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2013-02-23 00:01
ここ何年もの間、「国際競争力を高めなければ日本は生き残れない」「落ちた国際競争力を取り戻さなければならない」と言った主張が日本のあちらこちらで沢山見受けられます。特に自民党政権に戻り、アベノミクスなどと経済再生が最も重要な政策のように強調されるようになってからは、国際競争力を取り戻せと声高に叫ばれています。大手マスコミもアベノミクスを持ち上げて国際競争力をつける為に色々と論じています。(実はその手の記事を見つけても、ちょっと読んだだけで続きを読む気が致しません。)
IMD (International Institute for Management Development)のデータによりますと、バブルの頃は世界一だった日本の国際競争力は、バブル崩壊以降下降線をたどり、21世紀に入ってからは、20番台くらいを推移して、辛うじて30番台に落ち込まない状況です。(・・・IMDのデータがそれほど信頼できるとは思いません。順位も算出の仕方によって5番10番くらいは直ぐに変わるでしょう。・・・30番より下になったとしても騒ぐ必要もないと考えます。)
ここで国際競争力の再生を叫ぶ人達は、どんな方策を主張しているのかとネットで検索してみると、
ICT[Information and Communication Technology;情報通信技術]を十分に活用するとか、インフラ輸出を強化するとか、いかにも「切り札」のような表現で論じていますが、それって他の多くの国でも取り組んでいる事でしょう。現在、日本がその分野で他国に秀でているとは考えられません。限られた特殊技術以外では「日本の技術が世界一」と言う時代は終わりました。(・・高度経済成長時代からバブル時代までも、オリジナル技術でずば抜けて秀でていたわけではありません。・・・)バブル崩壊以降、国際競争力を取り戻すべく様々な提案がなされ、ことごとく失敗しています。(小さな成功例も沢山ありますが、国全体としては成功とは言えません。)
技術革新や新たな分野の開拓という、どこの国でも力を入れている方策以外で残る方策は、規制・制度改革という事になります。その内容も様々ですが、資本家、経営者達は、高コストでは国際競争に勝てないと主張して、法人税の引き下げを要求し、更に人件費の引き下げによって製造コストを引き下げようとしています。韓国や中国、インドなどのいわゆる新興国に、技術面でも追いつかれたり追い抜かれたりしている現在、資本家や経営者は抽象的な言葉でお茶を濁していますが、ストレートに言えば、コストカットしなければ国際競争力を取り戻せないと言いたいようです。その証拠に、企業の経営陣は、それらが達成されなければ、会社の拠点を海外に移すと言って脅しています。
コンピュータの導入などによって、商品の品質に差が出にくくなった現在、同じ品質の商品をどれだけ安く売るか・・・が競争のメインになっています。その場合、人件費の高い日本は大きく不利になっています。だから中国や東南アジアの新興国並みにまで賃金を下げる・・・というのが経営者達の言い分です。賃金カットは既にかなり以前より行われていて、ワーキング・プアなど深刻な問題が発生しています。
現在日本は、他国の低賃金の為に国際競争力が無くなったと騒いでいますが、日本自身が低賃金によって国際競争力を付けたと言う歴史があります。1950年代から1970年代にかけて日本が国際競争力を付けて経済大国にのし上がったのは、当時の日本が欧米諸国に比べてかなり低賃金で、勤勉に働く労働者が沢山いた事が大きな要因です。当時の日本製品の多くは欧米の製品よりも品質が良いわけではなく、安いから売れた・・という要素は大きかった筈です。当時の 「安い日本対高い欧米」 という構造が 現在は 「安いアジア諸国対高い日本」 と言う構造に変わった事は大多数の人が共通認識しているところです。

「国民が豊かになる為に国際競争力をつけなければならない」と主張している人々が、「国際競争力をつけるために賃金カットする」と主張するのは主客転倒でしょう。資本家達は、賃金カットによって国際競争力が付いたら、また賃金を上げる・・・と言っているようですが、賃金カットで国際競争力が付いたら、他の国もまた更に賃金カットに動き賃金カットのスパイラルが起こり、賃金のベースがどんどん下がって来ます。・・もう既に起こっています・・経済のグローバル化が進んだ現代社会は、世界中が賃金カットによって国際競争力をつけようというとんでもない動きになっています。
そして、経営陣の役員報酬もカットされる場合もありますが、日本をはじめ多くの国では役員報酬は増える傾向にあります。つまり、国際競争力の強化の本質は、労働報酬のカットであり、そのカットした分を国際競争力を付けるために使うという体のいい文句で、実際に一部は役員報酬に回しているのでしょう。つまり格差是正の体を装って、格差も助長しているのです。
グローバルに過酷な安売り競争をして、労働者の賃金を下げ、輸送に大量のエネルギーを使って環境破壊を促進する・・・国際競争力の強化の本質はこんなところだと考えます。これからの国家として大切な事は、国際競争力をつける事では無く、自給力をつける事です。
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【2013/02/23 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

食料とエネルギーでは…
ST
到底、根本的に「競争力を付ける」のは無理ですし…
技術も細かい品質の差以上に価格が優先になりがちで
競争力が本当にあるものはちょっと見当たりません。
超画期的な資源(エネルギー資源含む)の節約法などが
独自で開発出来た… でない限り技術もドングリ状態…
「殆ど資源がなくても準鎖国状態でイケル方法」とかが
考案されない限り日本はただ節約に邁進するしかない。
段々歴史を遡るが如く、消費削減に努力するのみかと…
正直言って「日本にはもう太陽の恵しか」残されてない。
ちょっと極論かも知れませんがいずれはそうなる宿命…
その辺から「安全保障」を組立て直す時期が来ている。
競争力には「物価水準、購買力平価、ジニ係数とか色々」
関わってくるのでそう簡単には解決付かない問題ですね。
まぁ、これからの日本は“経済戦時下状態”なのかもね…

根本的な問題
guyver1092
 根本には、科学技術の発展の限界がすぐそこにあることでしょうね。現代科学は石油文明ですが、石油文明は石油の能力以上の事は出来ないでしょうから、世界中が同じ条件で同じものを競っても、差をつけることが出来るのは価格だけでしょうね。
 価格で差をつけるために、小泉内閣以来労働配分を削ってきたわけですが、愚かな資本家はそれをすると、内需がその分減ることを全く気付かなかったために、デフレスパイラルになりました。
 まだそれを続けようとは、愚かの極みですね。ただし別の見方をすれば、経済が縮小する政策ではあるので反経済成長としては良い政策かもしれません。

