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2014-03-29 00:01
『成長の限界』は1972年に書かれた古い書物ですが、環境問題に関する興味深い記述を発見することができます。その中でも最も印象深かった一節を紹介いたします。

それは成長から均衡状態への以降するための実際的手段を考察している部分で、本書p167 にある記述です。
システムにいくつかの簡単な安定化のためのフィードバック・メカニズムを導入する示唆として2つの例が示されています。
はじめの例は
「汚染と資源枯渇という社会的コストは製品の価格に反映されるべきである」
という、現在よく言われている至極当然の事です。(残念ながら殆ど実行されてはいませんが・・・)
そして次にある一節が非常にインパクトがありました。
「河川の使用者は取水口を放水口の下流に設けるべきである」
最初、読み間違いかと思って読み直ししましたがやはりそう書かれていました。そして、最初に一瞬感じた違和感とは反対に、これこそ、究極の汚水対策、汚染水を環境中に放出しない為の自己責任の在り方であると思いました。1972年に書かれた内容にも関わらず、汚水放出防止の為の対策で、このような提案や示唆をそれまで私は見たことも聞いたこともありませんでした。
現在、汚水処理対策の一般的方法では、汚水は取水口のある河川とは別の下水道に流して処理します。しかし結局、処理後は河川の下流域に放水することになるでしょう。別系統のままでも、最終的には海で合流することになります。この下水処理後の水をもう一度直ぐに同じ使用者が使うことは殆どないでしょう。
それに対し、この古くて新しい提案では、取水口を排水口の下流に設けるのです。排水口に流れ出た水は、上流から流れてきた水と合流して、薄まることにはなりますが、兎も角、自分(の企業)で排水した「処理済み」の水をまた取水口から取り入れて直ぐに自分(の企業)で使うことになるのです。これは究極の自己責任の取り方でしょう。この水の利用者である企業が、工業用水として使っているのであれば、この下流の取水口から取り入れた水を、更に飲み水にも使うべきでしょう。
いくら企業が、「排水は安全で飲んでも大丈夫」と言っても、下流の排水口から流して自分達が使わないのであれば、信用出来ないでしょう。実際に下流で環境汚染が発生した例は枚挙に暇が御座いません。病気まで発生した例も多々あります。しかし、このように取水口を排水口の下に設け、そこから取り入れた水を同じ企業で飲料水にも使っているのならば、その企業の「処理」には十分に信頼を置けるでしょう。企業は、汚水をしっかり処理するでしょうし、それ以前に、はじめからあまり汚染しないように使用するでしょう。
ここまで徹底してやることはなかなか難しい事かも知れませんが、そこまでの覚悟がないのであるならば、企業は水を使用すべきではないとすべきでしょう。このようなことを原則にすることは、環境を守る為には必要なことでしょう。

日本の原子力発電所は水冷式で、みんな海岸沿いに建てられて、海の水で冷却しています。毎日大量の海水を取り入れて冷却水に使っている彼らが、この冷却水の排水を海に流しても安全だと言い張るならばこの冷却水の排水を取り入れて、上水として自ら飲めばいいのです。・・・ただし、現場の被爆労働者ではなく、安全なコントロールセンターにいる正社員や役職者、経営陣が飲料水にすべきでしょう。そのような覚悟がないのならば、原発の冷却水として海の水を使うべきではない・・と言うのが本筋でしょう。

河川の使用者は、下流の使用者に対して最大限に配慮すべきです。そのための非常に有効な方法が、この「河川水の使用者は、取水口を排水口の下流に設けるべきである」でしょう。そして、このことは河川水の使用のみでなく、汚染対策の一般的原則として広く応用され得る事です。
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【2014/03/29 00:01】 | ゴミ・廃棄物 トラックバック(0) |

江戸時代
guyver1092
 記事を読んで、以前読んだ本の記憶がよみがえってきました。
 内容は、「江戸時代の人がなぜ、当たり前のように省資源省エネルギーの生活に舵を切った理由は何か」です。当時の日本では、侵略して他人の資源を強奪するという選択が不可能となった中で、狭い範囲の資源を使って生きるしかなく、その中での自分のした結果が、自分の目に明らかに見えたからだと書かれていたように記憶しています。すなわち、取水口が、放水口の下流にあったと言うことだと思います。
 現代社会では、社会の規模がとてつもなく大きくなっており、自分の行動の結果が自分の目に見えると言うことはないと思いますが、現代の情報伝達技術、情報処理技術からすれば、その結果を知ることは可能です。人類の指導者、マスコミ等がこの因果関係を国民に知らしめないということは、彼らの目的が、人類文明の破壊と消去であると言われても反論できないと考えます。

Re:江戸時代
雑草Z
    guyver1092さん

 流石、読書量が豊富で多くの引き出しを持っていらっしゃいますね。

>狭い範囲の資源を使って生きるしかなく、その中での自分のした結果が、自分の目に明らかに見えたからだと書かれていたように記憶しています。

なるほど、それを

>すなわち、取水口が、放水口の下流にあったと言うことだ

と、捉え得るという事がことの本質ですね。さらに言及すれば、自分の行動の結果が自分の目に見えて、即自分に跳ね返ってきたという事ですね。そこから考えれば、

>現代社会では、社会の規模がとてつもなく大きくなっており、自分の行動の結果が自分の目に見えると言うことはない

と言う事は、由々しき問題ですね。

>人類の指導者、マスコミ等がこの因果関係を国民に知らしめないということは、彼らの目的が、人類文明の破壊と消去であると言われても反論できないと考えます。

本当におかしな話ですね。その場限りの快楽主義のようでもあります。

小さなイースター島では、自分のした結果が、自分の目に明らかに見えたでしょうけれど、ああなってしまったのは、何故でしょうね?・・日本よりも愚かだったのでしょうか?
・・・まあ、現代日本も今のところ同じ末路を辿る道を選択しているわけですが・・・。(もっと悪い崩壊を辿りそうで恐ろしいですね?)


