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2015-11-11 01:12
減価する貨幣と、インフレは、どちらも、物に対するお金の相対価値が下がっていくと言う事では同じです。効果に明白な違いはあるのでしょうか?・・・この難題について、ここの常連のHN guyver1092 さんが書いて下さいました。(以下)


 減価する貨幣と、インフレターゲット政策とは効果として同じなのでしょうか。同じであれば、わざわざ新たな貨幣制度を作る必要はないでしょう。今ある制度で対応できるにもかかわらず、別の仕組みを作るのは、社会システムのエントロピーを増大させることで、してはいけないことと考えます。
 考察するために、まずインフレについておさらいをしてみます。

インフレーションの定義は「物価の上昇と通貨価値の下落が継続的に続く状態のこと」「通貨膨張による物価の持続的騰貴、その逆数としての貨幣価値の下落」などとされています。
リンク1 【インフレとは
リンク2 【インフレーションとは
リンク3 【インフレーション】Wiki

これらのページによると、さまざまな理由により起こるようです。大きく分けて次の二つで、それぞれをもっと細かく分けることもされているようです。
(1) バブルや戦争時など景気に左右されるインフレ
(2) 通貨の供給量に左右されるインフレ

日本人の多くは(政治家も含めて)インフレ=良いもの、デフレ=悪いものと単純に考えている者が多いようですが、その起こる原因により良いインフレであったり、悪いインフレであったりします。良いインフレといわれるものは、需要が増加し、供給が追い付かないことにより起り、この場合、生産力が増大しない場合は景気が後退しますが、それ以外の場合は景気が良くなるとのことです。このインフレは需要インフレーションと呼ばれ(前のバブルや戦争時など景気に左右されるインフレの中の一つ)、良いインフレといわれているのはこのインフレだけとの説もあります。(リンク4のページによる)
リンク4【「インフレ=善」、「デフレ=悪」 は本当か

 さて、現在の日本で起こっているインフレはどのような原因によるインフレでしょうか。現在のインフレは(2)の通貨の供給量に左右されるインフレで、アベノミクスという経済政策で意図的に行われたインフレターゲット政策の結果です。
 このような通貨安を意図的に行う政策は、リンク1のページによると「利下げの幅やタイミングなど調整を間違えると想定以上のインフレを引き起こし逆に経済を混乱させかねない。」とありますし、リンク4のページによると「最悪のインフレ」と評されています。
リンク3のページによると「貨幣の供給増加は貨幣に対する債券の相対価値を高めることになり名目金利を低下させる。このため通常は投資が増大し、需要増大をもたらす。そのプロセスが最終的に、需要インフレに帰結することでもインフレーションに結びつく。」とありますが、現在の日本の状態はどうなのでしょうか。

リンク5 【良いインフレ、悪いインフレ

リンク6 【物価値上がりで実質賃金大幅に減っている! 「悪いインフレ」に陥っている可能

リンク7【消費者物価指数に「悪いインフレ」の影

 リンク5~7のページによると、うまくいっていない、それどころか失敗して予想を超えた悪いインフレになりつつあるとの分析もされています。
実際にアベノミクスが始まってから連続2年3カ月に亘って実質賃金の低下が続きました。このマイナスを取り返し、経済成長するためには、このマイナスを取り返すほどの賃金上昇が必要なのではないでしょうか。GDPは、9月8日の政府発表で4~6月期はマイナス1.2%だそうで、うまくいっているとの感想は持てません。

 さて、インフレターゲットで現実に起こる事態はどんなものでしょうか。リンク2のページの「突然,物価水準が 100 から 110 へと上昇したとする。」以下と考えられるでしょう。平たく言うと、労働者=消費者が貧乏になることと引き換えに高い雇用をしようというようです。これは、労働者の実質賃金が下がりすぎて、消費者でなくなる(物を買えなくなる)と続けられない、言い換えれば永続的には続けられない可能性の高い政策ということになると考えられます。また、インフレターゲットの性質として、資本の蓄積を起こして経済成長を志向する傾向があるでしょう。この性質に関しては、繰り返しになりますが、地球という物理的大きさに絶対的に縛られますから、やはりいつまでも続けられない政策と言えるでしょう。
 まとめると、インフレターゲットは実行するには非常に大きな危険を伴い、なおかつ、それほど長期間続けることはできない政策と考えられます。