Re:食料とエネルギーでは…
雑草Z
    STさん

 記事の主旨とほぼ同じ内容を、本記事よりも大胆に、しかも的確に表現したコメント有難う御座います。

>到底、根本的に「競争力を付ける」のは無理
>技術も細かい品質の差以上に価格が優先

ここまですぱっと言い切った方が記事としては説得力がありますね。

>「殆ど資源がなくても準鎖国状態でイケル方法」とかが
考案されない限り

望む望まざるに関わらず、いずれ準鎖国状態はしなくてはならなくなるでしょう。だから、少しずつ国内での自給自足を増やしていかなければならないのに、いまだに輸出拡大戦略を考えている政府は自爆政策をしているようです。

>消費削減に努力するのみ

現在もふような消費=浪費がかなり多い状態ですから、消費削減も必要でしょう。

>「日本にはもう太陽の恵しか」残されてない。
ちょっと極論かも知れませんがいずれはそうなる宿命…

日本に限らずこの事を共通認識としなければなりませんね。理性で考えれば当然の事ですし、多くの人が気が付いている筈ですが、政治家や財界人は殆ど全くと言っていいほど顧考慮していませんね。

>これからの日本は“経済戦時下状態”

凄い表現ですね。日本の多くの経済アナリスト達よりも遥かに理性的な洞察だと思います。

Re:根本的な問題
雑草Z
    guyver1092さん

>石油文明は石油の能力以上の事は出来ないでしょうから、世界中が同じ条件で同じものを競っても、差をつけることが出来るのは価格だけ

 これまた本記事よりも根本的な部分を的確に、説得力のある表現をされていますね。

>労働配分を削ってきたわけですが、愚かな資本家はそれをすると、内需がその分減ることを全く気付かなかったために、デフレスパイラルになりました。

日本の労働者は生産労働力でありかつ消費者であるのに、国際競争にばかり目が行って賃金カットに走って国内需要を減らしたと言う事ですね。先ずは内需を賄うのが基本ですね。

>ただし別の見方をすれば、経済が縮小する政策ではあるので反経済成長としては良い政策

この御意見、一番重要ですね。全くその通りだと思います。確かに結果として経済縮小策になります。内需が減って、だからと言って輸出も増やせなくなる・・・日本政府としては最悪のシナリオでしょうが、日本の進む方向としては理想の展開かも知れません。

食糧自給(食糧利用率)の向上法…
ST
エネルギー資源も限られてますのでまず「システムのソフト的な改変」と同時にそれに見合うハードの移行が必要です。
食料業界ぐるみの「コペルニクス的改編」も必要でしょう。
その“基礎”となるのが国民意識の変化なのですが期待薄…
まぁ、虫食いボトムアップ様式でしか変われないのかも。
私としては「プラウト経済的」な新イデオロギー? に収束する
のではないかと予測してます。またそれ以外の好い解決法は無い
のではないかとツクヅク考えている昨今なのですが…
エネルギー事情の逼迫から考えても同様な答えが出てくる…
ただそれが数十年先になるのか否かは「混乱度次第」かも、
人間のやり方次第では折角の療法が思いも因らぬ所で頓挫しかねない、
余程手綱を締めて懸らないといけませんね…
全く違う面で「競争」するしか手がない日本だと思います。

Re:食糧自給(食糧利用率)の向上法…
雑草Z
    STさん

 またまた私の使わない表現での大胆で説得力のある御意見有難う御座います。STさんは造語も得意ですね。

>虫食いボトムアップ様式

という表現は、実現の可能性として、言い得て妙です。

>「プラウト経済的」な新イデオロギー? に収束する

前にもこのような事を言ってらっしゃいましたが、どのような収束なのでしょうか?短くは難しいでしょうけれど、感覚が掴めません。宜しければご説明を!

>それ以外の好い解決法は無いのではないかと
>エネルギー事情の逼迫から考えても同様な答えが出てくる

との事で、興味深いです。

>ただそれが数十年先になるのか否かは「混乱度次第」

このような複雑系カオスに定量的な予測は不可能でしょうけれど、今世紀中という事はほぼ確実に思います。

>全く違う面で「競争」するしか手がない

これも興味深い内容ですが、表現が抽象的で具体的にはどのような競争を考えているのでしょうか?





 

僕も自給力がほしいです。
でなしNo.146
>国際競争力をつける事では無く、自給力をつける事です。

僕も同じ意見です。

今回の記事の賃金カットの話はもっと多くの人に気づいてもらいたいお話です。

企業でも役員クラスの給料は上がっているということにフォーカスすると、リーマンショックの直前までの戦後最長の好景気は「一般人には実感できない好景気」でしたが、この好景気のお金は企業の内部保留と役員クラスの報酬にまわされていたという現実があると思います。

そして、リーマンショック後に被害を受けたのは報酬を受け取っていた役員ではなく、末端の労働者でした。

非正規雇用のクビを切られた人たちに対して、国際競争力をつけるための雇用の調整弁なんていうヒドイお話もありました。

僕らが気づかなければいけない事実の一つに、すでに一般人は「賃金で好景気を実感することすらできない」状況になっているということがあります。

好景気になれば役員報酬が上がり、不景気になれば労働者の賃金(人員)が削られる。
もう一つ言うと、賃金が削られて日本人労働者が辞めた仕事は外国人労働者に回されています。

企業の本音は労働者を切りたくて仕方がない。
特に海外展開してる企業は。


こんなすごい状況の中で、ふわふわ生きている人が多すぎます^^;
なんか耳障りの悪いお話で耳鉄砲になりがちですが、自分の子供が働く頃には、もっとえげつないことになっているでしょう。(会社も環境も。)
こういうお話は、どこかの国の誰かの話ではくて、自分(と子供達)に襲いかかる現実、自分の物語だと受け取ってほしいですし、どんどん広めていっていただきたいです☆

なんだかアツくなりすぎましたが、国家が自給力をつけることはこれからさらに大事になるでしょう。
そして、個人が会社をクビになっても生き残れるような状況を作り出すことも大事になると思いました。

個人の自給力の向上を目的とした互助システムというか、仲間作りというか。
家庭菜園や農家の友達を作るとか、その友達に畑や田んぼを借りて作物を育てるとかでも良いでしょうし。
その辺りはまだ構想中ですが、やっぱり地域コミュニティの再定義ってことになっていくのかもしれないです。

その総体が「国家の自給力の向上」につながると考えます。

「プラウト的…収束、国際競争力」概論?
ST
プラウト的なものに収束…

食糧など国内生産が可能な物に対しては自給率を高め、
エネルギー等自給困難な場合も出来るだけ自給を進め、
同時に節約のノウハウを蓄積しながら持続性を高める。
と言う事だと考えています。

国際競争力…

“その為の”「ノウハウ」を国際競争力の“売り”に
出来るような方法の推進や誘導を行う方向となります。
具体的には再生エネルギー・再生資源の効率的な回し方、
資源の節約や有効な利用方法の新技術の開発等ですね。
それらの“知的財産”を「武器」として収入を得る方法、
それらで内需や外需(含むソフト)を引き寄せる方法です。