小さなイースター島
guyver1092
 文明崩壊下巻p226あたりから、回答と思われることが書かれていますね。自分の目に明らかに見えていても、危機と認識できない場合があるそうです。毎年の変化が、ごくわずかで、老人が、子供のころを思い出して、やっと変化していることが分かる程度のスピードでの変化だと、危機と認識できないのではないかと推測しています。根拠として、ジャレド氏自身のモンタナの氷河後退についての地元住民と自分の認識の違いを上げています。地元民は毎年の事で、そのようなものだと認識しており、後退しているとの認識はなかったそうですが、ジャレド氏はかなりの過去の記憶を基に考えているので、認識できたそうです。
 それに対し、過去の日本については、森林の消失のスピードが急速で、将軍が危機として認識できたのではと推測しています。ちなみに文明崩壊では、振袖火事とは書かれていないようですが、私は振袖火事の再建のために目に見えるスピードで森林が消失したのではと考えています。

Re:小さなイースター島
雑草Z
    guyver1092 さま

>文明崩壊下巻p226あたりから、回答と思われること

読み直してみました。過去に2~3回読んだと思いますが、すっかり忘れていました。それもなんと、しっかりイースター島の失敗例と江戸の成功例を比較していましたね(汗)

イースター島より遥かに大きな日本のほうが森林消失のスピードが急速だったというのは疑問でしたが、guyver1092さんご想像の

>振袖火事の再建のために目に見えるスピードで森林が消失した

というのは、結構説得力があるかと思いました。将軍の目に止まらない山奥では無く、江戸の大火とそれに伴う森林の消失なら、将軍も心を痛める事でしょう。
guyver1092さんの最初のコメントのように

>現代社会では、社会の規模がとてつもなく大きくなっており、自分の行動の結果が自分の目に見えると言うことはないと思いますが、現代の情報伝達技術、情報処理技術からすれば、その結果を知ることは可能です。

の筈ですね。映像としても情報としても多くの政治家に伝わっている筈なのに、森林消失などの環境問題に対して対応が遅過ぎますし甘過ぎます。それよりも経済優先・・・って本当に狂気の沙汰だと感じています。



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2014-03-23 00:01
 2011年3.11の福島原発震災以前は、明確に原発に反対の意志を表明する人はあまりいませんでした。潜在的に原発に反対であった人は少なからずいたでしょうが、それを口に出す人は現在よりも遥かに少なかったでしょうし、まして、反原発団体に所属する人は更にずっと少なかったでしょう。反原発団体に所属する人は原子力村の人々によって「過激派」のレッテルさえ貼られていました。3.11以前は原発反対のデモの参加者が10人足らずだったのが、3.11以降100倍以上に増えた(1000倍以上の場合もある)という話は実際に聞いています。
2011年3月11日の原発震災以降、原発反対を口に出す人は増えました。福島第一原発事故の情報はかなり隠蔽されていましたが、それでも極めて深刻な原発事故を目の当たりにして、反原発になった人は当然の如くかなりいました。そして、そのとき直ぐに反原発にならなくても、その後、3.11以降出版された原発に関する様々な書物や、3.11以前から出版された原発の書物などを読んで、もしくはネットなどの情報から、原発の酷さ、虚構性、経済性さえない実体を知り、反原発に回った人は沢山いました。
そう、危険極まりないことは当然の事として、発電機関よりも廃炉後の放射性廃棄物の処理・管理に膨大なお金と時間がかかり、ライフサイクルで考えれば最も安い発電方式どころか、最も単価が高く、費用対効果も破綻している原発の実態を知れば、反原発に回る事は当然の帰着です。
つまり、原発の実態に関する知識の量と原発に反対する事は正の相関関係があると言えましょう。理性を持ったまともな人間であれば、原発に関する本当の知識を持てば、原発に賛成しないことは確実です。原発推進派は、原子力邑の住人か、その原子力邑の住人の虚構のプロパガンダを信じて、原発の真の姿を知らない者=いわゆる情報弱者、若しくは原子力に利権持っている人だけでしょう。
推進派の原発のプロパガンダは、「現在原発が止まっているから日本の経済は良くならない」のような真実を誤魔化した嘘のオンパレードです。原発推進派の破綻したロジックには、どの項目に関してもふざけたような共通点があります。それは、原発の持っている大きなデメリットを、全て嘘で塗り固めて、逆にメリットとしてプロパガンダしている点です。
危険すぎるから、安全と言い、
費用対効果が破綻しているから、安い発電費用 と言う。
押し付けだから地元の要望と言い、
軍事目的だから平和利用と言う。
その場では二酸化炭素を出さずに放射能を出すから クリーンと言い、
そして不必要だから必要と言う
全ライフサイクルを無視して、一部だけに着目して安い電力と言う。
・・・・・・
冗談のようなふざけたようなロジックを平気で展開しています。原子力邑のプロパガンダは、殆どが嘘で塗り固めた虚構です。無茶苦茶なロジックでプロパガンダしています。

3.11以降、原発推進派から反原発派に変わった人は山ほどいますが、その逆だと言う人は知りません。・・・おそらく殆どいないでしょう。・・・いるとすれば、原発利権に取り込まれた人でしょう。(マスコミや著名人に多く見受けられるかも知れません。)

原発に関するまともな知識を持ち、理性と良心を持ち合わせた人物ならば、原発に賛成する筈はありません。
理性で考えれば脱原発は必然の帰結です。原発に関する真の情報は、3.11以降、多くの人々の間に浸透して来ましたが、まだまだ嘘のプロパガンダに騙されている人も沢山います。原発の推進派は、原発に利権がある場合か、そんな原子力邑の情報操作に引っかかってしまう情報弱者ばかりでしょう(その数が洒落にならないくらい多いのです)。大手テレビ局や新聞会社の多くは、原発利権に取り込まれて、まともな原発情報を発信していません。ネットを上手く探せば原子力の本当の姿を知ることができます。
脱原発派に対する原子力利権の人々からの誹謗中傷も後を立ちません。秘密保護法が施行されれば、原発に関する多くのことが機密扱いされるでしょう。何故なら、原発は国防上の国の安全に関することと言えるからです。現在でもネット上に原子力邑の工作員がいると感じることがしばしばあります。ネット上の発言の自由がなくなったら大変です。
原発は、後の世の人々から「愚の極みであり、許されざる行為であった」と評価される事は確実です。(・・・原発で人類が滅んでいない場合ですが・・)
原発に関して、全ての人々が正しい知識を得たら、原発は廃止に追い込まれる事でしょう。何のメリットも無く、人間の手に負えないような大きなデメリットばかりが厳然として存在するだけなのですから。
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【2014/03/23 00:01】 | 原子力 トラックバック(0) |

もう一息
guyver1092
 「よくぞここまで知識をためた。」と言うところですが、日本国民の選択を変えるところまでは変わっていませんね。景気さえよければ原発を容認するようでは、まだ、原発に対する知識が不足していると言わざるを得ないと考えます。

誰も解決策が無い
団塊親爺の遺言
40年先に解決・・解決策を見られません

人生の保障も何も無い時代 金で解決 許せん

明日の事も知れないのに こんなものに託す世界は

狂っています 文明崩壊が見える 人間の欲望

経済が赤字とか 日本の力とかは関係在りません

皆が健康に生きてこその人生 こんなものに遣られる

位なら 闘って死ぬ・・ 責任者や推進者は名前も出さず

自分たちの利権だけ 他人の苦しみを構わぬ様な輩は 明確

な責任を示すべき 人生は金額では有りません

少々過激になりました 自然の恵みの恩恵は全ての生命が

無償で受けられる権利です 奴隷制度が終息した様に・・
 

Re:もう一息
雑草Z
3.11以前から原発に反対していた人々の間では常識的だった色々な側面からの「原発の真の姿」が、3.11以降多くの人々にも浸透してきました。もう過半数の人は原発反対の筈ですが、おっしゃるように
>日本国民の選択を変えるところまでは変わっていません

ですね。

>景気さえよければ原発を容認するようでは、まだ、原発に対する知識が不足していると言わざるを得ないと考えます。

その通りですね。その場限りの景気が良くて、問題を先送りしていたら、深刻な問題がますます深刻になる一方ですね。
原発に対して「正当な恐怖心」を持っていない人がまだまだ多いと言わざるを得ませんね。
日本人は、次の大事故まで原発を止められないくらい愚かなのでしょうか?




