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2014-01-29 00:01
望む望まざるに関らず、21世紀は成長型社会から、縮小へ向かう社会に変わる事は間違いないでしょう。降りなければならない時代がやってくるのです。何故なら、現在、経済レベル=物資の浪費レベル のフローは持続可能なレベルをとっくに超えているからです。成長の限界はすぐそこまで来ているのです。このことはこれまで繰り返し言及してきました。
降り方を考える場合、当然ほとんどの人は、混乱が出来るだけ少ないようなスローランディングを望むでしょう。しかし、私は降りるのは、急速である方がいいと考えています。転ばない範囲で出来るだけ素早く降りるのです。【降り方を考える】で述べました。その降り方の方法についてもう少し具体的に言及すべきかと考えていましたが、保留にしてきました。しかし最近、具体的方法を示す必要は無いという考えに達しました。即ち、降りる高さのみ、高さの制限を決めて(持続可能な限界以下)あとはそれぞれに任せた方が良いと言う考えに至りました。
降りるための合意には、【正当な恐怖心】が必要ですが、その合意の元でいざ、縮小へ向かって降りる場合、政府(国際政府)の役割は、基本的に枠組み(限度)を定めて、規制するだけでいいでしょう。具体的方法は、その枠組み内でそれぞれが・・・民間企業、地域社会、コモンズ、・・・が行いそれぞれの環境での「最適解」を見出せばいいのです。
経済縮小、工業縮小に際して、資源浪費型企業や財界や富豪を中心に(さらに彼らの代弁者である【高度経済成長時代の遺物】の政治家などからも・・)反発が出るでしょう。政府の役割は彼らを制御し、規制することと、大きな枠組み(限度)を決める事です。政府の役割と言いますが、実際には自然科学の研究者達が限界値を示し、その限界値の下で、どれくらいの余裕を持たせるかを政府が決める形になりましょうか。・・・限界に挑んでハイリスクを負うのは懸命ではありませんから、限界値の下の余裕のあるところまで達成目標を下げるべきでしょう。
そして、目標を決めたらその目標達成方法はそれぞれが決め、最適解を生み出せばいいのです。
今までの科学技術は、人間の限りない欲望を満たす方向に進んで来ましたが、これからの技術は、人類社会が生き延びる為の枠組みをはみ出さないように作られるのです・・当然の事でしょう。これこそが技術の見せ所です。当然物質的な量の多さを「豊かさ」の基準にはしません。
経済、工業等の縮小が必要だとの共通合意が形成されれば、人々はそれに向けて積極的に取り組むでしょう。そのための技術革新は正に世の為、社会の為に使われるのです。具体的に今までの社会で使われていた物事それぞれの代替案を考えてから降りるのでは無く、経済規模、エネルギー消費量、資源消費量の限度を決めて、あとはそれに合うようにそれぞれが創意工夫を行うのです。

具体的な代替案を決めてしまう事には2つのリスクが考えられます。一つはもっといい方法があるかも知れないと言うことです。たとえ出発時点で最良の方法だったとしても、途中からもっといい方法が見つかるかも知れません。そのとき一々政府にお伺いを立てるのは非能率過ぎますし、官制談合の利権構造も出来てしまいます。この意味で、政府は小さな政府が理想です。もう一つの短所は、・・・これが最大の理由ですが・・代替案が無くても縮小しなければ人類は滅びてしまうのです。良い方法があろうが無かろうが、限界より下に降りなければ人類社会は持続できないのです。その前提を忘れてはならないからこそ【正当な恐怖心】が必要になるのです。
経済縮小に舵を切る為の必要条件は、『正当な恐怖心』と結論付けていますが、この正当な恐怖心こそが、社会縮小に進む為の原動力、にもなると考えています。つまり、正当な恐怖心が共通認識となれば、それが縮小社会への移行のモチベーションとなり、社会全体がその方向へ舵を切る事になるでしょう。
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【2014/01/29 00:01】 | Sustainability トラックバック(0) |

ジンバブエの経済失政
guyver1092
 ジンバブエで、かつて経済の失政により、ジンバブエドルがすさまじいまでのハイパーインフレで価値を減じましたが、ジンバブエは、農業生産は十二分にあったので、いつの間にか混乱は収まり、貨幣としては米ドルが流通するようになったそうです。
 経済成長から下りる場合も、必要な資源さえ分配出来れば、自然に落ち着くところへ落ち着くのかもしれませんね。

Re:ジンバブエの経済失政
雑草Z
>ジンバブエは、農業生産は十二分にあったので、いつの間にか混乱は収まり

やはり食料自給は大切ですね。降りるときの準備、スローランディングの必要条件でしょうね。

>経済成長から下りる場合も、必要な資源さえ分配出来れば、自然に落ち着くところへ落ち着くのかもしれませんね。

経済成長だけから降りるのならばそうでしょうね。でも、高度経済成長時代の遺物が厄介ですね。負の遺産としての原発は現代文明が続く限りずっと重い足かせとなるのでしょうね。原発は議論の余地が無く、現代文明の大きな失策ですね。