実際には…

現在の既得権益でガンジガラメだと推進がかなり困難で
何か「決定的な事柄」がなければその方向へは行けず、
その方向に向く為の「産みの苦しみ」を数度となく体験
しなければならないかも知れません。
方向転換の為のそれ(苦しみ・苦難)が“破局的なもの”
とならないとも限りませんが…

言わずもがなプラウト的なやり方でなくても自給力や
節約のノウハウ等はどの体制でも追求して行きますが
とりわけこれからの資源や人口問題がシビアになり、
問題が多々生じると思われる現代ではより重要かと…

Re:僕も自給力がほしいです。
雑草Z
    でなしNo.146さん

お久し振りのコメント有難う御座います。

>今回の記事の賃金カットの話はもっと多くの人に気づいてもらいたいお話

「技術立国日本」等言われていますが、(そもそも技術力だけで他を圧倒した時代が日本にはあったのでしょうか?)工業技術で他国を圧倒する事は、現代のような情報化社会では中々出来ない事でしょう。新しい技術も直ぐに盗まれたり真似されたりします。コンピュータが他国でも日本と同じ技術力を持つ事を可能にしました。それによって国際競争力の主はコストになりました。
 本文にもありますように、国際競争力をつける為にはコスト削減が必要で、賃金カットがそのメインになっていますね。

>リーマンショックの直前までの戦後最長の好景気は「一般人には実感できない好景気」

確かにこの戦後最長と呼ばれた好景気は、殆どの庶民が実感出来無かったと思います。成長率もかなり小さく、無理に作った感もありましたが、

>この好景気のお金は企業の内部保留と役員クラスの報酬にまわされていたという現実

ですね。一億総中流時代と言われた日本が、この好景気によって格差社会に変わっていったのでしょう。

>非正規雇用のクビを切られた人たちに対して、国際競争力をつけるための雇用の調整弁なんていうヒドイお話もありました。

これはいまだにある悪習ですね。・・というよりも以前よりも酷くなっているように感じます。大きい会社の役員からはっきりと「派遣社員」は可哀そうだけど、雇用の調整の為に正社員にはしない・・・というお話を直接聞いた事があります。

>「賃金で好景気を実感することすらできない」状況になっている

労働者はアメリカ並みに資本の一つとして扱われるようになってきましたね。資本主義の末期症状でしょう。

>こんなすごい状況の中で、ふわふわ生きている人が多すぎます^^;

ずっとふわふわ生きていけるのならば、それはそれでいい事でしょうが、労働者は突然解雇されたり賃金カットされて生活が苦しくなっていく人が多いでしょうね。

>なんだかアツくなりすぎましたが、

でなしNo.146 さんは、賃金カットの話や格差社会になった日本に関して大きな危機感を持っていらっしゃるようですね?おそらくアベノミクスにも大きな憤りを持っていらっしゃるのではないでしょうか?本日(2/5)アップの記事、【アベノミクスの功罪】にも是非ともコメント下さい。

>個人が会社をクビになっても生き残れるような状況を作り出すことも大事

そうですね。現在、多くの業界で企業の再編が為されていますが、合併吸収が進み、寡占の大企業の時代になってきています。(独占禁止法は作動しているのでしょうか?)大企業に所属しなければ生き残れない方向に進んで欲しくないものです。その為にはやはり

>個人の自給力の向上を目的とした互助システムというか、仲間作り

は大切ですね。「半○半農」が増える事が望ましいですね。

>その辺りはまだ構想中ですが、

構想がある程度ま止まったら教えて下さい。

Re:「プラウト的…収束、国際競争力」概論?
雑草Z
    STさん

 丁寧なご回答有難う御座います。
    
 私とSTさん は、目指すところは一緒ですがアプローチの仕方、方法が少し異なるのかもしれませんね。STさんのアプローチは、私から見て斬新なものが多く、参考になります。

私はプラウドに関して学んだことが無いので、感覚が掴めなかったのだと思います。

>それらの“知的財産”を「武器」として収入を得る方法

個人レベルでは十分に可能でしょうが、国家としてはかなり難しいでしょう。でも、日本のアニメやゲームは知的財産権として、大いに収入を得ていますね。

>何か「決定的な事柄」がなければその方向へは行けず、

一昨年前の原発震災でさえ、パラダイムシフトに向かうきっかけにはなりませんでした。このままではもっと大きな時代の荒波にのみ込まれそうです。

>方向転換の為のそれ(苦しみ・苦難)が“破局的なもの”とならないとも限りませんが…

これは非常に危惧されるところです。人類は破局が始まるまで気が付かない愚かな存在なのでしょうか??



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2013-02-17 00:01
朝、ラジオで「本日の話題は中国の経済成長を大きく妨げるブレーキについて」みたいなことを言っていたので、何を言い出すのかと聞いてみると、なんとそれは一人っ子政策とのことでした。
そのNHKラジオの放送で、解説委員がしたり顔で(・・ラジオですので顔は見えませんが、声の調子で・・)次のような事を言っていました。

一人っ子政策によって、労働人口が減り、さらに大切に育てられた一人っ子は、教育水準も高くなり、労働賃金も高くなってきた。こうして国際競争力も落ち、世界第2位の経済大国にまでなった中国の経済成長の妨げになっている・・・。

あまりにも酷いどうしようもない発想だったので、後から更にネットで検索してみると、

中国の失速は、中国依存度が高い日本や世界経済へも甚大な影響を及ぼす。仮に一人っ子政策を撤廃しても、それだけでは出生率の回復には力不足で、中国の将来に対する楽観的な見通しは大幅な修正が必要

等とさらにとんでもない事を問題視しているビジネスサイトもありました。【中国労働人口、年内に減少へ

このサイトの極めつけは、

少子化が急速に進む中国が、いつまでも高成長を続けるというのは幻想にすぎない。

という1節に凝縮されるでしょう。いくら経済成長の呪縛に洗脳されているとは言え、こんなお馬鹿な事を言う輩(・・「研究者」という肩書き・・)がいるのです。少子化になろうがなるまいが、いつまでも高度経済成長を続けられる国なんてある筈も御座いません。そんな「幻想」を抱いている人がいるのでしょうか?・・・そもそも高度経済成長は素晴らしい事でも目標にすべき事でもありません。それどころか、持続可能性を潰し人類を破滅に導く概念です。

人口増加による食料不足、資源の枯渇、環境の破壊等のほうが遥かに深刻な問題なのに、現代社会は少子化で経済成長出来ない事が大問題・・・等と経済中心にしか考えられない愚かな人々で世界は溢れているようです。「労働賃金が高くなって国際競争力も落ちる」というのも、資本家、経営者側の理屈です。「国際競争の為」という名目で労働賃金を切り詰めて、実際には経営者の儲けばかり増やしている社会が理想な筈がありません。

