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2013-10-29 00:01
世界は近い将来・・・21世紀中に【グローバル崩壊】する事になる可能性が非常に大きい事を前回論じました。ここのサイトで繰り返し論じているように、グローバル化の大きな問題点は、『問題の先送りによる肥大化』です。地球規模までに肥大化してしまった問題が地球全体に蔓延してしまったら、もうよそへ押し付けるわけにはいかず、環境が耐え切れなくなって地球規模に崩壊する・・・これが(私の定義するところの)グローバル崩壊です。現在、世界中がグローバル化の方向に進んで歯止めが効かない状況です。経済のグローバル化推進派の連中は、あたかもそれが世界の自然の流れ、自然の法則のようにプロパガンダしてます。しかしそれは自然の法則ではありません。少なくとも、経済的に安価だという理由で、(実際には環境破壊による外部不経済を内部化していないだけですが・・)物資運搬に大量のエネルギーを投入して遠くまで(地球の反対側の地域まで)運んで使う・・・などと言うことは、自然の摂理に反することであり、自然の流れの筈がありません。グローバル経済は、大量のエネルギーを無駄に投入して、資源もエネルギーも浪費して、廃棄物を増やしているのです。「エントロピーの増加を加速している」と言えましょう。とんでもない環境破壊をやっているのです。

 さて、今回は、グローバル化のなれの果ての姿としてのグローバル崩壊を、個人、若しくは(小さな)地域でブロックする事が可能かどうかを考えてみます。
現在、グローバルな流れに対抗して、地産地消などのローカル化を主張する人達が増えてきています。普段より「地産地消、自給自足」していれば、グローバリズムの波に飲み込まれずに済み、グローバルに経済が破綻しても自分達だけは生き残れる・・・と言うわけです。・・私も彼らに賛同しています。この方向こそ、人類の向かうべき方向だと確信しています。・
しかし、正直言えば、小地域で地産地消しても、グローバル崩壊から免れる事はかなり難しい事でしょう。石川英輔氏の【2050年は江戸時代】のようなスローランディングは理想ではありますが、実現は非常に困難でありましょう。
グローバル崩壊に対して、自給自足している地域が、ローカルな閉じた空間を維持できるか・・・と言えば、それは相当困難であると言わざるを得ません。
例えば、食糧不足になれば、地産地消、自給自足している田舎の地域に、食えなくなった都会の人々がなだれ込んで略奪が起こるかも知れません。食料だけではなく様々な物資の略奪によって戦争に発展する可能性も高いでしょう。
それでも、経済的なグローバル崩壊だけなら何とかなりそうですが、グローバル崩壊はそれだけではありません。グローバルな環境負荷による崩壊もあるのです。環境破壊、環境汚染をローカルな地域が排除することは非常に困難でしょう。例えば原発事故が起こり、放射性廃棄物が大量に漏れ出して世界中に広まった場合、小地域で防御する事は出来ません。大気汚染、川の汚染、海の汚染・・・みんなそうです。

 以上、自給自足、地産地消をする小地域はグローバル崩壊に関しては、時として無力である事を論じました。何かあった場合、孤立を保つことは不可能に近いと言う事です。つまり、グローバルな崩壊から、地球上のある地域が、その崩壊をブロックして、自分達だけの身を守る事は困難なのです。
 「正当な恐怖心」を共通認識として持って、経済成長の浪費を止めて環境負荷の小さな質素で堅実な自給自足的生活に改めた人々も、経済成長の誘惑に負けて、環境負荷の大きな浪費生活をしていた人々同様に、グローバル崩壊の「とばっちり」をもろに喰う場合も多いでしょう。場合によっては先に滅んで仕舞うかも知れません。正に【人類存亡のパラドックス】です。

 この矛盾は解決困難な問題であることは歴史が証明しています。即ち、持続可能な生活をしていたNA(アメリカ・インディアン)は、開拓者精神を持った持続不可能な生活を欲する西欧の人々に滅ぼされて仕舞いました。NAだけではありません。世界中の持続可能な生活をしてきた先住民達が、持続可能でない生き方を是とする、戦闘能力にのみ長けた西欧の白人に植民地化されたり滅ぼされてきました。
だから、グローバル崩壊を免れて、スローランディングする為には、世界中で同意して、全ての国、地域で、一斉に脱グローバル、脱成長に舵を切るのが理想です。
しかし、そんな理想的な世界的合意を得ている余裕は現代社会にはもうないでしょう。自給自足できる地域は、直ぐにでも脱グローバル化、脱成長に向かって進むべきでしょう。進みながら、グローバル崩壊の影響から少しでも免れる可能性のある方向を模索していく事になりましょうか。脱グローバル化、脱成長に向かったコミュニティーこそ、グローバル崩壊の波紋が及びにくいような方法を考案していくことが重要課題です。思いついた方はお知らせください。
 

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【2013/10/29 00:01】 | Sustainability トラックバック(0) |

経済と環境について
でなしNo.146
グローバル化でやっかいなことは雑草Zさまが書いたように先送りによる肥大化で、経済と環境での連鎖的な崩壊が止められないことです。

経済は金融が世界中に人為的に張り巡らされ、実態経済と信用取引経済が出来た結果、あるところが崩壊すると連鎖的に崩壊し、株などの「信用取引」から「労働者」へ思っていたよりも早く悪影響を与えます。

リーマンショックでは影響は半年後くらいなどと言っていた経済学者もおりましたが、結局は1ヶ月も経たないうちに人員整理が始まりました。

現在でも、あちこちで小さな火の粉が火薬に燃え移ろうとくすぶっているような状態です。

ちなみに経済をリセットする方法があって、私はその一つが世界大戦(戦争)で、とどさくさにまぎれてほとんど何でもアリになると思います。

そして、そこは勝った方がルールを決める世界であり、環境に大きな負荷をかけて景気回復を進めることでしょう。

ですが、環境はリセットなどできません。
連鎖的な崩壊が世界規模で起きれば人類は激減することになり(崩壊の程度によりますが)、壊れた環境を戻すには何世代もの時間が必要です。

以前も書いたかもしれませんが、NAは9世代後の世界を慮って行動しろという格言があったそうです。

まさに環境に配慮して、持続可能な社会の教えだと思います。

また、グローバル崩壊の影響から少しでも免れる可能性について、何かしら手がないか考えてまいります。

Re:経済と環境について
雑草Z
    でなしNo.146 さん

>経済と環境での連鎖的な崩壊が止められないこと

これこそが大問題で現代の最大の課題ですね。

>現在でも、あちこちで小さな火の粉が火薬に燃え移ろうとくすぶっているような状態

まさに現状をよく表わしていますね。

>経済をリセットする方法があって、私はその一つが世界大戦(戦争)で、とどさくさにまぎれてほとんど何でもアリになると思います。

そうですね。その何でもありで支配階級から人権無視の暴挙が行われる恐れが高いですね。そんな危機の一方、パラダイムシフトのチャンスでもありますね(犠牲が大き過ぎるかも知れませんが・・・)
大恐慌も経済をリセットする方法の一つでしょう。