 兎も角、降りるに当たって日本がしなければならない事は、食料を中心とする自給自足体制の確保でしょうね。
今回のguyver1092さんのコメントは、降りる準備を考える機会になりました。これを機に、降りるに当たってやるべきことを考えてみたいと思います。

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2014-01-23 00:01
東京都知事選挙の告知日は本日1月23日です。立候補予定者も顔を揃えました。東京にオリンピックを招致した事を何よりの自分の手柄と誇っているような愚かな都知事が辞職した今、都政を、そして日本の政治を大きく変えるチャンスです。脱原発を主張する候補者が2名になり、票が割れる事が心配です。出来れば細川護煕氏と宇都宮けんじ氏で連合して、一本化して欲しいと言う要望も出ています。(片方が知事に立候補して、もう片方が副知事候補になるとか・・・。)この二人のどちらが都知事にふさわしいか、と言う事は今回の主題ではないので触れません。兎も角、脱原発を強く主張するこの二方のどちらかに是非知事になって欲しいと考えます。日本の脱原発のステージが一気に進むでしょう。

 脱原発候補のうち、現在有力視されている細川護煕候補に対するネガティブキャンペーンが、細川氏立候補の可能性が出てきた頃から、あちこちで活発に行われるようになりました。
その最たるものが、
原発のない東京都で脱原発を単独争点にするのは如何なものか?・・・というものです。「脱原発は都知事選の争点ではない。」と言い切るものさえいます。その他、細川氏が高齢だとか、オリンピックは辞退すべきだと言ったとか、色々ネガティブな情報が広められていますが、それらは全て、脱原発を主張する人物に都知事になって欲しくない原子力邑の輩によるネガティブキャンペーンでしょう。テレビで、ラジオで、そして新聞で、「脱原発だけで都知事選はおかしい。福祉や地震対策、オリンピックや少子化問題など重要な争点が他にも色々ある」と言いような内容がしつこく繰り返されています。しかし、原発とその他の問題では、問題の重みが違い過ぎます。原発は国家の存亡に関わる危険極まりない存在です。それだけに留まらず他の国家にも償い切れない損害を与えることにもなりかねません。細川氏も宇都宮氏も脱原発を争点の中心に置いても、それだけを争点にするわけでは無いと思いますが、仮に脱原発の単独イシューでも十二分に重い争点になる筈です。

 原発のない東京都で脱原発を第一の争点にすることはおかしな事でしょうか?
福島第一原発で作った電気は全て東電の電力供給地域、関東、首都圏に送電されていました。つまり3.11の原発事故は、首都圏の電気を作る為の発電所が事故を起こしたのです。東京が無関係の筈はありません。それどころか、東京がその電力を必要としなければ、福島第一原発の事故はなかったとも言えましょう。・・・実際は、原発が無くても電気は足りますし、ない方が発電効率も良く、電気代も安くなりますから、首都圏の電力需要は原発推進のための口実と言えますが、どちらにしても福島第一原発事故は首都圏の電力需要が根本原因の一つと言えましょう。脱原発は東京都知事選の最大の争点として十二分ですし、シングル イシュー ポリテクスとしても全く違和感はありません。原発問題と比べれば、オリンピックの開催など取るに足らない問題ですし、オリンピック開催を今から辞退しても大した問題ではありません。それどころか、原発事故の未収束を理由に今から辞退しても、細川氏が言ったように、日本はしっかりした素晴らしい国であると世界の理性ある人々から認められる事でしょう。
日本の広いとは言えない領土で、17ヶ所に50基以上ある原発が長きにわたって稼働されてきたのです。日本中の原発の燃料プールの使用済み核燃料はほぼ満杯状態なのです。どの原発も大事故を起こす可能性が無視できるほど低くはないのです。そして、稼働中に大事故を起こさなくても、全ての原発が安全に廃炉作業を終えるとは思えません。作業員もかなり足りない筈です。第一、人間に被曝労働をさせていい筈がありません。原発は背負いきれない負の遺産なのです。はっきり言えば、今すぐ原発の撤廃を決めて、廃炉計画を立てても、廃炉作業には困難が続くでしょう。放射性物質が大量に在るので、日本中どこも人が住めなくなってしまう可能性も低くないのです。日本の生き残りの可能性を少しでも高くするために、一刻も早く原発全機廃炉を決定しなければならないのです。
小泉元総理はかつて郵政民営化を単独争点として、解散総選挙を行って圧勝しました。脱原発は、その郵政民営化よりも遙かに大きな争点でしょう。国家の存亡に関わるのですから。安部総理はオリンピック誘致の際に、福島第一原発の事故は収束し、完全に制御されているなどと大嘘をつきましたが、福島第一原発事故はいまだに収束していません。まだまだ正念場が続くでしょう。

前代未聞の深刻な原発事故を起こした日本の国の首都の知事が脱原発を宣言することは、非常に大きな意味があります。政府等の情報を鵜呑みにして、いまだに原発に関して楽観視している国民もその深刻な危険性、大きな問題に気づくでしょう。そして、世界の国々にも大きなインパクトを与えるでしょう。現在止まっている原発の再稼働を阻止して廃炉に持ち込む為の大きな追い風になるでしょう。東京に脱原発の大きな象徴の都となって欲しいものです。もう既に、欧米の多くの国は脱原発で日本の先を行っていますが、これから原発を導入しようとしているいわゆる途上国の国々も覚醒することでしょう。
単に自分達の利権を守りたいだけの原子力村主導の、政治家、マスコミを使った大量のネガティブキャンペーンに騙されずに、是非とも脱原発都知事を誕生させて、世界に脱原発を宣言して欲しいと願います。
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【2014/01/23 00:01】 | 都市/文明 トラックバック(0) |

