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2010-07-29 00:01
~隠津島神社[おきつしまじんじゃ]~

猪苗代湖の南側の湖南の森の中になかなかいい神社がある・・・と、親しくしている方から聞いて、早速まだ梅雨の明けきらぬ7月のはじめ[7月1日]に行ってみました。森の中にある現地に着いたのがもう日暮れの頃で、小雨が降っていて霧がかかり、それはもう神秘的な風景でした。こんなに素晴らしい幻想的な神社の風景を見た記憶は御座いません。残念ながら、その霧のかかった夕暮れの薄暗い風景は携帯電話のカメラで写真を撮っても暗過ぎてよく写りませんでした。
 梅雨が明けた晴れた日[7月18日]のお昼に出直して写真撮影して参りました。この晴れた日のお昼は、過日ほどの幻想的な風景ではありませんでしたが、それでも境内の背の高い杉の巨木などが、角度によっては空の高い位置にある日光をも遮り、また別な角度では木漏れ日が差し込み、荘厳な後光が差し込んでいるように見えました。巨木が林立するこの鎮守の森の中は、真夏の暑さとは無縁で、涼しく感じました。最近人里が暑いのは、コンクリートで固められているからだと言う事を間接的に痛感いたしました。
 因みにこの隠津島神社があるのは、郡山市湖南町ですから、同じ福島県でも会津地方ではなく、中通地方になります。しかし、会津地方と接する地区ですし、山も深く、雪も沢山積りそうですし雰囲気的にはここは会津地方です。

 ↓ 神社の北側・・2kmほど手前に参拝道がありました。
  車道と並行して数十メートル走り、鳥居を抜けるとまた車道に合流していました。
 いわゆる旧街道です。

隠津島神社1

 ↓神社の横(敷地内)の湿地 管谷地

隠津島神社2

 ↓神社入り口の鳥居・・・杉の巨木が何本も立っていて壮大です。

隠津島神社3



隠津島神社4

 鳥居をくぐって中から外を覗いても、杉の巨木の大きさに圧倒されます。

隠津島神社5

 屋久島の杉を想起します。(・・屋久島に行った事はありませんが・・・)

隠津島神社6

 ↓木の下の日蔭のシダ類の葉も非常に大きく育っています。
 大きさも形も植え込みのソテツのようです。

隠津島神社7

 神社の林は15haあり、杉や雑木林の天然林との事ですが、

隠津島神社8

 この鎮守の森は周りの森と繋がっています。 

隠津島神社9

 木漏れ日の中の杉の巨木のシルエット

隠津島神社10

 ↓木の間に本殿が見えて来ました。

隠津島神社11

 本殿の社の建物自体はこじんまりとしていて普通の社の雰囲気です。

隠津島神社12



隠津島神社13



隠津島神社14

 ↓社の裏手の横の方に得体の知れないものが祀られていました。
 ヘビ神様と風穴はここより上ですが・・

隠津島神社15

 ↑の横にある
 ↓社の裏手の小高い丘(山?)にある風穴堂とへび神様入り口の鳥居。

隠津島神社16



隠津島神社17

↓坂道を登っていくと先ず最初に現れる 御神岩とされている 烏帽子岩

隠津島神社18

風穴堂までは、鳥居がいくつかありました。

隠津島神社19

へび神様の祀られている風穴堂

隠津島神社20

この辺り一帯にある多くの風穴から、
夏は冷風、冬は暖風が吹き上げるので、
神風穴 と称されるとの事

隠津島神社21

 風穴の岩の上に風穴堂などいくつかの社が建てられています。

隠津島神社22


隠津島神社23

 風穴堂は高床式で、高床の下に大きな風穴の岩があります。

隠津島神社24

 ヘビ神社の鈴の下の賽銭箱の横に
 ヘビにお供えする積りでしょうか?
・・賽銭箱の横に卵が沢山供えられていました。

隠津島神社25

 布の幕をめくって覗いてみますと、ヘビがいました!
 昼間の明るい時だから気付きましたが、
 過日は、日没あたりに来たので暗くて気付きませんでした。

隠津島神社26

ヘビは、丁度ねじれた木に作られたようです。それに顔を描いたようです。
「ツチノコ」ってこんな感じでしょうか?

隠津島神社27

床の板を挟んでその下は風穴の岩。

    2010年7月18日(日)お昼過ぎに撮影
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【2010/07/29 00:01】 | 森林木のある風景 トラックバック(0) |

すごい神社
上々
またすごい風情のある神社ですね。
郡山と言うと新幹線の駅のイメージがあり、会津とは離れた感じがしていましたが、西端は猪苗代湖に近いのでしょうか。
縁起をみると宗像大社から由来するようですが、宗像大社は海上交通の守護神ですが、湖の舟運に関わりがあったのでしょうか。

それにしても見事な杉の大木です。
樹齢千年以上でしょうか。こちらの白山比め神社の杉も大木ですが、手入れもされているのでしょうか。

しかし、神社シリーズなかなか尽きませんね。

これは…素晴らしいです^^
でなしNo.146
すごい杉ですね!!

杉の森にもやがかかっている時期なんて、とても幻想的な情景なんじゃないでしょうか^^
他にも杉がにょきにょきはえているものや木漏れ日の写真などを見ると一度行ってみたくなりました☆

ウィキで調べてみたら、鎮守の森は原生林と書かれていました。

お供え物といい、長い間、地元の人から愛されてきた神社なのですね^^

写真でも十分迫力が伝わってきますが、実物を見たら感動すると思います♪

Re:すごい神社
雑草Z
    上々さん

いつも鎮守の森シリーズへのコメント有難う御座います。
そして、写真の看板の内容の解説も有難う御座います。
歴史の知識が乏しい為に、書いてある内容の背景など全然わからないもので、いつも上々さんの解説で、そう言う事なのか・・・と新たな発見があります。今回も、宗像大社って全然知りませんでしたが、

>宗像大社は海上交通の守護神ですが、湖の舟運に関わりがあったのでしょうか。

に、なるほど、と思いました。神社の看板も、知識が豊富な方が読むと深い発見も沢山ありますね。

さて、先日の大雨被害で全国に放送された郡山市ですが、猪苗代湖の南側で会津若松市と接しています。郡山市は広い市で、郡山市湖南町はその名の通り猪苗代湖の南岸の地域です。
 猪苗代湖は日本の湖では大きいほうから数えて2,3番目ですが(・・霞ケ浦を湖と見なすかどうかで変わってきます・・)3つの市町の領域になっています。
 北半分が磐梯山と野口英世で有名な猪苗代町。
 南半分の西側が会津若松市湊町。
 南半分の東側が郡山市湖南町です。

>手入れもされているのでしょうか。

人里離れた場所にあり、神主も住みつかなくなり、現在は無人のようですが、本殿には記帳用のノートが用意されたり、管理に来る人はいるようです。

>神社シリーズなかなか尽きませんね。

会津地方だけにしようと考えていたのですが、この隠津島神社は非常に気に入ったのでアップ致しました。これからも会津を中心にしながらも、会津の周りで魅力的な神社があればアップしたいと考えています。神社シリーズは上々さんの貴重なコメントを読んで、学ばさせて頂いています。これからもコメント宜しくお願い致します。




是非行かれて下さい。
雑草Z
    でなしNo.146 さん

 やっぱり、霧やもやのかかった黄昏時が最高ですね。

>鎮守の森は原生林と書かれていました。

鎮守の森は、昔から神聖な場所できも切られずにそのままの場所も多く、原生林と言わずとも、天然林が結構あるようですね。
でも、ここ隠津島神社の鎮守の森は、神域として、数百年来斧を入れた事もなく、倒木も朽ちるままの状態だそうです。

>お供え物といい、長い間、地元の人から愛されてきた神社

人里離れた場所にあり、本殿前に置かれた記帳を読むと、結構遠くからも参拝に来ているようです。この日、郡山市在住の方から聞いた話によると、何故か最近ここは、水商売とか芸者さんとかがお参りするところになってるそうです。そう言えば、私が写真撮りに訪れた2度目の時も、芸者さんらしき方が2人で御参りに来てました。

でなしNo.146 さんは、確か新潟県にお住まいの筈ですが、機会があったら是非訪れてみて下さい。雨っぽい日が神秘的です。

宗像大社
上々
実は九州には宗像さんと言う名字の方もいらっしゃり、宮司一族の末裔だろうかと思ってしまいます。

宮司さんというと今では単に神社の管理者かという感じですが、各地の大社がその地域の支配層と一体であった時代にはそれとイコールだったわけで、阿蘇・出雲・諏訪などかなり遅い時代まで豪族であった時代もあります。

宗像大社は海運を司る神であったと言うことなので、当然宗像一族もその関連の豪族だったでしょうが、それがなぜ猪苗代湖畔かという思いはありますね。
遅れた時代には陸運も司ったとありますので、その関係でしょうか。

Re:宗像大社
雑草Z
 「宗像」って苗字が軍事一族の名字なのですね?言われてみればそんな感じの漢字ですね。この字にはどんな意味が込められているのでしょうね?

 会津地方にも、多くはありませんが「むなかた」と呼ぶ苗字の方はいます。「宗像」と「宗形」です。どんな違いがあるのでしょうね?

>宮司さんというと今では単に神社の管理者かという感じですが、各地の大社がその地域の支配層と一体であった時代にはそれとイコールだったわけで、

なるほど、神に仕える者が支配者だったわけですね。だから各地にこんなに沢山色々な名前の神社が建っているのですね。会津地方だけでも神社の数は本当に多いです。ある程度大きいものも結構な数がある事を最近知りました。

>宗像大社は海運を司る神であったと・・・・それがなぜ猪苗代湖畔かという思いはありますね。

水運の神と考えれば猪苗代湖も関係あるのかな・・・とも思いますが、猪苗代湖はそんなに昔からあった湖ではないですからね。でも、この辺りは湖や沼が沢山あった地方らしいです。

>遅れた時代には陸運も司ったとありますので、その関係でしょうか。

その可能性が高そうですね。

 上々さんの色々な御推測、興味深く、非常に参考になります。有難う御座います。





はじめまして
「蜂に刺される」とネットサーフィンをしていたら
こちらにヒットしました。
ブログを呼んでいたら共感するところが多く
コメントしようと思いました。

実は屋久島在住です^^。
屋久島の森はもっともっと素晴らしいですよ(笑)。
島に住んでいると地球の自然の豊かさ素晴らしさを実感します。
台風や雷もすごいなぁ~と感動します・・・(本当ですよ)
その分、季節毎に色々な虫もたくさんいて大変ですが・・・(笑)
今朝、蜂にさされてまだ痛いです…
蜂の巣にうっかり近づいた、私が悪いのです(笑)

関東より屋久島に移住しました。
移住理由は主人が化学物質過敏症を発病したため
都会での日常生活が困難に。
発病のおかげて色々なことを見直すことができ、
本当によかった思っています。
合成洗剤、化学繊維衣類、プラスチック・・・
世の中に化学物質って多すぎ・・・
地球や体に良くないもの・・・
人という動物が一番の害獣では・・・と。