リンク8 【4~6月の実質GDP改定値

 インフレ政策は、物価は常に変動し続けるのに対して、減価する貨幣の社会では物価は安定する傾向になります。

リンク9 【化石燃料のなくなった後の経済システム


 減価する貨幣の社会はどうでしょうか。「シルビオ・ゲゼル入門」「エンデの遺言」によると、古代エジプト、中世ヨーロッパのブレクテアーテ、ヴェルグルをはじめとする、世界恐慌時のオーストリア等で行われました。その終焉は、古代エジプトではローマによる強制、ブレクテアーテは、領主の強欲、世界恐慌時は、中央銀行による禁止により終わったとあります。減価貨幣の社会の内部原因によって終わるものではないようです。
 さて、歴史上存在した、減価貨幣採用の社会の実情はこれらの本を読んでも、イメージがつかめません。その理由は、ヴェルグル等では、停滞していた経済が一気に加速し、2年もかからずに、世界恐慌の経済停滞を一気に解決したとある一方で、古代エジプト、ブレクテアーテでは落ち着いて安定した社会と記述されているからです。明らかに正反対です。古代エジプトで、何年間減価する貨幣が採用されていたかは、エンデの遺言に記述はありませんでしたが、ブレクテアーテは、200年続いたと記述があります。
 調べた中では、具体的に減価する貨幣の社会を表したページを見つけることが出来なかったので、これら入手できた資料から大胆ではありますが推測してみることにします。まず自分が大金持ちで、欲しい物が何でも買えると仮定してみます。何十年にも亘ってずっと商品を買いあさっても欲しい物が無くならないと言うことがあるでしょうか。私の物欲では、現在の収入でも欲しい物がない状態です。現代は技術力が進んで、商品開発に要する時間が短くなっているとは言っても、技術の本質的な部分は、ほぼ物理的限界に近いところまで効率が良くなっているので、永続的ににより高性能の新製品を作り出すことは不可能と考えられます。結果として、導入から一定の時間がたった減価する貨幣採用の社会は、欲しい物は皆が持っていて、生活するのにあまったお金を、長期的な投資する社会となると考えます。実際にヴェルグルでは、生活に余ったお金を植林に投資したそうですし、ブレクテアーテの時代には、聖堂に投資したそうです。また、入手したお金はなるべく使ってしまうと言う点で、江戸時代の「宵越しの銭は持たない」という庶民の態度が類似すると考えます。考えてみれば、江戸時代の日本では、お米が貨幣として働いており、減価する貨幣採用の社会ともいえるのでしょう。
 江戸時代の日本は、植物の生産力を最大限利用していた社会ですが、日本の面積は有限です。吉宗時代に日本人の人口増加はほぼ静止しましたが、植物を太陽エネルギー固定装置と考えれば、その当時の技術力で太陽エネルギーのみを利用して養える人口が、その当時の人口であったのでしょう。減価する貨幣に対する批判で、経済成長を阻害するとの議論がありますが、地球という有限の容器の中で無限に成長することのみに価値を見出すと言うことは、物理法則は人間の都合でどうとでも変えられると考えているかのようです。
現在、人類は様々な努力をして経済成長をしようとしていますが、効果は微々たるものです。私はこのことは、地球の物理的大きさのほぼ限界まで人類の経済が大きくなってしまったからだと考えます。現在の人類経済の大きさは、エコロジカルフットプリントから考えると、既に地球の大きさを超えているのでしょう。このままあくまでも経済成長を求め続ければ、太陽エネルギー固定装置としての植物を全て失い、NASAの研究通り、人類滅亡も十分起こりえるでしょう。
まとめると、減価する貨幣の社会は、江戸事態のような単純再生産の社会となり、生産した生産物は人々の生活で消費し、それでもあまる分は、長期的な財産に投資される社会になると考えます。
減価する貨幣を採用し、経済成長をしない社会を構築し、地球の大きさ以下まで人類経済を縮小することが出来れば人類滅亡を回避できるかもしれません。

補遺
 以下のページによると、減価する貨幣の社会でも経済政策は行うようです。現行貨幣では貨幣の総量を政策で変更するのみですが、減価する貨幣の社会では貨幣の総量と貨幣の流通速度(マイナス金利を上げたり下げたりする)との二つの手段がとれるそうです。
 単純に考えて、経済政策の効き目ははるかに高そうです。

リンク10 【ゲゼルの国際通貨同盟案
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【2015/11/11 01:12】 | Economic Fascism トラックバック(0) |

ハイパーインフレにならずとも。
でなしNo.146
非常に濃い記事を拝読いたしました。ありがとうございます。

日銀の異次元緩和が予想外のハイパーインフレを起こす可能性については、ジンバブエのような大きな失策が無い限り「今のところ可能性は低い」と考えていますが、日本を舞台にしたこの壮大な社会実験の結果は「失敗」と思っています。

もともとは、「GDPを増やして日本を強くする」という目的のもとで計画されたこのマネーサプライをいじる方向性ですが、記事の中でも明言されているとおり、GDPを上げる起爆剤にはなりそうにありません。

複合的な理由、たとえば、円高によって輸出産業が為替要因で黒字を出すことができたり、日本買いが進んで日本関係の取引量が増えることによるGDPの微増はあるでしょうが、実態は企業が強くなっているわけでもなく、むしろ日本が外国に買われる状況になっていて本末転倒です。

むしろ、消費者を苦しくする政策という意味では、国民をじわじわ疲弊させるふざけたしろものと思っています。

また、うがった見方をもたれている方もいて、ハイパーインフレにして政府の借金を実質目減りさせる企みがある、というお話も聞きますが、少なくとも今の状況ではそれはなさそうです。
ハイパーインフレを引き起こすには、あと1つか2つくらい大きな失策を演じる必要があると思っているので、日銀と政府が出す計画を注視する必要はありますが、今ある材料で見る限りではならないでしょう。

ただ、繰り返しになりますが、ハイパーインフレにならずとも、本来の「GDPのかさまし」という目的は達成できそうにありませんし、結局、国民を疲弊させる結果に終わると思います。

そもそも、「GDP」や「経済成長」にこだわっている時点でドツボっているので、「GDPのかさまし」という目的が達成されたとしても後世で愚策だったと判断されると思いますので、早めにボロがでて良かったと切り替た方が精神衛生上良さそうです。

また、記事の中で
>生活するのにあまったお金を、長期的な投資する社会となると考えます。
という文言を読んで気づいたことなのですが、現在、強欲資本主義が弱まってきていて、どちらかというと「志」本主義が台頭しているように感じています。

お金があっても、目的や手段を間違えると大企業でも大ダメージを受ける時代です。

他でもアメリカで言えば、2010年にNPOである「Teach for America」が人気の就職先で1番となったり、NGO・NPOの台頭が始まっています。これらの組織でもっとも大切なことは志を共有して人を(あとお金も)集めることでしょう。

現在がインターネットの発達で記録社会化していることを考えれば当然の流れで、エゴにまみれた行動では購買を促せなくなってきていて、誰かの目にとまってネットに上げられればまたたくまに世界に広がる場合もあるのです。それがスキャンダラスであればあるほど、すぐ広まり、そしてこの先ずっと記録に残ります。
(子供へもネットリテラシーを最初に教えなければいけない時代ですね。)

こういう社会になった時に大切なことは、その団体や人の誠実さでしょう。
(もちろん、NPOに寄付している企業が全部良い企業とは言えませんが寄付をして世の中を良くしてほしいという部分は評価されるべきと考えます。)

購買を決断する際は人は感情で決断し、理論で後付けするといわれますが、その理論においても、「魅力」や「共感」や「正しさ」が感情面だけではなく、理論の部分でも重要視される社会になってきていると考えます。