>勝った方がルールを決める世界であり、環境に大きな負荷をかけて景気回復を進めることでしょう。

大二次世界大戦も正にその典型例ですね。

>環境はリセットなどできません。

そう、これが最も大切で深刻な問題です。

>グローバル崩壊の影響から少しでも免れる可能性について、何かしら手がないか考えてまいります。

何か考えついたら是非ともお知らせください。・・・やはり地産地消のローカル化が基本でしょうか。


免れる
guyver1092
 文明崩壊が始まれば、運よく生き延びることはできるでしょうが、一つの国として文明の維持は不可能でしょうね。
 南米あたりの古代文明で、文明崩壊を起こしても完全壊滅まではいかずに、文化として色濃く残っている文明はあるそうですが。

 経済危機なら、地域通貨で、かつ、物質を担保として成り立つ通貨なら、かなり影響を排除できると考えます。

Re:免れる
雑草Z
>文明崩壊が始まれば、運よく生き延びることはできるでしょうが、一つの国として文明の維持は不可能

    このguyver1092さん のコメントの通りだと思います。
グローバル崩壊は一国のレベルでは防ぎようが無いけれども、個人、若しくは小地域で免れるような対策はあるか・・・と言う事が実は今回の記事の主題です。一つ前の記事【グローバル崩壊】は、そのイントロです。
個人、若しくは小さなコミュニティ地域の対策としては、自給自足的ローカル化しか有効な方法はないでしょう。(あれば是非お知らせください。)しかしそれは、本文にも書きましたように、グローバルな環境汚染、環境破壊には、あまり有効ではありません。結局グローバル崩壊を避けて生き残る個人、地域は運に因るのかも知れません。しかし、山奥で自給自足、閉鎖的ローカル化で暮していれば、生き延びる可能性は高くなるとは思います。その可能性の高さはどのくらい有為か・・・と言う事を考察しようと言うのが主題です。

>経済危機なら、地域通貨で、かつ、物質を担保として成り立つ通貨なら、かなり影響を排除できると考えます。

guyver1092 さんのその持論を裏付けるような事も書かれている書物を読みまして、次回書評をアップする予定です。guyver1092 さんの参考文献も是非お知らせください。


Re:Re:免れる
guyver1092
 危機の規模により、小さなコミュニティーが生き延びたり、完全壊滅したりすると考えています。小さいコミュニティーがたくさんあり、国家がそれを食いつぶすことが出来ないうちに、国家としての機構が壊滅すればコミュニティーが生き延びる可能性が高いと考えています。つまりは破局が来るまでに中央集権をとどれだけ制限できるかによるのではないかと・・・・

 参考の書籍は、エンデの警鐘、エンデの遺言、シルビオ・ゲゼル入門です。

Re:Re:Re:免れる
雑草Z
>小さいコミュニティーがたくさんあり、国家がそれを食いつぶすことが出来ないうちに、国家としての機構が壊滅すればコミュニティーが生き延びる可能性が高いと考えています。つまりは破局が来るまでに中央集権をとどれだけ制限できるかによるのではないか

なるほど!guyver1092 さんのこの考察は、今回の記事への私の想定を越えた優れたアンサーです。非常に示唆に富んだお応えです。目から鱗です。壁を乗り越えられるような感覚さえ湧いてきます。ここまで明快な御回答を得られた事に驚きです。これでこの記事は完結したようにさえ感じます。改めて修正記事を書きたい感じです。guyver1092 描いて頂く方がいいでしょうね。

Re:Re:Re:Re:免れる
guyver1092
 このアイデアの元ネタは、ネットで老化貨幣を調べているうちに
http://blogs.yahoo.co.jp/hpwyn965/34724644.html
の類のページを見つけ、考えつきました。
 現在日本政府は、地域通貨について何ら意思表示をせず、地域それぞれの活動を黙認している状態だそうです。黙認していて、いざ支配者の生贄にしようとするときは地域通貨を禁止するつもりなのかと勘繰りたくなります。
 地方としては、地域通貨を完全合法にしておけば、国家としては滅びても、部分として生き延びるチャンスが大きくなると考えています。
 また、地方分権が進めば、太陽エネルギーを固定する生態系を完全破壊しようと言う経済的圧力も小さくなると考えられますので、場合によっては、国家としても崩壊を回避できるかもしれません。

Re:Re:Re:Re:Re:免れる
雑草Z
 御紹介の老化貨幣のサイトを読ませて頂きました。
guyver1092さんが良く話題にされるゲゼルの自由貨幣理論の実践例について書かれ、面白く興味深く読ませて頂きました。

>地方としては、地域通貨を完全合法にしておけば、国家としては滅びても、部分として生き延びるチャンスが大きくなる

も納得です。

 しかし、ここに書かれていた事は、今回の guyver1092 さんのアイディアのような事については触れていませんね。あくまでも考えるきっかけになっただけで、
>小さいコミュニティーがたくさんあり、国家がそれを食いつぶすことが出来ないうちに、国家としての機構が壊滅すればコミュニティーが生き延びる可能性が高い

は、改めて guyver1092さんのオリジナルである事が分かりました。

>地方分権が進めば、太陽エネルギーを固定する生態系を完全破壊しようと言う経済的圧力も小さくなると考えられますので、場合によっては、国家としても崩壊を回避

う~ん、希望が見えてきましたね。出口が見えなかった自分が驚いています。
この方向で検討したいですね。 

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2013-10-23 00:01
アメリカや中国、ヨーロッパの国々などの経済危機から経済崩壊が始まり、それが世界に波及すると言うような経済のグローバル崩壊が危惧される機会が増えてきました。確かに経済のグローバルな崩壊は、早晩・・・遠くない将来にやってくるでしょう。

元来「グローバル化」と言う言葉は、環境問題から、戦争、貧困の問題などを地球全体で考えると言う意味で言われ始めた言葉だったのかも知れませんが、何でも悪用する輩はいます。財閥、金融界の巨大企業や多国籍企業は「経済のグローバル化」と言う言葉を使って、金融の自由化を進め、世界を市場として投資を繰り広げ、マネーゲームを拡大してきました。経済のグローバル化は、本質的には多国籍企業、資本家の欲望の実現の為の手段に他ならないでしょう。

現在の経済システムは矛盾だらけで、持続可能な筈がありません。数年前、アメリカの住宅ローンの一種、サブブライムローンが破綻しただけで、世界経済にあれだけ衝撃を与えました。しかし、あの程度の破局はまだまだ序の口でしょう。もっともっと大きな経済の破局がやってくる事でしょう。

しかし、ここで今論じようとしているグローバル崩壊は、経済の崩壊だけの事ではありません。人類社会のグローバル崩壊、地球生態系の崩壊、更に大げさに言えば、その言葉のまま「地球の崩壊」と言うような崩壊の危機に面しているのが21世紀と言えましょう。