中国では1950年代に、人口を抑制しなければ食糧難・就職難に陥り、環境に悪影響を与え、人口の増加が経済発展の成果を帳消しにしてしまうと危惧する声があがり、1960年代にはいくつかの都市で実際に計画出産の政策が採用され、70年代末から中央政府が全国的に一人っ子政策を推進し始めました。以降、30年以上にわたり一人っ子政策を継続している中国は、人口増加の抑制に成功した国だと言われています。【やめられない一人っ子政策
人口の年齢構成比率など様々な問題もあると言われていますが、私もこの一人っ子政策は概ね評価しています。20世紀の後半の中国は10年足らずで、1億人以上増えていきました。このように10年もかからずに日本一つ分の人口が増える状態こそ恐ろしい事です。

人口膨張によって起こる食料不足や資源不足、環境破壊は、人口が増え続ける限り絶対に回避できない問題であり、破局に至る事は明らかです。一方、一人っ子政策などによる少子化によって起こる問題は、人口が増え過ぎた現在、必ず乗り越えなければならない問題なのです。

人口が減れば経済成長が出来なくなるから大変だ、経済成長の為に人口を増やし続けろ…みたいな経済成長至上主義者で溢れた現代は、つくづく狂った時代だと感じています。近い将来、こんな狂気の時代があった・・・と言われることでしょう。それが瀕死の状態で言う事にならなければいいのですが・・。
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【2013/02/17 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

主流の思考方法
guyver1092
 このような思考方法が主流であるからこそ、反原発を訴える政党は捨てられているのでしょうね。何を犠牲にして経済成長しているかを認識できている人はほとんどいないのでしょう。もしくは認識していても、政党を選ぶのは別の基準で選ばなくてはいけないと洗脳されているのか。
 原因は何かはわかりませんが、日本人は真に必要な選択をできなかったのですね。次の機会には選べるのでしょうか?


Re:主流の思考方法
雑草Z
>何を犠牲にして経済成長しているかを認識できている人はほとんどいないのでしょう

これは酷過ぎる状況ですね。日本に限らず現代人の多くは、集団で破局への道を突き進んでいますね。根本問題は、経済成長の呪縛ですが、ちょっと考えればおかしい事には気が付く筈ですが、公理のように「経済成長を語る経済学者、政治家、財界人からはまともな理性が抜け落ちていますね。

現行の選挙のシステムでは難しいでしょうね。

やはりトップダウンは絶望的…
ST
な方法だとすれば私たちはどんな選択をすればいいか?
他の方法が「ボトムアップだ」とすれば何が適するのか?
例えば「個人的な領域だけでもプラウト志向に変える」とかで緩和する事が出来るのか? それが拡大すれば解決の道に
なるのか? とか色々考えが出てきますが…
ポトムアップでの方法と言っても地道にやるしかないし…
じっくり浸透していくのを待つしかないのでしょうかね。
「経済成長第一主義」から“ポストそれ”への転換は困難?


Re:やはりトップダウンは絶望的…
雑草Z
トップダウンもボトムアップもそれぞれ効果的は期待できる方法だと思います。日本の現行の選挙制度では、財界や経団連大企業の傀儡政権になる場合が殆どで、脱経済成長の方向に舵を切る事は難しいでしょうね。独裁国家のほうが、そのような思い切った政策転換が可能でしょう。
 キューバやラテンアメリカの国家は大きな可能性を秘めているかも知れません。ドミニカ共和国のポアキン・パラゲールは独裁者の理想形の一つだと思います。
【パラゲール再び!】2007-09-25
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-220.html

>「経済成長第一主義」から“ポストそれ”への転換は困難?

今世紀の遅くない時期に転換せざるを得なくなるでしょうが、「大きな犠牲」の後になる可能性が高そうで怖いです。

心が腐っている
ほとけの提言
昨年の衆議院選挙で、共産党の「経済発展が重要」と言う政策を何度も、問いただしてみましたが彼ら自身、固執していて議論になりません。(根拠なしで)経済が下がれば貧困になり、軍国化に移行する(世界の常識)などと言っていました。環境問題には一切触れません。フエイスブックで常に唱えても、今の便利な生活を、変えたくない様子で私の投稿を見て見ぬふりです。心が腐っています。腐っているので果物みたいに伝染するのです。いつか、どこかで大変な事柄が起きたら目覚めます。その時がチャンスだと思います。その時のために、今から準備しておく事しか対策はないと思います。自分自身で、自然循環形生活を実践しながら・・・・・

Re:心が腐っている
雑草Z
    ほとけの提言さん

 共産党への質問、お疲れ様です。「経済発展が重要」などと言っているようでは、折角脱原発を早くから掲げていた共産党でも文字通り話になりませんね。旧態依然とした自民、民主と根で一緒です。右だろうが左だろうが、現在大多数の経済成長を掲げている政党は、愚の骨頂ですね。
「心が腐っている」という表現が適切かどうかは疑問ですが、洗脳され切っていると言う事ですね。

>いつか、どこかで大変な事柄が起きたら目覚めます。

そうですね。まともな理性があれば、現状だけでも十分に気が付かなければならない事でしょう。この期に及んで「経済成長」の呪縛から逃れられない人々は、狂気の沙汰です・・・それを「心が腐っている」と表現されたわけですね?

>その時がチャンスだと思います。その時のために、今から準備しておく事

はい、その通りですが「大変な事」は連鎖するでしょうから、「その時」が「既に手遅れ」にならないで欲しいものです。綱渡りのような状態になりそうです。

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2013-02-11 00:02
~何故平気でいられるのか?~

 日本に限らず、世界中の殆どの国家が、いまだに「成長戦略」を政治、国家戦略の重要な部分に置いています。それにもかかわらずバブルの崩壊やデフォルトなどの経済危機が世界的な広がりを見せています。世界中の多くの自然が消滅し資源も減少しています。そして何よりも資源の開発と浪費によって、深刻な環境破壊、環境汚染が地球の至る所で起こっています。様々な問題が対症療法的にしか解決されずに肥大化されて先送りされて来ました。資源の奪い合いも激しくなってきています。毎年毎年数え切れないくらいの生物の種が絶滅しています。そう、成長の限界に達した今世紀は、様々な危機が互いに絡み合って次々に【複合大崩壊】が起こるでしょう。様々な要因が複雑に絡まっているとも言えそうですが、簡単に言えば、根本原因は、「工業化」と「経済成長主義」でしょう。
何故人類は、高々数百年前に始まった工業化と経済成長を絶対視するのでしょう?・・・人類の持っている楽観主義は一つの大きな要因でしょう。【短い経験】に描いたように「いつの頃からかは分からないけれど、現在まで人類は進歩を続け、世界経済は成長を続けてきた。これからも浮き沈みの波はあっても、科学は進歩し続け、経済も成長し続ける・・・」みたいな進歩と成長神話が漠然と人々の心にあるのでしょう。