これらを踏まえると、あまったお金について小さなお金を各人から集めて将来の世代(もしくは自分)のために植林をする基金を作ったり、株や不動産以外の分野で「投資的案件」が生まれて、人々の共感を得られるようになることも夢ではないのかな?と思ったりしています。
(前者についてはもうありますが、情報発信などの課題があると思います。)

減価貨幣制度の実態は私にはまだ理解がおよびませんが、その制度で重要な概念や考え方の素地は少しずつ整っているのかもしれません。

ハイパーインフレにならずとも。
guyver1092
お久しぶりです。
 私もハイパーインフレまではなかなかならないとは思っていますが、このまま失政ばかり続けていれば、いつかは起ると考えています。
実験結果が失敗というのは、ほぼ確実でしょうね。またぞろ、経団連に賃上げを要求したようですが、この春と同じで、実質賃金が上昇するほどは支払わないであろうと言うことは、今日の昼のニュースでのインタビューを聞けばほぼ間違いないと考えられます。
企業の収益が上がったというのは時々聞きますが、円ベースで上がっているだけで、ドルで考えれば、変わっていないそうです。
リンク3によると、需要が増えるからそれをきっかけとして良い経済の循環が始まるようなことが書かれていますが、現実には需要は増えず、かえって悪い循環を加速しているようですね。
「志」本主義は、企業以外の部分がほとんどなのではないでしょうか。ブラック企業が増えているようですが、これは企業が生き残りのため、強欲にふるまい始めたと考えています。
インターネットの発達によるプラスの社会運動は、戦争法案反対運動を見る限り、始まったのかもしれませんね。まだまだ安心できるレベルとは考えていませんが。
私は減価貨幣制度とは、物理法則を認めた社会、不滅貨幣社会は、妄想を暴走させ現実を見ていない社会であると考えています。


ブラック企業について
でなしNo.146
>ブラック企業が増えているようですが、これは企業が生き残りのため、強欲にふるまい始めたと考えています。

おっしゃるとおり、企業がブラック化しています。

私はこの現象について、いくつか考えていることがあって、

1.市場の価値観の変化と市場のパイの限界
2.ブラック企業の商品では消費者に価値を感じてもらえない
3.売り上げがつくれない、粗利が取れないため人件費に手をつける
4.従業員が長時間労働・サービス残業が増える
※もしくはフォルクスワーゲンやシャープのようにさまざまな偽装を行う。

上記のようなことが考えられます。

1.の価値観の変化ですが、以前は「価格」「機能」で勝負していれば良かったのですが、そこに「デザイン性」やこれらの「バランス」も要素に入ってきていて、市場に選ばれる方法が複雑化していると考えています。

つまり、過去に成功した戦略から抜け出せない企業は、効果がでなくなっている方法をマンパワー(たとえば営業力や商品開発頻度)で補おうとして疲弊している状況です。

以前の企業戦略というのは、たとえば、商品について「薄く・軽く・小さく・壊れにくく・早く・安く」を極めれば良い、というパラダイムです。そのさらに前は重厚長大系でしょう。
(これは成長期のフェーズでは使えるのですが、成熟した市場では効果が逓減するのです。)

以前はこの方法を極めることで日本企業の家電業界などは繁栄しましたが、パラダイムが変わった今はアジアの他の国にシェアを奪われています。

ブラック企業が生き残りをかけているという部分は私も感じておりまして、私の個人的な見解ですが、「以前のパラダイムから抜け出せない企業が生き残ろうとするとブラック化するしか道がない」と考えていて、10年後は買収されるか・倒産しているか別な仕事をする会社になっていると思います。

ただし、ブラック企業でも雑草さまが論じているような広い意味でのインフラ系の企業、たとえば農業を牛耳る「モンサント社」のような、国力の源泉になりうるような企業は「国策としての影の庇護(というか援護)」もあって、なかなか体質は改善されないと思います。
guyver1092さまが論じるブラック企業がこの部類でしたら、いただいたコメントの通りで、私の見解も一致しております。

しかし、今の10代~30代が主役になるような時代には過去のパラダイムが終わり、「感性」や「バランス」がより意識され、ネットでもより正確な情報や理想のあり方(いわゆる志)を提供する人が重宝されるようになるでしょう。

そして、企業群が「利益を最大化する」ことが最大の目的の時代から「継続性を重視して最適化する」時代へシフトすることが、これからの経営に必要な視点であることは若い企業家の多くは気づいています。

いまだにトップが古い頭だと、市場が成熟しきっているのに最大化を目指そうとするため、無理な戦略を選択してブラック企業化します。一方、多くの若い人は、成長期における最大化の舵取りは間違っていないけれども、山を登ったらあとは継続性を重視して最適化した方が市場で長く戦えることを気づいているのです。

ちなみに、最適化とは自分達が与えられる価値とそれを受け取りたいと思うお客さんからの売り上げを最適化するという意味です。

なお、この考え方が浸透したとしても、より積極的な環境破壊活動の縮小が必要だと思いますし、環境破壊活動を止めつつ、豊かさを感じられるような仕組みの実現が必要だと思います。

そこには、当然、物理法則などに基づいた、より「自然」な社会のあり方が重要になるでしょうし、人類がより理性的に成熟することも重要になるでしょう。

Re:ブラック企業について
guyver1092
 ブラック企業が増えている原因について、1の「市場の価値観の変化」は、物理法則的に技術の進歩の限界に近いため、本文で述べた「永続的により高性能の新製品を作り出すことは不可能」となり、現在所有している製品と比べた結果、買う価値が無いと判断する人が多数を占めてきたのではないでしょうか。また、4のとおり、労働力の買いたたきにより、買うだけの財力がない人(ワーキングプア)も増えてきている事も考えられます。後半の「市場のパイの限界」は、突き詰めていくと地球の物理的限界に、人類の作りだした経済システムが収まりきらなくなってきたことによると考えています。
 資本主義は拡大再生産が必要ですが、技術は物理法則による限界があり(製鉄を例にとれば、品位70%の鉄鉱石1トンからとれる鉄は0.7トン以上は無理)、地球の面積も質量も、物理量として決まっており、人の都合によって変化しませんので、これらの限界により拡大再生産はいずれ不可能になりますし、事実として限界がもうすぐそこに来ているのでしょう。本文にもある通り、拡大しないシステムへのパラダイムシフトが必要でしょう。
 モンサント等の巨大多国籍企業も、現代の会社である限り、拡大再生産が前提となっています。拡大再生産の余地が無くなれば、これらの企業もブラック化し、最終的に存続できないと考えます。