沖縄で負けた
guyver1092
 政府は沖縄市長選で負けたので、東京都知事選では「負けられない」と、非常識なことを始めたと週刊誌に書かれるほど、必死のようですね。
 反原発候補は一本化してほしいですね。また、参議院選と同じ轍を踏む恐れが高いと感じます。

Re:沖縄で負けた
雑草Z
>政府は沖縄市長選で負けたので、東京都知事選では「負けられない」と、非常識なことを始めた

脱原発派、特に細川氏へのネガティブキャンペーンや無視が酷いですね。今回の記事は、田原総一朗がラジオで、「都知事選の争点は原発以外にも沢山ある・・」とか言っているのを聞いて書き始めましたが、彼もどうしようもないと思いました。NHKもかなりの偏向放送ですし、多くの新聞も酷いものがあります。・・東京新聞はそうではないようですが、読んでいません。ネットで見れる小泉氏の本気の応援演説は非常に上手く説得力があるのに、大手テレビ局は流しません。マスコミは自分で自分の役割に終止符を打っているようです。(政府の御用組織になり下がったようです。)
>反原発候補は一本化してほしいですね。また、参議院選と同じ轍を踏む恐れが高いと感じます。

確かに参議院選では脱原発政党が乱立して駄目でしたね。推進派はわざと争点にしないようにしましたし・・今回の都知事選も同じ穴を狙っているように感じます。
 反原発候補の一本化を出来ないうちに公示日になってしまいましたが、二人の候補は結構差別化はされていますね。即ち細川氏は脱原発のシングル・イシューに近いのに対し、宇都宮氏は脱原発以外の政策を色々演説しています。脱原発以外の争点は特に差別化はないように感じます(宇都宮氏の争点は弱者救済には特化して差別化になっていますが、どこまで届くでしょうか・・?)


生きる事
団塊親爺の遺言
自然の中の生存権 経済も政治も関係無し

生命が生きる事に理屈は要りません
何一つ解決出来ないものに頼ろうとする世界
人や生き物は理屈で生きるものでは在りません

一部の人間の利益の為に変節する社会構造
何万年も人が生きられ無い猛毒が傍に在るのです
折角、造り上げた安住の地から逃げ惑う人々
それは、今迄の安住の生活全てを投げ捨てる事
私には出来ません 明確に原発反対を支持します

人間だけが利権に群がります 
人の造るものは必ず崩壊します
自然に沿った生き方こそ後悔の無い人類の生き方

ウランや紙幣の印刷の権利を持つ世界の支配財閥に
ひれふする様な今の世界は淘汰せねば成りません
寒さや暑さに莫大なエネルギーを使う今の世界
全ての社会構造が一部の人間たちに振り回される
利益や値段も彼らの思いの儘です

まずは私たちの活きられる世界を造るべきです

Re:生きる事
雑草Z
    団塊親爺の遺言さん

>何万年も人が生きられ無い猛毒が傍に在るのです
>折角、造り上げた安住の地から逃げ惑う人々

たかが、発電で何万年も近づけない場所が出来るなんて狂気の沙汰です。原発を推進する人々は利権を求めた強欲な人間でなければ本当の馬鹿でしょうね。

>ウランや紙幣の印刷の権利を持つ世界の支配財閥にひれふする様な今の世界
>全ての社会構造が一部の人間たちに振り回される

現代社会が、昔よりもより良くなったなんて言えませんね。寧ろ悪くなった部分のほうが多いかも知れません。自分達の利権を守る為には放射能をばら撒く事も厭わないようなどうしようもない利己主義者に世界が滅ぼされようとしています。

>まずは私たちの活きられる世界を造るべきです

そのような時代が来ればいいですね。その方向に努力しましょう。





NHKは原発推進派の巣窟
guyver1092
 中日新聞で30日のニュースで見つけました。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014013090112440.html

ニュースは消えてしまうので、多くなりますが、コピーを貼り付けておきます。

NHK「脱原発発言やめて」 東洋大教授がラジオ降板

 NHKラジオ第一放送で30日朝に放送する番組で、中北徹東洋大教授(62)が「経済学の視点からリスクをゼロにできるのは原発を止めること」などとコメントする予定だったことにNHK側が難色を示し、中北教授が出演を拒否したことが分かった。NHK側は中北教授に「東京都知事選の最中は、原発問題はやめてほしい」と求めたという。

 番組は平日午前5時から8時までの「ラジオあさいちばん」で、中北教授は「ビジネス展望」のコーナーでコメントする予定だった。

 中北教授の予定原稿はNHK側に29日午後に提出。原稿では「安全確保の対策や保険の費用など、原発再稼働コストの世界的上昇や損害が巨額になること、事前に積み上げるべき廃炉費用が、電力会社の貸借対照表に計上されていないこと」を指摘。「廃炉費用が将来の国民が負担する、見えない大きな費用になる可能性がある」として、「即時脱原発か穏やかに原発依存を減らしていくのか」との費用の選択になると総括している。