石川英輔氏は『大江戸リサイクル事情』の中で次のように表現しています。
「人間の判断力とは、ある傾向が3年続けば当分続くと思い、5年続けば半永久的に続くと思い、十年続けば未来永久に続くと思う程度の浅はかなものである」
定量的な事を言及する事は困難ですが、妙に言い得ています。
 日本でば、いまだに「高度経済成長期」と呼ばれる時代を追いかけているような感じです。バブルもはじけて20年以上経ちますが、それでも「我が国は、経済大国であり、工業立国の先進国である」と大部分の国民が「自覚」しているようです。成長戦略としてのお馬鹿な景気対策をいまだに国を挙げて行っています。(新政権は、財政政策、金融緩和、成長戦略の「三本の矢」なんて旧態依然としたを言っていますが、その矢は飛ぶ方向も定まらず、多くが国民めがけて飛んで来るでしょう。)

現代人の壊れた感覚】で、持続可能でない異常な浪費社会に生まれ育った現代人の、自然の摂理に対する感覚が麻痺し、欠如した人々を描きましたが、石川英輔氏は『大江戸リサイクル事情』で、「大変な事になるから起こる筈が無い」という因果関係が逆の本末転倒な狂った発想をする現代の人々を紹介しています。
バブル時代の「日本の土地価格は上がり続けて値下がりしない」という土地価格神話の根拠を銀行家は「日本の産業は成長を続けるしかないから、面積の増えない土地は値上がりするしかない、万が一それが行き詰ったら大変な事になるから、政府は何とか行き詰らないような政策を続けるだろう」のように言っていたそうです。・・おそらくこれで、原発の5重の防御壁…のように経済成長や土地価格は完全防御されていると思っていたのでしょう。つまり、日本人は勤勉で日本製品もいいし技術の蓄積もあるから日本の経済は強い・・万が一危機になったら直ぐに「強い政府」が財政、金融政策で何とかしてくれる・・・と考えていた人々ばかりだったのでしょう。・・・しかしそれは、原発の5重の安全防御壁のように簡単に破れてしまったのです。

またある学者の講演で
「太陽エネルギーだけでは今の数分の一の人口しか養えない。森の思想とか植物の思想と言う人は、そこへ行く前に何十億もの人間をどう始末するか教えて欲しい」と話していたので驚き、「正直、教えて差し上げる気にもならなかった」と述べています。
この学者の発想は、ステレオタイプの経済成長主義者、原発推進者などの発想です。ここのサイトにも似たようなコメントをよこす輩が時々います。完全に自然の摂理に対する洞察が欠如しています。物質的にほぼ閉じた系である地球は、外部から入ってくるエネルギーは太陽光だけなのですから、望む望まざるに関わらず、最終的には太陽エネルギーの範囲で暮らさなければならないわけです。それを考慮せずに地球の中で「エネルギー開発」をして、地球の資源のポテンシャルエネルギーを使えば使うほど、資源は枯渇に向かい、地上のエントロピーは増加して、地球は汚染されるのです。それなのに現代の多くの政府は、この学者の理屈のように考え、次々にエネルギーを開発し、一時的に食料を増産して更に人口を増やし、問題を肥大化させて先送りしているだけです。

現代社会に住む人々は、短期的に成功した工業化経済成長社会の現代社会は、過去数十年続いた「実績」から、永遠に続くと考えていて、危機が訪れても、政府が何とか対策を講じて続けさせてくれる・・と、特に意識しなくても漠然と考えている人が殆どでしょう。
でも、理性で考えればそれは不可能な事で、このままではいつか制御不能な崩壊が始まるでしょう。だから、出来るだけ自然を残して環境を汚染せず、「その時」に備えるべきです・・。

話はちょっと脱線しますが、小学校に入学の頃、・・2,3年生になっても・・小学時代はまだまだずっと続く・・・と「半永久的」な感じがしたものです。それが、6年生の卒業式当日になってやっと、小学生活にも終わりが来る事を実感しました(笑)・・・本当に最後の最後まで、人間は「終わり」を実感出来ないものかも知れません。それが必ずしも悪いことだとは思いません。逆にいい場合も沢山あるでしょう。しかし、もしも確実に悪いことが起きると知っていたならば、全員避難している事でしょう。問題なのは、「破局」がいつ訪れるか分からない事と、本当に破局がやってくるとは実感出来ない人が大部分であると言う事です。・・理性で考えれば確実にこのままの経済成長はあり得ないのに・・・
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【2013/02/11 00:02】 | 思想・価値観 トラックバック(0) |

因果関係が逆
guyver1092
「大変なことになるから、起る筈がない」
 ほとんどの人がこのようなたわごとを信じていましたね。バブル真っ盛りのころ、どこかの企業の重役のたった一人が、これはおかしいと主張したところ、首になったとどこかで読みました。
 子供のころ、テレビの何かの喜劇で「世界をボクを中心に回して!」というセリフで笑わせるシーンがありましたが、バブルのころは「物理法則を人間の都合で変更させて」と言っているに等しい主張がまじめにされていました。
 件の重役はまだ首にされ続けているようですし、喜劇はまじめなドラマと解釈されているようですね。
 バブル崩壊後20年たっていますが、「不況は永久に続く」という人はどこにもいないのは不思議ですが。


Re:因果関係が逆
雑草Z
>「大変なことになるから、起る筈がない」

これを私は『本末転倒』と表現しましたが、正確に言えば、
guyver1092さんの表現されたように『因果関係が逆』ですね。本文も修正させて頂きます。有難う御座います。

>バブル真っ盛りのころ、どこかの企業の重役のたった一人が、これはおかしいと主張したところ、首になったと

これは非常に興味深いエピソードですね。当時の殆ど全ての経済アナリストよりも遥かに理性と洞察力のある唯一の優れた重役だったわけですね。彼はおそらく、おかしいから、投資を控えるべきであるとか主張したのでしょう。彼の主張通りに会社が投資を控えていれば、その会社も損失を抑える事が出来たのではないでしょうか?・・・つまり優れた理性を持ち、結果論としても正しい事を主張した唯一の重役を、バブルが続くと考えたその他の愚かな重役達によりクビにされたわけでしょう。酷いものです。

>件の重役はまだ首にされ続けているようですし、

彼について、その後の事などもっとご存知の事があれば、是非教えて下さい。これぞ、エコノミックファシズムでしょう。

>「不況は永久に続く」という人はどこにもいないのは不思議ですが。

ごもっともな発想です。今も「バブルよ再び」と柳の下の泥鰌を願っている強欲な人が沢山いるのでしょう。今の日本の政府もそのステレオタイプです。今の日本で再びバブルを起こすのは難しい事ですし、仮にまたバブルを起こせたら、その後にもっと悲惨な未来が待っています。バブルなんて起こしている場合ではありませんね。



