FC2ブログ
2007-08-11 08:26
 現在、多くの地方の田舎には、道が有り余るほど沢山有ります。混雑するのは、市街地の道路や主要幹線道路の一部だけで、多くの農道などは、舗装されて整備されている割には、朝夕のラッシュアワーは勿論の事、5月の連休やお盆の時でさえがらがらに空いています。広域農道に限らず、普通の車が十分にすれ違える広さの農道は、平行して碁盤の目のように何本も走っていますし、よく分からない道路も沢山あります。地元の人々は、そんな有り余る道路を、混雑回避のショートカットに使ったり、お客さんが沢山来たときの駐車場代わりに使ったり、都会の人々から見ると、非常に贅沢な使い方をしています。・・・ゼネコンが増え過ぎてしまった為の不必要な工事の結果です。この日本にもう新たな道路が必要な場所なんてないのです。 
 
 そんな地元の人々でさえも滅多に使わない・・・、と言うより、1度も通った事がない・・・と言うより、存在自体を知らない・・・農道よりも立派で、広域農道よりも遥かに使われない道路が存在します。・・それが大規模林道です

 林道だから知らなくて当然だろう・・・と言うのは、昔の、本当に林業に使いたいが為に作った狭い、それほど整備されていない鋪装もされていない林道を想像するからでしょう。
 大規模林道、広域林道は、そんなものではありません。本当に必要かなんて事はおかまいなし。費用対効果(建設にかかった金額に相当する以上の効果)も全く駄目なものを無茶苦茶な論理で無理に通し、ただゼネコンに儲けさせる為、官政談合、官僚の天下り組織の為にやるようなものです。そして、その為の森林伐採は悲惨で、森も林も川も谷もみんな滅茶苦茶にされて、山は瀕死の状態にさせられます。    
 
 大規模林道の現場は巧妙に出来ています。幹線道路や農道から、この道は行き先が不明だ・・?・・というような比較的狭い道が枝分かれしています。それが、地元の地方林道などです。普通の人はそれ以上は、その道を上らないでしょう。目的地がないわけですから・・。その道を上っていくと、また枝分かれして、村落へ戻ったりする道とかにも通じているのですが、さらに山の方に登っていくと、ちょっと広くて、山を切り開いて整備された道にぶつかります。・・・それが大規模林道です。アクセス道路が狭かったり、行き先が表示されていなかったり、目立たないようにこそこそ工事してしまおうという積もりでしょうか?大規模林道は、およそこんなところに何故こんな場違いな道が・・・という感じで通っています。・・車なんかほとんど通っていません。日中でも1時間に1回くらいでしょうか?それも、工事車両だったり、(不法)山菜採りの車だったり(笑)、・・・酷いものです。

 
 7月の週末に、第15回大規模林道問題 全国ネットワークの集い が地元会津で行われたので参加して来ました。28日(土)は、地元にある大規模林道の現地調査、29日(日)は全体会、報告会などでした。「博士山ブナを守る会」に所属している私ですが、考えてみると大規模林道問題 全国ネットワークに参加したのは初めてです。想像以上に収穫のあったこの集会の内容や、地元の大規模林道等について、これからシリーズで書いていきます。大規模林道工事のあまりの酷い出鱈目な実態に、驚き、怒ることでしょう!!
←読んだ甲斐があったと思ったら、ここをクリック願います
(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2007/08/11 08:26】 | 公共工事 トラックバック(2) |