 中北教授によると、NHKの担当ディレクターは「絶対にやめてほしい」と言い、中北教授は「趣旨を変えることはできない」などと拒否したという。

 中北教授は外務省を経て研究者となり、第1次安倍政権で「アジア・ゲートウェイ戦略会議」の座長代理を務めた。NHKでは、2012年3月21日の「視点・論点」(総合テレビ)で「電力料金 引き上げの前に改革を」と論じたこともある。

 中北教授は「特定の立場に立っていない内容だ。NHKの対応が誠実でなく、問題意識が感じられない」として、約20年間出演してきた「ビジネス展望」をこの日から降板することを明らかにした。

 <NHK広報局の話> 中北さんに番組に出演していただけなかったのは事実です。詳細は番組制作の過程に関わることなのでお答えを控えます。

(中日新聞)

Re:NHKは原発推進派の巣窟
雑草Z
>ニュースは消えてしまうので、多くなりますが、コピーを貼り付けておきます。

有難う御座います。そうして頂いたので助かりました。ここでそのまま議論できます。

さて、
>「東京都知事選の最中は、原発問題はやめてほしい」と求めたという。

東京都知事選中に「原発問題は、重要な論点ではない」と言う事を報道する事は、いいのでしょうか?・・・それこそ脱原発派のネガティブキャンペーンでしょう。

>原稿では「安全確保の対策や保険の費用など、原発再稼働コストの世界的上昇や損害が巨額になること、事前に積み上げるべき廃炉費用が、電力会社の貸借対照表に計上されていないこと」を指摘。

この内容に間違いはないわけですから、都知事選であろうがなかろうが、話していい筈です。いまだにこの基本的事実を知らない人が多い事こそ問題です。推進派の「原発止めたら電気が不足する」とか「経済が破綻する」みたいな嘘こそ言っては駄目でしょう。

>NHKの担当ディレクターは「絶対にやめてほしい」と言い、中北教授は「趣旨を変えることはできない」などと拒否した

中北教授こそまともで良識派ですね。それに比べ、NHKのディレクターは姑息で卑劣ですね。名前を出すべきです。NHKの新会長もクズみたいな方のようです。NHKのニュースを観ても、かなり政府、財界寄りで、かつくだらないニュースをトップに持ってきたりしています。唖然とする内容の報道が多過ぎます。NHKもお仕舞いですね。受信料の不払いをみんなですべき時かも知れません。
マスコミが増すゴミ化している中、中日新聞(や東京新聞)は頑張ってますね。
いい情報有難う御座いました。

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2014-01-11 00:01
以前、【欲望を数値に変換する装置】という文章を書きましたが、その後、さまざまな書籍で新しい知識を得たことから、もう一度考え直すことにしました。
 欲望を数値に変換する装置とは貨幣のことですが、世界で初めて貨幣を作ったのは、現在のトルコにあったリディア王国でした。ただし、リディア王国のコインは国内だけの利用にとどまり、国をまたいでの利用はされませんでした。貨幣を現在のように国境を超えて普及させたのはギリシャのアテナイです。貨幣が発明されるまでは世界各地で様々な物が原始貨幣として利用されていましたが、この地域では主に銀が原始貨幣でした。