破局の型
ほとけの提言
「破局」がいつ訪れるか分からない事と、本当に破局がやってくるとは実感出来ない人が大部分であると言う事です。→

私も、その事をフェイスブックで毎日訴えていますが、友達260名のなかでも分っていただける人は数名しかいません。できる限り、その事に気が付いてもらいたいのですが、戦後長い間の教育、マスコミ等による洗脳で目を覚ましていただけません。破局がどんな型でくるのか分りません。できる事なら化石燃料の枯渇、経済の破綻くらいで破局が来る事を願います。その他の破局例えば、核戦争、地球環境の破滅等生物が滅亡するような破局は最悪です。終わりです。

Re:破局の型
雑草Z
>友達260名のなかでも分っていただける人は数名しかいません。

う~ん、そんなもんですか?彼等は短い過去の経験を元に、若しくは、
>「大変な事になるから起こる筈が無い」
という人類の力を過信した思い込みで、当分は(何千年か?、何万年か?、それ以上かは)人類は安泰だと漠然と思っているのでしょう。それ以上のまともな根拠は無いでしょう。
もっとも、彼等からすれば私たちが杞憂で終末論を唱える悲観主義者か何かだと思っているのでしょうね。

>できる事なら化石燃料の枯渇、経済の破綻くらいで破局が来る事を願います

『2050年は江戸時代』のような甘い破局は中々ないでしょうね。石油の枯渇の前に経済の破綻がやってくるでしょうが(・・日本の現政権のままでは間近かも知れません。)核戦争が起こらずとも、愚かにも無計画に作り過ぎた原発は、事故が起こらずとも放射能漏れは避けられない事でしょう。現在、森林もどんどん減っているし、陸地も海も汚染が半端ではありません。毎日絶滅している生物の種も、異常に多いペースです。かなり悲惨な破局が訪れると考えられます。
破局の型は、はっきり分かりませんが、本文にも書きましたように複合型の崩壊になると考えています。

RE:件の重役はまだ首にされ続けている
guyver1092
 このエピソードについては、これ以外は全く知りません。いまだ首にされ続けているというのは、このような先見の明をもつ人なら、国の国家戦略を練る部署にスカウトして、中心となって働いてもらうべきところを、政府は、あろうことかもう一度バブルを起こそうなどという狂った政策を取っていることにに対する皮肉です。

Re:RE:件の重役はまだ首にされ続けている
雑草Z
>政府は、あろうことかもう一度バブルを起こそうなどという狂った政策を取っていることにに対する皮肉

なるほど、guyver1092 さんのいつものブラックジョークですね。今回は皮肉とは気が付きませんでした。

今の政府は本当にもう一度バブルを起こそうとしているのですから、非常にお馬鹿ですし、それを支持する国民が多い事にも失望します。今回の政策によって、見掛け上の「経済成長」があっても、それは税金の投入で大企業を儲けさせたに過ぎないでしょうね。投入税金以上の効果は望めず、格差を広げるばかりでしょう。国はデフォルトになる危険を背負ってまで、搾取主に税金をばら撒きたいようですね。

百年もたない
地下水
 今気になるホーキングの話です。「今のオーバーテクノロジーで文明は環境を破壊して百年もたない。予測では二百万の文明が宇宙にはあるが、同様に百年もたないので、互いに通信する間が得られていない。」
 気になります。(^^;

今から100年もったとして…
ST
マルコーニが電波の発射を成功させたのは100年ちょっと前、それを考えると200年程度で「崩壊」と言う事なら
大体言われた事は合ってると思うのですが、しかしねぇ…
オーバーテクノロジーに到達して例えば「核戦争」となり
どうにか“復活の日”から立ち直る文明がもしあれば…
電波ででも「通信出来る」とは思いますよ。
それよりも「文明の進み方」が違いすぎて片方にとっては
電波でさえ「過去の遺物」のため困難なのかも知れません。
それにしても「ローテクで数万年以上続いてきた」のに技術が進んだら数百年に寿命が縮んでしまうとしたら“技術”って人間達は「一体何の為に」発展させて来たのでしょうね。

Re:百年もたない
雑草Z
    地下水さん

 私も以前より百年は持たないと考えています。今世紀に文明崩壊は始まると考えています。ここのサイトの記事で何度も言及しています。
【複合大崩壊】2012-02-17
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-618.html
とか、
【21世紀に文明が崩壊する根拠】2010-03-09
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-481.html
とかで、はっきり言及しています。ホーキング氏は、有名な研究者ですから、発言にインパクトがあると思いますが、理性のある人の多くがこのままでは21世紀中に文明崩壊に至ると考えているのではないでしょうか?

>オーバーテクノロジー

という表現は、現状をしっかりと表現していると思います。さらに付け加えれば、安全性も確認されていない、費用対効果さえ破綻している似非テクノロジーのオン・パレードです。

>予測では二百万の文明が宇宙にはあるが、同様に百年もたないので、互いに通信する間が得られていない。

私はこの予測はまともな根拠のないでたらめな数値に感じます。データがないので統計的な推測も生物学的なアプローチも不可能でしょう。


たとえば、200万の文明があったとしても、それらの文明全てが百年持たないとは言えないでしょう。それぞれ条件も違うし、みんな持続不可能なところまで突き進むほど愚かと言い切れるのでしょうか?・・この発言はブラック・ジョークではないでしょうか?・・・もしホーキング氏が冗談抜きでそう考えているのなら、私はホーキングさんを信用できません。パラノイアだと考えます。  

Re:今から100年もったとして…
雑草Z
    STさん

 上のコメントにも書いたように、私は文明の衰退は、100年どころか今世紀末まで持たないと考えています。
ただ、「100年もつ、もたない」の解釈にもよりますね。
私は
「人口も経済も制御不可能な縮小をして、文明が衰退する」
といった意味で言ってますが、

「人類が一人残らず絶滅する」という意味ならば、確実性は低くなると考えます。さらにシビアに「地上の生物が全て絶滅する」という意味ならば、今世紀中にそこまではいたらないでしょう。

>「ローテクで数万年以上続いてきた」のに技術が進んだら数百年に寿命が縮んでしまうとしたら“技術”って人間達は「一体何の為に」発展させて来たのでしょうね。

 そもそも、発展ではなくて「破局に向かって突き進んでいた」と言えるかも知れませんね。発展の仕方が間違っていたのでしょう。このことは、記事にしたいと考えています。


 

