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2011-03-29 00:12
これまで様々なところで論じられてきた原発の危険性が、最悪に近い状態で実証されてしまいました。ここのサイトでもこれまで何度も言及しています。【大地震よりも、遥かに恐ろしい2次災害。】と題してまとめ直したのはつい4ヶ月ほど前の昨年の11月です。その他の原発に関する危険性や狂気性などについても色々な角度で論じてきました。カテゴリー【原子力】にまとめてあります。今回の事故で、原発に関してこれまで論じてきた事が、大筋で間違っていない事を再認識致しました。

人災である事に関しては、様々な証拠がありますが、また別の機会に書かせて戴きます。今回は地元福島県に住んでいる私が、この事故を受けて、強く感じている事、再確認している事をかかせて戴きます。

 先ず、原発は多くの虚構の上に成り立ってきたという事を再認識致しました。勿論安全神話こそ最悪の虚構でしょう。そして、エコでクリーンな発電であるとか、(・・二酸化炭素が危険物質で放射能を出す原発がクリーンだと言っている時点で狂ってます。・・・こんな論理を声高に語っている輩が、政府や科学者などに蔓延っているのですから世も末です。嘆かわしい事です。・・・)火力発電の代替になっているとか、地球温暖化を防止するとか、電力の需要の伸びに対する供給の為に止めるわけにはいかないとか・・・・全て虚構である事を再確認いたしました。つまり、原子力は百害あって一理無しなどと言う生易しいものではなく、万害あって一理無し・・不必要どころか、あってはならないもの、である事を再確信致しました。そんなとんでもなく危険なものが、素晴らしいものであるかのように利権の絡む人々によって、虚構が築かれてきたのです。ここまで大災害をもたらす狂気の原発を自分達の利権の為に虚構で固めて推し進めてきた人々は大罪を犯したというべきでしょう。悪魔に魂を売った・・とまで言えそうです。

 次に、現在、科学信仰によって、科学は暴走しているという事も痛感いたしました。つまり自由競争社会での開発競争によって、より便利(に感じさせられている)である事が優先され、安全性の確認がされぬままに、直ぐに実行に移されてしまうという事です。新しい物質、製品が、毎日毎日どんどん作られています。例えば新しい化学物質は毎日毎日何百、何千、何万種と作られて誰も把握し切れていません。勿論それらの安全性も確認されていないうちに多くが見切り発車的に使われているのです。
 その最悪の例が原子力発電です。放射性廃棄物の処理方法が見つかる前に強引に見切り発車されてしまいました。後の研究結果、放射能を消す事は科学技術では無理だ、自然崩壊を待つしかない・・それが物理の根本原理だ・と言う結論に達しました。ある程度予測された通りの結論だった筈です。つまり放射性廃棄物は人間の処理の能力の範疇ではない事がわかったのです。・・・しかし、その結論に達した後もまだ原子力は続けられています。続ける道理がないものを断ち切れません。科学技術の暴走と言えましょう。
 このまま科学技術の暴走が続けば、世界は崩壊するでしょう。バイオテクノロジーなどもかなり危うい技術です。科学技術は今や利便性の中に時限爆弾を仕組んでいるようなものではないでしょうか?それも爆薬はTNTなどと言う生易しいものだけではなく、それこそ細菌兵器や核兵器が仕込まれている場合もあり得るのです。こんなSFパニック映画の世界としか思えない事が現実なのですから、科学技術は今や、狂気の悪魔の技術の側面が膨張してしまった事は否定出来ないでしょう。その代表例が原子力です。


そしもう一つ強く感じている事は、原発も経済成長主義の延長線上にあるものだ・・・と言う事です。つまり、既に物は溢れ、エネルギーの使用も、浪費としか言えない大量消費レベルです。もうこれ以上エネルギーの消費量を増やす必要などない筈です。何不自由なくエネルギーを使っているのに、さらに使わせようとして、高品位であるけれども効率の悪い電気エネルギーを、コストがかかり過ぎる(・・金額的「コスト」ばかりでなく、「代価」「代償」と言う意味も含んで・・・)原子力で産み出そうとしているのです。国家の大きな援助のもとで(・・国による積極的財政援助や、「万が一」の事故の時には損害賠償は国が肩代わりする・・・という約束が無ければ、電力会社もこんなリスクの高い発電には手を出さなかった筈です。・・・)エネルギーを浪費して更なる経済成長をさせようとしたのです。経済成長の代価として放射能を大量に産み出し社会にばら撒く事になったのです。とんでもない酷い話です。ここのサイトの大きな柱は脱経済成長です。経済成長主義は、確実に世界を破局に導いています。今回の原発事故はその象徴的出来事でしょう。原発事故に限らず、経済成長を志向する限りにおいて、このような人災的カタストロフィーはこれからも起こる事になりましょう。・・こんな狂気の沙汰の事故で、愚かな経済成長フェティシズムの人々と共に滅ぶのは御免です。


今回の原発事故を受けて、以上のような事以外にも色々感じていますが、原発事故が意味する事は、原発は現代社会の経済成長フェティシズムの狂気の象徴であるという事です。
経済成長と言う狂気のフェティシズムを捨て、経済が縮小しても困らないという、まともな社会を構築していけば、原発も自ずと消える事になりましょう。だから、狂気の原発を廃止する為にも経済成長洗脳からは早く抜け出すべきなのです。
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【2011/03/29 00:12】 | 原子力 トラックバック(0) |

原子力の代替案
guyver1092
 原子力の代替案を示せと推進派(民間人のです)は主張しますが、このような人々は、自分たちがどのような代償を払って、電気の有る便利で快適な生活をしているのかいまだに解っていないようですね。
 私は、今回の事故はまだ、運が良かったと考えています。
 最悪の事態は、チェルノブイリのような核燃料の十数パーセント放出ではなく、炉心の完全溶融による核燃料の全量放出事故が理論上最悪の事故です。
 原発がある限り、常にこの危険を背負って生活をしなければなりません。即ち、日本人が逃げ出せる土地を安全なところに用意しておく、事故で失われる財産の保証金を用意しておく等の対策をしておかないと、一瞬で国家ごと、日本人ごとすべてを失うことになりかねません。
 安全対策してあれば大丈夫? 原子力保安院、東電の想定外の連発を聞いて安心できますか?
 私はできません。如何してもするというのなら、反対派のために放射能汚染の心配のない土地と、移住費用を用意してから進めてください。

生命と利益の追求
団塊親爺の遺言
全てが雑草さんの危惧する事態に・・
亡くなった方たち 生き残っても避難する人たち 全てのものが失われ絶望のどん底です・・この出来事は私たち全ての人にも のしかかっています 先人の教えの石碑が在る この下に家を造るな 大半の人は教えを護り助かった 歴史に学ばず経済優先の社会 人の手に負えない技術を我先に手がけ儲けを目的に原発を進めた輩が大勢います これで判らない人々は この美しき日本から出ていって欲しいな・・
原発の放射能被害は これからですね・・試した事は無いが天然のゼオライトが放射能物質を吸収し被害を軽減するとニュースがありました 一つの解決策です これからあらゆるもので社会自然環境の復興をさせなければ成りません 電力の不足等 半世紀も前のお手盛り会合で造られた技術なんかに頼る事無く私たちは健全に生きられる権利を主張すべきです・・絶對安全とは何か・・絶對と言えるこの世に在るのは 
   
      人は必ず死ぬ 私たちには両親がいる

      これ位しか 想い浮かびません

      生命を絶やす 行為は絶對してはならない

Re:原子力の代替案
雑草Z
    guyver1092さん

 説得力のあるコメント有難う御座います。・・・今回のコメントはいつもと違い、広く日本の国民に呼びかけた感じのコメントになってますね!

