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2014-10-11 00:01
日本の食料自給率の低さの事に言及するとき、家畜の飼料の自給率の低さも大きな問題の一つとされます。日本の畜産物の自給率が高くとも、その飼料穀物の7割以上は輸入に頼っており、輸入飼料による飼育分を輸入畜産物と見なすと、畜産物の自給率はカロリーベースでたったの15%程度になるのです。
肉を食べると言う事は、その飼料となる穀物を直接食べる場合と比べ、カロリーベースでは桁違いに低くなってしまいますので、将来的には肉食はせずに、みんな穀物を食べなければ食糧不足になるだろうと言う見通しもあります。これは、現在食料自給率の極端に低い日本に限った事ではありません。世界の人口が増え続ければ、人類に飢餓を出さない為には食肉のカロリーの非効率が問題になります。
そもそも、家畜のえさとして飼料穀物を栽培して与える事に違和感があります。
最近読んだ本、『食べものとエネルギーの自産自消』に、しっかりと明記されていました。「念のために断っておくが、畜産は元来、人が食べられない草資源や残渣を人が食べられる肉や乳製品などに変換する営みである。こうした方法で生産された畜産物を少しずついただくことが本来の姿だ。」
 なるほどその通りです。食料の自給自足もままならない国が、飼料穀物を輸入して、それを家畜に食べさせて畜産をやってその肉を食べる事は、大局的に見れば非常に愚かな事でしょう。
最近では、ペットのえささえも、人間も十分に食べられそうな肉の缶詰を海外で作って、日本に輸入するようになってしまいました。
この本には更に以下のように書かれています。
「穀物を餌として与える近代畜産を前提とした高タンパクの食事は、環境への負荷も大きい。たとえば1kgの牛肉を生産するのに、牛に飲ませる水と穀物を育てる水で合計20トンも必要であると試算されている。また、アメリカ中西部のトウモロコシ地帯で施用した窒素肥料やリン酸肥料の一部がミシシッピ川を経てメキシコ湾に流れ出し、河口一帯の約15000haを死の海にしている。」

つまり、畜産の為に飼料穀物を栽培して家畜の餌として家畜を育て、その家畜の肉を食べると言う事は、穀物を直接食べることと比べ、人間が得られるカロリーは桁違いに低くなるばかりでなく(つまり養える人口も何十分の一になってしまうと言う事。)環境も汚染してしまうと言う事です。

基本は、やはり家畜は自然に生える草や残滓を餌にするべきでしょう。わざわざ畑で作った穀物は人間が直接食べるべきでしょう。

 ×  ×××    ××××    ×××××    ××××   ××  ×

最後に、 『食べものとエネルギーの自産自消』 長谷川 浩 著
について書かせて頂きます。 [書評]です。

近くの町の小さな茶房で、「里山資本主義」の映像を見て、会津での里山資本主義の事などを論じるという集まりがあった時、そこの常連らしき、長谷川 浩 氏本人から買った書物です。彼は日本有機農業学会副会長です。彼から本書をを紹介されたとき、自分の興味のあるタイトルだったので、購入しました。しかし、タイトルから内容は大体想像出来ますし、自分の知らない新たな知識はあまりないだろうと、読まずに本棚に積んでありました。この秋遠出をする際に持って行き、電車の中で読みました。最初は普段考えている事と同じような事が述べられており。共感しましたが、途中からとっても変わった本になりました。この本は、日本の食べものとエネルギーに対する自分の主張を書いていると同時に、有機無農薬農業や再生可能エネルギーの供給システムに関する技術論が記されています。それも、混在して述べられています。
日本の食べものとエネルギーに対する主張には大局的に共感する内容でいい感じで読めたのですが、ところどころ、技術書に早変わりするのです。水田の稲作技術だとか輪作技術、家畜の飼い方などの技術論の単元になります。奇異な感じがしました。せめて前半と後半の2部に分けて書かれているのならば納得出来ますが、彼の文明論的農業、食の主張と、農業の個別の技術が混在しているのです。私は、有機農業の技術にも興味があり、それはそれで有意義な知識が書かれていましたが、頭の切り替えが面倒でした。日本の農業の在り方に関する講演を聴いている最中に突然話が切り替わって、個別の作物の育て方の授業が始まる・・・と言ったイメージです。
その意味で、2つの分野の全く異なった内容が混在する本と言えましょう。ちょっと混乱しましたが、私にとっては色々役に立つ名著でした。


著者、長谷川浩さんは、自ら会津の里山で自産自消の生活をしていますが、有機農業も教えていらっしゃいます。地元でこんな方に有機農法を習えるのは幸運です。自分は、今まで書物をかじったりしながら試行錯誤で細々と家庭菜園をやって来ましたが、来年あたり時期を見て、是非とも彼の有機農法の講座を受講しようと決めました。
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【2014/10/11 00:01】 | 農業 トラックバック(0) |

畜産
爽風上々
食料自給率をとやかく言う人でも絶対に触れないのは輸入の多くが畜産飼料用の穀物だということです。
肉食を止めてしまえというのはなかなか言いづらいことでしょうが、食料自給率を上げるだけだったら日本国内での畜産はやめて肉を輸入することにすればかなりの上昇は為し得ます。
結局、畜産農家が怖くて誰も口にできない話題になっているのでしょう。

アメリカなどでも日本向けの肉牛には牧草ではなく穀物を与えることが多くなっているようですが、これも牧草飼育だけにすればかなり環境改善になるでしょう。

ともあれ、近い将来には50年以上前のように肉は時々食卓に上がるかどうかということにはなりそうです。残飯を食べる鶏くらいは時々は食べたいものです。

家畜の種類
guyver1092
 どこで読んだかは忘れましたが、豚は人間と食料が競合し、牛やヤギはしないそうです。ただし、ヤギが多すぎると、環境を食いつくして破壊するそうですので、江戸時代の日本のように、牛を労働力として使い、最後に食べるのが正しいのでしょうね。
 現代は、食料の競合しないはずの牛に、穀物を与え、狂牛病が問題になるまでは、肉も与えていましたね。人間は肉を食べて進化したとのことですので、穀物のみを食べよとは言えませんが、現代社会は肉を食べすぎなのでしょうね。その結果として、生活習慣病の増加があるのですね。これも拡大再生産主義(資本主義)のマイナス面の発現ですね。

有機畜産への道
団塊親爺の遺言
 他人様の作った食べ物を永年に渡り食べて来た
様々なものがグローバル化とか近代的農法とかの金の懸かる
農法に切り替わり自然の恩恵を無視する様な植物工場迄が造られ
普及するのでしようね 行政関係は金の懸かるものに恩恵を与え
無農薬とか自然循環農法とかには支援はしませんね

今年故郷へ帰り有機畜産の仲間が自分たちで家畜の飼料を全て
堆肥を肥料に自然循環農法を実践していました大幅なコストダウン 輸入とか薬剤の弊害の無い自然農法で造られた牛乳の味は優しく しかし流通の価格は倍の値段に 様々な壁が在ります
太陽の下で育てる家畜たちは強く健康的です

密飼い状態で薬漬けの肉や卵や野菜等しかスーパーに並ばない今
知らない内に病気は私たちに蔓延し医療費や薬剤費が年々増えるシステムに 行政は確実に税金の採れる大企業を応援

健康は食に在り と言っても周りには無いに等しく農家は自分たちが食べるものは無農薬 市場に出すものは薬剤を懸けたものしか出さないと言う 今の行政は何をしているのか・・・

Re:畜産
雑草Z
>食料自給率を上げるだけだったら日本国内での畜産はやめて肉を輸入することにすればかなりの上昇は為し得ます。

なるほど、そういう発想もありますか。それでかなりの食料自給率が上がるとは意外です。確認ですが、日本国内の畜産を止めるだけでは、日本の食糧生産は増えませんが、(肉の分だけ減りますね。)食料自給率が上がると言うのは、飼料作物の輸入が減って相対的な食料自給率が上がると言う風に捉えていいのでしょうか?

>近い将来には50年以上前のように肉は時々食卓に上がるかどうかということにはなりそうです。

そうですね。食肉のブラックマーケットが出現しそうですね。兎も角、カロリーベースでの食料の自給自足が出来なければ、肉食はかなり減らさざるを得ませんね。



Re:家畜の種類
雑草Z
>豚は人間と食料が競合し、牛やヤギはしないそうです。ただし、ヤギが多すぎると、環境を食いつくして破壊するそうですので、江戸時代の日本のように、牛を労働力として使い、最後に食べるのが正しい

なるほど、納得です。やはり江戸時代は考えることが素晴らしいですね。現代よりも遥かに合理的です。
ただし、豚はかつての日本や東南アジアのように残滓や残飯、人糞(病気の管理が大変ですが)などを与えれば、豚も飼えますね。同様にヤギも環境を食いつくくさない(植物の根まで食べてしまうと言う事等ですね。)程度に管理は可能でしょう。牛はエネルギー圧縮的にも一番贅沢な肉だと思っていましたが、牧草を与え、労働力としても使い、牛乳も頂けば、かなり効率がいいですね。(そこまで人間の為に使って最後は食べてしまうのは、酷い感じもしますが・・)

>食料の競合しないはずの牛に、穀物を与え、狂牛病が問題になるまでは、肉も与えていましたね

自然の摂理に反する行為のしっぺ返しですね。「ばちがあたった」とも言えましょう。

>現代社会は肉を食べすぎ

これまたドーピングの一種でしょうね。

>拡大再生産主義(資本主義)のマイナス面の発現

資本主義の矛盾がこんなところにも顕著に現れるのですから、資本主義は何から何までとんでもないですね。悪魔主義の黒魔術のようです。

Re:有機畜産への道
雑草Z
>グローバル化とか近代的農法

これらは結局、大富豪の金融資本家達が更に金儲けする為の手段だったのでしょうね。

>有機畜産の仲間が自分たちで家畜の飼料を全て堆肥を肥料に自然循環農法を実践していました

う~ん、素晴らしいですね。徐々にでもそのような農業をする農家が増えつつあるのは嬉しい限りです。近い将来、日本もそういう農業が主にならなければなりませんね。

>自然農法で造られた牛乳の味は優しく しかし流通の価格は倍の値段

そこが自然農法の長所であり短所ですが、あまり遠くまで輸送せずに地産地消に近い形で消費もすれば、流通価格の問題はクリア出来そうですね。品質は明らかにいいのですから・・。

>農家は自分たちが食べるものは無農薬 市場に出すものは薬剤を懸けたものしか出さないと言う 今の行政は何をしているのか・・・

ホント、農政は駄目ですね。グローバリズム対応を時代の流れだと思っている馬鹿者ばかりです。

食料自給率
爽風上々
39%という数字だけが有名な食料自給率というものは、「カロリーベース自給率」というもので、生産カロリー÷供給カロリーで計算されます。

実はこのような計算方法を取るのは日本だけだという話です。諸外国ではそのような計算はしていないということです。
生産額ベースの自給率では現在は69%だということで、ことさら食料自給率を小さく見せたがる農水省の策謀ということです。

それはさておき、輸入する飼料穀物はすべてが食肉となるわけではなく、牛肉の場合では10%以下、鶏肉でも20%程度だけです。残りの部分は排泄物などとなって消費されますが、それでも食料輸入分に算入されることになります。
したがって、畜産をやめて食肉輸入にすれば排泄分の穀物の分は輸入分が減るということです。

もちろん、これはあまりにも自給率だけを取り上げて云々する風潮に嫌気がさしただけの言葉遊びですので、そうすれば良いなどと考えているわけではありません。


Re:食料自給率
雑草Z
なるほど、輸入飼料穀物を家畜に食べさせた中で、大部分・・・質量の1割程度しか家畜の肉にはならず、9割近くは排泄物等になるのでしたね。納得です。

さて、主題とは別の部分ですが、食料自給率は、生産額ベースとカロリーベースはどちらが優れた指標でしょうか?
どちらも一長一短ですが、私はカロリーベースのほうが、食料自給率をより分かり易く表していると考えておりましたが、如何でしょう?

さらに食料自給率
爽風上々
生産額ベースというのは、農業を産業として育てて儲けたいという人達にとっては良い指標なのかもしれないので、カロリーベースという指標自体は悪いものではないのかもしれません。
一部の評論家などにはカロリーベース自給率をぼろくそにけなす人も居ますが、それはそれで何らかの下心があるのでしょう。

しかしとにかく、その指標を強調する目的が農水省の役人どもの思惑によるというのは明らかなので気に入らないだけです。
各国のカロリーベースの自給率というものも、それぞれの国では発表していない(計算もしていないかも)ので、日本の農水省が勝手に計算して発表しているだけのようです。

なお、カロリーベース自給率の問題点としては、家畜飼料のように一応無駄にはならずに家畜に食べさせるというものと、年間数百万トンにもなるという食品廃棄がまったく区別されないと言う問題もあるようです。
また、畜産業の原料は計算に入るのに、肥料はどれだけ輸入してもまったく考慮されていないのも気になります。輸入肥料まで考えれば自給率はさらに低下しそうです。
この辺のところも、自国の農業推進に不利なことはできるだけ伏せたいという農水省の意図ではとかんぐってしまいます。


Re:さらに食料自給率
雑草Z
単純に考えて、自国の食料生産の、食料消費に対する割合としての食料自給率はカロリーベースのほうが妥当かと考えておりました。
 爽風上々さんは、農水省の役人達の利権がらみの思惑をよくご存知のようですから、農水省の発表が気に入らないのでしょうけれど、兎も角日本の食料自給率に対しては危機感を持って、早急に挙げる必要があると思います。
 その意味で、他国がそれぞれ発表しないので、勝手に計算して発表するのもありだと思います。
以上、現在の日本が食糧の自給自足が困難な事には間違いがなく、食料危機も迫っております。だから食料自給率は100%に近づけるべきだと考えますので

>自国の農業推進に不利なことはできるだけ伏せたいという農水省の意図

はあっても仕方ないと考えます。


年間数百万トンにもなるという食品廃棄が、食料消費として人間が食べた分と区別されない点に関しましては、私もおかしいとは思っておりましたが、それはカロリーベースでも生産額ベースでも同じではないのでしょうか?


 

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2014-09-17 00:01
日本の食料自給率は、カロリーベースで40%ほどと、致命的に低いのですが、米はほぼ自給しています。ミニマムアクセス米と言う、しょうもない米を無理やり買わせられていますが、それでも自給率は95%ほどで、主食用のコメはほぼ100%自給です。
他の穀物に比べ、米は、非常に優れた穀物です。単収(=単位面積当たりの収穫高=反収・・通常、1反[10a]当たりの収穫高)も抜群によく、連作障害もありません。
日本の農地、耕作放棄地を全て水田にすれば、カロリーベースで言えば、一億人以上(現在の日本の人口)も養うことが可能です。即ち日本が自給できるだけの収穫を上げられる計算になります。実際玄米は、あらゆる栄養を含み、日本では玄米を食すればあとは味噌と漬物と水かあれば生きていけると言われていました。

 一方日本の小麦の自給率は10%ほどしかありません。他は他国からの輸入に頼っています。小麦には、連作障害もあります。
それでも日本で小麦を沢山使うのは、戦後のアメリカの政策に負うところが大きいでしょう。学校給食でもパンが使われ、アメリカの余った小麦の消費地とされてきました。それ以上に日本を支配する為に日本の食料自給率を低く抑えていたと考えられます。

以上により、日本では、小麦よりも米を、これまで以上にずっと沢山栽培するべきだと考えます。

その為に、これからは、もっともっと米粉を活用すべきだと考えます。

餅や団子や煎餅などの和菓子は従来から米粉で作られていました。小麦粉から作られた商品では無く、これら従来から米粉から作られる食べものの消費割合を増やす事も必要かと思いますが、それよりも、従来小麦粉から作られていたものを米粉で代用する事が大切でしょう。「代用」と書くと、「本物」の小麦粉製品のほうが高品質のような印象を与えますが、米粉で従来の小麦粉の食品に勝るとも劣らない食品を作ることは可能でしょう。
現在流行っている米粉のパンやケーキは当然のこととして、うどんやそうめん、ラーメン(中華麺)、パスタのような麺類も米粉で美味しく作ることが可能でしょう。・・・既に、ビーフンはありますが、もっとうどんやそうめんに近い麺類を米から作るべきでしょう。


日本に於いては、米の消費量の増加が食料自給率のアップに繋がるであろうと考えています。
そうやって、米粉の活用範囲を増やしていって、休耕地も活用し、日本の食料自給率を大きく上げて、近い将来の食料不足に備えておくべきでしょう。みなさん、米で作った食品を沢山食べましょう。

・・・勿論、米の最も有効な食べ方は炊飯器で炊いてご飯として食べることだと思っています。
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【2014/09/17 00:01】 | 農業 トラックバック(0) |

米という作物
guyver1092
 米という作物は、麦よりも圧倒的に優れた性質があるようです。

http://www.geocities.jp/cato1963/jinkou996.html

 上記ページの終わりぐらいに紹介されていますが、麦を作物として利用してきた文明では、荒廃させてしまった農地は現時点で復活させることはできていませんが、古代中国では、曲がりなりにも農地の保全が出来たようです(槌田氏の本によると殷、周の跡地は砂漠だそうですが)。
 にもかかわらず、現代日本ではコメの消費が減少し、パン食が増えているそうです。また、外国ではパン食が減り、米を食べる者が増えているそうですが、日本では逆の傾向があるのは、理解に苦しみます。

Re:米という作物
雑草Z
    guyver1092さん

 最近、水田による稲作を増やすべきだと考えています。休耕田になっている水田を復活させれば食糧自給も絵に描いた餅では無いようです。(・・だからと言って、現在の日本の人口を維持すべきではないと考えます。現在よりも減って然るべきです。少子化対策は依然愚策だと考えています。)

