-------- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

2013-07-29 00:01
 芝生を畑に変えた4年前から毎年トウモロコシを植えています。荒れ地や芝生を畑にする時は最初にトウモロコシを植えて、収穫後は茎を切って埋めればいい畑になるとものの本に書いてありました。確かにそうやって、芝生を畑に変えました。トウモロコシは種から蒔いた方がしっかり成長します。(苗を買って来て植えるとよく育ちません。)昨年までは普通に地元のホームセンターなどで購入していたF1品種を蒔いていました。育ったトウモロコシの雄しべの穂先が自分の背丈を越えれば大きく育ったものだと感じていました。1本の茎にトウモロコシが1本かせいぜい2本しかならず、収穫は1本の茎から1本が原則みたい感じでした。2本目は上手く育ちませんでした。(子供の頃見たトウモロコシは1本の茎に数本なっていて、1つの茎から数本収穫出来た記憶がありましたが・・・)通勤時などによその畑のトウモロコシを見ると、私の家の庭のトウモロコシよりも背丈の高い大きいものをしばしば見かけ、流石にプロの農家は上手く作るものだと感心していました。

今年は5月の連休に埼玉県の野口種苗店で固定種の甲州玉蜀黍と白もちとうもろこしの種を購入してきて連休後に蒔きました。期待が高かった一方、昔広く栽培していた古くからある品種だろうから、現在のF1品種ほど本体も実も大きく育たず、味も美味しくないのかな?・・しっかり育たないかも知れないな・・と、あまり期待しないようにしました。

2つの品種の種は、それぞれ他の人に半分お裾分けした後、少し離して、いくつかの畝に種を十数粒くらいずつ蒔きました。1つの品種はスイセンなどの花を植えていたところを掘り起こして植えました。芽が出て少し育つまでは毎日水をあげましたが、その後は何度か周りの草取りをして後は放って置きました。放っておいても育つのがトウモロコシの魅力です。7月になると、ぐんぐん伸びて、私の背丈を軽く越え、何と手を伸ばしても全く届かないくらい高く育ちました。今年は去年までと打って変わって、周囲の市町村のどこの畑を見ても、私の家の畑のトウモロコシほど背丈が高くて立派なトウモロコシは見当たりません。更に驚いた事に、1つの茎に数本・・・3,4本・・のトウモロコシがなっていて、まだ成長途中にも拘らず、かなり長いトウモロコシの実がなっています。数本のトウモロコシの実の重さでトウモロコシの茎がしなっているのもあります。強風の日に1本倒れましたが、F1よりは倒れにくい感じです。
固定種玉蜀黍1


↓トウモロコシの高さを示す為に買ってきた270cmの支柱の先に麦わら帽子を付けて比べる。
支柱よりも更に1mくらい高いところに雄しべの穂先があるので、3m50cmはあるか。

固定種玉蜀黍2

↓1本のトウモロコシの茎に数本のトウモロコシが付いている。
固定種玉蜀黍3

↓30cm定規の長さを10cm以上越えるトウモロコシ。つまり、40cmはある。

固定種玉蜀黍4

↓トウモロコシの根元には、やはり固定種のまくわ瓜 「甘露」
インディアンの育て方。(インディアンは瓜ではなくてカボチャ)

玉蜀黍の根元に植えた瓜

収穫して食べてみないと評価は出来ませんが、固定種の勢い、凄さを感じます。そう、固定種のほうが健康な種なのだから、殆どの面でF1よりも優れていて当然なのかも知れません。収穫と種採りが楽しみです。

←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2013/07/29 00:01】 | 作物、畑 トラックバック(0) |

家のF1は…
東京珈琲
大きくて笑ってしまいました。僕の方のF1は肥料やってないって事もありますが20センチあったら良い方です。一本しか取れませんし。味は良かったのですが。

味の感想お待ちしております。

広い庭羨ましいです。畑は家庭菜園が楽しいと思います。売る為に広い畑してても何か違う感じがします。トラクタ使って虫を沢山殺めたり、真っ直ぐな胡瓜しか売れないので曲がったのは破棄したり(大体は鶏の餌になりますが)、他の畑見てても少し傷ついた茄子やトマトも破棄されています。
家庭菜園ならそんな「勿体無い」も無くなるのにと思います。農業するにも心が痛みます。


Re:家のF1は…
雑草Z
>畑は家庭菜園が楽しいと思います。

家庭菜園よりは大きめで、自給自足できるくらいの農地があれば理想かと思いますが、私の畑の数十倍の面積は必要でしょう。私には今の庭でも持て余し気味で雑草だらけになってしまいます。(わざと余り刈ら無いようにしていたら、写真のようになってしまいました。
 それはさておき、固定種は主に家庭菜園レベルや自給的小農の方々が、育てているとの事です。つまり商業用野菜には殆どF1で栽培されているのです。品質や収穫の時期が揃うとかの理由もあるようですが、業界と国、農協の癒着もあるように感じます。日本でも固定種から種を採る事を禁じる方向で法律を作る方向で動いていると言う話もあります。政治家はアメリカナイズされた持続不可能な農業にますますシフトさせようと言う愚か者が主流です。

>農業するにも心が痛みます。

その気持ち、痛いほど伝わります。有機無農薬で固定種を育てる農業なら不揃いが当たり前で、自分の農業に関しては心が痛む事も無くなるのでは・・?