Re:Re:ブラック企業について
雑草Z
今回の記事は、非常に専門的でかつ殆どの人にとって、これまで考えた事が無いような斬新な内容で、経済学者でもコメント出来なかったり、コメントしてもありきたりなお門違いなコメントになってしまうと感じました。かく言う私も、まだ理解が足りない部分があります。
 減価する貨幣については、これまでにここでguyver1092さんが繰り返し述べて下さいましたし、それに触発されて関係の本も読んで、理解は進みましたが、インフレターゲットとの違いは難しいお題でした。困難な記事を書いて頂いて感謝します。

上のどのコメントも、本文のように深い内容で、本文の捕捉説明になっていますね。

>現在所有している製品と比べた結果、買う価値が無いと判断する人が多数を占めてきた

消費者が賢くなってきたという事でしょうか。現在の若者世代は「悟り世代」とも言われますが、消費者としては、理性的になったのだと思います。
企業は、経済拡大の(より多くを売る)為に「ニーズの開拓」として、モデルチェンジや壊れやすい商品の開発、販売対象の拡大等色々な戦略を練って来ますが、結局のところ、浪費の奨励をしているだけだと思います。環境を破壊し、資源を浪費しているだけです。「規格の変更」は最悪の方法ですね。既存の商品を使えなくすると言う事ですから。。

>拡大再生産の余地が無くなれば、これらの企業もブラック化し、最終的に存続できないと考えます。

なるほど・・・、これは「希望」と考えていいのでしょうか?

Re:Re:Re:ブラック企業について
guyver1092
>消費者が賢くなってきたという事でしょうか。

賢くならないと全ての財産を吸い上げられてしまうでしょうから、賢くなってきているのだと思います。エコ商品とか、省エネグッズとか、まだ知性が不足するところもあるでしょうが。

 ニーズ云々は過去にも議論しましたね。結論は過去と同じで、正しい分析をしたということですね。

 国策大企業がブラック化する場合と言うのは、成長の限界の場合と考えています。成長の限界に達した場合、人類の生存環境も破壊しつくされている事が考えられ、「希望」はないのではと考えています。

Re;Re:Re:Re:ブラック企業について
雑草Z
>国策大企業がブラック化する場合と言うのは、成長の限界の場合と考えています。成長の限界に達した場合、人類の生存環境も破壊しつくされている事が考えられ、「希望」はないのではと考えています。

なるほど。。国策大企業がブラック化し、存続できなくなれば、国策に距離を置く健全な企業が強くなる・・・と言う意味では無く、国策企業でさえ、存続できないのだから、企業どころか人類の存続も危ぶまれる成長の限界と言う事でしたか・・・しかし、国策大企業が存続できなくなれば、多の企業も存続できない・・・とは何とも悲しいですね。モラルハザードは解消できないと言う事でしょうか?
 現在は国策大企業のほうが多国籍超国家企業となって、国家よりも強くなりつつありますからね。その方向性も止めたいところですが。。。。方策はありましょうか?

Re;Re:Re:Re:Re:ブラック企業について
guyver1092
私が思いつく対策は、物理法則に反しない貨幣システムだけです。今までも主張している通り、不滅の貨幣は欲望を強欲に変換し、自滅と金を比較すれば必ず金を取るように理性を狂わせる物と考えています。

減価する貨幣の本質
雑草Z
 記事を何度か読み返して、やっと気が付いたのですが、
減価する貨幣制度は、「良いインフレターゲット」とも違って、経済成長を促進する訳ではありませんね。・・・すなわち、減価する貨幣は、米をお金のように用いた江戸時代、若しくはもっと以前の物々交換のように

>単純再生産の社会となり、生産した生産物は人々の生活で消費し、それでもあまる分は、長期的な財産に投資される社会になる

ですね。仰るように、一刻も早く単純再生産社会に移行しないと手遅れ・・・文明崩壊ですね。

「良いインフレターゲット」が良いとは感じなかったのも、この部分でした。経済成長を促進してはやはり破局を迎えますね。

>減価する貨幣に対する批判で、経済成長を阻害するとの議論がありますが、地球という有限の容器の中で無限に成長することのみに価値を見出すと言うことは、物理法則は人間の都合でどうとでも変えられると考えているかのようです。

ここが重要ですね。逆に経済成長を阻害するからこそ、減価する貨幣には絶対的な価値があるのですね。

Re:減価する貨幣の本質
名乗らず
 私は、専門に研究したわけではないので、ゲゼル主義の専門家から見ればおかしいとの指摘があるかもしれませんが、書籍と、エントロピーに対する理解、地球の物理的大きさから、理論的にこうなるであろうとの考えを述べました。
 不滅の貨幣社会は、保田氏の理解が及ぶ範囲内では、存続は不可能です。有限の世界の中に無限を詰め込めるシステムが開発されない限り、資本主義は地球の生態系を道連れに自滅すると考えています。自滅しないためには、地球の大きさ以下まで人類の社会を縮小し、単純再生産の社会に移行しなければならないと考えます。

Re:Re:減価する貨幣の本質
雑草Z
 「名乗らず」になっていますが、guyver1092さんですね?
承認制に設定変更した訳でもないのに、ブログに不具合も生じたようです。

>書籍と、エントロピーに対する理解、地球の物理的大きさから、理論的にこうなるであろうとの考えを述べました。

ゲゼル主義にエントロピーと地球の物理的大きさ、即ち成長の限界を取り入れる事は画期的な事であり、必要な事であるでしょう。減価するお金の価値は成長の限界から見直される時期に来ている筈です。この記事はその先駆者的意味もありますね。