またまた非常に有意義な知識を得ることが出来るサイトの御紹介有難う御座います。

>米という作物は、麦よりも圧倒的に優れた性質があるようです。

と言う事を根拠に水田での米作に関して、記事を書く積りでしたので、御紹介のサイトも参考にさせていただきます。


>外国ではパン食が減り、米を食べる者が増えているそうですが、日本では逆の傾向があるのは、理解に苦しみます。

その辺りも参考意見にさせていただきます。有難う御座います。

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2014-04-23 00:05
「わずか一粒の種も蒔けば万倍の粒になる」という意味のこの言葉は、小さな物事も伸びれば非常に大きくなる事、または、わずかなものでも粗末にしてはいけないという意味の例えとしても使われます。今回の記事はそのような比喩ではなく言葉そのままの意味「一粒の籾を蒔けば、万倍の米になる」で考えます。この言葉を改めて噛みしめたのは、野口種苗研究所の野口勲さんの著書からです。一本の稲穂には100粒くらいしか籾がつかないので、実際は一粒100倍くらいかな?・・・と思っていましたが、それは稲作の経験のない者の不勉強でした。なんと一本の芽は、成長すると分決(株別れ)をして茎の本数が10本以上(はじめを1本だけにすると、50本以上にもなり得るとの事です。)にもなり、それぞれの稲穂が100粒くらいの籾をつけるのだそうです。だから、一粒万倍とはいかなくても、一粒1000倍以上には普通になるそうです。田植えをしたことがなかったので知りませんでしたが、はじめから何本もの苗をまとめて植えるのだとばかり思っていましたが、実際は植えてから後に株別れするとは新鮮な驚きです。
ちなみに野口のタネのHPによると、菜っ葉の種は、一粒から約一万倍に増えるそうですから、それこそ字面通り一粒万倍です。

+ ++  +++   ++++    +++   ++  +

米1粒から一つの稲穂ではない・・・という事実を知って意外だったので、前置きが長くなってしまいましたが、本題に戻ります。稲は一粒万倍とまでは行かなくとも、一粒蒔けば1000粒以上の粒にもなるわけですから、実った稲のごく一部を来年用に回し、9割9分9厘を食用に出来るわけです。稲に限らず、多くの野菜は、来年の為の種用に少し残せば残りは食用に出来たのです。種を食するのでなければ、全部食べても種は残せたのです。種はそのようにして昔から延々と遺伝子を受け継いできたのです。樹木になる実なら、毎年種を蒔かずとも何年間も実がなり、食べられました。・・これが自然の摂理であり、ごく普通の日常でした。
ところが、農家以外の多くの人が知らぬ間に、そんな「普通のこと」ができないような世の中に進んでいるのです。F1品種が流通するようになり、種は自家採種するものから、業者から買うものに変わりました。商用の為に雄性不稔のいわゆる奇形種を増殖させています。そして、まだ実用化されていないとは言え、遺伝子組み換えで、ターミネーターテクノロジーやら、トレーターテクノロジーやら、とんでもない種が作られています。狂った未来を描いたSF映画が現実のものとなりそうな危険が迫っています。

一粒万倍ならずとも、一粒で1年で仮に100倍になるとしても、2年で1万倍、3年で百万倍、4年で1億倍です。・・・これはある意味、指数関数的増加の危険性も示していますが、一方、簡単に盛り返す事も出来ると言う事です。現在日本では、固定種は風前の灯状態です。大規模農家の殆どはF1品種を栽培し、固定種は、一部の有機農家などの小農、家庭菜園をやっている人々が細々とやっていると言うのが現状です。固定種の専門店も、日本に野口種苗一軒だけです。(他にも固定種を扱っているところはあるようですが、固定種の専門店ではないようです。)健全な固定種が絶滅していくのは非常に悲しい事です。是非とも固定種を守るべきです。今すぐにでもF1品種から固定種に切り替えれば、「一粒万倍」ならぬ「一粒百倍」の固定種はどんどん増えて、数年で日本中の畑に実る事でしょう。風前の灯の固定種も、確かな情報を広め、法律を整備するだけで十分に間に合うでしょう。そのような正常な社会に戻るべきです。
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【2014/04/23 00:05】 | 農業 トラックバック(0) |

世界遺産
東京珈琲
富士山が世界文化遺産に登録されましたが、登山者が増え逆にゴミが増えるのではと思います。観光客が落とす銭しか興味がないのです。
そんなものを世界遺産に登録するよりも先祖が代々選別してきた優れた野菜の種を登録すべきです。
農家が固定種を作るというのも大切ですが、固定種は形が不揃いだったり日持ちしなかったりしますので、消費者が知識を持つことも大切です。F1の見た目に騙されない事、地産地消することです。固定種が売れるようになれば作る農家もさらに増えるでしょう。
この季節になると種を蒔きたくてウズウズします。蒔く種を見て毎回関心します。こんな小さい粒が何もない土から食べられる野菜を錬金術のように作るんだと。
当分は種蒔く事もないので少し寂しいです。

短期的利益と長期的利益
guyver1092
 F1種は、短期的には利益は大きいのは間違いなさそうですが、隠れた危険は、言われている以外にもあるかもしれませんね。
 少なくとも、大手のアグリバイオ企業に己の生殺与奪の権利を与えてしまうことに他ならないのに、短期的利益をちらつかされると、ほとんどの人がなびいてしまっているのでしょうね。

Re:世界遺産
雑草Z
>先祖が代々選別してきた優れた野菜の種を登録すべきです。

なるほど、考えた事はありませんでしたが素晴らしいアイディアですね。確かに各地方に存在する固定種は、かけがえのない遺産です。その地方だけでは無く、世界にとってかけがえのないものとなるでしょう・・・近い将来、危機的状況から世界を救う事になるかも知れませんね。(複合的危機回避は困難ですが・・・)

>固定種は形が不揃いだったり日持ちしなかったりしますので、消費者が知識を持つことも大切です。

大量に使用する業者には、形や大きさが揃っているのは便利でしょうが、一般家庭では気にしないと思います。・・・業者に踊らされている面もあるのでしょう。
ところで、固定種は「日持ちがしない」と言うこともあるのですか??

>こんな小さい粒が何もない土から食べられる野菜を錬金術のように作るんだと。

トマトや蕪(菜っ葉)の種は、ゴマ粒のようで、双葉も本当に小さいですよね!?・・・種の数では無く、種から育つ植物の成体の体積、質量を考えれば、正に「一粒万倍」以上でしょうね。
 野菜は苗を買って来て植えるのではなく、種から蒔いて育てるべきですし、本来はその種も自家採種すべきですね。・・・だからこその固定種。



Re:短期的利益と長期的利益
雑草Z
世界中の多くの人間が、短期的利益に群がるのが、現代文明の大きな問題点でしょうね・・・と言うよりも、問題の全てとも言えそうです。

>短期的利益と長期的利益

は、改めて考えなければならない大問題ですね。記事にもすべきです。

>大手のアグリバイオ企業に己の生殺与奪の権利を与えてしまうことに他ならない

本当に危険な行為ですね。遺伝子組み換えなんてその最たるものです。SF小説の世界のような事が現実に起きている恐怖・・・。

日持ち
東京珈琲
〉〉ところで、固定種は「日持ちがしない」と言う こともあるのですか??

F1は日持ちするように作られていますから、F1より固定種は日持ちしないものもある、という意味です。葉物、いわゆる軟弱野菜は柔らかい方が食感としては美味しいですから、美味しいものを選別すると柔らかくなります。柔らかいと日持ちしなくなります。F1は店頭に長く綺麗に並べるという点を改良するので固くなり日持ちするうになります。
固いのは化学肥料で一気に成長させるからというのもありますね。旬ではない野菜も固くなったりします。旬ではない野菜は大抵F1です。


Re:日持ち
雑草Z
    東京珈琲さん

 固定種とF1の違い、お詳しいですね。

>F1より固定種は日持ちしないものもある、という意味
>F1は店頭に長く綺麗に並べるという点を改良するので固くなり日持ちするうになります。

なるほど、それなら固定種でも日持ちを目標に固い種を選別していくと日持ちも長くなりますね。

今日の野菜はF1のほうが優れている・・・と、プロパガンダされていますが、それはF1で品種改良されていったからであって、固定種も選別しながら品種改良を続けていたなら、もっと優れた・・・味もよく、日持ちもする・・種も作れたでしょうね・・・・そもそも、固定種は種を採取して蒔けばまた同じ品種が生える・・・と言う(当たり前の事ですが)時点で、F1に勝ってますよね。

>固いのは化学肥料で一気に成長させるからというのもありますね。

なるほど、確かにそういうことも言えましょうね。・・・そして、化学肥料で一気に成長させるから、大きいけれど、味が薄い=美味くない・・・と言うことも起こるのでしょうね。

>旬ではない野菜は大抵F1です。

なるほど、参考になります。また固定種とF1に関する色々な情報を教えて下さい。




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2013-07-05 00:02
現代資本主義社会で考えられている農業の近代化の目標は、土地、及び労働力あたりの生産性を増大させることでした。そのために、農薬、化学肥料、(大型)農業機械が導入され、品種改良、水利システム開発(大量の水の使用)、単作化が進められて来ました。そして、その結果確かに、(一時的には)土地の生産性も、労働力あたりの生産性も飛躍的に伸びました。
例えば、耕地面積1ha当たりの米の収穫量は、伝統的稲作の1トンに対して近代的稲作では4トン(以上)に増加したので、土地生産性は、4倍(以上)に増加しました。また、耕作の機械化によって、単位収量あたりの投入労働量も5分の1(以下)に減少したので、労働生産性は5倍(以上)になったと言えます。
だからこの「農業の近代化」を高く評価する人は多く、現在も政治家の多くはこの「農業の近代化」に拘っています。そして、いまだに緑の革命が成功したと思っているような連中は、「農業の近代化は、地球上から飢餓をなくすために不可欠である。」と言います。
しかしこれはかなり近視眼的な物の見方です。
例えば、土地と労働力を除いた資材で考えると、農業の近代化は、生産性を酷く低下させたことになります。一定の収穫を得るために投入される資材(種子、農具、肥料など)は桁違いに多くなっているのです。農業機械、農薬、化学肥料、温室資材などの外部資材の購入代金で出費が増えたため、収入が増えても、実収入が増えたとは、言い切れません。日本で言えば、資材購入の為に出稼ぎや兼業をせざるを得ない農家が増えました。「農業の近代化」によって発展したのは、農業では無く、農業に資材を供給したり、農業から原料を受け取り加工する、工業や農業であった・・・と言うシビアな笑えない事実があります。
エネルギー生産性で考えても近代化農業は桁違いに生産性が落ちているばかりか、太陽のエネルギーを食物中に取り入れると言う重要な役割から考えても、話にならない結果をもたらしています。
例えば、アメリカにおけるトウモロコシの収穫に関しては、昔ながらの伝統的農法では、投入エネルギーの10倍ほど(以上)のエネルギーを生産(=太陽エネルギーを固定)しますが、近代的農法ではそれが4倍程度です。(計算法によってはもっと下がるようです。)更にトウモロコシを缶詰にするところまで考えると、缶詰の中のトウモロコシの持っているエネルギーは投入エネルギーの0.1倍ほどになってしまいます。(ジェレミー・リフキン)つまり、トウモロコシの缶詰の生産では、投入したエネルギーの十分の一のエネルギーしか得られない(=太陽エネルギーを固定できない)わけです。これでは石油など「地球のエネルギーの貯蓄」を切り崩している事になります。持続可能な筈がありません。

先に伝統的農法に比べて、近代化農業は、土地生産性で4倍(以上)、労働生産性で5倍(以上)と書きましたが、それは近代化農業導入当初の話です。収量逓減の法則(化学肥料や農薬の使用を始めた当初は、収量は急激に上昇するが、次第に、収量の伸びは頭打ちになり、生産性のわずかな増加のために膨大な肥料や農薬を投入せざるを得なくなる現象。)だけではなく、単作や土壌の化学物質漬けにより、農地が疲弊し、化学肥料を使わなければ作物が育たない荒れ地になってしまうのです。単作による土地の疲弊、 農薬、化学肥料の集中的使用による化学汚染は世界中でかなり深刻な状況になっています。そのためにアメリカ等では土壌の流出が続いています。さらに、欧米型の近代的単作農業は、生物の多様性も喪失させています。農耕地の環境破壊は、非常に深刻な状況です。 

最近、農業の近代化に対する批判と懸念が高まっています。近代化農業は環境を破壊するし、持続可能でもありません。「失敗」と評価する人も増えています。安田節子氏は「農業の近代化は、発展ではなく衰退」と述べていますが、全くその通りだと思います。昔からの伝統的農法・・・人力(や畜力)中心の、有機無農薬農業が見直される時期に来ているのです。

 農業に限らず、『近代化』と言う言葉は、現代社会では歓迎されるムードがありますが、その『近代化』によってしばしば色々な問題・・・特に深刻な環境問題が引き起こされて来ました。『近代化』と言う言葉には踊らされないようにしなければなりません。特に『農業の近代化』は、これまでに世界に取り返しのつかないような大きな環境問題を引き起こしました。そしてこれから更に深刻な環境破壊、食糧危機を引き起こすであろうと考えています。

参考文献;自殺する種  安田節子著             平凡社
参考HP;科学と技術の諸相    豊かな農業とは
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【2013/07/05 00:02】 | 農業 トラックバック(0) |

食べ物は無農薬
団塊親爺の遺言
いつも具体的に指摘し判り易い解説でありがとう

私も時々、農家へ直接行き話を聞いています
事態は本当に深刻なものです 果樹農家は
利益が出ず跡取りも継がないのです・・
高齢化した農家は廃業するものが増えて耕作放棄地へ
余りにも病害虫が増え先行きに希望が無い・・

今の農業指導者は何処に居るのでしようね ?

利益のみの追及の農家を束ねる組織は薬剤メーカーと
結託し化学薬剤で生産されたものが私たちの食べ物
当然、私たちに抵抗性や免疫が無くなり様々な病気が
蔓延します いつの間にかひ弱な社会に・・
薬剤メーカーは大儲けです 最後はウィルスの所為に
してお終いの社会 こんな世界に成ってしまいました

無農薬の食べ物は無いに等しく食糧は大企業に支配された
無農薬10年目の私に無農薬栽培農家より協力要請が
来ています 象に立ち向かう蟻一匹ですが人生にこれを
残せた事で忙しくなりそうです


Re:食べ物は無農薬
雑草Z
    団塊親爺の遺言さん

 歴史的な経緯などを知ると、農薬は、必要に迫られて開発したと言うよりも、化学薬品会社が、需要を作り出す為に作ったと思われます。その為に生態系など、地球環境に甚大な悪影響を及ぼしています。無い方が遥かにいいですね。


>果樹農家は利益が出ず跡取りも継がないのです・・

これが農業の近代化の行く末の姿だったようですね。

>薬剤メーカーは大儲けです 最後はウィルスの所為にしてお終いの社会 こんな世界に成ってしまいました

本当にとんでもない事です。薬品会社のマッチポンプもいいところですね。

>象に立ち向かう蟻一匹ですが人生にこれを残せた事で忙しくなりそうです

是非頑張って下さい。相手は巨大のようですが、組織に縛られた利権目当ての烏合の集だと思います。まともな人もいるだろうし、悪の権化のような巨人では無いかも知れませんね。




正解はどこにある
guyver1092
 現代農法が間違っているのは、本文の通りですね。それではどこに正解があるのでしょうか?
 正しい物差しを使って測れば正解は出るはずですね。やはり本文にあるように、エネルギー産出比を持ってくるべきでしょうね。環境負荷も物差しとして必要でしょう。負荷が環境を破壊しては永続性の点で問題がありますね。
 石油等、地下資源が安く手に入ったのが過ちの元と考えます。投入エネルギーと産出エネルギーの価格と言う点で、重大な誤認をさせました。
 これからは安い石油時代が終わるのが真実なら、正しい農業をせざるをえなくなるでしょうね。失敗すれば文明崩壊でしょうが。

Re:正解はどこにある
雑草Z
    guyver1092さん

 農業の近代化は、国が率先して行って来ましたが農薬会社や農機具会社、土建業者の利権が目的だったのやもしれません。・・・結果的にはそうだったと言えそうです。

>正しい物差しを使って測れば正解は出るはずですね。やはり本文にあるように、エネルギー産出比を持ってくるべきでしょうね。環境負荷も物差しとして必要でしょう。
おっしゃるようにこのあたりの事をしっかり評価しなければ、文明崩壊でしょうね。それなのに世界の農業は多国籍企業の刹那的な利益の為に持続不可能な農業を強いられようとしていますね。

>石油等、地下資源が安く手に入ったのが過ちの元

そうですね。環境破壊税を払わずに、石油を湯水のように使ったのが今日の失敗の原因ですね。石油はパンドラの箱でしたね。

 有機無農薬農業に戻らなければ文明崩壊でしょうね。

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2013-06-23 00:01
1998年、カナダの農民パーシー・シュマイザー[Percy Schmeiser]氏のもとへ、モンサント社から突然一通の手紙が送られて来ました。(農民が『恐喝状』と呼んでいる手紙です。・・・これは、シュマイザー氏への脅しの手紙ではありませんが、同じ年に別の農民に送り付けられたもので、シュマイザー氏へ手紙と内容は似たようなものでしょう。)
モンサント社は、シュマイザー氏に対して、モンサント社が特許を有するキャノーラ(西洋菜種)を違法に入手し、ライセンス無しで栽培したと特許侵害で告訴を仕掛けて来ました。育種家でもあるシュマイザー氏と彼の妻は、50年以上掛けて作った種がモンサント社のGMO [genetically modified Organism 遺伝子組み換え作物]で汚染されたので、逆にモンサント社が賠償すべきだとモンサント社に立ち向かう決意をします。
1996年、シュマイザー氏の地域で、三人の農民がモンサントの新しいGMOキャノーラを栽培することに同意しました。収穫時期の激しい嵐のおかげで、刈り取ったばかりのGMOキャノーラが、パーシー・シュマイザーの畑に入り込み、彼の農地はモンサントの種子で汚染されて、50年間にわたる彼の品種改良の努力が損なわれた・・・と言うのが真相と考えられています。シュマイザー氏は彼の畑に入れたくなかった種によって、自分が改良を重ねてきた種が駄目にされ、まるで時限爆弾が炸裂したようなショックでした。そのために50年も働いてきたものを失ってしまうということは、なんともうんざりで、受け入れがたいことでした。