スゴイ勢いですね!
でなしNo.146
固定種はこんなに大きく育って、しかも種を採取して来年にもつなげることができるんですよね。

なぜ、こういう事実があまり広く知られていないのか。
良からぬ事をかんぐってしまいますね。

味がわかりましたら、ぜひ教えてください!

Re:スゴイ勢いですね!
雑草Z
>良からぬ事をかんぐってしまいますね。

「雑種強勢」と言う言葉もF1のプロパガンダの為に作られて広められた言葉ではないかと思います。
本文の最後に書いたように

>固定種のほうが健康な種なのだから、殆どの面でF1よりも優れていて当然なのかも知れません。

>味がわかりましたら、ぜひ教えてください!

昨日8月3日、まだ未熟でしたが、3本収穫して食べてみました。
スイートコーンほど甘くなかったかも知れませんが、モチモチした食感で、新鮮な感じがあり、癖になりそうな食感です。もう少し熟れてからまた収穫してみますが、私的には今のところこの固定種のほうがいいですね。
明日アップの記事に写真や感想を載せました。


コメントを閉じる▲
2013-07-23 00:01
 成長の限界による歪みで、深刻な環境破壊が世界中に起こっています。このままの状況が続けば、制御不可能な崩壊が始まるでしょう。世界は一刻も早く成長経済の呪縛から解放されて、脱成長社会にシフトしなければなりません。このブログの大きなテーマです。
その方法を考えいくといつもいきつくのは「正当な恐怖心」です。このまま、循環しない地下資源を掘り起こして工業製品を作り続け、廃棄物を環境中にばら撒きつづければ、人類社会は崩壊し、悲惨な状況になるでしょう。そのような「正当な恐怖心」を持つと言う事です。

これまで、この正当な恐怖心を共有する事以上に有効な方法を考えつきませんでした。しかし「正当な恐怖心よりも有効な方法を考える」と言う事自体おかしな発想である事に気が付きました。現代社会のシステムに対して、恐怖心が無ければ、パラダイムシフトする必要性も感じないでしょう。持続可能な社会にパラダイムシフトするためには、現代社会に対する正当な・・非常に大きな・・恐怖心が必須条件でありましょう。
まだまだ大方の人々が、その恐怖心を持ち合わせていないようです。だから、経済優先の政党が支持されるのでしょう。
勿論私も子供の頃はそんな恐怖心は持ち合わせていませんでした。もっと人間の理性を信じていたと思います。そう、世界の多くの人々が、人類、生物特有のオプティミズムを持ち合わせ、根拠もないのに何とかなると思っているのでしょう。若しくは、人類が絶滅するのはまだまだ気の遠くなるような先の時代だと考えているのでしょう。曰く「このまま行けば、人類は滅びるかも知れない。何千万年か先に・・・」
でもそんな長いスパンでの話では決してないでしょう。今世紀中の問題です。100年前の世界と今とでは、これだけ大きく変わっているのです。それをいまだに「発展」と呼んでいる人が大多数ですが、子供の頃からオプティミストだった私もそんな楽観は出来ません。ここ百年で出てきた世界的に大きな問題を科学技術の力で解決出来ていない例は、枚挙に暇がありません。
石油化学製品の廃棄物の問題、放射性廃棄物の問題、自然、生態系の破壊・・・これらの問題は解決されるどころかどんどん悪く、酷くなる一方です。
例えば、緑の革命で、食料を一時的に増産した結果が、人口の更なる膨張を産み、土地を荒廃させ、これからもっと深刻な食糧危機がやってくる可能性がかなり高いのです。緑の革命をいまだに高評価する人々は理性が足りな過ぎであると言えましょう。

現代社会で「経済成長[growth]」 と呼ばれるものは、浪費による膨張であり、膨張は持続可能性が無いばかりか、問題を先送りして肥大化させているばかりだと言う事に気が付くべきです。その結果として悲惨な未来が待っているのです。「成長」と言う名の膨張は、無限連鎖(ネズミ講)のようなもので、指数関数的に大きくなって資源を食い潰し、廃棄物を吐きだし続け、最後は悲惨な破局が待っているのです。理性ある人々の多くはそれにどんどん気付き始めています。
破局の滝つぼに向かっている現代社会から持続可能な社会に移行する為には、それに対する「正当な恐怖心」が必要です。この恐怖心無しに上手く経済システムを根底から作り変えて、楽しみながらパラダイムシフトする・・・なんて事は困難な事です。仮にそれが出来たとしても、正当な恐怖心が無ければ、成長経済(膨張経済)にしようとする輩が次々に現れてくる事は歴史を振り返れば確かです。
先ずは、現代社会の膨張システムに対する正当な恐怖心・・・かなり大きな恐怖心を持つ事から始めてパラダイムシフトを考えていくべきだと考えます。つまり、正当な恐怖心は、パラダイムシフトの基本、原動力と言えましょう。

←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2013/07/23 00:01】 | Sustainability トラックバック(0) |

腐ったマス塵
guyver1092
 現代人の情報処理能力は、文明破壊者の手先であるマスコミの長年にわたる洗脳によって壊滅的レベルのようです。

http://openblog.meblog.biz/article/17706210.html#more

 上記のリンクの中の次のページ
http://togetter.com/li/531293を見る限り、一般人には何の危機感もないようです。
 このような国民ばかりであったからこそ、自民党が大きな支持を受けて圧勝したのでしょうね。
 上記のブログの最後に皮肉で
>で、ウナギが消えたら? 自民党政権はどうせ「菅直人のせいだよ」とデマを吐くのだろう。そして多くの国民はそのデマを信じるのだろう。
( ※ 実際、国民の多くは、自民党のデマを信じる体質になっている。だから次の選挙でも、自民党が圧倒的多数を取る。)
 と書かれていますが、文明崩壊が起きた時、自民党がデマを流せば、やっぱりそれを信じるのでしょうね。
 