ここのサイトで散々論じてきたように、グローバル化の大きな問題点は、『問題の先送り肥大化』です。ゴミ問題から、資源不足、環境破壊、環境汚染も、大問題になる前に国内であれば田舎とか僻地と呼ばれる地域、国外であれば「発展途上」と呼ばれている国々に押し付けて問題を先送りして、根本的な解決の無いままに肥大化させてきたのが「グローバル化」でした。地球規模までに肥大化してしまった問題は、地球全体に蔓延してしまったら、もうよそへ押し付けるわけにはいきません・・・「宇宙に送る」と言う選択肢があると考えている人も多いようですか、それはかなり甘い考えでしょう。確かに日々、地球のエントロピーは宇宙に捨てられていますが、それは地球上での大きな自然の循環・・・大気の循環、水の循環、生態系の循環・・・を通してです。人間が科学技術を使って人工的にそれを行うのは、困難でしょう・・・エネルギーの投入/産出 比をしっかり計算すれば、より多くのエントロピーを排出する事になって仕舞います。人間の出来る事は、その自然の循環を破壊せず、更に豊かになるようにする事です。・・しかし現在はその循環さえ破壊しています。
環境問題は、経済等のグローバル化によって、より酷くなっています。もう既に地球規模の問題になっている環境問題も沢山あります。いよいよその負荷に地球の生態系も耐えきれなくなり、グローバルな崩壊が始まろうとしています。【複合大崩壊】・・非常に恐ろしい事です。

反グローバリズムも世界中の多くの国で主張されるようになって久しくなります。(日本ではまだまだ、反グローバリズムはメジャーになっていません。だから、それほど抵抗も無く愚かなTPPに突入しようとしているのでしょう。)
「逃げ場無し」のグローバリズム崩壊を防ぐ(予防する)為には、グローバル化の流れは止めなければなりません。その為には先ずはグローバル崩壊の【正当な恐怖心】を共通認識とするべきでしょう。


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【2013/10/23 00:01】 | 国際社会 トラックバック(0) |

原因は何か
guyver1092
 同意します。なぜこのような選択になるか理解に苦しみます。日本人(人間)が洗脳されているからか、もしくは自らの強欲のため自縄自縛になっているのか、どちらでしょうか?


Re:
雑草Z
 確かに原因を考えるべきですね。guyver1092さんのおっしゃるところの

>日本人(人間)が洗脳されているからか、もしくは自らの強欲のため自縄自縛になっているのか


は、どちらも主因でしょう。・・よく当てはまっていると思います。江戸時代の日本人が出来た事を今の世界の人々は出来なくなってきているのは、自然をも征服しようとする欲望を戦争の得意な白人が世界に蔓延させたからと言う事が大きな原因だと考えますが、如何でしょうか?

洗脳
guyver1092
 原因を考えてみました。理論構成は次の通りです。
 現代人は現代の会計規則にしたがった世の中に生まれ、その中で育ち、教育を受けるわけですから、拡大再生産の世の中が当たり前であると刷り込まれます。大人になればなったで、拡大再生産の理屈に異議を唱えるだけなら可能でしょうが、行動として実行すれば、社会からはじき出され生きるのが非常に難しくなります。また、良い生活をしようとの欲望があれば、拡大再生産の社会を認めたうえでよく研究し、自分がフリーライダーになれば文字通りの濡れ手に粟のぼろ儲けが出来、現在のシステムを変えようと言う気にはなりません。
となりましょうか?

Re:洗脳
雑草Z
guyver1092さん、大変わかり易く、説得力のある理論構成、有難う御座います。納得致しました。

>拡大再生産の理屈に異議を唱えるだけなら可能でしょうが、行動として実行すれば、社会からはじき出され生きるのが非常に難しくなります。

ここが最大のポイントですね。持続可能でない生き方

>拡大再生産の社会を認めたうえでよく研究し、自分がフリーライダーになれば

を実現してきた人々が自ら「成功者」と呼んで、「目標とする生き方」として来た事が諸悪の根源ですね。
やっぱり、高度経済成長の遺物を一掃する必要がありますね。

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2013-10-17 00:01
国会議員から地方自治体の議員まで「何とか経済成長路線に戻したい」「自由な投資・貿易の推進・拡大こそが日本の国益を最大化する」・・と、相変わらずな経済成長、グローバリズムな考えに洗脳されている政治家がいまだに多数派です。私はこの手の考えを持つ人々を「高度経済成長時代の遺物」と呼んでいます。現在の世界の多数派である「高度経済成長時代の遺物」によって、地球環境は大きな打撃を受け続けています。いつカタストロフィーの形になってもおかしくない状況です。
「高度経済成長時代の遺物」と言う表現は、高度経済成長時代には、彼らのような拡大志向の政治家が必要だったが、今は時代錯誤だ・・・と言う表現に聞こえるかもしれませんがそういう事ではありません。(・・そのように考えている人は結構いると思いますが、それはそれで、「現在不必要、いてはならない」と言う意味で同志と考えています。)私は高度経済成長時代とは、文明の麻薬、ドーピングだったと考えています。日本に限らず、世界の多くの国家が「高度経済成長時代」を通過して、自給自足もままならない持続不可能な社会に変貌を遂げています。つまり、元来、いわゆる「高度経済成長時代」はあってはならないものだと考えています。高度経済成長時代がもたらすものは一時的な「豊富な物資」で、それと引き換えに生態系が破壊され、社会の持続可能性が失われ、文明崩壊に足を踏み入れるのです。高度経済成長時代によって「物資が有り余るほど生産され、豊富に使えるようになる」と言うよりも「不要な物まで強迫的に使わせられて、浪費が進む」と言うべきでしょう。【高度経済成長時代を経ると言う事】で描いた通りです。

さて、それは兎も角、現在「経済成長政策を推進している連中を政治の舞台に上げておく事は非常に危険な事です。
アベノミクスでなんて叫んでいる愚かな時代錯誤のどこかの国の首相は、典型的な高度経済成長時代の遺物でしょう。最近は、繰り返し失敗している使い古しの方法を「三本の矢」なんて呼んで、さも素晴らしい政策であるかのように陶酔しているのですから、危険極まりありません。経済成長を企んでいる、高度経済成長を賛美する人々は、近い将来、そしてパロディや笑い物にされるでしょう。しかしそれだけでは済みません。生態系、持続可能な社会を破壊した「主犯」とみなされるでしょう。
社会を崩壊の方向に進めたのに、責任はとらないでしょう・・・とることも出来ません。
これら「高度経済成長時代の遺物」は、現在、国や地方などあらゆる政治の場にいて、当然の主張をしていると思っているのです。彼らを指導者から外していかなければ人類に未来は無いでしょう。その為には大衆も彼等を政治家に選ばないようにしなければなりません。・・そうしなければ民度が低過ぎます。
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【2013/10/17 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

