の段階にあるサンマやニシンや他の小魚だけでも食えれば十分幸福だと考えます。そういう小魚をペットや家畜の餌にさえしている日本は、異常ではないでしょうか?
21世紀の前半、と言うよりこれから10~20年の範囲で見ても、食べれなくなる魚がマグロだけなら、かなり幸運だと私は考えます。世界の人口爆発と食の肉食化(魚を含む)を考えると、マグロくらいで騒いでいるのは、かなり御目出度いと考えます。そう言う意味でも私は、マグロ危機についてはたいした問題でないと考えております。ただ、マグロという世界中の大洋を泳いでいる魚の種の絶滅や激減による(思いもかけない)生態系の破壊は、心配するところです。
 
 単なるエネルギー変換だけではなく生態系の繋がりの問題もあるので、必ずしも植物だけ食べればいいと言うことではないと思います。食物連鎖は、食う食われるの関係に重点を置いていますが、そのときの廃棄物、つまり糞尿の栄養も生態系に重要な働きがあります。陸上の栄養は、川によって海に流されています。陸上の栄養が失われていくのです。海の魚を獲って、陸に運んで食べることは、海の栄養を陸に上げる重要な働きもあると思います。しかし、現在は、折角海から戻した陸上の養分を、水洗トイレで流して、無駄に使ってしまうので、その働きはストップされています
 →【最もリサイクルすべきもの】  , 【重点目標はうんちやおしっこ】 

 話を戻しますが、現在、世界のマグロの需要が増え、世界中の大洋に生息していたマグロが減少して、日本でもマグロが食えなくなる日がくるのではないかと心配されています。
 しかし、私は、まぐろが食えなくなるくらいで騒いでいるようなお気楽なことでは、この国の食糧危機は本当に深刻になると考えます。マグロが食べれなくなる事をきっかけとして、そこからもっと考察を広めるべきです。水産資源が確実に枯渇に向かっている事、すでにかなり枯渇している魚と海域がある事・・・北海のタラなど、事例は沢山あります。・・・水産資源の枯渇はかなりシビアーな問題です。この、一方的に減る地下資源等とは違い、増やす事も可能な水産資源の枯渇を防ぐ事を考え、さらに水産資源だけではなく、食糧不足の問題についてしっかり考えるべきであると考えます。


 例えば何年か後に"マグロが食えなくなる日"が来ても、食料不足にならなければ、かなり望ましいシナリオだと考えます。私だったら特に文句はありません。マグロが食えなくなる事が、絶滅によるものでなく、規制によるものであれば、なお望ましいくらいでしょうか?
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【2007/03/30 23:59】 | 食料と人口 トラックバック(0) |
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