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2013-02-05 00:01
以前、テレビのニュース番組か何かで、都心のビルの地下で人工の光を用いて植物を栽培しているというレポートを見たとき、
「これで都心でも二酸化炭素も減らすことが出来、地球温暖化対策にもなりますね。」みたいなことを取材した女性レポーターが締めの言葉として発した時には唖然としました。こんなお馬鹿な事を言う科学的感覚の無いアナウンサーの言葉、を見ていた視聴者(子供たち)が信じたら、大変です。
 二酸化炭素温暖化仮説がおかしいとか言う話ではありません。エネルギーに対する基礎的な感覚という事です。例えば、火力発電で得た電気で人工の光を起こしたとして、その光を当てた植物が光合成の為に吸収するCO2の量は、火力発電の為に放出するCO2の量と比べて遥かに少ない筈です。これは投入エネルギーと放出エネルギーの関係から考えて明らかです。(後ほど説明)・・・それとも、『だから原発を』・・・でしょうか?ブラックジョークの世界です。

最近またどこかの大学の農学部の研究室のLEDを使った野菜作りが紹介されていたので、どんな事言うのか見てみました。LEDを使って波長をある程度そろえて(光の色をそろえて)効率よくやれば、露地栽培の野菜の何分の一の期間で野菜が育つとか・・・。LEDをメーカーと共同開発して、長持ちするLEDを作ったとか・・。こう言う事を実験調査では無く実用として考える農学者はもはやマッドサイエンティストだと思います。・・・日本も世界もマッドサイエンティストで溢れています。

ネットでも「日本のこれからの主力産業は、野菜工場だ」みたいなものを見つけましたので、さらに調べてみると今ビジネスとしてかなり注目されているようです。あの原発を推進していた経済産業省が植物工場も推進しているようです。あたかも経済産業省は本気で日本の破滅を目論んでいるかのようです。生きている植物を育てるのに、若しくは農作物を作るのに「工場」という言葉を使う事には違和感・抵抗感がある人は私以外にも沢山いると思いますが、その話題はここの主題ではないので止めときます。

植物工場でも 太陽光利用型と 完全制御型 があり、
太陽光利用型のほうが無農薬栽培は無理で  
閉鎖空間で人工光を用いた完全制御型のほうが、無農薬で出来て、コスト面を除けば優れている…のような事が書かれていたのには驚きました。
当方もここで問題にしたいのは、人工光を用いた植物栽培ですので、
以下人工光を用いた完全制御型植物栽培に話を絞ります。

 人工光を用いた植物工場のメリットを読んでみると
天候に左右されずに狭い土地で大量生産、 
無農薬、新鮮、清潔等高付加価値作物の安定供給・・・
などとあります。確かに短期的にはそのメリットは嘘とは言えないでしょう。
さらに
問題点はコストが高いから採算が合わない
とあります。・・・それは当然です。
しかし、それに続き、コストダウンして何年か後には実用可能としています。…高コスト新技術導入の際のお決まりの文句です。更に続けて
植物工場をモジュール化、標準化して、初期投資の壁さえ越えれば、採算は合う・・・とさえ書いてあるサイトもありました。
「えっ」
人工光を用いた完全制御型植物栽培が、採算が合うと言う事は、最初に出した地球温暖化対策と言ったレポーター並みにとんでもない事です。
熱力学の法則の名を出すまでもなく、エネルギー収支はマイナスである事は明らかです。つまり、発電の為に投入されたエネルギーよりも作られた電気エネルギーは小さいし、その電気エネルギーを投入されて作られた光のエネルギーは更に小さく、その光のエネルギーによって光合成で作られた炭水化物に蓄えられたポテンシャルエネルギー(化学エネルギー)は更に小さくなります。ロス(排熱)があるから当然のお話です。1段階ごとに指数関数的に減っていきます。
極端な例になりますが、こうやって人工の光を当てて育てた植物をバイオマスとして(燃やして)作った電気エネルギーだけを工場に再投入したら次に育てられる植物の量は極端に少なくなるでしょう。超縮小再生産しか出来ません。
光合成には、生物の活動のエネルギーの根本となるエネルギーを生態系に注入すると言う、地上の生物にとって非常に重要な働きがあります。いくら生物の活動のエネルギー効率がいいと言っても、これらの生物の活動のエネルギーは、それぞれの生物の活動の段階で、使えないエネルギー(排熱)として出される訳ですから、絶えず外部から使える新たなエネルギーの注入が必要です。それが光合成です。光合成無くして生態系の循環はあり得ません。この光合成を太陽で無く、地球の貯蓄として存在するポテンシャルエネルギー(・・このような表現にしたのは、炭化水素[化石燃料]の化学エネルギーのほかに、原子内部のポテンシャルエネルギー原子力も考慮したからです。)を投入すれば、地球の貯蓄が減るだけでなく、地球のエントロピーが増加し、地球は汚染される一方です。地球のポテンシャルエネルギーを投入しての植物栽培は持続不可能と言えましょう。
では、太陽光発電や風力発電で発電した電気エネルギーを植物工場に用いる場合はどうでしょう?・・・・太陽の光のエネルギーを一端他のエネルギーに変換して、更に電気エネルギーに変換して、光のエネルギーに変換して戻すまでにどれだけのロスがあるでしょう?先ほど議論したように指数関数的に減ってしまいます。そのまま太陽光を使うほうが何倍も有効に使えるのです。  もしもLEDを使った方が、色(波長)を選べて効率が良い・・・と言うなら、場合によっては太陽光を直接フィルター等を通して波長帯を限定すればいいだけの話でしょう。太陽光を一端他のエネルギーに変換して、電気に変換してまた光に戻すのは愚の骨頂というものです。科学の威力を示す為に、非効率を追及しているようなものです。
 以上、だからこそ植物の光合成は、太陽光でやらなければなりません。

そして、その方が採算性もずっといい筈です。・・いや、それでも現代の露地栽培、ハウス栽培よりも採算がいい・・・というのが本当なら、それは現代農業が土での植物栽培でもエネルギーを投入し過ぎであると言う事です。・・残念な事ですがそれは十分にあり得る事です。植物栽培にまで石油をどんどん使う暴挙が普通に為されているのが現代農業です。その作物が光合成で得た太陽エネルギー以上に地球のポテンシャルエネルギーを投入して作物を作っている現代農業は、直ちに改めなければ、石油の不足が食料不足・・と言った事態になります(・・今のままでは実際になるでしょう。)農業の近代化がそこまで農業をドーピングしてしまったのならば、農業の近代化は大失敗という事になりましょう。

地上に降り注ぐ太陽光は十二分に光合成に利用させるのが最優先でしょう。こうやって取り入れた太陽光のエネルギーで、人類の食料が作られている事は勿論、これが生態系の循環のエネルギーの大本です・・・勿論、光合成に利用されない分も、「暖める」という作用そのものが、生態を暖め、生物を活動できるようにもしています。地球外の太陽エネルギーで、地球の生態系の循環をさせていると言う素晴らしく完璧な仕組みの地球の循環を、お馬鹿な植物工場や近代農法で壊してはならないのです。
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【2013/02/05 00:01】 | 太陽エネルギー トラックバック(0) |

