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2007-01-09 02:06
CO2温暖化脅威説は本当か?-9  
「地球温暖化は憂うべきことだろうか?- CO2温暖化脅威説の虚構」
          近藤邦明[著] 不知火書房
 - 考 -

 今まで、本書を中心に、他の書物やいろいろな方のコメント、コメント頂いた方々のご紹介のHPを参考にCO2温暖化脅威論について、考察して参りましたが、私の現段階での見解を述べさせて戴き、この事に関しては一旦閉めさせて戴きます

 CO2温暖化説への私の見解は、ズバリ、「分からない」です。つまり、CO2温暖化脅威説はまだ、学術的論争の段階くらいのものだと感じました。 極端に言えば、まだ確定されていない仮説の部分をIPCCの見解が暴走して引くに引けなくなってしまった、と言うところでしょうか?
 CO2が温室効果がある事は確かです。しかし、それが主たる要因かと言えばかなり怪しく別の様々な要因の可能性もあると言う事が分かりました。
 地球温暖化は、CO2の増加が主たる原因と言うよりも、多くの(人的)要因の相乗効果と見るべきでしょう。IPCCはその起因がCO2の増加で、CO2が、色々なフィードバックを引き起こすと述べていますが、その根拠が気候シミュレーションじゃ本末転倒です。

 IPCCが、膨大な予算を貰って、多くの研究者が参加し、威信をかけて研究した結果「現在の温暖化傾向は、人的活動のCO2の増加に起因する事が最も確からしい、そして大気中のCO2の増加を止めなければ今世紀中に大変な結果をもたらす」という事なんでしょう。確定出来なかった事は、お粗末のようですが、複雑カオス系の事ですから仕方がない部分もあります。・・・それを逆手にとって、自分達も半信半疑でも、「完全否定は出来ない」と高をくくっているのかも知れません。

 でも、こんな事でも人々が環境問題に関心を持ち、省エネに努めたりするようになるのはいいことだと思います。
 しかし、それとは別に、しっかり説明責任があります。
 説明責任があるのは、CO2温暖化説を唱えたIPCCとそれを支持する権威の側だけです。何故ならそれによって膨大な税金が使われ、色々な対策が取られ(日本では現在原発推進の最大の理由になっています)人々を不安に陥れているわけですから・・懐疑派は確固とした別な説を持ち出す必要はなく、質問だけしてもいい筈です。それに対して、CO2温暖化説擁護派の学者や官僚は、堂々と受けて立って、懐疑派に(どんな国民にも)説明する責任があるでしょう。
  
 CO2温暖化脅威説懐疑派の方々の反論、主張はかなり理に適っています十分検討の余地があます。
 温暖化の主要因は、例えば温室効果ガスに限っても京都議定書の削減目標に含まれていないH2Oの可能性だってかなり高いと思います。
 人的活動起源にしましても、大気汚染、森林伐採や砂漠化、コンクリートで覆われた大地などの可能性も高いと思われます。単純に、地上で増えてきた放熱活動の熱が地上に残り、対流して宇宙に放熱されるのが不十分な場合の可能性だって大いに考えられるでしょう。
 異常気象にしても、CO2温暖化というよりも、近藤邦明氏が示唆されていた、対流圏上層の汚染、地表の改変による太陽放射に対する反射率の変化、水循環の大規模な改変などとともに、人工熱源の遍在や大気汚染が気圧配置に影響を及ぼして気象擾乱の誘因になっている可能性も高いでしょう。・・・個人的にはこっちが主たる原因だと思います。・・だから、原発をはじめとしてCDM(クリーン開発メカニズム)制度によるとんでもない設備の設置は、より異常気象を助長するでしょう。
 異常気象まで全てCO2温暖化のせいにして、ほかの環境破壊から目をそらせているのではないかと疑りたくなります。

 異常気象をはじめ、色んな環境問題の多くをCO2温暖化だけのせいにしたり、CO2温暖化の切迫性を強調して、他の環境問題から目をそらせるべきではありません
  
 IPCCの報告が本当ならば、このまま温暖化が進めば100年で人類は再起不能なまでの打撃を受ける訳です。100%正しいとは言えなくとも、予防原則は必要だと言うのはわかります。でも、それなら京都議定書のようにほとんど効力のない対策やCDM制度のようにまやかしの偽の対策では話になりません。
それはギャグ効果(ギャグのような逆効果)と呼びたいくらい愚かな対策です。

 IPCCのCO2地球温暖化脅威説の警告を信じるならば、非常事態宣言を出して、対策するべき(はず)ではないでしょうか?経済成長なんてたわごと言ってられないではないですか!!?100年以内に地球が熱暴走するのですよ!今すぐCO2排出70%削除に向け、多くの経済活動をストップして、対策するべき(はず)でしょう。
 そう言う対策を強行にでも提言しないIPCCの学者およびそれを後押しする学者達は、学者としての良心がないか、自分の説を信じていない御用学者と言われても然りではないでしょうか?
 また、CO2温暖化脅威説を根拠につくられたCDM制度でCO2を海底に埋めるなどの対策を講じようとしている政治家や産業界も対策の方向が完全に間違っていいます。CO2温暖化脅威説を金儲けに利用しているとしか思えません。狂った対策としか言い様がありません。そもそも、脅威と感じていないからそんな馬鹿な対策を考え付くのではないでしょうか?

