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2007-08-31 00:01
 大規模林道工事は、様々な理由・・・工事しやすい場所からとか、環境アセスをくぐり抜けるとか、・・・・から、細切れに作られる事が多いようですが、大規模林道 飯豊ー檜枝岐線 の途中に、工事の途中と言うよりも、林道の行き止まりのような場所があります。切られずに残された森林を挟んで両側で一旦工事がストップしている場所です・・・ 今回は、この、工事がされずに残されたその森林の部分のお話を書かせて戴きます・・・・。


 その土地は、地元の30軒くらいの農家などの共有地でした。大規模林道 飯豊ー檜枝岐線 を作るため、その共有地は国に売却する方向で、話が進んでいました。
 バブルが弾けた1990年代のはじめの頃の事です。いざ、その土地を売る段階で、その共有地主の一人が、売らないと言いはじめました。その方、児島徳夫さんは、お父さんの代では、売る方向で話が進められていましたが、お父さんがお亡くなりになって、自分の代になって正式に共有地を売ると言う段階になって、売らないと宣言したのです。


 共有地は、一軒でも反対者がいれば、売る事が出来ないのだそうです。残りの共有地主は、児島さんの説得にやってきました。
 「村の和を乱してもらっては困る・・・・」
でも、児島さんは頑として売ることに同意致しませんでした。
 

 共有地の地主や役場の職員約40人が集落の集会場に児島さんを呼んで話し合いと言う事になりました。40対1の話し合いです。様々な人が児島さんを説得しようとしたり威圧しようとしましたが、
児島さんは応じるつもりはなく、逆に聞き返しました。
 「大規模林道は、作ることが目的だから、林道が完成したら、どうせ国は維持して行けなくなり、町に移管される。
そのとき町はちゃんと維持管理出来るのか?
維持管理の費用は負担出来るのか?
ゴミの不法投棄がされないようにしっかり見張れるのか?
大切な水源地が汚されたらどうするんだ?」
 ・・・誰も答えることは出来ませんでした。そして、その集会で、最後まで児島さんは共有地を売ることに同意しませんでした。


 他の共有地主と役場の職員達は困りました・・・勿論林道自体が必要だと思った人は誰もいないでしょう。・・・さらに、そこの共有地は2足3文の値段で、国に売ったとしても1軒あたり6,7 万円てところですから、土地を売って儲けたかったわけでもないようです。
 つまり、国にタテついていると、これから先、別な補助金も貰えなくなるし、国といい関係を保ちたかった・・というところが本当の理由でしょう。
 そして、児島さんは、村で孤立して信用を失いました。村の同意、オキテ破りみたく言われました。
 同じ集落の人たちはまだ事情を知っているので、近所関係はそれほど大変ではありませんでしたが、事情の知らない同じ町の別の集落の知らない人々は、ある事ない事色々噂して、変わりもの扱いしたそうです。
 
 それから1年以上して、役場の職員がやって来て、作戦を変更して、共有地を分割することに同意して欲しいと言って来たそうです。
 児島さんもこの騒動で疲れていたし、共有地の分割には時間がかかるだろうから、そのうち時代も変わり、財政破綻している日本がこんな無駄で無意味な工事を続けられるわけはないと踏んで、とうとう分割に同意したそうです。

・・案の定、分割には相当の手間と時間がかかり、役場の職員が東京まで何度も足を運んで、やっと分割したそうです。そのことに関しても、役場の職員や、他の共有地主は怒っていたとの事ですが、これも児島さんの読みのうちだったのです。・・・勿論児島さんの土地は、分割後、林道が通る予定地を避けて、一番端っこに割り当てられたそうです。・・・・そして他の土地は国に売られて、林道工事再開・・・・・
とは行きませんでした。
  幸いなことに、まだそこは、工事がされていず、大規模林道はそこで分断されています。その分断している部分だけでも、(原生林のように)木や草花が密に生い茂り、ヒグラシが沢山鳴き、素晴らしい自然に恵まれています。
(工事の方々は、こう言う場所を、罪の意識がなく、どんどん伐採していくのです。)

 今年、緑資源機構の官製談合事件が発覚して、工事は一旦中止・・になりそうな・・・。これからまだ油断出来ませんが・・・。

 


 以上の話は、同じ”博士山ブナを守る会”の方から聞いていましたが、さらに児島徳夫さんから直接お聞きして、本人の了承を得てここに書かせて戴きました。

 余談ですが、
 ここまで頑張った児島徳夫さんは、素晴らしい気骨の持ち主で脱帽の思いです・・が、彼は一見、ただの口の達者なおっさんです。有機農業にこだわりを持っていて、私にも、
「土地見っけてやっから田んぼか畑やんねえか?」って誘ってくるところがちょっとプレッシャーです。(笑)だから、かわりに将来農業をやりたいと言う農学部の学生を紹介致しました。(笑)私もいつかは農業やってみたいとも思いますけれど・・・

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①いきなり大規模林道が行き止まりになる

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②さらに近づくと、確かに林道はここで終わってるように見える

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③この森が守られたのです


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④この森の中は雑木や草がうっそうと茂り、なかなか先へは進めません。


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⑤でも、林道が手前まで出来ているだけあって、こんなものが捨ててありました。‥壊れた掃除機と魔法瓶‥
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【2007/08/31 00:01】 | 公共工事 トラックバック(0) |

同じような体験
天地 はるな
私も同じような体験をしました。
市会議員候補者が、地道だった所をアスファルトにするという公約をして、みんな大乗り気。
でも私の家だけが、アスファルトには乗り気ではなかったのです。
そうしたら、町内(40軒ほど)から白い目で見られました。
私たちは、地道とアスファルトの比較をしたビラを30種類ほど作り、まきました。
今から25年以上前のまだ環境問題という言葉が市民権を得ていなかった時代。
アスファルトになった道も今は、区画整理でなくなりましたが・・・。
地元で戦うのは、けっこうきついです。
おかげで、面の皮がアツクなりました( ̄▽ ̄)

地元だからこそ
雑草Z
 和を乱さないように、みんなに合わせるのではなく、止めるべきものは止めようと主張するほうが、本当の意味で地元の為になるでしょう。
 国や町などの言う事にも、理に適わないものには従う必要はないでしょう。

 例えば私も、消毒しない家があると他の家にも影響が出るといわれても、アメシロの消毒は致しませんし、それを町の中に広めていこうと考えてます。20年以上続けても効果が上がらないアメシロの消毒を強制するのは愚かです。
 


アルテミス^^
児島さんという方は、凄い方ですね。政府や国の対応をみこして先を読んでいる。災害時に問題となっていた同調バイアスにかからないで国土を守ることに筋を通している行動は例え身近な人にその時は理解されなくとも、何時かわかってもらえる時が来ると思います。

物があふれている時代になり、そして人心が荒廃した証拠として不法投棄があると思いました

Re:
雑草Z
    アルテミスさん

 リンクで、こちらの記事まで遡ってのコメント有難う御座います。あちら、2011年10月11日付の記事の下から2つ目の林道のどん詰まりの写真の場所は、こちらの上の2つの写真の場所と同じでしょう?・・・こちらが4年前の夏の映像ですが、ほとんど変わりませんね。
 児島さんは変わり者と言われますが(私もですね。。笑)芯が通ってますね。

>災害時に問題となっていた同調バイアスにかからないで国土を守ることに筋を通している行動

これ、とても大切ですね。今日本人にとって非常に必要な行動ですね。

実は2011年10月10日、も児島さんの家を訪ねて栗のなってる山を尋ねたら、この場所を教えてくれました。彼は以前から有機無農薬農法を行っていて、今年サラリーマンを定年退職して、大きく農地を広げて、大々的に有機無農薬農法に取り組んでいます。・・そこに原発事故が・・。でも放射能の測定器を買ったりして頑張ってます。


 余談ですが『同調バイアス』と言う言葉、いい言い回しですね。何かの折に使わせて頂きます。有難う御座います。

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2007-08-27 00:01
私の地元会津地方にも、大規模林道が作られています。
大規模林道 飯豊ー檜枝岐線です。 完成すれば南北の長さは日本一の縦貫林道だそうです。でも、関係者以外、その道のことを知っている地元の人はほとんどいないでしょう・・・通った事のある人なんて数える程でしょう。

 もう全線の半分以上が出来ていますが、比較的工事のしやすい場所から細切れに作られています。完成した部分も酷いものですが、工事中の現場も痛々しい限りです。・・・昨年あたりからときどき現場を見に行ってますが、その度に自然破壊に胸が痛むと同時に怒りが込み上げてきます。

 やはりアクセスしにくく出来ています。・・・アクセスしにくい道って、何のための道でしょう?

 大規模林道 飯豊ー檜枝岐線に出るには、例えば、
新たに出来たトンネルのある道が国道49号線になった事により、国道49号線でなくなった七折り峠を上って行き、さらに車がほとんど通らなくなって廃墟と化したドライブインの奥から、旧国道49号線よりも立派な横道に看板が立っています。
 緑資源幹線林道  飯豊・檜枝岐 線 ・・・・ 
そのアクセス道に入って行き、立派な跨線橋を渡って突き当たりを曲がって、さらに同じことが書いてある看板をもう一度枝道に入って行くと広い大規模林道の本線に出ます。


 この道路の為に分断された森は痛々しく、両脇の草木と繋がっていたうっそうと茂る草木が切り倒されたのでしょう。
 車がほとんど通らないので、分断された森が元に戻ろうと頑張っているのか、道の両側から道を覆うように草が伸びて来ます。それが時々、チェインソーで刈られてしまいます。高山植物とまではいきませんが、山の草花や木の枝が切り捨てられます。今年は除草剤を撒いたらしく、雑草が枯れ散っています。
 さらに斜面では木が伐採されて、斜面から土砂が流れ落ちています。


 山菜採りをする地元の住民にとっても、便利どころか迷惑だそうです。地元の住民でなくとも、気軽に自動車で山の奥地まで入れるわけですから、遠くからよそ者が入って来て、山を荒らして行きます。勿論、林道で潰された山菜の生えていた部分も沢山あるでしょう。

 ほとんど車が通らないので、中高生の、夏場のローラースキーの練習で使われたりしています。クロスカントリーの指導者に聞いたら、ほとんど車の通らない鋪装された立派な林道は、あちこちに沢山あるので、夏場の練習場として、何ヶ所かいいところを見つけて使っているとの事です。・・・贅沢すぎる専用練習場です。

 さらに酷い事に、ゴミや産業廃棄物の不法投棄の場所としても使われています。わざわざ山奥まで車が入りやすいように立派な道を付けてくれて、なおかつほとんど人は通らないので目撃されません。こんな林道が出来たおかげで、地元の人は交代で見張らなければならない事になってしまいました。
「ゴミ捨て禁止」とか「不法投棄禁止」なんて立て札があとから申し訳程度に立てられたようです。


 
 こんな事するくらいなら、何もしないで土建業者の従業員にお金だけ渡していた方がまだましと言うものです・・・どうして税金を使って要らない工事をして、森林を破壊されなければならないのでしょう? 