 貨幣が発明されるまでは、鋳造された銀隗をそのまま利用、または交換したい物の価値に見合うだけの重さに切る等をして使っていました。そして、貨幣が発明されるまでは、銀隗の重さも品質もバラバラでした。ギリシャ人の発明は、この品質と重さを保証し、取引ごとに品質、重さをチェックする不便を解消したことです。
 この発明品の機能は「エンデの遺言P250」によると、
① 交換の媒体
② 価値の尺度
③ 価値の保存
④ 投機的利益の道具
⑤ 支配の道具
とのことですが、この当時の人々にとって、価値の保存という点で画期的でした。貨幣は人々の目には、それまでの原始貨幣と異なり、家畜のように死にもしないし、穀物のように腐りもしない、永遠に価値を保存できるものに見えたのです。貨幣の発明により「もっと貯め続けて無限の富を築こう」との考えが生まれました。貨幣は人々の心に「もっとほしい」という欲望に火を付けたのです。この欲望を「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのかp381」では人間本来の欲望ととらえていますが、私は、「エンデの遺言」の、古代エジプトの穀物の引換証、中世ヨーロッパの「ブレクテアーテ」と呼ばれる貨幣の改鋳、ゲゼル理論の実践例から考えても間違いと断言します。人間の理性から生まれた道具に合わせて発生した欲望が、本能から来る欲望(本来の欲望)であるはずがありません。これはむしろ、気がつかないうちに、【暴走する文明】に記述のあった『道具の反乱』に会い、完全に道具(貨幣)の奴隷にされていると言ったほうが正しいでしょう。
 ともあれ、発明された貨幣は人間の心に、『欲望を数値に変換する』という重大な変化をもたらせましたが、その変化の結果が「ギリシャ悲劇」です。「ギリシャ悲劇」とは、貨幣発明の前には人々が助け合い、類縁関係、儀式などによってかかわりあっていた社会が、貨幣によってもたらされた無限の欲望により無残に破壊された、まさしく「悲劇」を描いたものなのでしょう。
 以前、【化石燃料のなくなった後の経済システム】を書いた頃は、ゼロ金利はかろうじて許せると考えていましたが、この貨幣発明による人間の心の変化を考えると、ゼロ金利も許すことはできないと考えるに至りました。この人の心に現れた変化は、絶えず変化し、最終的には必ず滅びる物質の集合である世界に、不滅のものを導入してしまった歪みそのものでしょう。このいびつな物は、文明に挿入された破滅の因子であると考えます。
このギリシャの繁栄を支えた銀貨は、ギリシャの森林を破壊しで作られました。この結果、人間の生存に都合のよい生態系が破壊されつくし、土壌侵食により、土砂が海や河口に堆積し、マラリアが風土病になったそうです。銀山の枯渇が滅亡の原因の一つでしょうが、銀がまだ採掘できても、精錬をするのに欠かせない森林(燃料)がなくてはやはり結果は同じであったでしょう。
現在、ギリシャでは木がほとんど育ちませんが、これは古代ギリシャ人の環境破壊の結果、表土がほとんど無くなっているからなのです。これは現代ギリシャ人が、2000年以上たった現代でも、アテナイ人の愚行の付けを払わされ続けていると言えるでしょう。
さて、ギリシャ人は貨幣には出来るだけ純粋な銀を使うことを心がけていましたが、ローマ人は時代が下るに従い、鉛の含有量を増やしました。最終的に三世紀の終わりには銀の含有量は2%まで低下したそうです。貨幣的にみると、貨幣を物質から切り離したと言えるでしょう。現代の管理通貨制度は信用によって価値が保証されていますが、この原型は、ローマ時代に発明されたのです。金本位、銀本位等の物質による制限のない貨幣システムは、無と有を交換することを可能にします。ローマ帝国は、その収入以上の生活をするために無と有を交換しながら無理やりその命を延ばしましたが、最終的には、その支配域の生態系を破壊しつくし、滅びました。現代社会も金融資産額と、総生産額の乖離は1995年の2倍から2005年の3.45倍と拡大を続けています。【膨らみ過ぎた世界の金融資産と金融負債


そして現代、一時のことを考えると改善されているとは言え、依然として森林破壊は進行しています(改善しているとの統計もありますが、かなり信用できないところがあります。・・・)。【森林減少の原因


現代の文明崩壊はおそらく、発展途上国から始まると考えます(発展途上国では森林破壊が顕著)。収奪する森林のなくなった発展途上国から人口が急減し(食料不足のため)、途上国との取引のある国の通貨の信用が無くなり、それが連鎖的に拡大し、貨幣の価値がなくなり、貿易の壊滅、その結果としておそらく日本等の食糧輸入国の人口急減、工業製品の消滅に近い打撃等の形になると予想します。

参考
「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
「エンデの遺言」
「暴走する文明」
槌田エントロピー論



以上、ここの常連であるguyver1092さんに書いて頂いた記事です。


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【2014/01/11 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

貨幣=欲望を数値に変換する装置
雑草Z
貨幣の歴史の事から、貨幣の位置づけについてまで色々良く分かりました。

>「もっとほしい」という欲望

を、件の書が

>人間本来の欲望

ととらえているのに対し、guyver1092さんは、真っ向から否定し、貨幣も道具の一つとして

>完全に道具(貨幣)の奴隷にされている

と捉えているところが非常に興味深かったです。guyver1092さんの御説明を読めば確かに、お金の発明によって欲望がエスカレートしていったと言う方が正しいと思えます。
それによって「ギリシャ悲劇」が起こったと言うのは初耳でしたが納得致しました。槌田敦さんの本などにもギリシャの山が禿山なのは、木を切り尽くしてしまったからだとありました。その根本原因は貨幣の発明だったとは・・・そして、その付けを2000年後の今現在も払わされ続けているのは凄いお話です。
 関連でちょっとお話は脱線しますが、原発の付けはどのくらい長きにわたって子孫が払わされ続けるのでしょうね。・・・人類の破滅まででしょうか?

もっと他の部分にもコメントがありますが、先ずはここまで・・。話題を拡散したくないので、分けてコメントさせて頂きます。

ギリシャ悲劇
guyver1092
 ギリシャ悲劇は、貨幣が導入された直後に現れたそうです。そして、その題材は、お金で何でもしようと言う人の存在を意識して作られているそうです。ちなみに、私もこの本を読むまで知りませんでした。
 木を切ってしまったことは、私も槌田敦さんの本でも読んだ記憶がありますし、テレビ番組で見た記憶もあります。ただ、木を切った理由まではこれまで知りませんでした。件の書で初めて知った次第です。ギリシャは、穀物を生産するには不適な地勢だそうで、代わりに銀貨を作り、外国から食料を輸入する戦略だったそうです。銀貨を作るのにどれだけの木炭が必要かは書かれていませんでしたが、銀山全体では、5000平方キロメートルの森林を燃やしつくしたそうです。
 原発の付け。・・・・ 想像もつきません。最大は100万年でしょうね。