「エコ」って流行ってますが、全然「エコ」ではないでから。
節約、時短することが「エコ」って思っている人多いですね。
まったく関係ないわけでもないですが、ズレていることが多いです。

屋久島に移住してきた方は環境に対する意識が高い人が多いです。
その反面、もともと住んでいる方はとても低いことが多い…。
生まれた時からある環境が当たり前と思っているようで。


ついつい長文になってしまいごめんなさい。
陰ながら応援していますので
マイペースで更新頑張ってください^^。



>はじめまして
雑草Z
 はじめまして、コメント有難う御座います。
「はじめまして」がHNで はじめまして・さん・・・と呼ぶのも変ですね。何か他の適当なHNを付けて頂いたほうがいいですね。
 台風や雷にも感動出来るっていいですね。色々な虫とも共存して下さいませ。

>合成洗剤、化学繊維衣類、プラスチック・・・
世の中に化学物質って多すぎ・・・

このあたりは主に石油から作りますね。石油は正に人間社会のドーピングですね。使うべきではないですね。化学物質の使用については厳しく禁止しないと、腐らずにあちこちにばら撒かれて大変な事になってますね。

>「エコ」って流行ってますが、全然「エコ」ではない

「エコ」って言葉が空々しく聞こえますね。本来の意味のecology ではなく、殆ど実質 economy の意味になってしまっていますね。

>人という動物が一番の害獣では・・・と。

そうですね。人間の膨張主義が環境問題を深刻にしています。ここ100年ばかりの人間活動の異常な膨張で地球の生態系はこれでもかとばかりに痛めつけられています。それは勿論人間にも跳ね返ってきますね。開発に取り憑かれた文明人は、ガイア地球の癌細胞ってところですね。

思い切って屋久島に移住されて本当に良かったみたいですね。都会は早く脱出した方がいいでしょうね。しかし、多くの人が屋久島(=大自然が沢山残っている田舎・・)に移住したら自然が破壊されるし、屋久島の自然の事を考えると微妙なところですね。
人間の環境負荷を早急に桁違いに減らさなければ大変な事になりますね。


>屋久島に移住してきた方は環境に対する意識が高い人が多いです。 その反面、もともと住んでいる方はとても低いことが多い…。

これは、屋久島に元々住んでいる方の方が環境を破壊していると言う事でしょうか?・・・具体的にはたとえばどんな事でしょうか?

 
  


屋久島のA子^^
「はじめまして」あらため「花」です^^。
「花(自然)」とたわむれ会話しているのが大好きです。
植物から元気をもらっています。


>屋久島に元々住んでいる方の方が環境を破壊していると言う事でしょうか?・・・具体的にはたとえばどんな事でしょうか?

「破壊」というほど大げさなものではないですが…

地元民しか知らないような釣り場に空き缶やゴミが放置されていたり・・・。

除草剤を使っていたり。
島内の夏場の植物は高温多雨で超~~っ急成長。そのため手におえず使ってしまうのもわからないでもないですが・・・。
草が茂りすぎると蛇や蜂、害虫(害は人ですが・・・)などが住みやすい環境になるので。

果樹園や畑に化学肥料を使用しています。
本当の土の成分がこわれてしまうのに・・・
今年の梅雨は多雨のため生育不良のため多く使用しているらしいです。
移住者で畑をしている方は有機やEM菌(有用微生物群)を使用しているところが多いです。

水道の塩素濃度が高いと思います。特に夏場。
豊かな自然のため水が腐りやすいから・・・と耳にしたことあります。うちは塩素系洗剤の使用していないので濃度があがるとよくわかります。移住してきた敏感肌の方が都会にいるより肌があれてきた・・・と。役場の職員の方はほぼ地元出身者。水道関係の方も同じほぼ地元出身者。環境に対する正しい意識が乏しいです。

ちょと思いあたったことはこれくらい。

また時々コメントしますね~
以前のブログも少しずつ読んでいるところです。
更新を楽しみにしています^^。

屋久島の島民
雑草Z
 お返事有難う御座います。HNもしっかりあらためて頂いて恐縮です。
 ただ、HNは「花」さんですか?それとも 
「屋久島のA子^^ #」さんですか?
「屋久島のA子^^ #」さんが仮の本名で、HNを「はじめまして」から「花」に改めた・・・と考えるのが妥当でしょうか?

それは兎も角、質問にしっかりお答え頂き有難う御座いました。色々な例をかいて頂き、イメージが出来ました。

地元の方もみんなではないでしょうが、環境意識の低い人が多くて嫌ですね。どこの場所でも、田舎の人が都会の人よりも環境に対する意識が高いわけではないですね。

屋久島で除草剤や化学肥料は使って欲しくないですね。
思いがけなく意外だったのは

>水道の塩素濃度が高い

と言う事です。屋久島って水が豊富なところですから、水道なんて必要ないと思っていました。それが塩素たっぷりなんて・・・残念です。
 まさか用水路として U字溝なんて入ってませんよね?

以前のブログも読んで戴き恐縮です。有難う御座います。何か興味がある記事があれば、そちらにもコメント頂ければ嬉しく思います。
 屋久島の自然を大切に見守って下さいませ。

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2010-07-25 00:01
20世紀後半に(地球のエコロジカルフットプリントが・・)持続可能な限界を超えたと言われているのに、世界はまだ成長しているではないか?・・『成長の限界』の予言は外れた・・と言う反論は成長論者から常に発信されています。先ずこの単純な誤解について誤りを訂正して置きます。

「持続可能な限界」とはその名の通り社会が(半)永久的に持続する為の資源や汚染のフローの事です。地球にはストックがありますから、持続可能な限界を超えてからもそのストックを食い潰している間は、成長を続ける事は可能なのです。そして、成長の限界とは、ストックも限界に達しそれ以上成長出来なくなる事です。
例えば、簡単に考える為に、食料の事だけで考えてみましょう。ある孤島に永続的に住む事の出来る人間の数が1000人が限界だとします。・・・つまりそれは、年間1000人分の食料しか新たに生産されないと言う事です。それでも倉庫に沢山ストックが腐らずにあれば、それを食べつくすまでは人口を増やせるのです。しかし勿論、ストックが無くなれば、人口は1000人以上は養えません。当然の帰着として、1000人を超えて人口が増えれば増えるほど、ストックが切れた後の飢餓は悲惨で、人口の落ち込みは1000人で止まらずにもっと落ち込むでしょう。場合によっては絶滅です。何故なら、ストックが切れれば、食料の争奪戦が始まり、食料が十分に育つ前や来年の種まで食べ尽くしてしまうからです。・・場合によっては人肉食まで起こるでしょう。・・・実際に過去にイースター島で起こった事とされています。

現在の世界はまさに持続可能な限界を通り越して、ストックを食い潰し、成長の限界に近付いている状態です。食料だけでなく、様々な資源の多くが複合的に一斉にストック不足に近づいています。

持続可能なレベルを超えたけれどもまだ成長出来るのは、単に地球のストックを食い潰しているからです。現在行われている開発は、殆ど全てがただの資源の食い潰しです。
再生不可能な資源は勿論の事(・・これには持続可能な限界もありません・・ただ減るのみです・・)殆どの再生可能な資源の消費が持続可能な限界を超え、地球の汚染も回復の速さの限界を超えているのです。
科学技術によって限界が克服されてなんかいません。
ただ、地球規模の成長の限界と言う未曽有の危機が近づいているのです。
限りない成長なんてある筈もなく、そんな事を本気で論ずる成長論者は狂った地球の破壊者と言えましょう。今最優先で早急にすべき事は、『脱成長、縮小化』に尽きるでしょう。
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【2010/07/25 00:01】 | 資源・エネルギー トラックバック(0) |

妄想
guyver1092
 成長論者からみると、脱経済成長論者は変な妄想に取りつかれた変な人なのでしょうね。逆から見れば、成長論者も当然異常者に見えます。
 どちらが正しいかは歴史が証明するでしょうが、間違ったほうは絶対に過ちを認めず、誰かが何らかの失敗を犯さなければ、永久に成長できたのにと言い張るでしょうね。過去の歴史からも当然学びません。過去と現在は違うの一点張りで、過去との共通要因は無視するでしょうね。

妄想&洗脳
雑草Z
 無限の成長論は、しっかり討論すれば理に適う説明は出来ませんね。高々数百年の成長の限界に達するまでの経験則でしょう。

>成長論者からみると、脱経済成長論者は変な妄想に取りつかれた変な人

まさしくそれが成長論者の洗脳でしょうね。理性で考える事を放棄していると言えましょう。

>歴史が証明するでしょうが、

今世紀中ですね。成長の先の破局の後に成長論が間違っていた・・・と証明されても文明は崩壊してしまって後の祭りかも知れません。おっしゃるように、それでも成長論者は非を認めないかも知れませんね。
 この現代文明は崩壊して、破滅の恐怖を体感しなければ、持続可能な社会にはならないのかも知れません。
 望みは脱成長論者の(超)指数関数的増加です。

 

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2010-07-21 00:01
~大事故からハードランディングへ~

核戦争が起こったら、その時点で人類社会の破局が突然始まる事は想像に難くない事です。
成長の限界による破局は、突然顕著になって、制御不可能な崩壊・・・カタストロフィーが始まる事は、理性で想像すれば当然の帰着であり、ここの記事でも何度か言及しています。いわゆるハードランディングというやつです。
それに対して、計画的に制御しながら経済を縮小して、持続可能な社会に落ち着く事をソフトランディングと言います。


このままの成長開発路線を推し進めれば、様々な環境負荷が限界を超え、ある日突然制御不可な崩壊が始まるであろうと想像していましたが、その引き金となるのが人為的大事故である可能性が高い事を、メキシコ湾の原油流出事故で再認識致しました。今回の事故が、そんな崩壊の引き金にはならないように早く原油流出が止まる事を祈るばかりですが、一方、原油流出が止まって、また相変わらず経済成長優先・・・とばかりに愚かな開発が続けられれば、そのうちさらなる深刻な大事故が起こり、文明崩壊に繋がる可能性も大きいでしょう。人間活動が大きくなり、資源が急速に減ってきた現在、成長路線を維持する事は、非常に無理がありますので、成長路線を推し進める限りに於いては、今後もこのような大事故が起こる可能性は大きくなるのではないでしょうか。増してそこに「経済性」と言う「コストの計算」が働けば、安全性もしっかり保てなくなるでしょう。・・本来は、事故が起こった場合の損失まで期待値に入れて計算すべきですが、事故は無いものとして計算するから今回のような大事故に繋がるのでしょう。今回の原油流出事故も、コスト削減による安全対策の手抜きが、大きな原因と言われています。そして、技術的にも無理があったのです。こんな大きな危険を孕んだ事業を、オプティミスティックに始める感覚が狂っていると言えましょう。過剰な開発競争と経済優先の結果でしょう。

 つまりこのまま無理に経済成長路線を走り続ければ、ハードランディングする事になりましょう。大混乱のもとに経済は縮小し、自然は収奪されて破壊され、人口は減っていく事になるでしょう。
はじめは一部の地域に起きた事でもまたたく間に世界に伝播していくでしょう。何故なら世界はグローバルに繋がって、どの地域も環境負荷が限界に近付いて、人間の起こす大事故が、地球規模になってきたからです。そして、崩壊せずにうまく切り抜けて、成長開発路線が続けば続くほど、各地の環境負荷は溜まっていく一方で、ひとたび引き金となる大事故が起きたら、凄い勢いで崩壊が起こるでしょう。砂上の楼閣は、高く積み上げられれば積み上げられるほど、崩壊の時の勢いも激しくなるのです。
 今のところ、人類社会がソフトランディングする可能性はかなり低く、ハードランディングする事になりそうです。経済成長に洗脳された人間が大部分だからです。現在、殆どの開発は即刻中止すべき・・・と言う案に賛同する人は残念ながら殆どいないでしょう。だからハードランディングも早い方が、人類の文明が存続する可能性は高いでしょう。飛行機の高度が高くなれば高くなるほど、操縦不可能になった時、助かる可能性は低くなるでしょう。・・・ある程度以上の高さになったら、どんな高さでも可能性は変わらないでしょうが・・どうせ助からない・・・と言う意味に於いて・・
 
 現在は、ハードランディングが殆ど確実であっても、その中で出来るだけソフトランディングする方向を探りたいものです。その為には、成長路線は破局へ突き進む悪魔の路線である事をしっかり認識し、成長路線を放棄する事です。脱成長派が十分に増えて、脱成長路線へ進むべきなのです。
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【2010/07/21 00:01】 | 都市/文明 トラックバック(0) |

生きることに関わる何かとの距離感
坂下の番長
雑草さん
お久しぶりです.坂下の番長です.