Re:腐ったマス塵
雑草Z
 「正当な恐怖心」に関しては、guyver1092さんとじっくりと議論したいと考えていたところです。   

 御紹介のサイトのウナギの絶滅の例のようにguyver1092さんの御指摘の通り、現在日本では、そして世界中でも確かに危機感を感じていない人が大多数かと思います。しかし、来るべき文明崩壊が迫っても、日本の自民党や、財閥、多国籍企業の傀儡政権のデマを信じるでしょうか?
今回の原発事故で、自民党や民主党などの政府の流す情報を信じない人もかなり増えました。さらにTPP参加で酷い目に合えば、政府のデマは信じなくなるのではないでしょうか?・・・その時が自民党の崩壊時期かも知れません。

 さて、私がguyver1092さんに御意見を求めたい事は、上の記事にも書いたように、正当な恐怖心はパラダイムシフト、持続可能な社会への大転換の為の必要条件ではないかと言う事です。その大前提が無ければ、今のままの社会の暴走を危惧する必要はないからです。だから先ず、人々が正当な恐怖心を抱いた上でランディングの仕方を検討すると言う方向しか考え得る有効な方法は考えつきません。そして、大多数の人が正当な恐怖心を持つようになれば、自ずと社会は大転換の方向に進むでしょう。・・・問題はその時期が間に合うか・・・?・・という時間の問題かと考えます。どうでしょうか?guyver1092さんが以前言及されていた、腐るお金(時間と共に価値の下がる貨幣)のような手段で、自然に大転換する事は可能でしょうか?

Re:Re:腐ったマス塵
guyver1092
 手おくれになった後では流石に気がつくのは歴史的に証明されていますから、手遅れになる前に気がつけるかということで考えてみたいと思います。
 私が選挙権を得た後の選挙で、結果として人類にとって良い方向に進んだと感じた選挙はありませんでした。今回の選挙結果も自民の圧勝で、さらに文明崩壊に一歩近付いたと感じます。敢えて良かったことを探してみれば、存在自体がカムフラージュの、自民の亜流の一部が壊滅したことでしょうか。真に原子力反対である共産党が増えたのもよいことと感じます。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/177/177-0826-v006.htm

 選挙結果以外で私の危惧している事は、ネトウヨの存在です。ネトウヨは少しづつ増えていて、更に行動が過激化していることです。彼らについての私の評価は、「現実を正しく認識する知性と、精神力に欠けた人々」です。彼らは日本の閉塞を外国人等のマイノリティの所為と信じて疑いませんが、これは地球の物理的大きさと資本主義の性質であることを、理由は不明ですが全く無視しています。日本の閉塞の直接の原因は、日本の真の支配者が地球の物理的大きさと資本主義の性質を理解できず、成長の余地のあった時代の政策を闇雲に強行していることですが、これを理解できないのは知性が欠けている証拠ですし、真の支配者に逆らうのが怖くてマイノリティに噛みついているのであれば精神力に欠けています。
 日本人の精神力と知性のレベルが、「有限の地球上で無限の経済成長は不可能」という事実を、受け入れることが出来るかどうかが問題でしょう。自然エネルギー云々と言っている以上、日本人の精神力と知性は、わたしにはあまり期待できません。もし、受け入れることが出来れば、パラダイムシフトの原動力になるのではとは感じます。
 文明崩壊防止のタイムリミットに間に合うかどうかは、私にはわかりません。
 地球の有限性を理解し、科学的な思考が出来れば、エントロピー的に正しい腐るお金等を使えば、前門の虎たる文明崩壊は退治できるように考えています。後門の狼である、経済成長を正義とする国が残るであろうことはこれらは無力でしょう。こちらを退治するには、やはり日本と同じ問題を抱えているでしょうから(経済成長の限界)、それらの国でも、反経済成長の勢力が一定以上になるよう、情報を伝達することぐらいしか思いつきません。

Re:Re:Re:腐ったマス塵
雑草Z
    guyver1092さん

 要望にお答え頂き有難う御座います。

>結果として人類にとって良い方向に進んだと感じた選挙はありませんでした。

そうですね。毎回期待外れと言うよりも、最初から期待出来ない感じですね。

ネトウヨに関してもguyver1092さんの御指摘のように、

>日本の閉塞を外国人等のマイノリティの所為と信じて

いますが、その理由は、自分の身近な体験や、その手の指導者の「教育」=「洗脳」によるものでしょう。
 彼らよりも、アベノミクスなどを本気(若しくはポーズで)推進している現政権の閣僚や官僚、財界人等でしょう。旧態依然とした彼らこそ、 guyver1092 さんのおっしゃるところの

>「現実を正しく認識する知性と、精神力に欠けた人々」

若しくはその振りをして儲けようと企んでいる強欲な人々でしょう。
 ネトウヨの人々は、「教育」に感化され易いのですから、環境教育や成長の限界教育もしっかり行えば、分かるのではないかと思いますが、如何に?