 余った深夜電力で湯を沸かすとか、オール電化住宅だとか、みんなフットワークの重い・・・出力調整をすると事故の可能性が高くなる・・・原発を無理に利用する為に考えられた事です。原発で電力を過剰供給し(・・この付けとして、このままエネルギーの浪費が続けばエネルギー供給は破綻するでしょう。)パーキンソンの法則よろしく、その過剰供給にどっぷりと嵌っているのが日本などの現状と言えましょう。

>原子力の代替案を示せと推進派(民間人のです)は主張しますが、このような人々は、自分たちがどのような代償を払って、電気の有る便利で快適な生活をしているのかいまだに解っていないようですね。

全く以てその通りです。たかが30~40年の数十万世帯分の発電の為に、こんな危険な物を使うと言う事は狂気の沙汰としか思えません。

>私は、今回の事故はまだ、運が良かったと考えています。

いや、まだ沈静化していませんから、予断を許しませんね。これから最悪に近い状態になる可能性も否定出来ません。

兎も角、原発一基の大事故で日本が滅びる可能性があるのに、原発をやる事は、狂気の沙汰以外の何ものでもないでしょう。


Re:生命と利益の追求
雑草Z
    団塊親爺の遺言さん

 お久し振りのコメント有難う御座います。

今回の地震による津波の被害は、本当に悲劇的なものでいたたまれないものでした。

>歴史に学ばず経済優先の社会 人の手に負えない技術を我先に手がけ儲けを目的に原発を進めた輩が大勢います

全くその通りですね。膨張を続けようとした過去の社会は例外なく滅んでますね。開発競争で安全性がないがしろにされている科学技術も暴走のレベルです。そして、そこで儲けようとしている輩・・・彼らの為に多くの一般庶民は危険にさらされています。

>この美しき日本から出ていって欲しいな・・

原発が無かった頃の日本人のほうが、今よりは遥かに幸せで安全だったと思います。

>半世紀も前のお手盛り会合で造られた技術なんかに頼る事無く

まさにその通りですね。原発は人を地獄に落とし入れる悪魔の科学技術と形容してもいいくらいでしょう。

>これからあらゆるもので社会自然環境の復興をさせなければ成りません

そうですね。そこには経済成長と悪魔の科学技術を持ちこんではいけませんね。 

原発事故で再認識したこと・・・「経済縮小すべき」
power
雑草Zさん


今回の東北関東大震災と原発事故で「経済縮小すべき」
という主張が正しいことが裏付けられました。

経済成長のために利権を絡めた無駄な仕事(原発推進も含む)を作り出し、無駄に電気を使うために原発推進してきたのは完全に誤りだったのです。危険が無くても経済成長しようということ自体が誤りではありますが、危険を承知で経済成長しようという輩(政治家・大企業経営者・御用学者など)は更にタチの悪い連中です。

震災や原発事故などの「天災&人災」が起きると人間の本音(特に、自己中心的な部分)が浮き出るのが常ですが、原発推進した連中などは普段から自己中心的な人達だったということです。

言われなくても分かっておられる方が多数ですが(笑)

今回の地震と原発事故は過去と比べて被害の大きさがケタ違いだったこともあり、カップめんやミネラルウォーター(水道水に含まれる放射線量が基準値を上回ったことで)等の買い占めが相次ぎました。電力供給不足による計画停電も実施されることとなり、イベントやテーマパークなどの自粛も相次いでいます。

気づいた方も多いと思いますが、天災や人災で「非常事態」になりますとまず何よりも「食料」が優先されます。その次には、電気・水道・ガス・電話などの「インフラ」。次には、鉄道・バス・灯油などの「乗り物&燃料」・・・要するに、生活必需品が何よりも優先され生活に不要なモノやサービスほど「非常事態」時にはどんどん削られていきます(パチンコなど)


以前から度々主張していることではありますが、生活に不要なモノやサービスを維持するために危険な原発を作って無駄に電気を使って無駄な仕事(働いている人にとっては生活費を稼ぐために必要ですが、皆が生活していくためには不要なモノやサービスという意味)をするというのは馬鹿げているのです。


生活に不要なモノやサービスはどんどん削っていき経済縮小することが必要です。そうすれば、原発など全く不要になるでしょう。無駄な仕事を作り出してまで経済成長を続けようとすれば、原発がいくつあっても足りなくなるでしょうから。

Re:原発事故で再認識したこと・・・「経済縮小すべき」
雑草Z
    powerさん

 お久し振りの力強いコメント有難う御座います。的確で頼もく感じます。

>経済成長のために利権を絡めた無駄な仕事(原発推進も含む)を作り出し、無駄に電気を使うために原発推進してきたのは完全に誤りだったのです。

全くその通りですね。ここの部分を多くの人にに知って欲しいと思います。この構造をしっかり把握できれば、「原発に反対するなら代替案を出せ!」「原発は必要悪だ!」などと言う愚かで不毛な議論にはならないでしょう。

>生活に不要なモノやサービスを維持するために危険な原発を作って無駄に電気を使って無駄な仕事(働いている人にとっては生活費を稼ぐために必要ですが、皆が生活していくためには不要なモノやサービスという意味)をするというのは馬鹿げているのです。

これも、理性で考えれば当然の事だと思うのですが、経済優先社会の下では、この不要なモノやサービスが経済成長の原動力になる・・・と言う事になるのでしょう。・・経済成長主義は、正に人類を破滅に導く思想です。

>生活に不要なモノやサービスはどんどん削っていき経済縮小することが必要です。そうすれば、原発など全く不要になるでしょう。無駄な仕事を作り出してまで経済成長を続けようとすれば、原発がいくつあっても足りなくなるでしょうから。

この結論の内容的は私の結論と一致しております。今回の原発事故をきっかけに、このような考え方は広く受け入れられるようになるでしょう。お互い頑張りましょう。



y.suzuki
勇気付けられます。このところツイッターを見ていましたが、世間の人の論調、感覚が雑草Zさんに非常に近いのです。

 その根底には、放射線(宇宙線)からバンアレン帯で奇跡的に保護されて進化適応してきた生物原理に反して、地上で生物では適応できない放射線を放つ危険性を持つ愚行を行っているということがあります。これにより生物全般のDNAが破壊されることとなります。これが反原発の根底的な根拠にあると分析しています。そこから派生して、バブルのような市場経済、その尻馬にのっている大企業、それらの利権を保持する政府、官僚機構に対する反感も強まっていますね。

>勇気付けられます。
雑草Z
    y.suzuki さん

>このところツイッターを見ていましたが、世間の人の論調、感覚が雑草Zさんに非常に近いのです。

 当方こそ勇気づけられます。

>射線(宇宙線)からバンアレン帯で奇跡的に保護されて進化適応してきた生物原理に反して、地上で生物では適応できない放射線を放つ危険性を持つ愚行を行っている

なるほど、核心を突いた洞察です。y.suzuki さんのおっしゃるように 反原発の根底的な根拠 と言えましょう。

>そこから派生して、バブルのような市場経済、その尻馬にのっている大企業、それらの利権を保持する政府、官僚機構に対する反感

私も、今回の巨大震災、原発震災は非常に過酷であったからそこ、これを機に、脱原発は勿論のこと、科学技術の暴走を止め、脱経済成長に方向転換しなければならないと考えています。
 その為には、るいネットも大きな役割を果たすと感じています。これからもっとるいネットに密接になりたいと考えています。宜しくお願い致します。

原発事故による計画停電が続けば・・・
power
雑草Zさん

今でも気付いている方はいますが、原発事故による計画停電が続けば「生活に不要なモノやサービスを無くし、経済成長を止めるべきだ」と多くの方が気付くでしょう。

計画停電は恐らく2~3年は続くと思われますが、その間に、生活に不要なモノやサービスに携わる方々の多くが失業し下手すれば会社は倒産し、供給過剰となっている産業も整理淘汰されるでしょう。

無駄に経済成長させてきたツケが原発事故によって誰の目にも明らかになりました。2~3年も計画停電が続けば、この状態に多くの方々が慣れてしまい本気で原発反対派が大多数になるでしょうね。

不謹慎ではありますが、今回の原発事故が経済成長を脱するキッカケになることを願ってやみません。

Re:原発事故による計画停電が続けば・・・
雑草Z
>「生活に不要なモノやサービスを無くし、経済成長を止めるべきだ」と多くの方が気付くでしょう。
>無駄に経済成長させてきたツケが原発事故によって誰の目にも明らかになりました。

なるほど、そのような事は大いにあるでしょうね。上々さんも言っておられましたが、確かに不謹慎ですが今回の事故の功罪と言えるでしょう。・・・今回の事故の大きな犠牲を無駄には出来ませんからね。