お元気ですか.
私は大学院に進みました.
大学院の授業で「緩和策」のレポートがあり,
参考にすることは無いかと久しぶりに立ち寄りました.
大盛況ですね,このブログ(笑)
もうすぐ30万アクセス,ちと感動しました.

ついでにコメントしてきます.
「生きることに関わる何かとの距離感」について


最初に核戦争の例を挙げてましたが,
まあ,確かに核戦争はヤバイですが・・・

核戦争はイメージできても,
ハードランディングすると何が自分の身に降りかかるのか,
想像できない人は少なくないと僕は思います.


蛇口を捻れば直ぐに水が手に入る.

原油の流出が止まらなくても自分には影響がない.


生きることに関わる何か,
或いは死ぬことに関わる脅威.

それらとの距離感があまりに大きくなっている.

何に生かされて生きているのかハッキリ言ってわからない.
そんな人達が(私も含め),そんな人達だからこそ,
今の現状を生んでいると思います.


ではどうやって脱成長路線に向けていくか,
カタストロフィーの行方を皆がイメージできるようになるには?

・・・このブログの意義は大きいと思います.

もっと恐怖を植えつけましょうよ(笑)


自然の摂理に関する感覚の欠如
雑草Z
    坂下の番長さん

 お久し振りのコメント有難う御座います。100年ぶりくらいでしょうか?

>原油の流出が止まらなくても自分には影響がない.

これはこれから世界中の人々の生活に影響すると思います。ここから破局が大きくなるのでは・・と懸念しています。狂気の沙汰としか思えません。

>生きることに関わる何か,
或いは死ぬことに関わる脅威.
それらとの距離感があまりに大きくなっている.

最近の人間は生まれた時から石油をはじめとするドーピング漬けの状態のまま育っていますから、自然の摂理に対する感覚が欠如した人が大多数かも知れません。簡単な例で言えば、現在の都市は、石油が使えなくなったら直ぐに機能が麻痺して大混乱に陥り、崩壊する・・・と言う事も考えられない、考えた事がない人で溢れています。だからこそ現代社会は破局に向かってまっしぐらに進んでいるのでしょう。危機的末期症状です。

>もっと恐怖を植えつけましょうよ

ここの記事の破局に対する表現を、大げさだとか極端だとか感じる人も多いようですが、決して誇張して書いている訳ではありません。寧ろ私自身、オプティミズムを持ってますから、甘めの予測かも知れません。

シャーレの中のバクテリアは、はじめは指数関数的に増えて、そのまま増え続ける筈もなく、容量を超えて増えて成長を続ければ、あるとき絶滅を始めるのは当然の帰着です。そんな当たり前の事に関する同意も出来なくて、いまだに開発優先、成長経済策を行っている殆どの国々の人々は、愚かな経済成長論に洗脳されているとしか思えません。
 だからハードランディングの危機を訴え続けるのも方法論の一つだと考えています。
 本文に書いたように、現代社会はスムーズなソフトランディングは不可能に近く、ハードランディングは必至の様相です。そのハードランディングの衝撃をどれだけ抑えられるか・でしょう。先ずそれには、現在の成長路線の先にある破局の恐怖を感知し、人類がどれだけ愚行を行っているか立ち止まって考えるべきだと思います。 

大事故
guyver1092
 三峡ダムが決壊すると、中国で五千万人ほどの死者が出で、下流の都市はほぼ壊滅し、日本近海まで海の生態系が影響を受けるとか。この事故が起きれば確実ですね。
 その他、高速増殖炉の事故は、たとえばフランスで起きたとすると全ヨーロッパが壊滅とか、六ヶ所村の再処理工場が事故を起こすと、日本の半分が人の住めない土地になるとか読んだ記憶があります。

良い政治家、悪い政治家、普通の政治家
 良い政治家は、文明崩壊しないように、事前に経済縮小します。普通の政治家は、成長を目指しますが、文明崩壊を考えて、保険を掛けておきます。悪い政治家は、文明崩壊がより悲惨なものになるよう、文明崩壊促進策を文明崩壊防止策と宣伝し、国民をだまします。

さてクイズです。日本の政治家はどのタイプの政治家でしょうか?

Re:大事故
雑草Z
    guyver1092さん

またまた、情報有難う御座います。人類は本当に酷いものを次々に作っていますね。狂気の沙汰です。

中国の三峡ダムは本当に酷いですね。確か三峡ダム一つで日本のダム全ての貯水量の2倍とか言われていますね。蓄積される水があまりにも多過ぎて、岩盤や地質が水の重さに耐え切れずに地震になるかも知れないとも報告されていますね。

>中国で五千万人ほどの死者

いや、また桁はずれな数字ですね。

>高速増殖炉の事故は、たとえばフランスで起きたとすると全ヨーロッパが壊滅とか、六ヶ所村の再処理工場が事故を起こすと、日本の半分が人の住めない土地になる

こんな途方もないリスクを背負ってやる事の筈がないですね。早く廃止して欲しいものです。
こんなものが各地にあって、いつかどれかが事故を起こすだろうと言う事は、杞憂では片づけられない問題です。
 ただの利権で人類はここまでやってはいけない事を平気でするのでしょうか?

  +  ++++   ++++++   +

久々の三択面白く読ませて頂きました。日本の政治家の殆どは、良い政治家ではないですね(・・でもそのうちに脱成長派が国政にも参加するようになると読んでいます・・)
普通の政治家もいるとは思いますが、

>文明崩壊を考えて、保険を掛けておきます。

は現在いないでしょうね。保険を賭けるにしても、ただの不況対策や、事故対策でしょうね。それに文明が崩壊したら保険を賭けていても支払われないでしょう。保険会社も潰れてしまうでしょうからね。(笑)

かと言って、悪い政治家でもないでしょうね。
「悪い政治家」と言うよりも、「愚かな政治家」でもありますね。開発、成長経済、景気刺激策を続けるでしょうから・・。
しかし

>文明崩壊がより悲惨なものになるよう、文明崩壊促進策を文明崩壊防止策と宣伝し、国民をだまします。

の皮肉は効いてますね。guyver1092 さん一流の言い回しであって、結局利権優先の政治家と企業が開発、成長経済を維持しようとして、「経済対策」と称して、環境負荷をどんどん掛けて、結果的に文明崩壊を誘発する・・・と解釈して宜しいですね?・・・それが一番多い日本の政治家のタイプでしょう。







たしか…
でなしNo.146
たしか、中国が今年でアメリカのエネルギー消費量を抜き、世界第一位になるという報道がされたと思います。

多くの人口を抱えているので一人一人の生活水準が上がれば、当然エネルギー消費も爆発的に増えるんですね。
…10年前なんてアメリカの半分ほどのエネルギー消費量だった国がすごいことになってますね(汗)

私が恐れているのは、これからさらに経済成長を続ける中国と、それに負けじと走るアメリカの環境に与える負荷です。

この二つの国で経済的にも、軍事的にも、エネルギー戦略的にも、限界まで競争されたら、近々人類は滅びそうですね。

その他でも、ブラジル、ロシア、インドなど次に成長する国が挙げられていますが、インド(人口約12億人)あたりが経済成長して、中国レベルになったら、もう終わりだと思います。

この場合、ハードランディングですら、ありがたい。と思うしかありません。

そうならないように、
ソフトランディングの可能性を探り続けなくてはいけない、と思いました。



二カ国だけでも・・
雑草Z
 人口最大の中国が、GDPも世界最大になり、環境破壊も世界最大になるであろう事は予測はしていましたが、実際なってみると本当に脅威ですね。アメリカ並みの環境破壊大国がもう一つ出来たのですから、深刻な脅威です。そしてこの勢いで行くと、アメリカ以上の環境破壊大国になりそうです。かつて日本が何十年前かに経験した高度経済成長でも世界中の資源を買いあさって、他の国々の環境破壊をして来ましたが、それを人口が10倍の規模で行われているのですから恐ろしいものがあります。現在の中国はかつての日本以上に世界の資源を輸入しまくっています。日本海の海底油田開発も着手しているようですし、とんでもない観光破壊を行っています。資源の消費、汚染物質の放出が中国とアメリカ2カ国だけで、持続可能な限界を超えてしまっているでしょう。狂気の沙汰です。先進国と呼ばれた国のかつての愚行を繰り返しています。その先頭に立っているのが共産主義国の中国政府と資本家なのだから狂っていると言えましょう。

 その後にも、インドだ、ブラジルだ、ロシアだ・・・・と次々にこれでもかとばかりに大きく経済成長をする国が現れ、世界は修羅場に向かっています。

 早く脱系成長主義派が政治の実権を握らないと、ハードランディングも非常にハードでしょう。そして世界は破局を迎えるでしょう。・・・その時の環境汚染のレベルを考えると人間に限らず生物がどの位生き残れるかさえ心配です。酷い世の中になったものです。