さて、私が guyver1092 さんに問いたかった事は、

>文明崩壊防止のタイムリミットに間に合うかどうか

等ではありません。当方の問いかけが下手だったのかと思いますが、

「正当な恐怖心」は、持続可能な社会へのパラダイムシフトの為の一方法では無く、パラダイムシフトの為のモチベーション、原動力として、必要な事ではないかと言う事です。
どのようなライディングの仕方であろうが、脱成長ライディングの方向に向かう為には、「正当な恐怖心」を共通理解とすべきであると言う事です。如何でしょうか?

>反経済成長の勢力が一定以上になるよう、情報を伝達することぐらいしか思いつきません。

との事ですが、それが極めて重要な事かと思います。

Re:Re:Re:Re:腐ったマス塵
guyver1092
 こちらこそわかりにくい書き方をして申し訳ありません。

>もし、受け入れることが出来れば、パラダイムシフトの原動力になるのではとは感じます。

「正当な恐怖心」については、上記のとおり考えており、「現実を正しく認識する知性と、精神力 」があり、現実に向き合うことが出来た人たちの正しい方向へ向かう原動力になると考えています。
 感度が鈍く、「有限の地球上で無限の経済成長は不可能」と聞いても理解できない人もいますが。

さらに踏み込んで・・・
雑草Z
>「現実を正しく認識する知性と、精神力 」があり、現実に向き合うことが出来た人たちの正しい方向へ向かう原動力になると考えています。

その通りかと思いますが、現在既に 「正当な恐怖心」を持った人々だけではマイノリティですから、先ずその認識を多数派にしなければならないと言う事です。

経済界の「人間の生活と自然保護、動植物の生活とどっちが大切か」みたいな問題のすり替え、誤魔化しでは無く、「生態系を壊してしまえば、人類も生きてはいけない。」と言う前提から「無限の成長の先にあるものは、エネルギーの暴走と資源の枯渇、始末のできない廃棄物の増加・・・」などに対する「正当な恐怖心」です。
現在のマスコミ、「腐ったマス塵」は経済危機ばかり煽って無理な経済成長を推進しようとしています。そしてそれに踊らされている強欲な人々が多い「危機的現状」を回避する為には、もっと、「経済成長の先にある恐ろしい未来」を発信し、早く主流な共通認識とならなければなりません。

「正当な恐怖心」なくして持続可能な社会へのパラダイムシフトは不可能ではないかと言う結論ですが、如何でしょうか?

Re:さらに踏み込んで・・・
guyver1092
>「正当な恐怖心」なくして持続可能な社会へのパラダイムシフトは不可能ではないかと言う結論ですが、如何でしょうか?

 私もそう思います。現実を正しく認識すれば恐怖するしかないと考えますが、理由は不明ですが(推測はできますが・・・)意地でも認識したくないのが真の支配者と臆病ものですね。
 地球の大きさ、拡大再生産の性質、エコロジカルフットプリントを考えれば、もうすぐ詰むのは火を見るよりも明らかでしょうに・・・・

認識は同じと言う事で・・。
雑草Z
 今回のコメントのやり取りに限らず、以前よりguyver1092 さんも私も、正当な恐怖心を持つべきだと考えていたと思います。ただ、今回、どんな形でパラダイムシフト、経済縮小にランディングするにしろ、「正当な恐怖心」がその大転換の為の必要条件、大前提、原動力になると言明した訳です。
 ロナルド・ライトやジャレド・ダイヤモンドが特別な賢人では無く(ジャレドは逆に甘過ぎますが・・)しっかり現状認識すれば、誰もが正当な恐怖心を持つ筈だと考えます。

>意地でも認識したくないのが真の支配者と臆病もの

そう言う見方も間違いではないでしょうが、旧態依然とした経済成長主義に洗脳された彼等は、考える事が無くて成長の限界を認識出来ないのでしょう。
そのような支配者は即刻引退して貰うべきですね。彼らが居座れば居座るほど、世界は崩壊に引きずり込まれますね。

『臆病者』は、彼らでは無く私(達)かも知れません。「恐怖心」いっぱいですから・・・。
「深刻な事態」を認識しない彼等は、『臆病者』ではなく『愚か者』ではないでしょうか?
 
 兎も角、現状をしっかり認識出来て『正当な恐怖心』を持った人々は、それを多くの人に伝え、共通認識して貰う事が大切だと考えます。認識の出来てない人々にとっては、暗い話になりますが・・・。これが今のところ考え得る最も有効な方法だと思います。 guyver1092 さんは如何でしょう?
『正当な恐怖心』を持った人が主流派にならなければ世界はお仕舞いでしょうね。あとは間に合うかどうかの時間の問題ですね。

コメントを閉じる▲
2013-07-17 00:02
今回の衆議院選挙の争点も、相変わらず経済再生が争点の中心になっているようで残念です。与党はアベノミクスを続けるべきだと言い、野党は、アベノミクスは駄目だから、もっと別の再生の方法を目指す・・・と主張していますが、共に経済再生と言う事で一致しています。その目指すところは、「経済成長を再び」です。高度経済成長時代を再び・・・と主張するアベノミクスを推進する事は時代錯誤も甚だしいと考えている人も多いようですが、21世紀の日本で、「経済成長を再び」・・・と主張する事は、非常に恥ずかしい愚かな事である事に気付くべきです。アベノミクスは近い将来破綻する事は間違いのない事でしょう。続ければ続けるほど、深刻な状況を呈している環境問題は、更に取り返しのつかない状況に陥ります。このまま経済成長路線への復帰政策を続ければ、経済どころか、社会全体が出口無しの状況に陥りましょう。【高度経済成長時代を経ると言う事】は、実質、社会を自給自足出来ない持続不可能な社会構造に作り変えてしまうと言う事です。そればかりか、環境に大きな負荷をかけて、環境、生態系をこれでもかと破壊してきました。短期的な(1世紀スパンの)資源浪費による有り余って処分に困る物資の時代を「物が豊富で生活水準が上がった豊かな時代」と呼んで大げさに歓迎し、その代償に、環境、生態系を破壊してきました。持続可能性はどんどん低くなっています。このままでは現文明は21世紀中に崩壊でしょう。石油化学も原発も、そして遺伝子組み換えも・・世界を脅威に落としめている狂気の科学技術も、大きく言えば(刹那的な)経済成長の為と言えましょう。