 大規模林道工事は、地元の自然の大破壊であり、放っておけば地元の恥です。日本の膨大な借金も増える一方です。近くの住民みんなで反対すべきです。・・・って、誰も行かないような場所でこそこそやってるのでほとんどの地元の人も気付かないのですが・・・大規模林道工事の現場を把握し、見に行って見て下さい。そこでは、森林破壊だけが目的のような、痛々しい光景を目の当たりにする事でしょう。


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①数年前に完成さたトンネルが向こうに見える新国道49号線から、七折り峠のある旧49号線へ左折
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②さらにこの看板からアクセス道に左折して入って行く
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③立派な跨線橋を越え突き当たりを右折
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④更にここを右折して本線へ
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⑤うっそうとした森を分断する大規模林道の本線。両端は除草剤が撒かれて草花が枯れている


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⑥大規模林道の脇の除草剤を撒かれて枯れた草花
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⑦⑧不法投棄対策として、これらの立て札が…効果は果たして…
070812_0942~0001.jpg
⑨遠くにうっすら青く見える飯豊連峰。この大規模林道は、あの山形県境にある飯豊連峰からはじまり、ここを通り抜けて会津の南西端の新潟、群馬県境の只見町の山まで繋ぐ予定らしい。ここがおおよそ中間地点あたりになる
完成させてはならない税金浪費で森林破壊の大規模林道




070728_1535~0001.jpg
⑩現在の工事現場
森が無残に削られ固められています。
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【2007/08/27 00:01】 | 公共工事 トラックバック(0) |

大規模林道…?!
社枯
そんな工事が行われていたなんて知りませんでした。
税金を無駄に使って環境破壊なんて、高校時代の私の勉強法よりもやってることめちゃくちゃです…。

それはともかく、どういうつもりなのでしょうか。
南北の長さ日本一の縦貫林道ということをウリにするつもりなのでしょうか。ウリどころか本当に恥だと思います。
地元の方々も迷惑被っていますね。少しでも多くの地元の方々がこの現状を理解し、団結して反対すべきだと思います。

森もえらい迷惑です。木が口が利けないのを良いことに、人間が勝手に切断したりしていいわけがありません。言い訳は許されません…。
人間が切断したり、手を加えたりしなくても、自然はそれだけで美しいですし、人を癒してくれると思いますし、恩恵を受けている分、積極的に保護しなければならないと思います。


ただ道を作る為にする酷いこと
雑草Z
 大規模林道の写真を見ていただければわかる通り、車なんかほとんど通りません。時々通る車の多くは工事車両です。
 ⑤の大規模林道の本線の写真を見ていただければわかりますが、繋がっていた森林が、大規模林道で分断されています。 この林道の幅(7m)で、ずうっと森林が伐採されているのです。酷いもんです。森林は復活して繋がろうと頑張りますが、そこを除草剤で枯れさせられるのです。こんな無茶苦茶な事が許される筈が御座いません。
 ここまで酷いことを計画する官僚は、全面的に信頼出来ません。  

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2007-08-25 00:01
 個人に環境問題を考えようとか、節約しようとか、省エネしようとか・・を呼びかける運動は、市民団体や個人が行うのなら理解出来ます。
 しかし、それを行政サイドが呼びかけるのは、非常に欺瞞に満ちているのではないでしょうか?。
 行政サイドは、そんな呼びかけを行う前に、公共工事をやめるべきでしょう。大型公共工事をひとつ止めれば、非常に沢山の個人が、ロハスな生活をして、節約して無駄を省き・・・などという事より遥かに効果的です。
・・・勿論、個人の意識を高めるのは大切ですし、それが立法化にも繋がります。しかし、だからと言って、そんな呼びかけの一方で、公共工事を続ける行政サイドは、ダブルスタンダードというべきでしょう。不必要な公共工事に湯水の如く税金を使い、一方で、庶民には、倹約、省エネを呼びかけて、税金を搾り取り・・・
・いつ財政破綻してもおかしくない日本の財政を考えるに、未だに公共工事を行い、経済成長という虚構で、財政破綻を逃れようとしている政府は、狂っているとしか思えません。日本中の自治体の多くが、いつ夕張市のようになってもおかしくない状態です。今年にでも日本全体が、財政破綻してもおかしくない状況です。
 貧しくない筈の日本の借金がこれだけ膨らんでしまったのも、公共工事に負う部分が最も多いのです。ケインズ経済学という、本質的にねずみ講と変わらない経済学を信じて、無駄な大型公共工事を押し進めてきた政府は、国民に節約省エネを呼びかける暇があったら、大型公共工事を止めるべきです。
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【2007/08/25 00:01】 | 公共工事 トラックバック(0) |

美しい星50…?
スモールイズビューティフル
安倍総理が2050年までに世界の温室効果ガス排出を半減する、という提案をしています。
しかしまず日本で行動しろよ、って言いたくなりますよね。
京都議定書の目標も大幅にオーバーしてるし。
政府でやっていることって、
クールビズと水まきくらいしか思いつきませんが。
(風呂敷もありましたね)
後は民間の省エネ技術頼みなんでしょうか?

安倍さんが提唱したプラン名が「美しい星50」って。
私は絶句して、笑えもしませんでした。
「美しい日本」のフレーズにも、すでに国民が覚めた目で、
もうそれいいから、って思っていること、
何も気づかないんでしょうか?

安倍さんには早く退任してもらい、
とりあえず民主党に政権をとらせて、
お手並み拝見といきたいですけど、
どうですかね?


成長を実感!?
雑草Z
いつもタイミングのよいコメント有難う御座います。
安部総理って、どうしてお門違いな事ばかり言うのでしょう?
 参議院選挙の時の
「成長を実感」というフレーズ
も、神経を逆撫でされた人が沢山いるでしょう!お馬鹿です。
 こんなキャッチフレーズを考えた自民党も安部総理も、
一部の泡銭を儲けている方々しか目に入らないのでしょうか?
 これから先、経済優先の方は、総理大臣どころか、政治家に必要ありません。
人類が滅んでしまいます。 

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2007-08-23 23:06
 林道工事に反対する林道訴訟に関して、日本の法律は非常に弱過ぎます。費用対効果も林野庁が作ったとんでもないマニュアルが使われても裁判は通りました。環境アセスメントもいい加減なものでも通りました。・・・つまり、法律があまり味方してくれないのです。森林の生態系を守る為のしっかりした法律がないのです。予防原則も、ほとんど適応されていません。(予防原則は、CO2温暖化説にのみことさら適応されています。・・・)これは、実際に博士山広域基幹林道訴訟裁判を傍聴しての実感です。

 森そのものを守るという強力な法律がないために、そこに棲む保護の対象となる絶滅危惧種などの動物の保護を裁判の争点にしなければなりません。つまり、動物保護は、武器のほとんどない林道裁判の争いに於ける貴重な手段として使われるのです。勿論、絶滅危惧種の保護自体が最大の目的の場合もあるでしょうけれど、本来は、生態系全体としての山、森林そのものを守ることが大切です。そこに棲む動植物が、絶滅危惧種であろうとなかろうと、本来は生態系のバランスとして、全体的に考えるべきです。

 林道訴訟に限った事ではありませんが、日本の環境保護裁判の一番の問題点は、法律も、経済優先に作られていて、自然の定常状態を維持するための有力な武器となる法律が、まだまだ足りないという事です。
 これは、非常に深刻な問題です。林道訴訟など、公共工事差し止め裁判で、原告を弁護してくれる良心的な弁護士はあまりいません。(福島県でも、多くの弁護士が県や国を訴える事に尻込みしてしまうので、東京でも数少ない公共工事差し止め裁判の弁護を引き受けてくれる良心的な弁護士が博士山広域基幹林道訴訟を引き受けて下さいました。)その良心的な弁護士が、公共工事差し止めを求める裁判のときにいつもぶつかる問題が、生態系を守る為の強い法律がないことです。



 生態系の維持という事が、人間を含む生物全体の生存を保証するものです。経済よりも、生態系の自然の定常状態を保つ事を優先に考えるべきであることは明らかです。そのような法律をしっかり確立しないと、これから先も理不尽な環境破壊が続き、人類を含む生態系は滅びてしまうでしょう。 
 
 今最も成立が必要な法律の一つは、生態系を保持する為の厳格な法律です。
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【2007/08/23 23:06】 | 公共工事 トラックバック(0) |
2007-08-21 23:45
 ナキウサギとは、その名の通り「鳴く兎」でネズミに似ています。北海道に住むのは、エゾナキウサギという種類です。

 今回は、先日の”大規模林道問題 全国ネットワークの集い” で、ナキウサギふぁんくらぶ代表の市川利美さんが、短い持ち時間で発表された内容の中心、2003年に起きた特に悪質な事件について書かせ戴きます。

 
 現場は、大規模林道 平取えりも線の、「様似・えりも」区間の予定ルートに近接する場所です。
 緑資源公団(緑資源機構の前身)の環境アセスで、ナキウサギはいないとされていた場所で、ナキウサギふぁんくらぶの人達が、ナキウサギの生息を確認して報告しました。
 
 その後、緑資源公団から、生息のポイントを教えてほしいとナキウサギふぁんくらぶに電話が来ましたが、秋の再度の調査の終了後に知らせると回答したそうです。
 さらに、緑資源公団北海道地方建設部部長柴田氏が、アポなしで、ナキウサギふぁんくらぶ代表市川利美さんの勤務先に突然訪ねて来て、
 「専門家がルート周辺を探したが見つからなかったためどうしても具体的に生息地を知りたい」
とのことで、
「おかしなことをすることはないので、生息地のポイントを教えてほしい」と懇願したそうです。
 再度の調査まで待って欲しいと伝えましたが懇願されたため、ポイントを示した地形図のコピーを手渡したそうです。
 その2週間後に、ナキウサギふぁんくらぶが当該生息地を調査したら、ナキウサギの貯食の為の穴に黒土が埋められているのを発見しました。この3日後に期中評価委員会の委員たちが、ルートを視察することになっていたので、ルートに近い生息地を観察されたくなかったようです。この穴が埋められた行為によって、その場所を縄張りとしていたナキウサギの生存はかなり危ぶまれました。
 現場は、ルートに鍵がかかった林道の奥で、一般人はほとんど入ることは出来ず、生息ポイントは、調査したナキウサギふぁんくらぶの人達以外は誰も知らなかった筈との事です。
 詳しくは、ナキウサギふぁんくらぶが林野庁と緑資源機構に送った
人為的な生息地破壊に対する抗議文
 をお読み下さい。
 