拡大は縮小へ
地下水
 ここ半世紀、日本のして来た事を見ると、拡大路線の慣性は、中印露ブラジルなどに広がるのは必至です。日本では、周辺の地価が上がって儲かるからと、道路が付き、政治家に賄賂が渡った様です。そして山が削られ、自動車が必需品の不便な斜面に宅地が広がりました。その後、周辺の湧き井戸が枯れ、工業製品を売り農産物を輸入するバーター条約で、休耕田が増え、後に工場などになりました。
 しかし今や人口減少が始まり、この様な事が日本ではできなくなり、拡大政策に乗ってきた大銀行は欠損を出し、しかしまだ環境経済には移行できず、ここ10年間も法人税を払っていない事態に陥っています。中印露ブラジルなども同様の道をたどり、地球規模での環境破壊が予測されますが、環境経済への移行が遅れる事になり、その時には資源も環境も疲弊し、より深い縮小に陥る厳しい事態が考えられます。
 2030年頃までは拡大が続き、人心は環境破壊を軽んじますが、その後2070年頃まで縮小が続き、多くの人が亡くなり、環境が悪化すると予測されています。ここ40年間で、既に野生の脊椎動物の個体数が6割まで減少し、魚の平均体重も半減していますが、2050年頃には海洋酸性化などで漁業は壊滅的打撃を受ける様です。大陸の内陸の灌漑地下水も水位の減少と塩分濃度の増加で使えなくなり、穀倉地帯が打撃を受けます。

拡大から縮小に転ずるとき
雑草Z
    地下水さん

色々遡っての記事へのコメント有難う御座います。

 日本、世界の、経済絡みの的確な分析、有難う御座います。定量的な予測(時期の予測など)は、かなり不確実でしょうけれど、定性的な事(進む方向など)は実現性を持っている予測と感じます。地下水さんのおっしゃるように21世紀は試練の世紀になるでしょうね。人類がやってきた軽率な環境破壊の付けをこれからどんどん支払わされていくのでしょう。

>中印露ブラジルなども同様の道をたどり、

ヨーロッパ各国やアメリカ、日本のような自ら「先進国」と呼んでいる環境破壊大国の辿ってきた愚かな道を他の国には踏襲して欲しくはないのですが、目先の欲望が理性に勝り「先進国」と同じ過ちを繰り返そうとしていますね。暗雲垂れ込んでいます。

人類は、制御不可能な崩壊に陥る前に自ら縮小策をとれるくらいの理性はあると思うのですが、財閥や資本家が社会を動かしているようでは駄目でしょうね。 

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2010-07-17 00:02
人類の歴史が始まって以来、核戦争よりも悲惨な天災が起こった事があったでしょうか?
今回のメキシコ湾の原油流出事故は、原発事故のように広大な地域の環境汚染です。これからどんどん世界中の海に原油まみれの波紋が広がっていく事でしょう。正にグローバルな環境危機とも言えましょう。世界の生態系の危機であり、生態系の危機は人類の生存の危機でもあるわけで、世界の破局が始まる懸念を抱かせるに十分深刻なものです。報道規制がはたらいている為か、最近この事故の情報があまり流されなくなってきましたが、ある日突然、この原油が日本の海岸に押し寄せてくる・・と言う可能性だって否定出来ないのではないでしょうか?・・・勿論、大西洋のメキシコ湾からかなり遠い太平洋の日本に原油が押し寄せてくるようになったなら、日本だけではなく、世界中の海がこの事故の原油で汚染される事になるでしょうから、かなり深刻な問題です。それこそ世界の破局の始まりでしょう。・・恐ろしい現実です。


ここ数年、世界で起こった天災による大災害の原因は、ハリケーンであったり、大地震であったり、津波であったりしましたが、直接的な死者の数は少ないにしても、今回の原油流出事故は、それらの大きな自然災害よりも遥かに深刻な影響を及ぼす事故ではないでしょうか。
スマトラ沖地震津波の時も、中国四川省大地震の時も、そして、今回のメキシコ湾原油流出事故の現場と比較的近い場所で起こったアメリカのハリケーンカトリーナによる洪水も、・・・いずれも日本から見れば、対岸の火事でした。日本に住んでいる殆どの人が、その惨劇を遠くの出来事と捉え、日本にまで災害が及ぶとは思わなかったでしょう。しかし今回のメキシコ湾の事故は、近い将来遠い日本にも流れ着く日が来そうな勢いです。そして、これから日本にも直接間接、様々な被害を及ぼす可能性が高いでしょう。

第二次世界大戦までは、人為的な災害の中で戦災のみが、大きな天災よりも人間社会に大きな災害をもたらしました。しかしその後、20世紀の半ばを過ぎると、チェルノブイリ原発事故や今回のメキシコ湾原油流出事故のように、エネルギー開発による人為的な事故が、天変地異とも言えるような大災害を超えるようになってきました。ある意味人類の力はそこまで大きくなったと言えましょう。
 だからこそ人間は意識して自重、自粛しなければならない筈です。
チェルノブイリ原発事故や今回のメキシコ湾原油流出事故のような、自然災害を超えるような大規模な人災を引き起こす可能性がある事業は、推し進めるべきではないでしょう。そんな人類の存亡を賭してまでエネルギーを開発する必要は全くないでしょう。それらの開発によって得られたエネルギーは、どうでもいいような浪費で、どぶに捨てられるようなものなのです。人類はエネルギーの浪費の為に、人類の存亡を賭けるような、そんな愚かな存在ではない筈です。だからこそ、原発や深海油田開発などのように、人類存亡のリスクのある事業は、凍結どころか、永久中止にして然るべきでしょう。人類が生態系のトップに君臨すると自認するならば、常に心掛けるべき事は、進歩と言う美名のもとに、リスクの大きい自然破壊の開発を推し進める事ではありません。それは実質破局への道です。自重、自粛・・・これからの人類は、開発を控える事こそ心すべき事でしょう。

 非常に大きな自然災害による天変地異で、地球が滅亡の危機に立たされるような映画が沢山作られていますが、そんな可能性は殆どないでしょう。実際にこれから人類が危機に立たされるとすれば、人間の手による開発が原因となる可能性の方が遥かに大きいでしょう。それも全く不必要な狂気の沙汰のエネルギー開発による可能性が最も大きいでしょう。エネルギー開発の為に存亡の危機に立たされるなんてお話になりません。原因が愚か過ぎて泣くに泣けません。エネルギー浪費の為の開発を推し進めるのではなく、エネルギーを使わない方向を模索すべきです。それは当然の帰結として脱成長路線と言う事になりましょう。
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【2010/07/17 00:02】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

人災の規模
guyver1092
 派手なところで天然ガスのタンカーが座礁爆発したらなんと核爆弾並みの爆発力だそうです。タンカー丸ごとの大きさの燃料気化爆弾ということのようです。

 日本でも足尾銅山鉱毒事件がありましたね。あれの被害も天災を超えていたのではないでしょうか。
 この鉱毒事件は、現在もどこかの国で川の上流の鉱山のせいで下流の現地人がとてつもない被害を受けているところがあるようです。
 鉱毒事件、原油流出事故等は環境を破壊しその後、場合によっては何十年も被害が続きます。これから食料がなくなる時代というのに、なにをしているのかと思います。

まさに。
でなしNo.146
人災は天災を越えるまでになっていたのですね。

ざっくりと考えれば、人間が地球を(大なり小なり)壊せる力を手に入れているということですよね。

ただ、壊すのは簡単だけれども、作るのは難しいのが世の中の定石です。

言葉は悪いですが、人を死なすのと生き返らせる場合なら、明らかに後者はムリですから(汗)

好き勝手やって、壊れてしまった後に、「どうしよう…」と迷うのは愚者のすることです。

技術を磨くのであれば、自然を利用し、自然と共存するシステムの構築などに絞るべきです。

間違っても、エネルギー対策やらで原発とか海底油田とかやめてほしいです。
市民の皆様もアジテート(洗脳?)されないでほしいです^^;

Re:人災の規模
雑草Z
>天然ガスのタンカーが座礁爆発したらなんと核爆弾並みの爆発力

それは初耳です。そんな凄い災難になるのですね!・・驚きです!

>この鉱毒事件は、現在もどこかの国で川の上流の鉱山のせいで下流の現地人がとてつもない被害を受けているところがあるようです。

そうですね。『文明崩壊』には、アメリカの悲惨な鉱毒事件の例も載っていたような記憶です。おっしゃるようにアフリカや南米や中国やインドのどこかで、もっと酷い鉱毒事件が進行中のような感じが致します。

>これから食料がなくなる時代というのに、なにをしているのかと思います。

全くその通りですね。非常に悪質で無責任な実業家が多過ぎますね。兎も角、現代の無節操な資本主義は早く終わらさなければなりませんね。

Re:まさに・・・
雑草Z
>人間が地球を(大なり小なり)壊せる力を手に入れているということですよね。

そうですね。現在は地球を割ったり、粉々には出来ませんが、広く大気を汚染したり、地表に穴を空けて原油をどんどん漏らしいたり、地球表面の生態系を破壊する事は出来るようになりましたね。

人口が増え、経済が成長し、科学技術力が大きくなるにつれ、ますます人間は大きな破壊力を持つでしょうね。そのうち、地球を粉々に砕くような技術を持ったら大変です。

>好き勝手やって、壊れてしまった後に、「どうしよう…」と迷うのは愚者のすることです。

チェルノブイリの事故や、今回の原油流出事故がまさにその例ですね。こんな酷い愚行を犯して、胸の痛む思いです。

>技術を磨くのであれば、自然を利用し、自然と共存するシステムの構築などに絞るべきです。

全く以てその通りで、早く世界中でその合意に至るべきですね。手遅れになる前に・・。


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2010-07-13 00:01
家畜は人間にとって役に立つ動物です。最近では専ら食用が専門ですが、昔は労役にも十分に役に立ちました。馬をはじめとして、乗り物として、交通手段にもなりました。・・余談ですが、今は自動車のほうが優れている・・・と、取って代わられてしまいましたが、馬などの動物のほうが、乗り物としても優れている部分も沢山あるでしょう。・・車のようにしっかりした道が無くても通れますし、生きた動物ですから、臨機応変に対応出来ます。機械の自動安全装置よりもある意味安全でしょう。そして、有毒な排気ガス(・・二酸化炭素ではありません・・NOxやSOxなどです・・)も出しません。その代わり、もっと厄介な馬糞を出すではないか・・・と言われそうですが、馬糞は土の上ならそのまま置いといても自然に戻ります。自然の循環、生態系の循環をしっかり回ります。

さて、食用ではなく、昔の労役の家畜の事を考えます。農作業などに利用された牛などの家畜は、土地を開墾するときになどにはある程度沢山必要になって増やされた事でしょう。しかし、開墾する土地が無くなると、通常の農作業をする分以上は必要なくなり、減らされたでしょう。まあ、可哀そうだから死ぬまで餌を与えられて飼われ続けた事もあったかも知れません。食べられてしまったかも知れません。いずれにせよ、余分な牛を利用する事だけが目的で、不必要な土地の開墾が行われるような不合理な事は無かったでしょう。・・至極当然な事です。