文明崩壊はどこから始まるか?
雑草Z
>ギリシャ悲劇は、貨幣が導入された直後に現れたそうです。

これまた一瞬驚きでしたが、良く考えてみれば確かに貨幣が導入された直後から「もっとほしい」という欲望は始まるでしょうね。
これは現代社会でも同じです。利権が見出せそうなものには直ぐに多くの人が群がります。ゴールドラッシュみたいな事ですね。原発利権もその典型例でしょうね。人々の心は荒み、環境も破壊されていきます。まさしく同じ構造です。
本文にも言及されている現在の金融マネーもその延長と言えましょう。


 本文最後のguyver1092さんの予測

>現代の文明崩壊はおそらく、発展途上国から始まると考えます(発展途上国では森林破壊が顕著)

もなるほどと感じました。ある意味大胆な予測ですが、根拠もしっかりしていますね。
私はどの国からとかはあまり考えた事がありませんでしたが、居住困難となるのは大都会から始まると考えていましたので、漠然とですが日本やアメリカや中国などの大都市を想定していたかも知れません。

現在中国を途上国に入れるかどうかは分かりませんが、もっと工業化がされていないアフリカの国々から始まる可能性もありそうですね。

>途上国との取引のある国の通貨の信用が無くなり、それが連鎖的に拡大し、貨幣の価値がなくなり、貿易の壊滅、その結果としておそらく日本等の食糧輸入国の人口急減、工業製品の消滅に近い打撃等の形になると予想

かなり具体的ですね。参りました。

破滅の因子
guyver1092
 有限の寿命の物の中に(製品等の物質)、寿命の無い物を(約束としての貨幣)を導入すれば、不死である貨幣を誰もが欲しがります(現実の社会を見れば一目瞭然)。前者は現実の物理法則にしたがい、後者は妄想によって無限に膨らみます。妄想が実現するとだれもが信じている間は、うまく回るでしょうが、物理的制約のある物質と言う制限により、いずれ妄想であることが明らかになります。不滅の貨幣と言う発明品は、現実の物質の集合体である世界を見えなくする破滅へ至る因子と考えるようになりました。

 歴史的に見て、森林を失って文明崩壊するのですから、森林を失っているのは途上国なので、こちらから始まるのだと予想しています。外れるシナリオとしては、起こしかけた国が潰れたら困る利権を持つ先進国が援助をし、植林等の対策が成功する、と言うのを考えました。
 当たるかどうかは、その時がこなくては分かりませんが。
 なお、最近のアフリカあたりの政情不安は、破滅の前兆ではないかと心配しています。

Re:破滅の因子
雑草Z
>有限の寿命の物の中に(製品等の物質)、寿命の無い物を(約束としての貨幣)を導入すれば、不死である貨幣を誰もが欲しがります

なるほど、説得力のある御説明です。永遠とか不死とか言うものに対する人間の憧れですね。人工的な妄想ですね。

>妄想が実現するとだれもが信じている間は、うまく回るでしょうが、物理的制約のある物質と言う制限により、いずれ妄想であることが明らかになります。

なるほど、この妄想が経済成長神話の根本にもあるのでしょうね。貨幣は不死であると妄想を抱いたが為に経済優先主義が蔓延り、経済成長神話が独り歩きして、経済成長に加速がついて、超指数関数的に経済成長して成長の限界を迎え、文明が崩壊していく・・・貨幣は正に現代文明を短命化する麻薬ですね。

>不滅の貨幣と言う発明品は、現実の物質の集合体である世界を見えなくする破滅へ至る因子と考えるようになりました。

はじめて目にする貨幣に対する解釈です。guyver1092独特の見解ですね。貨幣が危険な幻想を産み出したと言う事ですね。
今回のguyver1092 さんのコメントの前半部分は、記事本文と同じように非常に参考になりました。コメント欄では勿体ないです。少し肉付けして頂いて、是非記事にして頂きたいと感じます。

>近のアフリカあたりの政情不安は、破滅の前兆ではないかと心配しています。

世界中の多くの文明が西洋文明と言う強欲略奪文明に翻弄されて来ましたが、アフリカもいいように利用されて来ましたね。やっと国家として独立しても、経済的には支配されて来ましたね。言われてみれば、アフリカやアラブの混乱が世界に広がって文明崩壊にまで至る可能性も低くなさそうで怖いですね。世界中の大きな事件が、破滅の前兆かも知れないと感じる今日この頃です。


表現
guyver1092
>有限の寿命の物の中に(製品等の物質)、・・・は「エンデの遺言」に書かれていた、減価貨幣のエントロピーがらみの表現を、インパクトのあるように文学的に書いてみた物です。
>不滅の貨幣と言う発明品は、・・・こちらは、「経済成長考」に書いた、
>現代社会は会計基準をはじめとした法律上には、人間社会の入れ物である自然環境の状態を表す方法が何も無く、全く無価値であることと対照的です。
と同趣旨のつもりで書いています。こちらも、文学的に書いてみました。
 破滅の因子で、記事を書く必要があると感じておりました。書いてみます。

