FC2ブログ
2009-09-01 00:11
 今回の衆議院選挙では、大方の予想通り政権交代が起こりました。国民が民主党に期待・・・と言うよりも、自民党にNOを突きつけた感じが強い選挙でした。ここまで酷い事をやっていれば、自民党でも大敗する・・・と言う現実を実現出来ただけで、今回の選挙はよしとすべきかも知れません。これから与党が変わる事によって、今までの自民党が行ってきた利権構造や癒着の悪徳構造が沢山世に暴露され、色々な利権構造が見直されて行けば、それだけでも政権交代の意味はあったでしょう。政権交代による構造改革の必要性は、不公平な利権の恩恵を受けている人々を除いて、大多数の国民の望むところでしょう。

××××    ××××    ××××    ××××    ××××

 新しい与党となった民主党は、これから張り切って新しい政策を実行するでしょう。でも、今回の政権交代では、社会体制に大きい変化は起こらないでしょう。・・・ましてや、パラダイム・シフト・・と呼ばれるような変化は起こらないでしょう。それは新しい与党はこれまで通りの経済成長路線を継続して行こうとするからです。

 アメリカ合衆国大統領が、共和党のジョージ・ブッシュから、民主党のバラク・オバマに変わった時も、いつもの共和党と民主党の間の政権交代よりも大きな変化があると期待されていましたし、確かに以前よりは大きく変化しようとしていると言えるでしょうが、大局的にアメリカと言う資本主義の権化のような社会体制に大きな変化は起こっていません。
 日本の自民党から民主党への政権交代劇も、アメリカと同じくらいの変化しか期待出来ないでしょう。大局的な大変化は期待出来ないでしょう。
・・・マニフェストを見れば、税金のばら撒き体質と経済成長路線と言う事に変わりありません。・・・確かに程度は違いますし、程度問題は大切ですが・・。
 そして、それは今回の選挙に出た全ての政党に言える事です。

 これから暫く、自民党と民主党の攻防が繰り返されるでしょうが(・・自民党が力を盛り返せば何度かの政権交代劇も・・)断言的に言える事は、どの政党でも経済成長路線を取り続ける限り、100年に一度の経済危機を乗り越えて、また100年間経済成長を謳歌出来る・・・なんて事はあり得ないと言う事です。【100年に一度の経済危機と言うナンセンス】に書いた通りです。
 経済成長路線を続けようとする努力はひたすら破局へ向かって進むだけです。

 日本に限った事ではありませんが、脱成長路線の政治に方向転換・・・
パラダイムシフトしなければならないのです。そういう持続可能な方向への政権交代が必要なのです。

 今回の一気の政権交代劇は、ある日トリガー値を超えた社会は、一機にパラダイムシフトを起こし得る・・・と言う事を確認出来ただけでも有意義でした。
・・・勿論、猶予はそんなにないのですが・・
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2009/09/01 00:11】 | Sustainability トラックバック(0) |

大きな変化は期待できないですね。
guyver1092
 おっしゃるとおり選挙公約を見る限り、根本的な変化は期待できないと私も思います。社会の方向性を変えるためにはお金の取り方を変える必要があると私は考えますが、(廃棄食料品をなくすために会計法で廃棄食品の控除をできなくする等)経済成長路線からの転換するような政策の公約は何もないですからね。

>利権構造や癒着の悪徳構造が沢山世に暴露され

 これだけは期待できそうですね。あげればあげるほど自民党をたたくことになるのですから民主党は一生懸命やると思います。

>・・・勿論、猶予はそんなにないのですが・・

 メドウズ教授によれば、成長の限界は早ければ2020年頃だそうで、あと11年しかありませんね。

パラダイムシフトも起こり得る
雑草Z
    guyver1092さん

 いつも的確で鋭いコメント有難う御座います。

>経済成長路線からの転換するような政策の公約は何もない

公約どころか、そういう事に考えも及ばない候補者ばかりですね。・・・・でも、地方自治体レベルでは、脱成長路線を考える候補が出て来て、少しずつ当選者も出始めています。
いわゆる『緑の党』系です。



>あげればあげるほど自民党をたたく

本当に酷い利権構造や癒着もあるでしょうね。本気で追及すれば、自民党は再帰不可能なくらいまで追い込めるでしょうが、民主党にも脛に傷を持つ議員が多いからどこまで出来ましょう?・・・期待したいところですが・・。


>メドウズ教授によれば、成長の限界は早ければ2020年頃

私はメドウズ教授の研究には大きな価値があると考えますが、複雑系カオスの地球上では、成長の限界の定量的な事は、正確には予測不可能でしょう。沢山あるパラメータの微調整でも大きく代わり得ますから・・・メドウズ教授も、定量的な年代は、あくまで一例ぐらいに考えていたと思います。・・・でも、成長の限界による制御不可能な減衰は、10年以内に起こっても不思議ではないでしょう。

 ちなみに私はメドウズ教授達による『成長の限界』シリーズは、一番最初の「成長の限界」は読んでいません。
20年後に書かれた「限界を超えて」は本質を突いた名著だと思いました。更に10年ちょっとして書かれた「成長の限界 人類の選択」はさらに本質に迫った更なる名著だと思いました。
 guyver1092さんは如何ですか?