さて、そんな不合理な事・・・増やし過ぎて必要なくなった家畜に、わざわざ要らない仕事をさせる・・・と言うような事・・をどんどん行っているのが現代社会です。現代社会が合理的な社会の筈が御座いません。
その代表例がゼネコンでしょうか?・・高度経済成長時代に、どんどん道路やダムを作って更なる経済成長する為に、ゼネコンは肥大に肥大を重ねてきました。・・・実はもともと、その時代から必要なかった公共工事は沢山あったと思いますが・・・その結果増え過ぎたゼネコンを養うために、国家や地方自治体は、常に公共工事を次々に生み出し続け無ければならなくなりました。・・・そして現在の道路工事も河川工事も、補修工事以外の新規工事の殆どは、不必要な事は誰の目にも明らかです。・・と言うよりも、役に立たない自然破壊の工事です。自然を破壊して税金を貰っている・・・と言っても過言ではないでしょう。道路工事も河川工事も、最近の新規工事で、本当に必要な工事だと納得出来るものは皆無です。新規工事で無く補修工事でも、例えば河川改修工事など、非常に大げさなものが多く、川の生態系をこれでもか・・・とばかりに破壊しているとしか思えません。そう、巨大化し過ぎたゼネコンの多くは自然環境を喰い荒して生き残っていると言えましょう。日本では最近沢山のゼネコンが潰れている・・と言いますが、まだまだ多過ぎると言えましょう。勿論ゼネコンに携わる人々の生活はあります。しかしだからと言って、不必要であるばかりか、自然を破壊する公共工事を続けさせる訳にはいかないでしょう。人間を含めた生態系の存亡に関ります。・・ならばどうするか・・・職種転換で、ワークシェアリングするしかないでしょう。・・・就農するのもいいでしょう。機械を使わずに有機農法を行えば、多くの人出が必要になるでしょう。【人海戦術】です。ピークオイルが過ぎて、石油も不足してくれば、農機具に使う石油も無くなってくるでしょう。将来的には人力や畜力に頼らざるを得ない状況も想定されます。
そう、もうゼネコンは、メンテナンス以外は必要ないから規模も一桁以上減らして然るべきでしょう。

ゼネコンばかりではありません。自動車産業も、電気産業も高度経済成長時代を通して肥大化し過ぎました。だから日本では、グリーンニューディール政策・・と言う名の景気対策、経済活性化政策で、補助金だとか減税だとかエコポイントだとか、納税者や真面目に物を大切にしている人を馬鹿にしたような政策で、肥大化し過ぎた産業を保護し続けています。

メーカーに限らず、現在の日本の大企業の中で、税金を補助されていない企業がどのくらいあるでしょうか?・・なかなか思いつきません。・・どこが自由競争経済なのでしょうか?
そう、大企業の殆どが、肥大化し過ぎて、不必要な部分が大きくなり過ぎたのにその大きさを保つ為に、国家予算を収奪して環境を破壊する巨大な家畜・・・お荷物になっているのです。それもこれも経済成長主義と言う愚かな膨張主義の賜物と言えましょう。
このまま国家の巨大家畜を飼い続ける積りでしょうか・・・日本の借金はもう既に破綻の寸前の筈です。・・・そして財政破綻よりも、環境破壊と言う、遥かにシビアーな問題が顕著になっているのです。

・・そしてこのような構造は、日本に限った事ではないでしょう。世界中で似たような構造の環境破壊が行われ、世界は破局に向かっているのです。
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【2010/07/13 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

大企業と政治家の関係
kk0638
戦後の荒廃した国土を復興するためには、ゼネコンは一定の役割を担ってきたと思います。しかし、今はその役割を終えているのではないでしょうか。それでもなお不要な公共工事を続けるのは、雇用の創出が理由ではないと思います。ゼネコンに仕事を与えることで、選挙の票集め、「政治とカネ」の暗いつながりなど、政治家とゼネコンの癒着が原因ではないかと思います。また、国の補助を受けている大企業は、さまざまな理由で法人税を若干免除されています。日本の法人税は高すぎるとして、法人税の引き下げを政府は訴えていますが、免除のおかげで、国際的な標準より高いとは決していえません。そこでさらに消費税の引き上げとなれば、法人税を下げた穴埋めをしようとしているようにしか思えません。ここでもやはり、ゼネコンと政治家に見られるような関係が見え隠れしています。政治家には、大企業より人間を見てほしい。さらに、人間が生きていくには、環境の保全が不可欠です。環境問題への正しい理解と認識、そして対策も踏まえた、包括的な政治改革を願ってやみません。

リストラ
guyver1092
 企業は、自らが存続するためと称してリストラの名のもとに労働者を切り捨ててきたのですから、国家が存続するため企業を切り捨てたとしても、文句は言えないはずですよね。
 民主党は事業仕分けをしていますが、国家に不要となった業界の仕分けをしたほうがはるかに無駄を省けると思うのですがね。

kk0638様
 共産党も消費税を上げるのは法人税減税の財源捻出のためと言っていますね。理論的な思考ができる人間なら当然の結論ですね。
 民主党も自民党も、大衆からお金を絞りとり、大企業に貢ぐという、まるきり同じことをしようとしているということですね。つまりは癒着しているのでしょうね。

 ですから、国家に不要となった業種をリストラするということは、決して起こらないと考えられますね。

自然のままに・・
団塊おやじの遺言
自然界の生き物は食べて生きられます

そして大地は造られ・・ そこには絶滅等は無く
共存共栄の世界 人間界の目的等及びません
自然に生かされている事を忘れた人に未来は無く

マネーとか繁栄とかは自然の中には見当たりません
全ての生き物が棲める大地こそ人間の生きられる大地です

私たちはこれらに生かされている事を敬うべき・・
これらを無くして生きては行けないのだから

もう手遅れではと心配ですが 若い皆さんの意見に

    感謝~



>大企業と政治家の関係
雑草Z
    kk0638さん

 3度目のコメント、有難う御座います。確認してみたら、5月から丁度毎月一度コメント頂いていますね。いつも大局的な観点からの社会と環境問題に関するコメント有難う御座います。

 さて、kk0638さんの御指摘のように、ゼネコンはもうとっくに存在意義は殆どありませんね。あるとすれば本文にも書きましたように、既存のインフラなどのメンテナンスの意味くらいです。だから規模も現在の10分の一以下でいいでしょう。政府や地方自治体がゼネコンを保護して飼っているために、税金は浪費するし環境は破壊するし、市民の生活、生存環境が脅かされているのが実態です。

>それでもなお不要な公共工事を続けるのは、雇用の創出が理由ではないと思います・・・・政治家とゼネコンの癒着が原因ではないかと思います。

その公共工事が必要である・・・であると言う見え見えの建前論の他、雇用の創出も立派な理由に挙げていますが、
>政治家とゼネコンの癒着
と言うのも公然の秘密でしょうね。

>環境問題への正しい理解と認識、そして対策も踏まえた、包括的な政治改革を願ってやみません。

その為には、脱成長路線である事が必須でしょう。経済成長を主張した段階で、政治家はお仕舞いですね。その意味で民主党、管直人も残念だったようです。脱成長を主張する政党は必ず台頭すると思いますが、問題は間に合うかどうかでしょう。


Re:リストラ
雑草Z
    guyver1092さん

 いつもユニークで鋭いコメント読み応えがあります。
なるほど、国家が企業をリストラですか!・・言われてみれば確かです。
 ゼネコンなんて、公共工事がメインというところも沢山ありますからね。それが出来ないのは、kk0638さんも御指摘の
>政治家とゼネコンの癒着が原因
ですね。この構造がゼネコンを巨大化させて温存している原因ですからね。先ずはこの癒着を断ち切らなければなりませんね。

>大衆からお金を絞りとり、大企業に貢ぐという、まるきり同じことをしようとしている

その大企業の従業員も得をしているような感覚がネックになっていますが、得をしているのは、資本家、株主と企業の役員であって、一般従業員は税を余計に取られている側である事をしっかり認識しなければなりませんね。

****   ********    *   ***
「国家のリストラ」もまた読みたい記事になりました。

自然破壊企業
雑草Z
    団塊おやじの遺言さん

 人間が地上に現れる以前の地球の歴史で言えば、天変地異による絶滅などが何度もあったでしょうが、一種類の生物による、他の種の大量絶滅・・・と言うのは現在が最悪でしょう。

 油田の開発や原子力発電施設も広義のゼネコンの仕事と考えれば、国家はゼネコンと言う怪物を大切に飼って、そのゼネコンに破局に追い込まれていると言えましょう。

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2010-07-09 00:01
今年4月20日に起こったメキシコ湾の原油流出事故は、前代未聞の大事故です。史上最悪の原油流出事故の範疇には留まらず、史上最悪の環境汚染事故、さらには、人類史上最大の破局とまで言われています。この表現は大げさではないでしょう。
これまで最悪の原油流出事故は、1989年にアラスカで起きたタンカーの座礁事故で、約4万リットルの原油が流出しました。当時、残された油は急速に自然分解していたため、数年以内に油はなくなると専門家たちは予測しました。しかし、この予測は見事に外れ、事故から20年以上経った現在でもアラスカ州の海岸を大量の油が海岸を覆い、現在も野生生物や地元の人々の暮らしに悪影響を及ぼし続けています。
さて、今回の原油流出事故は、アラスカでのタンカー事故による流出と異なり、破損した海底パイプから流出しているため、その流出量は正確には把握されていません。このメキシコ湾の石油基地、ディープウォーター・ホライズンを所有するイギリスのBP社[British Petroleum]は、一日1万5千キロリットルと推量しています。少なめの見積もりかも知れませんが、それでも数日で1989年のタンカー事故よりも多くの原油が流出していることになります。もう既に2ヶ月半以上流出が続いているわけですから、原油は100万キロリットル以上、1989年のタンカー事故での石油流出量の数十倍もの原油が流出している事になります。この辺りの数値はかなりアバウトで信頼出来ないかとは思いますが、兎も角、1989年のアラスカでのタンカー事故より遥かに多くの原油が流出し、遥かに大きな環境汚染をもたらすことは確実でしょう。
おかしいのは、最近は日本のマスコミでも、ネットでも、この事故の詳細な続報をあまり流していないことです。最近では、このニュースと比べれば、遥かに小さく軽いニュースが大きく取り上げられ、このニュースは報道の隅に追いやられている感もあります。前代未聞の桁はずれな環境汚染事故の筈なのに、現状がしっかり掴みにくい現状です。アメリカやイギリスからの報道規制が働いているのかも知れません。


今回の事故で、BP社の株が、何割下がったとか、被害総額が何兆円だとか言われていますが、そんなお金のレベルのお話ではないでしょう。BP社が破綻しても当然ですし、そんな事はこの事件の本当の深刻さとは比べようもないでしょう。BP社やその他の関連会社にはどうやっても償いきれない事故です。単に「石油と言うエネルギーの大損失」等という生易しいものではなくて、大きな環境破壊です。原油の汚染は世界中に拡散していくでしょう。この最悪の環境汚染は、世界中の海の生態系に深刻な影響を与えるでしょう。海産物だけではなく、世界の食料にも深刻な打撃を与えるでしょう。これが世界の破局の引き金になる可能性も大きいでしょう。

今回の事故の原因は、深海海底油田の開発を急ぎ過ぎた事や、経費削減の為に安全対策を行わず、ずさんな管理をしていた事などが挙げられています。陰謀説も出ています。
いずれにせよ、この、起きてはならない事故が実際に起こってしまったのですから、海底油田掘削は危険である事が、この取り返しのつかない事故で、実際に証明されたわけです。