>自滅しないためには、地球の大きさ以下まで人類の社会を縮小し、単純再生産の社会に移行しなければならない

これが私たちの共通認識であり、このブログの主題でもあります。

ところで本文に、

>私の物欲では、現在の収入でも欲しい物がない状態です。

とありますが、まさしく私も同じです。現在の「悟り世代」と呼ばれる若者にも同じ傾向が出てきているかと感じます。

一方、現代消費(浪費)社会の洗脳にどっぷりと嵌り、物欲の塊みたいな人間も沢山います。困った事にその典型例が、強欲な財閥ファミリーでしょう。彼らが世界を成長の限界を越えさせて、破局への危機を作り出していると言えましょう。



Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
guyver1092
 すみません。実はパソコンの調子がそろそろ悪くなってきたので次のを買ったのです。まだ完全にお釈迦ではないので、並行して使っているのですが、新しいほうで書き込みが初めてだったので、名前が入っていないのを気がつかず送信してしまったのです。ちなみに「保田氏」となってしまっているのは、「私」です

Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
雑草Z
 そう言う事でしたか。

>保田氏

って記憶になかったので、前の議論に出て来たのかリンクを探してしまいました(笑)

さて、これから環境問題や経済、工業を語る上で外せないのは
エントロピーと地球の物理的大きさ、即ち成長の限界を考慮する事でしょう。

殆どの人が知らないと思われるゲセル主義も、guyver1092さんのようにエントロピー論や成長の限界の観点から論ずれば、その重要性も見えてくるでしょう。

記事本文に記されている「良いインフレ」と言われている需要インフレーションも、経済成長を促進すると言う理由で、大局的に見れば文明破壊装置と考えるべきですね?

Re:Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
guyver1092
 「良いインフレ」も経済成長しているのですから、当然地球の物理的制限の対象であり、短い目で見ればくらしが良くなるというメリットしか見えませんが、長期的にみると、人類の存続基盤を消耗していると考えています。

Re:Re:Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
雑草Z
少しずつ見えて来ました。

guyver1092 さんのおっしゃる通り

>不滅の貨幣と拡大再生産の経済システムを使う限り、文明の暴走は不可避

の可能性が高いですね。

>減価する貨幣の社会は、江戸事態のような単純再生産の社会となり、生産した生産物は人々の生活で消費し、それでもあまる分は、長期的な財産に投資される社会になると考えます。

この通りだとすれば、guyver1092 さんのお考えの通り、減価する貨幣こそ世界を持続可能な定常社会へ作り変える潜在能力を持ってますね。経済革命と言えましょうか?

Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
guyver1092
 解りにくい文章で申し訳ありません。減価する貨幣の本質とは、分をわきまえた社会(世界が有限であることを納得している社会)ではないかと考えています。現代拡大再生産の社会は、世界が無限であると妄想している社会と考えています。(でなしNo.146さんに返事したのが本質かなと)

Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
雑草Z
主題が難題ですね。前のコメントにも書きましたが、馴染みの無い斬新な内容です。私の理解も中途半端です。

>でなしNo.146さんに返事したのが本質

読み直しましたが、確かにそうですね。

>「市場のパイの限界」は、突き詰めていくと地球の物理的限界に、人類の作りだした経済システムが収まりきらなくなってきたことによる

>地球の面積も質量も、物理量として決まっており、人の都合によって変化しませんので、これらの限界により拡大再生産はいずれ不可能になりますし、事実として限界がもうすぐそこに来ている

全くその通りです。本質を突いています。そして結論の

>拡大しないシステムへのパラダイムシフトが必要でしょう。

が最も大切ですね。
脱成長、定常安定化の為に、システムをシフトすると言う事が、これまでのguyver1092 さんとの合意となりますね。

今回そのシステムのパラダイムシフトの具体的方法がguyver1092さんから御提案され、それが現在考え得る最良の方法と言う事になりましょうか。


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コメント
この記事へのコメント
ハイパーインフレにならずとも。
非常に濃い記事を拝読いたしました。ありがとうございます。

日銀の異次元緩和が予想外のハイパーインフレを起こす可能性については、ジンバブエのような大きな失策が無い限り「今のところ可能性は低い」と考えていますが、日本を舞台にしたこの壮大な社会実験の結果は「失敗」と思っています。

もともとは、「GDPを増やして日本を強くする」という目的のもとで計画されたこのマネーサプライをいじる方向性ですが、記事の中でも明言されているとおり、GDPを上げる起爆剤にはなりそうにありません。

複合的な理由、たとえば、円高によって輸出産業が為替要因で黒字を出すことができたり、日本買いが進んで日本関係の取引量が増えることによるGDPの微増はあるでしょうが、実態は企業が強くなっているわけでもなく、むしろ日本が外国に買われる状況になっていて本末転倒です。

むしろ、消費者を苦しくする政策という意味では、国民をじわじわ疲弊させるふざけたしろものと思っています。

また、うがった見方をもたれている方もいて、ハイパーインフレにして政府の借金を実質目減りさせる企みがある、というお話も聞きますが、少なくとも今の状況ではそれはなさそうです。
ハイパーインフレを引き起こすには、あと1つか2つくらい大きな失策を演じる必要があると思っているので、日銀と政府が出す計画を注視する必要はありますが、今ある材料で見る限りではならないでしょう。

ただ、繰り返しになりますが、ハイパーインフレにならずとも、本来の「GDPのかさまし」という目的は達成できそうにありませんし、結局、国民を疲弊させる結果に終わると思います。

そもそも、「GDP」や「経済成長」にこだわっている時点でドツボっているので、「GDPのかさまし」という目的が達成されたとしても後世で愚策だったと判断されると思いますので、早めにボロがでて良かったと切り替た方が精神衛生上良さそうです。

また、記事の中で
>生活するのにあまったお金を、長期的な投資する社会となると考えます。
という文言を読んで気づいたことなのですが、現在、強欲資本主義が弱まってきていて、どちらかというと「志」本主義が台頭しているように感じています。