以上が私の見解および意見です。まあ、否定はしないけど、懐疑派ですね。

 最後にこのサイトを訪れてコメントを頂いた方々、いろいろ研究されているお詳しい方のご助言、反論、すばらしいサイトのご紹介ありがとうございました。

 おしまいに、このサイトへのコメントで知り合った(といってもまだお会いした事はありませんが・・)凄く気合いの入った懐疑派と擁護派の2つのサイトの紹介で、終わりにさせて頂きます。この問題に関しては、立場は反対ですが、お二人とも近藤邦明氏や私同様、地球環境問題を非常に憂えている点では一致していると思います。このシリーズの期間中、私はこのお二人のサイトを、近藤邦明氏のサイトと同じくらい長い時間訪問させて頂きました。

 先ずは、CO2地球温暖化説懐疑派の要,猫田白重氏;<<思えば馬鹿な企画だった>>
http://www.geocities.jp/obkdshiroshige/index.htm
 ↑かなり専門的な部分まで分かりやすく説明しています。よくここまで調べあげたと感動いたします。専門的で長くて読むのに疲れるようでしたら、記事の中の漫画の部分だけ読んでも要点がわかり、なるほどど思います。漫画『環境症』も傑作です。なにせ本物の漫画家さんですから・・地球温暖化だけでなく、ダイオキシンの問題の漫画解説などもなかなかです。彼の論理にはかなり同意出来ます。



そして、CO2地球温暖化説擁護派の砦,SGW氏:<<温暖化いろいろ>>
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/#pagetop
 ↑タイトルがそのままズバリです。温暖化の事について本当にいろいろな側面から広く深く書いてあります。やはり、よくぞ調べあげたって感じですね。温暖化について調べるときは、このHPかなり活用できます。擁護派と懐疑派の討論会に参加されて発言もされた方です。私は同意できない部分が多々ありますが。



  と、いうことで、
CO2温暖化脅威説は本当か?  
「地球温暖化は憂うべきことだろうか? - CO2温暖化脅威説の虚構」
          近藤邦明[著] 不知火書房
 - 考 -

 は、ひとまず終了に致しますが、次回、番外編です。私がこの本に最も共感した部分です。
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【2007/01/09 02:06】 | CO2 トラックバック(0) |

はじめまして!
kumacom
先日こちらのサイトを知り、色々読ませて頂きました。
興味深い内容のものばかりで、
又お邪魔します!
ブックマークに登録させて頂いてもいいでしょか・・・?


アバウトなコメントですね。
雑草Z
 はじめまして、ありがとうございます。どうぞ、ブックマークしてくださいな。例えばどこに興味を持たれたのでしょう?

お返事有難う御座います!
kumacom
先日、日経新聞にCO2の地中貯留…云々と言う記事を見て違和感を感じ、本当に解決策になるのか疑問をもって色々調べていたらこちらに辿り着きました。「CO2対策は植物の光合成!!に決まってます!」という一言にとても強く共感します!

CO2の地中貯留…
猫田白重
二酸化炭素の地下貯留というと(宣伝どおりうまくいけば)直接二酸化炭素を減らせることになるわけで、二酸化炭素削減の切り札とも言われているのですが、
普段「先進国こそが二酸化炭素を削減しろ!」とうるさく言ってくる途上国は、先進国が二酸化炭素地下貯留を自国でやろうとするとなぜか反対します。せっかくの切り札なのに。
先進国は自国での二酸化炭素削減に成功すれば、わざわざ途上国に資金を注ぎ込んで二酸化炭素排出権を獲得する必要はなくなります。途上国はそれが嫌だと言う。

そんなもんです。


PS 「まげを結った人のクールビズと市長の関係」ですが、あれはメガネのおっさんが市長。髷の人が秘書です。

それは嬉しいですね。光合成は偉大です!!
雑草Z
kumacomさま
 私の光合成に対する思い入れを見て下さいね!↓
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-35.html
光合成がなければ人間をはじめ、地球上の動植物は生きてゆけません。

現代の環境技術は偽物が溢れています。私もその特集をやろうかとも思っていますが、<自然の摂理から環境を考える>
→  http://www.sizen-kankyo.net/blog/
や、近藤邦明氏のサイト(近々当ブログでご紹介いたします)でも、偽の環境対策についてしっかり扱っています。
自然の循環に沿った環境対策を考えてゆきましょう!!

ふるえながら暖房の省エネに取り組むkumacomさんに親近感が持てました。これからも宜しくお願い致します!


PS すみません。まだ分かりません。
雑草Z
猫田白重さま
 市長と秘書(よく出てくるキャラですが、モデルは?)の関係は分かったのですが、
「あっ、市長もそうじゃないですか?」
「意味不明だけど頭に来るな。」
は、意味不明だけれど面白いです。しかし、落ちがわかりません。研究不足で失礼!!