 緑資源機構は、この事件に関するナキウサギふぁんくらぶの人達の質問に、誠実に答えようともせず、逆に「緑資源機構に対する名誉毀損」だと威圧的な内容の配達証明郵便を送りつけてきたそうです。
・・・緑資源機構は早く潰すべき、卑劣な詐欺集団です
生息地の証拠は破壊せよ・・という裏のマニュアルでもあったのでしょうか?。

 調査において、(故意や無能のために)不都合な真実は見落として、建設をごり押ししようとし、後に調査の不備を指摘されて建設続行が危うくなると、証拠隠滅の為に本当にナキウサギを無きものにしようとした極めて許しがたい悪質な行為です。
 


 本日の記事は、
去る7月29日(日)に、大規模林道問題 全国ネットワークの集いで、ナキウサギふぁんくらぶ代表の市川利美さんが発表された内容;
 『北海道の野生生物、特にエゾナキウサギと大規模林道
    ~疑問だらけの環境アセスメント~』
 と、その資料原稿
及び
 ナキウサギふぁんくらぶのHPに載っていた
   「生息地破壊抗議文

 の内容をまとめて掲載させて戴きました。
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【2007/08/21 23:45】 | 公共工事 トラックバック(0) |

こんばんは!
kumacom (くまくま)
緑資源機構、最悪ですね!!!
こんな所に税金が使われていると思うと、
虫唾が走ります!
私もいつかエゾナキウサギについて書こうと思っていましたが、こういうことがあったとは、そこまで読んでいませんでしたっ!(反省)

天下り集団は、社会の癌ですね!

是非ともナキウサギについて、書いてください!
雑草Z
 kumacomさんは、確か北海道の方ですから、ナキウサギは地元の動物とも言えますね!?!(北海道と言っても広いですけれど・・)動物好きの kumacomさんが書くエゾナキウサギの記事を楽しみにしております。
 私は、このお話を聞くまではナキウサギのことも、ナキウサギふぁんくらぶの事も知りませんでした。

>天下り集団は、社会の癌ですね!

全くその通りです。天下り集団は、税金の無駄遣いだけではなく、日本の環境破壊の多くを担っています。それが彼らの ”立派なお仕事”です。
緑資源は今年で廃止の方向ですが、”立派なお仕事”を残そうと画策しているようです。



名乗らず
明らかにナキウサギふぁんくらぶがおかしい。

例えば、
Aさんの家に泥棒が入ったとして、
その数日前に近所でAさんの家がどこか聞いていた人がいたとする。
それを持って、聞いていたやつが怪しいとはなりません。
証拠もないのに、まったくの憶測で、
個人名まで出して批判するのは、
名誉毀損と言われても仕方がない。
この批判の仕方は卑怯。
うちも自然保護を掲げているけれども、
この団体と同じだと、思われたくないね。

ホントに来ましたね。
雑草Z
 大規模林道問題を取り上げているHPで、緑資源のことなどを書くと、自然保護を名乗る方から、この手のコメントが来る、と言われましたが、ステレオタイプのコメント来て可笑しいですね。このブログは大規模林道問題がメインと言うわけではないのですがね。
 きっと緑資源機構と同じような”立派なプロジェクト”をなさっている方でしょう。是非ともご紹介願います。緑資源機構に対するご意見も・・

>それを持って
先ず疑われるのは、聞いた奴でしょう。
同じような論理をオウム真理教の方々が、坂本弁護士一家失踪事件のときにも盛んに言ってましたが、結局はオウム真理教団の組織犯罪でした。
 「証拠がないなら黙ってろ」って?・・大人しい子羊ではいられません。緑資源のようなモラルが崩壊している悪徳集団の事ですから・・
 名誉毀損なんていう前に、税金を湯水の如く使って、森林破壊するなって・。




名乗らず
少し攻撃的に書き過ぎたからでしょうか、
すっかり誤解されましたね。

昔、もうだいぶ前ですが、
私も大規模林道の建設中止に関わる活動に参加していたことがあり、
活動の効を奏したのかどうか分かりませんが、
一部区間の中止と計画の変更を勝ち取ったわけです。

その上で、
ナキウサギふぁんくらぶの今回の対応はいただけないということです。
まあ、ブログのネタとして取り上げただけの貴方に言ってもしかたないのですが。

大人しい子羊である必要はありません。
自然保護団体なんていうのはどこも、
人も予算も限られた弱小団体であるのに対し、
戦う相手は国家ですから。
かなりの戦略と知識が必要です。

社会上のルールを無視した活動は、
マイナスになってもプラスになることは決してありません。
(社会上のルールを破った活動を続ける、
例えばシーシェパードのような団体は、
行政サイドはもちろん、
回りの自然保護団体からも疎外されています。
これは極端な例ですが)

ついでに書かせてもらいますが、
どうして無駄だといわれ続けている大規模な公共事業がなくならないのか。
公共事業を行う地元で、
賛成している人が多数いるからです。
それを踏まえたうえで、
大規模林道で言えば、
見直しの委員会が開かれるのですから、
その委員の気持ちになって考えないと、
無駄な反対運動になってしまいます。

選挙で有権者から選ばれた地元の首長。
頭に血が上ってしばしばルール無視をする上、その地域の住民の生活云々には一切何の責任もない都会に住んでいるオバサン(失礼、しかし、委員の気持ちになって考えるとそうなるんです)
あなたが委員だったら、
どっちの発言をより重視します?

繰り返しになりますが、
戦う相手は国家。
ある程度は相手のロジックにも乗った上で、
その上でこちらの主張を展開しないと、
無意味なのです。
あくまでもクールにね。

不都合な真実でもおありですか?
雑草Z
選手交代ってイメージですね。

>公共事業を行う地元で、
賛成している人が多数いるからです。

公共工事で作った林道なり干拓地を使うと想定される林業や農業の方ではなく、工事自体が目的の方を、例え地元に住んでいてもそれを利用する地元の方と考えるのはおかしいでしょう。
 質問にお答えするなら、私が委員だったら、地元の福祉を守らない地元の首長の発言は重視しません。
 

 また書き込むならこちらの質問にも答えてからにしてください。

1.あなたは、ナキウサギふぁんくらぶのHPにも同じような書き込みをした方ですか?

2.あなたが参加していた大規模林道の建設中止に関わる活動って、具体的にどこですか?どんな有効な活動したのですか?

3.あなたのHPをご紹介願います。(既に私の知ってるHPでしょうか?)

色んなスパムコメントは来ますけど、複数回やり取りする方は、ちゃんとHNくらい書いて、URLも書いてきますよ。そんなこともしないで

>ある程度は相手のロジックにも乗った上で、
その上でこちらの主張を展開しないと、

って、説得力がないですね。
 社会上のルールは大切ですが、無茶苦茶な相手のロジックに巻き込まれない事が、”クール”でしょう。




余罪
Bangkok
ここ2年半ほど本人と思われる天下りの仕事振りを見てきて、あまりにも無能且つ非常識なので余罪がないかと思っていたら本サイトに辿り着きました。手口は全く一緒です。身に染付いた習性なのでしょうが。皆様被害に遭われた方と憤りを共有致します。

どのような余罪ですか?
雑草Z
    Bangkokさん

はじめまして。過去の記事にコメント有難う御座います。
本人とは記事に実名を挙げた人の事ですか?
出来ればもう少し具体的に書いて下さいませんか?

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2007-08-19 20:12
 日本の環境アセスメントは、河川にダムなどを造るときでも、海の湾の干拓事業などでも、そして山の大規模林道工事でも、工事を行う事業者に都合の良いように結論を「合わせ」られてきました。だから『環境合わすメント』と揶揄され、大規模公共工事を規制するどころか公共工事に御墨付きを与えてきました。
 それは、公共工事の事業主自体が自主的にアセスメントを行い、自分達の都合のいいように結論付けてきたからです。国の環境影響評価法や各地方自治体の条例に基づく環境影響評価ではありません。(それらだって、結構甘い部分が多いのですが・・・・。)
 大規模林道の場合、緑資源機構が、事業実施直前に自主的に環境影響評価を行ってきました。距離の長い大規模林道の環境アセスメントは、基準も厳しいので、1つの路線を複数の区間に細分化して距離を短くするなどにより、厳しい環境アセスを回避しています。 
 そして、緑資源機構が環境アセスの調査依頼をした法人は、巨額の費用を支払っても絶滅危惧種などの保護対象の動物の生息地をほとんど確認出来ない事が多いのです。逆に、無報酬の市民団体のほうが、大規模林道建設予定ルート付近のそういった動物の生息地を見つけるのです。緑資源機構は、無報酬の市民団体の指摘を受けて,保護の対象となる動物の調査を続けるわけです。調査する法人は、林道予定地から一目瞭然の鳥の営巣木ですら、アセスに記載しない事が多く、見つけられなかったのではなく意図的に記載しない疑いはほぼ確実です。
 ・・・意図的だろうが調査能力が本当になかったのであろうが、「見つけられなかった」では済まされないでしょう。
 巨額の税金を使って調査したわけですから、緑資源機構が調査依頼をした法人が見つけられなかった保護対象の動物を、市民団体が見つけて確認した段階で、責任はしっかり取るべきでしょう。具体的には、調査した法人は、調査費用は全額返還して、緑資源機構は、工事を即刻中止でしょう。・・・ところが、一端始まったら、事実と反する環境アセスの結論であろうと、工事はなかなか止まらないのです・・・談合によるはじめから結論ありきの、緑資源機構お墨付きの調査だったのですから・・・


今回の緑資源の官製談合事件では、環境アセスの受注金額4位までの環境アセスの法人はすべて起訴されました。官製談合ということは、緑資源にとって都合のいいアセス・・・路線沿いに保護種はいない・・・・と言う結論を出す所を選んだと言うことではないでしょうか?  ちなみに、今回逮捕をまぬがれた、受注額第5位の法人も、上位4社と同じく、ふざけているとしか思えないぐらいの保護種を見落としています。わざとでないと言うのなら、環境アセス能力は、全くありません。