>今回の原発事故が経済成長を脱するキッカケになることを願ってやみません。

そうですね。絶対に脱原発、脱成長のきっかけに致しましょう。
 今回のpowerさんのコメントの内容のような記事を次に書こうと考えておりました。ここのpowerさんのコメント内容も感動致しましたので使わせて戴きます。宜しくお願い致します。 
   

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2011-03-23 00:12
~国民の生き残りではなく、原発の生き残りを図る言い訳作り~


 これまでの歴史を見ても、政府や企業が自分達のやっている悪事を正当化する為に、事実を隠蔽したり、嘘八百を並べてきた事は多々ありましたが、現在のその端的な例は原発でしょう。こんな危険で非効率でとんでもない、メリットなど何もない原発を、何故に虚構で固めて推進するのでしょうか?・・・単なる無知でしょうか?・・ 否、利権構造が主でしょう。自分達の利権の為にここまで国民を犠牲にするなんて許されざる事でしょう。
今回の原発事故でも、原発推進派は次から次へと事実を隠蔽したり、虚偽の報告をして来た事は周知の通りです。

今回の地震は、1000年に一度の天災だ・・・などと気象庁の御用学者が言い始めて(推進派から言わされて?・・)、政府やマスコミも同じ事を口をそろえて言うようになりました。それを信じて、多くの人が、「想定外の地震だったから、原発事故も仕方がなかった・」などと言うようになりました。「千年に一度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」なんてのたまった経団連の会長まで現れました。日本で地震の観測が始まってまだ100年くらいです。1000年に一度なんて断言できるわけがありません。
「百年に一度の経済危機」だとか「千年に一度の天災」などと言うまやかしに引っかかってはいけません。大した根拠もないのです。経済危機に関しては、前回の大恐慌がおよそ100年前(80年前)だったという事がその根拠ですから、本当にお粗末な根拠です。1000年に一度の大地震と津波・・・のほうは、もっと根拠が曖昧です。ここ数百年はなかっただろう・・と言う事くらいでしょう。(実際には、この規模の大地震はここ数百年に何度も起こっていると推定されています。)こんな事を言っても自分が生きている間は実証されない・・・と高をくくっているのではないでしょうか?

原発推進派と政府は、マグニチュード9.0と発表することで「想定外」を強調し、「1000年に1度の大地震、大津波」という言い方で責任逃れをはかっているのです。しかし、この言い逃れを覆す重大事実があります。それは、今回の地震から気象庁が勝手にマグニチュードMの物差しを変えてしまった事です。
 たんぽぽ舎の学習会に講師として招かれた地震学者の島村英紀さんの指摘によりますと、気象庁は、これまでずっと使ってきた、気象庁マグニチュードMj を今回突然、説明無しに モーメント・マグニチュードMw に変えたという事です。そのモーメント・マグニチュードMw が9.0 と発表されたのです。そして、今回の地震を従来の 気象庁マグニチュードMj で表すなら、8.3か8.4止まりと言う事です。

地震学者は、地震の規模をより正確に表す指標として、モーメント・マグニチュードMw を使っています。何故なら従来の気象庁マグニチュードMj などでは、概ねマグニチュード8を超えると数値が頭打ちする傾向があり、大規模な地震の規模を評価しにくいからです。それに対し、モーメント・マグニチュードMwは、頭打ち現象が起こらず、巨大地震の規模を物理的に評価するのに適しています。地震学者達はその事を気象庁に申し入れていましたが、気象庁はそれを聞かずに独自の気象庁マグニチュードMjを使ってきました。だから地震学者達のご指摘通り、このモーメント・マグニチュードMw を使うことに異議はありませんが、今回から尺度を変えた事をしっかり説明する事が必要でしょう。
 中部電力は、『浜岡原発は、マグニチュード 8.4は「想定内」で、その程度の東海地震には耐える』と公表しています。この公表は今回の地震よりずっと以前から公表されていますから、この数値は、実際に使われていた気象庁マグニチュードMj でのお話と考えるべきでしょう。今さらそれは、 モーメント・マグニチュードMw での話だ・・とは言うのにはかなり無理があります。・・もし仮に、モーメント・マグニチュードMwでの話だと言い張るならば、次にやってくる東海地震も Mwで言えば9前後になる可能性も十分にあるわけですから、8.4までしか耐えられる保証はないというのならば、直ちに浜岡原発は止めるべきでしょう。(実際は、もっと弱い地震にも耐えられない可能性が高いでしょう。)

モーメント・マグニチュードMw を使うのなら1000年に一度の大地震と言う言い方も出来なくなります。
調べてみますと、
20世紀後半の 世界の モーメント・マグニチュードMw が9.0 以上の大地震は
Mw9.0:1952年 カムチャッカ地震
    2011年 東北関東地震
Mw9.2: 1964年 アラスカ地震 
Mw9.1~9.3 2004年 スマトラ沖地震
Mw9.5:1960年 チリ地震

以上世界では、過去60年の間に5回観測されています。少なくとも世界中では、Mw9.0 以上の地震は100年で数回の割合で起こっていると考えるのが妥当でしょう。1000年に一度などと言う少ない頻度ではありません。

「1000年に一度」と言うのは日本での話だ・・・と言うのなら、
1854年の安政東海地震や安政南海地震は、Mw9.0を超えた可能性は十分にあります。考えられないような非常に大きな揺れや大津波が起こったと言われています。その時代は測定していなかったからデータはありませんが、地質調査の結果を検討してもその可能性は否定できないでしょう。・・・日本のそれ以前の地震に関しても1000年前まではMw9.0以上の地震は無かったとは決して言えません。それどころか、何度か起こったと推測するほうが妥当でしょう。

今回の 気象庁の マグニチュード9.0という発表は、政府や電力会社などの原発推進派が「1000年に1度の地震」という言い方で責任逃れをはかっているとともに、このような大地震はもう日本国内では1000年間くらい起こらないから、原発は安全です。原発を止める必要はありません・・・と言うプロパガンダでしょう。(・・この考え方は確率論的にも間違ってます。・・もし、1000年に一度でも明日起こるかも知れません。特に地震は連鎖する事が良くありますから、今回の東日本のような巨大な東海地震が直ぐに起こる危機は迫っているとは言えても、当分起こらないとは言えない筈です。)
 
 人命よりも原発の延命を図ろうとする原発推進派は人間としての良心がないのではないかと思ってしまいます。「悪魔に魂を売った」と言う表現が合うかも知れません。
 まだ福島の原発事故も危機的状態にあるのにも関らず、この期に及んで、原発推進派によって原発生き残りの為の酷いまやかしのプロパガンダが色々為されている事は、多くの人が気付いているところでしょう。その中でも、まだ殆ど知られていないマグニチュードのトリックについてのみ書かせていただきました。この手のトリックは、どんどん表に出していくべきでしょう。

今回の原発事故を機に、二酸化炭素温暖化説によって沈静化していた反原発運動をまた大きく盛り上げ、一気に原発を廃止に持って行かなければなりません。永続可能な社会を構築するにあたって、原発は存在してはならないものです。
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【2011/03/23 00:12】 | 原子力 トラックバック(1) |


Anthony
節電と電力需要のコントロールで、乗り切って、原発の新たな建設は不要!

オール電化もいらない。



原発は撤廃!
雑草Z
    Anthonyさん

 コメント有難う御座います。

 オール電化は本当にエネルギーの無駄遣いですね。オール電化住宅こそ原発の落とし子でしょう。
「エコと一種に暮らしませんか~」と言うTVCMは最悪だと思っています。嘘を平気で垂れ流しですね。

>節電と電力需要のコントロールで、乗り切って、原発の新たな建設は不要!