CO2の地中貯留は本当に愚かな対策ですね。別の環境問題も引き起こすし、CO2排出だってもっと増えますね。緑の植物を増やす以外すべきではありませんよ。CO2温暖化とは別にしても・・。

ところで、猫田白重さんの画期的なHPにはコメント欄は設けないのでしょうか?

市長と秘書にモデルはいません
猫田白重
「あっ、市長もそうじゃないですか?」
「意味不明だけど頭に来るな。」の漫画はあれでいいんです。意味不明な秘書の頭のクールビズ。市長の頭もそうじゃないですか?

コメント欄は…ひまになったら設けます。

「気象予報出来ずして気候予測は有効か? (01/11) 」のあの解釈はわかりやすくていいですね。100年後までの途中の気象がわからないのだから、それに影響される「100年後の気候」は予測不可。このことは過去の気候の再現に成功したからとか、コンピュータが高性能になったとかいうことで、解決する問題ではないですね。

気候シミュレーションを証拠にするのは愚かですね
雑草Z
 解釈わかりやすいと言ってくださって有り難う御座います。猫田氏のようによく研究された方でなく、地球シミュレーター等に惑わされている方(以前の私もです)にも、読んで欲しいと思います。
 ここに描いた構図だけでなく、気候シミュレーションは12/31や1/1で述べたとおり、初期条件もしっかり把握出来ないし、現象の解明もなされてないし、猫田氏のサイトでご指摘のとおり、「出来レース」に近いですよね。「はじめに結論ありき」でスパコンは必要ないし・・。
ちなみに私のCO2温暖化に対するスタンスを誤解されている方もいるみたいなので、上の記事【CO2温暖化説への見解】、ほんのちょっぴり補足足しといたので読み直して下さいね。サイトのご紹介のあたり・・それから、12/29【CO2温暖化が疑わしい証拠】の13番目の(現時点で最後)の私のコメントも読んで下さいね(読まれたかも知れませんが・・)
 猫田氏がこのサイトを使って反論しても構いませんよ・・でもまあ、このシリーズひとまずお仕舞いの獅子舞ですが。
このシリーズが終わってもまたたまに訪問してくださいね。


 意味不明だけど面白いギャグは私も得意とするところです。 

陰謀論かましてよかですか(太陽シミュレーションの不在)
TheorySurgery
こんにちは。やはり、IPCCは結論を少し急ぎすぎているきらいはありますよ。私なら、まず、太陽活動を真っ先に研究します。太陽活動がカオスなら、もうお手上げです(^^)。現代は太陽活動の極大期とも言われ、実際、20世紀になって、太陽黒点の周期もだんだん短くなってきています。太陽活動の活発化を考慮しない温暖化論は片手落ちでしょう。

太陽活動をシミュレーションするためには、水爆や核融合炉などによるデータが不可欠です。そのデータは軍事機密にもなるでしょうから、太陽シミュレーションは一部の核保有国しかできない。これまで、アメリカなどでは水爆などの核実験を行い放射性物質をばら撒いていたのが、今度は、臨界前核実験を用いてコンピュータ・シミュレーションを行っています。

(ここからは私の妄想です。)もし、温暖化論に大どんでん返しがあるとすれば、アメリカが秘密裏に太陽活動の長期予想モデルを完成しており、そのシナリオの上で、西欧中心主義的な政策を続けるための政治上の道具として温暖化論を利用する。所詮、シミュレーションだから、排出シナリオをいじることで、いくらでも脅すことはできる。もちろん、太陽活動の予測に用いる核融合に関するデータは、アメリカが独占しています。

私は、まず始めに、今後百年間の太陽活動について、はっきりさせてから、その上で、地球におよぼす影響を語らなければ片手落ちなのは当然だと思います。これとは別に、異常気象の一因とも言われるエルニーニョ現象の解明なども、まだまだ、十分な段階ではないと思います。

ただ、怪我の功名というべきか、冷戦時代にばら撒いた放射性物質をトレーサーとして利用することで、海洋大循環の研究に用いられています。その一方で、放射性炭素年代測定法は、1950年頃以降を特定するための年代測定として、従来の手順では使えなくなっています。

物事には功罪を含めて、多面的な面が備わっているはずです。「ボーリング・フォー・コロンバイン」という映画では、メディアが煽動する恐怖に踊らされるアメリカ人を描いています。アル・ゴアのような誇張したり、煽ったりするのではなく、もう少し、抑えたメディアの報道がなされて欲しいと思います。ただ、環境意識自体が高まるのは、とてもいいことです。願わくば、正しい知識が庶民に行き渡るようになるといいですね。

かましてくれましたねぇ!
雑草Z
 IPCC第4次報告で、「温暖化の原因が人為的に大気に付加された二酸化炭素による温室効果が原因である可能性が更に高まった」の理由がよくわかりませんね。可能性が90%以上とか、統計的推測とは全く違う、「みんな言っているから」みたいなTheorySurgery 氏が批判なさるところの『似非科学』ですね。
 確かに地球を暖めているのは太陽ですから、ミランコヴィッチ・サイクル(太陽の周りの地球の運動により、地球に当たる太陽エネルギーの量や場所が変化するサイクルの事で3つの要素がある)以外でも、太陽活動の変動が大きく影響することは間違いないですね。
 CO2の温室効果より温室効果のずっと大きいH2O(水蒸気)と同様に、太陽活動もあまりに複雑でシミュレーションに反映できない(出来ても、いい加減でしょうけれど)から、無視すると言うのは、笑えますね。そして、比較的定量化しやすい(と言っても、人的排出量だけでその後はまだ藪の中なんですが・・)CO2など温室効果ガスのせいにするところが、情けないですね。