繰り返して失敗する
guyver1092
 人間はお金が絡むと、残虐なことでも平気でするそうです。そしてお金が絡むととことん馬鹿になるようですね。

人間の既成概念
団塊親爺の遺言
つい最近のニュースです 私には涙が出る程の出来事

欧州で家畜たちの密飼いが禁止されたニュースです

身動きの出来ない檻の中での飼育が法律で禁止に
人間の考えは家畜たちを運動させなければ早く太る
とか考え 太陽も拝めず自由に運動も出来ずに病気が
蔓延・・薬剤の限界で不健康な家畜の肉を食べる私たち

家畜たちの生命の尊厳が少し見直される様です
草食動物たちも鶏たちも本来の生き方をさせると
ストレスが解消され・・1~2割高い価格が付くと云う

太陽の下で自由に動き廻る事が生命にどれだけ大切か・・
本来の食べ物を食べる事 親子関係の絆が如何に
大切か・・これらを無視して来た人の考えは今やっと
転換期に成りそうですね 食べ物から考える私の考え方は
的外れかもしれません 私たちが知らない間に変な薬剤が
混入されて入る現在の食べ物は信用が出来ません

例えば今のキャベツ畑にモンシロ蝶が飛んでいません
如何なる薬剤が使用されているのか心配です
今年の新しい発見ですが貝の粉を撒くと蝶が卵を産みに来ません
自然の仕組は本当に不思議です・・
経済に疎い私の話 お詫び申しあげます

Re:繰り返して失敗する
雑草Z
>人間はお金が絡むと、残虐なことでも平気でする

これは一部の人間の事でしょうけれど、「お金で殺人」が、ニュースになる一方、水俣病等の公害病の隠蔽や原発での被曝労働などは大企業や政府によって組織的に行われて来ました。非常に残酷な事です。より沢山の人が被害を被りますし罪の意識が低い分、後者のほうが酷いかも知れません。

古代ローマのコロッセオ等での残酷な見世物の殺人が許されなくなった一方で、労働者の商品化や庶民の犠牲を黙認した産業は無くなっていませんね。

Re:人間の既成概念
雑草Z
>欧州で家畜たちの密飼いが禁止されたニュース

そうでしたか。・・それは団塊親爺の遺言さんと一緒に私も嬉しいです。

>身動きの出来ない檻の中での飼育

は非常に残酷でしたからね。それに密飼いは、家畜達に大きなストレスを与え、病気が蔓延するので、抗生物質が大量に投与され抗生物質に対する抗体をもった細菌も次々に現れていました。密飼いは動物に対して余りに残酷なだけでは無く、この不自然さは、人間にとっても非常に良くないですね。
廃肉処理で草食動物に共食いを強いて、狂牛病が発生したと言う話も否定出来ません。鳥インフルエンザの蔓延も密飼いが原因のようです。
フォアグラの作り方も動物に対する虐待ですし、不健康で贅沢なものだと思います。フォアグラなんかも禁止されればいいと思います。

>病気が 蔓延・・薬剤の限界で不健康な家畜の肉を食べる私たち

本当に酷い話です。密飼いなどで、日本の牛、豚の6割が病気と言う統計データもあります。

>今やっと転換期に成りそうですね

是非ともこの方向で進んで欲しいですね。 
 

Re:人間はお金が絡むと、残虐なことでも平気でする
guyver1092
 この元ネタは「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」で、被験者に他人に電気ショックを与えるか、もしくはお金をあきらめるかの決断を迫る実験によります。事前に全く仮定の話として選択させた場合は64%の人が電気ショックを与えない選択をしましたが、実際にお金を絡ませると、96%の人が他人に電気ショックを与える選択をしたそうです。
 大企業、政府による残虐行為はまさしく法人(集団的頭脳)の暗黒面でしょう。集団的頭脳では、組織存続のためのルールが優先され、組織の末端、あるいは組織の外の者は搾り取り、使い捨てるための消耗品にすぎません。今回はつぶれたようですが、解雇特区などはその典型でしょう。

Re:Re:人間はお金が絡むと、残虐なことでも平気でする
雑草Z
なるほど、・・・と、すると

>人間はお金が絡むと、残虐なことでも平気でする

は、ごく一部の人では無く大多数の人に言える事となりましょうか?・・・その場合、対策はどうすればいいのでしょう?

また、

>集団的頭脳では、組織存続のためのルールが優先され、組織の末端、あるいは組織の外の者は搾り取り、使い捨てるための消耗品

のような事が起こらないようにする為にはどうすればいいのでしょうね?

Re:Re:Re:人間はお金が絡むと、残虐なことでも平気でする
guyver1092
 対策としては、この本に紹介されていた別の実験がヒントになると思います。実験内容は、ある会社のセールスマンの報酬の分け方について評価するものです。十人のセールスマンがいたと仮定して、業績はトップと最下位との売り上げが100倍あり、その他の者はこの間に散らばっているとの仮定です。報酬はチョコレートの場合、休暇の場合、貨幣の場合のそれぞれで、すべて均等に支給します。この分け方が公平か不公平かを判断してもらうと言う物です。チョコレートと休暇の場合は、おおむね公平だけどちょっと不公平か、との評価に対して、貨幣の場合はこの分け方は不公平だ、との評価になりました。人はお金に対して特別の評価をしているとの結果でした。これは現代社会では貨幣が不滅で、プラス金利であることからの判断と考えます。ゲゼル主義を採用し、貨幣の特権を廃止すればこの人間の残酷さ対策になると考えます。
 集団的頭脳の暗黒面対策は、例えば政府が何らかの悪事を働けば、落選し、次の政権により必ず断罪されることになればこのような使い捨てはしなくなるでしょうが、日本人はこのような選択は出来ないようですね(歴史的に見て)。

Re:Re:Re:Re:人間はお金が絡むと、残虐なことでも平気でする
雑草Z
>人はお金に対して特別の評価をしている

これは、お金は何にでも換えられる権利のような存在と位置づけているからでしょう。

だから、お金に対する価値観を低くするのは難しい事かも知れません。なかなか具体策が思いつきませんね。

>ゲゼル主義を採用し、貨幣の特権を廃止すればこの人間の残酷さ対策になると考えます。

は、guyver1092さんが以前にも似たような事を主張されて丁寧に御説明もして頂きましたが、なかなか具体的に想像しにくい感じです。改めまして考えるヒントを頂ければ幸いです。

>集団的頭脳の暗黒面対策は、例えば政府が何らかの悪事を働けば、落選し、次の政権により必ず断罪されることになればこのような使い捨てはしなくなるでしょうが、日本人はこのような選択は出来ないようですね(歴史的に見て)。

確かに断罪されるべき政治家、官僚、そして企業の役員が、断罪されていないケースが目立ちますね。今回の原発事故でも訴訟団が結成されて訴えたのに、いまだに誰一人罰せられていません。これではモラルハザードが助長されてしまいます。司法がしっかり罰すべきですが、三権分立も曖昧な日本ではなかなか望めません。



ゲゼル主義
guyver1092
 人間は、物が劣化していくのは経験として理解しているので、お金についても、物と同等に劣化するよう約束を変えようと言うのが根本と理解しています。
 実はギリシャ悲劇もプラス金利のお金の発生によって生み出されたとありました(検証はしていませんが)。

Re:ゲゼル主義
雑草Z
ゲゼル主義に関しては、以前にも説明頂きましたが、ちょっと具体的な感覚が掴みにくい感じです。

それとはまた違った疑問ですが、劣化するお金を使用した場合、それを貯め込もうと言う心理は働かなくなるかもしれませんが、逆に直ぐに使ってしまおう・・・と言う心理は働きそうですね。・・・その場合また、お金、資源の浪費に繋がらないでしょうか?