お金があっても、目的や手段を間違えると大企業でも大ダメージを受ける時代です。

他でもアメリカで言えば、2010年にNPOである「Teach for America」が人気の就職先で1番となったり、NGO・NPOの台頭が始まっています。これらの組織でもっとも大切なことは志を共有して人を(あとお金も)集めることでしょう。

現在がインターネットの発達で記録社会化していることを考えれば当然の流れで、エゴにまみれた行動では購買を促せなくなってきていて、誰かの目にとまってネットに上げられればまたたくまに世界に広がる場合もあるのです。それがスキャンダラスであればあるほど、すぐ広まり、そしてこの先ずっと記録に残ります。
(子供へもネットリテラシーを最初に教えなければいけない時代ですね。)

こういう社会になった時に大切なことは、その団体や人の誠実さでしょう。
(もちろん、NPOに寄付している企業が全部良い企業とは言えませんが寄付をして世の中を良くしてほしいという部分は評価されるべきと考えます。)

購買を決断する際は人は感情で決断し、理論で後付けするといわれますが、その理論においても、「魅力」や「共感」や「正しさ」が感情面だけではなく、理論の部分でも重要視される社会になってきていると考えます。

これらを踏まえると、あまったお金について小さなお金を各人から集めて将来の世代(もしくは自分)のために植林をする基金を作ったり、株や不動産以外の分野で「投資的案件」が生まれて、人々の共感を得られるようになることも夢ではないのかな?と思ったりしています。
(前者についてはもうありますが、情報発信などの課題があると思います。)

減価貨幣制度の実態は私にはまだ理解がおよびませんが、その制度で重要な概念や考え方の素地は少しずつ整っているのかもしれません。
2015/11/24(Tue) 21:15 | URL  | でなしNo.146 #89zBIK8s[ 編集]
ハイパーインフレにならずとも。
お久しぶりです。
 私もハイパーインフレまではなかなかならないとは思っていますが、このまま失政ばかり続けていれば、いつかは起ると考えています。
実験結果が失敗というのは、ほぼ確実でしょうね。またぞろ、経団連に賃上げを要求したようですが、この春と同じで、実質賃金が上昇するほどは支払わないであろうと言うことは、今日の昼のニュースでのインタビューを聞けばほぼ間違いないと考えられます。
企業の収益が上がったというのは時々聞きますが、円ベースで上がっているだけで、ドルで考えれば、変わっていないそうです。
リンク3によると、需要が増えるからそれをきっかけとして良い経済の循環が始まるようなことが書かれていますが、現実には需要は増えず、かえって悪い循環を加速しているようですね。
「志」本主義は、企業以外の部分がほとんどなのではないでしょうか。ブラック企業が増えているようですが、これは企業が生き残りのため、強欲にふるまい始めたと考えています。
インターネットの発達によるプラスの社会運動は、戦争法案反対運動を見る限り、始まったのかもしれませんね。まだまだ安心できるレベルとは考えていませんが。
私は減価貨幣制度とは、物理法則を認めた社会、不滅貨幣社会は、妄想を暴走させ現実を見ていない社会であると考えています。
2015/11/26(Thu) 20:04 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
ブラック企業について
>ブラック企業が増えているようですが、これは企業が生き残りのため、強欲にふるまい始めたと考えています。

おっしゃるとおり、企業がブラック化しています。

私はこの現象について、いくつか考えていることがあって、

1.市場の価値観の変化と市場のパイの限界
2.ブラック企業の商品では消費者に価値を感じてもらえない
3.売り上げがつくれない、粗利が取れないため人件費に手をつける
4.従業員が長時間労働・サービス残業が増える
※もしくはフォルクスワーゲンやシャープのようにさまざまな偽装を行う。

上記のようなことが考えられます。

1.の価値観の変化ですが、以前は「価格」「機能」で勝負していれば良かったのですが、そこに「デザイン性」やこれらの「バランス」も要素に入ってきていて、市場に選ばれる方法が複雑化していると考えています。

つまり、過去に成功した戦略から抜け出せない企業は、効果がでなくなっている方法をマンパワー(たとえば営業力や商品開発頻度)で補おうとして疲弊している状況です。

以前の企業戦略というのは、たとえば、商品について「薄く・軽く・小さく・壊れにくく・早く・安く」を極めれば良い、というパラダイムです。そのさらに前は重厚長大系でしょう。
(これは成長期のフェーズでは使えるのですが、成熟した市場では効果が逓減するのです。)

以前はこの方法を極めることで日本企業の家電業界などは繁栄しましたが、パラダイムが変わった今はアジアの他の国にシェアを奪われています。

ブラック企業が生き残りをかけているという部分は私も感じておりまして、私の個人的な見解ですが、「以前のパラダイムから抜け出せない企業が生き残ろうとするとブラック化するしか道がない」と考えていて、10年後は買収されるか・倒産しているか別な仕事をする会社になっていると思います。

ただし、ブラック企業でも雑草さまが論じているような広い意味でのインフラ系の企業、たとえば農業を牛耳る「モンサント社」のような、国力の源泉になりうるような企業は「国策としての影の庇護(というか援護)」もあって、なかなか体質は改善されないと思います。
guyver1092さまが論じるブラック企業がこの部類でしたら、いただいたコメントの通りで、私の見解も一致しております。

しかし、今の10代~30代が主役になるような時代には過去のパラダイムが終わり、「感性」や「バランス」がより意識され、ネットでもより正確な情報や理想のあり方(いわゆる志)を提供する人が重宝されるようになるでしょう。

そして、企業群が「利益を最大化する」ことが最大の目的の時代から「継続性を重視して最適化する」時代へシフトすることが、これからの経営に必要な視点であることは若い企業家の多くは気づいています。

いまだにトップが古い頭だと、市場が成熟しきっているのに最大化を目指そうとするため、無理な戦略を選択してブラック企業化します。一方、多くの若い人は、成長期における最大化の舵取りは間違っていないけれども、山を登ったらあとは継続性を重視して最適化した方が市場で長く戦えることを気づいているのです。