 
陰謀かどうかは分かりませんが、TheorySurgery 氏のおっしゃるように、「所詮、複雑系カオスのシミュレーション」だから「排出シナリオをいじること」
 だけでなく、色んな要素をちょこちょこいじれば結果はかなり大きくいじれますからね。そして、卑怯なのは、「複雑系カオス」だから、どうなるかわからないから、「違う!」とも言い切れないところです。

TheorySurgery氏のこの陰謀説は面白く読ませて戴きました。おっしゃるように環境意識自体が高まるのは、とてもいいことです。絶滅の危機は迫ってるわけですから・・・

計算できない世界
TheorySurgery
私はシミュレーションというと、余りいいイメージは有りません。最近の化学の世界でも、量子化学計算して、電子密度がどうだから、なんちゃらなんて論文はたくさんあります。しかも、有機合成とかの実験とかでも、とりあえず、最後に量子化学計算の絵を載せて、なんとなく、説明した気になっている。

しかし、その計算した分子の条件が、0K、気相中で、おいおい宇宙の話かよと、突っ込んでしまいます。液相中の計算にしても、溶液を誘電体として仮定したりして、おいおい水素結合とか分子論的な役割は無視してええのかと突っ込んでしまいます。

私は、計算は補助的に使うのなら意味があると思いますが、それをメインに持ってこられると、安易に結論なんか出せるわけないと思ってしまいます。化学の実験屋の端くれとして、計算だけでは鵜呑みにはできない。少なくとも、計算以外の証拠がなければ、すんなりと納得などできません。

確かに、計算機のレベルは飛躍的に上がっていますが、それでも、その計算機によって主張できることの限界というものがあるはずです。「計算機では、ここまでしか分からないよ」って、まずは定めるのが、科学者の良心だと思います。計算機があたかも万能の神のお告げのごとく取り扱われる風潮は、科学の後退かもしれません。

現代は、コンピュータに頼りすぎていますが、そんな風潮が計算機科学から謙虚さを忘れさせたのかもしれません。学生時代の話ですが、私の知っている量子化学の計算屋は、オレは実験のこと知らないからといって、よく実験の話とか聞きに来たりしていました。私の知っている計算屋は、謙虚さを持っていました。計算屋は、思い上がってはいけない。計算と現実は違うのだから。

コンピュータシミュレーションは似非科学の代表!?
雑草Z
 コンピュータが発達して、色んな事が出来るようになったので、未来予測さえ出来ると勘違いしている輩が増えましたね。
 私の記事でも触れたように、一週間先の天気予報ですらアバウト過ぎて、よく外れるのが現実なんですがね。
 コンピュータシミュレーションは、
 1.根拠となる原理がしっかり解明されて使えること。
 2.必要な初期値が全て記述されて入力可能であること

などの条件が必要だと思いますが、実際はそんなことは無理で、色んなところで省略されて、近似になるわけです。だから、コンピューターの性能がいくら上がっても駄目なんですよね。特に未来予測なんて、複雑系のカオスだから、無理に決まっています。
 TheorySurgery 氏のご専門である化学の分野のシミュレーションは良く分かりませんが、素人が考えて比較的シミュレーション可能かもしれない化学の分野でさえそうである現実は、非常に参考になりました。
  おっしゃるように計算機科学はもっと謙虚さが必要だし、それだけのものである事を認識するべきですよね。

 実際コンピュータシミュレーションの現場にいる人達は、そういう事を知っている筈です。でも、(自分達でプログラムしてデータ入力したのに)結果をコンピュータに任せるほうが楽だし、センセーショナルな結果をマスコミなどが安易に取り上げるから、そのままにしているのでしょう。
 「否、コンピュータシミュレーションは十分信頼に足る」
と言う愚か者も時々いますけれど。

 似非科学の看破を得意となさるTheorySurgery 氏には、上のコメントのような
 「似非科学(または『疑似科学』)としてのコンピュータシミュレーション」
について書いて戴くことを期待致します。
 そう言えば、<The Black Crowes> に
 CO2地球温暖化論かなんかの記事を書かれて、消しませんでしたか?訪問したら記事がありませんでした。また期待いたします。

計算機の限界を踏まえた未来予測
TheorySurgery
今のところIPCCの新しい報告を吟味してからと考えています。雑草Zさんのところでも、温暖化論を精力的に取り上げられているので、もう少し色々なところを見て回りたいですね。温暖化論は科学の知識の多少ある人であっても、なかなか難しいところがあります。

あくまで、計算機の限界を踏まえた上での未来予測だという主張ならば、私も今の温暖化論に異論はありません。しかし、二酸化炭素が原因だとしても、それが主因であり、百パーセント悪いんだという風潮には辟易します。