 当然、シュマイザー氏の主張に理があるでしょう。農家の不可抗力の花粉汚染ならば、農家に非がある筈もありませんし、GMで汚染されたのは農家のほうです。第一、遺伝子一つ細胞に組み込んだからと、その後の種から作られる作物全てが遺伝子を組み込んだ企業の物・・・と言う主張が通るなど、狂気の沙汰です。
ところが、農民は破算を恐れ、巨大企業モンサント社との裁判を避けて、示談金を払う場合が殆どだったそうです。モンサント社は、単に特許権を守ると言うより、損害賠償をビジネスとして展開しているのです。
モンサントは最初、1エーカーあたり何がしかの罰金を要求していましたが、他の訴訟も起こして結局100万ドルの損害賠償請求を起こしたとの事です。
2000年からはじまった審議では、モンサント社は、どのような経緯、交雑とか、風か、虫か、蜂か、農家のトラックやコンバインからこぼれ落ちたかは問題ではなく、その畑にモ社の特許遺伝子が入ったものがあったという事実は特許侵害にあたり、モ社に所有権が移転すると述べ、この主張を認める判決が出されます。シュマイザー氏は上告しますが、二審でも敗訴し、さらに最高裁に上告しますが、結果はモンサント社の特許を侵害したと言う敗訴の判決となりました。 カナダ最高裁には9人の判事がおり、今回は主席判事を含む5人が、シュマイザー氏が特許を侵害したという判決を出し、4人が、シュマイザー氏無罪の判決を出しました。まさに僅差の判決です。そして、この主席判事たちの判決も、シュマイザー氏の特許侵害を認めるものの、その特許種子の使用によって何ら利益を得ていないとの理由でモンサント社への支払いは不要、しかも下級裁判所で求められたモンサント社の裁判費用の立て替えも不要となりました。この事に対してシュマイザー氏は、判決は実際の勝利であると受け止めた発言をしています。


これで終わりと思っていたら、2年後の2005年にシュマイザー氏の畑の一つがまたもやモンサントのGMOキャノーラに汚染されました。これをモンサントに抜いて貰おうとしたところ、モンサントの連中は、権利放棄書にサインしなければGMOキャノーラの除去もしないし、モンサントの財産であるキャノーラを除去してはいけないと理不尽な事を言いだします。権利放棄書の内容は
「将来、われわれの土地を、あるいはこの農場を、彼らがどれほど汚染しようとも妻、私自身、あるいは我が一家の誰も、モンサントに対して裁判を、一生、決してしない」
そして「その和解の条件、示談書の内容をいかなる第三者にも知らせないこと」
でした。当然シュマイザー氏はサインを拒否します。
 シュマイザー氏は、モンサントの脅しに負けずに隣人達に640カナダドルを支払って自分の農地のGMOを除去し、その請求書をモンサントに送りました。モンサントは当然のことながら支払いを拒否し1年間の手紙のやり取りの後、裁判に持ち込んで、モンサントが支払いを認めました。これによってモンサントは、GMOの汚染損害を賠償すると言う「至極当然」の義務が課せられたのです。
シュマイザー氏とモンサントの戦いはこれで終わって欲しいものですが、モラルなきモンサントはこれからも何をしでかすかわかりません。

モンサントは自らのHPで、「パーシー・シュマイザー氏は、ヒーローではありません。話が上手な特許侵害者です。彼の隣人たち、そして大多数の農業生産者が、特許で保護された種子を、ライセンス契約下で播種しているにも関わらず、シュマイザー氏は、モンサント・カンパニーの特許技術が含まれる種子を、ライセンスを受けずに自家採種したのです。」等と言って、ライセンス契約した農家も仲間に引き込んでシュマイザー氏を悪人に仕立てあげようとしています。本当にとんでもない企業です。Biopiracy[生物的海賊行為]企業と言えましょう。


 個人でここまで戦ったシュマイザー氏の勇気と正義に拍手を送ります。

参考文献;
   The Monsanto Files The Ecologist 編集部      緑風出版

自殺する種  安田節子著             平凡社
 

参考HP    
安田節子 のGMOコラム
          パーシー・シュマイザーさん講演要旨

          脅しの手紙


マスコミに載らない海外記事
          パーシー・シュマイザー対モンサント: 農民の権利と種子の未来を守るカナダ農民の戦いの物語

          パーシー・シュマイザーモンサントと闘う


  Organic Life Circle  
      生命体に特許は及ぶのか シュマイザー裁判に敗訴判決
 

  日本有機農法研究会
      シュマイザー裁判ついに最高裁判決 「特許侵害」を僅差で認める

  MONSANTO Japan HP モンサント・カンパニーの見解 この最後のHPはモンサントが如何に卑劣な企業であるかが窺い知れるサイトです。 
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【2013/06/23 00:01】 | 農業 トラックバック(0) |

悪徳商法ですね。
でなしNo.146
そんなひどい話があるのか?と思ってググッてみたところ、Percy SchmeiserさんとMonsanto社の争いが取り上げられたページがたくさん出てきました。

アメリカの農業界では結構有名な話のようですが、あまりにもひどいですね。

モンサント社などは種苗を管理する会社を隠れ蓑にした損害賠償ビジネスでお金を得ている歪んだ実態が見えました。

パーシーさんが育種をやっておらず農業に情熱がなかった人ならば、多くの人と同じように言い値の示談金を支払っていたのでしょう。

日本にも、こういう種苗特許侵害の裁判のお話が近い将来来るんでしょうね。

日本の農家の方も情報と知識などでしっかり防衛してほしいものです。

Re:悪徳商法ですね。
雑草Z
>そんなひどい話があるのか?

そうなんですよ。こんな酷い話が実際にあるのですよ。こんな悪徳企業をのさばらしているアメリカが理想の国の筈がありません。アメリカの真似をするのは止めるべきです。

>アメリカの農業界では結構有名な話のようですが、

アメリカの農業界なら知ってる人も少なからずいるでしょうが、マスコミも大きく取り上げないし、モンサントの悪行は、恐喝状(示談書)に書いてある
>「その和解の条件、示談書の内容をいかなる第三者にも知らせないこと」

によって、なかなか広まらないようです。日本でも知っている人は極端に少ないでしょうね。こんな悪徳業者が、世界の多国籍アグリバイオ企業のトップですから、世も末です。

>日本の農家の方も情報と知識などでしっかり防衛してほしいものです。

経団連の会長の会社はモンサントと協定を結んでいます。最低ですね。
この事だけでもTPPは絶対に参加すべきではないのです。



反撃できる方法となるか
guyver1092
 下から二つ目のリンクの

>今回の判決でモンサント社は、勝手に拡散して他人の農場を汚染してしまった遺伝子組み換え種子にも、その特許の有効性を認められました。これは逆にいうと、モンサント社は拡散してしまった種子についても責任が求められることになります。

http://www.joaa.net/gmo/gmo-0408-02.html


>今年5月21日にカナダ最高裁は、遺伝子組換え(GM)特許権侵害裁判でGM汚染を受けたシュマイザーさんの有罪を確定したが、6月29日には鹿島港周辺の道路脇にGMナタネが自生していることを農水省が発表し、今後、日本でも同じ汚染被害が起こることが必至と考えられる。この判決について、農家が汚染をどう法的に考えたらよいか、参考のために検討したい。

の二つを合わせて考えてみます。
 GMナタネの自制しているものにつき、モンサントに撤去をせよと訴えます 。訴えが認められれば、遺伝子汚染は防げ、日本の種は守られます。
 もしモンサントの主張により撤去しないことが認められれば、自生を放置して遺伝子の拡散をモンサントの意思により行っているのであるということになります。このような場合、モンサントがこの自生した菜種からの遺伝子汚染を特許侵害と訴えても、自生を放置したのはモンサントであるのでモンサントは自分の特許を守る気が無いので訴る権利がないと言えるのではないでしょうか。

Re:反撃できる方法となるか
雑草Z
    guyver1092さん、流石です。
モンサントの主張の矛盾を突いてますね!!
御指摘の点、御もっともだと思います。

 モンサントの主張は、理不尽な事ばかりで、はじめから「言いがかり」レベルですから、モンサントの主張が通ること自体が異常ですね。これは、モンサントの、政治家達に対する「ロビー活動」と、いわゆる『回転ドア』で、モンサントの役員がアメリカ国家のGMOなどの規制庁の長官として入り込み、理不尽な法律を作っている事などが原因でしょう。
このような詐欺レベルの事をやる企業が、世界最大のアグリバイオ企業ですからどうしようもありません・・・と言うよりも、詐欺レベルの行為を繰り返して、巨大になったと言うべきでしょう。このような事を政府が許していればモラルハザードに陥り、国家が存続できなくなるでしょう。

事態は複雑です。
不屈の足袋
久しぶりにお邪魔します。
偶然ですが先週の日曜日、安田美絵さんという方の講演を聴く機会があり、今回のカナダの農民とモンサント社の争いのことも述べられていました。全くとんでもない企業ですが、情けないことにこの会社の除草剤「ラウンドアップ」をJA(農協)が売っているという事実です。それも販売所に山積みにし、イチオシで販売に力を入れています。TPPに反対している組織が、推進派の本山経団連会長米倉氏の会社、住友化学が提携している企業の製品ですよ!!。分ってやっているのか、理解に苦しみます。

安田美絵さんに関しては以下参照
http://luna-organic.org/tpp/tpp.html


Re:事態は複雑です。
雑草Z
    不屈の足袋さん、お久し振りのコメント、有難う御座います。情報有難う御座います。

>情けないことにこの会社の除草剤「ラウンドアップ」をJA(農協)が売っているという事実です。それも販売所に山積みにし、イチオシで販売に力を入れています。

JA(農協)がラウンドアップ一押しですか・・・・確かにTPPに反対している団体とは思えませんね。これからでもラウンドアップ排除にでも動けば見直せますが・・。

件の本;安田節子著、自殺する種・・にも、JA(農協)の防除暦などが日本を世界一農薬を使う国にした原因であるなどと書かれていました。JA(農協)は、日本に化学農業を根付かせた張本人ですね。JA(農協)は日本にとって不必要なのか、少しは役に立っているのか?・・・・私の評価は数年前から揺れてますが、 不屈の足袋さんの評価は如何でしょうか?
安田節子さんの書かれた『自殺する種』は期待以上にいい内容で沢山の知識を得ました。安田美絵さんもなかなかのようですね。親戚でしょうか?

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2013-06-11 00:01
ターミネーター[turminator;終焉、抹殺、お仕舞いにする]技術とは、この技術を施された種を蒔いて育った作物にできた第二世代目の種には毒ができて自殺してしまうように遺伝子操作する技術です。【種を採って蒔く権利】で述べました。
ターミネーター・テクノロジーをさらに進化させた技術に、トレーター[trator;裏切り者、売国奴] 技術があります。植物が備えている発芽や実り、耐病性などに関わる遺伝子を人工的にブロックして、自社が販売する抗生物質や農薬などの薬剤をブロック解除剤として散布しない限り、それらの遺伝子が働かないようにする技術です。
植物の種が発芽して生長して花を咲かせ、実を付け、次の世代の種を作り・・・という事は、地上で何万何億世代にわたってごく普通に営まれてきた自然の摂理です。
こんなごく普通の植物の営み、自然の摂理をターミネーター技術やトレーター技術は、妨害するのです。このような技術開発が許されていいものでしょうか?
世界のアグリバイオ企業の最大手になったモンサント社の門の前には、「food , health , hope」と書かれている巨大な看板があるそうです。そして、モンサントは、世界の食糧危機をバイオテクノロジーで救うと言っているのです。ターミネーター技術やトレーター技術を開発し、政府と癒着してこれらの悪魔の技術を政府に認可させようとしているモンサントが、「health」や , 「hope」を掲げて「食糧危機を救う」と言っているのは、お話になりません。偽善にもほどがあります。食を支配して儲けようということでしょう。刹那的なただそれだけの為にこのような悪魔の技術を合法化しようとしている大企業が世界に存在して(合法的に)活動している事が信じられません。悪い冗談か悪夢のようです。そしてこのようなテロ活動と言っても過言ではない企業の活動を許している国家も狂っていると考えるべきでしょう。このようなアグリバイオ企業の存在は決して許されません。

余談ですが、ターミネーター・テクノロジーもトレーター・テクノロジーも当然の事ながら、共に、遺伝子組み換えに警鐘を鳴らす組織が命名したものです。カナダのRAFI[Rural Avvancement Foundation International 国際農業促進基金]と言う組織です。これらの技術は、専門用語では、GURT[ Genetic Use Restiction Technology;遺伝子を用いた抑制技術] と言います(そのままですね。)ターミネーター技術は、品種[variety]レベルで抑制するので、v-GURD 、 トレーター技術は、特性[trait]を制限するので、t-GURD と言うそうです。皮肉にもGURDは、Guard[保護する。守る]にスペルが似ています。何をガードするのかと言えば、地球環境や農業の筈もなく、とんでもないならず者企業の利益をガードすると言う意味に他ならないと感じるのは私だけではないでしょう。最悪の強欲企業を悪魔の技術がガードすると考えます。モンサントをはじめとするアグリバイオ企業は、勿論 v-GURD、t-GURD と言う専門用語を使いたがるでしょうが、生態系を無視したこれらのモラルなき悪魔の技術は、ターミネーター・テクノロジー、トレーター・テクノロジーと言う言い得ている名前の下に反対運動が盛り上がり、危険極まりない悪魔の技術として禁止するのが、理性的で当然の措置と言えましょう。


参考文献  自殺する種   安田節子著   平凡社新書
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【2013/06/11 00:01】 | 農業 トラックバック(0) |

まんまと・・
団塊親爺の遺言
既に永年に亘りこの様な食べ物を摂っている
今の社会は若い人たちに免疫や抵抗力が劣っている現状

大企業の考えは 如何に利益を上げるか・・?
食べ物を支配し様々な病気が計算出来る社会に・・

無農薬を目指す人たちは少なくは無いと思いますが
種が最悪で殆どの人たちは病害虫に遣られる種です
では表害虫を無くせば好いのか・・不健全なものは
次の世代に残さない自然の摂理が虫たちの働きです
種は昔からの代々その地で一番良く出来た種が一番

私たちの無知を良い事に大企業は農学者や政治家を
取り込み食糧の支配を目論み病気の蔓延を計算し
投資家たちから金を集める構図が私には見えるのです

先を見る目は大企業は優れているのかも知れない・・
しかし今の病害虫たちは私の処では何も悪さをせずに
堆肥に成っています 無農薬10年目の我が家は
今年も豊作 害虫は悪と云う観念は捨てるべきです

確かに病害虫は昔から居ましたが 造る技術が劣ると
病害虫に遣られます 化学肥料や薬剤に頼らずに苗や
土を造ると 自然の仕組みの素晴らしさに 感動です

大変に難しいと思うかも・・でも簡単に見られます
私のブログに様々な害虫の堆肥化の写真を載せています
リアルな写真です ご注意を 自然界には無駄なものは
無い害虫として駆除しろと云う今の社会は間違っている

農薬や殺虫剤では 何一つ解決しない 今の環境

全国の大勢の方たちから少しづつですが喜びの声が・・
薬害の無い社会へ 私の害虫対策 少し広まる様です

でも相手は 余りにも 巨大です・・抵抗も・・ 





まだ先があったとは!
guyver1092
 全く驚きの新技術ですね。

http://tubusuwake.blog.fc2.com/blog-entry-108.html

 このページによると、種とスイッチの薬品をセットで売るのが目的ではなく、かってに飛んだ花粉による受粉で他の作物を汚染し、盗んだといちゃもんをつけて金をせびりとるための技術のようです(皮肉です)。

Re:まんまと・・
雑草Z
    団塊親爺の遺言さん

長文のコメント、有難う御座います。

>種は昔からの代々その地で一番良く出来た種が一番

 そうですね。それを固定種と言うようですが、固定種で種を自家採取して育てていく・・・と言う従来の方法をやらせないように法律化したり、念書を書かせたり、挙げ句の果てはターミネーターテクノロジーで種を自殺させるという企業の強欲は酷いものです。このような酷い連中が社会を動かしていると言う悲しい現実がありますね。

>私たちの無知を良い事に大企業は農学者や政治家を
>取り込み食糧の支配を目論み病気の蔓延を計算し
>投資家たちから金を集める構図が私には見えるのです

モラルの無い何でもありの投資家が社会を駄目にしていますね。投資家、金融業が資本主義社会の大きな欠陥ですね。

>化学肥料や薬剤に頼らずに苗や土を造ると 自然の仕組みの素晴らしさに 感動です

結局のところ、昔ながらの無農薬有機農法のほうがいいですね。持続可能です。

>でも相手は 余りにも 巨大です・・抵抗も・・

アメリカ国家がバックにいるのが大変ですが、アグリバイオ企業に関するしっかりした情報が伝わり、多くの人間が目覚めれば、種で世界を支配しようと言う卑劣な行為は失敗するでしょう。そうさせなければなりません。


 

Re:まだ先があったとは!
雑草Z
>全く驚きの新技術ですね。

このような研究が行われてしまった事も残念ですが、それを商売にしようと言う強欲で自然の摂理を理解出来ない酷い輩がいる事が嫌ですね。それを国家も容認する勢いですから、如何に国家は大企業の傀儡かが分かりますね。

御紹介のページは、私が参考文献として挙げた
安田節子さんの件の著書

の内容をほぼそのまま掲載しているようです。(出典を明記すべきですね。)
そして、

>これはもう損害賠償ビジネスである。

と書かれていますし、それを受けてguyver1092さんは、

>かってに飛んだ花粉による受粉で他の作物を汚染し、盗んだといちゃもんをつけて金をせびりとるための技術のようです(皮肉です)。

とコメント下さいましたが、残念ながらこれは皮肉でもブラックジョークでもありません。本書には、モンサントが、損害賠償をビジネスとして展開して、お金を沢山儲けててきたと書かれています。こんな無茶苦茶なモンサントに損害賠償を払えと判決する米司法界も多国籍大企業に牛耳られています。情けないものです。
>かってに飛んだ花粉