現在の原発も全部廃止しなければなりません。さもなければまた同じような事故がどこかで起こる可能性が高いでしょう。浜岡原発なども非常に危うい状態です。
 今回電力が不足してるのは、火力発電が地震の被害を受けた事に因る方が大きいのです。火力発電所の事故は原発事故と比べたら、全然大したことじゃありません。火事だけの恐怖なら、ちょっと離れていれば安全です。放射能の恐怖は比べようも無いくらい大変です。

 あっ・・・また余震です。

火事場のなんとやら
上々
電力不足に乗じて太陽光発電などの推進やら、サマータイム制やらこの機に進めようと言う策謀だらけです。
本当に電力不足対応になるものはほとんどなく、産業構造変革で需要削減しかないはずですが、景気は落としたくないと言う思い込みで動きが取れなくなっています。

こちらではほとんど日常生活に影響がないため感覚が判りませんが、東京を含む東日本では不安に乗じられる可能性が極めて強いでしょう。来月の選挙などでもそのような動きがあるのではないかと思います。

Re:火事場のなんとやら
雑草Z
    上々さん コメント有難う御座います。

 そちらでは、(北陸も九州もと言う事ですね。)殆ど日常生活に影響がないのですね。
 福島県でも会津地方は、地震での直接の建物や人間の被害は少なかったのですが、色々な物資はどんどん不足に向かっていました。浜の方から町や村ごとに沢山の人が避難してきて体育館や公民館、学校に入っています。向こうの小中高が当分閉鎖になって、会津地方の学校と併合になったりもしています。余震も毎日何回かありますが、震度4くらいでは、もう誰もあまり驚かず、やっている仕事などはそのまま続けています。放射能も少しずつ来ています。やはり浜の原発が一番心配です。・・と言うか、原発が無ければ復興に向けてどんどん進める事が出来るでしょう。

 チェルノブイリの原発も10日で一応封鎖して止めた筈なのに、まだ煙が出ているって、信じられません。最初に原発を生かそうと考えた政府や東電は、とんでもない事をしたものだと思います。責任は非常に重いでしょう。日本でこんなにあからさまに、人命、人の安全最優先ではなく、原発の存続を図ろうとしている輩が多くいた事に吃驚しました。非常に怒りを感じます。


>景気は落としたくないと言う思い込みで動きが取れなくなっています。

ここが根本原因ですね。もう物が十分にあり、余り過ぎて売れなくなって来たのですから景気を落としたくないという考え自体もう行き詰っています。

>産業構造変革で需要削減しかない

全くその通りだと思います。そうしないと抜本解決にならないですね。


ぴのこ
これまで、仲間と一緒に次代のエネルギーを追求してきましたが、原子力発電は、火力発電なんかとは桁違い(次元が違う!)に自然の摂理に反しているんだということがわかりました。

本当、この機会を逃さすに、原子力発電はやめたいです><
それが今、危機に瀕している人々の想いに応えていくってことだと心から思います。


はじめまして
TAKA
ちょっとだけ覗いてみました。

武田邦彦というオッチャンが、にこやかに安全な原発を推進すると言ってましたね。YouTubeの動画で。

コイツは何笑ってんだか。安全な原発など、どこにもないのにね。

あんなものは、事故があろうがなかろうが、生命を死に追いやる悪魔ですから。

だから国産の魚介類と野菜には抵抗がありまする。

人間の命より、物質的利己主義に走る国と国民。

だから都知事があのようなことを言わなきゃならんのだ。

選挙
上々
東北地方は遅れますが近々統一地方選挙、またそのうち衆議院総選挙もあるでしょう。
ここまで問題が明確になったのですから、当然原発をどうするか、電力使用をどうするかと言うことは候補者が述べるべき問題となっています。
「自然エネルギーへの転換」なんていうのは初めからアウトです。なんにも判っていないのが歴然。
「原発は徐々に廃止すべきだが電力需要があるので云々」なんていうのもアウト。やりたくないと言うのが見え見えです。
「自分の選挙区には原発がないので触れない」というのが最悪です。電力使用は全国の問題、全世界の問題です。

心して選挙に向かいましょう。

>原子力発電は、火力発電なんかとは桁違い(次元が違う!)に自然の摂理に反している
雑草Z
    ぴのこさん

放射能は生態系の循環を破壊する恐ろしい物質ですね。おっしゃるように自然の摂理に反します。
 原子核を破壊して、それを人間の手で制御しようなんて事自体無理があるでしょう。狂気の沙汰ですね。

>この機会を逃さすに、原子力発電はやめたいです

お互い微力でも頑張りましょう。
この頃常連になって頂き有難う御座います。

>あんなものは、事故があろうがなかろうが、生命を死に追いやる悪魔
雑草Z
    TAKA さん

 初めまして、ちょっとだけ覗いて頂き感謝します。(笑)

>人間の命より、物質的利己主義に走る国と国民

やっぱり現代人はいかれてますでしょうか?・・指導者レベルや資本家レベルが壊れてますね。庶民レベルではまともな人も多いのですけどね。
 原発を温存する為に、人間の安全を必ずしも最優先していない対策が後手後手に回っている今回の原発事故は9割以上人災と言えましょう。対策がここまでずさんで酷いとは思いませんでした。

Re:選挙
雑草Z
 
 今回のコメントは、
「原発行政・・・原発廃止をしっかりやってくれる候補者の見抜き方」
ですね。多くの人に読んで欲しいところです。

でも現在の名の知れている政党は全部駄目でしょう。
今回の原発事故をきっかけに、日本のみどりの党が台頭してくるのではと考えます。脱成長を主張する党が国会に現れるのも間もなくだと想像します。もう既に市町村議員レベルにはぽつんぽつんといます。

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2011-03-11 00:01
「ダサい」と言う言葉は、色んなニュアンスがあります。「田舎くさい」とかそんな意味もありますが、そのような意味ならこれからは寧ろ歓迎されるかも知れません。
これからこの記事で扱う「ダサい」の意味は、「かっこ悪い」「クールじゃない」「まともじゃない」と言う意味で使わせて戴きます。

・・・と、言う事で
これから今世紀の間に非常にダサイ恥ずかしい事と言われるようになるであろう概念を思いつくままに列挙してみます。

経済成長、進歩主義、資本主義、自由市場主義、科学万能主義、工業化、グローバリズム、・・・
巨大開発プロジェクト、地下資源開発、石油化学工業・・・
原子力発電、宇宙開発、ニーズの開発、土地開発、エコノミスト、エコ替え、エコポイント、低炭素社会、オール電化住宅・・・・・
発展途上国、先進国・・・「発展途上国が先進国を目指す」なんて表現を冗談以外で使えば、最高に恥さらしな言葉になるでしょう。・・・・・

以上の概念を、本気で語る人はまだまだ少なくありません。今のところ現代社会の主流の概念と言えるでしょう。しかしそれは現代の詐欺的価値観に洗脳されているからです。冷静に理性で考えたら恥ずかし過ぎる概念です。もう既にこれらの概念は恥ずかしい事と考える人もどんどん増えています。
以上の言葉が社会的に恥ずかしい概念とみなされるようになった時、これらの言葉を連呼してきたマスコミ、エコノミスト、政治家達は、「そんな過去に自分は無関係」・・・の振りを決め込むでしょう。しかし現代はメディアが溢れています。彼らの恥ずかしい過去は記録されて残るのです。だから彼らは愚かだった過去をしっかり反省して清算するか、お払い箱になるしかないでしょう。こんな事を本気で主張して来た人達に世の中は任せられませんし、彼らの主張に賛同する人はどんどん減って行くでしょう。

考えてみれば、上に挙げた恥ずかしい思想を連呼している政治家やマスコミ、業界人、財界人、資本家達の他の言葉も殆どみんな恥ずかしい思想です。彼らの発言は将来的にパロディーとして残って行く事でしょう。

以上の概念は、確実にこれから時代遅れになって行く思想でしょうが、それは時代の流行ではなく、本来いつの時代であろうと、愚かな概念だった筈です。つまり昔から愚かで恥ずかしい思想であった筈です。発言するのも憚られるような、愚かな思想に深く考えずに洗脳されてみんなで乗っかって行った事が「近代化」の正体と言えましょう。強欲な金持ち達、金融資本家達に煽られて、その気になってしまったという事です。人類に理性と良識があるならば、そのような破局へ向かう思想が百年も二百年も支持され続けることはないでしょう。
だから経済成長志向をはじめ、上に羅列したような概念は、現代の徒花であり、もうすぐ、愚かで恥ずかしいパロディと考えられるようになるでしょう。
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【2011/03/11 00:01】 | 雑談 トラックバック(0) |