計算機の精度なんか、そりゃ上がるだろうけど、自然と計算は根本的に違うんだという認識が希薄な気がします。計算機は万能ではありません。計算機を用いた未来予測に対して万全の信頼をよせるのはかなり危ないことだと思います。

近似による限界
TheorySurgery
化学の世界でも、タンパク質なんかのシミュレーションが行われるようになってきました。しかし、計算はいつも近似の問題が付きまといます。ここは重要じゃないよね、とか決めて、そこは少し簡単な近似ですませます。実際は、時間がかかって計算でできない、という物理的な問題であることも多い。

しかし、現実をうまくシミュレーションできなかったりすると、今度は近似が粗いからだと、近似のせいにします。それで今度はもっと近似を高めて検討したいと思いますというパターンです。だから、どこまでいっても逃げ道が用意されている。

量子化学計算では、いくつか近似の方法があり、一番、実験結果と当てはまる計算結果を用いたりすることもあります。そこには何の妥当性もありません。シミュレーション計算の妥当性を検討するためには、いつもその用いる近似の特性というものを把握し、その近似の得意とするものと、苦手とするものを見分けて用いなければならない。

計算は近似だから、近似の問題は避けて通れないはずです。その近似の妥当性と整合性は後出しジャンケンではなく、一年後の気候でもいいから予測してみることだと思います。

後出しジャンケン
雑草Z
 素早いご返事有難う御座います。
 上手い事言いますね。気候シミュレーションは、現在まさに、後出しジャンケンです。
 ノストラダムスの予言は、後からの拡張解釈を積み重ねて来て、1999年は、当たらなかったわけです。(あたる訳ないですけど)
 同様に、気候シミュレーションも、後出しジャンケンして、過去の結果に合うように修正して(それは必要な事ですが)過去を上手く記述できたから、100年後も記述可能だ!!と言って、実際は来年の気候も『見通し』レベルにしか推測出来ない訳です。
 まあ、「気象と違って気候は長期的な定常状態」という逃げ道があるんですが、それなのに全く上手く記述出来ているとは言えません。
 タンパク質のシミュレーションでも「近似が粗いから」なんていっている様では、地球の気候の近似は荒すぎて話しにならないと思います。
 一般にコンピュータによる未来予測はかなり信頼度は低いでしょう。
 CO2は、地球から放射される赤外線の一番強い波長帯を吸収するから、温室効果ガスには間違いないと思います。でも本文に書いた通り、私も地球温暖化は、もっと色んな要因の相乗効果だと考えます。

  TheorySurgery氏のおっしゃる通り、計算機の科学、コンピュータシミュレーションは、
 近似の限界と計算機の限界を、しっかり踏まえるべきですね。
 カオス現象(バタフライ効果)は、最も単純なローレンツカオスでさえ近似の微妙な差が、ある時突然決定的な違いになることを示しているんです。コンピュータシミュレーションというのは、こういう初期条件と原理がしっかりしたものには、威力を発揮するんですよね。↓(面白いですよ)
http://www.asahi-net.or.jp/~li7m-oon/thatta01/th9803/lorenz_sim2.html
 未来予測も、「地球の軌道」なんていうのだったらかなり信頼性があるのですが、「気候」はそんな単純なものではありませんね。  

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コメント
この記事へのコメント
はじめまして!
先日こちらのサイトを知り、色々読ませて頂きました。
興味深い内容のものばかりで、
又お邪魔します!
ブックマークに登録させて頂いてもいいでしょか・・・?
2007/01/09(Tue) 19:33 | URL  | kumacom #-[ 編集]
アバウトなコメントですね。
 はじめまして、ありがとうございます。どうぞ、ブックマークしてくださいな。例えばどこに興味を持たれたのでしょう?
2007/01/09(Tue) 21:31 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
お返事有難う御座います!
先日、日経新聞にCO2の地中貯留…云々と言う記事を見て違和感を感じ、本当に解決策になるのか疑問をもって色々調べていたらこちらに辿り着きました。「CO2対策は植物の光合成!!に決まってます!」という一言にとても強く共感します!
2007/01/10(Wed) 15:43 | URL  | kumacom #-[ 編集]
CO2の地中貯留…
二酸化炭素の地下貯留というと(宣伝どおりうまくいけば)直接二酸化炭素を減らせることになるわけで、二酸化炭素削減の切り札とも言われているのですが、
普段「先進国こそが二酸化炭素を削減しろ!」とうるさく言ってくる途上国は、先進国が二酸化炭素地下貯留を自国でやろうとするとなぜか反対します。せっかくの切り札なのに。
先進国は自国での二酸化炭素削減に成功すれば、わざわざ途上国に資金を注ぎ込んで二酸化炭素排出権を獲得する必要はなくなります。途上国はそれが嫌だと言う。

そんなもんです。


PS 「まげを結った人のクールビズと市長の関係」ですが、あれはメガネのおっさんが市長。髷の人が秘書です。
2007/01/10(Wed) 22:21 | URL  | 猫田白重 #kgDjeKz6[ 編集]
それは嬉しいですね。光合成は偉大です!!
kumacomさま
 私の光合成に対する思い入れを見て下さいね!↓
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-35.html
光合成がなければ人間をはじめ、地球上の動植物は生きてゆけません。

現代の環境技術は偽物が溢れています。私もその特集をやろうかとも思っていますが、<自然の摂理から環境を考える>
→  http://www.sizen-kankyo.net/blog/
や、近藤邦明氏のサイト(近々当ブログでご紹介いたします)でも、偽の環境対策についてしっかり扱っています。
自然の循環に沿った環境対策を考えてゆきましょう!!