そして、海底油田掘削の規制が大きく強化されると言われていますが、それは当然の事でしょう。まだまだ甘いと感じるのは私だけではないでしょう。規制強化どころか、海底油田は直ちに凍結して、中止にして然るべきではないでしょうか?【石油ピーク説と現代社会について (2)】で論じているように、最近の油田は、数十年前と比べるとかなり劣化しています。採掘に大きなコストのかかるものや危険性のあるものが増えて来ました。この事件を教訓に、しっかり石油依存体制からの脱却を図るべきです。

今回のメキシコ湾での原油流出事故や、チェルノブイリ原発事故のように、広範囲に深刻な環境汚染をもたらす、「起きてはならない事故」が実際に起きてしまったのです。人類はその事件を真摯に受け止め、早急に脱石油、脱原発を行うべきです。その為に他の代替エネルギーを開発する・・のではなくて、エネルギー消費自体を減らさなければ根本解決にはならないでしょう。それは勿論、脱成長に繋がると言う事です。開発を止める事が、最も有効な予防原則に違いありません。
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【2010/07/09 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

海底油田
上々
今回の油田は水深1600mのところからさらに3800m掘り進んでいます。
なにかあっても潜って直しに行くなんて深さではなく、手の着けようがないのは当然です。

昔は海底油田と言っても数百mのところにしっかりとした架台を建てていたので、安定性は高かったのですが、かなり危ないのは素人の直感でも分かります。

しかも最近の海底油田は皆そのような深度のところのものらしいですね。
これもオイルピーク説の中にありますが、「取りやすいものから取る」残っているのは取りにくいものだけ。

それも相当「取りにくいもの」だけになってきてしまっているということが良く分かる事例です。

そんなに無理をしても大したものは取れません。
かなり眉唾情報ですが、「1000億バレルの超巨大油田」という話もあるようです。油田としては確かに超巨大なんですが、それでも世界の全消費量からみるとたった3年分ですね。

事故の時にすぐに閉じることができない油田は禁止、それが最低限のガイドラインでしょう。

>すぐに閉じることができない油田は禁止
雑草Z
上々さん

的確な洞察、御指摘、有難う御座います。


>なにかあっても潜って直しに行くなんて深さではなく、手の着けようがないのは当然です。

そうですね。ここ十年ばかりでいきなり深いところまで手を出していたから明らかに無理があったのでしょう。

>そんなに無理をしても大したものは取れません。

そうですね。EPRが低いから投入エネルギーも相当な割合になりますね。そして、「コスト削減」として安全対策費まで削ってしまったのが、今回の事故を呼びましたね。もう油田開発も末期症状を呈してきたという事でしょう。
 新たな油田開発や代替エネルギーの開発なんてもうやめにして、消費エネルギー縮小方向に向かわなければ、もっと取り返しのつかない事故に繋がるでしょうね。
 こんな酷い取り返しのつかない事故を起こしてもまだやろうとする愚かな・・・と言うよりも金儲けの欲望に野心を燃やす守銭奴質の為に地球環境は破壊されまくってますね。

海底油田を事実上禁止する方法
guyver1092
 直接禁止が最上でしょうが、マネーの奴隷は聞く耳持たないでしょうね。そこで、マネーから事実上禁止する方法を考えてみました。今回の事故の被害額等を参考に、洩れたら発生する被害額を完全に補償する額を算出し、それぞれの海底油田を開発するには、事前にそれだけのお金を用意しないと開発できないよう制限をかけます。当然現在稼働している海底油田もこの被害補償額を用意させます。このようにすれば儲けがなくなるので、事実上の禁止になるのではないでしょうか。

Re:海底油田を事実上禁止する方法
雑草Z
    guyver1092さん

>被害額を完全に補償する額を算出し、・・・事前にそれだけのお金を用意

今回の海底油田のような危険な事業はそれくらいの事をしなければ許可すべきではないでしょうね。海底油田に限らず、原発もそうすべきかも知れません。・・でもそうすればますます安全対策費にお金をかけられなくなり、ますます事故の危険性も増えてしまいますね。

>マネーの奴隷は聞く耳持たない

結局マネーの奴隷を排除しないと社会は健全になれませんね。


tanukiudonn
こんばんは。意見の一致点を見出して頂き、有難うございます。私も石油ピーク=原子力推進の思い込みがありましてすみません。まず何事でもマネーで考えることを正さなければなりません。マネーなんてやっぱり紙切れですよ。こんなものに信用を置いた生活なんてどこかでガタが来るでしょう。
今年中にアメリカの不動産ローンがもう一度死にます。ドルの死ですね。これで世界が目覚めてほしいと思います。超深度の採掘に関してはオバマのGOサインで始まりましたが、 深度採掘を成功させているロシアへの対抗意識や、米共和党への懐柔策とも言われています。有事の対応策がないのは承知ー危機を発する意見もあったのです。DWHについては無機説によれば、原油が生成されているあたりまでの到達ということでメタンも発生している、また原油の噴出し圧力が想像を絶するものであったということです。通常油井の45倍の圧力とも言われています。原油分解薬品の問題がさらに追い討ちをかけます。まずは原油流出がとまることを祈るばかりです。宇宙の成り立ちに思いをはせれば地球はやはり奇跡の星です。太陽に対する地軸の傾き一つとっても、奇跡があまりに積み重なっています。いかなる生命もDNAのコピーというきわめて優れたシステムによって世代を維持しています。つまらぬ欲望でこの奇跡を汚してほしくない、汚してはならないですよね。

地球を大規模にいじるのはやめるべきですね。
雑草Z
    tanukiudonnさん

 早速のこの記事への書き込み有難う御座います。
 
 石油ピーク説=原子力推進

の図式は原発が始まった20世紀半ばから盛んに使われていた論法ですから、それを危惧なされる事はある意味当然かと思います。最近は石油ピーク説から二酸化炭素温暖化説に変わってきましたが、どちらにしても、遥かに危険で廃棄物も半永久的に非常に有害で、人間が手に負えない原子力を推進する事は本末転倒、愚の骨頂と言えましょう。

>まず何事でもマネーで考えることを正さなければなりません

も全くその通りですね。「金融」なんてその代表で、資本家たちがマネーゲームで大儲けする資本主義のシステム自体、モラルハザードであり、地球環境を破壊するシステムでしょう。

>今年中にアメリカの不動産ローンがもう一度死にます。ドルの死ですね。これで世界が目覚めてほしいと思います。

おお、狸うどんさんの預言ですね!・・楽しみ(?)に状況を観察したいと思います。どう転ぼうと、アメリカ式の正義は大きな独善、偽善でありますから、アメリカ的価値観は崩壊すべきだと考えています。・・・といいつつ、私もアメリカ文化で好きなものもありますが・・。

>有事の対応策がないのは承知ー危機を発する意見もあったのです。

ここの部分、どういう意味でしょうか?もう少しご説明頂けますか?


>つまらぬ欲望でこの奇跡を汚してほしくない、汚してはならないですよね。

奇跡か必然かは解釈にもよりますが、おっしゃるように、資本家たちのくだらない欲望で、地球の生態系を破壊することは許されざる事だと思います。

>まずは原油流出がとまることを祈るばかりです。

今回のメキシコ湾の事故は、どこまで酷くなるか不安ですね。本文に書いたように、文明崩壊のトリガーになる可能性もあると思います。これを教訓に、開発をやめる方向に進んでいってほしいものですが・・・。


tanukiudonn
Zさん

>有事の対応策がないのは承知ー危機を発する意見もあったのです。

ここの部分、どういう意味でしょうか?もう少しご説明頂けますか?

説明しますと、海底原油の流出事故というのは今回がはじめてのものではありません。2000年以降海底油田からの原油流出は毎年1件は世界のどこかで起きています。今年になってからも数件発生しています。メキシコ湾は規模が別格で話題になるのですが、現在アラスカや紅海などでも漏れっ放しです。カリフォルニアなども過去に海洋油田開発によって 環境汚染を引き起こし、非常に痛い思いをしており、専門家の間の論争だけではなく、米国世論としても海洋油田開発そのものが反対派の方が多く存在しているーということです。 もともと反対派だったオバマも、共和党への懐柔策としてエネルギーの安定供給を理由に超深度海洋油田に対してGOサインをだしましたが、その20日後事故は起こりました。
この事故の5日前にはDWHの技術担当者が(悪魔の油井)と称していたメールがあり、公開されました。穴が開いたらふさぎようがない、開発環境の劣悪な油田であったことは調査段階で指摘されていたようです。



tanukiudonn
Zさん


>アメリカ的価値観は崩壊すべきだと考えています
アメリカは軍事・金融などで象徴的ですが、ごく少数の支配層が国を牛耳る帝国となっています。zさんのいうアメリカ的価値観というのはこの帝国主義者の価値観でアメリカの一般の方々にはあてはまらないと思います。勿論文化も含めてですが。アメリカ人はすでに気づいていますし、中国のストライキ頻発もユーロ圏でも危機です。これからは持たざるもの怒りが持つものを世界中で襲います。暴動だらけの世界になります。エントロピーのお話もありましたが、世界はまさに平準化を志向しているのです。私たちは多くの犠牲の上に物質的な豊かさを享受してきました。
地球上のすべての人々がこれだけ豊かにはなれないーつまり私たちは、生活水準を落とさなければならないのです。  なお、生活水準の高低と幸不幸というのは全く関係ないと思います。また私は共産主義者ではないことは付け加えさせていただきます。

とんでもない海底油田
雑草Z
    tanukiudonnさん

 海底油田の流出事故の御説明、有難う御座いました。大変参考になりました。

>2000年以降海底油田からの原油流出は毎年1件は世界のどこかで起きています。今年になってからも数件発生しています。

海底油田は、最初に掘り出す段階で、必ず流出するだろうとは考えていましたが、流出事故がこれだけ起こっても野放しにしていたと言う事は、今回の事故もある意味起こるべくして起こった・・・とも言えましょう。

>事故の5日前にはDWHの技術担当者が(悪魔の油井)と称していたメールがあり、公開されました。穴が開いたらふさぎようがない、開発環境の劣悪な油田であったことは調査段階で指摘されていた

酷いものですね。BP社やDH社、ハリバートン社の上層部は、凶悪犯以上の世紀の大犯罪を起こしたと言えましょう。完全なる人災ですね。こんな事業を野放しにしておけませんね。

>私たちは、生活水準を落とさなければならない
雑草Z
>アメリカ的価値観というのはこの帝国主義者の価値観でアメリカの一般の方々にはあてはまらない

ある意味、おっしゃる通りですね。ただ、一部の支配者層によって発信され続ける価値観の洗脳に、多くのアメリカ人も洗脳されていますね。「アメリカンドリーム」なんて言葉がその象徴でしょう。・・・最も現在は「アメリカンドリーム」を冷ややかな目で見ているアメリカ人も沢山いる事も事実でしょう。

>これからは持たざるものの怒りが持つものを世界中で襲います。

またまた大胆な預言ですね。混乱を生じますが、財力のある財閥や資本家の支配する社会を脱する為には早い方法かもしれません。しかし、日本の事を考えてみると、労働者は、巧妙に手なずけられたり、別な方向を向かせたれたり、去勢されたりしているように感じます。アメリカも、自由競争とか愛国心だとかでエネルギーの向かう方向を変えられていますね。