と言うよりも、「勝手に飛ばしている花粉」と言った方が実情に合っているでしょうね。

××××

安田節子さんの著書名「○○する種」のフルネームはコメント欄で不正なコメントとしてオミットされるようです。

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2013-05-17 22:17
固定種とは、地域で何世代にも渡って育てられ、自家採種を繰り返す事によって、その土地の環境に適応するよう遺伝的に安定していった品種です。
 一方F1種(一代雑種、交配種)は、異なる性質の種を人工的に掛け合わせて作った雑種の一代目の事です。 
・・・「タネが危ない」野口勲著 より・・

5月の連休に埼玉県の野口種苗店(野口種苗研究所)に行って参りました。ネット販売で買う事が出来ますが(ネット販売が主です。)実際に野口種苗店に御伺いして固定種の種を買おうと考えたからです。
 野口の種は固定種です。昔のタネ屋さんはみんな固定種の種を売っていましたが、現在は日本唯一の固定種専門店になってしまったようです。現在、日本の一般のお店で売っている野菜の種の殆どがF1品種である事を知ってから、危機感を抱いておりました。「タネが危ない」の著者である、野口種苗店店主、野口勲さんのお店に直に行ってみて現状把握した上で固定種を買い、出来れば野口氏とも話してみたいと思ったのです。幸いに店主の野口勲さんとも色々御話しする事が出来ました。

野口氏と色々話す中で、当方が、野口氏の意思を受け次いで、固定種を売るお店が全国に現れればいいと考えていると言ったとき、野口氏は、野口種苗店だけでも固定種の種は不足していて、たとえお店が出来ても、現状では、売る固定種の種を確保出来ない・・とお答えになりました。本当に固定種の流通が無くなって、入手が困難になって来たようです。・・・ますます危機感が高まりました。
・・・自分で蒔いてみる分と、頼まれたタネをじっくり選んで購入してきました。
当初は試しに固定種を購入して蒔いてみよう・・・と考えていましたが、「タネが危ない」を読んで野口種苗店に行き、野口氏とお話して、来年からは、固定種だけを購入して、自家採種していこうと思いました。勿論私は、庭で小さな家庭菜園程度をやっているだけです。しかし、現在固定種で作物を作っているのは、趣味程度に家庭菜園をしている方や、自給的、小規模農業をされている方ばかりで、大規模農家は殆どないようです。
以前ネットで調べたところ、F1品種は、「○○交配」と表記されているとの事でしたので、それ以来そのような表示のない種を購入するようにして来ました。表示が無ければF1品種では無いのか・・と思っていましたが、残念な事に、それらの表示のない種も殆どがF1らしいのです。やはり野口種苗店から買うのが間違いないと思いました。


・・・と、言う事で、野口種苗店から直接購入して来たタネです。↓
野口のタネ

↑ 勿論、私の家の庭の小さな畑には、かなり多過ぎるタネの量です。頼まれて買ったものはその方にお渡ししますし、家の畑に蒔いた種も、一袋では多過ぎてかなり余りますので、残りを近くの知り合いにお裾分けする予定です。

F1や遺伝子組み換え野菜ばかりになってしまったら、取り返しのつかない事になるでしょう。いざと言う時に、急激に食料不足が進行し、大規模な飢餓が訪れるでしょう。

趣味程度でも、固定種を栽培して自家採種していくべきだと強く考えます。
自家採種して、種を子孫に代々受け継いでいきましょう。

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【2013/05/17 22:17】 | 農業 トラックバック(0) |

自家採種
ばあちゃんの畑
雑草さん こんばんは 野口種苗さんへ行って来られたんですね
私も「現代農業」で初めて「アロイトマト」の記事を読んだ時
それをどうしても食べてみたくなり埼玉県の飯能駅近くに当時
あったお店に買いに行ったことがあります。わざわざ遠くから
来てもらったから…と奥さんが野口さんに電話してくれて 特別
残しておいた分から譲ってもらって来ました。それを畑仲間の
人たちに少しづつ分けました。私はハウスを持っていないので
友達に苗を仕立ててもらって植えたのですが、そのトマトの味
は甘いだけでなく適度な酸味と風味があり 当時学生だった次男
が「究極のトマト」と言って食べていました。残念ながら2年目
は交雑してしまい苗作りは諦めてしまいました。もう一度あの
トマトを食べてみたいと思うことがあります。野口種苗さんで
苗作りもしてもらえたらいいなとおもったりして… 。
私もこの頃は交配種と表示してないものは固定種だと思って
地元で手に入る物は地元の種屋さんも大事にしなくちゃと地元
で買ったりしていました。そうですか…書いてなくてもF1の物
もあるんですね…。まあF1のものも美味しいものを選んで種を
とり続けるとそのうちに自分だけの固定種を作ることができる
のだそうです。アロイトマトも桃太郎からそうしてできた種な
んですって。私も出来るだけ自家採種する種類を増やして行こ
うと思っています。今年は昨年とった種からのフルーツほうずき
を初めて植えてみたのですが、元気に育つて…と毎日話しかけ
たりしています。


Re:自家採種
雑草Z
   ばあちゃんの畑さん今晩は。
ばあちゃんの畑さんも野口種苗店に行かれた事があるのですね!飯能市の少し奥の渓谷沿いに移転する前の飯能銀座商店街にある頃ですね!?

「究極のトマト」アロイトマトを食べてみたいですね。
交雑してしまっても、してないもののほうが多いのではないでしょうか?素人考えですみませんが、植えて育ててみて交雑しないと判断したものから種を採る事は出来ないのでしょうか?

>F1のものも美味しいものを選んで種をとり続けるとそのうちに自分だけの固定種を作ることができる

はい、その通りですが、私の庭に自分で生えてきたトマトの苗について、(昨年アイコ等を植えたところ)野口さんに御伺いしたところ、最近は2種では無く何種類もの交雑を繰り返すので、固定種に安定させるまでには、非常に長い世代を必要とするそうです。
フルーツほうずき食べてみたいです。それは野口さんの所から購入した固定種ですか?

私は、ばあちゃんの畑さんのように沢山の作物を育てていません。ほんのわずかですが、お互い自家採種する固定種を育てていきましょうね。

経済成長が正しいと仮定すると
guyver1092
 経済成長が正しいと仮定すると、F1種は必然ですね。自給経済を貨幣経済に置き換えることになり、その分経済成長することになりますし、何よりお金を出すことにより、他者より有利な商品を作ることが出来、売り上げを伸ばすことが出来ますから。
 しかし経済成長は無限には不可能で、人によっては2030年ごろに成長の限界がくると言います。この時、人間はどのような付けを払うことになるのでしょうかね。それまで得られていた収穫が減ることになりますから、より多数の人口減少と言う付けを払うことになるのでしょうね。それでもターミネーターテクノロジーよりはましということになりますね。

組織に搾り取られる農家
団塊親爺の遺言
私も5~6年懸りましたが旨い琵琶や蜜柑などの
種を植えました 琵琶は昨年から豊作です 蜜柑は
未だ苗木です ニラは毎年、種が付き自然に成り
買う事は無くなりました 他にも様々な果樹類も
旺盛に育ち自然の恵みと美味しく頂いています
たまに米糠と貝と岩の粉を混ぜたものを与えて肥料
としています 何でこんなに成るの・・か?
農薬や化学肥料も必要としない ほったらかしの
プランター菜園 ご近所から何故に虫がいないのと
云われ 健全なものには病害虫は寄り付かないと・・
全農に縛られる今の農業では黒字に成る農家は少ない
と思われます 魅力の無い日本の農業に昨日テレビで
食材大賞を見て受賞した人は大組織の真似はせずに
独自の遣り方で日本一の味を造りだして大人気との事

農業の大組織の幹部たちは自然の仕組みの大切さより
目先の利益が優先の様です 昔からの種を護って来た農家
自分たちの命でしように・・でも組織の云う事を
訊かなければ買い上げて貰えない・・そして赤字に成り
財産没収!! こんな農家に誰がしたのだろう・・

それにしても食材大賞の食材は自然に近い無理の無い農法
味も品質もまるで今のスーパーに並ぶ物とは別物の様です  
我が家の味と比べてみたい 自然の恵みにはお金は余り
必要としないのが素晴らしいと考えています

  





素晴らしい自家採種
アルテミス^^
こんばんは
雑草さんの行動力には頭が下がります。
実際に行かれているとは!!驚きです。

野口種苗さんのような種屋さんって素敵ですね。


Re:経済成長が正しいと仮定すると
雑草Z
guyver1092 #さん

 経済成長が正しい、正しくないと言うと、価値観が入り込みますので(それはそれで議論出来るでしょうけれど・・)経済成長が目標とすれば、仰るようにF1は必然ですね。経済成長を目標とする時点で、主客転倒で、十分に愚かな事なのですが、いまだにそれが必須だと言っている方々が社会を動かしていますから、文明崩壊も避けられないでしょうね。

>人によっては2030年ごろに成長の限界がくると言います。

「成長の限界」では、1つのパターンとして2012年頃とも予測していますが、これには様々なパラメータがありますし、それ以前に、この定量的な予測は、かなりアバウトにしか出来ないでしょう;即ち、21世紀中には成長の限界が避けられない・・・と。

>より多数の人口減少と言う付けを払うことになるのでしょうね。

理性のある人類ならばこのくらいの予測はして欲しいものです。

Re:組織に搾り取られる農家
雑草Z
    団塊親爺の遺言さん

 果樹類のように、毎年植える必要のないものは、F1はないようですね。こんなものまでF1を作られてはたまりません。・・と言うよりも、1年草でもF1ばかりにするほど馬鹿な事はないでしょうね。

>農業の大組織の幹部たちは自然の仕組みの大切さより
目先の利益が優先の様です

そうですね。日本もJAなどが、率先してF1品種を奨励して来た事は、JAも農家の事よりも自分達の目先の利益優先にしてきた結果でしょうね。モンサントのような化学バイオアグリ産業は必要ないですね。世の害毒です。

>昔からの種を護って来た農家
>自分たちの命でしように・・でも組織の云う事を
>訊かなければ買い上げて貰えない・・そして赤字に成り

そうですね。農家を守ると言っている組織が実質農家を苛めていますね。酷い構造です。

>自然の恵みにはお金は余り必要としないのが素晴らしいと考えています

そうですね。仰る通りだと思います。 

Re:素晴らしい自家採種
雑草Z
    アルテミス^^さん

 実際に野口種苗店に行ってみたのは、この目で確かめたかった事と、出来れば野口さんとお話もしてみたかったからです。
 思いの外、東京近郊で、西武池袋線と言う路線の沿線でした。それなのに、、飯能駅からバスで行った飯能市小瀬戸地区は、渓谷沿いで素敵な場所でした。ちょっと交通量が多い感じでしたが・・・。

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2013-05-11 00:01
 F1品種[first filial generation;一代交配種]の作り方は、自家受粉しないように、雌しべが受粉可能になる前のつぼみを無理やり開き、雄しべを全部抜いてしまって(これを「除雄」と言います。・・結構手間暇のかかる仕事だそうです。)、雌しべが受粉可能になった時、交配可能な(同じ科の)別の品種のおしべの花粉を付けてやるのだと読んだ記憶があります。確かにF1種が使われ始めた当初暫くはそうしていました。(ちなみに1924年に日本がナスの品種間でやったのが最初との事です。)基本は今でもそんなものだろうと思っていました・・・。

ところが、最近読んだ「タネが危ない」には、現代のF1品種の多くは、奇形の一種である雄性不稔の花を使うと書かれていました。雄性不稔とは、雄しべが無かったり、あっても花粉が無かったりして、花粉が機能出来なくなった花の一種です。突然変異で現れる自然には非常にまれにしか現れない奇形です。この雄性不稔の花を利用すれば、除雄の必要が無いと言う利便性以外に凄い・・恐ろしい特徴があります。
雄性不稔性はミトコンドリア遺伝子の異常です。このミトコンドリア遺伝子(・・核ではなく、ミトコンドリアが持っている遺伝子・・・ミトコンドリアは実は核と同じように遺伝子を持っていたのです。・・)は母系遺伝です。雌しべから子に代々引き継がれます。つまり、ミトコンドリア遺伝子はメンデルの遺伝の法則が成り立たず、母方遺伝100%、父方遺伝0%で子に現れるのです。それを利用して、ミトコンドリア遺伝子以外は、ほぼ父方と同じ形質の雄性不稔花を作れるのです。つまり一つの雄性不稔で、その雌しべと交配可能な全ての品種の雄性不稔を作る事が出来、F1品種を作り出せるのです。
その方法は、戻し交配[backcross]を繰り返す 連続戻し交配[Linebreeding]と言う方法です。アブラナ科の雄性不稔因子は、大根で発見されました。これでこの大根と交配可能な同じアブラナ科の雌花を全て簡単に雄性不稔化出来るのです。例えば、雄性不稔の大根を利用して、同じアブラナ科のキャベツを雄性不稔化したければ、先ず、雄性不稔の大根の花の雌しべにキャベツの花粉を受粉させます。この大根の雄しべは機能しませんので、キャベツの花粉はミツバチ等を使って簡単に受粉出来ます。この雄性不稔の大根の花からは、大根とキャベツ、半々の遺伝子を持った種が出来ます。その種を植えれば、雄性不稔は母系遺伝なので、大根50%、キャベツ50%の遺伝子を持った雄性不稔の花を咲かせます。その雌しべに(・・雄しべは機能しません・・)更にキャベツの花粉を受粉させれば、(再び同じ雄しべを交配させる「戻し交配」)よりキャベツに近い、キャベツ75%(大根25%)の種が出来ます。その種から咲く花もまた母系遺伝で雄性不稔ですから、そばに大根を置いてミツバチなどに受粉させれば、キャベツ87.5%(大根12.5%)の種が出来ます。・・・このように交雑で出来た雄性不稔の花の雌しべにキャベツの花粉を次々に受粉させれば、計算上10回で、キャベツ99%以上(大根1%未満)の雄性不稔花が作れます。即ち、ほぼキャベツと言える種を雄性不稔化出来るのです。

 雄性不稔はF1品種を作る場合の簡単で確実な方法です。そして、咲く花は雄性不稔で自家採種出来ないと言う、F1品種を生産している種子会社にとっては、非常に有効な方法かも知れませんが、自然の摂理から考えたら、とんでもない事をしている事になりましょう。
雄性不稔の花は見るからに異常で貧弱な花だそうです。それはそうです。花粉を作れない「奇形」なのですから・・・花粉が機能出来無くて自家受粉出来ない奇形の花を、わざわざ交配させて、あらゆる品種に雄性不稔性を持たせているのです。・・・これを恐ろしい事と言わずにいられましょうか?(・・もしかしたら、雄性不稔の最初は放射能による奇形だったかも知れません。3.11移行、雄しべの異常な花は沢山見つかっています・・)
種苗業界はこの、雄しべの機能不全によって自家受粉出来ない雄性不稔花を、あらゆる種類の作物に広めてF1品種を作っているのです。これはひとえに種苗業界のエゴによる生態系の破壊と言えましょう。自家採種を不可能にして毎年種を買わせて確実にお金を儲けるのです。
バイオテクノロジーによるターミネーターテクノロジーの自殺する種よりはましと言えるかも知れませんが、このような事が許されていいのでしょうか?・・少なくとも自然の摂理からは大きく外れているでしょう。種苗業界にもモラルが無くなったと感じるのは私だけではないでしょう。雄性不稔の異常花が、様々な場所で様々な作物で普通に見掛けるようになったら世も末です。


参考文献

 タネが危ない   野口勲 著  ・・ 野口種苗研究所代表

                    日本経済新聞出版社
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【2013/05/11 00:01】 | 農業 トラックバック(0) |

連続戻し交配
guyver1092
 奇形を使って商品となる種を作っているのですね。素人目には雄蕊を取り除くのとそう変わらない気がしますが、こちらのほうが簡単なのですね。牛等の肉で、奇形は商品にならないのでしょうか。とりあえず魚は切り身にして分からなくして売っていると読んだことがありますが。

Re:連続戻し交配
雑草Z
>奇形を使って商品となる種を作っているのですね。

そうです。奇形を重宝して増やして、それを元にF1種を作っているのです。酷いものです。

>素人目には雄蕊を取り除くのとそう変わらない気がしますが、こちらのほうが簡単なのですね。

すみません。本文にしっかり書くべきでした。雄蕊を取り除く作業は、つぼみを一つ一つ開いて雌しべを残して雄しべを抜く作業なので沢山のF1種を作るには人海戦術が必要になり、手間賃もかかります。日本人の女性は器用に出来る人が多いそうですが、手の大きい西洋人はあまり上手くないとか・・・。
それに対し、雄性不稔の花ばかりであれば、近くに同じ科の違う品種の花粉との交配は、ミツバチが簡単にやってくれます。・・・「タネが危ない」の著者の野口勲氏は、これが最近ミツバチが減ってきた原因ではないかと推測していました。

>牛等の肉で、奇形は商品にならないのでしょうか。

BSEがそうですね。脳の奇形なので気が付かなかったのでしょう。
BSEと言えば、遺伝子組み換え作物の危険性を実証するような病気ですね。

根底は種業界の利権確保!?
アルテミス^^
おはようございます。
雑草さんも野口さんの著書読まれたのですね。
「種が危ない」と題してますが、食は命を司るものですから、人の命として育むものはこれでいいのか?という強烈なメッセージが書かれていますよね。以前の会社でBT種や耐害虫、除草剤種の存在は知っていましたが、雄性不稔は知りませんでした。こんなところまで効率化優先の波が!!と驚いた記憶があります。

より強い、美味しい、それでいて生態系に優しい交配による品種改良は良いと思いますが「優勢種の選別による」、わざわざ雄性不稔を選ぶなんて利権以外に考えられません。メーカーの意図、明確な理由を知りたいですよね。

本当の意味での優勢種の選別では私の住んでいる近くの団体が見事な人参や大根を作ってます。「木の花ファミリー」さんのブログは一見の価値ありかもしれません。


消費者の意識向上を願って
お互い喜びの種を蒔きたいですね


Re:根底は種業界の利権確保!?
雑草Z
こんばんは、アルテミスさん。お久し振りのコメント有難う御座います。

>食は命を司るものですから、人の命として育むものはこれでいいのか?という強烈なメッセージが書かれていますよね

そうですね。それでもかなり控えめに書かれているような箇所もありました。即ちF1を全否定はせず、それなりのいいところは認めると言う・・・認めるべき価値は勿論「雑種強勢」でしょうが、固定種もしっかり繋げていけば、F1の初代に負けない品種を作るのは全然無理ではないと思います。