ふるえながら暖房の省エネに取り組むkumacomさんに親近感が持てました。これからも宜しくお願い致します!
2007/01/10(Wed) 22:28 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
PS すみません。まだ分かりません。
猫田白重さま
 市長と秘書(よく出てくるキャラですが、モデルは?)の関係は分かったのですが、
「あっ、市長もそうじゃないですか?」
「意味不明だけど頭に来るな。」
は、意味不明だけれど面白いです。しかし、落ちがわかりません。研究不足で失礼!!

CO2の地中貯留は本当に愚かな対策ですね。別の環境問題も引き起こすし、CO2排出だってもっと増えますね。緑の植物を増やす以外すべきではありませんよ。CO2温暖化とは別にしても・・。

ところで、猫田白重さんの画期的なHPにはコメント欄は設けないのでしょうか?
2007/01/10(Wed) 23:30 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
市長と秘書にモデルはいません
「あっ、市長もそうじゃないですか?」
「意味不明だけど頭に来るな。」の漫画はあれでいいんです。意味不明な秘書の頭のクールビズ。市長の頭もそうじゃないですか?

コメント欄は…ひまになったら設けます。

「気象予報出来ずして気候予測は有効か? (01/11) 」のあの解釈はわかりやすくていいですね。100年後までの途中の気象がわからないのだから、それに影響される「100年後の気候」は予測不可。このことは過去の気候の再現に成功したからとか、コンピュータが高性能になったとかいうことで、解決する問題ではないですね。
2007/01/12(Fri) 21:00 | URL  | 猫田白重 #kgDjeKz6[ 編集]
気候シミュレーションを証拠にするのは愚かですね
 解釈わかりやすいと言ってくださって有り難う御座います。猫田氏のようによく研究された方でなく、地球シミュレーター等に惑わされている方(以前の私もです)にも、読んで欲しいと思います。
 ここに描いた構図だけでなく、気候シミュレーションは12/31や1/1で述べたとおり、初期条件もしっかり把握出来ないし、現象の解明もなされてないし、猫田氏のサイトでご指摘のとおり、「出来レース」に近いですよね。「はじめに結論ありき」でスパコンは必要ないし・・。
ちなみに私のCO2温暖化に対するスタンスを誤解されている方もいるみたいなので、上の記事【CO2温暖化説への見解】、ほんのちょっぴり補足足しといたので読み直して下さいね。サイトのご紹介のあたり・・それから、12/29【CO2温暖化が疑わしい証拠】の13番目の(現時点で最後)の私のコメントも読んで下さいね(読まれたかも知れませんが・・)
 猫田氏がこのサイトを使って反論しても構いませんよ・・でもまあ、このシリーズひとまずお仕舞いの獅子舞ですが。
このシリーズが終わってもまたたまに訪問してくださいね。


 意味不明だけど面白いギャグは私も得意とするところです。 
2007/01/13(Sat) 11:07 | URL  | 雑草Z #6YiHGEUM[ 編集]
陰謀論かましてよかですか(太陽シミュレーションの不在)
こんにちは。やはり、IPCCは結論を少し急ぎすぎているきらいはありますよ。私なら、まず、太陽活動を真っ先に研究します。太陽活動がカオスなら、もうお手上げです(^^)。現代は太陽活動の極大期とも言われ、実際、20世紀になって、太陽黒点の周期もだんだん短くなってきています。太陽活動の活発化を考慮しない温暖化論は片手落ちでしょう。

太陽活動をシミュレーションするためには、水爆や核融合炉などによるデータが不可欠です。そのデータは軍事機密にもなるでしょうから、太陽シミュレーションは一部の核保有国しかできない。これまで、アメリカなどでは水爆などの核実験を行い放射性物質をばら撒いていたのが、今度は、臨界前核実験を用いてコンピュータ・シミュレーションを行っています。

(ここからは私の妄想です。)もし、温暖化論に大どんでん返しがあるとすれば、アメリカが秘密裏に太陽活動の長期予想モデルを完成しており、そのシナリオの上で、西欧中心主義的な政策を続けるための政治上の道具として温暖化論を利用する。所詮、シミュレーションだから、排出シナリオをいじることで、いくらでも脅すことはできる。もちろん、太陽活動の予測に用いる核融合に関するデータは、アメリカが独占しています。

私は、まず始めに、今後百年間の太陽活動について、はっきりさせてから、その上で、地球におよぼす影響を語らなければ片手落ちなのは当然だと思います。これとは別に、異常気象の一因とも言われるエルニーニョ現象の解明なども、まだまだ、十分な段階ではないと思います。