Re:誰も解決策が無い
雑草Z
>明日の事も知れないのに こんなものに託す世界は 狂っています 文明崩壊が見える 

全くおっしゃる通りです。現政権も電力会社の経営陣も、みんな狂っています。目先の欲望のみのためにこんな事が出来る神経が分かりません。

>経済が赤字とか 日本の力とかは関係在りません
>皆が健康に生きてこその人生

これまたその通りだと思います。大多数の人はそう考えている筈なのに、世の中は狂った方向に突き進んでいますね。

>少々過激になりました 

人類の存亡にかかわる事ですから、過激になってももっと多くの人が声を上げるべきです。日本人は不合理な事に関しても従順過ぎるように飼い馴らされた感じがします。

>自然の恵みの恩恵は全ての生命が無償で受けられる権利です

そうではない方向に進んでいる社会が恐ろしいですね。もっと多くの人がしっかりと声を上げるべきですね。


リリィ
>原発に関するまともな知識を持ち、理性と良心を持ち合わせた人物ならば、原発に賛成する筈はありません。

それはあなたの勝手な決め付けでしょ?

>3.11以降、原発推進派から反原発派に変わった人は山ほどいますが、その逆だと言う人は知りません。・・・おそらく殆どいないでしょう。・・・いるとすれば、原発利権に取り込まれた人でしょう。

利権にとらわれず、自ら調べた結果推進派になった方は多数いらっしゃいますよ
下記のような映画も公開されるようです
http://www.pandoraspromise.jp/director.html
大手テレビ等が間違った情報を多く流し、原子力は全てが悪だという間違った認識を多くの国民に持たせています
火力、水力、風力、原子力などすべてにメリットデメリットがあります
原発のみ悪であるというのは明らかに間違った認識です


地震 雷 火事 親爺
団塊親爺の遺言
 リリィ様 

事故 災害は毎日起き、防ぎ様も無く 犠牲者は必ず出ます

しかし原発だけは 放射能等の解決策の無いものに何処へ逃げ
何を食べれば 今迄の様な生活が出来るのか・・?
何代にも亘り 苦労の挙句に安住の地を得た我が国です
夢も希望も消え失せる・・何時になったら帰れるのか
国土や故郷を棄てるのと同じ 中韓露国との領土問題を見ても
大騒ぎ 原発は事故が起きれば 領土を棄てるのと同じ

リリィ様 避難生活の者たちへ納得する夢と希望の助言を
是非にお願いします

 原発のみ悪であるというのは明らかに間違った認識です

私は今の生活から福島の人たちの様な避難生活には耐えられません もしこれが火力、水力、風力の事故ならば 3年後の今は
福島の避難生活は無いかもしれません 死んだ人は戻らない
でも何度も津波被害に遭っても立ち直る人たちの努力が在れば
遣りなおせた 原発事故はその意欲すら消し飛ばします

10万年後の話です どうか原発を続ける意義 夢と希望が
在るなら お教えください




Re:
雑草Z
>火力、水力、風力、原子力などすべてにメリットデメリットがあります

リリィさん、こう書いた以上原発のメリットをしっかり記して下さいな。私には思いつかないもので・・。具体的に書いて頂かないと議論になりません。

>大手テレビ等が間違った情報を多く流し、原子力は全てが悪だという間違った認識を多くの国民に持たせています

それは逆だと思いますよ。大手メディアが、原発にもまともなメリットがあって推進の意義もあるような事を言ってるから

>間違った認識を多くの国民に持たせています

ですよ。メディアの多くも原子力邑に取り込まれていますからね。

そうではないとおっしゃるのならば、是非とも原発のメリットを記して下さい。 全て書くのは大変でしょうから、あなたが自信を持ってメリットと考えていることを、いくつかでも教えて下さい。ご自分で簡潔にお書き下さい。




団塊親爺の遺言さま

コメント、有難う御座います。原発に対する怒りのお気持ち、至極当然だと思います。

リリィさん
guyver1092
 以前から原発推進派の人はエネルギー問題についてどのような理解をしているのか疑問に思っておりました。ちょうどいい機会ですので、ぜひとも回答してほしいのですが。

質問1
原子力をすれば、人類のエネルギー問題は解決すると考えているのですか

質問2
文明を支えられるエネルギーの条件についてどう認識していますか

質問3
エネルギー、エントロピー、エクセルギーの関係について、どう認識していますか

Re:
雑草Z
リリィさん

まだお返事を頂いておりませんが、
団塊親爺の遺言 さまがおっしゃっていたような、
原発の事故の深刻さや放射能の問題を踏まえても、それを凌ぐくらいのメリットがあるとおっしゃるのなら是非ともお答え下さいな。
そうでなければ、ここの記事に丁度お似合いな、
原発に関するまともな知識を持ち合わせていない、理性と良識を持ち合わせていない方・・・と捉えてしまって宜しいでしょうか?



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2014-03-17 00:12
成長の限界 3部作
成長の限界 The Limits to Growth 1972年
限界を超えて Beyond The Limits1992年
成長の限界 人類の選択 Limits to Growth The 30-year Update 2005年


を全て読み終えての書評を書こうと思います。最初に購入したのは、最新の第3部『成長の限界 人類の選択』でした。2007年5月に、東京三省堂書店で、非常に気に入って購入しましたところ「成長の限界」の続編である事が分かりました。何度も読んだ名著『暴走する文明』と共に購入致しました。そして同じ年の10月に、第2部、『限界を超えて』を購入しました。これまた非常に名著だと感じているデヴラ・デイヴィス著『煙が水のように流れるとき』と共に購入致しました。振り返れば、どちらも、同時にかなり気に入って、その後繰り返し読む事となる、自分の中での不朽の名著と共に購入した事になります。
読書の遅い私は、実際に読み始めたのは年が明けた2008年1月で、考えた挙句、第2部の『限界を超えて』を先に読み、それが読み応え十分で、もっと読みたいと感じたので、引き続いて同じ1月に『成長の限界 人類の選択』も読み始めました。