 最後に欺瞞に満ちたモニタリング調査について述べます。
2006年度、全国の24区間で行われている猛禽類のモニタリングは、猛禽類が逃げていく事を期待して行っているとしか思えません。猛禽類の営巣地の近くを工事しながらをモニタリングして、工事の騒音などで、営巣に失敗して、ヒナが死んでしまったりしたのを確認して、営巣地がなくなったとして、そこに林道を延ばしていくのです。林道を延ばすとさらにその先の神経質な猛禽類も逃げていくとう悪循環を繰り返すのです。つまり、猛禽類のモニタリングを実施しながらの工事とは、工事している区間の少し先の猛禽類を追い払いながら工事をしているのです

 こんな滅茶苦茶な調査が日本の環境アワスメントの実態の一角です。
 とても環境アセスメントと呼べる代物では御座いません。


 参考文献

  ○第15回 大規模林道問題 全国ネットワークの集い 
    福島県会津地区開催集会   2007年7月  の 資料集から
   疑問だらけの環境アセスメント  ナキウサギふぁんくらぶ代表 市川利美

  ○猛禽類のモニタリング調査については、上の参考文献のほか
  福島県の博士山広域基幹林道工事でもイヌワシの営巣活動に関して、
  実際に行われていた手法です。
 
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【2007/08/19 20:12】 | 公共工事 トラックバック(0) |

北海道発祥のピザテンフォーの試み
yutakarlson
はじめまして。ピザテンフォーのyutkarlsonです。ピザテンフォーでは、紙のピザボックスそのものを、なくす運動を展開中です。詳しくは、以下のブログをご覧下さい。
http://yutakarlson.blogspot.com/2007/08/blog-post_18.html
http://yutakarlson.blogspot.com/2007/08/mottainai.html

記事の内容に関係ない自己HP宣伝は、
雑草Z
 普通は、スパムコメント同様に削除の対象です。
使い捨て容器の事についての記事などを見つけてコメントするべきでしょう。それがマナーでもある筈です。
 こういうマナー違反の仕方は、ご自分のHPにも悪影響があると思います。
 まあ、紙のピザボックスそのものをなくす運動は、悪くはないかも知れないので、ちょっと消さずに置きます。 

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2007-08-17 13:25
緑資源機構[Japan Green Resources Agency]
は、農林水産省所轄の独立行政法人です。名称だけ聞けば緑の森を大切に守るような事業をしているイメージですが、実際どのような”立派な”お仕事をしていたのでしょう?。
 
 今年に入って官製談合のニュースが連日取りざたされ、理事が逮捕され、現職大臣を含む3名の自殺者を出した事は記憶に新しいところです。

 先ず、沿革を見てみましょう。
 農林水産省の組織の1つである林野庁が、事業推進のために組織が必要であるとして「森林開発公団」を立ち上げたのが、1956年です。何の事業推進が真の目的なのでしょう? その1年前には、「農用地整備公団」も作られています。
 1999年の省庁再編で、「森林開発公団」と「農用地整備公団」が合併して、「特定中山間保全整備事業」も追加して、組織を拡大し、「緑資源公団」という、緑を増やして森林を保護するような名称に変えられました。
 さらに4年後の2003年に、独立行政法人化し、「緑資源機構」と、名称を変更しました。 
 詐欺集団の作った会社が、次々名称を変更していくのとちょっと似ていますね。
 今年2007年に入って酷い官製談合が暴かれて、今年度限りで廃止の予定です。しかし、水面下では事業の延命措置を画策しているようです。(その事はまた改めて書く予定です。)


 今年度の予算は770億円で職員総数は720名です。立派なお仕事をするには、多くの人材とお金が必要のようです。事業の内容は、大きく分けて、5つです。

 今回のシリーズでは、林道問題を考えているのでそのうちのメインの仕事の1つ、
緑資源幹線林道事業」について、述べさせて戴きます。 
 『スーパー林道』は、前身の森林開発公団時代に1965年から作りはじめられましたが、ほとんど実用性がなく、大変不評でした。例えば栃木県の奥鬼怒スーパー林道は、100億円以上お金をかけて1990年に完成しましたが、年間の車の通行台数は300台に満たなかったくらいです。そして、毎年毎年梅雨や台風で土砂崩れなどで木が倒れてそのとき何本かの木が搬出されるくらいで、計画的な伐採は行われませんでした。私も完成した頃通って見た事がありますが、森林破壊の何ものでもなく、それは酷いものでした。こんな酷い自然破壊の無駄な事業がなされていいのでしょうか?これだけでも十分国に対する背信行為でしょう。
 ところが、1973年にスーパー林道の計画が終わったので(工事はその後続けられました)、森林開発公団は、新たな計画として、大規模林業圏開発林道事業というのを計画します。そして大規模林道を全国32路線計画して作りはじめました。『大規模林道』は、幅7mの2車線の鋪装道路です。それまでの林道より大きいと言うことで名付けられた『スーパー林道』よりずっと大きい『超スーパー林道』です。スーパー林道だけでも、全く役に立つどころか、森林破壊で税金の無駄遣いの典型でしたのに、それ以上の愚業がなされはじめたのです・・・  
 
 緑資源機構の5つの仕事のうちの1つ、緑資源幹線林道事業について、述べましたが、
緑資源機構の他の4つの事業、水源林造成事業も、特定中山間保全整備事業も、農用地総合整備事業も、海外農業開発事業も、同じように、税金の垂れ流しの官製談合の温床となる”トンデモ立派なお仕事”だったようです。

 つまり、緑資源機構は、前身の森林開発公団などが設立された当初から、天下り組織として、国民の税金をくすねるために作った組織でしょう。それだけでも大犯罪ですが、名前と裏腹に、お仕事として、森林を破壊するのです。これなら、何の仕事もせずにお金だけくすねるだけの詐欺組織の方がずっと遥かにましです。
 つまり、緑資源機構と言う組織は、税金を浪費して緑の山々を無惨に破壊して、一部の政治家やゼネコンに儲けさせ、官僚の天下り組織を確保すると言う、”この上もなく立派なお仕事”をして来たのです。摘発された官製談合も、氷山の一角に過ぎないでしょう。

 破壊された山々は、彼等に責任を取り切れる筈はありませんが、厳しく罰しないとモラルハザードの官僚達は懲りないでしょう。緑資源機構を廃止する事は当然ですが、廃止すれば済むと言う問題ではなくて、遡って最後まで責任追及すべきです。


参考文献
 1. 第15回 大規模林道問題 全国ネットワークの集い 
    福島県会津地区開催集会   2007年7月  の 資料集
 
 2. 大規模林道問題を考える広島集会 基調講演1
  「公共事業と大規模林道」      
  大規模林道問題全国ネットワーク代表   藤原信
  月刊「むすぶ」2002年3号 通巻375号 から 



 ※ 独立行政法人 緑資源機構[Japan Green Resources Agency] は、
  自分達で勝手に、J-Green なんて略称をつけてマークも作っていたみたいですが、このHPは、立派なお仕事内容などを列記していて、笑えます。・・天下り組織って、みんな”立派な仕事内容”をアピールする為にこのようなHP作ってますね。
  「入札参加資格情報」なんて、事もかいています・・・官製談合していたのに・・・
 
 暇があったら見てみて下さい。
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【2007/08/17 13:25】 | 公共工事 トラックバック(0) |

こんばんは!
mac
今回初めての書き込みっス。HPからだと天下り組織ってほんとに一見、立派なことやってそうっすね。芋づる式に徹底的に何とかしないと、後が絶えなそうだなと自分も思います。


自己宣伝のHPは、本当にあてになりません
雑草Z
 農林水産省や林野庁のHPも、よさそうな事ばかり書いていますが、実態はとんでもない事をやっています。
 怪しげな民間の団体ではなく、国家の組織が、詐欺のような事を書いているのですから、酷いものです。
 その林野庁が、必要だと言って作ったのが緑資源機構なのだから、開いた口が塞がりません。

 そして、天下り組織は、大抵こんな無駄な税金泥棒なのです。

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2007-08-15 00:37
 大規模、広域基幹林道建設反対者などに対して、しばしば林道建設推進派からぶつけられることは、「人間と動物とどっちが大切なんだ!?動物を守るために人間の生活が犠牲にされていいのか?」
等という言葉です。
 何故、こういう話になるかといえば、
 (費用対効果などの争点を除いて、)森林や山の保護を争点に裁判を行う場合、日本には、森や山全体をしっかり保護すると言う有力な法律がない為に、森や山を守る為には、そこに棲む絶滅危惧種などの動植物の保護を訴えて裁判に挑むしかありませんでした。つまり、動物保護は、武器のほとんどない林道裁判の争いに於ける貴重な武器、手段として使われていたのです。勿論、絶滅危惧種の保護自体が最大の目的の場合もありましたが・・・。
 

 
 地元会津の博士山広域林道差し止め訴訟は、保護対象動物は、猛禽類のイヌワシでした。
 その頃は、イヌワシの生息地を守ると言うことが、裁判に於ける最大の武器・手段の一つと考えられていました・・・。


 私のちょっとした体験を書かせて戴きます。
 とある法事に参加したときの事です。法事も終わって、みんなで食事の場所に移動し、飲食が始まった席でのことです。
 山登りの好きな近くの町の役場の職員と地元の建設業の役員が、話していました。はじめは山などの話だったのでしょうが、途中で建設業の役員が、
「しかし、イヌワシ(を守る会)の連中にも困ったもんだ!あいつら、人間と鷲とどっちが大切だと思ってるんだ!」
 と、言いました。その言葉を耳にして、私がその話に割って入りました。私が、博士山林道訴訟の応援をしているとは分からなかったのでしょう。
「林道工事をしなければ、どっちも守れるんですよ。」
「何??・・俺らは、工事で食ってるんだ!工事がなければ食っていけねえんだよ!」
「それって、工事の目的が土建業者の生活の為って事でしょう?」
「あったりめぇだべ!、俺達の生活がかかってんのよ!」
 彼は正直です。広域林道工事の目的は、土建業者の生活の為以外はほとんどありません。
・・訂正!あとは天下り組織の資金源ですかね?・・・生活の為と言えば少しは考えさせられますが、土建業者の役員の贅沢の為とも言い換えられます。・・・その工事で出来た道の利用なんてものは、はじめから考えてないのです。大規模広域林道自体は百害あって一理無しです。
「ところで、俺も、そのイヌワシを守る会に入ってんですけど・・それだけの為に、国や町の税金を湯水の如く使っていいんですか?おまけに環境破壊するんすよ!!」

国や自治体の借金の大部分は公共工事に拠るものです。

 彼は言い返さずにビール瓶をもって他の席にビールをつぎにいってしまいました。これで引き下がられて、私も拍子抜けでしたが、深追いはいたしませんでした。 
彼は
 「広域林道は、必要!林道開通はみんなの願い」
などとふざけたセリフを言わなかっただけ、土建屋にしては、少しはまともだったと思います。
 