ただ、怪我の功名というべきか、冷戦時代にばら撒いた放射性物質をトレーサーとして利用することで、海洋大循環の研究に用いられています。その一方で、放射性炭素年代測定法は、1950年頃以降を特定するための年代測定として、従来の手順では使えなくなっています。

物事には功罪を含めて、多面的な面が備わっているはずです。「ボーリング・フォー・コロンバイン」という映画では、メディアが煽動する恐怖に踊らされるアメリカ人を描いています。アル・ゴアのような誇張したり、煽ったりするのではなく、もう少し、抑えたメディアの報道がなされて欲しいと思います。ただ、環境意識自体が高まるのは、とてもいいことです。願わくば、正しい知識が庶民に行き渡るようになるといいですね。
2007/02/28(Wed) 01:29 | URL  | TheorySurgery #7uLS4I8I[ 編集]
かましてくれましたねぇ!
 IPCC第4次報告で、「温暖化の原因が人為的に大気に付加された二酸化炭素による温室効果が原因である可能性が更に高まった」の理由がよくわかりませんね。可能性が90%以上とか、統計的推測とは全く違う、「みんな言っているから」みたいなTheorySurgery 氏が批判なさるところの『似非科学』ですね。
 確かに地球を暖めているのは太陽ですから、ミランコヴィッチ・サイクル(太陽の周りの地球の運動により、地球に当たる太陽エネルギーの量や場所が変化するサイクルの事で3つの要素がある)以外でも、太陽活動の変動が大きく影響することは間違いないですね。
 CO2の温室効果より温室効果のずっと大きいH2O(水蒸気)と同様に、太陽活動もあまりに複雑でシミュレーションに反映できない(出来ても、いい加減でしょうけれど)から、無視すると言うのは、笑えますね。そして、比較的定量化しやすい(と言っても、人的排出量だけでその後はまだ藪の中なんですが・・)CO2など温室効果ガスのせいにするところが、情けないですね。

 
陰謀かどうかは分かりませんが、TheorySurgery 氏のおっしゃるように、「所詮、複雑系カオスのシミュレーション」だから「排出シナリオをいじること」
 だけでなく、色んな要素をちょこちょこいじれば結果はかなり大きくいじれますからね。そして、卑怯なのは、「複雑系カオス」だから、どうなるかわからないから、「違う!」とも言い切れないところです。

TheorySurgery氏のこの陰謀説は面白く読ませて戴きました。おっしゃるように環境意識自体が高まるのは、とてもいいことです。絶滅の危機は迫ってるわけですから・・・
2007/03/02(Fri) 20:14 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
計算できない世界
私はシミュレーションというと、余りいいイメージは有りません。最近の化学の世界でも、量子化学計算して、電子密度がどうだから、なんちゃらなんて論文はたくさんあります。しかも、有機合成とかの実験とかでも、とりあえず、最後に量子化学計算の絵を載せて、なんとなく、説明した気になっている。

しかし、その計算した分子の条件が、0K、気相中で、おいおい宇宙の話かよと、突っ込んでしまいます。液相中の計算にしても、溶液を誘電体として仮定したりして、おいおい水素結合とか分子論的な役割は無視してええのかと突っ込んでしまいます。

私は、計算は補助的に使うのなら意味があると思いますが、それをメインに持ってこられると、安易に結論なんか出せるわけないと思ってしまいます。化学の実験屋の端くれとして、計算だけでは鵜呑みにはできない。少なくとも、計算以外の証拠がなければ、すんなりと納得などできません。

確かに、計算機のレベルは飛躍的に上がっていますが、それでも、その計算機によって主張できることの限界というものがあるはずです。「計算機では、ここまでしか分からないよ」って、まずは定めるのが、科学者の良心だと思います。計算機があたかも万能の神のお告げのごとく取り扱われる風潮は、科学の後退かもしれません。

現代は、コンピュータに頼りすぎていますが、そんな風潮が計算機科学から謙虚さを忘れさせたのかもしれません。学生時代の話ですが、私の知っている量子化学の計算屋は、オレは実験のこと知らないからといって、よく実験の話とか聞きに来たりしていました。私の知っている計算屋は、謙虚さを持っていました。計算屋は、思い上がってはいけない。計算と現実は違うのだから。
2007/03/03(Sat) 19:09 | URL  | TheorySurgery #7uLS4I8I[ 編集]
コンピュータシミュレーションは似非科学の代表!?
 コンピュータが発達して、色んな事が出来るようになったので、未来予測さえ出来ると勘違いしている輩が増えましたね。
 私の記事でも触れたように、一週間先の天気予報ですらアバウト過ぎて、よく外れるのが現実なんですがね。
 コンピュータシミュレーションは、
 1.根拠となる原理がしっかり解明されて使えること。
 2.必要な初期値が全て記述されて入力可能であること

などの条件が必要だと思いますが、実際はそんなことは無理で、色んなところで省略されて、近似になるわけです。だから、コンピューターの性能がいくら上がっても駄目なんですよね。特に未来予測なんて、複雑系のカオスだから、無理に決まっています。
 TheorySurgery 氏のご専門である化学の分野のシミュレーションは良く分かりませんが、素人が考えて比較的シミュレーション可能かもしれない化学の分野でさえそうである現実は、非常に参考になりました。
  おっしゃるように計算機科学はもっと謙虚さが必要だし、それだけのものである事を認識するべきですよね。