ちなみに、最適化とは自分達が与えられる価値とそれを受け取りたいと思うお客さんからの売り上げを最適化するという意味です。

なお、この考え方が浸透したとしても、より積極的な環境破壊活動の縮小が必要だと思いますし、環境破壊活動を止めつつ、豊かさを感じられるような仕組みの実現が必要だと思います。

そこには、当然、物理法則などに基づいた、より「自然」な社会のあり方が重要になるでしょうし、人類がより理性的に成熟することも重要になるでしょう。
2015/11/29(Sun) 20:07 | URL  | でなしNo.146 #89zBIK8s[ 編集]
Re:ブラック企業について
 ブラック企業が増えている原因について、1の「市場の価値観の変化」は、物理法則的に技術の進歩の限界に近いため、本文で述べた「永続的により高性能の新製品を作り出すことは不可能」となり、現在所有している製品と比べた結果、買う価値が無いと判断する人が多数を占めてきたのではないでしょうか。また、4のとおり、労働力の買いたたきにより、買うだけの財力がない人(ワーキングプア)も増えてきている事も考えられます。後半の「市場のパイの限界」は、突き詰めていくと地球の物理的限界に、人類の作りだした経済システムが収まりきらなくなってきたことによると考えています。
 資本主義は拡大再生産が必要ですが、技術は物理法則による限界があり(製鉄を例にとれば、品位70%の鉄鉱石1トンからとれる鉄は0.7トン以上は無理)、地球の面積も質量も、物理量として決まっており、人の都合によって変化しませんので、これらの限界により拡大再生産はいずれ不可能になりますし、事実として限界がもうすぐそこに来ているのでしょう。本文にもある通り、拡大しないシステムへのパラダイムシフトが必要でしょう。
 モンサント等の巨大多国籍企業も、現代の会社である限り、拡大再生産が前提となっています。拡大再生産の余地が無くなれば、これらの企業もブラック化し、最終的に存続できないと考えます。
2015/12/01(Tue) 22:32 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re:ブラック企業について
今回の記事は、非常に専門的でかつ殆どの人にとって、これまで考えた事が無いような斬新な内容で、経済学者でもコメント出来なかったり、コメントしてもありきたりなお門違いなコメントになってしまうと感じました。かく言う私も、まだ理解が足りない部分があります。
 減価する貨幣については、これまでにここでguyver1092さんが繰り返し述べて下さいましたし、それに触発されて関係の本も読んで、理解は進みましたが、インフレターゲットとの違いは難しいお題でした。困難な記事を書いて頂いて感謝します。

上のどのコメントも、本文のように深い内容で、本文の捕捉説明になっていますね。

>現在所有している製品と比べた結果、買う価値が無いと判断する人が多数を占めてきた

消費者が賢くなってきたという事でしょうか。現在の若者世代は「悟り世代」とも言われますが、消費者としては、理性的になったのだと思います。
企業は、経済拡大の(より多くを売る)為に「ニーズの開拓」として、モデルチェンジや壊れやすい商品の開発、販売対象の拡大等色々な戦略を練って来ますが、結局のところ、浪費の奨励をしているだけだと思います。環境を破壊し、資源を浪費しているだけです。「規格の変更」は最悪の方法ですね。既存の商品を使えなくすると言う事ですから。。

>拡大再生産の余地が無くなれば、これらの企業もブラック化し、最終的に存続できないと考えます。

なるほど・・・、これは「希望」と考えていいのでしょうか?
2015/12/03(Thu) 23:16 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:Re:Re:ブラック企業について
>消費者が賢くなってきたという事でしょうか。

賢くならないと全ての財産を吸い上げられてしまうでしょうから、賢くなってきているのだと思います。エコ商品とか、省エネグッズとか、まだ知性が不足するところもあるでしょうが。

 ニーズ云々は過去にも議論しましたね。結論は過去と同じで、正しい分析をしたということですね。

 国策大企業がブラック化する場合と言うのは、成長の限界の場合と考えています。成長の限界に達した場合、人類の生存環境も破壊しつくされている事が考えられ、「希望」はないのではと考えています。
2015/12/07(Mon) 22:17 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re;Re:Re:Re:ブラック企業について
>国策大企業がブラック化する場合と言うのは、成長の限界の場合と考えています。成長の限界に達した場合、人類の生存環境も破壊しつくされている事が考えられ、「希望」はないのではと考えています。

なるほど。。国策大企業がブラック化し、存続できなくなれば、国策に距離を置く健全な企業が強くなる・・・と言う意味では無く、国策企業でさえ、存続できないのだから、企業どころか人類の存続も危ぶまれる成長の限界と言う事でしたか・・・しかし、国策大企業が存続できなくなれば、多の企業も存続できない・・・とは何とも悲しいですね。モラルハザードは解消できないと言う事でしょうか?
 現在は国策大企業のほうが多国籍超国家企業となって、国家よりも強くなりつつありますからね。その方向性も止めたいところですが。。。。方策はありましょうか?
2015/12/08(Tue) 21:42 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re;Re:Re:Re:Re:ブラック企業について
私が思いつく対策は、物理法則に反しない貨幣システムだけです。今までも主張している通り、不滅の貨幣は欲望を強欲に変換し、自滅と金を比較すれば必ず金を取るように理性を狂わせる物と考えています。
2015/12/09(Wed) 20:30 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
減価する貨幣の本質
 記事を何度か読み返して、やっと気が付いたのですが、
減価する貨幣制度は、「良いインフレターゲット」とも違って、経済成長を促進する訳ではありませんね。・・・すなわち、減価する貨幣は、米をお金のように用いた江戸時代、若しくはもっと以前の物々交換のように