>雄性不稔は知りませんでした。こんなところまで効率化優先の波が

そうですね。効率化と毎回種を買わせると言う金儲けですね。

>わざわざ雄性不稔を選ぶなんて利権以外に考えられません。

それと、労力を惜しんだ効率化ですね。結局のところ、固定種のほうが労も少ないと思いますが・・。

>「木の花ファミリー」さんのブログは一見の価値ありかもしれません。

はい、時間的余裕が出来たらチェックしてみます。御紹介有難う御座います。

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2013-04-18 01:22
 作物の種を採って置いて蒔く・・と言う、人間社会で1万年以上続いている伝統的なごく当然の事に対して、金儲けの為に特許を取ろうとする連中が正当化されてる狂った時代になりました。

 19世紀イギリスでは、自分が所有する系統の穀類を、他の人が無断で採取して繁殖させたとき、処罰を受けると警告した人物がいるそうですが、そんな特許は認められず、彼の野望は失敗に終わったそうです。・・・当然の事でしょう。動物の例でいえば、買った動物が子供を産むときも孫を産むときも、子孫代々産むときに、最初に売った人に断って許可を得、お金を払わなければならないなんて言っているようなものです。

 しかし、食を支配しようとするモンサントをはじめとする多国籍バイオ化学企業は、お金を儲ける為にそんな理不尽な事を本気で企んでいるのです。一度種を買えば、それ以降は自分達だけで自家採種して種を作る事が出来る・・・と言うごく当然の伝統的営みを妨げる為に特許を取り、探偵を雇って違反行為――自家採種した種を蒔いて作物を育てると言う伝統的行為――に重い賠償金を支払わせると言う暴挙に出ました。
品種が離れた2種類の植物を掛け合わせてつくる交雑種子は第一世代(いわゆるF1)では望みの遺伝形質を発現しますが、F1交雑種から取られた種は、うまく繁殖する事も出来ないし、F1と同じ遺伝形質も発現しません。20世紀の初頭にこのF1品種が開発され、「雑種強勢(雑種第一代が両親の何れよりも優れた形質を示す現象)」と言う宣伝文句に踊らされて、農民は交雑種子F1を購入し始めます。これが企業による種の支配の始まりでしょう。
モンサントをはじめとする多国籍バイオ化学企業は、F1品種だけでは不安だったようです。後に遺伝子組み換えで作った作物の特許を取得していきます。(F1は交雑であり、遺伝子組み換えではありません。)そして20世紀の終わりの頃にとうとう交雑種よりも強力なターミネーター・テクノロジーを開発します。ターミネーター・テクノロジーとは、種子に致死性タンパク質を作る遺伝子を組み込み、1世代目は播くと成長して採種も出来ますが、2世代目になるとこの遺伝子が特定の環境条件で発現し致死性タンパク質を生成して、種子が成長するのを阻止する技術です。つまり2世代目はいわゆる「自殺する種」になるのです。この技術によって、遺伝子組み換え作物の種子の自家採種が出来なくなり、農家は毎回バイオ化学企業から種を買わなければならなくなります。・・・とんでもない事です。
 こんな事が許されていいのでしょうか?・・・このような狂った事を政府が許可するべきではないでしょう。アメリカ政府がこんな事を許可したのは、20世紀の最後の20年くらいの日本との激しいハイテク経済競争で、農業に関してもアメリカが優位を維持する為に、遺伝子工学に規制をかけなかった・・・と書いている文献は見掛けます。この理由も否定は出来ませんが、あくまで表向きの理由でしょう。実情は、企業と政府との強い癒着があったのです。モンサントの元社員や、モンサントに繋がりの深い人物が、モンサントのようなバイオ化学企業を監視する政府の官僚機構に沢山入り込んでいます。そしてアメリカの官僚も、モンサントなどの企業に沢山天下っているのです。アメリカに限った事ではありませんが、政府の優先事項は、市民の安全を守る事では無く、産業界の利益を守る事になってしまっていると言うやるせない現実があるのです。
 モンサントなどは、企業努力で開発したのだから、当然の権利である、モンサントのテクノロジーは社会に貢献している・・・のようなプロパガンダ活動を盛んに行っていますが、そんなテクノロジーもそれを売りにする企業も社会に必要ある筈がないでしょう。必要ないどころか、あってはならないでしょう。原発と並ぶくらい危険なバイオテクノロジー、特にターミネーター・テクノロジーなどが、何故社会に貢献していると言えるのでしょうか??社会を破壊して文明を破局に導いているとしか思えません。
種の品種改良が必要だとしても、それは公共の農業試験場などでやるべき事で、改良された種は、農家等に安く配付されて然りでしょう。改良された品種に関して、民間企業が特許を取ったり、規制したり、挙げ句の果ては、自殺する種を作ったりする行為は、反社会的行為、文明崩壊を促進する行為と言えましょう。


 TPPで日本にも遺伝子組み換え作物がどんどん入って来ようとしています。ターミネーター・テクノロジーの種もどんどん入ってくる勢いです。・・実際には、もう既にかなり入り込んでしまっているようです。遺伝子組み換え作物、ターミネーター種が日本に蔓延して、モンサントをはじめとする多国籍バイオ化学企業に日本の食が支配されれば、日本は農業だけでなく、国そのものが衰退してしまうでしょう。
その為にも、農家に限らず、昔ながらの自家採種をすべきです。私も今年は野菜の自家採種に挑戦します。(西瓜や瓜等は、昔から買って食べた後に採取して蒔いたりして来ました。果物の木やアスパラなどは、自家採種・・と言うか、種がこぼれて庭で自然増殖してます。)


参考文献;遺伝子組み換え企業の脅威
      -モンサント・ファイル― 日本語訳     緑風出版
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(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2013/04/18 01:22】 | 農業 トラックバック(0) |

F1品種
guyver1092
F1品種までは知っていましたが、ターミネーター・テクノロジーまでは知りませんでした。とても参考になります。
 企業はまさしく現代の支配者ですね。生態系をすべて儲けに変換し、数値に変えてすべてを手に入れるつもりのようですね。数値はあくまで数値、現実の収入となるものはあくまでも太陽エネルギーを精製した穀物です。現代農法で農地を砂漠に変換してしてしまったら、あとは太陽エネルギーを固定できなくなり、支配者自身の大好きな経済成長が出来なくなるだけでなく、マイナス成長、さらにはマイナス成長の暴走による文明崩壊を起こすことが理解できていないようですね

何から何まで支配しようと。。。
でなしNo.146
以前からアメリカの穀物メジャーなどが植物の種の特許を取り農業界を支配しようとする動きがあったのは知っておりましたが,F1に飽きたらず自滅する種まで創作したのには驚きました。

完全に狂っていますね。
大規模な飢饉でも起こすつもりなんでしょうか。

TPPで日本の農業も集約的農業になっていくと思われますが,そうしていく過程で技術喪失が起こることは明白です。
さまざまな品種を育てる技術が失われていき,この恐ろしい種の普及がすすむという感じでしょうか。

農作物の多様化と,いろいろな人が作物を作れるようにしていかなければ,食料危機が来たとき数万人単位で餓死者が出るかもしれません。
(古くは,天災の中で最も多くの犠牲者を出すのは飢饉でした。)

食料危機の時に日本にターミネーター・テクノロジーが施された種しかなかったらと思うと怖くなりました。

自家採種して,各家庭で自動的に死なない種を確保して栽培していくくらいしか方法がないんですね。

Re:F1品種
雑草Z
    guyver1092さん

 F1品種自体の宣伝文句、「雑種強勢」も、ある程度は当たっているのでしょうが、過剰なプロパガンダでしょうね。デメリットのほうが大きいと感じます。
 それに対し、ターミネーターテクノロジーはデメリットばかりでしょう。そもそも遺伝子組み換えが非常に危険なのに、作物としては何のメリットもなく(悪い品種の場合、種の拡散を防ぐメリットがありますね・・皮肉です。)、企業の利益の為だけに行われる凶器となる「テクノロジーですね。

>企業はまさしく現代の支配者ですね。生態系をすべて儲けに変換し、数値に変えてすべてを手に入れるつもりのようですね。

仰るとおりです。現代の大企業、少なくとも多国籍バイオ化学企業は害悪と言い切れそうです。儲けのために生態系を壊すことは大きな罪といえましょう。

>現実の収入となるものはあくまでも太陽エネルギーを精製した穀物です。
>現代農法で農地を砂漠に変換してしてしまったら、あとは太陽エネルギーを固定できなくなり、

非常に的を得た言い回しですね。どこかで使わせて頂きます。よろしくお願いします。このことを理解できない馬鹿者が、政治家や会社の経営者のみならず、科学者の中にも沢山いるようですね。今こそ、このようなことをしっかり理解し、理性と社会正義を優先する政治家が現れなければ社会もお仕舞いでしょう。

Re:何から何まで支配しようと。。。
雑草Z
    でなしNo.146さん

 お久しぶりのコメント、有難う御座います。

>大規模な飢饉でも起こすつもりなんでしょうか。

ホンとに冗談ではないですね。おそらく広域にわたる大飢饉が発生し、そのときにターミネーターテクノロジーが大きく批判されるでしょう。・・・原発のように大事故が起きないと動かないのでしょうね。
「大企業、多国籍企業を守る」政府ですからね。

>古くは,天災の中で最も多くの犠牲者を出すのは飢饉でした。

なるほど、、言われてみればそうですね。21世紀もまたそのようなことになりそうです。

>農作物の多様化と,いろいろな人が作物を作れるようにしていかなければ

これからの農業の進むべき方向ですね。大規模農業は進むべき方向ではありません。

>自家採種して,各家庭で自動的に死なない種を確保して栽培していくくらいしか方法がないんですね。

現代の企業傀儡政府下ではそうでしょうね。
キューバのような国家体制ならば別でしょう。個別農家任せではありません。一つの目標とすべき方向でしょう。

種取りできる種だけを売る種屋さん
ばあちゃんの畑
買った人が自家採種すれば種は売れなくなってしまうに固定種の種だけを扱っている種屋さんがいるのをご存じですか?私もちょっと本気で畑をやるようになってからお付き合いさせて頂いていますが、埼玉県飯能市の
野口種苗研究所さんです。「いのちの種を未来に」という本を書いておられます。一口に自家採種と言っても良い種を残すのは手間がかかり全部はできないのでご商売はなりたっているのてしょうね。
私も固定種であっても種を買ってしまったりしています。今売られている
種のほとんどが外国で採種されたものです。野口さんも書いておられますが、日本で今まで種取りしていてくれた方々は林業もしながら山際の畑
で交雑しないようにして頑張ってくれていたが、高齢化などでやってくれる人がいなくなってしまったのだそうです。
私は豆類(大豆 インゲン 落花生など)やモチキビ そば 小麦などを良いものを残しておき種にしています。
私も「モンサントの不思議な食べ物」という映画を観て身震いしました。
TPPに突っ走っている人たちは何を考えているんだろう?アメリカ流を
押しつけられて本当に良いと思っているのだろうか?交渉の余地などない
という事も聞くし…。約束が違うのでやめて欲しいです。

すみません お聞きします。シンジェンタという会社が販売している種で
ひとつ気に入っているものがあるんですが、やはりその会社も遺伝子組み
かえ作物や農薬を販売している大手のようなのですが、ご存じでしたら教えてください。


Re:種取りできる種だけを売る種屋さん
雑草Z
    ばあちゃんの畑さん

 またコメント頂き有難う御座います。歓迎たします。

>固定種の種だけを扱っている種屋さん
>野口種苗研究所さん

の事は、昨年の暮れ、15年振りに逢った方からお聞きしました。その方は、会津を出て暫くよそにいましたが、数年前に会津に帰ってきて、自然農法に近い有機農法を始めた方です。この春、彼が3年間かけて作った腐葉土やぼかし肥料を貰って来ました。これから彼が私の有機農法の師になりそうです。彼も野口さんからしか種を購入していないとの事です。今度彼が野口さんから種を購入するときに分けて頂く積りです。

>日本で今まで種取りしていてくれた方々は林業もしながら山際の畑で交雑しないようにして頑張ってくれていた

なるほど、そんな苦労があったのですね。野口さんの後継者が何人か必要ですね。

>私は豆類(大豆 インゲン 落花生など)やモチキビ そば 小麦などを良いものを残しておき種にしています。

それは素晴らしい事ですね…昔は普通の事だったのに・・・。

>TPPに突っ走っている人たちは何を考えているんだろう?

工業と経済界は一時的に儲かるでしょう。長い目で物事を考えられない方たちなのでしょう。このような人々が日本を動かしていると思うとぞっとします。

>シンジェンタという会社

調べてみましたところ、農薬や種を主力製品とするアグリビジネス企業のようですが、本文に描いた

>モンサントをはじめとする多国籍バイオ化学企業

の類ですね。HP等をみても、モンサントと同じ穴の狢のようです。かなりきれいごとを並べ立てています。日本で遺伝子組み換え作物の栽培を行おうとしているようです。

因みに、モンサント、デュポン、シンジェンタ・ダウ・ケミカルの4社が種の世界市場、そして遺伝子組み換え作物に関する特許をほぼ独占しているようです。
かなり深刻な状況だと思います。どこの国も。このような会社の種の独占の為の活動を許可すべきではないと思います。





悩みの種
東京珈琲
自殺遺伝子が土にいる細菌に移り、その細菌から別の植物にも移ると書いてある記事もあります。

食品安全近代化法とのコンボで日本に渡来して農家を奴隷にし、さらには日本を奴隷にするつもりなのでしょうか。TPP恐ろしい。

今後は固定種の種が価値あるものになりそうです。
農家の方が各々自家採種すれば良いのですが今のモノカルチャー農業では難しいですね。
なので他の方もコメントされていますが野口種苗のような固定種をメインに扱っているところには頑張ってもらいたいです。

僕も去年から野口種苗にはお世話になってます。インターネットでお手軽に購入出来ます。
今年はスイートコーン以外は固定種を蒔きました。トウモロコシの固定種はもちとうきびしか見つかりませんでしたから。
取れるものは自家採種したいと思います。
去年栽培していた一代交配種のトマトから種を取って蒔いてみました。どんな個性が出るのか楽しみです。

食糧自給率もそうですが、種子自給率上げた方が良いですね。


ばあちゃんの畑
シンジェンタ について調べて頂きありがとうございました
考えてみれば遺伝子組み換え作物を良しとする会社なので当然でしたね。うっかりブログで紹介しちゃった紫大根(おいしいので気に入っていた)なのですが、最初から気になっていたのは種の値段がすごく高いという事です。発芽率や品質のばらつきなどを考えると一粒10円以上になるでしょうか?
これは一例ですが、みんな美味しいからと新品種にとびつき固定種を絶やしてしまったら種の自給はできなくなって、後は企業の思いのままにされてしまいますね。
先日も国を守ることは武器ではできない…というような話を聞いて来たばかりでした。


Re:悩みの種
雑草Z
    東京珈琲さん

 タイトルの付け方、上手いですね・・・等と言葉遊びをしている場合じゃありませんね。(・・いつでも言葉遊びをする余裕は必要ですが・・・)

>日本に渡来して農家を奴隷にし、さらには日本を奴隷にするつもりなのでしょうか。TPP恐ろしい。

そうですね。そのような狙いはあるでしょう。アメリカと言う国自体と言うよりも、多国籍バイオ企業がそれを狙っているのでしょう。
 しかし、日本が奴隷化されるよりも恐ろしい事は、東京珈琲さんも仰るように、ターミネーターテクノロジー等の遺伝子組み換えの遺伝子が、日本の在来種等に移る事でしょう。生態系の危機と言えましょう。

>自殺遺伝子が土にいる細菌に移り、その細菌から別の植物にも移ると書いてある記事もあります。

この事は、否定出来ないでしょう。かなり確率の高い事かと思います。

>取れるものは自家採種したいと思います。

お互いそうするとともに、多くの人にも呼び掛けましょう。




Re:
雑草Z
    ばあちゃんの畑さん

 私も、日本の会社の種を購入しても、「生産地アメリカ」等と記してあると、モンサント等から仕入れたものか・・・と、疑っています。モンサントなどは多国籍企業ですから、生産地が東南アジアの場合でも、モンサントなどの可能性があるでしょう。彼等は、政治家へのロビー活動を通して「遺伝子組み換え作物」の表示義務が無くてもいいようにしたのですから酷いものです。
 日本がTPPに参加すると、どっと遺伝子組み換え作物が入ってくるだろうし、その表示義務もなくなるだろうし、極めつけは、「遺伝子組み換え作物は使用してません。」の表示をするだけで訴えられるようになるのですから、狂気の沙汰です。世界は多国籍企業に牛耳られようとしています。

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2013-04-11 21:48
有機無農薬農法や自然農法のほうが農薬を大量に使った化学農業よりも優れていると私が考えている事は、ここで何度か言及しています。持続可能な農業と言う意味でも有機無農薬農法や自然農法でなければなりません。当方のスタンスは、化学農法(いわゆる近代農法)には否定的です。ここのところそのように考えている人は増えていると考えられます。
それに対して、化学農法信者で無くとも、現在の人口、増加する人口を養う当分の生産力の確保と言う意味で、農薬を用いた技術集約農業は必要だという意見は主流です。私は【緑の革命】のように人口の増加に合わせて一時的な食料生産も増加させていくやり方は、必ず破局が来るので「増加する人口を養うための化学農法、技術集約農法」にはあくまで反対ですが、その事を別としても、有機無農薬農法のほうが優れているという興味深い記事を最近読みました。『モンサント・ファイル(日本語訳)』の中の文章です。


・・・以下、『モンサントファイル』の締めくくりの文章より引用致します・・・

キューバの最近の経験は教訓になる。1960年代以来の米国の経済封鎖で農薬不足になり、キューバは大規模に有機農業へと転換せざるを得ない状況になった。キューバでは、1100万ヘクタールの農地の3分の1には農薬を使い、別の3分の1は完全に有機農業だ。そして残りの3分の1は「過渡期な」状態とし、農薬が半分、有機が半分となっている。完全な有機農法での1haあたりの収穫高は、完全な農薬農業と同じだ。一方、過渡的農地の収穫高はたった半分だ。これは、有機農業は大規模で行われた場合でも上手くいく、という確かな証拠だ。
     ・・・・引用ここまで・・・・