ここのサイトでは何度も繰り返し主張して来た事ですが、GDPは、「豊かさの指標」である筈もなく、「浪費指数」と言った方が実態に合っています。
それなのに殆どの政党、候補者は、いまだに「経済再生」を叫んでいます。完全に洗脳され切っています。
「経済再生=持続的な経済成長」 を叫ぶ人々が、日本の政治の舞台、世界の政治の舞台の第一線から退かなければ、成長の限界が近づいてきた現代社会は、確実に崩壊の道を進み続けるでしょう。もう既に、激流の中に入って、崩壊の滝つぼの奈落へと落ちるカウントダウンは始まっているのかも知れません。

「経済再生」=「経済成長を再び」ではなく、消費指数であるGDPを桁違いに減らし、その後、成長の無い「ゼロ成長の定常経済」へ移行すべきです。その機は熟しているのです。あとは時間の問題です。時間との勝負で間に合うかが一番の問題と考えます。

経済再生を叫ぶ人々は、政治家をはじめ、企業のトップも学者も一掃して、「ゼロ成長の定常経済」への移行を!!

勿論今回の選挙では無理でしょうが・・・。このような主張は突然世界にブレイクするでしょう。時間の問題です。そして、時間こそが問題です。
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2013/07/17 00:02】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

経済成長を主張する者
guyver1092
 政治家、マスコミ、財界はすべて「経済成長を再び」と言うことで一致団結しているように見えますね。そのためには将来に巨額の付けを押し付けることを当然の義務(将来の世代がどのような苦しみにのたうち回ろうと構わない。現在の支配者が気持ち良くなるようにすることこそ唯一の正義)と考えているように見えます。
 ちなみに職場の人間に聞いたところ、アベノミクスは消費税増税すればこけるという意見が大勢でした。

 経済成長が正しいと定義しても、私は現在のアベノミクスでは経済成長するはずがないと考えています。

http://gcoe.ier.hit-u.ac.jp/vox/009.html

http://honz.jp/20781

上記のページによると、イギリスの産業革命は、労働者が食料以外にもさまざまな物を購入できる高賃金(購買力が高かった)であったからと書かれています。まず最終消費者が購買力を持っていてこそ経済は成長するのです。まず最初に資本化に金を持たせることは間違いです。資本化に金を持たせれば、消費はせずに必ず投資をします。投資した結果どうなるかと言えば、より多く消費をしてもらわなければならなくなります(投資を回収しなければならないので)。これではいつまでたっても成長はしませんね。
 このような状態の低成長は悪い低成長ですね。最終の消費者の消費は少なくても、中間の生産者(資本家)のところで無駄に消費(無駄になる設備投資)をしています。
 正解はこの無駄な中間の消費を、最終の消費者の消費に振り替えることです。

 真の正解はマイナス経済成長ですが。

Re:経済成長を主張する者
雑草Z
    guyver1092さん

 また興味深い参考のサイトの御紹介有難う御座います。guyver1092さんは、ユニークな面白いサイトをよく見つけられますね!長い記事でしたが両者よませていただきました。

 私は御紹介のサイトに書かれている事guyver1092さんの解釈とはちょっと違うのではないかと思いました。即ち、御紹介のサイトでは、イギリスの労働者が高賃金で、エネルギーが安かったから、労働者に変わる機械の開発が進んだ・・・と書いてあるように思います。
 しかし、guyver1092 さんの解釈では、

>食料以外にもさまざまな物を購入できる高賃金(購買力が高かった)であったから

とあります。私はこれは guyver1092さんの洞察が入った解釈かと思います。そして、guyver1092さんの解釈のほうが、御紹介のサイトよりも実情をよく反映していると思います。

>最終消費者が購買力を持っていてこそ経済は成長

>資本化に金を持たせれば、消費はせずに必ず投資をします。投資した結果どうなるかと言えば、より多く消費をしてもらわなければならなくなります(投資を回収しなければならないので)。これではいつまでたっても成長はしませんね。

の洞察はなるほどと納得致しました。そして、資本家のこの投資こそが、環境破壊から文明崩壊に繋がるスパイラルでしょう。資本主義は、文明崩壊の原動力と言う事です。
 こんな不合理なハスラー的システムを続けている人類は、・・・特に指導者達は、理性よりも刹那的な強欲が勝つのでしょう。