 大規模広域林道反対運動に対する
「動物と人間どっちが大切なんだ!?」
と言う摺り替えの非難に対して、
「どっちも大切だから、大規模広域林道はつくってはいけない」
と、しっかり答えるべきです。
 
 大規模広域林道の建設によって、
山の生態系は大規模に破壊され、それが人間の生活をも脅かす事は明らかです。
こんな当たり前の事を、自分達の環境アセスメントで証明しなければならないこと自体狂ってます。「予防原則」をしっかり適応すべきです。
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【2007/08/15 00:37】 | 公共工事 トラックバック(0) |

こんばんは
くまくま
雑草さん

お久しぶりです!
私も土建業にお勤めの方を小さい頃良く見ていましたが、
多くの方は「人間が上、動物は下」と言う視点のお方が多かったように思います。

人間の生活も大切かもしれませんが、
その生活も地球があってこそ、生態系が守られてこそ、自然との共存共栄があってこそですよね。

沖縄のジュゴンを守る会のある代表者さんは、
それ以前は、反対側の土建業にお勤めだったのを、
ジュゴンが絶滅に追いやられている事を知り、
仕事を辞め、今までとは正反対の保護する側になったそうです。

環境問題って、その人個人の生き方、考え方がもろに出ますね。

土建業の方は、話を摩り替えてますね。
雑草Z
 大規模林道工事をはじめ、公共工事というのは、本来は、住民の福祉の為に行われるべき事です。・・・しかし、そんな公共工事って、現在ほとんど見当たりません。現在の大規模公共工事は、工事そのものが実質的な目的で、ゼネコンや、一部の政治家、官僚の為の事業に成り下がっています。

 だから、
「動物と人間どっちが大切なんだ!?」
と言うのは摺り替えの議論で、
「人間も含む全ての生き物の生態系と、一部の人々の利権とどっちが大切なんだ!?」
 と、言うべきでしょう。



PS お久しぶりです!?
 動物保護は、”くまくま”さんの得意とする分野ですね。!ナキウサギについて聞いたお話など、レッドデータや絶滅危惧種について、【くま.com】 さんのHPも参考に、これから少々書く予定ですので宜しくお願い致します。 
 そういえば、HN ”kumacom”さんから、”くまくま”さんに変えましたか?  ”くまくま”さんからのコメントは、初めてのような記憶が・・。


kumacom (くまくま)
こんばんは!

ナキウサギファンクラブさんのHP私も見てました。
環境アセスについて、私もちょっと調べたりしましたが、
形骸化しちゃっていて雑草さんが仰るとおり、環境アワスメントそのものです。

>「人間も含む全ての生き物の生態系と、一部の人々の利権とどっちが大切なんだ!?」

このセリフ、私も使わせてください!


P.Sすみません、HNが以前と違っていたようで、
間違えてました。

このセリフ、是非ともお使い下さい!!
雑草Z
 大規模公共工事による生態系の破壊は、日本に限らず世界中で目を覆いたくなるほど酷いものです。特に最近の中国は無法地帯ですね。
 こんな事を続けると、本当に地上の動物は破滅してしまいます。
>「人間も含む全ての生き物の生態系と、一部の人々の利権とどっちが大切なんだ!?」


P.S  どちらのHNもオシャレですよ。


はじめまして
Gamachiyo
こんばんは

はじめまして。
私は同県中通りの山麓に住みます。
私の地域でも林道のアスファルト舗装をごり押しで進めようとする動きがあり、現在闘いの中にあります。

推進派の考えは本当にこの言葉通り、
「人間と動植物とどっちが大切なんだ!?人間に決まっているだろ!!人間が犠牲になってまで、自然環境は大切ではない。」と、平行線で話し合いにもなりません。

私もこの言葉、是非とも使わせてもらいます。
>「人間も含む全ての生き物の生態系と、一部の人々の利権とどっちが大切なんだ!?」

雑草さんのブログに辿り着けて嬉しく思います。
本日、着いたばかりなのでこれからじっくり読み進めながら考えていきたいと思います。

Re:はじめまして
雑草Z
 初めまして、昔の記事へ遡ってのコメント、有難う御座います。この手のコメントは大歓迎です。
Gamachiyoさんと言うHNも面白いですね。意味深な由来がありそうです。

3.11以降、福島県はやるべき他の事が沢山あり過ぎる筈なのに、また道路建設を盛んに行っていますね。ふざけています。

>同県中通りの山麓

とは、あぶくま山系ですか?それとも吾妻-安達太良-那須山系ですか?・・・現在私が反対している事は、種の支配であったり、原発であったり、経済成長戦略全般であり、道路建設反対からは手を引いておりましたが、中通りならば、一度実情を見て、お話をお聞きする機会があればいいですね。同じ県内に住んでいるのですから、現場を観る為に当方から御伺いしたいです。


どちらにせよ、中通こそ道路建設などやっている場合ではありませんね。中通りに限らず、日本全国もう十分に道路はあります。渋滞する場所も道路を作らずに走る車を減らせば済む事です。(公共交通機関の利用を増やせばいい事です。)
おっしゃるように

>「人間が犠牲になってまで、自然環境は大切ではない。」

と言う言葉は、利権の為に推進する事を誤魔化して美化する為のこじつけですからね。

 ここのサイトの左にあるカテゴリー【公共工事】の記事の中に参考になる記事があれば幸いです。特に今思いつくお薦めの記事は、
【一人で頑張った気骨のある地主のお話】2007/8/31
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-210.html#comment
【マムシ/スッポン/ダニのように】2007/9/5
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-212.html

です。先ずは読んでみて下さい。

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2007-08-13 10:26
費用対効果とは、公共事業などをやる時に、かかった費用以上の効果がその工事に期待出来るかと言う試算値です。かかった費用全額に対する予測される便益効果の金額で計算されます。
 早い話、それが少なくとも1以上でなければ、その公共事業は、国民にとって、損をする公共事業で、やる価値のない公共事業と言うことになります。 自然は人間にとってかけがえのないお金では計れない財産である筈ですし、自然破壊を金額で換算出来ません。費用対効果には、自然破壊の負の部分はほとんど反映されていないのが実情で、かなり疑問のある算出値です。
 しかし、そればかりではなく、林野庁が2000年に出した緑資源機構などが費用対効果算出の元にしていた
「林野公共工事における事前評価マニュアル」
の内容は、詐欺と言っても過言ではないとんでもない内容です。・・・自然破壊でさえ、便益(プラスの効果)にしてしまっているのですから・・・・ 

 雪国の林道なんて、積雪のため半年しか通行出来ませんが、その便益が365日で数えられ、カーブミラーやガードレールの設置費用や環境アセスの経費までが、便益とされるのです。ほかの業者に対する景気対策とでも言うのでしょうか?話になりません。
 しかし、もっと酷いのは、炭素固定便益です。
 彼等の論理では、林道が出来た時点で適切な森林管理が可能となり、その結果空気中の炭素が固定される(木の中などに炭素Cが固定され、CO2を排出しないと言うこと)と言うのです。そして、便益として計算されるのです。
 山に林道が作られて管理されないと、炭素は固定されないような論理です。誰がどう考えても、おかしな理論です。林道をつくれば、切り倒された木々は炭素を固定しなくなります。林道を造るためのダンプカーやブルドーザーなどの重機の燃料が燃える時にCO2が大量に排出されます。天然林を人工林にした時点で、面積辺りの光合成量が減るのは、森林の常識です。人工林は、間引きや下草刈りもしなければならず、そこまで行くのにも、機械で下草刈りするのにも、CO2を排出します。どう考えても、CO2の固定は減ります。炭素固定の効果はマイナスに決まってます。・・・これを詐欺と呼ばずして、なんと呼びましょう?
 参考までに、このふざけた「炭素固定便益」の考え方を出す前は、林野庁は、炭素の固定の代わりに、酸素を出す便益としていました。林道をつくって、光合成による酸素が増えるわけがありません。しかし、炭素の固定と同じような詐欺の論理で(それにしては稚拙)酸素の放出が増えることにしてしまっているのです。そして、その便益を出来るだけ高く見積もる為に、酸素ボンベの値段に換算していたのです。・・・怒りを通り越して笑ってしまいます。・・これが、博士山広域基幹林道訴訟で、実際に使われた計算方法です。
 ・・こんな事がまかり通るのです。こんな詐欺行為のマニュアルを林野庁の官僚は、平気で造るのです。まさに悪知恵ばかりで良心のない人々です。

 ちなみに、大規模林道が通る周辺の木を全て伐採して売ったとしても、費用対効果はプラスになるどころか、莫大な損失を生みます。・・勿論、周辺の木を全て伐採したら、大変です。

 良心のない官僚達は、鼻から、費用対効果など期待出来ず、マイナスになるのは、わかりきっているのでしょう。支出の分まで収入に付け替えたり、増える筈のCO2排出量を減る事にしてしまい、環境破壊行為でさえ、環境保全行為とみなすような詐欺行為をして、やっとのことで費用対効果をプラスに見積もるのです。
 工事が終わった後の実際の効果なんてはじめっからどうでもいいのです。林道工事自体が目的で、あとは天下って、悠々自適な余生を送ればいいのでしょう。どうせ罰せられないし・・・
 えげつない詐欺行為です。詐欺ばかりではなく、
許されざる大規模森林破壊事業です。これらのシステムを作った官僚たちは、みんな処刑すべきでしょう。


 参考資料;奥村樹鵜充幸 氏の書いた 新聞記事
    岩手日報 日報論壇 2007年6月30日 付 
   ○大規模林道問題 全国ネットワークの報告会で聞きました。  
   ○博士山広域林道訴訟に関しては、実際に裁判を傍聴して、弁護士からお聞きしました。

      
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【2007/08/13 10:26】 | 公共工事 トラックバック(0) |

プラスにするためなら・・
おかっぱ頭
 原発の記事での、エネルギー算出比の内容も驚くべきものでしたが、こちらも国民を欺く酷い内容ですね。
 酸素ボンベにまで内容が及ぶとは!
 数字を作り上げる為なら常識では考えられない事も平気でなされているのですね。裏を返せば、業者の利益の為の工事であることが良く分かります。
 今まで必要の無いものに多額の税金を投入して来た結果は、と言えば、言わずと知れた事。それでも懲りずに尚、必要の無い、自然・生態系を壊すだけの工事を推し進めるのですから、立派な犯罪行為ですね。 