>地球上のすべての人々がこれだけ豊かにはなれないーつまり私たちは、生活水準を落とさなければならない

この辺りも同意見ですね。世界の人口がいわゆる「先進国」に合わせる事は人類社会の崩壊を意味します。「途上国」と呼ばれている国と言うか、まだ発展していない国に合わせるべきですね。
ここのサイトの初期の頃
【『発展途上』と言う言葉】
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-6.html

に書きました。

>生活水準の高低と幸不幸というのは全く関係ないと思います。

この辺りも資本家達の戦略による洗脳でしょうね。国の豊かさをGDPで計っている時点で終わってますね。

>私は共産主義者ではないことは付け加えさせていただきます。

共産主義は資本主義よりは遥かにまともだと思います。資本主義の英語は、Capitalist Society 資本家の社会 ですから、その酷さが分かると言うものです。資本家から見れば労働者と道具は同じとみなされるのです。
共産主義のイメージが悪いのは、資本家などによって、全体主義や一党独裁、官僚主義などと抱き合わせにされているからで、本来別々の概念でしょう。
 社会主義国家のキューバは世界の国家の中では理想に近い国家だと思っています。
 これだけ人類が増えてグローバルになった現在、無節操な資本主義では世界は滅びるでしょう。

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2010-07-05 00:01
人類は、自給経済、交換経済、貨幣経済と次第に複雑な経済システムを作り出してきました。そして最後の貨幣経済も次第に進歩しています。最初は価値のある物質自体を貨幣として利用していました(金属、貝殻、加工した石等)が、物質の代わりに紙で物質を表す兌換紙幣制度になり、そして現在は物質から切り離された管理通貨制度が利用されています。
わたしは、貨幣経済は富(資源)を蓄積するという点で、社会と人間の思考を、根本的に変化させたと考えます。
貨幣経済は、交換のための道具として貨幣を作り出しましたが、これはそれまで資源を直接利用または交換していたものをいわば数値に変換する非常に画期的な道具でした。この道具により、人類はそれまで資源を直接支配していたものから、間接的に支配することが可能になり、それまでの限界をはるかに超えた量の資源を蓄積することが可能となりました。食料資源を支配することは生物としては当然の欲望です。また、道具についても支配しようという欲望を持って当然です(すぐれた道具は生存に有利)。貨幣経済はこれらの生存に必要な物質を、貨幣という数値に変換する、別の言い方をすると、欲望を貨幣という数値に変換することにより、本能から来る欲望を、理性による欲望に変換させたと言えるでしょう。
 もっとも、一口に貨幣経済といっても進歩の段階により分けて考えたほうがよいでしょう。金本位制のような兌換紙幣の時代は、基本は国家の保有する金の総量以上の貨幣は発行できない建前だったようで、この点から金本位制は経済成長を阻害する要素を持っていたようです。そして経済成長を阻害しない管理通貨制度が採用されたようです。この当時はすでに資本主義の時代で、言い換えれば、資本主義の要求により金本位制を終わらせたということです。
資本主義は「資本家が、大きな資産と広い土地を元に企業を起こし、大量の労働者を働かせて、利益を得るべきという経済思想」とも定義されますが、より早く、より大きく成長することが求められています。資本主義は拡大再生産することがシステムに組み込まれていますが、成長する中で利益を求め続ければ欲望は永久に満たされないことになります。資本主義は欲望を満たせない、言い換えれば欲望を増幅するシステムといえるでしょう。
 そして現在、世界恐慌時に課せられた制限を叩きつぶし、物質の束縛から解き放たれた貨幣経済上で活動する資本主義は世界の王者です。自然環境を吸いつくし、労働者の労働力を買いたたき、本来公共サービスとすべきものを商品として売り付け、時には、自分自身の一部である実体経済を押しつぶしています。本来貨幣も資本主義も人間の作り出した道具であるはずなのに、資本主義の目的のために人間を支配しています。「暴走する文明」で「道具の反逆」が紹介されていましたが、道具の反逆はすでに人間の気がつかないうちに終わっていて人間を奴隷にしていると言えるでしょう。
 人間が道具の主人となるためには、道具に制限をかける、資本主義には、世界恐慌時にかけられた制限をかけるべきですし、貨幣も物質に結びつけるべきでしょう。

以上、ここのサイトに個性的で的確なコメントを下さっている guyver1092 さんに書いて頂いた記事です。前回 【ろうそくの燃え尽きる寸前】に続いて頂いたコメントの内容を膨らませて記事にして頂きました。
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【2010/07/05 00:01】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

マネーの支配
上々
金融の経済支配が極めて強くなり、さらにちょうど情報革命も進んだためにさらに支配力を強めていますが、前回の話題で行けばこのような状態が永遠に続くのか、ですね。
もちろんそんなわけはなく、いつかは(そのうちに、しばらくすると、もうすぐ)終焉するはずです。

物が余っているデフレ状態だからこそ金融の支配力が増すのであって、足りなくなればいくらマネーを押さえていても物資を持てなければどうしようもありません。
物資を押さえて動かしてということになると、いくらコンピュータを操り世界を支配したつもりになってもあちこちでほころびがでます。
今の経済では在庫を抱えるのが罪悪のように言われていますが、物を持っていなければどうにもならなくなるのかもしれません。

そんなわけで、石油や金属資源の欠乏が表面化し、価格高騰が始まった時点でマネー支配の弊害は消えるのかもしれません。別に世界が安定化するわけでもなく、人々が幸せになるわけでもないのですが。

資源の欠乏の表面化
guyver1092
 一番最初に表面化するのは何でしょうね。
 もしそれが石油ならば、未来の予想は案外簡単かもしれません。あのまま、すべてが値上がりを続けて、経済システムが破たんするでしょうね。(前回はまだ本当に欠乏が表面化していたわけではないので景気の冷え込みにより、原油がだぶつき暴騰は終了したようですが。)
 おっしゃるように世界は安定化もしないでしょうし、人々が幸せになるわけでもないでしょうが。

欠乏は?hatena
上々
資源が実際に欠乏するというのはそれほど目立たないかもしれません。
欠乏しそうというところで価格が急騰し使いたくても使えなくなりますから。
貴金属など(もちろん装飾用ではなく工業使用ですが)は何とか代替品の開発で多少性能は落ちてもやっていくかもしれません。

石油はとにかく代替がありませんので、これの価格急騰は直撃を受けます。ただし、それで途上国はもうやめたという態度に転じる可能性がありますので、また値上がりが一服する可能性が強いと考えられます。
結局先進国すべてが経済成長(というか経済運営、これが同義語であることが問題)をあきらめる程度まで達するには時間がかかるかもしれません。

王様と小作人
団塊おやじの遺言
大まかに見ると昔から王様と貴族に支配されていた私たち

例えば一つの例です・・CMに乗せられた歯磨き剤!
私は20年位前から歯茎が弱く・・
1500円位のを使用して来ました

   何も良く成りません !!

それで私の愛用の天然粉を1年前より使用しています
ヘビースモカーの私 ヤニは取れ歯茎が何か確りと・・
今迄よりはず~っと好いんですね~ しかも安い~
身近な誰にでも判る行為です 薬では有りません

今の社会は何か 変な当たり前 に支配されています
雑草さんの言う物事の本質に目覚める時が来ているのかも

支配から逃れたと考えていたのが 何時のまにか支配されている
情報(CM)とはそれらを正しく理解出来ないと支配されるモノだ!!!
 

Re:欠乏は?hatena
guyver1092
 以前の上々さんのコメントにありました途上国の農業も化学肥料が席巻しているとの話からすると、もうやめたということになれば、途上国の農業がかなりひどいことになりそうですね。そうなると途上国の市場がなくなるということを覚悟しなければならないと思います。
 当然、経済の市場が強制的に縮小されることを意味すると考えられますので、経済の後退は避けられず、この時点で世界中が経済成長をあきらめなければならなくなるかもしれませんね。
 経済学者はこの点をどう考えているのでしょうか? まったくこのようなことは起きるはずがないなどとの研究結果でもあるのでしょうか? この類の心配をマスコミ等で見た記憶がないものですから。

支配者
guyver1092
 支配の仕組みはとても複雑かつ巧妙で、なかなか理解するのも難しいですね。
 以前、ひげそりに関してインターネットで調べたところ、盛んに宣伝されているひげそりクリームの成分は、体に良くないものばかりという記事を見たことがあります。マスコミは確実に支配者の嘘を広める道具になり下がっていますね。
 おっしゃるように自分で試して正しい答えを見つけることが肝心ですね。

経済学?
上々
どうも?マークばかりになってしまいますね。
詳しくは知りませんが、経済学をイメージだけで見ると現状を分析し近い将来の予測をするだけの、そして外れるだけの学問のような気もします。
どういう条件でこうなったか、そして仮にその条件が違っていればどうなったかと言う考察をすることはないのでしょうか。
それができればもし石油が無かったら、もし石油が無くなったらと言う仮定からの考察もできるだろうし、それが政策にもつながるんですが。

なお、途上国の化学肥料依存はあくまでも商品作物の栽培と収穫に伴うものであり、自分たちで作って自分たちが食べるだけならさほど必要なものではありません。
大量の作物を作っては日本などに売ってしまえば土壌中の栄養分がどんどん無くなるためで、食べる分だけ作る(そして排泄物を土壌に返す)と言うことをしていればかなり長く栽培していけます。(ロスは出るので永久ではありません)

Re:経済学?
guyver1092
>外れるだけの学問のような気もします。

ニューディール政策の時代は別として、ここ2~30年はその通りですね。日本に限って言えば、経済学者の言うことを聞いて自滅ばかりし続けている気がしますね。民主党は事業仕分けをしていますが、採用する経済学を仕分けすればもっとマシなことができるかもしれませんね。

途上国の農業が商品作物生産から下りれば、少なくとも途上国相手に肥料とか肥料原料とかで商売している企業は影響を受けるということですね。

Re:経済学?
雑草Z
>経済学をイメージだけで見ると現状を分析し近い将来の予測をするだけの、そして外れるだけの学問のような気もします。

全くその通りですね。私も経済学は鼻から信用していませんし、その事をここの記事でも何度か言及しています。ノーベル賞を貰った経済学者(大半はアメリカ人)でも、難しそうな専門用語を使うだけの単なる御用学者の感じで、非常に限定的な物の見方に洗脳されているように見えます。


 上々さんの、
「経済成長と経済運営が同義語であることが問題」
と言う御指摘が非常に興味深く面白いなと思いました。是非、補足説明を・・。

お金にふりまわされる…
でなしNo.146
>道具の反逆はすでに人間の気がつかないうちに終わっていて人間を奴隷にしている

お金の問題で自ら命を絶つ人が多い事も、人間がお金に支配されている象徴的な事例かもしれません。

もうすでに実体経済の数倍(数十倍?)の規模に膨れ上がった貨幣経済をガス抜きするには、やはりguyver1092さんが言われたように、制限や規制をかけて縮ませていくしかないと思いました。