以前読んだ漫画
guyver1092
 以前読んだことの有る漫画で、人間には衣食住が必須であるが、衣食住に麻薬も必須にしてしまえと考えたキャラが書かれたのを読んだことがありますが、これらは、まさにこのキャラの考えたことそのものですね。
 麻薬は、必要量がどんどん増えていきますが、経済成長等も終わりがありません。即ち、いずれ破たんします。

>衣食住に麻薬も必須にしてしまえ
雑草Z
    guyver1092さん

 経済成長と言う名の膨張志向は、生物が本能的に持っているのかも知れませんが、それを本能として持っていて実際に膨張しているとすれば、それはまさしく癌細胞でしょうね。

>いずれ破たんします

理性で考えれば誰でもわかる筈なのに、口から泡を飛ばして経済成長を連呼する輩ってどういう神経をしているのでしょう?・・・きっと癌細胞の神経のようなものでしょうね。 

ご無事ですか?
BEM
太平洋岸の被害と原発の報道ばかりになっていますが、内陸の雑草さんの地方は被害に遭われていませんか?
地震の規模はかなり大きかったと思われますが、岩手、宮城、福島の内陸方面の報道はほとんどされていないので、情報がまったく入りません。
ちなみに北海道では太平洋岸の街では津波で大きな被害が出ました。
札幌市は震度3で揺れは大きくはありませんでしたが、時間が長かったくらいでしたよ。

ハイ、無事です。
雑草Z
    BEMさん

 御心配戴き有難う御座います。
私の住んでいる会津地方は福島県でも西部で震源からは比較的遠いので、物が落ちたり壊れたりした被害はありましたが、命に関る被害は今のところ聞いていません。
 私の想像ですが、地震の揺れの周期が大きく、建物の固有振動数と合わなかった為、あまり共振が起こらず、震度の大きさに比べ、阪神大震災ほど沢山の建物の倒壊は起こらなかったのではないでしょうか?

 その代わり地震の後の津波の災害が大変でした。そして、原発・・・

 震度6弱の大きな地震を初めて体験しましたが、子供のころと違い、現在揺れている地震自体の恐怖よりも、浜の原発の事が非常に気がかりでした。・・・メルトダウンだけは起こらないように祈ったのですが・・・

大地震の後に災害復旧に頑張るときに、もっと最悪の原発事故を恐れなければならないなんて、狂気の沙汰です。
今も余震が起こりましたが多過ぎて慣れっこになってしまいました。

  +++  +++   +++   +++   

今回の原発事故については、【狂気の科学技術】2011-01-11
のコメント欄の後のほうで議論しています。原発に憤りを感じているのであれば、宜しければ、そちらにコメント下さいませ。


Anthony
雑草さんの無事を知り、ホッとしました。


御心配頂き有難う御座います。
雑草Z
    Anthonyさん

 被災のお見舞い有難う御座います。
Anthonyさんは、阪神大震災で生き埋めにされたのでしたね?・・私は地震の真っ只中で揺れが大きいほどに浜の原発が心配でした。
 最悪の想定のメルトダウンを起こした可能性も高いので不安です。
 現在、半径 10km とか 20km の範囲内で避難・・・とか言ってますが、炉心溶融を起こしたのなら、そんな狭い範囲じゃあ済まないのではないかと思います。
・・・杞憂であって欲しいのですが・・・ 


天地 はるな
私も雑草さんが無事でほっとしています。
今回の地震は、巨大すぎて、ぼーっとして、テレビを見ています。
地震発生当時から夫が、
「あそこは、原発があるのに、大丈夫かいな・・・」と言い続けていましたが、やっぱり、被ばくした方が出ましたね。
これからも余震に御注意ください。


余震の心配はしていませんが・・
雑草Z
    天地 はるなさん

 心配して頂き有難う御座います。感謝致します。
余震はしょっちゅう起こっていますので、慣れっこになったというか、殆ど避難していません。パソコン打ってる最中に余震が来ても打ち続けています(笑)

 やはり心配は原発です。政府も原子力安全・保安院も結構隠蔽しています。炉心溶融・・・って非常に大変な事です。原発事故としては最悪の範疇です。

 今回の原発事故関係のコメントは、現在
【狂気の科学技術】2011-01-11 のコメント欄で議論していますから、お手数ですが覗いて見て下さい。コメント戴ければなお幸いです。


おから
雑草さんは、福島県ということで、心配していましたが、ご無事で、よかったです。
原発が、大変なことになっていますね。

テレビを見ていると、胸が痛みます。
少しでも、自分にできること、していこうと思います。

何事もなく、普通に生活できていることが、すごくありがたいことなんですね。



>何事もなく、普通に生活できていること
雑草Z
    おからさん

御心配して頂き有難う御座います。
大津波の災害は非常に胸が痛みますが、それでもまたみんな頑張って災害から立ち直れると思いますが・・・原発災害だけは、炉心溶融して放射能を大気中にばら撒かれたら・・・と思うと暗雲が立ち込めます。広島に落とされた原爆より遥かに多い(数百倍?)放射能の量に達するかも知れません。福島県を超えた広い土地放射能汚染されるかも知れません。勿論作物も放射能汚染されるでしょう。
 電力利用の制限、供給不足・・・なんて大した事ではないでしょう。原発は即座に廃止すべきです。
→【狂気の科学技術】 (01/11)
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-550.html#comment4424

【大地震よりも、遥かに恐ろしい2次災害。】
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-539.html

明日からまた何事もなく生活出来る日が続けられればそれで満足なのですが・・・


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2011-03-05 00:01
~公正な自由市場などない~

 資本主義社会は、市場原理主義に支えられた自由市場経済社会と言われています。少なくとも資本家や、政府はそのように言っていることでしょう。・・・本心はそう思っていなくても・・・・でも現在そんな自由市場はどこにあるのでしょうか?限定された狭い範囲での自由競争しかないでしょう。
例えば日本の交通産業を考えましょう。最近自動車産業に鉄道会社やフェリーの会社が押されたのは、単に国の政策で、高速道路利用料金を格安にしたり、自家用車の購入に補助金を付けたりしたからでしょう。ただそれだけの事。自動車産業が市場で努力して自由競争に勝ったからではありません。自動車会社が企業努力で勝ったものがあるとすれば、政治家への働きかけでしょう。自動車産業が政治家との癒着によって優遇されただけのことです。受益者負担の原則により、高速道路料金をしっかりとらないのは不公正で酷い話です。「エコ替え」の名の下に補助金を出して自動車を購入させる手法はもはや詐欺としか言いようがありません。本当に「エコ」というのなら、出来るだけ車を使わないことです。自家用車を持っていない人にこそ補助金を出すべきでしょうし、そうでなくとも大量輸送機関である鉄道会社やバス会社などにこそ補助金を出すべきでしょう。(・・余談ですが、航空会社に出す必要はないでしょう・・。)・・補助金制度自体あまりいい場合はないと思いますので、基本的には出さなくていいと思いますが、出すとすれば、自家用車を使わない人々にこそ出すべきでしょう。・・・「エコ」という言葉が、自由競争に反する政府の行為の正当化に使われているのです。それも実際は更なる環境悪化を招くだけです。その補助金は税金から支払われるわけで、日本の借金は増える一方です。
ひと昔前は公共工事が政府と土建業者の癒着の最たるものでした。公共工事の癒着も減っているとは言え、まだまだ多いし、そこでもしっかり自由な競争が行われているとは言えません。しかし不用な公共工事が多く、散々批判されて流石にこの頃は減ってきました。その分現政権は、自動車業界や電気製品業界と癒着したわけです。
いわゆる途上国などへのプラント輸出などは癒着構造の典型です。プラント輸出自体大型プロジェクトですから一部の大企業しか参加できません。例えば日本の企業のプラントを海外へ輸出するとき、日本と相手国の政府がしっかり間に入りますが、自由市場と呼べる筈も御座いません。大型プラントだけではありません。現在民主党政権が力を入れている、いわゆる途上国への原発建設など、国家プロジェクト化していますが、話しが決まっても、儲けるのは日本の関連企業だけでしょう。
物が有り余っっている現在、国が借金して政府はその借金で儲けさせる産業を決めて直接間接投資しているだけです。とても自由市場とは呼べません。共産主義国の計画経済と共通しています。違いと言えばそれで儲ける人間が共産主義国家では主に政治家や官僚などの為政者側、資本主義では資本家の儲ける割合が多くなる事くらいでしょうか?・・癒着している両者が儲ける事を目的にしている事に変わりありません。
 資本主義経済国で、自由公正な経済競争が行われなかったのは、昔からでしょう。市場での熾烈な自由競争は小売業など庶民の目に見える現場で繰り広げられて来た事も確かですが、その上の段階では、市場での競争と言うよりも、政府の方針によって優越は大きく左右されてきました。市場での自由経済競争よりも、政府との癒着競争に勝った方が有利な立場に立って来ました。それもある意味何でもありの「自由」な競争と言えたとしても、「公正」な競争とは言えないでしょう。現在のアメリカの大企業を見ても、ことごとく「公正」とは言えないグレーゾーンでのし上がってきた企業が多いと言えましょう。現在の中国企業も同様でしょう。