国民に対する背信行為
雑草Z
 
 おっしゃる通り、大規模林道工事は、完璧な犯罪行為、国民に対する背信行為です。
 工事する事自体が目的です。
「はじめに工事ありき」
で、彼らは工事の後はどうなってもいいのです。
 彼らが算出した費用対効果通りになった事などあるのでしょうか?だから、【責任の所在】http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-200.html
をはっきりし、完成後にもしっかり再評価し直し、最後まで責任を追及すべきです。そうしないので、モラルハザードを引き起こすのです。

 『公共工事で日本が滅ぶ』って、洒落になりません。  

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2007-08-11 08:26
 現在、多くの地方の田舎には、道が有り余るほど沢山有ります。混雑するのは、市街地の道路や主要幹線道路の一部だけで、多くの農道などは、舗装されて整備されている割には、朝夕のラッシュアワーは勿論の事、5月の連休やお盆の時でさえがらがらに空いています。広域農道に限らず、普通の車が十分にすれ違える広さの農道は、平行して碁盤の目のように何本も走っていますし、よく分からない道路も沢山あります。地元の人々は、そんな有り余る道路を、混雑回避のショートカットに使ったり、お客さんが沢山来たときの駐車場代わりに使ったり、都会の人々から見ると、非常に贅沢な使い方をしています。・・・ゼネコンが増え過ぎてしまった為の不必要な工事の結果です。この日本にもう新たな道路が必要な場所なんてないのです。 
 
 そんな地元の人々でさえも滅多に使わない・・・、と言うより、1度も通った事がない・・・と言うより、存在自体を知らない・・・農道よりも立派で、広域農道よりも遥かに使われない道路が存在します。・・それが大規模林道です

 林道だから知らなくて当然だろう・・・と言うのは、昔の、本当に林業に使いたいが為に作った狭い、それほど整備されていない鋪装もされていない林道を想像するからでしょう。
 大規模林道、広域林道は、そんなものではありません。本当に必要かなんて事はおかまいなし。費用対効果(建設にかかった金額に相当する以上の効果)も全く駄目なものを無茶苦茶な論理で無理に通し、ただゼネコンに儲けさせる為、官政談合、官僚の天下り組織の為にやるようなものです。そして、その為の森林伐採は悲惨で、森も林も川も谷もみんな滅茶苦茶にされて、山は瀕死の状態にさせられます。    
 
 大規模林道の現場は巧妙に出来ています。幹線道路や農道から、この道は行き先が不明だ・・?・・というような比較的狭い道が枝分かれしています。それが、地元の地方林道などです。普通の人はそれ以上は、その道を上らないでしょう。目的地がないわけですから・・。その道を上っていくと、また枝分かれして、村落へ戻ったりする道とかにも通じているのですが、さらに山の方に登っていくと、ちょっと広くて、山を切り開いて整備された道にぶつかります。・・・それが大規模林道です。アクセス道路が狭かったり、行き先が表示されていなかったり、目立たないようにこそこそ工事してしまおうという積もりでしょうか?大規模林道は、およそこんなところに何故こんな場違いな道が・・・という感じで通っています。・・車なんかほとんど通っていません。日中でも1時間に1回くらいでしょうか?それも、工事車両だったり、(不法)山菜採りの車だったり(笑)、・・・酷いものです。

 
 7月の週末に、第15回大規模林道問題 全国ネットワークの集い が地元会津で行われたので参加して来ました。28日(土)は、地元にある大規模林道の現地調査、29日(日)は全体会、報告会などでした。「博士山ブナを守る会」に所属している私ですが、考えてみると大規模林道問題 全国ネットワークに参加したのは初めてです。想像以上に収穫のあったこの集会の内容や、地元の大規模林道等について、これからシリーズで書いていきます。大規模林道工事のあまりの酷い出鱈目な実態に、驚き、怒ることでしょう!!
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【2007/08/11 08:26】 | 公共工事 トラックバック(2) |
2007-08-09 20:03
参議院の選挙にも大きく影響した年金の記録問題は、社会保険庁の大失態です。総理大臣やいろんな大臣がボーナスの何パーセント返還とか言ってましたが、そんなものでは済まされないでしょう。これ以前に問題になった、グリーンピアだとか、天下り組織だとか、集めた国民のお金をデタラメに使った責任者達は、最低でも全財産没収でしょう。政治家と言うより官僚の責任の取り方は甘過ぎます・・・ほとんどまともに責任を取っていません。

 社会保険庁に限らず、不必要どころか、悪さしかしない農林水産庁の天下り組織、独立行政機構 緑資源機構も、組織の廃止も大切だけれど(こういう組織は一切必要なし!)それで終わりにせず、責任として、幹部は全員全財産没収でしょう。あまりに酷い談合の悪質さばかり取り上げられていますが、それに伴う大規模林道工事による自然破壊はあまりの酷さです。(このことは、次のシリーズとしてアップする予定です。)

 社会保険庁や農林水産省に限った事ではありません。各省庁の日本の官僚達は、全員とは言いませんが、思考を止めているのか、良心を捨てているとしか思えない事ばかりしています。
 公僕』と言う意識を持ち合わせていず、自分達の私服を肥やす為には、国民の利益・福祉をいくら損ねてもなんとも思わない方々のオン・パレードです。
 
 結果責任をとると言うのは、社会では普通の事です。公共の福祉にとってよかれと思って実行した政策が裏目に出た時に厳罰に処するのは、厳し過ぎるかも知れませんが、緑資源機構の談合のように、明らかに私服を肥やす事が目的の公共の福祉を害する政策を立案、決定した者達は、厳罰に処するべきでしょう。 
 トカゲの尻尾切りでは駄目ですが、責任の所在をハッキリさせて、厳罰に処さなければモラルハザードが次々に引き起こされます。 
 
 放射性廃棄物の処理方法が見つからないのに見切発車した原子力発電。
 科学技術で放射能を消滅させると約束した(詐欺です)核物理学者達も、原発を開始させた政治家も官僚も電力会社の責任者達も、極刑レベルではないでしょうか?これで日本の(世界の)子孫たちは半永久的に放射能の恐怖にさらされるわけですから・・・今すぐ原発を止めない関係者のトップもかなりの犯罪者でしょう。・・・原発の話題はひとまず中止とした積もりですが、原発の話題に来てしまいますね(苦笑)。原発の最悪性について、認識の甘い方が多過ぎるから、声を大に叫ばなければなりません。

 官僚たちの政策の失策・・・失策というよりも、はじめから公共の福祉を考えずに、限られた人々の利権中心に行った政策・・・特に、それによって国民が大きな被害を被るような場合には・・・無責任な官僚たちを、時効などなしで、遡ってしっかり厳罰に処すべきです。そうしなければ、税金は自分達の自由になると思っているような感覚のずれた彼等は懲りません。悪しき慣例を絶つためにも・・・。

 廃止を含む官僚機構の抜本的構造改革の断行は非常に大切ですが、それと平行して、現在まで成された、または成されている公共事業などの責任の所在をはっきりさせ、責任を取らせるべきです・・・破壊された自然、産み出された放射能は、責任をとれるものではありませんが・・・厳罰に処すべきです。
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【2007/08/09 20:03】 | 公共工事 トラックバック(0) |
2007-08-07 02:07
 私の住んでいる福島県会津地方に、会津高田という町がありました。この前の平成の大合併で3町村が合併して、現在は会津美里町の一部です。そこに、伊佐須美神社という田舎にしては結構大きな神社があります。
 その敷地内だと思うのですが、神社からは離れたはずれの部分に、ひょうたんプールという名の非常に魅力的で神秘的で面白い池がありました。・・そう、プールというよりは池と呼ぶべきでしょうけど・・池というよりも自然な感じで、沢と沼という感じでした。・・・・?沢と沼?・・その理由はこれからかきます。

 子供の頃、夏場に高田町の親戚の家に行く一番の楽しみは、このひょうたんプールに行く事でした。いとこの男の子数名で、水泳パンツ一丁のような格好で行くのですが、泳ぐわけではありません。泳ぐにはちと冷た過ぎる温度です。
 
 かつて、プールとしてひょうたん形に作られたという事です。水は土手を挟んだ反対側の大川(阿賀川の支流)から、地下を通して引かれ、ひょうたんの二つのこぶの小さい方の真ん中の部分から、沸き出すように作られたとの事です。沸き出し口は、直径2mほどのコンクリで囲んであって、きれいな砂利が敷き詰められていました。湧き出してくる水は川の水よりもずっと冷たく感じられました。はじめ、プールとして作られましたが、冷たすぎて泳げなくて放置されているうちに、自然豊かな神秘的な池に変わっていったらしいのです。


 このひょうたんの小さい方のこぶは、底が石場で、沢の生物・・・カジカ(魚のほう)、沢ガニなどが棲んでいました。水が湧き出ているきれいな沢のイメージそのものでした。 
 そして、真ん中のくびれから大きいこぶ方向に水が流れ出して、こぶの下の向こう端から、小川になって流れ出していました。その大きいこぶの方は、回りにうっそうと茂った木の陰の部分が多く、底が泥で、藻が沢山浮いていて、沼の雰囲気でした。そして、いとこが会津の方言でいうところの「トゲチョ」、巣作り魚で有名な「イトヨ」の生息地でした。

 つまり、この池は、沢と沼がくびれの部分でくっついたような不思議な池だったのです。川の水が湧き出す小さなこぶ部分は、底が砂利で、沢の生物が棲み、それがくびれ部分まで続き、そこで、大きなこぶの、底が泥の部分に水が流れ出しているさまは、沢の水が沼に流れ込む感じです。そして、大きなこぶの沼部には、巣作り魚のイトヨが、群れていました・・・。

 はじめのうちは、小さいこぶの方の沢ガニやカジカとりに夢中になっていましたが、だんだん大きなこぶの沼に入って「とげチョ」を網で追うようになりましたが、トゲチョは逃げてなかなか網に入らなかった記憶があります。

 このひょうたんプールを数年前懐かしくなって見にいきました。・・ちゃんと存在したのですが、残念なことに、かつての魅力は失われていました。・・・今日も見に行きましたが濁った水で水量が多く、くびれの部分に鳥小屋が作られ小さい方の楕円には、水鳥が放され泳いでいました。周りの木も切られたのか、間引きされ、池の周りは歩けるように小ぎれいに整備されていました。川の水質の変化もあったでしょうが、何故こういうことを平気でしてしまうのでしょうか?ただのよくある公園の池に成り下がっていました
カニもカジカもトゲチョもいなくなってしまったでしょう。