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2013-10-11 00:01
前回の記事 【『経済成長』考 <前半>】 の続きです

さて、前段で仮定した社会では、極相林の生産力の上限まで人口が増えた場合、人々はどのような反応をするでしょうか。自分たちの財産である極相林が劣化することは、自分の財産の減少であると認識し(会計の貸借対照表上、資産額が減る)、江戸時代享保あたりの日本人のように人口増加をやめる選択をしたとすれば、社会システムに人口の暴走を止めるマイナスフィードバックをかけたということになるのではないでしょうか。
 極相林の劣化を資産額の減少とする基準は、江戸時代後期の社会の、森林は畑であり、財産であったことと共通する価値基準と見ることが出来ると考えます。これに対し、現代社会は会計基準をはじめとした法律上には、人間社会の入れ物である自然環境の状態を表す方法が何も無く、全く無価値であることと対照的です。
現代社会の自滅的行動を制限し、文明崩壊を防ぐ方法を見つけた気がします。何らかの方法で、会計の貸借対照表に人間社会の入れ物である自然環境を組み込めば良いのです。貨幣自体を自然環境の太陽エネルギー蓄積能力に連動させる、またはエコロジカルフットプリントと税金を連動させ、環境悪化すればするほど税金が高くなり、景気を抑制する等が考えられます。

ここまで考えた経済成長は、現在の石油文明の経済成長とは根本の部分で違っています。違う部分は一人当たりのエネルギー消費量の増加です。ここまで考えてきた経済成長では、社会全体の規模拡大のみを考えており、一人当たりのエネルギー消費量の増加は考えに入っていないのです。
社会の拡大と、一人当たりのエネルギー消費の拡大が同時に起こる我々の知る経済成長が始まったのは、産業革命当時のイギリスです。この当時のイギリスの社会を分析し、なぜイギリスで産業革命が起こったかを考察したページを見つけました。

何故イギリスで産業革命が起こったのか?>  
『なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』産業革命と国の「仕事力」

貨幣進化論ではいろいろ条件を挙げ、考察して結論は不明としていましたが、このページによると労働者の賃金が高かったこと及び安い石炭価格により、労働賃金を機械に置き換えようとしたとあります。
しかし同時期のフランスの例を考えれば「嘘ではないが事実すべてでもない」でしょう。動機としては正しいでしょうが、真の理由としては、労働者の高賃金により、市場がもともと大きかったからこそ工業製品が売れ、投下資本の回収が出来て、拡大再生産に繋がったのだと考えます。これは現代日本の経済成長がストップした時期と賃金の増加が鈍った時期から考えても明らかだと考えます。経済成長は安いエネルギー価格と高い労働者賃金によりはじまり、高くなったエネルギー価格と、安くなった労働者賃金により終わるのです。
 加えて言うなら、石炭価格が安くなったのは、石炭のエネルギー産出比が大きかったからでしょう。たとえばその当時のイギリスにあったのがシェールオイル、またはタールサンドであったなら燃料価格は安くならず、結果として産業革命は起きず、森林の消失によりいずれは文明崩壊を起こしたでしょう。また、現代日本では画期的な技術革新によりエネルギー及び資源の利用率が劇的に高まれば、その恩恵が社会の隅々までいきわたるまでは経済成長できる期間も延長するでしょうが、これは物質、物理法則の制限により現実には非常に難しいでしょう。
消費支出と可処分所得
国民可処分所得推移
賃上げ率と賃金水準上昇率


上記リンクを三つ合わせて考えてみると、91年までは日本の家計の可処分所得が順調に伸びていたのが、92年には伸び率が減少しています。しかしそれに先立ち、賃金の伸び率は90年を頂点として低下を続けています。この差は、サラリーマン世帯の可処分所得が減って、資本家等の世帯の収入が増え、結果として国民全世帯の可処分所得は増えたということなのでしょう。この可処分所得と賃金の増加率の減少の時期のずれと経済成長率の低下(下記リンクによると91年から経済成長率は大きく低下します)から考えると、資本家等の収入が増えることは国全体の経済成長には寄与しないということがうかがえます。経済成長率にもっとも大事なことは国民の多数派を占めるサラリーマン世帯の可処分所得の伸び率であると考えられます。実際に可処分所得の総額のグラフと経済成長率のグラフを重ねても一致しませんが、経済成長率と賃金の伸び率のグラフを重ねると傾向として良く一致します。

経済成長率の推移

それでは、可処分所得の総額のグラフと傾向として一致するグラフは何になるでしょうか。それは日本の一次エネルギー消費量及び、経済の規模であると考えられます。

増大する日本のエネルギー消費量

経済規模は国民の可処分所得と相関関係があり、突き詰めると入手した一次エネルギーの総量という、物理的なものに制限されるのです。

景気回復を実感できない理由

もし経済成長をしようと考えるのなら、サラリーマン世帯の可処分所得を増やさなければ何をしても無駄と考えます。
 
 さて、今までの考察では、現在いろいろ言われている以上の結論は出てこない気がします。今までと異なる視点から考え、いわば立体的な視点から見なければ、経済の真実は見えてこないでしょう。たとえば万年単位で経済というものを見てみればどうでしょうか。
人類が交換(経済の発生)を始めたのは約7万5千年前で、この頃は物々交換でした。その後、交換の増大とともに、都市の発生(分業)、原始貨幣の発生、貨幣(硬貨)の発明、貨幣の物質からの切り離し等を経て現在社会に至ったわけですが、注目すべきは分業と考えます。分業は都市の発達した初期から行われていたのですが、メソポタミアのウルクでは職業が120種類あったようです。そして現代日本では、2011年版職業分類によると17209種類まで職業が細分化しています。ところで人間も生物の一種類ですから、食料が必要です。狩猟採取の時代は狩人という一種類の職業で食料を得ていたのが、現代では2万近くの職業がなければ食料を得られなくなったということになります。経済が成長するという事は文明が発達することと不可分で、分業の細分化と考えます。
さて、分業はなぜ発生したのでしょうか。

分業と企業の論理

上記のページに限らず、効率化のためと説明されています。しかし行きすぎによる弊害も下記リンクのように言われているようです。

組織構造改革に見られる問題点

私の結論は出ました。経済成長とは、分業の発達過程と考えます。そして重要なことは、現代に至って、行き過ぎた分業による効率悪化が起きてしまっていることです(雑草Zさんはこれを浪費ととらえていますね)。この分業の行き過ぎは、文明の暴走と考えて良いでしょう。最も効率のよいところまで文明を後退させなければ、人類は文明崩壊という悲惨な結末しかないでしょう。