よく、社会主義体制の批判に官僚の腐敗が指摘されますが、それは資本主義社会でも同じでしょう。社会主義国家はシステム的に当然の事ながら、自由主義国でも、自由市場経済というのは建前だけの話でしょう。どちらも自由公正な市場での競争など行われていませんでした。


社会主義が性善説に基づく良識的な人間の集団でなければ成り立たないのと同様に、資本主義社会の「市場での公正な競争」も、良識的な人間の集団でなければ成り立たないでしょう。つまり資本主義の「自由で公正な市場競争」という理念は、名前だけのものであり、資本主義ははじめから矛盾を含んで破綻していたと言えるでしょう。
 資本主義社会の理念である、自由市場における公正な自由経済競争なんてはじめから行われていなかったのであって、資本主義社会はその名の通り単に資本家の利益をどんどん上乗せする為に作られたねずみ講のような社会で、自由で公正な競争は行われていなかったし、これからも行われないでしょう。

自由競争社会という名の資本主義経済社会は、矛盾だらけで不公正な詐欺のような現代社会システムの徒花でしょう。だから早晩崩壊するでしょう。
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【2011/03/05 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

洗脳
guyver1092
 自由競争で誰でもチャンスはあるとの誤った認識を持たせるための宣伝ですね。過去の歴史のように富が特定の者に集中しすぎた現在、社会の不満は高まり続け、いずれごまかしきれなくなるでしょう。
 過去の歴史上の、権力者を倒した時には、自らの生存基盤を破壊しつくしていて、どうしようもなかったなどという事態だけは願い下げですが。

Re:洗脳
雑草Z
    guyver1092さん

>自由競争で誰でもチャンスはあるとの誤った認識を持たせるための宣伝

運よく何万分の一の可能性を突破して来た人達のシンデレラストーリーがしょっちゅうマスコミを賑わしていますね。底辺の人達を踏み台にして運よくトップに上りつめた人が富も総取りしてしまって格差が開く一方の社会システムを構築してきました。

>権力者を倒した時には、自らの生存基盤を破壊しつくしていて、どうしようもなかったなどという事態だけは願い下げ

全くその通りですね。特にグローバル化の進んだ現在、地球全体で崩壊するわけですから逃げ場がありません。その危機意識をみんなに持って欲しいものです。


y.suzuki
 この自由という概念は支配者(搾取者)にとって都合のいいものでしかないことを改めて思いました。たとえば途上国においては、自立した共同体規範に則って生活をしているところに、市場原理を持ち込んで取引(搾取)する自由があるという論理ですね。

 これでは、社会的に崩壊するしかありません。前提が誤りであると思います。自立する条件、社会規範など絶対不可侵事項は、市場に委ねてはいけないものですから。

 いま、管内閣があせって取り決めようとしているTPP協議などまさに典型です。


>この自由という概念は支配者(搾取者)にとって都合のいいものでしかない
雑草Z
    y.suzukiさん

 お久し振りのコメント有難う御座います。こちらが書いた本文の記事とは主題がやや異なりますが、本文より説得力のあるコメントです。

>たとえば途上国においては、自立した共同体規範に則って生活をしているところに、市場原理を持ち込んで取引(搾取)する自由があるという論理

この例は、私が本文で示した例よりも更に踏み込んだいい例ですね。こちらのほうを本文に使いたいところです。

>前提が誤りである

まさにこれですね。公正な自由競争ではありませんから「神の見えざる手」なんてものも機能していませんね。

>自立する条件、社会規範など絶対不可侵事項は、市場に委ねてはいけないもの

全くその通りだと思います。現代の「自由市場経済」は財閥等による不公正やりたい放題の無節操な市場です。

>管内閣があせって取り決めようとしているTPP協議などまさに典型

これぞ、政治家が時代遅れの事をやっている典型ですね。TPPが公正な自由市場競争の筈もないし、グローバル化ももうすぐ時代に見放させるでしょう。何故なら輸送に大量のエネルギーが必要ですが、それが永続可能な筈がありません。TPP協議なんてやってる場合じゃないですね。


y.suzuki
つたないコメントにお受け頂きありがとうございます。

「自由」といういかがわしさについては、昔から、いろんな場面で煮え湯を飲まされてきましたし、それを駆使している欧米のやり方のひどさには、全世界で明らかになりつつあるようです。

 最近の中東の暴動に際してもマスコミでよく目にする切り口には「独裁からの自由」などといわれますが、正確には支配・抑圧からの「解放」ですし、民衆にとっても当たり前のことを当たり前にできるようにしたいだけ=つまり自立するということなのだろうと思っています。市場主義はもう遺物でしょうね。

 まさに看板ばかりの自由市場です。経済学者はその部分を絶対視しているので、有効な分析も展望も示せないようです。


Re:「自由」といういかがわしさ
雑草Z
    y.suzuki

 また、素早い返事有難う御座います。非常に参考になりました。

>「自由」といういかがわしさについては、昔から、いろんな場面で煮え湯を飲まされてきましたし、それを駆使している欧米のやり方のひどさには、全世界で明らかになりつつある

おっしゃる通りですね。「自由」を強調して、それとセットにして資本主義を広げて守ってきたわけですが、「自由」と「資本主義」は決してセットの概念ではない筈なのにセットにしているところがいかさまですね。資本家にとって設備と同じ扱いをされる労働者に自由があるとは言えませんね。

>市場主義はもう遺物

そう、資本家、財閥などが必死で守ろうとしているだけですね。それに一緒になっている政治家、政府は情けないものがあります。まさしく資本家の傀儡政権です。

y.suzukiさん
guyver1092
 y.suzukiさんのコメントを見て、昔見た手品についての番組を思い出しました。手品師の技術の一つに、観客を道具に使う方法があります。観客にあることを選択させるのですが、観客がどう選択しようと手品師の目的を阻害する選択が出来なくなっており、手品として不思議なことが起こるというものでした。
 搾取者も同じ技術を使っていますね。
 