元々の第一部、『成長の限界』は暫く購入しませんでした。理由は、当然この手の内容は新しい方がいいに決まっていると思ったからです。実際第一部は一番薄く,装丁も活字も古っぽく、あまり読む気になれませんでした。しかし一方、この第1部こそが発表当時、最も世界にセンセーションを巻き起こしたと思われ、かつ発表当初は第2部以下を作る予定でも無さそうだったので、歴史的意義と当初の内容がどうだったか、そしてよく言われる「『成長の限界』の予言は外れた」というような批判に関して、検証したかったから購入を決めました。・・・・続編を読んで感じていた事は、「予言が外れた」も何も、そんな予言はしていない筈だと思っていましたから・・・第3部を購入してから既にかなり経ちましたが今年の1月にやっと第一部を読み始めました。そして3月に2度目も読み終えました。

3部作を読んで改めて、「一冊だけ読むならどれを推薦するか?」と問われれば、最新の現状を踏まえて描き、シミュレーションも最新になった最新版の第三部『成長の限界 人類の選択』と答える事になると思います。しかし主張的には第1部の『成長の限界』でも殆ど変りませんから、現代人はどれか1冊は読む必要があると強く思います。そして、3部全て読む事もそれはそれで意義が深いと感じました。(枝葉末節的な事ですが、ちょっと皮肉に感じた事は、成長の限界3部作の本自体も、第一部から第2部、第3部と後になるにつれて段々と厚く、ページ数も増えて「成長」している点です・・苦笑。)

3部作3つ読んでの総合的な書評を書こうと思ったのですが、第2部と第3部は読んでから久しく、具体的な内容は忘れている部分もあるので、書評を書くには、もう一度読み直す必要があると思いました。なので、以下、今年になってから2度読んだ、第一部『成長の限界』の書評を簡潔に書かせて頂きます。

本書の前半は、「幾何級数的成長」に関して、これでもかとばかりにしつこく書かれています。「幾何級数的」という死語に近いわかりにくい言葉を用いたのは、原本を直訳したからでしょうが、「等比数列的」若しくは「指数関数的」と言った方が分かり易いでしょう。高校の数学程度で十分に理解可能な「等比数列的成長」を(読者を無知扱いするように)ここまで長くしつこく書かなければわからない事では無いと思いました。だから個人的には端折って読みたいと感じた一方、ここまでしつこいのも「あり」かとも思いました。何故なら世の中の「成長」はリニアな比例関係みたいなものは人工的なもの以外には殆ど無く、実際は次の成長が現在の量に比例する事による「等比数列的成長」をするのが理に適いますし、実際限界に近づくまでには指数関数的増加が普通に観測されます。(有限性を考えれば「ロジスティック関数」ですがその事に関してはまた別の機会に述べたいと考えています。)兎も角、「幾何級数的成長」が世の中を直ぐに「成長の限界」に導くという事が本書の主題でした。だからこの薄い第1部は、もっと薄くしようと思えば出来た筈です。本書はこの主題から、非常に重要な結論も導いています。それは、多くの人々がいまだに盲目的に頼りにしている、技術革新では、破局を防ぐというよりも、寧ろ単に破局の時期を少しだけ遅れさせるに過ぎないという結論です。シミュレーションでもその結果を示しています。この事を大きく評価できます。・・・ただ、残念な事は、この「先延ばしによって、解決策を模索する時間的余裕が生まれる」みたいなことも書かれています。個人的には、その時間的余裕は、問題を先送り、肥大化してもっと深刻な事態になる筈だと考えます。
原子力に関してもあまり否定的には述べていません。1972年の著作ですから、仕方が無いのかもしれませんが、「若しかしたら、エネルギー危機を救える技術になり得る」ような雰囲気にはがっかりです。先見の明がなかったようです・・・但し、放射能や放射性廃棄物のリスクに関しては言及しています。

本書は、1970年代に開発されていたシステム・ダイナミクスと言う方法によって、世界モデルを構築し、コンピュータ・シミュレーションを通して記述しています。システム・ダイナミクスとは簡単に言えば、構成要素各間の複雑な絡み合い、相互関係、フィードバック関係を考慮したモデル化です。現在はもっと進化して普及したコンピュータ・シミュレーションの方法かと思います。このコンピューター・シミュレーションの最も優れた点の一つは、定量的な記述だと思います。「成長の限界」では様々なシミュレーションを行ってはいますが、定量的な事に関しては、かなり慎重に記述されています。即ち、初期条件やシステムのパラメータで大きく変わるから、定量的な事は当てにはならない、結果として定性的な事に着目して欲しい・・・と繰り返されています。私も未来予測に関しては、定量的な事は当てにならないと散々指摘してきましたが、(CO2温暖化がその典型例です。) 実は本書が指摘している定性的な事は、コンピューターが無くても十分に予測可能です・・・と言うか、コンピュータに初期条件等を入力する段階で大体見えていた筈です。・・・人口や資本の「等比級数列的成長」は必ず破局を迎える・・・技術革新があっても、資源が現在の可採埋蔵量の数倍になろうとも、根本的解決にはならず、破局を数十年先延ばしするだけ・・・と言った結論は、コンピュータ・シミュレーションに頼らなくとも理性で考えれば明らかでしょう。
やはりコンピュータ・シミュレーションの大きな役割は定量的な事・・・と考えますが、現在のコンピューターですら定量的な未来予測は当てになりませんから、1970頃の全地球の世界モデルの定量的な事は確かに当てにならなかったでしょう。・・・それでもコンピューター・シミュレーションを主張の根拠にしたのは、人々の支持を得る為にテクノロジー神話に頼ったと言えるかも知れません。定量的な事に関しては殆ど断言を避けていますが、一つだけ繰り返し述べている定量的な予言らしきもの[推定]は、人類自らの意志による「成長の抑制」が無い限り
「今後100年以内に地球上の成長は限界に達し、人口と工業力の突然の制御不可能な減退が起こる」と言う事です。
この本が発表されたのは1972年ですから、今後100年以内とは、2070年までと言う事になりましょう。だから巷で批判されているような「成長の限界の予言は外れた」と言う書き込みなどは、まだ結論が出ていないので外れたとは言えません。言いがかりに過ぎないと言えましょう。
唯一、序論の扉に記された、当時の国連事務総長ウ・タントの言葉、
「軍拡競争の抑制・人間環境の改善・人口爆発の回避・および開発努力に必要な力の供与を目指して世界的な協力を開始するために残された年月は、おそらくあと10年しか無い、このような協力が10年のうちに進展しないならば、私が指摘した問題は驚く程度までに深刻化し、我々の制御力を超えるに至るであろう」
と言う1969年の発言が、外れた予言と言えるかも知れません。(・・『開発努力』は要らないどころか、逆効果かと思いますが・・・)しかしこれはあくまでウ・タント氏の引用であって、本書で「予言している事」ではありません。それにこれすら「外れた」とはまだ言えません。成長の限界の行き過ぎはシステム固有の遅延・・・例えば、化学物質の人間や動植物などへの影響は、化学物質が放出されてから、生体内に取り入れられて食物連鎖によって生体濃縮されて悪影響が出るまでにはかなりの時間的な遅れが生じます。・・・の為にもうとっくに人間の制御力を超えてしまっているのかも知れません。