やはり経済再生を叫ぶ人々は、政治家をはじめ、企業のトップも学者も一掃しなければ文明崩壊は避けられないでしょう。



コメントを閉じる▲
2013-07-11 00:02
この春、種やバイオ産業に関する本を3冊読みました。
 まだ肌寒い初春、最初に、『遺伝子組み換え企業の脅威[モンサント・ファイル日本語版]』を読んで、多くの知識を得、モンサントの悪行が想像以上に酷く、モラルハザードの域である事が分かりました。本書は告発本としても非常に名著だと思います。続いて、4月末からの連休に野口勲氏の『タネが危ない』を読みました。日本でただ一店、いまだに固定種を中心に扱っている種屋さんの書いた本です。[モンサント・ファイル日本語版]と重複する分も含め、雄性不稔等を利用したF1品種の作り方など、種に関するまた違った様々な知識を得ました。これまた名著でした。
 初夏になる頃、最後に読んだ『自殺する種』は、この3冊の中では比較的期待していなかった1冊でした。先の2冊とは少し違った先入観がありました。それは・・著者が、日本消費者連盟勤務だった事で、あんまり専門知識のない方の著書か・・?と思った事と、ネットの書評に、「内容が間違いだらけ」とあったからです。一方このネットの書評は逆に本当かどうか確かめる興味も湧きました。何故なら、他の人のレビューは概ね高評価であったにも拘らず、この書評だけ極端に低評価であり、同時に、緑の革命を批判した本書の内容を酷評し、逆に緑の革命をかなり高評価しているので、このレビュアーは、理性の無い人物か、アグリバイオ会社のまわし者かも知れないとも思ったからです。この時点で、このレビューアーは信用ならないとも思いました。この、酷評が、逆に読むモチベーションを高めたとも言えましょう。モンサント批判には、必ずと言っていいほどこの手の輩が湧いて出るようです。実際読んでみて、私の評価も他の多くの高評価と同じように非常に素晴らしい本だと結論します。内容のちょっとした間違いなどは気にならない名著です。

最初の2冊も素晴らしい内容で、購入してまで読む価値が十分にあると思いますが、お薦めを1つだけに絞れと言われれば、躊躇なく、「自殺する種」と答えます。近代化農業の問題点をしっかりと暴き、巨大アグリバイオ企業を告発する著者の勇気と正義感には、信頼が置けると感じました。
確かに、『自殺する種』と言うタイトルなのに、ターミネーター・テクノロジーに関しては、わずかしか書かれていません。このタイトルは、インパクトを強くする為に付けたタイトルかも知れません。しかし、「タイトルに偽りあり」とは思いません。逆にタイトルで損さえしているのではないかと思うほど充実した内容でした。サブタイトルの「アグロバイオ企業が食を支配する」のほうが内容的には合っているでしょうが、それでもまだまだ本書の全容は示せていません。何故なら、内容はターミネーター・テクノロジーを象徴とする、遺伝子組み換え企業の数々の悪行を暴露するばかりに留まらず、種による食の支配戦略、工業的近代化畜産(クローン技術も含む)の大きな危険性、工業的農業の破綻、日本農業の欠点や食の未来の展望(・・近代化農法は破綻し、有機に戻らなければならない・・)にまで及び、環境を考慮した広く高い見地から述べているからです。(現在の世界の指導者に足りない部分です。)この小さな文庫本サイズに、遺伝子組み換え企業の悪行や食の支配、それに対抗する手段としての有機農法などについて有意義な内容が盛り沢山で、それでいて内容的には拡散している感じは受けず、一つの筋があって、引き込まれるように読めました。

先ず最初のほうに、途上国が何故飢えるかの理由を、
「世界銀行が指南して来た開発モデルに従い、IMFの『助言』に従って自給自足農業を犠牲にしていったから・・」と、世界銀行やIMF、WTOを先進国(特に米国)の「回し者」と切り捨てているところから気に入りました。まさにその通りだからです。内容は更に遺伝子の特許化とシュマイザー裁判、破綻に直面する農業の近代化の虚構などへと次々に踏み込んでいき、読み応えがある内容が満載でした。
日本消費者連盟と言う組織も骨がある組織だと感じました。大企業の顔色を伺う今日のマスコミと対極にあり、真実を隠さずしっかりと伝えています。詳しい内容に関しては、本書を読むのが一番です。文庫本サイズで、一挙に読み通せます。それぞれの内容は、ここのサイトで今まで何度か取り上げています。・・・【トレーター技術】、【マッチポンプ企業】、【シュマイザー裁判】【農業の近代化】・・・これからも何度か取り上げようと考えています。安田節子氏のHPも積極的に参考にしていこうと思います。


この書評を書こうと思ったきっかけは、件の低評価の書評です。モンサントなど巨大アグリバイオ企業は、色々な場面で会社に都合の悪い事があると、ネガティヴキャンペーンを張ったりして、汚いやり方をするようです。だからこそ安田節子さんを応援します。この低評価の書評を逆に利用して、本書をもっと世に知らしめたいと思いました。
 また、それとは別に、これを機に、これからも時々書評を書いて行こうかと考えています。


 最後に繰り返しになりますが、以下の3冊
『遺伝子組み換え企業の脅威[モンサント・ファイル日本語版]』 
          (・・・安田節子さんはこちらにも関わっています。)
『タネが危ない』  野口勲著 日本経済新聞出版社
『自殺する種』 安田節子著 平凡社

は、どれも読みやすく3冊とも非常にお薦めの本ですが、一冊絞れ・・・と言うのであれば、私は『自殺する種』を推薦します。
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2013/07/11 00:02】 | 書評 トラックバック(0) |