参考
槌田エントロピー理論
貨幣進化論
ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか


以上、このサイトの常連である HN guyver1092さんに書いて頂いた記事<『経済成長』考>を2回に分けて掲載させて頂きました。この記事はもともと一つの記事であったものです。
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【2013/10/11 00:01】 | Sustainability トラックバック(0) |

経済成長とは、分業の発達過!?
雑草Z
 今回の記事は、中身の濃いguyver1092さんの記事の中でも、内容的にも最も大作になったと思います。リンクのページも合わせて読むとかなり時間もかかります。私自身、経済成長に関しては色々考えていましたが、今回の記事には今まで考えた事が無かった切り口からの洞察もあり、かなり参考になりました。コメントも一回では無理だと思いますので部分別に何度かに分けて描かせて頂きます。今回は最初と最後の部分に関するコメントです。

guyver1092さんが以前から示唆されていたように、極相林の生産力の上限が人口や経済成長の上限である事は非常に大切な事であると再認識致しました。これを越えるとフロー収支は赤字になり、自然環境が破壊されていきますね。社会の持続可能性が無くなると言う事ですね。多くの人が認識すべき重要事項でしょう。

>江戸時代後期の社会の、森林は畑であり、財産であったことと共通する価値基準

これほど重要な価値観が、短期的な経済成長の為に壊されてしまった事は、日本人にとっても世界中の人類にとっても最も大きな痛手です。後悔する日も近いでしょう。

>経済成長とは、分業の発達過程と考えます。

これはまた、guyver1092さんらしい大胆な考察です。

>行き過ぎた分業による効率悪化が起きてしまっている

と言う事に関しては同意致しますが、

>分業の発達過程

に関してはちょっと考えてしまします。

現代は、不要な(・・と言うよりは「あってはならない」)仕事の創出や物の生産、サービスの供給(押し売り)によって、経済成長を続けようとしているとは言えましょうが、

>経済成長とは、分業の発達過程

は、かなり踏み込んだ洞察でインパクトがあります。今のところ賛成とも反対とも言えません。

興味深いと思います。
でなしNo.146
>経済規模は国民の可処分所得と相関関係があり、突き詰めると入手した一次エネルギーの総量という、物理的なものに制限されるのです。

この箇所は完全に同意いたします。

僕は、現代の経済成長の正体は、政府(国)が税収(財源=国力)を充実させるための詭弁だと思っています。

実際に、国民のサラリーマンレベルが所得が増えていた時代は経済成長こそが幸せになる(欲望を満たす)近道という刷り込みが可能だったと思いますが、現在では資本家層(役員レベル以上)の所得は景気などによって増減しますが、サラリーマンレベルは好景気を感じることはほぼできなくなったと考えております。
ちなみに、付け加えると不景気になると影響を受けやすいという状況です。

なお、この意見についても、記事中にて同じような趣旨の箇所(部分一致ですが)があり、概ね同意するところであります。

結論とされた行き過ぎた分業については、前回の記事と今回の記事を踏まえた上で、分業過程が経済成長であるということでしたら、そういう側面は間違いなくあると思います。

もちろん分業最適化による持続可能な社会形成には、人口調整の問題などもセットで解決していくべきだと考えます。

記事を通して読ませていただいて、人口と経済・環境への影響について・エネルギーについて、洞察を深めることに加え新しい視点を得ることができました。ありがとうございます。

江戸時代の価値基準
guyver1092
 江戸時代は森林も畑云々は経済学では外部経済、外部不経済として把握されているようですがこれを内部化する、具体例の一つとして考えていただければと思います。
 実はこの会計法等は、企業に代表される現代人の思考を制御していると考えています。「欲望を数値に変換する装置」の続編として書くつもりでいます。
 「分業は文明の発達過程」は「ヒトはなぜ人間になれたのか」で都市と集落の区別のくだりで思いつきました。階級(分業)があり、必要な物を交換し合い、これを管理する機構が整った複雑な社会が都市だそうです。

でなしNo.146さん、お久しぶりです。
guyver1092
 いろいろ賛成していただきありがとうございます。この記事は、正月ごろからずっと考えていたのですが、「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」を読んで新しい視点を見つけ(後で気がつきましたが、「貨幣進化論」にもヒントはありました)やっと形になったのです。
 人口調節も考えなければならないものですね。とてつもなく難しそうと言う気はしますが。


雑草Z
>階級(分業)があり、必要な物を交換し合い、これを管理する機構が整った複雑な社会が都市

この定義は非常に面白いですね。納得致します。そしてそれ故にやはり都市は、社会の持続可能性を破壊していると思いますが、如何でしょうか?

>会計法等は、企業に代表される現代人の思考を制御していると考えています。

なるほど!「制御」ですか。経済の枠組みを規定言う事でしょうか。会計法等によってどこまで社会を変えられるか(・・guyver1092 さんの記事を読んでいるとかなり出来そうな気がします。)御呈示頂けることは非常に興味深いです。
>「欲望を数値に変換する装置」
の続編、非常に期待しております。


>経済成長は安いエネルギー価格と高い労働者賃金によりはじまり、高くなったエネルギー価格と、安くなった労働者賃金により終わる

なるほど、これは言えていますね。歴史も証明しています。そして現在その終末状態が日本に限らず、世界中で起こりつつあると言えましょうか。

>政府が税収を充実させるための詭弁
雑草Z
    でなしNo.146さん

 のコメントの中の

>現代の経済成長の正体は、政府(国)が税収(財源=国力)を充実させるための詭弁だと思っています。

は、非常に面白いと思いました。guyver1092 とはまた違った観点からのユニークな発想で、なるほど一理あると思います。現在進行形の世紀の愚策、アベノミクスが正にそれですね。まあ、安倍本人は、それで本当に経済が上手くいくと思っているのでしょうかね。




文明
guyver1092
 都市の機構は文明そのものと考えられるのでしょうね。文明は野放しにすると、自滅に向かうようですね。たとえば江戸時代の日本は、植物の生産性を上限に自己制御したと考えられるのではないでしょうか(石川英輔氏の意見です)。
 持続可能性を歴史的には、ほとんど壊してきたのではないでしょうか。

Re:文明
雑草Z
 確かに

>都市の機構は文明そのもの

と考えられますね。つまり、

>文明は野放しにすると、自滅に向かう

を言いかえれば

「都市は野放しにすると、自滅に向かう」

となりますね。激しく同意です。そのように考えると、江戸の町は大都市にも関わらず持続可能性を維持した稀な素晴らしい例ですね。その持続可能性が、明治維新で少し破壊され
、第二次世界大戦の敗戦後にアメリカによって完璧に破壊されましたね。
 江戸と比べれば、現在日本中の都市が行っているリサイクル運動や緑化、都市計画など、幼稚な子供だましレベルですね。