お金に代わる何か。
でなしNo.146
非常に読みごたえのある記事で、たくさん勉強になりましたし、新しい気づきを得ることができました。

>貨幣は人々の心に「もっとほしい」という欲望に火を付けたのです。
この部分、非常に同意いたします。

実際、価値の保存と交換が便利になり、お金を多く持つことは「欲望」を満たし、「安心」を手に入れる簡単な方法だと思われるようになったと思います。

本当はお金を多く持っても、それだけでは幸せも安心も手に入らないのですが、現代でも多くの人はお金をたくさんもらえたら人生あがり、と思っていると感じます。

個人的には、まだ「資本主義」がスタンダードになっているこの世界を変えるには、お金に代わるものが必要だと考えています。
(代わりのシステムというかモノというか。。。)

少し想像してみたんですが、たとえば物々交換の方が環境負荷が少なくて済むはずですし、所有しないというメリットもあります。

野菜→ お金 → お肉、という交換の順番より
野菜→ お肉、というダイレクトな方が取り過ぎるという状態も解消できますし、負荷は少ないかなぁと。

もしくは自産自消みたいな感じかもしれません。

いずれにしても、お金が普及した本質をうまくとらえて、それに代わるものが提示できれば、新しい価値観を持った世界に導けるかもしれないと思いました。

Re:お金に代わる何か。
guyver1092
 本文にも書いた、お金の機能ですが、① 交換の媒体機能と、③ 価値の保存機能は相反する機能です。お金から価値の保存機能を取り除くのが、減価する貨幣です。もうひとつ、保存機能を強化した貨幣を何とか工夫し、両方流通させれば、世の中の矛盾もかなり解消されると考えています。保存する機能の貨幣に自然環境と連動機能を組み込めば、人間が欲張って貯めれば貯めるほど自然環境が回復することになります。
 どうやら失敗したようですが、ドイツで、お金を使わず、通帳に記帳することによる、交換支援の仕組みがありました。本文①~③の機能は必ず提供する必要があるような気がします。
 ちなみに、現代の経済システムでお金をいくら貯めても、いざ、お金を使って自分だけが助かろうとしても、役に立たないと予想しています。理由は、本文の最後のほうにリンクを張りましたが、金融資産が、実際のGDPの3.5倍にもなっていることから、何らかの理由で、生産物が激減した場合、最低でも3.5分の一まで貨幣価値は下がることになるでしょう。実際はハイパーインフレになり、自分が妄想をためていたことに気がつくのが落ちだと考えています。

Re:Re:破滅の因子
guyver1092
 本文で書いた、「ゼロ金利も許せない」は間違いではないかと言うことに気がつきました。必ずマイナス金利だけの貨幣のみの社会を作るとなると、森林をプラス金利にすることも不可と言うことになります。金利そのものよりも、不死の貨幣を許してはいけないのだと訂正します。森林の貨幣は、プラス金利でも、木の寿命により、必ず消滅することとすれば、不死にはなりませんので、欲望の暴走は回避できるのではと考えなおしました。

Re:Re:Re:破滅の因子
雑草Z
不死の貨幣はそのままにして、収入なり資産の上限を決める方法はどうでしょうか?人間の感覚は対数関数的であるし、そこそこの金持ちはあとは儲けない方が世の為人の為だと考えるからです。
【収入上限(収入打ち止め制度)】2008-4-9
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-286.html

【対数関数的感覚】2008-4-5
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-284.html

をご覧になり、ご意見いただければ嬉しく思います。


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2014-01-05 23:03
現代の経済成長主義の社会が存続する事は不可能です。近い将来(・・定量的な未来は予言出来ませんが、遅くとも21世紀中でしょう。)転換を迫られる事は間違いありません。既に(GDPの増加率で定義される)経済成長は限界に近づき、各地で歪みが出て来ています。それでも無理やりに経済成長を達成しようとすれば、恐怖に満ちた大崩壊が起こるでしょう。この事は、昨年暮れの記事【恐れ】、【本当の恐怖を体験するまでは降りられないか?】に描きました。それを避ける事・・・ソフト・ランディング(=衝撃が少ないように徐々に経済縮小する事)する事も既に難しい状況であることも述べました。然し兎も角、その衝撃を出来るだけ小さくするソフトランディングに近づける事が大切です。当方のスタンスとしては、出来るだけ早い時期に素早く経済を縮小するのがよいと考えてます。3.11の原発震災より以前に【降り方を考える】で述べています。そう、この期に及んで「更なる高度経済成長」を・・などと主張する事は愚の骨頂であり、今は素早いソフト・ランディングで経済縮小を目指す時べきなのです。