 実際コンピュータシミュレーションの現場にいる人達は、そういう事を知っている筈です。でも、(自分達でプログラムしてデータ入力したのに)結果をコンピュータに任せるほうが楽だし、センセーショナルな結果をマスコミなどが安易に取り上げるから、そのままにしているのでしょう。
 「否、コンピュータシミュレーションは十分信頼に足る」
と言う愚か者も時々いますけれど。

 似非科学の看破を得意となさるTheorySurgery 氏には、上のコメントのような
 「似非科学(または『疑似科学』)としてのコンピュータシミュレーション」
について書いて戴くことを期待致します。
 そう言えば、<The Black Crowes> に
 CO2地球温暖化論かなんかの記事を書かれて、消しませんでしたか?訪問したら記事がありませんでした。また期待いたします。
2007/03/04(Sun) 11:43 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
計算機の限界を踏まえた未来予測
今のところIPCCの新しい報告を吟味してからと考えています。雑草Zさんのところでも、温暖化論を精力的に取り上げられているので、もう少し色々なところを見て回りたいですね。温暖化論は科学の知識の多少ある人であっても、なかなか難しいところがあります。

あくまで、計算機の限界を踏まえた上での未来予測だという主張ならば、私も今の温暖化論に異論はありません。しかし、二酸化炭素が原因だとしても、それが主因であり、百パーセント悪いんだという風潮には辟易します。

計算機の精度なんか、そりゃ上がるだろうけど、自然と計算は根本的に違うんだという認識が希薄な気がします。計算機は万能ではありません。計算機を用いた未来予測に対して万全の信頼をよせるのはかなり危ないことだと思います。
2007/03/04(Sun) 15:48 | URL  | TheorySurgery #7uLS4I8I[ 編集]
近似による限界
化学の世界でも、タンパク質なんかのシミュレーションが行われるようになってきました。しかし、計算はいつも近似の問題が付きまといます。ここは重要じゃないよね、とか決めて、そこは少し簡単な近似ですませます。実際は、時間がかかって計算でできない、という物理的な問題であることも多い。

しかし、現実をうまくシミュレーションできなかったりすると、今度は近似が粗いからだと、近似のせいにします。それで今度はもっと近似を高めて検討したいと思いますというパターンです。だから、どこまでいっても逃げ道が用意されている。

量子化学計算では、いくつか近似の方法があり、一番、実験結果と当てはまる計算結果を用いたりすることもあります。そこには何の妥当性もありません。シミュレーション計算の妥当性を検討するためには、いつもその用いる近似の特性というものを把握し、その近似の得意とするものと、苦手とするものを見分けて用いなければならない。

計算は近似だから、近似の問題は避けて通れないはずです。その近似の妥当性と整合性は後出しジャンケンではなく、一年後の気候でもいいから予測してみることだと思います。
2007/03/04(Sun) 16:05 | URL  | TheorySurgery #7uLS4I8I[ 編集]
後出しジャンケン
 素早いご返事有難う御座います。
 上手い事言いますね。気候シミュレーションは、現在まさに、後出しジャンケンです。
 ノストラダムスの予言は、後からの拡張解釈を積み重ねて来て、1999年は、当たらなかったわけです。(あたる訳ないですけど)
 同様に、気候シミュレーションも、後出しジャンケンして、過去の結果に合うように修正して(それは必要な事ですが)過去を上手く記述できたから、100年後も記述可能だ!!と言って、実際は来年の気候も『見通し』レベルにしか推測出来ない訳です。
 まあ、「気象と違って気候は長期的な定常状態」という逃げ道があるんですが、それなのに全く上手く記述出来ているとは言えません。
 タンパク質のシミュレーションでも「近似が粗いから」なんていっている様では、地球の気候の近似は荒すぎて話しにならないと思います。
 一般にコンピュータによる未来予測はかなり信頼度は低いでしょう。
 CO2は、地球から放射される赤外線の一番強い波長帯を吸収するから、温室効果ガスには間違いないと思います。でも本文に書いた通り、私も地球温暖化は、もっと色んな要因の相乗効果だと考えます。

  TheorySurgery氏のおっしゃる通り、計算機の科学、コンピュータシミュレーションは、
 近似の限界と計算機の限界を、しっかり踏まえるべきですね。
 カオス現象(バタフライ効果)は、最も単純なローレンツカオスでさえ近似の微妙な差が、ある時突然決定的な違いになることを示しているんです。コンピュータシミュレーションというのは、こういう初期条件と原理がしっかりしたものには、威力を発揮するんですよね。↓(面白いですよ)
http://www.asahi-net.or.jp/~li7m-oon/thatta01/th9803/lorenz_sim2.html
 未来予測も、「地球の軌道」なんていうのだったらかなり信頼性があるのですが、「気候」はそんな単純なものではありませんね。  
2007/03/04(Sun) 17:14 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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