 ひょうたんプールは、本当の沢や沼ではなかったけれど、沢と沼がくっついていて、その限られた部分に(プールとしては大きなプールでしょう)神秘的で野趣溢れる自然を体現していました。現在もあの状態だったら、天然記念物に指定されてもいいくらいでしょう!
 それを見事に人工のつまらない池に改修されてしまいました。
 大規模工事だけでなく、全国の小さな沢や沼でこういう酷い改修がなされているのです。


 あの、かつての神秘的なひょうたんプールの素晴らしい自然を現在の子供たちにも体験させたいものです。 
070807_1317~0002.jpg

現在のひょうたん池…普通の池にしては趣があるほうでしょうが…かつてはずっと野趣溢れる神秘の池…

070807_1316~0001.jpg

手前が水が湧き出している小さいほうのこぶ

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【2007/08/07 02:07】 | 思い出 トラックバック(0) |

感性
天地 はるな
たぶん、雑草さんの日記を読まないで、写真を見たら、いいとこだなと思うかもしれません。
でも、ほんと、鳥小屋は、ちょっといだだけませんね。
私たちの感性が違うのでしょうか。
どこも過剰な装飾をしたり、木を伐ったりします。
なにを基準にそんなことをするのかと不思議です。



かつての野趣溢れる神秘的な姿を知らない人は
雑草Z
 素敵な池だと思うかもしれませんが、かつての姿を知っている私が現在の変わり果てた姿を見たときには、愕然ときました。

 水鳥の泳ぐ小さいほうのこぶの水は、かつては透き通って沢の生き物が棲んでいました。・・もうカジカも沢ガ二もいないでしょう。
 向こうの大きなこぶには、かつては藻が沢山浮いていて、トゲチョが巣を作って泳いでいました。・・そのとげちょも、もういないでしょう。

 >過剰な装飾をしたり、木を伐ったり

するのは、感性が狂っていますね。
それだけではなく、単に税金などをつかって、業者に儲けさせたい場合もあるのでしょう。
 そのままにしていれば素晴らしい自然を、いじくりまわして滅茶苦茶にするのが人間では、悲しすぎますね。 

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2007-08-03 00:01
しばしば気になることは、原子力発電で、「核燃料を燃やす」と言う表現です。
 「燃える」と言えば、一般には(狭義には)「発熱反応を伴う急激な酸化」を表現すると思いますので、酸化とは全く関係ない、核分裂である原発を「燃やす」と表現する事は、いつも抵抗感があります。
 まあ、「核燃料」と言う表現自体も間違いの元かも知れません。

 広義にはそういう発熱反応に「燃える」という表現を使うのかも知れませんが、好ましくありません。
 第一、核反応による発熱温度は、酸化とは比べようもないくらい途方もなく高温です。
 
 原子力発電の仕組みは、核分裂で熱を発生させた後は火力発電と一緒で、その熱で水を気化させて蒸気に変え、蒸気タービンを回すのです。水は常圧では100℃で気化しますが、圧縮して大きな運動エネルギーを得る為にもう少し高温・・300℃くらいの水蒸気にして、発電機である蒸気タービンを回すのです。
 石炭、石油の火力発電なら、数100℃から数1000℃の温度になるから、アバウトに丁度いい温度ですが、原発は、数100万℃の高温になるので、しっかり制御しないと大変です。制御が非常に難しいのです。そして実際、発生した膨大な熱エネルギーの6割以上は海に捨てているのです。これが冷却水の正体です。(だから、コージェネ・・とか言って、原発を推進されても大変です。)このように、核反応の発熱レベルは、酸化の発熱レベルとは比べようもありません。

 同様に核融合も「燃やす」のではありません。そのまま「核融合」と云うべきでしょう。核分裂も核融合も核反応ですから、「燃やす」ではなく、やはり、「核反応させる」なのですが、それでは、イメージが核兵器と結びつくからでしょうか?意図的に
「酸素を使わずに燃やす」
と表現しているのかも知れません。
 小さな子供や、知らない人は本当に、「燃える」と勘違いしている人もいるでしょう。 
 水素原子核融合を水素の酸化(水のできる反応)と勘違いをしている人も結構います。

 水素の酸化のエネルギーを取り出す燃料電池も、水素原子核を核融合させて質量欠損のエネルギーを取り出す核融合発電も、どちらも「クリーンな未来のエネルギー」なんてプロパガンダされているものですから、全く違う種類のエネルギーなのですが、知らない人は混同してしまうでしょう。(燃料電池は本当にクリーンなようで、かなり眉唾な部分もあるのですが、今回の話題からは脱線するので触れません。核エネルギーよりはずっとまし・・とだけ言っておきましょう。)

 原発関係の人は、意図的に使っているのかも知れませんが、分子、原子のレベルより遥かに小さな領域から出てくる途方もない「核エネルギー」を、化学反応である「酸化」と混同する「燃える」という言葉を使うべきではありません。



 それと同様にいつも気になる表現が、放射能は「」であると言う表現です。
「毒」のイメージは、(狭義には)人体の各器官(の細胞やタンパク質)などが「毒物質」による化学反応によって、害されるイメージです。
 しかし、放射能は、化学反応と言うよりは寧ろ「怪我」とか「火傷」に近い物理変化を引き起こすと言うべきではないでしょうか?まあ、「怪我」と云っても、非常にたちが悪い怪我です。なにせ、遺伝子レベルまで「怪我」させる(破壊する)のですから・・・・
「体に毒」と言う表現はまあ分かりますが、放射能が「毒」と言う表現には結構抵抗感があります。

 普通、いくら猛毒と言っても、密閉した容器に入れて置けば、特に怖くはありません。飲んだり吸ったり触ったりしなければいいのです。
 しかし、放射能はそういうわけにはいきません。絶えず強いエネルギーの放射線をまわりの空間に放射し続けるのです。防御服でさえ防げません。・・・原発労働者が防御服を着るのは、放射線に比べて比較的大きな粒子の放射能が体内に入る内部被曝(体内被曝)を防ぐ為のもので、放射線は、防御服の中の人体を沢山通り抜けます。それこそ、何メートルもある厚い鉄板でもなければ防げません。だから、原発では、毎日被曝しながら労働している人がいるのです。彼らは、防御服が被曝を防げないとしっかり知らされているのでしょうか?


 「放射線」とは、(高い)エネルギーをもった電磁波や粒子線(ビーム)。
放射能」とは、放射線を出す能力、または放射線を出す物質を指します。
放射線は、イメージ的には「殺人光線」ではないでしょうか?
 兎も角、放射線を浴びることを「被曝」(「被爆」じゃありません。日へんです)と言いますから、レントゲンのX線を浴びる事も「被曝」です。


 放射能から放射された放射線は、直進して、人体も通過していきます。「通過」といっても、すうっと素通りするわけではありません。
 体を通過する時に生体の細胞を通れば、そこの細胞を穴を空けていくというか切っていくのです。(勿論、放射線の粒子などは原子レベルよりずっと小さいので素通りする場合もあります。)

 強い放射線を1度に大量に浴びれば、それこそ「殺人光線」を浴びたように、体中の細胞に無数の穴が空き、細胞がぼろぼろに切られて、死んでしまうわけです。死なないまでも、重傷を負うでしょう。
 致死量まで至らないとき・・さらに放射線が少ない時・・、切られたり、穴の空いた細胞は、多少の場合は素晴らしい事に、すぐに再生して、繋がるのです。・・・元通りに繋がれば、問題はありません。・・細胞の素晴らしい再生能力です。・・・しかし、繋がり方が、元通りでなく、間違って繋がったり、間が抜けて繋がったりすれば、そこの細胞は変質するのです。・だから病気になるのです。体の一部が肥大化したり、ガン細胞になったり・・・これは、確率の問題で、微量の放射線を浴びても癌になる場合もあります・・・・生殖の遺伝子が変質すれば、子供にまで異常が生ずるのです。



 「」ならば化学反応で「無毒化」出来る可能性もありますが、放射線は、体の細胞を切って通り過ぎてしまうので、無毒化も何もありゃしません。(原子レベルより遥かに小さい)非常に小さな玉の玉数の非常に多い機関銃で撃ち抜かれた(体に残るのではなく、通り抜けていく)というイメージでしょう。これが「被曝」です。だから、被曝の手当は、傷の手当に似ているかも知れません。ただ、遺伝子レベルの傷は小さすぎて手当て出来ないのです。

 因みに、放射線を出す能力のある粒子である放射能が体に入り込む事が「内部被曝(体内被曝)」です。内部被曝すると、体に入り込んだ放射能から、常時放射線が出続けるわけですから、とんでもない事です。常時破裂し続ける(原子レベルより小さな無数の散弾の)散弾銃を撃ち込まれたというイメージでしょう。


 放射能を消すことは原理的に無理なわけですが、放射能汚染が起きた時、対策として、どうしてヨウ素の摂取が有効なのか調べてみました・
 ヨウ素は、甲状腺ホルモンを合成するのに必要な物質で、甲状腺に集まるとの事です。原発事故などで、核分裂生成物質の一つであるヨウ素の放射性同位体(質量数131)が、甲状腺に蓄積されると甲状腺癌になる危険性が高くなるので、放射性でないヨウ素を大量摂取して、甲状腺を放射能でないヨウ素で飽和させる防御策をとるのです。
 つまり、放射能を帯びたヨウ素が溜まる前に、普通の放射性のないヨウ素で甲状腺を満たすという方法です。・・・なるほど・・・でも、甲状腺は防御出来ますが、体内被曝に変わらないから、やはり危険ですね。



まとめますと
 原子力燃料を『燃やす』と云う表現や、放射能の『毒』と云う表現は、専門家も含め原発反対の方々も使います。しかし、こう云う「化学反応」のような比較的”軽い”表現を使うことは、全く別ものの”重い”「核反応」を表現する適切な表現ではないでしょう。個人的には非常に抵抗を感じます。


 ー以上、原発関係の記事のひとまずの「締め」としての雑談でした。 
「核融合発電」や「プルサーマル」等についても書きたいと思いますが、ひとまず閉めて、次回から溜まっているほかの話題を書きます。
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【2007/08/03 00:01】 | 原子力 トラックバック(0) |

核の恐ろしさ
スモールイズビューティフル
またヒロシマ、ナガサキの季節がやってきましたね。
NHKでは毎年のようにドキュメンタリーを放送しますが、
やはり映像で見せられるとその悲惨さが、重く伝わってきます。
人間は自分で制御も後始末できないくせに、こんなものを軍事や燃料として使ってるのですから、どうしようもなく愚かとしかいいようがありません。
原子力発電の脆弱性と管理のずさんさは、今回の地震でよく分かりましたし、空恐ろしくもなりました。世界的に見れば今後はテロの標的とされることも考えられます。

「原子力発電」という表現も、イメージをすりかえられている様な感じがします。ストレートに「核発電」とか「核反応発電」とか言った方がいいんじゃないですかね。


無知と思い込み
雑草Z
>人間は自分で制御も後始末できないくせに、こんなものを軍事や燃料として使ってるのですから、どうしようもなく愚かとしかいいようがありません。
 
 全くその通りだと思いますが、頭の『人間は』という所は、???疑問です。一部のマッドサイエンティストと御用学者、政治家、企業のトップのエゴでしょう。

 一般庶民は、まさか国が認めたものが、ここまで酷い悪魔の設備の筈がないと言う思い込みと、核に対する認識不足でしょう。簡単にいうと無知でしょうか?