 これは目から鱗です。化学農法によるドーピングのような一時的な土地の高収穫率の時期の収穫率と拮抗した収穫が、有機農法でも認められていると言う事です。有機農法では、この収穫率が維持出来ますが、農薬農業では収穫率はどんどん落ちていきますから、農薬も化学肥料も投入量を増やさなければなりません。
「化学農法のほうが有機無農薬農法よりも収穫率がいい」と言う現代の常識も、考えてみれば農薬会社などのプロパガンダによる洗脳の一つではないのか・・・と感じました。


 確かに化学肥料を撒けば、目に見えて収穫量が増えると言う体験を、殆どの農家の方々が体験している事も事実でしょう。
しかし一方、有機農法でもしっかり理に適っていれば無農薬で化学農業に対抗できるのです。
そう言えば、ここ会津の地でも、有機農法を実践して、農薬と化学肥料を用いた化学農業よりも収穫率をあげていると言う方を知っています。彼の師匠に当たる人は、科学的データに基づいた有機農法を全国で指導されている方で、さらに高収穫率との事です。

私自身、試しに化学液体肥料を家庭菜園の畑に使ったときは、翌日目に見えて作物が元気になって、やっぱり化学肥料は効き目が早くて大きい・・・と感じた経験がありますが、有機液肥で試してみたら、効き目が現れるのが一寸遅かった感じですが、作物が元気に育つ言う意味では、化学肥料に遜色ありませんでした。
化学農法が広まって、有機農法を止めてしまった世界中の地域では、それ以来有機農業の発達は無かったわけですが、しっかり有機農業の研究を続ければ、現代化学農業に遜色なく、将来的には瞬間的にも化学農業を凌駕する(…長期的には今でも化学農業よりも有機農業のほうが優れています。)有機農法が確立されていたかも知れません。・・・これから確立されて行くでしょう・・・既にとっくの昔に確立しているのかも知れません。

兎も角、
「有機農業では土地の収穫率が悪く、爆発的に増えた現代の人口を支える為には、農薬を用いた技術集約農業は必要だ」という現代社会にまかり通っている主張;現代の常識は、「安全でコストも安い」と言う原発のインチキプロパガンダ同様のまやかしだった可能性が高いようです。


参考文献;遺伝子組み換え企業の脅威
      -モンサント・ファイル― 日本語訳     緑風出版
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(少しだけのときは片方、かなりのときは両方)

【2013/04/11 21:48】 | 農業 トラックバック(0) |

化学農法
guyver1092
 科学農法は、石油が無くなればできなくなる農法なので、この点から考えてもいずれ終わる農法ですね。現実問題として、農地の劣化、その延長の砂漠化でその存在を許していてはいけないでしょうが。科学農法は農地を損耗するという点で人類の食料をまかなえない農法と言ってもよいのではないでしょうか。
 そういえば槌田氏の「地球生態学」で暮らそうにも有機肥料の正しい施し方が載っていましたね。

苗は原点
団塊親爺の遺言
世の中に様々な農法が在りますが
種にしても苗にしても形はそれなりですが
中身が悪いのが多過ぎます 何故に数多くの
種や魚が多くの卵を残すのか それらが全て
生き残り成長したら食糧問題は起こりません

昔から農業の言い伝えに 苗つくりは半作
しかし現在 自然界の厳しさ打ち克つ本物の
苗を造れる人は一握りと思われます
種を播き 水を遣ると発芽し成長するのですが
それらが全て健全な苗とは限りませんね
不健全なものは次の世代に残さない自然の摂理
病害虫の攻撃を受けます そこに農薬企業が付け
入り 害虫退治として薬剤を売り込み迷宮の世界
毎年、大量の商品が売れ莫大な利益そして支配

私は化学肥料も農薬も必要としません
何故なら10年間近く小さなプランターで果樹や
野菜が元気に成長しているからです 雨とお日様
と食べ物カス そして貝と岩を時々 勿論、耕起等
出来ないのですが毎年収量も増え味も自然の甘さ
今年は盆栽で買ったフジが2階の屋根まで到達
素晴らしい香りと供に美しい花々

要はその生命の持つ力を全て発揮させる苗つくり
スタートの苗が病弱なら苦労するでしよう
見た目では良く判らない苗の世界が出発点

薬剤が無ければ作物が出来ない世界は滅亡です
様々なウィルスも風や砂埃で世界中に飛んで来ます
自然はそれらをバランス良く保とうとしても人間が
バランスを崩す様な行為 家畜たちの飼育方も蜜飼い
でまるで満員電車の様ですね そこに在りとあらゆる
薬剤を飼料に投入し病気予防 満員状態で死ぬ迄
飼い殺しの生き物たち それらを食べる私達です
変な病気が蔓延しています これで儲けるの誰なのか

食べ物の大切さは 見た目では無く中身です 

遺伝子組み換え作物
地下水
 遺伝子組み換え作物を飼料にした、追跡実験で、ネズミに病変や死亡が多数出たそうです。
 会社の発表では、3か月間の実験ではネズミに病変は無かった、と言う隠ぺいされた物でしたが、第三者実験では、4か月目から病変が起き、2年の追跡実験で、大変危険である事が明示されたそうです。
 それが、耐農薬遺伝子組み換え作物に大量に与えられている、農薬によるのか、ネズミの体に残留した、作物の組み換え遺伝子によるのか、判定実験が続いています。
 恐ろしい事に、作物の組み換え遺伝子は、徐々にネズミの体に蓄積されていったのだそうです。
 耐農薬性遺伝子組み換え作物の為、農薬も日本の何十倍も使われており、有機農業からは全く考えられない事態で、TPPによる、組み換え遺伝子作物の拡散が、危惧されています。(**;;;;;;
詳しくは情報源が明示されている「虹色オリハルコン」さんのブログを参照して下さい。

 また、「白熱教室」の物理学者の計算によると、遺伝子組み換えトウモロコシによるバイオエタノールは、化学肥料の製造やや農薬など、栽培に用いられた化石燃料と等量で、無駄である事が明白になったのだそうです。(^^;

Re:化学農法
雑草Z
    guyver1092さん

>化学農法は農地を損耗するという点で人類の食料をまかなえない農法と言ってもよい

その通りですね。本文の最初にも明記致しましたように、持続可能な農業と言う意味でも有機無農薬農法や自然農法でなければならないでしょう。今回の記事は、やはり本文にも明記致しましたように

>現在の人口、増加する人口を養う当分の生産力の確保と言う意味で、農薬を用いた技術集約農業は必要だという意見

に対するものです。即ち、化学農法は駄目だと言っても、今現在の人口を養う為に当座として必要だと言う「常識」も、刷り込みの似非知識、洗脳であった事がはっきりしたと言う事を書きたかったのです。

 その上で、これからTPP で化学農法どころか遺伝子組み換え作物、ターミネーターテクノロジーが入って来そうなごく近い未来の危機に警鐘を鳴らして行きたいと考えています。宜しくお願い致します。

Re:苗は原点
雑草Z
    団塊親爺の遺言さん


>不健全なものは次の世代に残さない自然の摂理
>そこに農薬企業が付け入り害虫退治として薬剤を売り込み迷宮の世界
>毎年、大量の商品が売れ莫大な利益そして支配

本当にとんでもないですね。アメリカの農薬会社モンサントは、第二次世界大戦、ベトナム戦争の化学兵器会社ですからね。そして、最近は自ら地上に大量にばら撒いた農薬を使わずに済むと宣伝して「遺伝子組み換え作物」を売りにしています。
その自然の摂理に反する遺伝子組み換え作物、そして種がTPPで日本にどんどん入って来ようとしている現状は恐ろしい限りです。

>盆栽で買ったフジが2階の屋根まで到達

それは素晴らしいですね。一年毎の野菜などでは無く、木にになって毎年育つ果物は魅力的です。

>薬剤が無ければ作物が出来ない世界は滅亡です

私もそう思います。現在の農業は、このまま工業的農業に任せるか、有機無農薬に戻るかの分岐点に立っていると思います。勿論、工業的農業に進めば未来は無いでしょう。
今回の記事を出発点として、何回かに渡って工業的農業について書こうと思います。宜しくお願い致します。

>自然はそれらをバランス良く保とうとしても人間がバランスを崩す様な行為

これが諸悪の根源ですね。


 

Re:遺伝子組み換え作物
雑草Z
    地下水さん

 いつも貴重な情報有難う御座います。

>会社の発表では、3か月間の実験ではネズミに病変は無かった、と言う隠ぺいされた物でしたが、第三者実験では、4か月目から病変が起き、2年の追跡実験で、大変危険である事が明示されたそうです。


遺伝子組み換え作物に関しては、何だか原発と似たような酷い隠蔽と嘘ばかりの世界ですね。

>恐ろしい事に、作物の組み換え遺伝子は、徐々にネズミの体に蓄積されていった

これは本当に恐ろしい事ですね。生体も知らない細胞の為、対処法が確立されていないのでしょうね。

>TPPによる、組み換え遺伝子作物の拡散が、危惧されています。

私も今それを非常に危惧しております。ここの記事もそのような記事を書く前の段階として書きました。

>「虹色オリハルコン」さんのブログ

も見てみます。御紹介有難う御座います。

>遺伝子組み換えトウモロコシによるバイオエタノールは、化学肥料の製造やや農薬など、栽培に用いられた化石燃料と等量で、無駄である事が明白になったのだそうです

このような事はどんどん広めていくべきですね。

これから遺伝子組み換え作物等工業的農業に関して何度かに渡って書いて行こうと思いますので宜しくお願い致します。


ばあちゃんの畑
初めまして ばあちゃんの畑です 先日「つくしんぼ可愛いけど困ったな」というブログを書いた時に、スギナ退治を調べていて雑草の言葉さんに
お会いしました。私の気持ちにぴったりだと感じていろいろ読ませて頂きました。ありがとうございました。コメントされた方に丁寧に返信されて
おられるのにもびっくりしました。

私は8年前から ちょうどその頃生まれた孫や家族に安心で美味しい野菜を
食べてもらいたいと思い、農薬や化学肥料を使わない畑での野菜育てを始めました。幸い近くにその経験を積んで来た私よりも若い女性がいたので、教えてもらいながら続けてきました。当時まだ私は会社勤めをしていたので、そんな事で野菜ができるなど信じられない夫が私の留守の間に化学肥料や殺虫剤などをまいたりした事などもありました。そのたびにやり合いながらもようやく気持ちを解って協力してくれるようになりました。
今は近所の肉牛を育てている牧場の堆肥と知り合いの鳩を飼っている方からもらう鳩フンと我が家で自家用に卵を産んでもらっている4~5羽の
鶏のフンと(生ゴミは落ち葉をたっぷり入れた遊び場にあけるとつついたり蹴散らしたりしてくれます)あと米糠やモミガラ灰などで、家で食べる
ほとんどの野菜を育てています。初めてりっばな白菜かできた時は自分
でも信じられないくらいでした。最初は正直ストレス解消のために畑に
没頭していたような私でしたが、今では それが病みつきになって時間が
許せばいつまでもやっていたいようになりました。
そうしてできた野菜は味が濃くとても美味しいです。幼い孫たちが「ばあちゃんの野菜美味しい」と言ってくれるのが何より嬉しいです。そして食べきれない分は欲しい方におすそ分けしようと思ってやっています。
農薬を使わないとさぞかし虫だらけなんだろうと思われるかも知れませんが、そうでもなく良いものができるようになりました。農薬を使わないと土の中で微生物が増えて野菜の中にも入りこみ野菜自体も丈夫になるというようなことも聞きます。またそれを頂くと私たちも元気になれる
とか…。そんな野菜が欲しいという人に届けられればいいなと思いなが
らやつています。
今 農業では生活できない…とどんどん農業離れが進み、政府も安いものを外国から買えばいいと、TPP参加の方向に突っ走っていますが、本当に
自給力を失ったらその先は売り手市場になってしまい、結果的には安心ではない高いものを買わされる事になるだろうと思います。そんなことわからない(ではなく どうでもいいと思っている?)方々に日本の未来は託せないな…と。
私のように定年後でもいいから、少なくとも農地を持っている方は自分の
食べるものくらいは、自分で育ててみたらどうでしょうか?
また政府は大規模農家ばかりでなく多くの小さな農家の果たしている役割にも気付いてもらいたいと思います。
初めてなのに長くなってすみませんでした。


Re:
雑草Z
    ばあちゃんの畑さん

 初めまして、御訪問及び初のコメント感謝致します。それも心を込めて長く丁寧に書いて頂き有難う御座います。
スギナ退治に関しても同じお考えのようで嬉しく思います。

ばあちゃんの畑さんは、8年前から有機無農薬栽培で作物を育てられているのですね!?それも家庭菜園としては趣味の域を出たかなり大きな畑を作られているのですね。「家庭菜園」の言葉も似合わないかも知れませんね。

>肉牛を育てている牧場の堆肥と知り合いの鳩を飼っている方からもらう鳩フンと我が家で自家用に卵を産んでもらっている4~5羽の鶏のフン

を堆肥に使われているのですから、かなり本格的ですね。
畑は、庭先では無く農地をお使いでしょうか?
もみ殻灰(いわゆる『薫炭』ですね。)も御自分で作られているのでしょうか?

>そうしてできた野菜は味が濃くとても美味しい

素晴らしい事です。私もミニトマト等を庭先で有機無農薬で栽培していますが(ばあちゃんの畑さんの十分の一くらいの規模でしょうか・・?)やはり素人が栽培した有機無農薬トマトのほうが美味いですね。プロの農家が大量生産で窒素肥料で太らせた野菜は大きくとも味が薄いですね。)

>農薬を使わないとさぞかし虫だらけなんだろうと思われるかも知れませんが、そうでもなく良いものができるようになりました。

そうですね。上手くやれば(そこがちょっと難しいですが・・)虫はそんなに来ませんね。本文のキューバの例にもありますが、無農薬で中途半端に化学肥料などを使うと虫が付き易いようです。私の乏しい経験でもそんな事がありました。

>本当に自給力を失ったらその先は売り手市場になってしまい、結果的には安心ではない高いものを買わされる事になるだろうと思います。
>少なくとも農地を持っている方は自分の食べるものくらいは、自分で育ててみたらどうでしょうか?


全くおっしゃる通りです。政府は、外国の安い農作物に対抗する為に、大規模農家を奨励していますが、それよりも、ばあちゃんの畑さんのような、自給的小農が非常に大切だと思います。「半○半農」が理想的だと思います。昔の日本は、多くの家が「半○半農」だった筈ですね。

>政府は大規模農家ばかりでなく多くの小さな農家の果たしている役割にも気付いてもらいたいと思います。

の通りですね。
素敵なコメント有難う御座いました。過去の記事でも興味のある内容でしたらコメント頂ければ幸いです。これからも宜しくお願いします。

砂漠化は赤道上下40度で広がっている
アルテミス^^
既にご承知かもですが・・・
福岡さんが粘土団子を世界に紹介していたとき実は砂漠化している地域は良好な耕作地に多いという部分に着眼していました。

化学肥料や農薬は強すぎるので効果が顕著に現れますが、それは回りの生体系を崩して成り立つので、使い続けることによってどのような影響がでるか?使う人は、ちょっと考えることも必要ですね。

でも、ほんと苗がげんなりしていると救いたくなる気持ちになります。人間界で近いものは精力飲料水でしょうか?
化学肥料がこれだけ使われた背景は日本の土壌アルミナ質にも原因があるようです。広島大学の研究HPになかなか面白くわかりやすい情報が載っていましたよ。

この辺の情報を得るのとほぼ同時にでしたが、なぜ犬が骨を喜んで食べるのか?猫が魚を咥えて骨を食べるのか、鳥が昆虫やガを食べるのか、なるほど~と納得していました。脊椎動物にとってはリンの供給源だったのかもですね。

今までの農業事情により、日本の土壌にはりんが結構固着して溜まっていると思いますから、あとはそれはどのような土壌微生物にスイッチをONにして溶解してもらうか?それをするにはどのような環境が整えば可能か?動き出すか?体系的にまとめられれば万人に使える環境に優しいメソッドだと感じます。自然ってある種の法則というかプログラムによってよりよい方向性を選んでいると思われるので、それを理解し活用できれば多様性社会が実現できると、個人的には感じます。

Re:砂漠化は赤道上下40度で広がっている
雑草Z
 福岡さんが粘土団子を砂漠に置いて、砂漠を緑地化しようという試みは知っていましたが、

>実は砂漠化している地域は良好な耕作地に多いという部分に着眼していました。

と言う事は、かつての良好な耕作地が砂漠化してしまった・・と言う事でしょうか?・・・それなら理解しています。そこに着眼していたとは・・・また良好な耕作地に戻せると言う事でしょうか?

>苗がげんなりしていると救いたくなる気持ちになります

これも、稲を栽培している人ならば、大抵の人が共感するところでしょうね。

>化学肥料がこれだけ使われた背景は日本の土壌アルミナ質にも原因があるようです

この辺りの事は全然わかりません。

>犬が骨を喜んで食べるのか?猫が魚を咥えて骨を食べるのか、鳥が昆虫やガを食べるのか

これは、リンだけではなく、カルシウムも補給する為でしょう。もしかするとカリウムも補給するのかも知れません。

>日本の土壌にはりんが結構固着して溜まっていると思いますから、

そうですか。カルシウムやカリウム等の不足元素のように、生体が取り入れてしまっているのとは違うのでしょうか?