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2011-03-01 00:02
現在の人類の採用している経済システムは、貨幣について管理通貨制度、貨幣を使って行う経済活動については資本主義です。この二つを車輪の両輪として動く『車両』は人類をどこへ導こうとしているのでしょか。
政府は、社会の直面する問題を解決するためには経済成長が唯一の方法であるとして、さまざまな政策を行っていますが、一向に事態が改善する様子はありません。労働者の所得は減少し続け、企業も青息吐息の有様です。GDPはプラスである、つまり労働により付加価値が増えているにもかかわらずです。国民が働いて作り上げた付加価値はどこに消えてしまったのでしょうか。これらはおそらく、買い叩かれて、もっとも立場の強い一部の企業の内部留保になっているのでしょう。
増え続ける企業の内部保留・・・現金・預金が200兆円を超える
上記の記事によると、企業の内部留保は過去最高の205兆円にまで膨れ上がっています。しかし経団連等の経済団体は、経済危機に対応する企業の体力がいるとか、国際競争力の強化のために、さらに企業減税せよと主張します。どこまでも強欲です。
しかし、このような強欲は社会を不安定にします。現に、大企業に富が集中している現代日本では、治安の悪化が問題にされていますし、凶悪事件が頻発するようになったのを否定できる人はいないでしょう。歴史的に見ても、高利貸しが当たり前であったほぼゼロ成長の中世日本では、徳政令が無かったら、政権はもっと不安定であったと考えられています。ちなみにキリスト教圏は、教義で高利貸しは禁止されていましたので、日本のような徳政令はなかったようです。
経済成長について、数十年、又は数百年ではなく、千年単位で図るという研究がされていますが、この研究によると、紀元一世紀から十九世紀初頭まで、一人当たりの所得でみた世界経済はほぼ、ゼロ成長とのことです。そして先ほど、キリスト教圏では高利貸しが禁止されていたと書きましたが、中世の終わりごろになると、教義が徐々に変更され、西ヨーロッパが経済成長を始める頃に、利子が公に認められました。そしてこのような時期に、イギリスのイングランド銀行が徐々にイギリスの中央銀行へと変化していきます。そして、この時期に金融政策も始まりました。
これは一体何を意味するのでしょうか。私は貨幣システムと資本主義が共に影響し合い、互いに最適となるよう進化を始めたのではと考えます。この裏表一体の関係の経済システムは現在、地球の物質及びエネルギーの循環を破壊ししつくそうとしています。さらには経済システムの中の金融部門が、(マネー経済と呼ばれる金融部門)一体として経済を形作っているはずの実体経済まで叩きつぶしかけるほどの強欲ぶりです。
森林を形成する植物はその気候帯に最適な植物ではなく、わずかに外れた植物がその地位を占めますが、最適にまで適応したものは、適応しすぎで、自滅をするのでしょう。環境に最適にまで適応することは、自らの立つ環境を押しつぶすほど成長してしまうという事で、これこそが進歩の罠なのではないでしょうか。
自滅を回避するためには、互いに最適化した貨幣システムと資本主義に制限をかける必要があります。大雑把にいえば貨幣は生産、加工による付加価値とともに生まれます。しかし生産、加工された物は全て時間と共に老化していきますが、貨幣は老化しません。これはモノとしての貨幣と、消費物資との間での不当競争であると考えた人がいます。この人は不当競争解消のためにマイナスの金利を考えました。
この考えを取り入れ、成功した例があります。世界恐慌の時、オーストリアのヴェルグルという町です。これの導入から2年で町から失業者が消えたとのことです。これは貨幣に対する制限と考えてもよいのではないでしょうか。
私はこの制限に、さらに地球の大きさを制限として加えることを提言します。すなわち太陽エネルギー缶詰本位制です。具体的には、森林及び農地の質、及び面積に応じて貨幣を発行するのです。人間の過剰な経済活動が森林、農地を破壊すれば、貨幣の総量を減らし、森林、農地が増えれば、貨幣の供給を増やします。言い換えれば、エコロジカルフットプリントの改善又は悪化に応じて貨幣の総量を調節し、貨幣システムを地球の大きさに連動させるのです。過去の文明崩壊は農地と森林を失うことで起きていますので、このような制度は、経済システムに環境との調和を組み込むことになると考えます。このシステムを導入すれば経済成長をするためには森林及び農地を増やすしかなくなります。森林と農地では、面積当たりに発行できる貨幣の量を、森林のほうを多くします。このようにすると森林の面積が多いほうが貨幣の発行量が増え、活発な経済活動ができるということになりますが、過去の文明が森林を食いつぶして破滅したことに対する制限となり、文明の”進歩と発展”に対する逆説でもあります。
この200年の間に発達した現在の経済システムは、膨張することが前提となっていますので、この太陽エネルギー缶詰本位制の貨幣システム上では存在することができなくなるでしょう。現在、人類は己の作りだした道具であるはずの貨幣に支配され、欲望を際限なく暴走させていますています。今のまま道具に支配されたまま、自らの基盤を破壊し続ければ、文明崩壊は不可避でしょう。

参考 槌田敦 槌田エントロピー理論
岩村充 『貨幣進化論』
河邑厚徳+グループ現代 『エンデの遺言』



以上、ここのサイトの常連、guyver1092さんから投稿して頂いた記事です。内容的には、以前書いて頂いた記事、【欲望を数値に変換する装置】に
岩村充 『貨幣進化論』、河邑厚徳+グループ現代『エンデの遺言』を読んで知ったこと、考えたことをプラスして書いたとの事です。
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【2011/03/01 00:02】 | Economic Fascism トラックバック(0) |


ぴのこ
>エコロジカルフットプリントの改善又は悪化に応じて貨幣の総量を調節し、貨幣システムを地球の大きさに連動させる

なるほど~v-22
これはまさに「脱成長」ですねv-353
これなら、環境負荷がかかり過ぎることはないですねv-345

CO2の廃棄権取引のように、権利の売買などが行われないように対策も必要ですねv-278
そういった何でもかんでも市場経済に乗せようとする一部の人間が思い通りにできないように、勝手を許さない姿勢を力をあわせて大衆がとっていかないと、ですねv-356

今回の記事も、とても面白かったですe-68
ありがとうございますe-241

コメントありがとうございます
guyver1092
 太陽エネルギー缶詰本位制は「文明崩壊の推進力」を書いた頃に方向としては思いついていました。ただ何に結び付ければよいかは解らず、今回についに思いついたのです。
 森林や農地に結び付ければ、文明の発達によりこれらが損なわれれば、貨幣発行量が減少し、人類の生存基盤の破壊を抑える・・・とか、江戸時代の日本のように、文明が発達しつつ、森林も育った(一部は上手く行かなかった処もあるというのも読んだことがありますが)世界が実現できたらと考えています。

 本文にも書きましたが、自分の依って立つ環境を破壊しないためには、人間の行動を環境の大きさ以下に制限をかける必要がありますが、お金の総量で制限をかけようとの発想なのです。

>太陽エネルギー缶詰本位制
雑草Z
欲望を数値に変換して、更なる欲望=強欲 に変換していくシステムが貨幣を用いた資本主義という事ですね。確かに社会を不安定にし、このままでは文明崩壊は不可避ですね。

>この二つを車輪の両輪として動く

という発想がとてもユニークです。

>不当競争解消のためにマイナスの金利を考えました。

というのも逆転の発想で面白いですが、その考えを取り入れて既に成功した例があったとはまた驚きです。
>オーストリアのヴェルグルという町
では、具体的にどんな政策をしたのですか?

>太陽エネルギー缶詰本位制
は、guyver1092さんらしい独特の発想法ですね。(命名も言い得て妙です。)この方式で言えば現在は通貨が出回り過ぎてインフレ状態と言えましょう。それも最適量の数十倍以上の通貨量でしょうね。・・若しくは森林の価値とされているものが現在あまりに低過ぎるのかもしれません。

先のコメントでぴのこさんもおっしゃられているように、

>権利の売買などが行われないように対策
>何でもかんでも市場経済に乗せようとする一部の人間が思い通りにできないように、勝手を許さない姿勢

が大切ですね。

>人間の行動を環境の大きさ以下に制限をかける必要がありますが、お金の総量で制限をかけようとの発想

この辺り、私が考えた事がない発想で、面白いなと思いました。今回の記事は面白かっただけでなく、知らなかった事も多く、色々参考になりました。

マイナス金利の提唱者
guyver1092
 マイナス金利を考えたのは、シルビオ・ゲゼルという人物で、かのケインズも一目置いていて、80年代にドイツで結成された緑の党は、ゲゼル支持者たちだそうです。
 氏が最初に考えたのは計表自由貨幣で、年初に100の価値が年末に95に減価する貨幣で、流通価値が表として印刷された物です。ほかにもいろいろな方式があるそうで、一番知られているのは、毎週スタンプを押さないと使えなくなるスタンプ貨幣だそうです。
 1932年にヴェルグルで使われたのはこのスタンプ貨幣で、毎月1%減額していき、価値を維持するためには、町から減価分のスタンプを購入して貼り付けます。行ったのは、ゲゼル理論の信奉者であったウンターグッゲンベルガーという町長で、公共工事を行い、地域住民を雇い入れ、この賃金の支払いに労働証明といわれる地域通貨を発行して、これが減価する貨幣でした。一年にも満たないうちに、この町は完全雇用を実現したそうですが、この取り組みは一年ほどで終了します。正しくは、オーストリア中央銀行に訴えられ、裁判で負けて終了させられたのです。この結果、町は、30%まで失業率が増加したそうです。