絶賛暴走中
guyver1092
 現代のバイオ産業による種子が世界を席巻している様子は、私に、板皮類が世界の海を席巻した後、絶滅したのを思い起こさせます。
 板皮類はデボン期末になると、浅い海のほとんどを占めるほどの数でしたが、種類としては数種類ほどしかいなかったそうです。その原因は「それぞれの環境に高度に適応した結果、成功したモデルをよりより効率よく製造するために標準化していったのではないか」と考えられているそうです。これは環境が激変すれば対応できない、いわば非常にもろいあり方で、板皮類の絶滅の原因の一つではないかとのことです。
 つまりは何らかの少数の要素の変化で、世界中の食料が一気に激減する危険が高いということです。
 人類は将来を予測することが出来たので文明を発達させることが出来ましたが、破局を避けるために保険をかけることは(バイオ産業に頼らず種子の多様性を確保しておく)ことはなぜかできないようですね。

Re:絶賛暴走中
雑草Z
    guyver1092さん

 毎度興味深いコメント有難う御座います。感謝致しております。
 さて、今回のコメントの
>、板皮類
とは、聞き覚えの無い名前でした。ネットで調べてみると、確かに古代魚として、辞典などで見た記憶がありました。
guyver1092さんは、随分とマニアックな知識をお持ちですね。
>絶賛暴走中
と言うタイトルも最高に面白いですね。脱帽です。

絶滅理由が、
>「それぞれの環境に高度に適応した結果、成功したモデルをより効率よく製造するために標準化していったのではないか」と考えられている

と言う御紹介の説を、今日の農業、バイオ産業に結びつけて考える発想に、なるほどと頷いてしまいました。

>破局を避けるために保険をかけることは(バイオ産業に頼らず種子の多様性を確保しておく)ことはなぜかできないようですね。

これは、人類が自家採種していたつい近年まではどこでも普通にやっていた事です。一部の強欲な輩が金の力で、多様性を壊してまで儲けたいと言うのが実情でしょう。

 関連して、この『自殺する種』には、一見不必要で持ってない方がいい特異的な遺伝子が生命継承に必要であると言う興味深い例も書かれていました。それは、鎌形赤血球症です。アフリカなどではこの遺伝子を持った人が多く、赤血球の形も鎌のような三日月形になって毛細血管などに詰まりやすく、重症の貧血を起こす病気だそうです。しかし、鎌形赤血球の人はマラリヤにかからないそうです。鎌形赤血球にマラリヤの原虫が入り込むと赤血球に穴があいて原虫が生育する為に不可欠なカリウムイオンが外に飛び出し、鎌形赤血球が自己破壊すると共に中の原虫も殺すそうです。何だかとても凄い話です。
 遺伝子の多様性は生命の継承に必要ですね。環境が大きく変化しても、誰かが持つ特異遺伝子によって生き延び、生命の継承が為されるのですからね。

このような事まで言及されている安田節子氏著の『自殺する種』は、頗る名著です。お薦めです。




コメントを閉じる▲
2013-07-05 00:02
現代資本主義社会で考えられている農業の近代化の目標は、土地、及び労働力あたりの生産性を増大させることでした。そのために、農薬、化学肥料、(大型)農業機械が導入され、品種改良、水利システム開発(大量の水の使用)、単作化が進められて来ました。そして、その結果確かに、(一時的には)土地の生産性も、労働力あたりの生産性も飛躍的に伸びました。
例えば、耕地面積1ha当たりの米の収穫量は、伝統的稲作の1トンに対して近代的稲作では4トン(以上)に増加したので、土地生産性は、4倍(以上)に増加しました。また、耕作の機械化によって、単位収量あたりの投入労働量も5分の1(以下)に減少したので、労働生産性は5倍(以上)になったと言えます。
だからこの「農業の近代化」を高く評価する人は多く、現在も政治家の多くはこの「農業の近代化」に拘っています。そして、いまだに緑の革命が成功したと思っているような連中は、「農業の近代化は、地球上から飢餓をなくすために不可欠である。」と言います。
しかしこれはかなり近視眼的な物の見方です。
例えば、土地と労働力を除いた資材で考えると、農業の近代化は、生産性を酷く低下させたことになります。一定の収穫を得るために投入される資材(種子、農具、肥料など)は桁違いに多くなっているのです。農業機械、農薬、化学肥料、温室資材などの外部資材の購入代金で出費が増えたため、収入が増えても、実収入が増えたとは、言い切れません。日本で言えば、資材購入の為に出稼ぎや兼業をせざるを得ない農家が増えました。「農業の近代化」によって発展したのは、農業では無く、農業に資材を供給したり、農業から原料を受け取り加工する、工業や農業であった・・・と言うシビアな笑えない事実があります。
エネルギー生産性で考えても近代化農業は桁違いに生産性が落ちているばかりか、太陽のエネルギーを食物中に取り入れると言う重要な役割から考えても、話にならない結果をもたらしています。
例えば、アメリカにおけるトウモロコシの収穫に関しては、昔ながらの伝統的農法では、投入エネルギーの10倍ほど(以上)のエネルギーを生産(=太陽エネルギーを固定)しますが、近代的農法ではそれが4倍程度です。(計算法によってはもっと下がるようです。)更にトウモロコシを缶詰にするところまで考えると、缶詰の中のトウモロコシの持っているエネルギーは投入エネルギーの0.1倍ほどになってしまいます。(ジェレミー・リフキン)つまり、トウモロコシの缶詰の生産では、投入したエネルギーの十分の一のエネルギーしか得られない(=太陽エネルギーを固定できない)わけです。これでは石油など「地球のエネルギーの貯蓄」を切り崩している事になります。持続可能な筈がありません。