まさしく子供だましですが
guyver1092
 その幼稚な子供だましにころっと騙されてしまうのがなさけないですね。弱肉強食の世の中ですので、日本国民には、ころっと騙される程度の頭では食い物にされるだけと理解して、賢くなってほしいものです。

弱肉強食が人間の本性か?
雑草Z
 アメリカが手本を作った自由主義、アメリカ型資本主義はまさしく弱肉強食ですね。それを世界中に押し付けているのがグローバリズムの隠された本質ではないでしょうか?・・ただ、主導者はアメリカと言うよりも多国籍企業と言うべきでしょう。各国の政府は多国籍企業の傀儡となり下がりました。


>狩猟採取の時代は狩人という一種類の職業で食料を得ていたのが、現代では2万近くの職業がなければ食料を得られなくなったということになります。経済が成長するという事は文明が発達することと不可分で、分業の細分化と考えます。

この議論の流れを読むと確かに

>経済成長とは、分業の発達過程

と言えるかも知れませんね。然し、分業と言うよりも、やはり無駄で不要な仕事と言った方がしっくりくると思います。
金融業をはじめとして、食料生産など基本的な産業に直接関係ない「都市型」の職業とは、寄生、若しくは中間搾取と解釈してもいいかも知れません。如何でしょう?



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2013-10-05 00:01
現在、日本は低成長時代を迎え、政党は与党も野党もこぞって経済成長による日本の再生などと主張しています。与野党とも、経済成長が無限にできるとの前提での主張のように思われます。しかし、たとえば水槽で飼える魚の数の上限は、水槽の大きさにより決まります。地球も巨大であることを除けば、水槽のように閉じた系であるので、この中で生き物が安定して存続できる数の上限は決まっているはずです。その有限の世界の中で無限の経済成長をすることが可能なのでしょうか。
そもそも経済とは何でしょうか。経済とは現在「人間の活動の生活に必要な財貨・サービスを生産・分配・消費する活動」、「衣食住など物財の生産・流通・消費にかかわる人間関係の全体である。」等と定義されています。この定義にしたがい、過去と現在を考えてみます。
人類は約20万年前に現生人類に進化したと考えられていますが、初期人類時代は基本的に狩猟採取による自給自足社会でした。上記の定義によるとこの時代はまだ経済がないことになります。
交換(経済社会)が始まったのは約7万5千年前の火山による急激な寒冷化の時代に、生存戦略として始まったという研究成果があります(『なぜ人類になれたか』参照)。具体的には、食糧難のときに助けてもらった場合、余裕が出来た時に返すという、時間差での交換だと考えられているようです。現在でもアフリカではこのような助け合い(交換)がなされているそうです。
また経済成長とは、ネットで検索すると『経済の規模が拡大することを、経済成長という。国の経済規模は、GDP(国内総生産)の大きさで表される。』等の文章が見つけられます。上記の水槽の例から、また、歴史的にもイースター島のような文明崩壊の例から考えるとこの経済成長には物理的な制限があると考えざるをえません。
しかし、日本の江戸時代は日本という閉じた系の中で限界まで経済成長した後、少なくとも江戸周辺の武蔵野では、疎林であった所に森林を育てました。歴史から考えて経済成長は最終的に文明を環境ごと破壊する悪しき存在であるとは言い切れないようです。
そこで思考実験として、文明崩壊しない経済成長が存在しえるかどうかを検討してみました。
検討内容は文明崩壊に向かう経済成長を悪い経済成長、文明崩壊を起こさない経済成長を良い経済成長と定義し、現代社会[悪い経済成長]と、これの対比として、貨幣の代わりに資産として森林を溜める社会を仮定し(税法、会計基準を変える等をして)[良い経済成長]、この二つを対比させてみることにしました。この二つを取り巻く環境は、現代そのままで、森林を破壊して農地にし、これを収奪しきって、砂漠として放棄し続けている状況としてみました。
 悪い経済成長は、森林を破壊し、都市と農地に変換しており、農地は損耗のため放棄されます。「経済の規模が拡大する」との定義から考えて、人類社会の外にある森林を、人類社会の中に取り込み、収奪した残りを砂漠として廃棄しています。したがって、農地の損耗を補える条件を備えた森林が無くなれば(農地が、人類の人口を支えられないぐらいまで減少すれば)、文明維持に必要な人口を維持できなくなり、文明は崩壊するでしょう。
それに対し、良い経済成長は、廃棄された荒れ地を森林に変換して蓄積するので、理屈上はもう一度農地にすることも可能です。したがって、良い経済成長は文明崩壊を起こさないであろうと考えられます。しかし、財産として蓄積した森林をもう一度農地にし、損耗したら廃棄するのはまさにマッチポンプで、実際に行うには無意味です。また、地球の面積が有限ということを考慮すれば、森林を増やす速度と、農地を廃棄する速度が同じになった時点で経済成長はできなくなります。地球の面積という、物理的な制限により、経済成長はどうあがいても不可能であろうという結論になります。
 ここまで考えたところで、私は森林とともに1万数千年の間存続し、ただの一種類の生物も絶滅させなかったといわれる縄文時代を思い出しました。縄文人は、生態系と対決せず、溶け込む狩猟採取生活をしていたと考えられています。しかし縄文人は少なくとも、三内丸遺跡周辺では栗を栽培していたようです。森林自体が農地であったとも考えられるでしょう。日本列島に最初に縄文人がたどり着いたところから、日本全土に広がるまでを考えてみます。縄文人の数がゼロから最盛期には26万人まで人口が増えています。≪人口の超長期推移≫また、交易も行われていたようです。≪縄文時代の再考


縄文時代も経済成長をしていたのです。

そこで縄文時代を参考に、極相林自体が農地であり、人間が生態系の一部として存在している社会でかつ、現代のような貨幣経済である社会を仮定してみます(森林自体も金額で表せる)。このような社会であれば、新天地全てが、入植者の財産と見ることが出来ます。この社会では、経済成長は人間が、その地域に広がることそのものとなります。財産としては、広がる前も、広がった後も価値として全く変わらないことになります。この社会では、極相林の生産力の上限までなら人口を増やすことが出来切るでしょう。しかし、人口が森林の生産力(太陽エネルギーを固定できる能力)を超えると、過去の滅びた文明と同じく、生態系を劣化させ、養える人口が減少し、最終的には文明崩壊するでしょう。文明崩壊を回避するためには、森林の生産力を超えないように人口のマイナスフィードバックをかけなければならないということになります。
以上の考察をまとめると、経済成長は、理屈上は、ある一定の条件下では成長でき、場合によっては生態系も豊かに出来るでしょうが、無限に続けることは不可能であるとの結論が導き出されます。


以上、ここのサイトの大きな主題である「反経済成長」に関して、このサイトの常連である HN guyver1092さんに書いて頂いた『経済成長』考の前半です。私とは違った切り口での議論の展開となりました。この続きである後半は次回アップする予定です。

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【2013/10/05 00:01】 | Sustainability トラックバック(0) |

無節操な経済成長
雑草Z
 ここのサイトでは繰り返し経済成長志向の愚かさを強調していますが、私の切り口とはちょっと違った議論の展開で興味深いです。

 政治家の殆どはいまだに「経済成長」を叫んでいますが、明らかに過剰な部分ですね。
その対策はもう既に、guyver1092さんのおっしゃるところの
>マッチポンプ
的なものばかりです。日本に限らず世界中
>[悪い経済成長]
ばかりが進行していると言えましょう。
かなりGDPの低い、いわゆる「未開」の地でも、「良い経済成長」が行われているところは殆ど無いと思われます。いわゆる「先進国」によって、文明崩壊への導火線に火を点けられてしまったと考えますが如何に?