『成長の限界』に対するもう一つのネガティヴな意見は、成長の限界をMIT[マサチューセッツ工科大学] 研究チームに依頼した「ローマ・クラブ」の存在です。
本書の最後に、「ローマクラブは1970年当時の会員数は約70名で、現に政府の公職にあるものは含まれず、いかなるイデオロギーにも偏せず、特定の国家を代表するものでもない。」
とありますが、このクラブの設立に大きな役割を演じたのは、ヨーロッパ財界の有力な国際派、イタル・コンサルタント社長であり、オリベッティ社の副社長・フィアット社の重役を兼任していた人物と記されていますから、財界主導の胡散臭さも感じます。更に、日本からは、東大教授・日本経済研究センター理事長・経済団体連合会会長・関西電力会長・東京電力会長・日立製作所会長・・・等がメンバーとして招請を受け、参加していたとのことですからかなり原子力ムラの主要構成員と似てます。「経済優先」策に走りそうな連中ばかりが主要メンバーです。彼らよりももっとまともなメンバーが構成員であったら、「幾何級数的成長の脅威」が現在もっと世界の人々の間に浸透し、もっと脱成長の方向に進んでいたかも知れません。そうならば残念な事です。
・・・しかし、その依頼先であったMITのチームは、当時、システム・ダイナミクスの研究が最も進んでいて、当時の最高レベルのスペックのコンピューターを使えた事でしょう。そして、MITのDennis L Medows 博士達の研究チームもいい研究をしたと感じます。その研究結果の報告にもなっている「成長の限界」は、理に適った非常にまともな「洞察・結論」を出しています。私は、本書に関して、これまでの議論では、色々文句も付けてきましたが、個人的な総合評価は全然低くはありません。40年以上も前に書かれた書物ですが、その理念は今も古くはなっておらず、私の評価は「不朽の名著」です。本書には、まだまだ「名言」や興味深い内容が書かれていますので、折に触れて紹介したいと考えています。
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【2014/03/17 00:12】 | 書評 トラックバック(0) |

ワールド3
地下水
 私は子供用の地球のなおし方で、ワールド3のシミュレーションを見ましたが、やはり工業経済が等比級数的資産運用である限り、どの条件のシミュレーションでも今世紀中に、特に2060年頃からハードランニングせざるを得無い様です。
 工業による資源や地下水の枯渇と土壌汚染、工業的農業による森林資源の減少に伴う土壌の貧弱化が、裏の原因として続くからでしょう。
 エアコンと自動車の生産使用を制限し、建物の保温性を向上し、一子制の世界人口計画を施行し、広葉樹林を再生拡大して藻場を再生するなど、強い対策を世界に強いて、少しでも土壌汚染と破壊を和らげるしか無いようです。
 成長の限界は定量的に限界と対策の効果を明らかにした意義はありますが、地球白書の様に原因や対策の詳細を深めていない所に今後の課題が残ります。

技術革新
guyver1092
 技術革新で出来た余裕を有効に使えば、確かに時間稼ぎにはなるでしょうが、人間の業と言うべきか、根本の対策は取られた例がほとんどありませんから(ティコピア島、日本が数少ない例)、おっしゃるように問題の肥大化にしかなっていないのは歴史の事実でしょうね。
 現代日本が、もっとも見えやすいですから、現在、問題が爆発寸前と感じます。感じているのは私だけではないでしょうが。
 MIT研究チームはやはり、学者という職業柄、技術に希望を持ってしまうのでしょうかね。

Re:ワールド3
雑草Z
子供用の本、ビデオなどで、成長の限界を教える事は大切ですね。「子供には夢を与えたほうがいい」といいますが、実現不可能で文明を崩壊に導く「経済成長し続ける社会」を教え込む事こそ最悪だと考えます。そんな事を「夢」と教え込む社会は愚かですね。成長の限界を教えれば、夢が無くなるわけでもないし、しっかりした制限の中にも夢はいくらでも抱けますよね。

ワールド3は『成長の限界』で使用されたシミュレーションモデルですから、それが導く結論は『成長の限界』と同じですね。

>工業経済が等比級数的資産運用である限り、どの条件のシミュレーションでも今世紀中に、特に2060年頃からハードランニングせざるを得無い

例え技術革新があっても、新たに資源が開発されても、本文中にも書きました通り、それは限界を先延ばししただけで、根本解決にはなりませんからね。寧ろ問題の先送り、肥大化です。この事はシミュレーションしなくても理性でわかる部分でもありますね。ワールド3のシミュレーションならではの結論はやはり、

>2060年頃からハードランニングせざるを得無い

と言う定量的な部分でしょう。この事はしっかり受け止めるべきだと思います。

>エアコンと自動車の生産使用を制限し、建物の保温性を向上し、一子制の世界人口計画を施行し、広葉樹林を再生拡大して藻場を再生するなど、強い対策を世界に強いて、少しでも土壌汚染と破壊を和らげる

一刻も早くこのような政策にシフトすべきですね。アベノミクスのように「経済成長を再び」のような愚かな政策は、成長の限界に到達するのを早めるばかりの逆効果、最低の愚策です。

>成長の限界は定量的に限界と対策の効果を明らかにした意義はありますが、地球白書の様に原因や対策の詳細を深めていない所に今後の課題が残ります。


なるほど、貴重なご意見有難う御座います。成長の限界3部作では、それぞれに対策等も述べられていますが、確かに具体的では無いかも知れません。(世界全体を記述し、個別な具体策には触れない方針だと思います。)原因に関してもあくまで地球全体での概況ですが、マサチューセッツ大学の開発した同じワールド3のシミュレーション結果ですので、その内容の紹介の範囲とそれを受けての意見が異なるのだと思います。「地球白書」「地球のなおし方」も参考に読んでみた方がいいかも知れませんね。ご紹介とご意見、有難う御座います。


Re:技術革新
雑草Z
現代人は、技術革新を誇大評価し過ぎる嫌いがありますね。

>技術革新で出来た余裕を有効に使えば、確かに時間稼ぎにはなるでしょうが根本の対策は取られた例がほとんどありませんから

>問題の肥大化にしかなっていないのは歴史の事実

そうなんですよね。おっしゃるように、技術革新によって、限界に挑戦するような無謀な事ばかりやって、明らかに問題を先送りし、肥大化しているのに、それが評価されているからぞっとします。その典型例が食料問題で、緑の革命など、最悪の例だと思いますが、関係者はノーベル賞などを貰っています。愚かな対策と言うだけでなく、利権なのでしょう。

