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2011-09-05 00:01
内閣官房のHPの東日本大震災復興構想会議の趣旨 http://www.cas.go.jp/jp/fukkou/
には、
「未曾有の複合的大災害である東日本大震災からの復興は、単なる復旧ではなく未来志向の創造的な取組が必要です。我が国の叡智を結集し、幅広い見地から復興に向けた指針策定のための復興構想について議論を進め、未来に向けた骨太の青写真を描いていきます。」
とあります。この手の抽象的な趣旨の言い回しでは、内容は如何様にもなり得るでしょう。危険なのは、災害復興が利権構造になってしまう事です。この文章を作った官僚達も利権構造を想定しているのではないでしょうか?もう既に様々な伏魔殿の連中が利権獲得を画策している事でしょう。原子力邑の人々も、次なる利権を求めて、震災復興計画に群がっているかも知れません。

この主旨の中で、
『単なる復旧ではなく未来志向の創造的な取組』と謳われていますが、それについて、本質的で的確な洞察が重要でしょう。つまり未来は、従来通りの経済成長路線では、破局を迎えるばかりです。ステレオタイプの未来都市・・・現代以上に機械的、幾何学的でエネルギーを大量に使った、自然があまりない人工的な都市・・・を想像しては駄目でしょう。そんなものを目指したところで、成長の限界を超えた未来は、ある時点からそのような方向には進めなくなるからです。そんな方向に進み続けようとしたら、破局が待っているだけです。
政府(菅内閣)は、「エコタウン構想」を掲げて「東北を世界のモデルにする」などとも発表しました。いわゆる「エコ・ビレッジ」的な、省資源、省エネルギー型、循環型社会の小コミュニティ毎の自給的小タウンを単位とした町なら大いに可能性はあるでしょう。しかし、メガ・ソーラー、メガ・風力発電所、大型工業団地などを構想に入れた「エコタウン」構想ならば、作る段階では、一時的に活気も出るかも知れませんが、長続きはしないでしょう。ここ数十年の間に日本のあちこちにありふれるようになった、人の入らない住宅団地、企業の入らない工業団地、役立たずのでくの坊な巨大風力発電風車、さびれたテーマパークのような施設・・・が、借金と一緒に残るだけになりましょう。ゴースト・タウンのようになるのです。
避難した人数以上に多くのキャパシティを持った箱物を沢山作る事は不必要ですし、利権と借金を増やすばかりです。箱物を作ることは最低限に抑えるべきでしょう。
エコタウン構想もバイオマスタウン構想も否定はしませんが、それらを巨大な都市計画の一部として組み込む方法は、今まで破綻して来た巨大事業と同じ道を歩む事になりましょう。
理性的な観点から洞察すれば、震災復興に役立つ本物の「エコタウン」は、必要最小限にしか自然をいじらない小コミュニティの集合体でしょう。

巨額の震災国債を発行して、増税して投資しても、その投資額が回収出来るとは考えないほうがよさそうです。はじめから、復興財源は、回収はあまり出来ないものとして慎重に復興計画を立てたほうがいいかも知れません。高度経済成長もバブル経済も既に過去のものです。国や財界や投資家達が経済成長を見込んでいるとしても、利権に群がる政界財界の海千山千が、使い切って終わって仕舞う事になりかねません。経済成長を見込んだ復興計画は、確実に頓挫する事になりましょう。・巨大な復興計画が途中で頓挫したら目も当てられません。今回は、回避出来たと言うよりも、先延ばししただけのアメリカのデフォルトのように、日本も債務不履行に陥ってしまうでしょう。・・懲りずにまたしてもそんな事を計画する輩・・現段階での主流派・・には、早く引退していただく事です。


災害復興の真の目的は、被災した人たちが、しっかりと暮らしていける自治体を作ることです。投機が目的ではありません。大きな震災に遭った被災者の方々の大半は、安定した(=経済成長がなくてもいい)安全な暮らしを望んでいる筈です。安定した生活を捨てて、リスクを背負ってまで、収入を増やそうとは考えないでしょう。だから災害前よりも経済規模を拡大しようなんて無理な事は計画しない事です。成長の限界を超えた経済成長を望めば破綻は必至です。
成長経済は、20世紀、特に第二次世界大戦後のほんの数十年間の打ち上げ花火だったのです。そんなねずみ講のような経済を維持する事は破局への道である事にそろそろ気が付いてもいいでしょう。

これから長くなるであろう震災復興の最中に、おそらく日本の経済は破綻するだろうし、食糧不足も起こるでしょう。エネルギーも破綻するでしょう。(メガ・ソーラーなども役立たずになるでしょう。)・・経済成長神話を支えてきた様々なまやかしが次々に破綻するのです。
そんな時、エコ・ビレッジが出来るだけ小規模の小コミュニティ単位の自給自足体制ならば、過酷なサバイバルを生き残っていける可能性もあると言うものです。

今回の震災復興こそ、脱成長のきっかけにすべきです。原発震災まで起こってしまった今回の災害こそ脱成長の最大最後のチャンスかも知れません。
震災復興で目指すべきは、脱成長型の真のエコ・ビレッジでしょう。
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【2011/09/05 00:01】 | 脱成長 トラックバック(0) |

強欲
guyver1092
 まちがいなく、経済成長路線を念頭にした災害復興でしょうね。経済成長路線の破綻は、ちょっと考えれば分かるものですが(欲惚けしていない人に限る)過去の栄光に囚われ、現実の厳しさに向き合う精神力の無い強突く張りには出来ない相談なのでしょうね。この行動により日本人が支払うものは、生態系の悪化と将来の資源の欠乏でしょう。
 「これはおかしい」と考える人間がどれだけいるかによって、正しい方向に軌道修正できるかどうかが決まるでしょう。

Re:強欲
雑草Z
残念ながら、guyver1092のおっしゃるように、
>経済成長路線を念頭にした災害復興
でしょうね。やはりそれなら、間違いなくどこかで破綻するでしょう。

>経済成長路線の破綻は、ちょっと考えれば分かるものですが
・・・最近の世界の様子を見ていますと、もう破綻しかかっている事は判りそうなものですが、

>過去の栄光に囚われ、現実の厳しさに向き合う精神力の無い強突く張りには出来ない相談

全くその通りだと思います。「過去の栄光」も、本当は「将来の代償」がある事は明らかですね。
現在の政治家、財界人の大半は、経済成長万能説を信じている愚か者達ですね。その典型例が原子力邑の人々と言えましょう。

>「これはおかしい」と考える人間がどれだけいるか

これからどんどん指数関数的に(ジグモイド関数的に)増えていくでしょう。そしてある時点で軌道修正できるでしょうが、問題は、「それが間に合うか?」でしょうね。

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