、「良い経済成長」
guyver1092
 現実には「良い経済成長」は存在できないと考えています。しようとすれば理論的に矛盾したことをしなければならないですし。
 地球は一つで、交換可能な貨幣ですべてつながっているのは明白ですし。おっしやるように文明崩壊と言う爆弾の導火線には、火が付いているとしか考えられないですね。

Re:「良い経済成長」
雑草Z
経済成長をした後、生態系に悪影響が無く、逆に生態系が活気を帯びて定常状態が続いた場合、良い経済成長と言えましょう。その定常状態出の経済規模は、勿論現在と比べて桁違いに低いレベルです。guyver1092 さんも言及されている江戸時代の日本ですね。国民全体に良識があれば可能かもしれませんが、資本主義社会、モラルハザードでもやった者勝ちの自由経済では実現は無理でしょう。既に持続可能なフローは越えていますし・・・。
短期的に見た見掛け上の「良い経済成長」はあっても長期的にはやはり経済成長は破局に至るでしょう。

 guyver1092 さんとの記事を読んで再認識した事は、「経済成長自体」を目標にする事自体が非常に愚かな本末転倒だと言う事です。インフレターゲットなど以ての外。アベノミクスは愚の骨頂です。資本家や金融業の為の政策です。近い将来必ず破綻するでしょうね。

目的と手段
guyver1092
 現代人は明らかに目的と手段を取り違えてしまったようですね。昔は「幸せになるために経済成長しよう。」であったのが、小泉時代から「経済成長のために痛みを我慢しよう。」になりました。
 TPP反対と言って自民党は大勝しましたが、現在TPPは推進で、さらには、聖域を命がけで死守すると言っていたのを聖域放棄もやむなしと言い出しました。
 日本の農民はマゾばかりなのでしょうか。選挙の前、どこかの県農協が共産党支持に変わったようですが、少なすぎたようですね。
 全国の県農協が共産党を支持していればまた結果も違ってきたでしょうが、このままうやむやのうちに日本の農業は壊滅するのでしょうね。 

Re:目的と手段
雑草Z
>現代人は明らかに目的と手段を取り違えてしまった。

これは、かなり愚かな事ですが、経済成長がその典型例ですね。
 「地球温暖化防止の為に二酸化炭素を減らす」と言う事も、いつの間にか「二酸化炭素排出削減」が目的のように唱えられ、「二酸化炭素地下貯留」のような理性のある人間が考えれば明らかに愚か過ぎる事をやろうとしています。既に実験されています。結局これも「経済の為」なのでしょう。
『目的と手段の取り違え』をテーマとして記事が描けますね。

>小泉時代から「経済成長のために痛みを我慢しよう。」になりました。

言われてみれば、「痛みを伴った改革」は経済成長が目的だったとも言えそうですね。しかし、「経済成長の為に」の言葉で色々犠牲にされて来たのはもっと以前の高度経済成長期からではなかったでしょうか?・・・近いところでは中国も「経済成長」の為にとんでもない犠牲を払って来ましたね。「経済成長至上主義」は世界を破局へ導く宗教のようです。

>このままうやむやのうちに日本の農業は壊滅するのでしょうね。

それは困ります。自国の農業が破壊されて食料危機が来ない筈がありません。食料不足までのカウントダウンが始まったと言えましょうか!?

Re:食料危機
guyver1092
 今まで、自民党が本心を隠して、うやむやのうちに悪事を働くパターンは、「これこれの条件が満たされない限りはしない」と言って選挙に勝ち、反対意見をごちゃごちゃと話し合っているうちに反対意見を言う者はいなくなり、あとは地位の高いものが「苦渋の決断をする」という物ですが、何度でも騙されるということは、実は本心は苦しむのがうれしくてしょうがないのではないかと感じてしまうのです。
 食糧危機は、現代日本にとってとてつもない破壊力をもっているのは自明の理でしょうが、マゾヒストはそれさえも嬉しいのかもしれませんね。

Re:Re:食料危機
雑草Z
>自民党が本心を隠して、うやむやのうちに悪事を働くパターンは、「これこれの条件が満たされない限りはしない」と言って選挙に勝ち、反対意見をごちゃごちゃと話し合っているうちに反対意見を言う者はいなくなり、あとは地位の高いものが「苦渋の決断をする」という物

なるほど、面白い、そして真を突いた御指摘ですね。自民党のやり方も詐欺的ですね。

>食糧危機は、現代日本にとってとてつもない破壊力をもっているのは自明の理

それでもTPPに参加して、関税を無くし、海外の食料の入り放題にして儲けようと言うのですから、酷いものです。それなのに彼等は「日本の為にTPP参加」と謳っていますね。モラルハザードです。

モラルハザード
guyver1092
 実は企業にモラルを求めることは、八百屋で魚を買おうとするようなものだそうですよ。戦前に、日本政府が金解禁という失政をしたときに、それに乗じて私腹を肥やしたのが財閥の三井です。今回のTPP参加も企業は推進の立場です。日本を奈落の底に落として、自分たちだけはその反動で天に昇れると信じているのでしょうね。

Re:モラルハザード
雑草Z
>企業にモラルを求めることは、八百屋で魚を買おうとするようなもの

なるほど、そこまで酷いのでしょうね。そんな酷い会社に限って大企業にまで「成長」するのでしょうか。

>戦前に、日本政府が金解禁という失政をしたときに、それに乗じて私腹を肥やしたのが財閥の三井

参考になる情報有難う御座います。確かに今回のTPP参加も非常に似ていますね。TPPを強く推進している経団連の会長の住友化学はモンサントと提携したようですし・・。

>日本を奈落の底に落として、自分たちだけはその反動で天に昇れると信じている

発想が典型的多国籍企業型と言えましょう。最低の人種です。

Re:Re:モラルハザード
guyver1092
 後半で触れていますが、会計基準にはモラルは書いていないですよね。余裕のあるうちは、社会の目を気にしますが、「自社がつぶれる」となればモラルなどはゴミくずに見えるのでしょう。労働基準法もゴミくずです。本来基準をその通り運用すれればまだまだモラル低下を矯正する部分も出てくるでしょうが、公務員バッシングで人員削減され、まともな調査が出来ず、猛獣は野放しだそうです。さらには、労働基準法を改悪して、労働者は使い捨ての資源にしようと画策しているようです。なお、日本国民は自分たちが使い捨てになるのを望んでいるとしか思えない選挙結果です。

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