>MIT研究チームはやはり、学者という職業柄、技術に希望を持ってしまうのでしょうかね。

いや、彼らよりもローマクラブのメンバー(財界人も含まれている)の中に技術革新に希望を持っている連中がいたように感じます。後書きのほうに書かれています。
私よりは、技術革新に希望を持っているとは思いますが・・(笑)
成長を止める事に対する各界からの批判を想定して、予測と言い回しは非常に慎重です。その結果コンピューターシミュレーションの結果を用いなくても理性で説明出来る記述が多く見受けられます。多数の人々に「正当な恐怖心」を持って貰う事こそ本書の役割だとも思うのですが・・・

不安を煽り 儲ける
団塊親爺の遺言
全国の梅の樹が全滅 疫病とかウィルスとか?

家畜にも 変な病気が・・ 最近はこんなニュースが
聞こえて来ます 何か一つでも成長が有れば素晴らしい
社会に成っています 薬剤企業や政府は疫病とかウィルスが
原因とし対策に苦慮しています 今、解決策は無し・・

日本の農業のレベルはこんなものです

画一的な管理 それらを食べる私たち
食べるものも病気なら それらを食べなければ生きられ無い
私たちも同じです 車や電化製品の進歩は認めます

   しかし食べ物は 退化しています

もう薬剤無しの無農薬の食品は近くには見当たりません
ホルマリン漬けの様な 食べ物しか在りません
幼い子供たちは本能的に食べないものです

薬剤に負けないウィルスが蔓延り 打つ手がありません
薬剤メーカーと政府は結託し利益の分配です

今 無農薬や無肥料で作物を造る人が増えています

自然に任せる 自然の恵み 本当に旨い これが幸せ

こんな今の薬剤だらけの食べ物は要らない

自家採種の種 手に入りました 早速、撒いてと・・
これは 成長とかでは無く 当たり前の事ですよね 

  

Re:不安を煽り 儲ける
雑草Z
    団塊親爺の遺言さん

 自家採種の種を手に入れたのですね!?昔は当然だった自家採種の種も最近は入手しずらくなりました。種は、固定種で自家採種が当然と考えられますが、それが難しい世の中ってかなり狂っていると思います。
団塊親爺の遺言さんはどこから自家採種の種を入手されたのですか?・・最近の大規模農家は殆ど自家採種はしないようですからね。細々と農業をやっている方からでしょうか?それとも家庭菜園をやっている方からでしょうか?何の種ですか?
大切に育てて是非とも自家採種して、繋いで下さい。
 かく言う私も、昨年、固定種の専門店、埼玉県飯能市の野口種苗店の固定種の種を買って来て蒔きました。自家採種はまだ成功したかどうかわかりません。昨年採種した種を植えてみないと・・・。
今年はミニトマトも固定種を植えますが、トマトの種は小さく、寒天質に覆われて、自家採種は難しそうに感じていましたが野口さんはトマトの自家採種は簡単だと言ってましたので、ちょっと安心しました。 

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2014-03-11 00:11
本日で、3.11東日本大震災から丸3年が経ちます。東日本大震災がそれまでの日本の、世界の、震災と大きく異なった点は、勿論深刻な原発事故を起こした事でしょう。(津波の前に壊れていた・・・と言う説も真実味を帯びていますが、直接的な地震の揺れで壊れたにせよ、津波で壊れたにせよ、「絶対安全」と言い続けてきたのですから、その責任は重大です。)
3年経ったのに復興が進んでいないと言われています。多額の復興予算が計上されたのに復興が進まない理由は、震災復興と殆ど関係の無いようなものに予算が使われて、肝心の被災地である岩手・宮城・東北の沿岸の復興に使われなかった事などこれまでにも色々と非難されてきました。

その中でも特に大きな無駄遣いが、原則無視の瓦礫の広域処理と除染作業だと思います。
瓦礫を処理するのにわざわざ遠くに運んで処理する必要があるのでしょうか?輸送コストで膨大な費用を使い、石油の浪費にも繋がります。そして、ただでさえ拡散してしまった放射性物質を更に拡散させます。放射性物質は拡散しないように管理するのが原則ですが、わざわざ拡散させているのです。とんでもない話です。「みんなで瓦礫を分かち合いましょう」のようなキャッチコピーまで作られました。国が運送業界等に儲けさせようとして企てた事でしょう。大きな利権が生まれています。

 除染は一軒当たり、数百万円かかりました。それでも1回の除染の効果は「空間線量が1、2割減った」という程度です。屋根から壁からを消防ポンプのような高い水圧のホースで『除染』と言う名の『移染』、即ち、放射性物質を(下方に)流し落とすのです。放射性物質は地下水や河川、海まで流れ、それぞれを汚染していくのです。これまた放射性物質の拡散です。「人間が住む為なら、放射性物質の拡散もやむを得ない」と言うのならば、そのまま放置しても十分に『除染=移染』は出来ます。何故ならば日本は降水量が多いからです。一回で数百万円かけて行う除染作業よりも、一シーズンの梅雨、台風、雪のほうが遥かに『除染=移染』の効果は高いでしょう。一軒だけでは無く、地域一帯に降水をもたらして広域にわたって長い時間「除染作業」するのです。一般家屋のホットスポットである雨樋も一シーズンの梅雨や台風、冬の雪が見事に流してくれました。自分の家だけの測定ですが、一シーズンで10分の一以下のレベルまで下がりました。・・・勿論一観測例では決められませんが、国や県も、梅雨や台風、雪による『自然除染』の効果を調べて、人為的「除染作業」がそれ以上に効果が見込めるかどうかしっかり測定して、顕著な効果があれば『除染=移染』すればいいのです。
会津若松市の高校跡地の大熊町の仮庁舎には、連日中央の大手ゼネコンが除染作業の仕事の受注に来ていたのを目撃されています。大きな利権があるからでしょう。

 広域瓦礫処理も除染作業も、効果の少ない事に巨額の税金を無駄に投入して、利権に群がる白アリたちに一番儲けさせていると言えるのではないでしょうか?実際に復興の為に相応の仕事をして、正当なお金を手に入れる分には文句がありませんが、自分達の利権の為に必要のない仕事を作り出して無駄な税金の使い方をして、放射能を拡散しているのですから酷い政策です。震災復興予算を食い物にしています。こんなとんでもない事を考える政治家、官僚に震災復興事業を任せるわけにはいきません。