>単純再生産の社会となり、生産した生産物は人々の生活で消費し、それでもあまる分は、長期的な財産に投資される社会になる

ですね。仰るように、一刻も早く単純再生産社会に移行しないと手遅れ・・・文明崩壊ですね。

「良いインフレターゲット」が良いとは感じなかったのも、この部分でした。経済成長を促進してはやはり破局を迎えますね。

>減価する貨幣に対する批判で、経済成長を阻害するとの議論がありますが、地球という有限の容器の中で無限に成長することのみに価値を見出すと言うことは、物理法則は人間の都合でどうとでも変えられると考えているかのようです。

ここが重要ですね。逆に経済成長を阻害するからこそ、減価する貨幣には絶対的な価値があるのですね。
2015/12/10(Thu) 06:41 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:減価する貨幣の本質
 私は、専門に研究したわけではないので、ゲゼル主義の専門家から見ればおかしいとの指摘があるかもしれませんが、書籍と、エントロピーに対する理解、地球の物理的大きさから、理論的にこうなるであろうとの考えを述べました。
 不滅の貨幣社会は、保田氏の理解が及ぶ範囲内では、存続は不可能です。有限の世界の中に無限を詰め込めるシステムが開発されない限り、資本主義は地球の生態系を道連れに自滅すると考えています。自滅しないためには、地球の大きさ以下まで人類の社会を縮小し、単純再生産の社会に移行しなければならないと考えます。
2015/12/11(Fri) 19:02 | URL  | 名乗らず #-[ 編集]
Re:Re:減価する貨幣の本質
 「名乗らず」になっていますが、guyver1092さんですね?
承認制に設定変更した訳でもないのに、ブログに不具合も生じたようです。

>書籍と、エントロピーに対する理解、地球の物理的大きさから、理論的にこうなるであろうとの考えを述べました。

ゲゼル主義にエントロピーと地球の物理的大きさ、即ち成長の限界を取り入れる事は画期的な事であり、必要な事であるでしょう。減価するお金の価値は成長の限界から見直される時期に来ている筈です。この記事はその先駆者的意味もありますね。

>自滅しないためには、地球の大きさ以下まで人類の社会を縮小し、単純再生産の社会に移行しなければならない

これが私たちの共通認識であり、このブログの主題でもあります。

ところで本文に、

>私の物欲では、現在の収入でも欲しい物がない状態です。

とありますが、まさしく私も同じです。現在の「悟り世代」と呼ばれる若者にも同じ傾向が出てきているかと感じます。

一方、現代消費(浪費)社会の洗脳にどっぷりと嵌り、物欲の塊みたいな人間も沢山います。困った事にその典型例が、強欲な財閥ファミリーでしょう。彼らが世界を成長の限界を越えさせて、破局への危機を作り出していると言えましょう。

2015/12/13(Sun) 14:55 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
 すみません。実はパソコンの調子がそろそろ悪くなってきたので次のを買ったのです。まだ完全にお釈迦ではないので、並行して使っているのですが、新しいほうで書き込みが初めてだったので、名前が入っていないのを気がつかず送信してしまったのです。ちなみに「保田氏」となってしまっているのは、「私」です
2015/12/13(Sun) 20:56 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
 そう言う事でしたか。

>保田氏

って記憶になかったので、前の議論に出て来たのかリンクを探してしまいました(笑)

さて、これから環境問題や経済、工業を語る上で外せないのは
エントロピーと地球の物理的大きさ、即ち成長の限界を考慮する事でしょう。

殆どの人が知らないと思われるゲセル主義も、guyver1092さんのようにエントロピー論や成長の限界の観点から論ずれば、その重要性も見えてくるでしょう。

記事本文に記されている「良いインフレ」と言われている需要インフレーションも、経済成長を促進すると言う理由で、大局的に見れば文明破壊装置と考えるべきですね?
2015/12/13(Sun) 22:37 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
 「良いインフレ」も経済成長しているのですから、当然地球の物理的制限の対象であり、短い目で見ればくらしが良くなるというメリットしか見えませんが、長期的にみると、人類の存続基盤を消耗していると考えています。
2015/12/15(Tue) 18:45 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re:Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
少しずつ見えて来ました。

guyver1092 さんのおっしゃる通り

>不滅の貨幣と拡大再生産の経済システムを使う限り、文明の暴走は不可避

の可能性が高いですね。

>減価する貨幣の社会は、江戸事態のような単純再生産の社会となり、生産した生産物は人々の生活で消費し、それでもあまる分は、長期的な財産に投資される社会になると考えます。

この通りだとすれば、guyver1092 さんのお考えの通り、減価する貨幣こそ世界を持続可能な定常社会へ作り変える潜在能力を持ってますね。経済革命と言えましょうか?
2015/12/17(Thu) 23:03 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
 解りにくい文章で申し訳ありません。減価する貨幣の本質とは、分をわきまえた社会(世界が有限であることを納得している社会)ではないかと考えています。現代拡大再生産の社会は、世界が無限であると妄想している社会と考えています。(でなしNo.146さんに返事したのが本質かなと)
2015/12/20(Sun) 21:28 | URL  | guyver1092 #-[ 編集]
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:減価する貨幣の本質
主題が難題ですね。前のコメントにも書きましたが、馴染みの無い斬新な内容です。私の理解も中途半端です。

>でなしNo.146さんに返事したのが本質

読み直しましたが、確かにそうですね。

>「市場のパイの限界」は、突き詰めていくと地球の物理的限界に、人類の作りだした経済システムが収まりきらなくなってきたことによる

>地球の面積も質量も、物理量として決まっており、人の都合によって変化しませんので、これらの限界により拡大再生産はいずれ不可能になりますし、事実として限界がもうすぐそこに来ている

全くその通りです。本質を突いています。そして結論の

>拡大しないシステムへのパラダイムシフトが必要でしょう。

が最も大切ですね。
脱成長、定常安定化の為に、システムをシフトすると言う事が、これまでのguyver1092 さんとの合意となりますね。

今回そのシステムのパラダイムシフトの具体的方法がguyver1092さんから御提案され、それが現在考え得る最良の方法と言う事になりましょうか。
2015/12/21(Mon) 15:33 | URL  | 雑草Z #SAV8FvZY[ 編集]
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