多様性は維持しなければ大変ですね。

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2006-12-05 23:48
 生態系の栄養循環を維持するためには、糞尿は食料生産地に還元すべきものです。だからと言って、糞尿をまた食料生産地に輸出して戻せと言っているのではありません。そんな事はエネルギーの無駄使いです。と言うよりも、食料を輸入する段階でエネルギーの浪費です。はじめから輸入するなと言う事です。自給自足地産地消です。地産地消と言うのは、エネルギー節約にも非常に大切な事です。 

 土の痩せた貧しい東南アジアなどの国から食料を輸入する事は、その国の土地から栄養を奪い取っている事になります。この結果、貧しい国の地力は窒素などが減って低下し、これを補う為に、化学肥料を買わせられ、化学肥料によって土壌は荒廃されていきます。そして、遂に砂漠化するのです。 
 一方食料を輸入した日本などは、家畜の糞尿まで入れると糞尿を肥料として使うだけでも、栄養過多になり、化学肥料など全く必要がないくらい栄養過剰になるのです。それなのに実際は化学肥料を沢山使って、糞尿は、下水処理されてもされなくても、海洋投棄されて海洋汚染されるのです。
 農業生産物の貿易はやめるべきです。国ごと、さらにもっと小さな自治体ごとに自給自足しなければ、持続可能な社会には成り得ません。理想的には農作物を運ぶ距離の限度は、化石燃料を使わずに人力程度で足りる範囲にすべきでしょう。
 そしてこれは農業生産物に限らず、多くの資源について言える筈です。
 糞尿を肥料として使って自給自足している国(江戸時代の日本など)に、糞尿処理の問題は起こらないはずです。循環量がバランスをとっている筈です。
 糞尿を肥料として食糧を自給自足するという一昔前の農業は非常に自然の摂理にあっているのです。


<関連記事>自然の摂理から環境を考える。kasiさん
※→人糞、糞尿の肥料としての利用の歴史から必要性までしっかり体系的にわかります。
2006/11/8 ;地力を高める回収型農業とは?
http://www.sizen-kankyo.net/blog/2006/11/post_36.html
中国の砂漠化の土台は、四大文明まで遡る?!
2006/10/23 ;中国の砂漠化の土台は、四大文明まで遡る?!
http://www.sizen-kankyo.net/blog/2006/10/post_25.html
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【2006/12/05 23:48】 | 農業 トラックバック(0) |

有機酪農と天然成分
団塊おやじの遺言
11月9日の日曜の朝にNHKの食べ物一直線に私の出発点の酪農家が紹介されていました 牛の食料を全て自給 全て有機で 日本ではじめての経営 前向きな人でしたね 大地に根をおろし酷寒の大地でも地道に取り組む人柄・・
製品は天下一品!家畜の糞尿を全て大地に返し輸入には頼らない独自の経営 勿論 この時代でも経営は大幅な黒字・・
牛舎に入っても匂いは無く牛の病気も故障も少ない
ここでは私の紹介した天然成分がふんだんに使用されているのです 30年も前に出会った息子さんが当時のお父さんにそっくりでした 今度帰ったら 是非おめでとうと言いたい

>糞尿を全て大地に返す
雑草Z
    団塊おやじの遺言さん

 記事を遡って、わざわざ関連のある記事を見つけての投稿有難うございます。

>牛の食料を全て自給 全て有機
>家畜の糞尿を全て大地に返し輸入には頼らない

 う~ん。理想ですね。これからの農業はそういう方向に行かなければなりませんね。そう言う意味ではこれこそ堅実な最先端の農業でしょう。
・・・石油を大量に投入した「科学技術を駆使した農業」なんて、最先端なんて言ってるバカも沢山いますが、そんな愚かな農業は資源とエネルギーの無駄遣いですね。

 なかなか困難な事も沢山あったでしょうが、そう言う有機農業を続けていらっしゃる方がいる事を頼もしく思います。

有機肥料
おから
家は、野菜を買うときは、なるべく、有機無農薬のもの、オーガニック野菜を買うようにしてますが、どうも、有機肥料だからって、いいわけじゃないそうなのです。びっくりですね。
質の良い糞尿なら良いけれど、牛も、鳥も、人間も、ワクチンや、薬漬けでだからでしょうか?
特に、人間は、糞尿はひどいと思います。
お年寄り、みな薬漬けですよ。
有機野菜、化学肥料を使った野菜、無肥料、無農薬の野菜を、消毒したビンにいれておいておいたところ、有機野菜が最初に腐ったそうです。しかも、有機は形もなく腐って、化学の方は、少し形が残っていたそう・・・。
野菜を、どう選んで買えばよいのかわからないですね。
自分で作るのが一番ですね。


人間の糞尿の利用
雑草Z
    おからさん

>どうも、有機肥料だからって、いいわけじゃないそうなのです。

そうですね。生態系の循環をしない化学物質が問題のように、化学物質漬けの有機肥料も要注意ですね。


>人間は、糞尿はひどいと思います。 お年寄り、みな薬漬けですよ。

そうですね・・・だからと言って人糞を使うのは止めよう・・・と言うのではなく、使える人糞を排泄する正常な人体に戻して、是非とも人糞を利用する社会に戻したいものと考えます。


松永和紀さん著書より
上々
前にも書きましたが、松永和紀さん新著の「食の安全と環境問題」より水域の富栄養化に関することを記します。
どこに書こうかと思っていましたが、このコメントが関係ありそうなので、ここにしておきます。

大量の食料を輸入しているため、それが海など水域の富栄養化を招いていると以前に述べましたが、松永さん新著によるとかなり複雑な要素があるようです。

例えば穀物輸入の大半はトウモロコシを中心とした飼料用だそうです。これらはおもに北海道東北や南九州の畜産が盛んな地方に多く流れて行きます。
それを家畜に与えるわけですが、肉1kgを作るのに穀物11kg(牛の場合)ですので、残りは排泄物として出てくるわけです。
それらの地方では家畜排せつ物の堆肥化を進められていますが、元来その地方の農作物ではないものから由来していますので、堆肥もあっという間に過剰になるようです。
使い切れない排泄物は水域に流出しますので、その地域の富栄養化が進むわけです。もちろん堆肥を他の農作物産地に移送すれば防げますが、そのようなものを持ち回る燃料もバカになりません。

また、都会に関しては当然食品廃棄物が大きな問題になります。これは製造業・流通にとっては期限切れ等の廃棄、外食産業では食べ残し、家庭でも使いきれない食材廃棄と多岐にわたり、正確な統計を取るのは難しいようですが、1/3は廃棄しているというのが実情のようです。
これを何とかして減らさなければいけないのですが、廃棄物の肥料化・飼料化はいずれも成功しているところはほとんどないようです。
これは廃棄物の汚染・不純物等がひどく、飼肥料も高品質を求められる状況ではほとんど使えないと言うのが現状のためです。
まず、廃棄比率をできるだけ低くするしかないようです。

Re:松永和紀さん著書より
雑草Z
    上々さん

御紹介の内容を見ますと、

>「食の安全と環境問題」

のタイトル以上に興味深い内容になっていますね。

>家畜排せつ物の堆肥化を進められていますが、元来その地方の農作物ではないものから由来していますので、堆肥もあっという間に過剰になる

 このお話は、私も以前別な本(・・子供向けの簡単な本・)で読んだことがあります。御紹介の本にはもっと詳しく書いてありそうなので、読んでみたいと思いました。
 最近、ホームセンターなどに行って堆肥や肥料を見ていますが、牛糞やら鶏糞やらを発行させたりペレット状にした物が安く売っていますが、このような事情があったのですね。
 穀物の輸入元の日本は栄養過剰になり、輸出元の国々の土地は栄養分が欠乏して行きますね。・・・やはり農作物の遠距離移動はよくないですね。地産地消の方向に持って行くべきですね。

>正確な統計を取るのは難しいようですが、1/3は廃棄しているというのが実情

そんなにですか?・・・コンビニやファミレスの増加やそれらのお店で取扱う食品の種類の増加も大きな原因のひつとでしょうけれど、酷いものですね。輸入してまで食べ残す日本と言う国の食料政策は酷すぎますね。食料自給100%であってこその、工業や商業、サービス業でしょう。
 ただ、食料自給率の計算には、捨てる分も含まれているのではないかと思います。色々調べたのですが、はっきり明記されているものを見つける事が出来なかったのですが、食料自給率は日本国内で消費している食料の、国内生産の割合ですが、その「消費」には廃棄の分も含まれるのではないでしょうか?・・・だから、日本の食料自給率は北朝鮮よりも低い・・と言っても廃棄の分や、そもそも1人当たりの消費量が日本のほうが断然多く、1人当たりのカロリーベースの消費量に対する自給率はまた違ってくるでしょう。
 しかし、兎も角、カロリーベースでも何でも、日本よりも食料自給率の悪い国は、アフリカなどでも紛争などをして不安定なごく一部の国しかないのですから、日本は砂上の楼閣ですね。

 興味深い本の御紹介、有難う御座います。「食の安全と環境問題」は、日本が真剣に向き合わなければならない問題ですね。 
 

食品廃棄
上々
食料自給率計算には当然廃棄した量も計算されているはずです。
というより、廃棄した量と言うものが正確には把握されていないのでそれを分けることはできないようです。

廃棄には日本人の過度の衛生意識、安全意識が関わっていそうです。まあそのうちもったいなくて捨てられなくなると思いますが。
しかし、食品衛生法上の表示が間違っていただけでも回収して廃棄なんてどう考えてもおかしいと思います。
残留農薬などでも全く健康被害はあり得ない濃度でも規制値オーバーはすべて回収廃棄です。

そのうち「バチが当たります」

食料自給
雑草Z
    上々さん

>食料自給率計算には当然廃棄した量も計算されているはずです。

やはりそうですね!?・・教えて戴き有難う御座います。

>廃棄には日本人の過度の衛生意識、安全意識が関わっていそうです。

この意識は本当に困ったものです。ちょっと極端すぎますね。上々さんのおっしゃるように、そのうち食料が不足してきて、こんなに簡単に廃棄する事も無くなるでしょうね。

>残留農薬などでも全く健康被害はあり得ない濃度でも規制値オーバーはすべて回収廃棄

このあたり余計なお世話ですね。しっかり正直に表示すれば、あとは個人の責任に於いて安く売るなりすればいいですね。それよりも先ず、原発近くの放射能濃度をもっと気にするべきです。

>そのうち「バチが当たります」

私もそう思います。輸入してまで食べ残して捨てるなんて事をやっていれば、当然の報いでしょう。遠くない将来でしょうね。

 日本は、景気対策などではなく、農業対策、食料の自給体制を作る事を先に考えなければならない筈です。それなのに・・・

廃棄の考え
上々
これも松永さんの著書にありますが、違反食品でも海外では健康リスクを判断して流通を認めるのが普通だそうです。
以前の事故米の違法流通の時もアフラトキシン汚染米が焼酎メーカーに流れたということで、何社もが焼酎の回収・廃棄を実施しました。
しかし、もともと汚染と言っても非常に低い濃度であり、さらに焼酎の製造工程では蒸留により製品に入る可能性はありません。
それでも各社同じように汚染米を使った可能性がある製品は回収となりました。

実は、当時あまりにも不合理なので回収をしていた中でも一番の大手企業に抗議のメールを出しました。
焼酎には絶対に入らないことをなぜ主張しないかと言う内容でしたが、当然のようにまともな返事はもらえませんでした。

まだこれは一応危険な物質が含まれているからとも言えますが、本当に表示ミスとか些細なことでも回収するのが当然のような風潮になっています。
マスコミの責任も大きいですが、まともな判断のできない消費者のせいでもあります。

廃棄のし過ぎ・・
雑草Z
    上々さん

>もともと汚染と言っても非常に低い濃度であり、さらに焼酎の製造工程では蒸留により製品に入る可能性はありません。

なるほど、そうなんですか?・・こう言った知識は一般の人は持ち合わせていないでしょうね。メーカーが主張すべきでしょうね。

>当時あまりにも不合理なので回収をしていた中でも一番の大手企業に抗議のメールを出しました。

 上々さんも、やりますね!・・・回収して廃棄すると、その分もっと作らなければならなくなり、無駄もいいところですね。

>マスコミの責任も大きいですが、まともな判断のできない消費者のせいでもあります。

 まともな判断・・・は結構難しいかも知れません。有る程度の専門知識が必要ですから・・・それでも、どのくらいの害があるかも知らずにマスコミに踊らされて騒ぎ立てるのは軽率ですね。・・二酸化炭素地球温暖化説みたいですね。
まあでもどちらもしっかり検証せずに大本営発表を鵜呑みにしてたれ流すマスコミが良くないですね。

 ・・・兎も角、カロリーベースで食料自給率40%程しかない日本が、食べものの廃棄をしすぎですね。




 

 

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2006-12-01 00:01
福岡正信氏『わら1本の革命』によると、彼は、作物の足下にクローバーかうまごやしを播いて、緑肥としたそうです。この緑肥は、ほかの雑草が生えるのも防いでいたそうです。つまり、草が肥料になり、除草不要にもするということです。これが、「草は草で制する」ということです。これをバランスをとってしっかりやると、無肥料、無除草だけでなく、耕す必要さえなくなるのです。素晴らしい事です。

 更に緑肥の中に雑草が増えても作物はしっかり出来るのです。否、雑草がある方が健康な作物はよく出来るのです。
 これは、声を大にして言いたいと思います。
 土地を耕したり、肥料をまいたり、農薬を散布する変わりに雑草上手く使えばいいのです。凄いではないですか!この昔の自然への回帰は、農業革命だった筈です。

 この『わら1本の革命』は1983年に第一刷が発行されています。福岡正信氏が自然農法を試み始めたのは更に遡る事45年といいますから、第二次世界大戦の頃から彼は自然農法を実践しているのです。
 この画期的な福岡正信氏の自然農法がその素晴らしさに比べてそれ程脚光を浴びず、未だにそれ程普及していない理由はきっと、エンジン付き農業機械や肥料や農薬を売る企業や農協が必要なくなってしまうからでしょう。経済性、つまり、無駄がないからでしょう。これが経済の本質です。本当に勿体ない無駄を作る事が経済の活性化なのです。
 
 今は、作物も改良が重ねられて、大きく、栄養豊かに大事に育てられて、作物は今の方が美味くて栄養豊かと思っていたのは、幻想、思い込み、洗脳だったのです。昔の農業は自然農法近いものがあり、実は今よりも楽して旨い健康的な作物を食べていたのでしょう。 

 福岡正信氏の人間の知恵の否定という事は、一事が万事であって、他のあらゆる事にも適用出来る筈なんです。環境問題もこの発想から始めないと、現在行われているどうしようもない「環境技術」の対処療法になってしいます。
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【2006/12/01 00:01】 | 農業 トラックバック(0) |


こ~き
・クローバーについて
ずばりマメ科植物の『窒素固定』作用ですね~


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2006-11-30 00:01
最近私は農業に関心深いのですが、実践と言うと躊躇いたします。私は結構面倒くさがり屋です。そう言う意味でも、前回書いた福岡正信氏の自然農法は魅力を感じます。目標は、『何もしない農業』ですから・・
 思い返すと、私も、『何もしない農業』の体験があることに気付きました。「農業」とは呼べないかも知れませんが、確かに何もしないで素晴らしい果実の収穫を得た体験がありました。
 小学生の時、近くの同級生が、柿の種を小さな庭に蒔いたら出てきたという50cmほどになった木を貰って来て当時住んでいた小さな借家の庭の真ん中に植えました。はじめこそ水をくれてたりしたと思いますが、すぐに何もしなくなりました。枝が邪魔だと言われて切ったことがあるくらいでしょうか?高校生ぐらいになって実が2、3個成りました。何んと!柿と言われた木に梨がなりました。友達が間違ったのでしょう(笑)。大きくなるのをかなり待ちましたが、大きくはならず、みかんの大きさぐらいにしかなりませんでした。食べてみると・・何と香ばしくて美味しい!こんな美味しい梨は食べたことがありません。・・それから毎年なる梨の実の数も増えてきて、梨がなるのが楽しみでした。そう、何の手入れもしない1本だけ生えた梨の木になる小さな梨の実が頗る美味しかったのです。
 このような体験はまだあります。
 家族が福島県に引き上げてきて、庭に誰が植えたのか分からないけれど小さな桃ノ木があって、やはりあの梨の木になったくらいの大きさの、普通の桃よりずっと小さく、すもも位の大きさの桃がなったのですが、これまた市販の桃よりずっと香ばしくて美味い。一言で言うと、実が引き締まって味が濃いのです。

 学生時代、友達の親が趣味で作った痩せっぽちの貧弱なキウイも頗る美味く驚きました。 
 現在近くの親戚もやはりキウイを手入れせずに作っていて、やっぱり痩せて貧弱な見かけなのですがニュージーランド産等の売っているキウイよりずっと美味いのです。その見かけゆえ、彼の家の人が食べないのをいい事に、取りに行って沢山戴いてきて食べています。(笑) 
 
 思いました。沢山単一作物を育てていると、きっとその果物に特有な旨味成分が土の中からなくなってしまうのでしょう。1本くらいならその隠し味の成分がなくならないのでしょう。そして、過保護状態でなく、土を耕さずに放っておくとしっかりした子孫を残すために実の引き締まったうまい果実がなるのではないでしょうか?