 震災復興から最後まで取り残されるのは、福島原発周辺の地域になりましょうか。仮にいま、殆どの地域の除染が出来たとしても、これからまた放射能汚染される分も無視出来ないでしょう。いまだに汚染水が漏れ、コントロールされていない福島第一原発からは放射性物質も一緒にたれ流し状態です。こんな悲惨な状況になっても、停止中の原発を再稼働しようとする政府は完全にいかれています。3.11を経ても脱原発を出来ないで、次々に再稼働させていったら、また同じような事故を起こすのではないでしょうか?原発には人類にとってまともなメリットなど無いのですから、即脱原発こそが理性的な結論です。
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【2014/03/11 00:11】 | 原子力 トラックバック(0) |

学ぶ事をしない社会
団塊親爺の遺言
 段々と酷く成って来た原発事故の周辺と思うのは私だけでは
無いと思います ここ3年間の状況を見るに人間の利権に群がる
醜い姿が垣間見えます 本当にこれで解決するのか大いに疑問
表土を削ったり水を懸けたりするだけで除染完了とするなら
地元の人たちに遣らせたら好いのでは こんな予算は地元の人へ
還元 毎日降って来るのだから それにしても原発の除染技術の
低レベルさには呆れる 儲けだけに目を向ける輩の多い事

 これでは中国の汚染も真面に批判は出来ません

日本は環境先進国の筈 手に負えない危険なものに邁進し
責任者のいない政策 廃棄物の処理も無し 隠すだけの手法

津波対策に防潮堤 海と大地の関係は大地から様々な有機物等が
海に流れ込み豊穣の海に成り海草や魚介類が育ちます
三陸の海の恵みを棄てるか そこに住む人たちの安全か・・
自然の恵み無くして人は活きられるのか? 津波は何度も襲い
これより下に家を造るなとの石碑も在りましたね
先人たちの教え 世界経済がどうの 株価がどうのと・・
私たちは自然に生かされ生きて来た事 旨い魚や海藻類と貝等が
壊滅すると私たちも生きては往けない 大地と海に壁を造る者たちが
ほくそ笑むのが見えて来た  

 
 

Re:学ぶ事をしない社会
雑草Z
    団塊親爺の遺言さま コメント有難う御座います。

原発事故はしっかり収束に向かっているとは言えませんね。団塊親爺の遺言さんのおっしゃるように、段々酷くなっているとも考えられますね。そして、おっしゃるように本当の事故収束の努力よりもその利権に群がって火事場泥棒のような事が為されています。

>これでは中国の汚染も真面に批判は出来ません

そうですね。中国からのPM2.5を批判するなら、日本の放射性物質の海、大気中への拡散も大いに批判されますね。

>責任者のいない政策 廃棄物の処理も無し 隠すだけの手法

全くその通りです。「国策」の名に於いて、重大な責任を逃れています。これはモラルハザードです。

>世界経済がどうの 株価がどうのと・・

全くです。そんな事を心配しているときではないですね。狂っています。そんな心配している間に世界は滅ぶ・・・。




捨てきれない疑問
guyver1092
 日本の支配者は、日本の滅亡を画策しているというブラックを以前から何度か言っていますが、何度考えても、本当ではないかとの疑問が捨てきれません。理由は、日本が決定するすべて(と言ってよいほどの)の決定が、日本を将来、確実に破滅させるための布石以外の何物でもないからです。欲ボケしてそのような決定をしているだけであると何度思いなおしても、次ら次へと愚かな決定をされてはたまりません。

Re:捨てきれない疑問
雑草Z
    guyver1092さん の

>日本の支配者は、日本の滅亡を画策しているというブラック

は、いつも言い得て妙だと感じていましたが、最近は、若しかして事実ではないか?・・と思わせられる事が多くなりました。

>日本が決定するすべて(と言ってよいほどの)の決定が、日本を将来、確実に破滅させるための布石以外の何物でもない

も、言われてみれば御指摘の通りかも知れません。

>欲ボケしてそのような決定をしているだけであると何度思いなおしても

欲ボケもかなりあると思いますが、それと共に、自分達が生きてきた特殊な時代(高度成長時代)の過去の経験を拠り所にしているのでしょう。本気で「高度経済成長を再び!」と考えているようです。成長の限界まで考えが及ばないのでしょう。兎も角、日本の支配層、指導者層は殆ど、強欲で、モラルが無く、理性も捨てているような感じですね。庶民が持っている普通の良識も無いように感じます。・・・そしてこれは日本に限った事では無いですね。

>次ら次へと愚かな決定をされてはたまりません。

若し本気で日本の滅亡を画策しているとしたら目的は何だと想像しますか?


Re:Re:捨てきれない疑問
guyver1092
 TPP推進の類の政策は「日本の富をアメリカに貢いで、よい奴隷とほめてもらえるのがうれしい」と言うのが考えられますが、原発推進の類は、貢ぐ日本が汚染されますから、この場合の理由は、SF的に「宇宙人が地球を侵略するために人間を滅ぼそうとしている」ぐらいしか思いつけませんね。

Re:Re:Re:捨てきれない疑問
雑草Z
>日本の富をアメリカに貢いで、よい奴隷とほめてもらえるのがうれしい

なるほど、アメリカのポチ説ですね。十分に考え得る事ですね。然し本当は、「アメリカのポチ」では無く「アメリカの影の支配者層(と思い込んでいる強欲パラノイア)」のポチと言う事になりましょう。実は彼らの思い込みもただの自己満足でしょう。アメリカの影の支配者と思い込んでいる連中は、愛国心などない多国籍企業のトップだったりして、自分達の富と生存しか考えていないでしょう。

日本のポチ達には「褒めて貰えるのが嬉しい」ばかりでなく、具体的な報酬もあるのでしょうか。報酬が金銭的な事だけなら本当に「利用されるだけの馬鹿なポチ」ですね。若しかしたらその先に「安全な場所に移住させて貰えて日本破滅から逃げさせてくれる」までの密約がありましょうか?・・・まあ日本の指導者と自負している人々を見る限りそこまでは無いでしょうね。それに、来るべき成長の限界の崩壊に際して、地上に安全な場所は考えれられません。その意味で世界の影の支配者達も浅はかなのかも知れません。
強欲な馬鹿が世界の支配者気取りでいるような世の中がまともとは言えませんね。

『捨てきれない疑問』若しくは『日本の自滅を画策しているのか』等のタイトルで記事を書いて頂けましょうか?