先に伝統的農法に比べて、近代化農業は、土地生産性で4倍(以上)、労働生産性で5倍(以上)と書きましたが、それは近代化農業導入当初の話です。収量逓減の法則(化学肥料や農薬の使用を始めた当初は、収量は急激に上昇するが、次第に、収量の伸びは頭打ちになり、生産性のわずかな増加のために膨大な肥料や農薬を投入せざるを得なくなる現象。)だけではなく、単作や土壌の化学物質漬けにより、農地が疲弊し、化学肥料を使わなければ作物が育たない荒れ地になってしまうのです。単作による土地の疲弊、 農薬、化学肥料の集中的使用による化学汚染は世界中でかなり深刻な状況になっています。そのためにアメリカ等では土壌の流出が続いています。さらに、欧米型の近代的単作農業は、生物の多様性も喪失させています。農耕地の環境破壊は、非常に深刻な状況です。 

最近、農業の近代化に対する批判と懸念が高まっています。近代化農業は環境を破壊するし、持続可能でもありません。「失敗」と評価する人も増えています。安田節子氏は「農業の近代化は、発展ではなく衰退」と述べていますが、全くその通りだと思います。昔からの伝統的農法・・・人力(や畜力)中心の、有機無農薬農業が見直される時期に来ているのです。

 農業に限らず、『近代化』と言う言葉は、現代社会では歓迎されるムードがありますが、その『近代化』によってしばしば色々な問題・・・特に深刻な環境問題が引き起こされて来ました。『近代化』と言う言葉には踊らされないようにしなければなりません。特に『農業の近代化』は、これまでに世界に取り返しのつかないような大きな環境問題を引き起こしました。そしてこれから更に深刻な環境破壊、食糧危機を引き起こすであろうと考えています。

参考文献;自殺する種  安田節子著             平凡社
参考HP;科学と技術の諸相    豊かな農業とは
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2013/07/05 00:02】 | 農業 トラックバック(0) |

食べ物は無農薬
団塊親爺の遺言
いつも具体的に指摘し判り易い解説でありがとう

私も時々、農家へ直接行き話を聞いています
事態は本当に深刻なものです 果樹農家は
利益が出ず跡取りも継がないのです・・
高齢化した農家は廃業するものが増えて耕作放棄地へ
余りにも病害虫が増え先行きに希望が無い・・

今の農業指導者は何処に居るのでしようね ?

利益のみの追及の農家を束ねる組織は薬剤メーカーと
結託し化学薬剤で生産されたものが私たちの食べ物
当然、私たちに抵抗性や免疫が無くなり様々な病気が
蔓延します いつの間にかひ弱な社会に・・
薬剤メーカーは大儲けです 最後はウィルスの所為に
してお終いの社会 こんな世界に成ってしまいました

無農薬の食べ物は無いに等しく食糧は大企業に支配された
無農薬10年目の私に無農薬栽培農家より協力要請が
来ています 象に立ち向かう蟻一匹ですが人生にこれを
残せた事で忙しくなりそうです


Re:食べ物は無農薬
雑草Z
    団塊親爺の遺言さん

 歴史的な経緯などを知ると、農薬は、必要に迫られて開発したと言うよりも、化学薬品会社が、需要を作り出す為に作ったと思われます。その為に生態系など、地球環境に甚大な悪影響を及ぼしています。無い方が遥かにいいですね。


>果樹農家は利益が出ず跡取りも継がないのです・・

これが農業の近代化の行く末の姿だったようですね。

>薬剤メーカーは大儲けです 最後はウィルスの所為にしてお終いの社会 こんな世界に成ってしまいました

本当にとんでもない事です。薬品会社のマッチポンプもいいところですね。

>象に立ち向かう蟻一匹ですが人生にこれを残せた事で忙しくなりそうです

是非頑張って下さい。相手は巨大のようですが、組織に縛られた利権目当ての烏合の集だと思います。まともな人もいるだろうし、悪の権化のような巨人では無いかも知れませんね。




正解はどこにある
guyver1092
 現代農法が間違っているのは、本文の通りですね。それではどこに正解があるのでしょうか?
 正しい物差しを使って測れば正解は出るはずですね。やはり本文にあるように、エネルギー産出比を持ってくるべきでしょうね。環境負荷も物差しとして必要でしょう。負荷が環境を破壊しては永続性の点で問題がありますね。
 石油等、地下資源が安く手に入ったのが過ちの元と考えます。投入エネルギーと産出エネルギーの価格と言う点で、重大な誤認をさせました。
 これからは安い石油時代が終わるのが真実なら、正しい農業をせざるをえなくなるでしょうね。失敗すれば文明崩壊でしょうが。

Re:正解はどこにある
雑草Z
    guyver1092さん

 農業の近代化は、国が率先して行って来ましたが農薬会社や農機具会社、土建業者の利権が目的だったのやもしれません。・・・結果的にはそうだったと言えそうです。

>正しい物差しを使って測れば正解は出るはずですね。やはり本文にあるように、エネルギー産出比を持ってくるべきでしょうね。環境負荷も物差しとして必要でしょう。
おっしゃるようにこのあたりの事をしっかり評価しなければ、文明崩壊でしょうね。それなのに世界の農業は多国籍企業の刹那的な利益の為に持続不可能な農業を強いられようとしていますね。

>石油等、地下資源が安く手に入ったのが過ちの元

そうですね。環境破壊税を払わずに、石油を湯水のように使ったのが今日の失敗の原因ですね。石油はパンドラの箱でしたね。

 有機無農薬農業に戻らなければ文明崩壊でしょうね。

コメントを閉じる▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。