そして、人間一人一人が「お金の奴隷」にならないように(奴隷から脱出できるように?)自覚して生きていくことが、遅効性ではありますが持続可能な世の中へ導いていくのだと考えます。

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2010-07-01 00:01
コロンブスの新大陸発見と言う名のヨーロッパ人によるアメリカ大陸侵略開始、アジアなどへの植民地主義的な大航海時代から500年ほど。産業革命から300年くらい。経済成長なんて概念が出来てからはまだ、高々100年です。その間に確立されてきた・・・と言うよりも世界中に蔓延ってきた現代社会的価値観・・・科学万能主義、地域の開発と工業化、金融資本主義、経済成長主義に現代人は縛られ過ぎています。・・洗脳されていると言えましょう。多くの現代人が、それらの、ここ数百年で作られてきた価値観が、あたかも未来永劫続く価値かのような錯覚さえ抱いています。
日本では、バブルの時代には過去数年間株価が上がり続けたから、これからもそうなる・・・株価は上がり続けると証券会社の社員達や経済アナリスト達が、株の購入をどんどん進めました。その後アメリカでも、数年続いたから住宅価格はどんどん上がる・・と低所得者層にサブプライムローンを奨めました。・・・彼らの中には商売としてやっていただけではなく、本当にそれを信じていた輩も多かったようです。でも結局バブルは崩壊しました…右肩上がりの経済がずっと続く筈が御座いません。
 長い目で見ると経済は右肩上がりになる・・何故なら経済は成長続けているからだ・・・と云う方も沢山いますが・・・と言うよりもいまだに現代社会の主流ですが・・・、この世の中に・・少なくとも地球上には・・限りなく成長続けるものは御座いません。20世紀までは限界に達していなかった…と言うだけの話でしょう。指数関数的に成長する特徴のある経済は、限界に達するのはすぐで、このまま経済成長主義を推し進めていけば、21世紀中に限界に達することは間違いないでしょう。・・・先進国のトップを走っているように見える国では、税金を投入して成長しているように見せかけているだけで、見方によっては既に経済成長は止まってしまったとも考えられています。・・それらの国々が更なる成長を無理に模索する事によって、地球環境はどんどん破壊されているのです。G20金融サミットなんて、そんな愚かな会議の象徴の一つでしょう。

1000年以上続いて崩壊した文明など色んなところに存在したと考えられています。その時代にその文明の中で生きた人々の殆どは、その文明が永遠に続くと思っていても、いつの間にか衰退をはじめ、崩壊していたのです。
高々数百年続いたからと、理に適わない概念を、あたかも自明の永遠の真理の如く考えるのは大きな間違いです。特に経済成長のように「成長」とは定常状態ではありません。定常状態ではないと言うことは、不安定である事です。成長状態に安定はないでしょう。肥大し過ぎたらいつか壊れる、破裂する・・・と考えるのが理に適っているでしょう。
 高々数百年で形作られた理不尽な価値感・・・経済成長主義をそろそろ理性で評価して、その洗脳から解き放たれる時期でしょう。
もう文明崩壊までの猶予は殆どないと考えるのが理に適っているのではないでしょうか。
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【2010/07/01 00:01】 | 思想・価値観 トラックバック(0) |

時間の概念
上々
現在の産業社会が始まったのはヨーロッパの産業革命からだとしても300年ですか。大したものじゃないですね。
これまでにない気候異変なんて言ってもせいぜい数十年無かった程度で、その前のことなんて誰も思い出さないんですから。

そもそも人間社会の成長が始まったのが一万年ちょっと前からで、その頃から急激に温暖化したおかげで文明社会がスタートできたわけで、夢か幻のようなものでもあります。

一人の人間が実際に自分で体験できる時間はせいぜい50年ちょっとしかないので、今80や90歳で亡くなっている人達はめったに見られない発展と言う社会変化を目の当たりにできたという経験をしてきたわけです。まあ幸せと言うべきか。
今30歳くらいより下の世代は逆に混乱と縮小と言うこれもめったに見られない社会変化の体験をしなければならないと言う意味ではすごい世代かもしれません。

八万年前に一度滅びかかった人類がどのように行動しまた滅亡の危機に瀕するか、一つの歴史観としてまとめてみる価値はあるかもしれません。

知性の限界
guyver1092
 「21世紀は警告する」で読んだのですが、半砂漠の民は干ばつを自分たちが作り出しているのを絶対に認めないそうです。
 現代の先進国を自認している日本人は、なんてバカなのだろうと思うでしょうが、日本人も程度としては変わらない愚かさを持っていますね。以前にもコメントしましたが、過去に積み上げてきた知恵を利用できないようでは、真に先進国とは言えないでしょう。過去に積み上げてきた滅亡の知識を活用して滅亡を避けてこそ先進国であり文明人でしょう。

Re:時間の概念
雑草Z
    上々さん

 そうです。現代の工業化社会なんて、大したものじゃないばかりか、将来は愚行の失敗例と評価されると思います。・・・それまで文明が続いていればのお話ですが・・。


>これまでにない気候異変なんて言ってもせいぜい数十年無かった程度で、その前のことなんて誰も思い出さないんですから。

この上々さんの表現は、鋭いですね。
過去の歴史はかなり眉唾かも知れませんね。過去の地球の気温の変動も、信頼性は高くないでしょう。地球の歴史が45億年と言うのも、どこまで信頼できる事やら・・。

>今30歳くらいより下の世代は逆に混乱と縮小と言うこれもめったに見られない社会変化の体験をしなければならないと言う意味ではすごい世代かもしれません。

上々さんもそう思われますか!?望む望まざるに関らず、今世紀の早いうちに、人間社会、経済の縮退はやってくるでしょうね。
 その事に関してもっと記事を書くべきだと思っています。

Re:知性の限界
雑草Z
    guyver1092さん


>日本人も程度としては変わらない愚かさを持っていますね。

いや寧ろ、日本人や欧米人など、自ら先進国と思っている国の人間の経済成長、開発主義のほうが遥かに愚かではないでしょうか?

>過去に積み上げてきた滅亡の知識を活用して滅亡を避けてこそ先進国であり文明人でしょう。

おっしゃる通りです。まだ結論の出ていない(・・と言うよりもほぼ失敗は目に見えている・・)開発主義、金融資本主義、経済成長主義を絶対的価値観のように扱っている現代社会は狂っています。人間はこんなにも愚かなのだろうか?と人間の理性を疑います。



人間の知性
上々
かなりの知性を持っている人でも社会を縮小させることを皆に納得させられる人はいないでしょう。
せいぜい自分だけは隠遁生活を送り著作を発表する程度のことしかできないのではないでしょうか。

自分が欲望を制限することすら難しいのに、他人の欲を捨てさせるなど、まずできないことであるのは間違いなく、そのために社会全体としては滅亡に向かったとしても誰も止められないことになります。

人間の理性
雑草Z
 成長の限界を人類は納得できるのではないでしょうか?
そこから、人類は自らの意思で縮小していかなくても、縮小していくことを納得することは可能かと思います。
成長を無理に続けて言った場合の、資源枯渇や環境破壊による制御不可の崩壊の恐怖を感知する事が大切でしょう。このままでは、大惨劇が確実にやって来るという理性による恐怖。

>八万年前に一度滅びかかった人類がどのように行動しまた滅亡の危機に瀕するか、一つの歴史観としてまとめてみる

も有効になるでしょう。
人間は理性ではわかる筈です。問題は現実的に社会をどうやって大転換するかで、そこには大きな恐怖、成長の限界による大崩壊という共通認識が必要でしょう。


恐怖
上々
申し上げたのは現在のような危機の認識がほとんど無い状況で認識させるのは難しいということで、眼前に危機が現れたら誰にでもわかるでしょう。
ただそうなってからでは遅いので、今まさに納得させながら始めないといけないのですが。

そのためには石油大高騰という事態がかえって早くやってきた方がその後のためには良いだろうということは言えます。

理性の認識
雑草Z
    上々さん

素早いお返事有難う御座います。その日のうちにお返事もらうのも珍しいですね。
おっしゃるように、現状は危機の認識が甘過ぎますね。
だから、エコ替えだとか二酸化炭素削減だとか、景気と連動したお気楽で逆効果の対策を行っているのでしょう。

>眼前に危機が現れたら誰にでもわかるでしょう。 ただそうなってからでは遅いので、今まさに納得させながら始めないといけないのですが。


全くその通りです。ここは共通認識の部分ですね。
先に書いたことは、人間の理性の力で、その危機が始まる以前に、理性でその危機が起こる必然性を想像し、方向転換の方向にしなければならないということです。・・それが難しいのですけどね。
 上々さんのおっしゃるように

>石油大高騰という事態がかえって早くやってきた方がその後のためには良いだろうということは言えます。

も全く賛成です。今回の海底油田の事故もかなり悲惨で、それだけでも現在の石油採掘は困難な状況が始まっていることをしっかり悟るべきですね。この海底油田事故の詳細情報をしっかり公開してもっと世界中で議論を発展させるべきだと考えます。
 事故の話はまた別の事だろうとも言われそうですが、石油ピークとこのような事故は密接な関係がありますね。【石油ピークと現代社会について】の記事からも明らかです。
二酸化炭素排出量削減などと言うのなら、この事故を機に、世界中の海底油田を凍結するくらいの措置がなされてもいいと思います。
 チェルノブイリ級の原発事故がまた起こるまで、原発も止まらなさそうです。・・起こってもそこから議論が始まって、なかなか止まらないでしょうね。
そういう意味では人間の理性もかなり麻痺していますね。
上々さんのおっしゃる事のほうが現実味は高いでしょうね。
でもそこで、方策を考えていきましょう。

ただいま帰省中
上々
今ちょうど家に帰っていますので、いつでも見られます。

海底油田の事故は現実に影響が出ているようで、規制が厳しくなりそうで、そのために開発中止等の事態にもなりそうです。

原発の受注関係の話では、日本のメーカーが運転に責任が持てないために受注競争で競り負けているという話もあります。
日本では建設まではメーカー責任でやってもそれ以降は運転者の電力会社責任らしいので、メーカーにそのノウハウがないとか。
まあ無理に受注しない方が良いと思いますが。

私は、東京からコメント書きました。
雑草Z
>海底油田の事故は現実に影響が出ているようで、規制が厳しくなりそうで、そのために開発中止等の事態にもなりそうです。

それは当然の結果でしょうね。あれだけ海を汚染しているのだから、大犯罪でしょう。BP社の株価が下がったとか報道されていますが、ここまでの環境破壊をしておいて、潰れないのはおかしいですね。BP社はもうどうやっても償い切れない罪を犯したとも言えましょう。


 あんなに危険で、コストもかかり、半永久的に後処理をしなければならない原発を受注する・・と言うのが、おかしいですね。どの国でも利権がらみなのでしょうね。
民主党政権は自民党政権と同じかそれ以上に原発推進で、がっかりですね。 

 昨夜は東京の反原発の共同事務所に初めてお邪魔して、事務所に泊めて頂きました。
だから今日の午前中の2つのコメントのお返事は水道橋のネットカフェからです(笑)今夜帰ってきて、これは家からかいています。

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