 私は、「原子力発電」という表現も、十分酷いイメージがありますが、
 おっしゃるように、「核発電」とか「核反応発電」といったほうが、「核兵器」との連想で、もっと国民は、危機意識を抱くでしょうね。そう呼ぶべきです。これからそう呼ぶ事を広めましょう。

 核を推進することは、最高級の重大犯罪でしょう。
 
 日本の安倍首相も、「温暖化対策に原発の見直し」
なんて事を言ってますが、それは無知では済まされません。
そんな事言った時点で、どこの国だろうが、首相失格でしょう。そこのところ、世界中の大多数の人々が騙されているのでしょう。

漫画の与太話ですが・・・
かんちゃん
このサイトをご覧になっている方もご存知でしょうが、「モーニング」という週刊漫画に「島耕作」が連載されています。主人公が平社員からどんどん出世して今は専務か常務あたりまで来ている長ロングな人気漫画ですね。
ところで今週号ではとんでもないことを登場人物に言わせています。初芝(東芝?)や五洋(三洋?)という電気メーカーの幹部達が原発の優位性を得々としゃべっているのです。
特に黒部ダムを引き合いに出し、建設費が膨大(時価に換算して1兆円強)に掛かった割りに黒部すべての発電所の合計発電量が原発1機分にも相当しないとのたまわっています。
作者の弘兼謙史という人は前々から胡散臭いなと思っていましたが、この程度の認識で原発をヨイショするのは原子力関連メーカーからいくらか貰ってるのかと腹立たしく思います。彼には柏崎原発の地震被害など目に入らないのでしょうね。

弘兼憲史の漫画は面白いけれど・・
雑草Z
 私も彼の漫画は好きで、古くは「人間交差点」最近では、「黄昏流星群」の単行本を古本屋などで買って読んでました。家にあります(笑)。週間漫画雑誌はかさばるし、すぐに「続く」が歯がゆくて、あまり読みません(笑)

 それは兎も角、「島耕作」は、喫茶店などで単行本で読んだ記憶があります。「課長」の頃でしょうか?(笑)。ストーリーは面白いのですが、企業の論理が嫌いな私は、島(弘兼)の論理に、企業戦士の嫌らしさを感じた部分があるような記憶があります。(笑)


 それにしても、かんちゃん氏のご指摘の部分はかなり酷いですね。
水力発電も沢山の問題は有りますが、原発の酷さと比べれば遥かにましです。
 費用に関しても、原発は廃炉になってからのコストのほうが高いし(いくらかかるか算出不能)管理も半永久的に続くのです。
【原発に代替案は必要か?】http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-191.html

黒部ダムが全部決壊しても日本は滅びませんが、原発は一基でも大事故を起こせば、日本は滅びます。
【地震より遥かに恐ろしい災害】
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-190.html

このあたりは、かんちゃん氏もきっと詳しいですよね。

 確かに弘兼謙史は胡散臭い部分がありますが、案外無知なのかも知れません。先の安部首相もそうでしたが、本気で原発を素晴らしい発電方式だと思っている節があります。原発の仕組みや放射能とかの基本がわかっていないので、その本質的な恐ろしさをわかっていないのではないでしょうか?

 弘兼謙史は、人気漫画家でしょうから、世間に与える影響は、このブログなんかより遥かに大きいでしょう。今週号のその部分を読んで原発賛成派になる人も出て来るのではないでしょうか?
かんちゃん氏のおっしゃるとおり、この程度の認識、無知さで、原発を論じて欲しくないですね。もう少し学ぶべきです。

>漫画の与太話
では済みませんね。抗議する必要があるかも知れません。

東芝あたりは原発で儲けていますから、かんちゃんさんも言うように弘兼が、プロパガンダしているかも知れませんね。

 無知で軽率なのか?悪党なのか?ってとこですか・・

難しいですが・・・
おから
興味深い記事でした。
知り合いの旦那さんが、電力会社にお勤めで、原発で、働いています。
そこは、人間関係が悪いらしく、たびたび、問題を起こしている原発です。
そして、その方は、重症筋無力症だそうです。
レントゲン技師に、不妊症が多く、生まれたとしても女の子が多いと聞きます。
放射能の影響でしょうか?

ちなみに、我が家は、オール電化ではなく、ガスコンロ、風呂は、灯油です。暖房は、石油ファンヒーター。
仕事には車が欠かせないし、自分には、何ができるのか、何をどうしていけばいいのか、難しいです。


原発と被曝
雑草Z
    おからさん

 過去の記事を読んで戴いて何度もコメント頂き、有難う御座います。

>レントゲン技師に、不妊症が多く、生まれたとしても女の子が多いと聞きます。 放射能の影響でしょうか?

これは前々からの私の想像ですが、放射能はY染色体(XYで男、XXで女)を破壊するか減数分裂の際にオミットするような働きがあるように考えています。

>ちなみに、我が家は、オール電化ではなく、

そう、オール電化は環境に全くよくない逆効果ですね。使う現場(各家庭)できれいと言うだけです。
この記事ばかりでなく、カテゴリーの原発関係の一連の記事読んで頂いたのですね。有難う御座います。

なるほど・・・
おから
やっぱり、放射能の影響は、怖いのですね・・・。
友達の旦那さんも、放射能の影響かもしれませんね。

私も、オール電化は、よくないと思っているのですが、オール電化は、環境に優しいと、売り出していることが、疑問に思います。
よく、太陽光発電の営業の人もこられて、困りますが、降水量の多い富山で、どれだけ使えるのかも疑問です。

また、勉強させてもらいますね。

放射能&似非エコ
雑草Z
    おからさん

 放射能よりも恐い物質って、思いつきません。
放射能の種類やそれぞれの濃度にも因りますが、化学物質のサリンやダイオキシンよりも恐いですね。

>オール電化は、環境に優しいと、売り出していることが、疑問に思います。

そうですね。オール電化は資源とエネルギーの無駄遣いの極みであるばかりか、原発の申し子でもあるでしょうね。
 オール電化に限らず環境に悪いものを環境に良い・・と謳って宣伝しているもので溢れていますね。そしてそれに対して国が何にも言わないのもおかしいですね。・・言わないどころか奨励していますからね。

>太陽光発電の営業の人もこられて、困りますが、降水量の多い富山で、どれだけ使えるのかも疑問

今の技術では、富山県では殆ど効果無いと考えます。お金の無駄遣いであるばかりでなく、資源の浪費でもあり、太陽光発電にしたほうが環境負荷がより大きくなるでしょうね。


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2007-08-01 22:31
今回の参議院選は、年金問題が一番の争点でした。それと比べると憲法第九条改憲問題は、それほど争点になりませんでした。
そして、格差問題は結構争点になっていましたが、その対策をいまだに「景気対策」なんて事を言っている候補者がいるのには・・予想通りでしたが・・呆れました。格差問題は、富の分配の不公平の問題です。そう言っていた候補者も何人もいましたが、相変わらず「経済成長」が解決法なんてことを首相をはじめ、多くの政治家が言ってるのですから、低レベルです。それは格差を助長する可能性の方が高いでしょう。富の分配さえ公平にしっかりやれば、日本人は物質的に十二分に恵まれています。(恵まれているという表現は、不適切ですが・・・。)これ以上経済のために環境破壊のペースを早めるのは愚の骨頂です。富の分配の不公平の問題に限らず、解決法は、社会構造の改革しかないでしょう。現在の社会構造は破局に向かってまっしぐらです。持続不可能な事は、論ずるまでもないでしょう。(って、いままでこのブログでは何度も論じていますが・・) 
    
 選挙に限った事ではありませんが、こんな事やっているうちに、日本人、否、世界の人々は滅びるのでしょうね。古代文明が滅びた教訓が生かされていません・・・。

 今回の選挙では、はじめて後援会のようなもの(応援する会)に入りました。東京地方区から立候補した川田龍平氏です。去年ある会合で、丁度共に出席してお遭い致しました。その後、今年の1月に誕生パーティと言う名の東京地方区からの立候補表明の会に出席し、正式に応援する会に入りました。公示前の応援、戦略会議などは顔を出したりしましたが、しっかりと応援らしい応援はしませんでした。・・・・

 結果は、5人区の東京で最下位ながらも当選致しました。客観的に見ても本人のイデオロギーやスタンスがしっかりしていて、応援スタッフがみんな社会の事を第一に考えて無償で運動した事が功を奏したのでしょう。社会のことを本気で考える良識のある人物は、誠意を込めて運動すれば当選すると言う、選挙の光の部分を感じました。(実際は、ろくでもない奴も沢山当選していますが・・・)
遅ればせながら、おめでとう御座います。

 実名を公表して薬害エイズ訴訟に望み、苦節の末に国に謝らせた経験のある川田龍平さんは、厚生省をはじめ官僚機構の酷さ、杜撰さ、を熟知していて、官僚体制を一掃しよういう意志を感じられます。官僚を利用しようという他の多くの政治家とはスタンスを異にします。
 川田龍平さんと言えばどうしても、薬害エイズ訴訟のイメージから、医療、福祉、社会保障の分野で活躍すると思われます。
 確かにその通りなのですが、持続可能な社会と言う事に関しても、かなり意識の高い方です・・・そう言う団体に属していますから・・・その部分にも期待したいものです。
 タブーに負けず、本質的な環境政策を考えている方で、経済よりも環境優先は当然と考えている方です。
 ただ、日本のアル・ゴアになって欲しいなどと言う応援もありましたが、あんな言行不一致なパフォーマーにはなって欲しくはないと思います。(環境優先の契機になると言う意味ではいいのですが・・)環境問題の本質をしっかり捕らえて、怪しい環境対策を看破して、しっかり持続可能な方向を目指して欲しいと思います。
 個人的にはあまりお役に立ちませんでしたが、改めて御目出度う御座います。これからですね。 
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【2007/08/01 22:31】 | 雑談 トラックバック(0) |
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