Re:Re:Re:Re:捨てきれない疑問
guyver1092
 基本的には、私の支配者の判断基準に対する感想ですから、あまり深いものになならない気がしますが、書いてみることにします。時間はかかると思いますが。

Re:Re:Re:Re:Re:捨てきれない疑問
雑草Z

>日本の支配者は、日本の滅亡を画策しているという

ことに関して、どの程度に、本当ではないかと思われているか、その根拠は?・・・目的は?・・・、「支配者」と自任しているパラノイアは誰か?・・・等々ということに関してのguyver1092さんの推理に非常に興味があります。ブラックなのか、嘘のような事実なのか?・・推測は尽きません。

ただ、彼らのやっていることは、確かに日本の自滅策ですね。本気でやっているとしたら、本当に愚か者で売国奴です。総理だとか、経団連会長、官僚のトップクラスだとか・・・。



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2014-03-05 00:01
 21世紀に入った頃から、中国の大気汚染の酷さについてマスコミ等で報じられてきました。大気汚染によって、中国の大都市で、マスクをかけたりハンカチで口を覆って歩いている市民の映像が流されてきました。・・・こんな状態になってまで、工場を稼働させている中国は狂っている・・・と思って見ている人も多いと思いますが、それはかつて、1970年代の日本の姿でもあります。(中国のほうが遥かに大規模ですが・・)
20世紀末には中国での森林伐採によって、日本に流れてくる黄砂が酷くなった・・・と報じられてきましたが、実はそれは森林伐採による黄砂の巻き上げばかりでなく、工場の稼働による煙突の煙等もだいぶ混じっていたのでしょう。・・・最近はPM2.5と呼ばれています。PM2.5とは、粒径2.5μm[百万分の2.5m]以下の粒子を呼ぶとの事です。自然起源のものと、人的起源なものとがあります。今問題になっているのは産業活動起源の硫酸塩や硝酸塩の様な塩類,ディーゼル排煙中のススのような黒色炭素,有機化合物などです。発がん物質も含まれています。
先月末の2月26日には、日本のかなりの広域にPM2.5が広がりました。福島県会津若松市でも、85μg/㎥を観測し、小中学校での外での活動が中止になりました。これまで西日本ばかりであったPM2.5の被害が一気に東日本にまで及んだ感じです。一時的な稀な現象では無く、これから春にかけて濃度が急増する危険性があると言われます。日本中が高濃度のPM2.5に覆われてしまう日も直ぐそこまで迫ってきた事を肌で感じました。中国の環境汚染の付けを日本が支払わせられる道理は無いと憤慨する声もあちこちで聞かれます。「日本政府は中国政府に強く抗議すべきである」との声もあります。しかし、そんな抗議をできるのも、3.11以前のお話でしょう。3.11以降、日本は海洋と大気中に放射能をばら撒いて、世界に拡散させたわけですから、中国ばかりを責めるわけにはいきません。(たとえ風上の中国にはあまり届いていなくてもです。)・・原発の罪はもっと大きいと言えるでしょう・・中国も原発事故を起こす可能性もあります。)
中国政府も日本政府も、産業や財界と癒着して(・・中国が社会主義だとはもはや言えません・・)、業界利益を優先させ、環境対策、国民の健康は二の次です。官僚・役人は、自分達に「与えられた仕事」=「経済成長の数値を上げる事」に躍起になっています。それが自分達の出世に繋がるのでしょう。
国民の健康を脅かしてまで工場を稼働するのは主客転倒、狂気の沙汰です。煙害対策は、フィルターでかなり出来る筈です。(実際日本の工場は行っています。)有害物質を殆ど取り除くフィルターを取り付けるまで工場の稼働は停止して然るべきですが、それを行わない政府が現実としてあるのです。(この期に及んで「原発の再稼働」と言っている日本の政府も同じ穴の狢です・・)本当に世も末だと感じます。
しっかりマスクをして外出するようにアナウンスされていますが、これまた非常におかしな話です。一般市民がそこまで犠牲になって工場を稼働する言われはありません。本来は工場を止めるべきです。(勿論、工場が止まるまでは、自衛手段としてマスクを掛けたり、外出を控えたりしたほうがいいかも知れませんが、PM2.5汚染が定常化すれば、外出時だけマスクをしてもあまり意味が無いでしょう・・・現在の中国の状況です・・。)
こんな状況では中国の経済成長も末期的であるし、経済成長は即、止めるべきです。
このPM2.5の、国を越えての広がりが、国を越えての文明崩壊の兆しの大きな一つとなりそうです。
こんな事態になってまで経済成長と叫ぶ、経済成長に洗脳された連中の多い社会は、本当に狂っていると感じます。
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【2014/03/05 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

Re:黄砂
guyver1092
 黄砂は昔、無害な物と言われていたので、突然、有害と言われてびっくりしたことがあります。理屈を聞いて納得したのですが。
 現在、中国から流れてくる風には、言われ始めたころよりはるかに多くの汚染物質が含まれているのでしょうね。この前の2月26日のPM2.5のときに、意識していたので、気の所為かどうかはわかりませんが、気管が痛くなりました。
 少なくとも、神経に触るのは間違いないですね。

Re:Re:黄砂
雑草Z
私が黄砂の影響の比較的少ない東北地方に住んでいる事もあるかも知れませんが、1990年頃まで黄砂は問題にされていなかったように思います。「黄砂」と言う存在、言葉自体も子供の頃は知りませんでした。黄砂による洗濯物の被害等も聞いた事がありませんでした。だから

>無害な物と言われていた

記憶さえありません。黄砂の問題が騒がれるようになったのは、中国での工業化、森林の伐採が顕著になった頃からかも知れませんね。中国の環境問題の悪化と連動しているのではないでしょうか?

2月26日のPM2.5のときはかなり顕著で、会津若松でも大気が煙に包まれているようでした。
日本でこれだけなのですから中国(太平洋側)は大変でしょう。中国の経済発展は環境汚染によって終わりを告げそうな勢いですね。・・・これ以上の中国の工業の発展は大変危険です。…中国はアメリカの後の覇権国家になるとも目されていましたが、その前に自滅するかも知れませんし、覇権国家になってもその期間は非常に短いでしょう。…勿論、中国だけでは収まらず、日本など回りの国々から、世界中まで巻き込んで、環境汚染による崩壊が始まりそうです。
guyver1092さんは、中国が覇権国家になる可能性に関してどう思われますか?

覇権国家
guyver1092
 ウィキペディアで調べてみたところ、定義は「長期にわたってほとんど不動とも思われる地位あるいは権力を掌握すること。」だそうですので、石油文明がたそがれを迎えつつある現在、長期と言うのはほぼ不可能と考えますし、現代社会で力をつけると言うことは、自らの存在基盤を破壊しているということですから、覇権を握ったところで、それほど長期に君臨することはできないのではと考えます。

Re:覇権国家
雑草Z
>現代社会で力をつけると言うことは、自らの存在基盤を破壊しているということ

これは現代社会の根本問題を突いてますね。本質を簡潔に表現しています。この事をみんながしっかり理解すべきです。
この事を国の指導者は理解すべきです。・・理性があれば同意する筈です。記事にして拡散したいですね。

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