 現在の人間のご主人さまは貨幣ですので、このご主人さまを換骨奪胎すれば、貨幣を道具に戻せるのではないかと思います。以前にも書いたように、「金本位制が経済成長を阻害する」性質を持つことからヒントを得て考えつきました。

逆流の発想!
雑草Z
guyver1092さん、マイナス金利について色々御説明有難う御座います。非常にユニークと感じるのは、プラス金利に慣れてしまっているからでしょう。プラス金利が理に適うとは言い切れませんね。
 
さて、
>オーストリア中央銀行に訴えられ、裁判で負けて終了させられた

との事ですが、銀行はマイナス金利では成り立たないので、妨害するのは当然としても、どのような理由で裁判で負けたのでしょうかね?・・・勝手に  計表自由貨幣 を発行したとかそんな理由でしょうか?・・もしお分かりなら教えて下さい。まあ、金貸し商売の連中が文明崩壊の大きな原動力になっている事は間違いないでしょうね。


>「金本位制が経済成長を阻害する」性質を持つことからヒントを得て考えつきました。

現代社会の主流が「どうやって経済成長を促進するか?」を色々検討っしている現在、その流れに反する「どうやって経済成長を阻害するか?」を考えている我々は、現在は『世の異端』でしょう。しかし、もう経済成長の方向は高い壁に阻まれているので、主流の流れが逆流するのも時間の問題でしょうね。その大転換をしっかり見届けたいものです。

RE:太陽エネルギー缶詰本位制
guyver1092
 太陽エネルギー缶詰本位制は、石油不足が誰の目にも明らかになる頃には、少なくとも部分的にでも取り入れておかなければ文明崩壊は確実でしょう。
 切り替えるのはとてつもない困難があるでしょうし、一番問題なのは、人類の理性が強欲を制御できるかです。今の空腹を満たすために、かつての金本位制のように、実際の森林、農地以上の紙幣を発行したりすれば、地球の大きさによる制限の意味をなさなくなります。
 その他、兌換紙幣にするかどうかとか、エコロジカルフットプリントの評価をずっと正当に行えるかいろいろ問題も出てくるでしょう。

 また、たとえば江戸時代のように安定した社会にならなければ人々の支持を得られないでしょう。(江戸時代も、固定できた太陽エネルギーの範囲での、安定した社会になっていましたから可能であると考えていますが)

 本文に書くのを忘れましたが、人間が使いやすい形に太陽エネルギーを精製し、固定する装置として森林、農地を見立てましょうということです。これを破壊してしまうことは自らの生存基盤の破壊です。
 また、これらを預金元本とみて、その年に固定できた太陽エネルギーの範囲内での利息生活と見ることもできます。

 オーストリアの中央銀行が訴えた理由は、オーストリアの紙券発行の独占を侵害したというものです。法律で通貨は、独占的に中央銀行のみが発行できるとなっていたのでしょう。もちろん、この運動が国家にとって脅威であるとの考えが根本にあるのでしょう。取るに足らないものであると考えたのなら無視したでしょうから。

>「どうやって経済成長を阻害するか?」を考えている我々は、現在は『世の異端』でしょう。

 確かに『異端』ですね。しかし、『人口減少社会』と言う人はかなりの数に上ります。これは実質的にはマイナス成長社会とほぼ等しいと考えますので、主流が逆転するのも近いかもしれませんね。

RE:RE:太陽エネルギー缶詰本位制
guyver1092
参考になりそうな取り組みを見つけした。

http://mirainet.exblog.jp/12641500/

Re:RE:RE:太陽エネルギー缶詰本位制
雑草Z
    guyver1092さん

 多岐に渡る御説明ア有難う御座います。色々参考になります。

>石油不足が誰の目にも明らかになる頃には、少なくとも部分的にでも取り入れておかなければ文明崩壊は確実

石油文明ほどエネルギーを過剰にどんどん消費する事は出来なくなるでしょうが、石油文明でのエネルギーの使い方が浪費のレベルだったからで、1人当たりのエネルギー消費量は、十分の一レベルまで下げるのは可能でしょう。


>一番問題なのは、人類の理性が強欲を制御できるか

そうですね。現在の人間の根拠のないオプティミズムが文明崩壊を呼ぶでしょうね(過去の歴史もそうでした。)やはり理性が強欲を制御できる為には恐怖も必要だと思います。即ち、今まで通りの成長経済が続いた場合に起こる文明崩壊の時の悲劇の恐怖をしっかりイメージ出来る事でしょう。

>江戸時代のように安定した社会にならなければ人々の支持を得られないでしょう。

現代の過剰消費(浪費)で人口が多過ぎる社会では、太陽エネルギー缶詰本位制にするには大きなGDPのダウンが必要なので、その時大混乱になるでしょう。ここを乗り切れるかどうかが正念場です。

>人間が使いやすい形に太陽エネルギーを精製し、固定する装置として森林、農地を見立てましょうということです。

なるほど、それが 太陽エネルギー缶詰本位制 の土台ですね。「太陽エネルギーの精製」というのはユニークな表現ですね。どの段階までの事を「精製」と表現されたのでしょうか?

>オーストリアの紙券発行の独占を侵害したというもの

特権階級が利権を守る為の何でもありの主張の典型でしょう。あからさまに既得権益の主張ですね。それで裁判に勝つのだから、裁判所は体制側に組み込まれているという事ですね。・・・実際ずっとそうですね。司法権の独立なんて殆ど存在しません。


>その年に固定できた太陽エネルギーの範囲内での利息生活

これこそ永続可能な社会の必要条件でしょうね。


>>現在は『世の異端』
>『人口減少社会』と言う人はかなりの数に上ります。
>>主流が逆転するのも近いかもしれませんね。


脱成長派もかなり増えています。時はどんどん熟してきています。突然主流になるのではないかと思います。それを見届けたいものです。

生物が豊かに生活出来る地球環境が破壊され尽くす前に、出来るだけ早くシフトダウンが主流になって欲しいものです。


御紹介のページ見せて戴きました。こんな取り組みが日本で始まっている事に驚きました。

>米本位の地域通貨
>通貨の“腐るおカネ化”

これは guyver1092さんの言うところの
『太陽エネルギー缶詰本位制』と『マイナス金利』
の両方を満たしていますね。日本の江戸時代もこうだったわけですね。改めて米本位制の深さを知りました。



太陽エネルギーの精製
guyver1092
太陽エネルギーの精製とは、エントロピーを考えた表現です。太陽エネルギーからエントロピーを捨てて有効部分を植物が固定するのを指します。植物の形に固定されれば精製されているのかなと考えています。

 太陽エネルギー缶詰本位制をするには、森林の劣化させないための決まりを作り、その範囲以下で森林を利用するようにする必要があるでしょう。
 貨幣は必ずしも、老化貨幣である必要はないと考えます。価値の変わらない貨幣を使って、税金で資産に対し課税し、エコロジカルフットプリントに応じて、税率を上下し、行政サービスの量及び質も上下させて、その差額を償却または発行するとか。

 老化貨幣にするのであれば、森林起源の貨幣と、農地起源の貨幣の設計を変えるべきかもしれません。たとえば、木との兌換紙幣にするのであれば、生えている木を表す貨幣にすれば、木は成長しますから成長している間は実質プラス金利、老化して朽ち始めたらマイナス金利にするとか。
 農地からだと、収穫物を表す貨幣にするなら、初めからマイナス金利とか。

Re:太陽エネルギーの精製
雑草Z
    guyver1092さん

またまた独創的な案ですね。

>太陽エネルギーの精製とは、エントロピーを考えた表現です。太陽エネルギーからエントロピーを捨てて有効部分を植物が固定するのを指します。植物の形に固定されれば精製されているのかなと

なるほど、そういう事ですが!そういう概念ならば適切かと思います。


>太陽エネルギー缶詰本位制

に関して色々検討されていますね。かなり難しい部分はあるでしょうけれど、ここまで検討されているとは流石です。興味深く、面白く読ませて戴きました。

>木は成長しますから成長している間は実質プラス金利、老化して朽ち始めたらマイナス金利

この辺りはユニークな発想だと思いますが、実際施行するとなれば解釈が難しく難航するのでは・・・と感じます。 

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