昔読んだ本
guyver1092
 1989年発行の「地球環境・読本」でこの野菜工場についての文章を読んだことがあります。
 おっしゃるように、エネルギー浪費であると言っています。
 野菜工場の利点の嘘についても書かれています。
1 急速成長させればさせるほど、栄養分が少なく、不味い。
2 無農薬にするためには、外界と完全に分離する必要があるが、収穫、種まきするときは、必ず外界とつながってしまう。いったん病原菌、害虫に侵入されると、病害虫にとっても良い環境なので爆発的に増える。
3 現代の規格に合う物しか売れない流通システムの中では、歩留まりが悪くて商売にならない。
※規格に合う物が、3分の1以下しか取れない。

 1989年から研究していてモノにならないのは、致命的な欠陥があるからだと判らないのでしょうか。

ハッキリ言えば…
ST
同じお金を照明用LEDの効率化研究や太陽光発電用セルの効率向上とかのほかの使途にしたほうがいいですよ、全く…
しかし大多数の人はマスコミの表面的な報道、情報で「洗脳」されまくってます。ちょっと理科系の知識があれば見破れるのに、理科離れと相まって誠に嘆かわしい事ですねぇ…
これからもこれらを「打破」しないと未来は無いですね。

Re:昔読んだ本
雑草Z
    guyver1092さんの読まれた

>1989年発行の「地球環境・読本」

は、私も全記事隅々まで読んだ筈でしたので、早速見直ししてみたら、確かに記事はありましたし、私が引いた線も残っていましたが、本書に記事があった事はすっかり忘れておりました。そして、guyver1092 さんが御指摘された野菜工場の嘘についても、記事の指摘は今でも大筋であっていると思います。著者は工学者のようですが、土にも拘っていて、いいなと思いました。御指摘有難う御座います。
 この記事で抜けている重要な点を今回の私の記事が描いていて、丁度補えて良かったと思います。それは、光合成は太陽光でやる事に大きな意味があると言う事です。地球外部から入ってくる太陽光を光合成のエネルギーにしなければ、光合成も地球のエネルギーを浪費する事になってしまうと言う事です。これこそ持続可能なエネルギー、生態系の循環の基本でしょう。

Re:ハッキリ言えば…
雑草Z
    STさん

 光が少なくて済む植物・・・種を挙げよと言われれば詳しくないので分かりませんが、コケ類とか藻類、シダ類等でしょうか?・・・が、家の中まで入ってくる光や、家の照明でも育っている…くらいなら許容できますが、光合成の為にわざわざ光を当てるのは愚の骨頂ですね。

>マスコミの表面的な報道、情報で「洗脳」されまくってます。

それも大いにありますが、やはり国がずっと推進して補助金まで出しているから駄目なのでしょうね。官僚のお馬鹿な政策にはしっかりとペナルティを課すべきです。責任を取らせるべきですね。

植物工場の休業
地下水
 また恐ろしい事に、雑草Z管理人さんの予測が一つ現実になりました。京都北部の植物工場が一つ休業しました。
 6人の地域の作業者は全員解雇になりました。工場主も良かれと思って投資して始めた植物工場が赤字になって、地域にも迷惑をかける結果になり、心苦しいとおっしゃっていました。
 僅かに利益のある、ベビーレタスの生産でしたが、人工光などの為、電力が900万円かかっていましたが、電気料金の二割程の値上げで、1095万円かかる様になり、採算がとれなくなり、休業となったのです。(^^; 
 自然光にすれば良いのに、何をやっているのでしょうね。
(^^;;


Re:植物工場の休業
雑草Z
    地下水さん

 また、貴重な情報有難う御座います。

>工場主も良かれと思って投資して始めた植物工場が赤字になって、地域にも迷惑をかける結果になり、心苦しいとおっしゃっていました。

大体そういう風になるとは分かっていても本当になんか心苦しい結果ですね。

>電気料金の二割程の値上げで、1095万円かかる様になり、採算がとれなくなり、

「これも原発を止めているからだ」と、電力会社や原子力ムラの人々は言いそうですね。地下水さんのおっしゃるように、作物栽培には自然の太陽光を使えばいいだけなのですがね。

植物工場が電力値上げで頓挫…
ST
規模が不明なので月に900万の電気量がどのくらいのウェイトを占めたのかはちと分かりませんが…
まず事業自体として「電力コストが掛り過ぎ」だったのではないですかね。
でもこんなビジネスモデルを信じて来て「想定外とも言えない事」で敢え無く頓挫してしまった。
これ自体が最初から問題ありの事業だったのではないでしょうか?
(電力使用の人工光を使う“愚”を犯し、それが原因なのですから半分「自業自得」になるのですかね?)
しかし「使っていた光源」がニュース映像を見た限りでは「LEDではない」ようで…
最先端の割にはチクハグさを感じました。
もしもLEDを使っていれば事業存続が出来ていたかも知れませんけどつくづく自業自得を感じます。

それと本当に従業員の方にはお気の毒ですよね、全く…
それから「廃業に伴い産業廃棄物も」出てくるんでしょう。

「月に900万…」
ST
「月に900万の電気量」ではなく“電気料”でした。
どうも申し訳ございません。
大口との事なので「電力量」も相当なものだったのでは?
と勝手に推測しておりますが多分その中には「空調分」も入っていたのでしょうね…

Re:植物工場が電力値上げで頓挫…
雑草Z
   STさん

>事業自体として「電力コストが掛り過ぎ」だったのではないですかね。

私もそう思います。電力の値上げ以前に、電力コストがかかり過ぎだったと思います、。そしてあたかも原発が止まっていて電気料金が高くなったかのようなプロパガンダに暗に使われているようです。(ライフサイクルで言えば、原発のほうが話にならないくらい高くなるのですがね。)

>電力使用の人工光を使う“愚”を犯し、それが原因なのですから半分「自業自得」

厳しい言い方ですが、その通りだと思います。一言で言えば無知でしょう。植物工場のプラントを作っている企業の口車にのって騙されたと言ったところでしょうか。


 工業的な作物栽培には危機感を持っております。ここのところずっと、有機無農薬農法や自然農法が見直されているのに、TPPで、工業的農法に(一時的に)押されて小規模有機農家が潰されていったら嫌ですね。遺伝子組み換え作物もどんどん入って来そうです。
原発と双璧の危機となるかも知れません。

昨日、LED使用の“工場”の報道が再び
ST
されて、確かに消費電力は蛍光灯の数分の1程度ですが…
何か違和感を感じました。新規参入のようでしたが何かズレている…
その上コメントしていた栄養士の反応が「シャキシャキ」してて???
そんなところでしか評価出来ない栄養士は失格だと思います。
栄養士なんだから健康面でのツッコミを入れられないようでは… と感じました。
私なら「これは駄作、やはり太陽光!!」と一刀両断で即切り捨てますけどね…

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