 不耕起、無肥料、無農薬、無除草で確かに抜群に美味しい果物が育ったのです。
 化学肥料などで、果実は大きくはなりますが、本来の旨味成分は薄められるのではないでしょうか。

 昔の野生の果実の木は、梨畑や桃畑のような単一栽培でなく、色々な植物に混ざって点在していたわけです。そして、きっとその方がその植物固有の旨味成分が果実に沢山凝縮されるのでしょう。 
 単一果実栽培はやめて、いろんな果実の木を混ぜて育てた方がいいのではないでしょうか?。さらに、果実以外の色々な雑木や雑草も適度に生えていた方がいいのでしょう。
 『何もしない自然農業』が基本だと確信している今日この頃です。
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【2006/11/30 00:01】 | 農業 トラックバック(0) |

豊作貧乏
天地 はるな
今、ピーマンが、大根が、白菜が出来すぎて、捨てられています。
もったいない・・・。(ノД`)
効率のみを考えて作ったらこうなるんですよね。
いろんなものを、自分の食べる分とちょっと・・・。
余ったら漬物にしたり、干したり・・・。
そうありたいです。
やたらに、掘り起こさない福岡正信氏の農業は、「地球を傷つけない」農業ですね(^-^)

粘土だんご
hamakyo
雑草Zさんこんにちは。
この前は、ブログにコメントありがとうございました。
福岡正信さんの話は、以前から聞いたことがありました。
福岡さんの作る粘土だんごに興味があります。
いろんな、種をまいておくと、ほっといても、その中からその土地にあった作物や、植物が勝手に強く育っていくという。その農法なら、アフリカなんかの砂漠化を救えるかもしれないのに・・・って。でも、種を勝手に外国に出すのって法律で禁じられてるんでよね。他にも、いろいろ問題ありそうですしね。

野菜くらい自給/粘土団子
雑草Z
はるなさま 
 中国から野菜まで輸入して、日本の取れ過ぎた分を潰すのでは、日本の農業は育ちませんね。おっしゃるとおり漬物を作るなりして、野菜くらい自給率100%保たないと恐ろしい未来が待ってますね。野菜を輸入するということ事態、異常です。日本の農業政策は完全に間違いってます。

hamakyoさま
 私に、福岡正信氏の本を貸して下さった方は、粘土団子の事を教えて下さって、その事が書いてあると思って読んだ、『わら1本の革命』に『何もしない自然農法』の事が書いてあったのです。本当に素晴らしい本です。粘土団子の発想も素晴らしいですね。そこの砂漠に元々生えていた種を粘土団子に入れるとか工夫すればいいですかね。
 

「プロフェッショナル」
天地 はるな
こんばんわ。
今日、12/7、NHKで「プロフェッショナル」という番組があります。
雑草を生かした農業をしている方が出るそうですよ。

福岡正信氏の自然農法に魅せられた一人
雑草Z
 貴重な情報有難うございます。
 福岡正信氏の自然農法の本が映っていましたね。
 雑草は生やしたままのほうがいいと云う事をさらに確信致しました。
 あそこまで、散々やられても農薬をまかなかった彼の信念には感服ですね。

極端な話
楼主
極端な話になるが、農業とはつまり環境破壊だということは頭の片隅に置いておくといいかもしれない。本来そこになかった植物を持って来て植える、というのは環境破壊に他ならない。

>「農業」とは呼べないかも知れませんが、確かに何もしないで素晴らしい果実の収穫を得た体験がありました。
仰るとおりそれは農業ではなく、採集と呼ぶべきだろう。

砂漠周辺や草原など、降水量が不足しているところによけいな植物を植えると、砂漠化がよけいに進行してしまうので、ぜひ考えることすら止めていただきたい。

どれも答える必要性を感じませんが
雑草Z
先ず、
>極端な話になるが、農業とはつまり環境破壊だ
 そういう極端な意味ではそうかと誰でも思ってますよ。何の情報にもなりません。問題は「程度」です。このコメントの先にあるものは、「環境破壊だから、農薬を使っても除草剤を使っても、使わなくても同じ」と言うことでしょうか?まさかそんな愚かな話はしないでしょうね?
>頭の片隅に置いておくといいかもしれない
って、とんでもなく無意味に聞こえてしまいます。
次に
>「農業」とは呼べないかも知れませんが、
って、まあ「採集」ではなくて「採取」と言いたいのでしょうけれど、それはどうでも良く、
不耕起、無肥料、無農薬、無除草で確かに抜群に美味しい果物が育った事が言いたかった事は誰でも分かると思います。
全く手をかけないのは無理ですが、あまり手をかけずに安全な作物が作れる事は素晴らしいことです。
>砂漠周辺や草原など、降水量が不足しているところによけいな植物を植えると、砂漠化が余計に進行してしまう
その可能性は結構あるでしょう。でも福岡さんの作る粘土だんごは、砂漠に植えるのです。砂漠に井戸を掘ると砂漠化が進みますが、井戸を掘らずに植物が定着すれば、葉からの蒸散作用はありますが、水を固定する働きもあります。砂漠のままのほうが水の蒸発量は多いと思います。
「環境蘇生事業」を慎重に考えることは大切です。


揚げ足取りがお好きなようで
楼主
>「環境破壊だから、農薬を使っても除草剤を使っても、使わなくても同じ」と言うことでしょうか?
なにもしない農法で、日本の人口を養っていくだけの収穫を確保するにはどれだけの農地面積が必要なのか、ご教授願いたい。

砂漠に植えるという粘土だんごを検索してみたら、http://www.minohonosaru.com/tanbo1/tannbo.htmlがみつかった。写真を見る限りではかなり小さいようだ。これを砂漠に植えたら、水もない砂漠に植物が定着するというのはとても興味深い。その根拠を教えていただきたいものだ。

木を盲信してはいけません。
http://cruel.org/economist/notrees.html
は、あなたにとっては既知の内容かもしれない。

砂漠のように不毛なお話ですね。
雑草Z
  現在日本は食料自給率が低すぎるので、近代農法でも日本の人口を養っていくだけの収穫は確保は出来ていません。
 化学肥料や農薬を用いた農業が、一時的に土地の収穫を上げても、それが土地をやせさせ、土地の流出を増やしています。砂漠化の原因にもなります。投入した量に比べてそれほど収穫は上げていません。石油漬けの農業で持続性もありません。有機農法に自然農法を組み合わせた方法でないと土地が破壊されます。現在使われている不必要な物を出来るだけ排除せよということです。
 私も木の植林事業にはかなり懐疑的です。方法を慎重にすべきです。繰り返しますが環境再生事業は慎重にすべきです。しかし、最近まで森林だったところで、人間が破壊したところは上手くやれば森林に戻す事が出来ると考えます。泥団子やその1つの可能性があると思います。
返事を書くときは貴方の方策をしっかり書いてください。今までの貴方の方策は「砂漠に植物を植えることすら考えるな!」というだけですね。「何もしない農業」と似てるかも。主張がないと不毛かも

つまり
楼主
一:なにもしない農法で、日本の人口を養っていくだけの収穫を確保するにはどれだけの農地面積が必要なのか、ご教授願いたい。
答えられないということは、つまり試算さえできていない、と。

二:これを砂漠に植えたら、水もない砂漠に植物が定着するというのはとても興味深い。その根拠を教えていただきたいものだ。
答えられないということは、つまり根拠がない、と。

>貴方の方策は「砂漠に植物を植えることすら考えるな!」というだけですね。
全くその通り。あなたや我輩のようなド素人はヘタな対策は考えない方がよい。あなたや我輩のようなド素人がよけいなことをして砂漠化を進行させてきたのだから、専門家に任せておきなさい。

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2006-11-29 00:01
私は、最近まで農業にはあまり縁がありませんでした。日本や世界の食糧自給という大変深刻な問題を考えていくうちに、次第に農業や土に興味を持ちはじめました。

 特に今年から農業の本をいくつか読んで、とても素晴らしいと思ったのが、
自然農法の本です。  
     福岡正信 著 『わら1本の革命』
は、目から鱗の素晴らしい本です。環境関係で初対面の方から御借りして、あまりに素晴らしいので、後日拝み倒して譲り受けました。

 福岡氏の目指す自然農法は、
 『何もしない農業』です

4大原則は、
 不耕起;大地は植物の根や地中の動物、微生物に自然に耕される。
 無肥料;自然の動植物の生活循環を活発にし、土壌を肥沃化する。
 無農薬;不自然から病体の作物が出来る。健全な作物を作れば良い。
 無除草;機械や農薬で殲滅作戦をとらず、草は草で制する。
です。

 1つ1つ素晴らしい考え方で、各発想はしっかり繋がり、全体として一貫しています。
 つまり、自然の循環に逆らわない、最も効率の良い農法が自然農法でしょう。

 この農法で、近代農法よりも収穫率や収穫作物の品質が落ちても、農業機械や肥料、農薬等にコストがかかっていないわけですから、収支は、近代農業よりもいいわけです。しかし、驚くべきは、福岡正信氏によると、収穫率や品質も近代農法よりいいそうです。
 これって、実は今の経済優先社会、工業化社会の本質を突いていると感じました。つまり、農業機械や肥料や農薬を売り、農協や町や国の仕事を作る為の需要開拓から出来た思い込みと言うか、洗脳の一種があるから自然農法は無理だとか、近代農法に劣ると思ってしまうのでしょう

 福岡正信氏の思想は、農業だけでなく、全ての環境問題対策にも通じる画期的なものだと思います。私のProduce less の考えとも一致いたします。

       <続く>

 今回、雑草シリーズとして『無除草』について、かこうと思っていたのですが、夏前に読んだ『わら1本の革命』のインパクトを思い出しました。雑草の事はまたの機会にして、もう少し自然農法について書きたいと思います。
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【2006/11/29 00:01】 | 農業 トラックバック(0) |


竹馬
一応百姓をやっています。
田んぼは慣行農法ですが、野菜は無肥料、無農薬(種は購入種子で消毒されているのもあり)です。土の状態によっては耕します。部分的にどうしても硬くなる部分があるからです。除草は草削りかビニールマルチです(何度も使うつもり)。茅で草マルチができない事も無いんですが、なかなか大変。
 成長は遅めです。収量も少なめです。が、本当に「遅く、少ない」のかどうかは、判断しかねます。慣行の収量、生育スピードが異常なのかもしれませんから。
 あと農法ってよく話題になるようですが、それと同時に食べ方、量、質の方もチェックしないとだめでしょうね。
 自然農法の食材だ!と言って調味料かけまくって、夜中に食べたり、玄米じゃないとだめ!と十分噛まずに歯と胃腸にダメージを与えたりしていては片手落ちと思います。
 普通の市販の食材でもいいから、自炊して調味料も最低限、火を通すのも控えめに、など自分が面白がりながらできる事をやるのが必要と思います。
 おならの匂い、量、汗の匂い、尿の色、食後の呼吸の状態、うんこの切れのよさ、食後の舌に味が残っていないかなど自分なりにチェックする方法はいろいろあります。
 
 なんて書いてますが,お菓子は好きです...


自然農法に近い畑作をされてるのですね。
雑草Z
    竹馬 さん

 2度目のコメント歓迎致します。今度は、遡って古い記事へのコメント有難う御座います。

 私は実際に農業をやっていないので、実際にやっている方からのコメントは参考になります。

>野菜は無肥料、無農薬

 素晴らしいと思います。肥料も無しと言うのは、思いきってますね。

>土の状態によっては耕します。部分的にどうしても硬くなる部分があるから

と言う事は、基本的には不耕起と言う事ですね・。

>茅で草マルチができない事も無い

なるほど・・・
竹馬さんの畑作は自然農法にかなり近いですね。実践されている方法なので、重みがあります。
竹馬さんの畑で作られた作物は安全なだけでなく、香ばしくて美味しいでしょうね。

>慣行の収量、生育スピードが異常なのかもしれません

きっと、化学肥料などでドーピングしているからで、その代償として、土地が枯れてしまうのでしょうね。
 畑は早晩土地が枯れていくとも言いますが、竹馬さんのような無肥料、無農薬の場合も土地が枯れていくのでしょうか?・・勿論、同じ作物の連作は、土地から決まった成分だけ減らして、良くないとは思います。

>食べ方、量、質の方もチェックしないとだめでしょうね

 そうですね。私もそちらの考察はおろそかになりますね。
普段のご飯は粗食でも、お菓子は食べますし、カレーとかは好きで食べ歩きします。

あくまで近い農法です!
竹馬
>と言う事は、基本的には不耕起と言う事ですね・。
えーと、書き方が悪かったです。基本的には作業性を重視して、耕起します。不耕起にするとしても。表土数センチは鍬で整地,除草します。福岡さんのように徹底はしていません。半端者で、すいませーん。

>竹馬さんの畑で作られた作物は安全なだけでなく、香ばしくて美味しいでしょうね。   
 味、香りは比較的あっさりしています。人によっては物足りないと思います。が、この味に慣れて、普通の食べ物の異臭に敏感になりました。結果、食べる量、質が少しずつ変わりつつあります。

>畑は早晩土地が枯れていくとも言いますが、竹馬さんのような無肥料、無農薬の場合も土地が枯れていくのでしょうか?・・勿論、同じ作物の連作は、土地から決まった成分だけ減らして、良くないとは思います。
 自身の体験からはまだ断言できません。他人の現場(国内、海外問わず)を見る限り、無肥料栽培は連作するほどよくなるそうです。理由は無肥料栽培のHPか炭素循環農法のHPに大体の事は書いてあります。

無肥料栽培、自然農法の仕組みと、先日亡くなった甲田光雄氏の少食の本を比べるととても似ています。これがしっかり実証され、普及されたなら、食の問題の多くは解決しそうですが・・・まず、自分からですね。最近は1日2食に慣れてきました。 http://www.2shock.net/ こちらのサイトが非常に参考になりました。まさにproduce less の方法です。


produce less の方法
雑草Z
    竹馬 さん

 またまた沢山の興味深い情報有難う御座います。

>この味に慣れて、普通の食べ物の異臭に敏感になりました。
 なるほど、普段普通の食べ物の異臭には気が付きません。

>無肥料栽培は連作するほどよくなるそうです。理由は無肥料栽培のHPか炭素循環農法のHPに大体の事は書いてあります

 ええっ!! そうなんですか??・・・私の考えでは、肥料には入っていないその作物特有の成分が土の中からなくなるから連作は肥料をやろうがやるまいが良くないと思っていました。・・早速ご紹介の
>無肥料栽培のHPか炭素循環農法のHP
を探して見ます。

>無肥料栽培、自然農法の仕組みと、先日亡くなった甲田光雄氏の少食の本を比べるととても似ています。

興味深いですね。甲田光雄氏は知りませんが、調べて見ます。

>これがしっかり実証され、普及されたなら、食の問題の多くは解決しそうです

 それは凄い!! 『食の問題の多く』に食糧不足問題も含まれれば素晴らしいですね。ご紹介のサイトも見てみますね。

>まさにproduce less の方法

 書き始めの初期の頃の記事まで遡って読んで戴いたようですね。有難う御座います。

 これからも宜しくお願い致します。

自然農
ゆいまーる
BEMさんのエコキャップから飛んで参りました。

私は福岡さん経由で、川口由一さんの「自然農」に賛同し、行っています。
全国に拡大中。(ワタクシはひよっこですが)

「自然農」
     耕さず、肥料・農薬を用いず、草々虫たちを敵としない 
     生命の営みにひたすら沿う  
   
いのちに添い従い、応じ任せて、豊かなこの自然界の恵みを受け続けることのできる自然農。それを取り入れ、いのち豊かな幸福への道を見出し、農のある平和な暮らしを創造できる。環境問題は、環境に問題があるのではなく、私たち人間一人ひとりの内なるところに問題があって、根本解決はここを問い直すこと、との悟りから取り組まれているものである。

気軽に自然農
http://iwazumi2000.cool.ne.jp/
一度ご覧くださいませ。
川口由一さんの書籍もあります。

自然農
雑草Z
    ゆいまーるさん

 はじめまして、ご訪問有難う御座います。

 自然農の事、色々知りたいと思ってます。ご紹介のサイトも見せて戴きます。
私も自然農には賛同致しておりますが、自分が実行するのは躊躇しています。
 農業はやっていないのですが、現在は空いている農地が沢山あるので、農地はすぐに借りられるみたいですが。・・
 面倒くさい・・・と言う事もありますが、だからこその自然農でもあるわけですね。

>応じ任せて、豊かなこの自然界の恵みを受け続けることのできる自然農

こそが持続可能な農法でしょうし、環境問題にも大きな効力がある筈ですね。

今日・・・
おから
映画「降りてゆく生き方」を見ました。
自然農で、お米や、りんごを作っておられるかたの話もありました。
自然農について書かれている本があって購入してきたので、勉強してみようと思っています。



>降りてゆく生き方
雑草Z
    おからさん

 遡ってこの記事を発見しての関連のコメント、有難う御座います。

>映画「降りてゆく生き方」

の存在は、少し前に知り、興味を持っていました。
丁度ここのサイトの主題とも重なっていると思います。
・・・まだ見る機会はありません。

 人類社会が工業化されて、経済成長し過ぎた結果、持続不可能な領域に突入してしまいました。
 望む望まざるに関らず、近い将来、大部分の人々が降りて行く生き方をしなければ、人類社会は崩壊してしまうでしょう。

 その為には、自然農法も大切ですね。
 サツマイモは自然農法でも簡単に出来そうです。


アルテミス^^
こんばんは^^

早速拝見しました♪私がこの本に出会ったのが2007年頃だったので似たような時期に巡り会っていたのですね^^

ややこしいですが、自然農法と自然栽培は違うものらしいです。自然栽培は木村さんや須賀さん自然農法は川口さんが有名ですね

最近では動物にも遺伝子組み換えが入ってきましたし、酵母や菌類も人工的に都合の良い種類を純粋培養しているので、土や食べ物、作物などなど、水も含めてかなりの範囲で汚染や破壊が進んでいます。

地球温暖化がデマとかなんとか言っている方もいますが、青森でもシイラが釣れてしまう位、ひと昔とは環境が激変しているようです。環境を改善というか還元する方向へ一人でも多く舵をとってほしいなぁ・・・と最近は常に思っております。

自然農法と自然栽培??
雑草Z
    アルテミスさん

こんな以前の記事へのコメント、有難う御座います。

>自然農法と自然栽培は違うものらしいです。自然栽培は木村さんや須賀さん自然農法は川口さんが有名

有機農法と自然農法は明らかに違いますが、自然農法と自然栽培の違いはよくわかりません。宜しければ違いが分かるように御説明を・・・福岡正信さんは、自然農法でいいのですか?

>最近では動物にも遺伝子組み換えが入ってきましたし

とんでもないお話ですね。本当に現代社会も末期症状です。これほど愚かな時代は無かったと言えそうです。

>地球温暖化がデマとかなんとか言っている方もいますが、

二酸化炭素が温暖化の主因と言うのは全く証明されていませんし、二酸化炭素温暖化説を調べても、トリガーにはなっても主因とは言えないでしょう。生態系に必要な二酸化炭素を悪玉にしている時点でアウトでしょう。「低炭素社会」を目指す事事自体恥ずかしい事だと思います。

>環境を改善というか還元する方向へ一人でも多く舵をとってほしいなぁ・

そうですね。経済優先している限り人類は滅亡への道をまっしぐらでしょう。生態系の環境を守る事こそ最も大切でしょうね。

 

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