Anthony
我が家でも、自民党よりもマシだろうといことで、民主党に投票しました。



先ずは政権交代だったのでしょう。
雑草Z
    Anthonyさん

 先ずは滅茶苦茶な政治をしてきた自民党にNOを突きつけ、与党から引きずりおろす為に、他の党・・・一番近い民主党に投票した・・・と言う人が非常に多いでしょうね。

 民主党もそこを踏まえて、これから信頼されていくような政治をするべきでしょう。・・・出来ましょうか?

 最終的には脱成長路線を掲げる党でなければ、持続可能ではないでしょう。

やってくれなければダメです。
BEM
民主党に不安材料があることは確かにそうだと思います。
しかしもう自民党に任せる事は無理でしょうね。
これだけ財政的にも国民生活も国土も破壊しては。このままだとダメだと言う危機感が政権交代に繋がったのではないでしょうか。

同時に官僚が意識を変えて、本当に公僕となってくれなければ。
もうすでにこっそりと天下りまでしているという現実。
マスコミは霞ヶ関のやってることをもっと伝えなければいけないと思います。

そうですね。
雑草Z
    BEMさん

>もう自民党に任せる事は無理でしょうね。

そう思うのですが、自民党はまだまだ逆転の可能性があるから注意しなければなりません。・・・でも上手くいけば、このまま自民党は先細りで衰退して消えるかも知れませんね。

 今回の選挙は自民党が大敗して政権交代が行われた・・・と言う事だけでも価値があるでしょうし、当面民主党に頑張って貰う事に反対ではありませんが、本文に書いたように、民主党の現体制では、大きなパラダイムシフトは起こせないでしょう。


>もうすでにこっそりと天下りまでしているという現実。

その人達は最低の公務員ですね。

>マスコミは霞ヶ関のやってることをもっと伝えなければいけないと思います。

賛成です。



Anthony
民主党が創価党と連立を組まなければ、未来は少しだけ希望があるのだけれど...



次の選挙。
でなしNo.146
選挙で大勝した後、ゆり戻しが起こり、次の選挙では苦戦するというのは奇しくも自民党の郵政選挙で証明されています。

期待が大きいぶん、これから「裏切られた」と感じる有権者は多いでしょうから。
仕事をきっちりやって結果を出さなければ、次は自民党が勝つと思います。
(多くの有権者はあんまりモノを考えていないのかしら…)

民主党に期待以上の仕事をすることは難しいと思いますが、期待以上の仕事をしてくれればうれしい限りです^^

ちなみに、
私は自民や民主を応援しているわけではないです^^;
ですが、
今回の政権交代は、雑草さんがおっしゃるとおり「政権が交代した」ことに非常に意味があると思います。

また、
パラダイムシフトはすぐには起きそうにないですが、国のいろいろなシステムに民主党が手を入れていくでしょうから、なんらかのうねりを作り出す可能性は高いと思います。

自民がダメで、民主がダメで、いじりすぎて経済や金融システムもイカれて…その後にやっと国民は持続可能な社会構造の必要性に気づくかもしれません…
(…遅すぎますかね汗)


ゆう
雑草Zさん、はじめまして。
ゆうといいます。
札幌で環境と平和のNPO活動をしています。

いいブログかいてらっしゃいますね。

いまの価値観、社会システムがお金中心であって、それを変える必要がある。ボクもそう思います。

また、遊びにきます。
ありがとうございます。

そこまでやったら御仕舞でしょうか。
雑草Z
    Anthonyさん

 これから暫く、野党第1党は自民党、第2党が公明党でしょうか(笑) 

 創価党と連立を組むのは今回の政権ではないでしょうから、いつか自民党かどこかと競い合ったとき・・・と言う事ですね??・・・連立組むのはその時だけの付け焼刃で、長い目で見れば衰退に繋がるでしょうね・・・そこまではやらないんじゃないですか?

 でも、創価党の中には善良な市民が結構いるんですよね。

コメントを閉じる▲