経済が縮小すると、社会に大混乱が起きて、沢山の企業が倒産するのではないか?・・多くの人々が職を失うのではないか?と不安に思う人も沢山いる事でしょう。だから反対する人が現在の主流派でしょう。・・・確かに現在存在する企業、職業の中には無くならざるを得ないものも沢山あるでしょう。・・でも、それらの仕事は本来無くてもよい、あってはならないものだったのです。仕事と言うよりも、単に財閥や資本家達の強欲を満たす為のシステムだったのです。だから、これらの仕事が必要だと最後まで抵抗するのは、その事によって普通の人の何倍もの・・何百何千倍も稼いでいた財閥や金融資本家、多国籍企業の経営陣達でしょう。彼等のような存在は縮小社会には必要ないのです。縮小時に大災害が起こるとすれば、それは成長時(膨張時)にやってはならない事をやったからで、そのまま問題を先送りして更に膨張を続ければ、もっと悲惨な状況を作り出すのです。典型例が原発です。経済縮小は、生態系がしっかりしている時期にやれば問題はないのです。だから生態系が壊され始めている現代は急を要するのです。

山も登る時よりも下りるときのほうが楽です。高いバベルの塔を高く高く積み上げていって崩れないように補強を重ねるよりも、塔の上のほうを解体して低くして補強した方がどっしりと安定します。・・補強も楽に出来ます。
経済成長路線から降りる事は、経済成長を維持する事と比べれば、難しい事でも面倒な事でも危険な事でもないのです。寧ろ遥かに楽でしょう。そして縮小の過程でも、楽しむ事も出来て豊かな経験も出来るでしょう。いずれ大多数の人々が経済成長洗脳から解き放たれてみんなで降り方を考えて行く時代になるでしょう。問題はその時期です。脱成長に舵を切る時期が遅ければ遅いほど、経済成長志向社会の崩壊時の災難は大きくなり、時期を逸すれば再起不能に陥るでしょう。「経済成長神話」と言う人類の歴史上最悪のカルトが、崩れるのが21世紀です。(この神話は高々300年しか続かなかった事になりましょう。)一端崩れ始めると、崩壊は速く「経済成長」を肯定する事の酷さが共通認識となる事でしょう。そして、「縮小安定」が共通認識となるでしょう。

ここのサイトでは、経済成長主義の愚かさ、経済縮小の必要性についてはしつこいほど繰り返し説明し主張して来ました。今年は一歩進んで(降りて)縮小社会への降り方や理解などについて論じていきたいと考えています。今年も宜しくお願いします。
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【2014/01/05 23:03】 | 都市/文明 トラックバック(0) |

歴史からみると
guyver1092
 歴史的には、文明崩壊に準ずる、経済崩壊による国家の崩壊(ローマの滅亡等)の時代には、貨幣経済が縮小し、分業も縮小するそうです。つまりは、縮小がいやだと言っても、経済崩壊、文明崩壊が始まれば必ず、縮小します。
 実は、現在、ユーザー車険等、それまで代理人に任せていた者を自分でするという、本人申請花盛りです。つまりは、分業の縮小はすでに始まっているのです。

Re:歴史からみると
雑草Z
    guyver1092 #さん

 またまた興味深い情報とその洞察、有難う御座います。
分業と経済成長の関係に関しては一度記事にして頂きましたね。

>文明崩壊に準ずる、経済崩壊による国家の崩壊(ローマの滅亡等)の時代には、貨幣経済が縮小し、分業も縮小する

なるほど、経済崩壊に際しては、自分の割り当てられた分業だけやっていたら間抜けですね。色々なものを失わないように一人で色々しなければ大変です。
 だから、人間にとって根本的に必要な仕事以外は消えて行くと言う事ですね。

>現在、ユーザー車険等、それまで代理人に任せていた者を自分でするという、本人申請花盛りです。つまりは、分業の縮小はすでに始まっているのです。

なるほど、鋭い洞察です。既に経済の縮小も始まっているのでしょうね。流れに逆らってインフレターゲット等の経済対策を進めるアベノミクスってどれだけ愚かな政策か、気付いている人も少なくない今日この頃かと思います。株価の暴落やデフォルトも各地で起こりそうな感じです。

新年のご挨拶
アルテミス^^
雑草さん

こんばんは
遅くなりましたがあけましておめでとうございます!
私もご挨拶に参りました。

「降りる方が楽」
確かに短期的に見ると大変なこともあるかと思いますが間違った方向だったと認識ができてくれば降りることも必要だと感じます。

まぁ、今の状況は降りるに降りられない?と私はみております。

ところで降りていく生き方という映画があるようなのですがご覧になりました?私はまだ見ていないのですが興味があります。

おくらばせながら本年も宜しくお願いします^^

Re:新年のご挨拶
雑草Z
    アルテミスさん

 お久し振りです。新年の御挨拶ありがとうございます。

>今の状況は降りるに降りられない?と私はみております。

なるほど、実情を観た的確な洞察だと思います。記事の主題に使えそうです。有難う御座います。
昨年暮れにある企業に勤めている昔からの友人と話をしたとき、アベノミクスの経済成長策を批判したら、彼は「それでも今は、多くの企業が苦しいから、先ずは景気が良くなって欲しいの・・。」旨の事を言いました。これまた多くの企業の本音かも知れませんが、そうやって仮に景気が良くなって拡大再生産が出来ても、財政出動が終わればもっと酷い状況が待ってます。アベノミクスは、問題の拡大再生産をしていると言えましょう。愚策です。庶民はますます苦しくなるでしょうね。早く止めるべきです。

本年も宜しくお願いします。



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